JP2002289574A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JP2002289574A JP2002289574A JP2001089926A JP2001089926A JP2002289574A JP 2002289574 A JP2002289574 A JP 2002289574A JP 2001089926 A JP2001089926 A JP 2001089926A JP 2001089926 A JP2001089926 A JP 2001089926A JP 2002289574 A JP2002289574 A JP 2002289574A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制す
る。 【解決手段】純水による洗浄処理が終了したウエハWの
乾燥処理を行う基板処理装置において、純水を貯溜し、
純水にウエハWを浸漬させてウエハWの洗浄処理を行う
処理槽20と、処理槽20に連通接続され、処理槽20
から純水を排出するための排出配管22と、排出配管2
2からの純水の排出の有無を調整する開閉弁23と、2
0処理槽を収容する収容器10と、収容器10内に有機
溶剤であるIPAを供給する気体供給ノズル50と、収
容器10内で、洗浄処理の終了したウエハWを処理槽2
0から引き上げる昇降機構30と、昇降機構30により
ウエハWを処理槽20から引き上げさせ、開閉弁23を
制御して処理槽20内の純水を排出させた後、開閉弁2
3により処理液が排出されない状態にして、気体供給ノ
ズル50からIPAを収容器10内へ供給させる制御部
60と、を備える。
る。 【解決手段】純水による洗浄処理が終了したウエハWの
乾燥処理を行う基板処理装置において、純水を貯溜し、
純水にウエハWを浸漬させてウエハWの洗浄処理を行う
処理槽20と、処理槽20に連通接続され、処理槽20
から純水を排出するための排出配管22と、排出配管2
2からの純水の排出の有無を調整する開閉弁23と、2
0処理槽を収容する収容器10と、収容器10内に有機
溶剤であるIPAを供給する気体供給ノズル50と、収
容器10内で、洗浄処理の終了したウエハWを処理槽2
0から引き上げる昇降機構30と、昇降機構30により
ウエハWを処理槽20から引き上げさせ、開閉弁23を
制御して処理槽20内の純水を排出させた後、開閉弁2
3により処理液が排出されない状態にして、気体供給ノ
ズル50からIPAを収容器10内へ供給させる制御部
60と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水による洗浄処
理が終了した半導体ウエハ、液晶表示用ガラス基板、フ
ォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板の
乾燥処理を行う基板処理装置に関する。
理が終了した半導体ウエハ、液晶表示用ガラス基板、フ
ォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板の
乾燥処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板の製造工程においては、
フッ酸(HF)等の薬液による洗浄処理及び純水による
洗浄処理を順次行った後、純水から半導体ウエハ等の基
板を引き上げつつイソプロピルアルコール(以下、「I
PA」とする)等の有機溶剤の蒸気を基板の周辺に供給
して乾燥処理を行う基板処理装置が用いられている。特
に、基板上に形成されるパターンの構造の複雑化、微細
化が進展している近年においては、IPAの蒸気を供給
しつつ純水から基板を引き上げる引き上げ乾燥方式が主
流になりつつある。
フッ酸(HF)等の薬液による洗浄処理及び純水による
洗浄処理を順次行った後、純水から半導体ウエハ等の基
板を引き上げつつイソプロピルアルコール(以下、「I
PA」とする)等の有機溶剤の蒸気を基板の周辺に供給
して乾燥処理を行う基板処理装置が用いられている。特
に、基板上に形成されるパターンの構造の複雑化、微細
化が進展している近年においては、IPAの蒸気を供給
しつつ純水から基板を引き上げる引き上げ乾燥方式が主
流になりつつある。
【0003】従来の引き上げ乾燥方式の基板処理装置に
おいては、純水により洗浄処理を行う処理槽を収容器の
内部に収容している。処理槽における純水による洗浄処
理終了後に、収容器内部にIPAの蒸気を供給し、処理
槽の上方にIPAの雰囲気を形成する。その後、処理槽
に貯溜されている純水からIPA雰囲気中に、リフター
機構等により基板を引き上げる。この過程において基板
に付着した純水がIPAに置換され、IPAが蒸発する
ことによって基板の乾燥処理が行われることになる。
おいては、純水により洗浄処理を行う処理槽を収容器の
内部に収容している。処理槽における純水による洗浄処
理終了後に、収容器内部にIPAの蒸気を供給し、処理
槽の上方にIPAの雰囲気を形成する。その後、処理槽
に貯溜されている純水からIPA雰囲気中に、リフター
機構等により基板を引き上げる。この過程において基板
に付着した純水がIPAに置換され、IPAが蒸発する
ことによって基板の乾燥処理が行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
引き上げ乾燥方式の基板処理装置においては、基板の洗
浄処理・乾燥処理は行われているとはいうものの、処理
槽の上方に供給されたIPAの蒸気が処理槽内に貯溜さ
れた純水に溶解されてしまうという問題がある。洗浄処
理に使用された純水は処理槽から排出され廃液処理にな
るが、排出される純水にIPAが溶け込んでいると、純
水の廃液設備がたいそうになり、純水の廃液処理のコス
トがかかってしまうという問題がある。
引き上げ乾燥方式の基板処理装置においては、基板の洗
浄処理・乾燥処理は行われているとはいうものの、処理
槽の上方に供給されたIPAの蒸気が処理槽内に貯溜さ
れた純水に溶解されてしまうという問題がある。洗浄処
理に使用された純水は処理槽から排出され廃液処理にな
るが、排出される純水にIPAが溶け込んでいると、純
水の廃液設備がたいそうになり、純水の廃液処理のコス
トがかかってしまうという問題がある。
【0005】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制
する基板処理装置を提供することを目的とする
ものであり、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制
する基板処理装置を提供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の基板処理装置は、処理液によ
る洗浄処理が終了した基板の乾燥処理を行う基板処理装
置において、処理液を貯溜し、処理液に基板を浸漬させ
て基板の洗浄処理を行う処理槽と、前記処理槽に連通接
続され、前記処理槽から処理液を排出するための処理液
排出管と、前記処理液排出管からの処理液の排出の有無
を調整する処理液調整手段と、前記処理槽を収容する収
容器と、前記収容器内に有機溶剤を供給する有機溶剤供
給手段と、前記収容器内で洗浄処理の終了した基板を前
記処理槽から引き上げる引き上げ手段と、前記引き上げ
手段により基板を前記処理槽から引き上げさせ、前記処
理液調整手段を制御して前記処理槽内の処理液を排出さ
せた後、前記処理液調整手段により処理液が排出されな
い状態にして、前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を前
記収容器内へ供給させる制御手段と、を備えたことを特
徴とするものである。なお、「処理液調整手段により処
理液が排出されない状態」とは、処理槽から処理液が完
全に排出され、処理液調整手段が処理液排出管を遮断し
ている状態が考えられる。
ために、請求項1に記載の基板処理装置は、処理液によ
る洗浄処理が終了した基板の乾燥処理を行う基板処理装
置において、処理液を貯溜し、処理液に基板を浸漬させ
て基板の洗浄処理を行う処理槽と、前記処理槽に連通接
続され、前記処理槽から処理液を排出するための処理液
排出管と、前記処理液排出管からの処理液の排出の有無
を調整する処理液調整手段と、前記処理槽を収容する収
容器と、前記収容器内に有機溶剤を供給する有機溶剤供
給手段と、前記収容器内で洗浄処理の終了した基板を前
記処理槽から引き上げる引き上げ手段と、前記引き上げ
手段により基板を前記処理槽から引き上げさせ、前記処
理液調整手段を制御して前記処理槽内の処理液を排出さ
せた後、前記処理液調整手段により処理液が排出されな
い状態にして、前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を前
記収容器内へ供給させる制御手段と、を備えたことを特
徴とするものである。なお、「処理液調整手段により処
理液が排出されない状態」とは、処理槽から処理液が完
全に排出され、処理液調整手段が処理液排出管を遮断し
ている状態が考えられる。
【0007】また、請求項2に記載の基板処理装置は、
請求項1に記載の基板処理装置において、前記収容器内
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段をさらに備
え、前記制御手段が、前記有機溶剤供給手段から有機溶
剤を前記収容器内へ供給させた後、前記不活性ガス供給
手段から不活性ガスを前記収容器内へ供給させることを
特徴とするものである。
請求項1に記載の基板処理装置において、前記収容器内
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段をさらに備
え、前記制御手段が、前記有機溶剤供給手段から有機溶
剤を前記収容器内へ供給させた後、前記不活性ガス供給
手段から不活性ガスを前記収容器内へ供給させることを
特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に記載の基板処理装置は、
請求項1に記載の基板処理装置において、前記収容器内
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記収
容器内から有機溶剤を排出させるための有機溶剤排出手
段とをさらに備え、前記制御手段が、前記有機溶剤供給
手段から有機溶剤を前記収容器内へ供給させた後、前記
有機溶剤排出手段を制御して前記収容器内から有機溶剤
を排出させ、さらに前記不活性ガス供給手段から不活性
ガスを前記収容器内へ供給させることを特徴とするもの
である。
請求項1に記載の基板処理装置において、前記収容器内
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記収
容器内から有機溶剤を排出させるための有機溶剤排出手
段とをさらに備え、前記制御手段が、前記有機溶剤供給
手段から有機溶剤を前記収容器内へ供給させた後、前記
有機溶剤排出手段を制御して前記収容器内から有機溶剤
を排出させ、さらに前記不活性ガス供給手段から不活性
ガスを前記収容器内へ供給させることを特徴とするもの
である。
【0009】また、請求項4に記載の基板処理装置は、
請求項1乃至請求項3に記載の基板処理装置において、
前記処理液調整手段が、前記処理液排出管に設けられた
開閉弁であることを特徴とするものである。
請求項1乃至請求項3に記載の基板処理装置において、
前記処理液調整手段が、前記処理液排出管に設けられた
開閉弁であることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に記載の基板処理装置は、
処理液による洗浄処理が終了した基板の乾燥処理を行う
基板処理装置において、処理液を貯溜し、処理液に基板
を浸漬させて基板の洗浄処理を行う処理槽と、前記処理
槽に連通接続され、前記処理槽から処理液を排出するた
めの処理液排出管と、前記排出管に設けられ、開閉可能
な開閉弁と、前記処理槽を収容する収容器と、前記収容
器内に有機溶剤を供給する有機溶剤供給手段と、前記収
容器内で、洗浄処理の終了した基板を前記処理槽から引
き上げる引き上げ手段と、前記引き上げ手段により基板
を前記処理槽から引き上げさせ、前記開閉弁を開にして
前記処理槽内の処理液を排出させた後、前記開閉弁を開
から閉に切り換えて処理液が排出されない状態にして、
前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を前記収容器内へ供
給させる制御手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。なお、「処理液が排出されない状態」とは、処理
槽から処理液が完全に排出され、開閉弁が閉になって処
理液排出管を遮断している状態が考えられる。
処理液による洗浄処理が終了した基板の乾燥処理を行う
基板処理装置において、処理液を貯溜し、処理液に基板
を浸漬させて基板の洗浄処理を行う処理槽と、前記処理
槽に連通接続され、前記処理槽から処理液を排出するた
めの処理液排出管と、前記排出管に設けられ、開閉可能
な開閉弁と、前記処理槽を収容する収容器と、前記収容
器内に有機溶剤を供給する有機溶剤供給手段と、前記収
容器内で、洗浄処理の終了した基板を前記処理槽から引
き上げる引き上げ手段と、前記引き上げ手段により基板
を前記処理槽から引き上げさせ、前記開閉弁を開にして
前記処理槽内の処理液を排出させた後、前記開閉弁を開
から閉に切り換えて処理液が排出されない状態にして、
前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を前記収容器内へ供
給させる制御手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。なお、「処理液が排出されない状態」とは、処理
槽から処理液が完全に排出され、開閉弁が閉になって処
理液排出管を遮断している状態が考えられる。
【0011】また、請求項6に記載の基板処理装置は、
請求項5に記載の基板処理装置において、前記収容器内
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段をさらに備
え、前記制御手段が、前記有機溶剤供給手段から有機溶
剤を前記収容器内へ供給させた後、前記不活性ガス供給
手段から不活性ガスを前記収容器内へ供給させることを
特徴とするものである。
請求項5に記載の基板処理装置において、前記収容器内
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段をさらに備
え、前記制御手段が、前記有機溶剤供給手段から有機溶
剤を前記収容器内へ供給させた後、前記不活性ガス供給
手段から不活性ガスを前記収容器内へ供給させることを
特徴とするものである。
【0012】さらに、請求項7に記載の基板処理装置
は、請求項5に記載の基板処理装置において、前記収容
器内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前
記収容器内から有機溶剤を排出させるための有機溶剤排
出手段とをさらに備え、前記制御手段が、前記有機溶剤
供給手段から有機溶剤を前記収容器内へ供給させた後、
前記有機溶剤排出手段を制御して前記収容器内から有機
溶剤を排出させ、さらに前記不活性ガス供給手段から不
活性ガスを前記収容器内へ供給させることを特徴とする
ものである。
は、請求項5に記載の基板処理装置において、前記収容
器内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前
記収容器内から有機溶剤を排出させるための有機溶剤排
出手段とをさらに備え、前記制御手段が、前記有機溶剤
供給手段から有機溶剤を前記収容器内へ供給させた後、
前記有機溶剤排出手段を制御して前記収容器内から有機
溶剤を排出させ、さらに前記不活性ガス供給手段から不
活性ガスを前記収容器内へ供給させることを特徴とする
ものである。
【0013】なお、請求項1乃至請求項7に記載の「有
機溶剤」として、イソプロピルアルコールが考えられ、
また、請求項2乃至請求項4、請求項6及び請求項7に
記載の「不活性ガス」として、窒素ガスが考えられる。
機溶剤」として、イソプロピルアルコールが考えられ、
また、請求項2乃至請求項4、請求項6及び請求項7に
記載の「不活性ガス」として、窒素ガスが考えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係る実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明に係る基板処理装置の正面図である。また、図2は、
図1に示す基板処理装置の平面図である。なお、図1及
び図2には、それらの方向関係を明確にするために、X
Y平面を水平面とし、Z軸方向を鉛直方向とするXYZ
直交座標を付している。
係る実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明に係る基板処理装置の正面図である。また、図2は、
図1に示す基板処理装置の平面図である。なお、図1及
び図2には、それらの方向関係を明確にするために、X
Y平面を水平面とし、Z軸方向を鉛直方向とするXYZ
直交座標を付している。
【0015】この基板処理装置は、純水により基板の一
種であるウエハWの洗浄処理を行い、さらに洗浄処理の
終了したウエハWに有機溶剤の一種であるIPAを供給
することにより、ウエハWの乾燥処理を行う洗浄・乾燥
装置である。この基板処理装置は、主として、収容器1
0と、処理槽20と、昇降機構30と、処理槽20内に
配置された気体供給ノズル40と、処理液供給ノズル5
0とを備えている。図1に示すように、処理槽20と、
昇降機構30と、処理槽20内に配置された気体供給ノ
ズル40と、処理液供給ノズル50とは、いずれも収容
器10内部に収容されている。
種であるウエハWの洗浄処理を行い、さらに洗浄処理の
終了したウエハWに有機溶剤の一種であるIPAを供給
することにより、ウエハWの乾燥処理を行う洗浄・乾燥
装置である。この基板処理装置は、主として、収容器1
0と、処理槽20と、昇降機構30と、処理槽20内に
配置された気体供給ノズル40と、処理液供給ノズル5
0とを備えている。図1に示すように、処理槽20と、
昇降機構30と、処理槽20内に配置された気体供給ノ
ズル40と、処理液供給ノズル50とは、いずれも収容
器10内部に収容されている。
【0016】処理槽20は、純水(処理液)を貯溜して
ウエハWに対して洗浄処理を行う槽であり、収容器10
の内部に収容されている。処理液供給ノズル40は、処
理槽20の底部近傍に互いに平行に2本配置されてお
り、X軸方向に沿って伸びる中空の管状部材であり、X
軸方向に等間隔にて配列された複数の吐出孔41が形成
されている。この吐出孔41のそれぞれは、吐出方向を
鉛直方向上側に向けて形成されており、後述する開閉弁
44を開の状態にすることにより、純水が処理槽20内
の中心部に向けてへ供給される。
ウエハWに対して洗浄処理を行う槽であり、収容器10
の内部に収容されている。処理液供給ノズル40は、処
理槽20の底部近傍に互いに平行に2本配置されてお
り、X軸方向に沿って伸びる中空の管状部材であり、X
軸方向に等間隔にて配列された複数の吐出孔41が形成
されている。この吐出孔41のそれぞれは、吐出方向を
鉛直方向上側に向けて形成されており、後述する開閉弁
44を開の状態にすることにより、純水が処理槽20内
の中心部に向けてへ供給される。
【0017】2本の処理液供給ノズル40のそれぞれ
は、処理液供給配管42を介して純水供給源42に連通
接続されている。なお、処理液供給配管42の途中に
は、開閉弁44が設けられており、この開閉弁44の開
閉制御により、処理槽20への純水の供給・供給停止が
制御される。
は、処理液供給配管42を介して純水供給源42に連通
接続されている。なお、処理液供給配管42の途中に
は、開閉弁44が設けられており、この開閉弁44の開
閉制御により、処理槽20への純水の供給・供給停止が
制御される。
【0018】また、処理槽20の底部には、処理槽20
に貯溜された純水を急速に処理槽20から排出するため
の排出口21が形成されている。この排出口21には、
排出配管22が接続されており、この排出配管22の途
中に設けられた開閉弁23の開閉制御により、処理槽2
0に貯溜された純水の処理槽20からの排出・排出停止
が制御される。
に貯溜された純水を急速に処理槽20から排出するため
の排出口21が形成されている。この排出口21には、
排出配管22が接続されており、この排出配管22の途
中に設けられた開閉弁23の開閉制御により、処理槽2
0に貯溜された純水の処理槽20からの排出・排出停止
が制御される。
【0019】さらに、処理槽20の上面の外周には、外
槽24が形成されている。処理槽20の上面からオバー
フローして溢れ出た純水は、外槽24へ一旦回収され
る。外槽24に一旦回収された純水は、排出配管25を
介して外槽24から排出される。
槽24が形成されている。処理槽20の上面からオバー
フローして溢れ出た純水は、外槽24へ一旦回収され
る。外槽24に一旦回収された純水は、排出配管25を
介して外槽24から排出される。
【0020】収容器10は、その内部に処理槽20、昇
降機構30、気体供給ノズル50等を収容する筐体であ
る。この収容器10の一側の側面には、排気穴11が形
成されている。この排気穴11には排気配管12が連通
接続されており、この排気配管12の途中に設けられた
開閉弁13を開放することにより、収容器10内にある
IPAや窒素ガス等を排気することができる。なお、排
気穴11、排気配管12、及び開閉弁13は、本発明に
係る有機溶剤排出手段に相当する。
降機構30、気体供給ノズル50等を収容する筐体であ
る。この収容器10の一側の側面には、排気穴11が形
成されている。この排気穴11には排気配管12が連通
接続されており、この排気配管12の途中に設けられた
開閉弁13を開放することにより、収容器10内にある
IPAや窒素ガス等を排気することができる。なお、排
気穴11、排気配管12、及び開閉弁13は、本発明に
係る有機溶剤排出手段に相当する。
【0021】また、収容器10の上部は、図示を省略す
るスライド式開閉機構によって開閉可能とされている。
収容器10の上部を開放した状態において、その開放部
分から後述する昇降機構30によりウエハWの搬出入を
行う。一方、開閉弁13を閉鎖した状態にし、かつ収容
器10の上部を閉鎖した状態で、収容器10の内部を密
閉空間にすることができる。
るスライド式開閉機構によって開閉可能とされている。
収容器10の上部を開放した状態において、その開放部
分から後述する昇降機構30によりウエハWの搬出入を
行う。一方、開閉弁13を閉鎖した状態にし、かつ収容
器10の上部を閉鎖した状態で、収容器10の内部を密
閉空間にすることができる。
【0022】昇降機構30は、処理槽20に貯溜されて
いる純水に一組の複数(50枚)のウエハWを浸漬させ
るための機構である。昇降機構30は、リフター31
(図2参照)と、リフターアーム32と、3本の保持棒
33、34、35とを備えている。3本の保持棒33、
34、35はウエハWの下部を直接保持するためのもの
であり、3本の保持棒33、34、35のそれぞれに
は、ウエハWが外縁部に嵌まり込んでウエハWを起立姿
勢にて保持する複数の保持溝(図示省略)が所定間隔に
てX軸方向に配列して設けられている。それぞれの保持
溝は、切欠状の溝である。3本の保持棒33、34、3
5は、リフタアーム32に対して垂直方向に固設され、
リフタアーム32は、リフタアーム31によって鉛直方
向(Z軸方向)に昇降可能に設けられている。なお、昇
降機構30は、本発明に係る引き上げ手段に相当する。
いる純水に一組の複数(50枚)のウエハWを浸漬させ
るための機構である。昇降機構30は、リフター31
(図2参照)と、リフターアーム32と、3本の保持棒
33、34、35とを備えている。3本の保持棒33、
34、35はウエハWの下部を直接保持するためのもの
であり、3本の保持棒33、34、35のそれぞれに
は、ウエハWが外縁部に嵌まり込んでウエハWを起立姿
勢にて保持する複数の保持溝(図示省略)が所定間隔に
てX軸方向に配列して設けられている。それぞれの保持
溝は、切欠状の溝である。3本の保持棒33、34、3
5は、リフタアーム32に対して垂直方向に固設され、
リフタアーム32は、リフタアーム31によって鉛直方
向(Z軸方向)に昇降可能に設けられている。なお、昇
降機構30は、本発明に係る引き上げ手段に相当する。
【0023】上述した構成により、昇降機構30は、3
本の保持棒33、34、35によってX軸方向に相互に
平行に配列されて保持された複数のウエハWを処理槽2
0に貯溜されている純水に浸漬させる位置(図1の実線
位置)とその純水から引き上げた位置(図1の2点鎖線
の位置)との間で上下方向に昇降させることができる。
なお、リフター31には、リフターアーム32を昇降さ
せる機構として、ボールネジを用いた送りネジ機構やプ
ーリやベルトを用いたベルト機構等の種々の公知の機構
を採用することが可能である。また、収容器10の上部
を開放して、昇降機構30を収容器10の上方の位置に
移動させることにより、収容器10外部の基板搬送ロボ
ットと昇降機構30との間でウエハWの受け渡しを行う
ことができる。
本の保持棒33、34、35によってX軸方向に相互に
平行に配列されて保持された複数のウエハWを処理槽2
0に貯溜されている純水に浸漬させる位置(図1の実線
位置)とその純水から引き上げた位置(図1の2点鎖線
の位置)との間で上下方向に昇降させることができる。
なお、リフター31には、リフターアーム32を昇降さ
せる機構として、ボールネジを用いた送りネジ機構やプ
ーリやベルトを用いたベルト機構等の種々の公知の機構
を採用することが可能である。また、収容器10の上部
を開放して、昇降機構30を収容器10の上方の位置に
移動させることにより、収容器10外部の基板搬送ロボ
ットと昇降機構30との間でウエハWの受け渡しを行う
ことができる。
【0024】また、収容器10の内部であって処理槽2
0の上端よりも外側上方には、2本の気体供給ノズル5
0が設けられている。気体供給ノズル50は、昇降機構
30によって処理槽20から引き上げられつつある複数
のウエハWの両側の側方のそれぞれに設けられている。
気体供給ノズル50のそれぞれは、X軸方向に沿って伸
びる中空の管状部材であり、X軸方向に等間隔にて配列
された複数の吐出孔51を備えている。複数の吐出孔5
1のそれぞれは、吐出方向をY軸方向(水平方向)に沿
って処理槽20に向けて形成されている。
0の上端よりも外側上方には、2本の気体供給ノズル5
0が設けられている。気体供給ノズル50は、昇降機構
30によって処理槽20から引き上げられつつある複数
のウエハWの両側の側方のそれぞれに設けられている。
気体供給ノズル50のそれぞれは、X軸方向に沿って伸
びる中空の管状部材であり、X軸方向に等間隔にて配列
された複数の吐出孔51を備えている。複数の吐出孔5
1のそれぞれは、吐出方向をY軸方向(水平方向)に沿
って処理槽20に向けて形成されている。
【0025】気体供給ノズル50は、IPA蒸気や窒素
ガスを収容器10内へ供給することが可能である。この
気体供給ノズル50は、共通供給配管52及びIPA用
供給配管53を介してIPA供給源54に連通接続され
ている。このIPA用供給配管53の途中には、開閉弁
55が設けられており、この開閉弁55を開放すること
によって、IPA供給源54から共通供給配管52及び
IPA用供給配管53を介して気体供給ノズル50へI
PA蒸気を供給することができる。気体供給ノズル50
に供給されたIPA蒸気は、複数の吐出孔51のそれぞ
れから収容器10内へ向けて吐出される。
ガスを収容器10内へ供給することが可能である。この
気体供給ノズル50は、共通供給配管52及びIPA用
供給配管53を介してIPA供給源54に連通接続され
ている。このIPA用供給配管53の途中には、開閉弁
55が設けられており、この開閉弁55を開放すること
によって、IPA供給源54から共通供給配管52及び
IPA用供給配管53を介して気体供給ノズル50へI
PA蒸気を供給することができる。気体供給ノズル50
に供給されたIPA蒸気は、複数の吐出孔51のそれぞ
れから収容器10内へ向けて吐出される。
【0026】また、この気体供給ノズル50は、共通供
給配管52及び窒素用供給配管56を介して窒素供給源
57に連通接続されている。この窒素用供給配管56の
途中には、開閉弁58が設けられており、この開閉弁5
8を開放することによって、窒素供給源57から窒素用
供給配管56及び共通供給配管52を介して気体供給ノ
ズル50へ窒素ガスを供給することができる。気体供給
ノズル50に供給された窒素ガスは、複数の吐出孔51
のそれぞれから収容器10内へ向けて吐出される。
給配管52及び窒素用供給配管56を介して窒素供給源
57に連通接続されている。この窒素用供給配管56の
途中には、開閉弁58が設けられており、この開閉弁5
8を開放することによって、窒素供給源57から窒素用
供給配管56及び共通供給配管52を介して気体供給ノ
ズル50へ窒素ガスを供給することができる。気体供給
ノズル50に供給された窒素ガスは、複数の吐出孔51
のそれぞれから収容器10内へ向けて吐出される。
【0027】なお、図1に示すように、IPA用供給配
管53と窒素用供給配管56は、共通供給配管52に対
して分岐している構造となっており、共通供給配管52
には、IPAあるいは窒素ガスのいずれもが、流通する
ことになる。
管53と窒素用供給配管56は、共通供給配管52に対
して分岐している構造となっており、共通供給配管52
には、IPAあるいは窒素ガスのいずれもが、流通する
ことになる。
【0028】なお、気体供給ノズル50は、本発明に係
る有機溶剤供給手段と不活性ガス供給手段に相当する。
この実施の形態においては、気体供給ノズル50が、I
PAの供給と、窒素ガスの供給とを兼用しているので、
構成が簡素に済む。
る有機溶剤供給手段と不活性ガス供給手段に相当する。
この実施の形態においては、気体供給ノズル50が、I
PAの供給と、窒素ガスの供給とを兼用しているので、
構成が簡素に済む。
【0029】図3は、本発明に係る基板処理装置の電気
系ブロック図である。上述した開閉弁13、開閉弁2
3、開閉弁44、開閉弁55、及び開閉弁58は、制御
部60に電気的に接続されている。この制御部60から
の指令により、開閉弁13、開閉弁23、開閉弁44、
開閉弁55、及び開閉弁58それぞれの開閉制御を行
う。また、昇降機構30も制御部60に電気的に接続さ
れている。この制御部60からの指令により、昇降機構
30は上下方向に移動させることが可能となる。
系ブロック図である。上述した開閉弁13、開閉弁2
3、開閉弁44、開閉弁55、及び開閉弁58は、制御
部60に電気的に接続されている。この制御部60から
の指令により、開閉弁13、開閉弁23、開閉弁44、
開閉弁55、及び開閉弁58それぞれの開閉制御を行
う。また、昇降機構30も制御部60に電気的に接続さ
れている。この制御部60からの指令により、昇降機構
30は上下方向に移動させることが可能となる。
【0030】次に、上述した基板処理装置の処理手順に
ついて、図4を参照しつつ説明する。図4は、基板処理
装置の処理手順を説明するための図である。
ついて、図4を参照しつつ説明する。図4は、基板処理
装置の処理手順を説明するための図である。
【0031】この基板処理装置においてウエハWの処理
を行うときは。まず、昇降機構30が、図示していない
基板搬送ロボットから複数のウエハWを受け取る。な
お、ウエハWの受け渡しの行われる位置は、収容器10
の上方の位置である。
を行うときは。まず、昇降機構30が、図示していない
基板搬送ロボットから複数のウエハWを受け取る。な
お、ウエハWの受け渡しの行われる位置は、収容器10
の上方の位置である。
【0032】次に、制御部60からの指令に基づいて、
昇降機構30を降下させることにより、X軸方向に平行
に配列させて3本の保持棒33、34、35に保持され
た複数のウエハWを降下させて、処理槽20に貯溜され
た純水中に浸漬させる。そして、図示しないスライド式
開閉機構を閉じることにより収容器10が密閉状にな
る。
昇降機構30を降下させることにより、X軸方向に平行
に配列させて3本の保持棒33、34、35に保持され
た複数のウエハWを降下させて、処理槽20に貯溜され
た純水中に浸漬させる。そして、図示しないスライド式
開閉機構を閉じることにより収容器10が密閉状にな
る。
【0033】次に、処理槽20に貯溜された純水に複数
のウエハWを浸漬させた状態を維持して洗浄処理を進行
させつつ、制御部60からの指令に基づいて、開閉弁5
8を「閉」から「開」へ切り換える。これにより、図4
(a)に示すように、気体供給ノズル50の複数の吐出
孔51より収容器10内へ矢印AR1のように窒素ガス
を供給される。これにより、収容器10内が窒素ガスで
満たされることになる。
のウエハWを浸漬させた状態を維持して洗浄処理を進行
させつつ、制御部60からの指令に基づいて、開閉弁5
8を「閉」から「開」へ切り換える。これにより、図4
(a)に示すように、気体供給ノズル50の複数の吐出
孔51より収容器10内へ矢印AR1のように窒素ガス
を供給される。これにより、収容器10内が窒素ガスで
満たされることになる。
【0034】そして、複数の吐出孔51からの窒素ガス
(矢印AR1)の供給を継続しつつ、制御部60からの
指令に基づいて、開閉弁44を「閉」から「開」へ切り
換える。これにより、純水供給源43から供給配管42
を流れてきた純水が、処理液供給ノズル40の複数の吐
出孔41から処理槽20内へ供給されると同時に、図4
(b)に示すように、処理槽20の上面から純水が溢れ
出し、溢れ出た純水は、外槽24に一旦回収される。外
槽24に一旦回収された純水は、排出配管25を介して
基板処理装置外へ排出される。
(矢印AR1)の供給を継続しつつ、制御部60からの
指令に基づいて、開閉弁44を「閉」から「開」へ切り
換える。これにより、純水供給源43から供給配管42
を流れてきた純水が、処理液供給ノズル40の複数の吐
出孔41から処理槽20内へ供給されると同時に、図4
(b)に示すように、処理槽20の上面から純水が溢れ
出し、溢れ出た純水は、外槽24に一旦回収される。外
槽24に一旦回収された純水は、排出配管25を介して
基板処理装置外へ排出される。
【0035】ウエハWに対する純水による洗浄処理が終
了すると、まず、制御部60からの指令に基づいて、開
閉弁44が「閉」から「開」へ切り換えられる。これに
より、複数の吐出孔41からの純水の処理槽20への供
給は停止される。また、制御部60からの指令に基づい
て、開閉弁58を「開」から「閉」へ切り換えられる。
これにより、複数の吐出孔51から収容器10内への窒
素ガスの供給を停止する。
了すると、まず、制御部60からの指令に基づいて、開
閉弁44が「閉」から「開」へ切り換えられる。これに
より、複数の吐出孔41からの純水の処理槽20への供
給は停止される。また、制御部60からの指令に基づい
て、開閉弁58を「開」から「閉」へ切り換えられる。
これにより、複数の吐出孔51から収容器10内への窒
素ガスの供給を停止する。
【0036】そして、図4(c)に示すように、制御部
60からの指令に基づいて、昇降機構30を上昇させて
処理槽20の純水からウエハWを引き上げて、ウエハW
が図1中の2点鎖線の位置にまで到達した時点で、昇降
機構30を一旦停止させると同時に、開閉弁23を
「閉」から「開」へ切り換える。これにより、処理槽2
0に貯溜された純水が処理槽20から排出配管22を介
して基板処理装置外へ急速排出される。
60からの指令に基づいて、昇降機構30を上昇させて
処理槽20の純水からウエハWを引き上げて、ウエハW
が図1中の2点鎖線の位置にまで到達した時点で、昇降
機構30を一旦停止させると同時に、開閉弁23を
「閉」から「開」へ切り換える。これにより、処理槽2
0に貯溜された純水が処理槽20から排出配管22を介
して基板処理装置外へ急速排出される。
【0037】処理槽20から純水が完全に排出される
と、制御部60からの指令に基づいて、開閉弁23が
「開」から「閉」へ切り換えられる。そして、開閉弁2
3を「閉」の状態にしつつ、制御部60からの指令に基
づいて、開閉弁55が「閉」から「開」へ切り換えられ
る。これにより、図4(d)に示すように、気体供給ノ
ズル50の複数の吐出孔51より収容器10内のウエハ
Wへ矢印AR2のようにIPA蒸気を吹き付けられ、図
1の2点鎖線の位置にあるウエハWがIPA雰囲気に曝
されることになり、ウエハWの乾燥処理が行われる。
と、制御部60からの指令に基づいて、開閉弁23が
「開」から「閉」へ切り換えられる。そして、開閉弁2
3を「閉」の状態にしつつ、制御部60からの指令に基
づいて、開閉弁55が「閉」から「開」へ切り換えられ
る。これにより、図4(d)に示すように、気体供給ノ
ズル50の複数の吐出孔51より収容器10内のウエハ
Wへ矢印AR2のようにIPA蒸気を吹き付けられ、図
1の2点鎖線の位置にあるウエハWがIPA雰囲気に曝
されることになり、ウエハWの乾燥処理が行われる。
【0038】なお、ウエハWを処理槽20から引き上げ
た時点で、そのウエハWの清浄度が十分でない場合は、
再び処理槽20内へ純水を貯溜して、ウエハWを純水へ
浸漬させて洗浄処理を行うことも可能である。
た時点で、そのウエハWの清浄度が十分でない場合は、
再び処理槽20内へ純水を貯溜して、ウエハWを純水へ
浸漬させて洗浄処理を行うことも可能である。
【0039】次に、制御部60からの指令に基づいて、
開閉弁55が「開」から「閉」へ切り換えられる。これ
により、複数の吐出孔51からの収容器10内へのIP
Aの供給が停止される。そして、制御部60からの指令
に基づいて、開閉弁13が「閉」から「開」へ切り換え
られる。これにより、図4(e)に示すように、収容器
20内にあるIPAは、排出配管12を介して収容器1
0外へ排気される。
開閉弁55が「開」から「閉」へ切り換えられる。これ
により、複数の吐出孔51からの収容器10内へのIP
Aの供給が停止される。そして、制御部60からの指令
に基づいて、開閉弁13が「閉」から「開」へ切り換え
られる。これにより、図4(e)に示すように、収容器
20内にあるIPAは、排出配管12を介して収容器1
0外へ排気される。
【0040】収容器10からのIPAの排気が完了する
と、制御部60からの指令に基づいて、開閉弁13が
「開」から「閉」へ切り換える。そして、制御部60か
らの指令に基づいて、再度制御部60からの指令に基づ
いて、開閉弁58が「閉」から「開」へ切り換えられ
る。これにより、図4(f)に示すように、気体供給ノ
ズル50の複数の吐出孔51より収容器10内へ矢印A
R1のように、図1の2点鎖線の位置にあるウエハWへ
窒素ガスを吹き付けて、ウエハWに対する乾燥処理をさ
らに促進させる。
と、制御部60からの指令に基づいて、開閉弁13が
「開」から「閉」へ切り換える。そして、制御部60か
らの指令に基づいて、再度制御部60からの指令に基づ
いて、開閉弁58が「閉」から「開」へ切り換えられ
る。これにより、図4(f)に示すように、気体供給ノ
ズル50の複数の吐出孔51より収容器10内へ矢印A
R1のように、図1の2点鎖線の位置にあるウエハWへ
窒素ガスを吹き付けて、ウエハWに対する乾燥処理をさ
らに促進させる。
【0041】最後に、制御部60からの指令に基づい
て、開閉弁58が「開」から「閉」へ切り換えられて、
収容器10内への窒素ガスの供給を停止させ、図示しな
いスライド式開閉機構を開放させて、収容器10を密閉
状態から開放する。そして、昇降機構30がさらに上昇
し、収容器10の上方の位置において、ウエハWが昇降
機構30から基板搬送ロボットに受け渡されて、一連の
ウエハW処理が終了する。
て、開閉弁58が「開」から「閉」へ切り換えられて、
収容器10内への窒素ガスの供給を停止させ、図示しな
いスライド式開閉機構を開放させて、収容器10を密閉
状態から開放する。そして、昇降機構30がさらに上昇
し、収容器10の上方の位置において、ウエハWが昇降
機構30から基板搬送ロボットに受け渡されて、一連の
ウエハW処理が終了する。
【0042】以上、本発明の実施の形態に係る基板処理
装置について説明してきたが、この発明は上述した実施
の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実
施の形態に係る基板処理装置は、複数のウエハWを一括
して洗浄処理を行う、いわゆるバッチ式の基板処理装置
であったが、ウエハWを1枚ずつ処理する、いわゆる枚
葉式の基板処理装置であってもよい。
装置について説明してきたが、この発明は上述した実施
の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実
施の形態に係る基板処理装置は、複数のウエハWを一括
して洗浄処理を行う、いわゆるバッチ式の基板処理装置
であったが、ウエハWを1枚ずつ処理する、いわゆる枚
葉式の基板処理装置であってもよい。
【0043】また、上述した実施の形態に係る基板処理
装置は、純水による洗浄処理と乾燥処理とを行う処理槽
であったが、1つの処理槽で薬液による洗浄処理、ある
いはエッチング処理、純水による洗浄処理、及び乾燥処
理を行う基板処理装置にも適用することができる。
装置は、純水による洗浄処理と乾燥処理とを行う処理槽
であったが、1つの処理槽で薬液による洗浄処理、ある
いはエッチング処理、純水による洗浄処理、及び乾燥処
理を行う基板処理装置にも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の基板処理装置によれば、引き上げ手段により基
板を処理槽から引き上げて、処理液調整手段を制御して
処理槽内の処理液を排出させた後、処理液調整手段によ
り処理液が排出されない状態にして、有機溶剤供給手段
から有機溶剤を収容器へ供給させているので、基板の乾
燥処理時において、IPA等の有機溶剤の純水への溶解
を抑制できるという効果がある。
に記載の基板処理装置によれば、引き上げ手段により基
板を処理槽から引き上げて、処理液調整手段を制御して
処理槽内の処理液を排出させた後、処理液調整手段によ
り処理液が排出されない状態にして、有機溶剤供給手段
から有機溶剤を収容器へ供給させているので、基板の乾
燥処理時において、IPA等の有機溶剤の純水への溶解
を抑制できるという効果がある。
【0045】また、請求項2に記載の基板処理装置によ
れば、不活性ガス供給手段をさらに備えて、有機溶剤の
収容器内への供給の後、不活性ガスを収容器内へ供給し
ているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制
しつつ、有機溶剤と不活性ガスとにより基板の乾燥処理
を効果的に行うことができるという効果がある。
れば、不活性ガス供給手段をさらに備えて、有機溶剤の
収容器内への供給の後、不活性ガスを収容器内へ供給し
ているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制
しつつ、有機溶剤と不活性ガスとにより基板の乾燥処理
を効果的に行うことができるという効果がある。
【0046】また、請求項3に記載の基板処理装置によ
れば、不活性ガス供給手段と有機溶剤排出手段とをさら
に備えて、有機溶剤の収容器内への供給の後、有機溶剤
を収容器から排出させて、不活性ガスを収容器内へ供給
しているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑
制しつつ、有機溶剤による基板の乾燥処理と有機溶剤の
影響を受けない不活性ガスによる基板の乾燥処理を効果
的に行うことができるという効果がある。
れば、不活性ガス供給手段と有機溶剤排出手段とをさら
に備えて、有機溶剤の収容器内への供給の後、有機溶剤
を収容器から排出させて、不活性ガスを収容器内へ供給
しているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑
制しつつ、有機溶剤による基板の乾燥処理と有機溶剤の
影響を受けない不活性ガスによる基板の乾燥処理を効果
的に行うことができるという効果がある。
【0047】また、請求項4に記載の基板処理装置によ
れば、処理液調整手段が開閉弁であるので、簡易な構成
で、処理液の排出の有無を行うことができる。
れば、処理液調整手段が開閉弁であるので、簡易な構成
で、処理液の排出の有無を行うことができる。
【0048】また、請求項5に記載の基板処理装置によ
れば、引き上げ手段により基板を処理槽から引き上げ
て、開閉弁を閉にして処理槽内の処理液を排出させた
後、開閉弁を開にして処理液が排出されない状態にし
て、有機溶剤供給手段から有機溶剤を収容器へ供給させ
ているので、基板の乾燥処理時において、IPA等の有
機溶剤の純水への溶解を抑制できるという効果がある。
れば、引き上げ手段により基板を処理槽から引き上げ
て、開閉弁を閉にして処理槽内の処理液を排出させた
後、開閉弁を開にして処理液が排出されない状態にし
て、有機溶剤供給手段から有機溶剤を収容器へ供給させ
ているので、基板の乾燥処理時において、IPA等の有
機溶剤の純水への溶解を抑制できるという効果がある。
【0049】また、請求項6に記載の基板処理装置によ
れば、不活性ガス供給手段をさらに備えて、有機溶剤の
収容器内への供給の後、不活性ガスを収容器内へ供給し
ているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制
しつつ、有機溶剤と不活性ガスとにより基板の乾燥処理
を効果的に行うことができるという効果がある。
れば、不活性ガス供給手段をさらに備えて、有機溶剤の
収容器内への供給の後、不活性ガスを収容器内へ供給し
ているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を抑制
しつつ、有機溶剤と不活性ガスとにより基板の乾燥処理
を効果的に行うことができるという効果がある。
【0050】さらに、請求項7に記載の基板処理装置に
よれば、不活性ガス供給手段と有機溶剤排出手段とをさ
らに備えて、有機溶剤の収容器内への供給の後、有機溶
剤を収容器から排出させて、不活性ガスを収容器内へ供
給しているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を
抑制しつつ、有機溶剤による基板の乾燥処理と有機溶剤
の影響を受けない不活性ガスによる基板の乾燥処理を効
果的に行うことができるという効果がある。
よれば、不活性ガス供給手段と有機溶剤排出手段とをさ
らに備えて、有機溶剤の収容器内への供給の後、有機溶
剤を収容器から排出させて、不活性ガスを収容器内へ供
給しているので、IPA等の有機溶剤の純水への溶解を
抑制しつつ、有機溶剤による基板の乾燥処理と有機溶剤
の影響を受けない不活性ガスによる基板の乾燥処理を効
果的に行うことができるという効果がある。
【図1】本発明に係る基板処理装置の正面図である。
【図2】図1に示す基板処理装置の平面図である。
【図3】本発明に係る基板処理装置の電気系ブロック図
である。
である。
【図4】基板処理装置の処理手順を説明するための図で
ある。
ある。
10 収容器 11 排気穴 12 排気配管 13 開閉弁 20 処理槽 21 排出口 22 排出配管 30 昇降機構 31 リフター 50 気体供給ノズル 51 吐出孔 52 共通供給配管 53 IPA用供給配管 54 IPA供給源 55 開閉弁 56 窒素ガス用供給配管 57 窒素ガス供給源 58 開閉弁 60 制御部 AR1 窒素の供給 AR2 IPA蒸気の供給 W ウエハ
Claims (7)
- 【請求項1】処理液による洗浄処理が終了した基板の乾
燥処理を行う基板処理装置において、 処理液を貯溜し、処理液に基板を浸漬させて基板の洗浄
処理を行う処理槽と、 前記処理槽に連通接続され、前記処理槽から処理液を排
出するための処理液排出管と、 前記処理液排出管からの処理液の排出の有無を調整する
処理液調整手段と、 前記処理槽を収容する収容器と、 前記収容器内に有機溶剤を供給する有機溶剤供給手段
と、 前記収容器内で洗浄処理の終了した基板を前記処理槽か
ら引き上げる引き上げ手段と、 前記引き上げ手段により基板を前記処理槽から引き上げ
させ、前記処理液調整手段を制御して前記処理槽内の処
理液を排出させた後、前記処理液調整手段により処理液
が排出されない状態にして、前記有機溶剤供給手段から
有機溶剤を前記収容器内へ供給させる制御手段と、を備
えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の基板処理装置において、 前記収容器内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手
段をさらに備え、 前記制御手段は、前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を
前記収容器内へ供給させた後、前記不活性ガス供給手段
から不活性ガスを前記収容器内へ供給させることを特徴
とする基板処理装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の基板処理装置において、 前記収容器内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手
段と、 前記収容器内から有機溶剤を排出させるための有機溶剤
排出手段とをさらに備え、 前記制御手段は、前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を
前記収容器内へ供給させた後、前記有機溶剤排出手段を
制御して前記収容器内から有機溶剤を排出させ、さらに
前記不活性ガス供給手段から不活性ガスを前記収容器内
へ供給させることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3に記載の基板処理装
置において、 前記処理液調整手段は、前記処理液排出管に設けられた
開閉弁であることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項5】処理液による洗浄処理が終了した基板の乾
燥処理を行う基板処理装置において、 処理液を貯溜し、処理液に基板を浸漬させて基板の洗浄
処理を行う処理槽と、 前記処理槽に連通接続され、前記処理槽から処理液を排
出するための処理液排出管と、 前記処理液排出管に設けられ、開閉可能な開閉弁と、 前記処理槽を収容する収容器と、 前記収容器内に有機溶剤を供給する有機溶剤供給手段
と、 前記収容器内で洗浄処理の終了した基板を前記処理槽か
ら引き上げる引き上げ手段と、 前記引き上げ手段により基板を前記処理槽から引き上げ
させ、前記開閉弁を開にして前記処理槽内の処理液を排
出させた後、前記開閉弁を開から閉に切り換ええて処理
液が排出されない状態にして、前記有機溶剤供給手段か
ら有機溶剤を前記収容器内へ供給させる制御手段と、を
備えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項6】請求項5に記載の基板処理装置において、 前記収容器内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手
段をさらに備え、 前記制御手段は、前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を
前記収容器内へ供給させた後、前記不活性ガス供給手段
から不活性ガスを前記収容器内へ供給させることを特徴
とする基板処理装置。 - 【請求項7】請求項5に記載の基板処理装置において、 前記収容器内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手
段と、 前記収容器内から有機溶剤を排出させるための有機溶剤
排出手段とをさらに備え、 前記制御手段は、前記有機溶剤供給手段から有機溶剤を
前記収容器内へ供給させた後、前記有機溶剤排出手段を
制御して前記収容器内から有機溶剤を排出させ、さらに
前記不活性ガス供給手段から不活性ガスを前記収容器内
へ供給させることを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001089926A JP2002289574A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001089926A JP2002289574A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 基板処理装置 |
Publications (1)
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CN109201608A (zh) * | 2018-10-09 | 2019-01-15 | 无锡亚电智能装备有限公司 | 一种晶圆高效清洗装置以及清洗方法 |
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