JP3232585B2 - 半導体洗浄装置 - Google Patents

半導体洗浄装置

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JP3232585B2 JP14484191A JP14484191A JP3232585B2 JP 3232585 B2 JP3232585 B2 JP 3232585B2 JP 14484191 A JP14484191 A JP 14484191A JP 14484191 A JP14484191 A JP 14484191A JP 3232585 B2 JP3232585 B2 JP 3232585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置を製造する
際に、例えばベアシリコンウェーハ、多結晶シリコンの
形成等その後の素子形成工程でのシリコンウェーハを洗
浄する半導体洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置を製造する際のウェ
ーハをウェット洗浄する工程においては、何種類かの薬
液にウェーハを浸すこととしているが、その場合、1つ
の薬液にウェーハを浸した後に超純水中に浸してリンス
を行う必要がある。従来より、かかる工程を自動的に行
う装置が知られており、その装置においては、ウェーハ
を収納したキャリアケースを、上下左右に移動可能なロ
ボットによって移動を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来例の場合、純水中に含まれる溶存酸素とウェーハが
反応することに加え、キャリアケースを搬送する間にウ
ェーハが大気にさらされるため、大気中に含まれる酸素
や水分と反応し、その結果、ウェーハの表面に自然酸化
膜が成長するという問題があった。特に、HF(フッ
酸)による処理を行ったシリコンウェーハについては、
活性面が露出していることから、自然酸化膜の成長速度
が速いという事情もある。そして、このような自然酸化
膜の存在はゲート酸化膜の膜厚や品質に影響を及ぼし、
またコンタクトホールのコンタクト抵抗が増加する原因
となっていた。
【0004】本発明はかかる従来例の課題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とすることろは、洗浄工程におけ
る半導体ウェーハ表面の自然酸化膜成長を抑制可能な半
導体洗浄装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、所定の薬液中に半導体ウェーハを浸すため
の洗浄処理室2aと、半導体ウェーハを純水中に浸すた
めのリンス処理室2bとをそれぞれ個別に備え、洗浄工
程の際半導体ウェーハの処理室2a,2b間の搬送を行
う半導体洗浄装置において、リンス処理室2bを不活性
ガスで満たすとともに、半導体ウェーハを不活性ガスの
雰囲気中に置いた状態で搬送するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】かかる構成を有する本発明にあっては、リンス
処理室2bを不活性ガスで満たすようにしたことから、
純水中への酸素の溶解量を低減することができる。ま
た、不活性ガスの雰囲気中に置いた状態で半導体ウェー
ハを搬送するようにしたことから、半導体ウェーハは搬
送中に大気にさらされることがなく、大気中の酸素及び
水分との反応が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る半導体洗浄装置の実施例
について図面を参照して説明する。
【0008】図1は本実施例の全体の概略構成を示すも
のである。同図に示すように、四フッ化エチレン樹脂か
らなる装置本体1に所定数の処理室2a,2bが形成さ
れ、各処理室2a,2b内に、薬液槽3及びリンス槽4
が交互に配置されている。薬液槽3には洗浄用の薬液が
満たされ、リンス槽4には超純水が満たされている。そ
して、装置本体1の上部には、シリコンウェーハ(図示
せず)を収容したキャリア5を搬送するためのロボット
6が設けられている。
【0009】薬液槽3は概ね石英からなるが、HF液が
満たされる薬液槽3は四フッ化エチレン樹脂により構成
されている。そして、各処理室2a,2bの開口部には
観音開きの蓋7が取り付けられ、室内と大気とが仕切ら
れている。
【0010】リンス槽4が配置される処理室2bは、不
活性ガスであるN2ガスを供給するためのN2 供給源8
に連結されている。この場合、処理室2bとN2 供給源
8とはパイプ9によって連結され、これにより所定量の
2 ガスが処理室2b内に流入して満たされるようにな
っている。
【0011】尚、各処理室2a,2bの周囲には、図2
に示すようにキャリア5の浸漬時に後述のボックス10
を収納する溝11が形成されている。これは、図3に示
すようにロボット6が下降した際にボックス10の逃げ
るスペースを確保するためのものである。そして、各処
理室2a,2bに設けた蓋7は、ボックス10の下部が
溝11内に挿入された時点が開くようになっている。
【0012】図4はキャリア5を搬送するためのロボッ
ト6を示すものである。このロボット6は、装置本体1
の上部に設けたレール12に沿って(図2参照)、図1
の矢印A方向へ移動することによりウェーハの搬送を行
う。
【0013】図4において、13は鉛直方向に立てられ
た支柱であり、不図示の駆動手段により上下及び左右に
移動可能となっている。支柱13の上部には水平方向に
軸14が2本平行に取り付けられ、各軸14の下部には
キャリア5を保持するためのアーム15がそれぞれ設け
られている。各軸14は、図5に示すように、不図示の
駆動手段により回転可能となっており、これによりアー
ム15が開閉してキャリア5の取り外しを行うようにな
っている。
【0014】軸14の内部は空洞になっており、不図示
のN2 ガスの供給源に連結されている。そして、軸14
の下部にはN2 ガスを噴出させるための孔16が多数設
けられている。一方、軸14及びキャリア5は、底部が
取り去られたボックス10によって取り囲まれ、これに
よりボックス15内には軸14の孔16から噴出される
2 ガスが充満することになる。尚、ボックス10の上
部には軸14を貫通させるための孔17が形成されてい
る。
【0015】本実施例によりウェーハの洗浄を行う場合
には、ロボット6を図1の矢印A方向へ移動させ、各処
理室2a,2bの位置でキャリア5を上下させて交互に
薬液処理及びリンス処理を行う。そして、各処理中はキ
ャリア5を処理室2a,2b内に残し、ボックス10を
処理室2a,2bの上方位置に待機させる。
【0016】かかる構成を有する本実施例によれば、処
理室2a,2b間を移動する間においてウェーハはN2
ガスの雰囲気中に置かれ、大気にさらされることがない
ので、ウェーハと大気中の酸素及び水分との反応が防止
される。従って、ウェーハ表面における自然酸化膜の成
長を抑制することができる。また、純水槽4が配置され
る処理室2b内にもN2 ガスを満たすようにしたので、
純水中への酸素の溶解を低減することができ、この結
果、リンス中におけるウェーハ表面の自然酸化膜の成長
を抑制することができる。さらに、本実施例は、HF液
を用いてシリコンウェーハを洗浄する場合に特に効果が
大きく、従って、半導体装置におけるゲート酸化膜の膜
厚や品質を安定させ、またコンタクトホールのコンタク
ト抵抗の増加を防止可能とするものである。加えて、活
性面が露出したウェーハを大気中にさらさないため、活
性面の汚染を防止する効果もある。
【0017】尚、上述の実施例においては、ロボット6
の軸14に形成した孔16からボックス10内にN2
スを供給するようにしたが、本発明はこれに限られるこ
とはなく、例えば図6に示すように、ボックス10の上
部からパイプ18を介してN 2 ガスを供給するようにし
てもよい。この構成を採用すれば、ボックス10内によ
り多くのN2 ガスを流入させることが可能になる。
【0018】また、上述の実施例において使用する不活
性ガスは、N2 ガスに限られることなく、例えばアルゴ
ン等を使用することもできる。
【0019】さらに、処理室2bにN2 ガスを流入する
位置についても、処理室2bの下部に限られることはな
く、適宜変更が可能である。
【0020】さらにまた、処理室2bの開口部に取り付
けた蓋7についても観音開き方式のものには限られず、
例えばスライド方式の蓋を用いてもよい。
【0021】加えて、ロボット6に設けたボックス10
も、上述の実施例のように下部を開口させたものには限
られず、キャリア5を上下動させるときにのみその下部
を開口させるように構成してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明にあっては、リ
ンス処理室を不活性ガスで満たすとともに、半導体ウェ
ーハを不活性ガスの雰囲気中に置いた状態で搬送するよ
うにしたので、洗浄工程における半導体ウェーハ表面の
自然酸化膜の成長を抑制することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体を示す概略構成図であ
る。
【図2】同実施例の処理室の周囲に形成した溝を示すた
めの斜視図である。
【図3】同実施例において溝とボックスとのはまり合う
状態を示す断面説明図である。
【図4】同実施例のロボットを示す斜視図である。
【図5】同実施例のロボットを示す正面図である。
【図6】本発明の他の実施例の要部を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2a,2b 処理室 3 薬液槽 4 純水槽 5 キャリア 6 ロボット 7 蓋 8 N2 供給源 10 ボックス 14 軸 16 孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の薬液中に半導体ウェーハを浸すた
    めの洗浄処理室と、該半導体ウェーハを純水中に浸すた
    めのリンス処理室とをそれぞれ個別に備え、洗浄工程の
    際上記半導体ウェーハの処理室間の搬送を行う半導体洗
    浄装置であって、 上記リンス処理室を不活性ガスで満たすとともに、上記
    半導体ウェーハを、不活性ガスの雰囲気中に置いた状態
    で搬送するようにしたことを特徴とする半導体洗浄装
    置。
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