JP3231507U - シャツ - Google Patents

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隆生 矢島
隆生 矢島
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フレックスジャパン株式会社
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Abstract

【課題】夏期などに涼感が得られるようシャツの肩部分を成すヨークを一枚の生地により形成しながらも、その保形性の低下を抑えて肩部分における美しいシルエットを保つシャツを提供する。【解決手段】肩部分を成すヨーク2を一枚の生地により形成したシャツ1であって、ヨークが後身頃4に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されていると共に、ヨークが前身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着されている。【選択図】図1

Description

本考案は、シャツに関するものである。
図12に示す如きワイシャツやカジュアルシャツなどといったシャツ1においては、外気温度の高い夏期などに外出していると、肩部分から衿にかけての比較的厚手の部分に熱が籠って不快な暑さを感じることがある。
即ち、シャツ1の肩部分を成すヨーク2や衿3の部分は、シャツ1の立体感を醸し出すための保形性を有するように二枚の生地を重ね合わせて仕立てられるようになっているので、この二重部分における通気性が損なわれて熱が籠り易くなってしまう。
以上に述べた如き従来からの伝統的なシャツ1の構造様式は、長年に亘り踏襲され続けてきたものであり、近年においては、半袖シャツや開襟シャツなどといった根本的なデザイン変更により涼感を得られるようにしたシャツも既に存在しているが、このようなデザイン変更によるものは、シャツのスタンダードなデザインを好む購買層には受け入れられていないのが実情であり、特にビジネス用のワイシャツとしては得意先などを訪問するのにあたり先方に不適切な印象を与えかねない。
そこで、肩部分を成すヨーク2を一枚の生地により形成し、シャツ1のスタンダードなデザインを生かしつつ肩部分の通気性を向上して夏期などに涼感が得られるようにすることが提案されており、例えば、下記の特許文献1などが先行技術文献情報として既に存在している。
尚、図12中における符号4はヨーク2の背面側に縫い付けられた後身頃を示し、この図12中においては図示されていないが、前記ヨーク2の正面側には前身頃が縫い付けられるようになっている。
実用新案登録第3077486号公報
しかしながら、ヨーク2を一枚の生地で形成した場合には、二枚の生地を重ね合わせて仕立てた場合と比較して保形性の低下を招いてしまうことが避けられず、シャツ1の肩部分における美しいシルエットを形づくることが難しくなるという問題があった。
本考案は、上述の実情に鑑みてなしたもので、夏期などに涼感が得られるようシャツの肩部分を成すヨークを一枚の生地により形成しながらも、その保形性の低下を抑えて肩部分における美しいシルエットを保ち得るようにすることを目的としている。
本考案は、肩部分を成すヨークを一枚の生地により形成したシャツであって、前記ヨークが後身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着されていると共に、前記ヨークが前身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着されていることを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、ヨークと後身頃との縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着された状態となっていることで芯地のように作用し、これにより一枚の生地により形成したヨークの背面側の保形性が補われて肩部分における美しいシルエットが形づくられることになる。
尚、ヨークが後身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着されていると、ヨークと後身頃の双方の縫い端が互いに巻き込まれて縫い付けられることになるため、シャツの内側に縫い端が残らなくなって着心地が良くなると共に、シャツを折り畳んだ際にネックホールから見えるヨークと後身頃との縫着部分における見栄えも良くなる。
更に、本考案においては、ヨークが前身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着されているので、ヨークと前身頃との縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着された状態となって芯地のように作用し、これにより一枚の生地により形成したヨークの正面側の保形性も補われて肩部分におけるシルエットがより一層美しく形づくられることになる。
尚、ヨークが前身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着されていると、ヨークと前身頃の双方の縫い端が互いに巻き込まれて縫い付けられることになるため、シャツの内側に縫い端が残らなくなって着心地が良くなる。
上記した本考案のシャツによれば、夏期などに涼感が得られるようシャツの肩部分を成すヨークを一枚の生地により形成しながらも、その保形性の低下を抑えて肩部分における美しいシルエットを形づくることができ、しかも、着心地や折り畳み時の見栄えの良いシャツとすることができるという優れた効果を奏し得る。
本考案を実施する形態の一例を示す背面図である。 図1のヨークと後身頃との縫着部分を拡大して示す断面図である。 図2の形態例での第一工程を示す断面図である。 図2の形態例での第二工程を示す断面図である。 図2の形態例での第三工程を示す断面図である。 本形態例のヨークと前身頃との縫着部分に関する正面図である。 図6のヨークと前身頃との縫着部分を拡大して示す断面図である。 本考案の別の形態例を示す断面図である。 図8の形態例での第一工程を示す断面図である。 図8の形態例での第二工程を示す断面図である。 図8の形態例での第三工程を示す断面図である。 従来のシャツの一例を示す背面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図7は本考案を実施する形態の一例を示すもので、図12と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図1に示すように、本形態例においては、シャツ1の肩部分を成すヨーク2が一枚の生地により形成されており、しかも、前記ヨーク2が後身頃4に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されているところが特徴となっている。
より具体的には、図2に拡大して示す如く、ヨーク2の背面側の下端がシャツ1の内側(図2中の右側)に折り返されて縫い代2aを成し且つ後身頃4の上端がシャツ1の外側(図2中の左側)に折り返されて縫い代4aを成しており、これら縫い代2a,4a同士が互いを巻き込みながら縫い付けられているが、この際に、後身頃4の縫い代4aの表面とヨーク2の裏面との間に熱接着テープ5が挟み込まれて一緒に縫い付けられ、アイロン6(図5参照)によるプレスで前記熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されるようにしてある。
尚、このような巻き伏せ本縫いによる具体的な仕立ての手順は、図3に示す如き後身頃4にヨーク2を重ね合わせた上で該ヨーク2の縫い代2aを巻き込むように後身頃4側の縫い代4aを折り返し且つその折り返した縫い代4aに更に熱接着テープ5を重ねて一緒に地縫いする第一工程と、図4に示す如きヨーク2全体を折り返して熱接着テープ5ごと縫着部分を貫通ステッチで縫い付ける第二工程と、図5に示す如きアイロン6により熱を加えながらプレスする第三工程とを順次行うというものであり、全て機械化された流れ作業により実施することが可能である。
また、特に本形態例においては、図6に示す如く、ヨーク2が前身頃7に対しても巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されるようになっているところも特徴となっており、図7に拡大して示す如く、ヨーク2の正面側の下端がシャツ1の内側(図2中の右側)に折り返されて縫い代2bを成し且つ前身頃7の上端がシャツ1の外側(図2中の左側)に折り返されて縫い代7aを成し、これら縫い代2b,7a同士が互いを巻き込みながら縫い付けられているが、この際に、前身頃7の縫い代7aの表面とヨーク2の裏面との間に熱接着テープ5が挟み込まれて一緒に縫い付けられ、アイロン6(図5参照)によるプレスで前記熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されるようにしてある(具体的な仕立ての手順については、前述した図3〜図5の工程と特に変わるところがないため説明を割愛する)。
而して、このようにシャツ1を縫製すれば、ヨーク2と後身頃4との縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着された状態となっていることで芯地のように作用し、これにより一枚の生地により形成したヨーク2の背面側の保形性が補われて肩部分における美しいシルエットが形づくられるが、特に本形態例の場合には、ヨーク2と前身頃7との縫着部分においても、該縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着された状態となっていることで芯地のように作用し、これにより一枚の生地により形成したヨーク2の正面側の保形性も補われて肩部分におけるシルエットがより一層美しく形づくられることになる。
また、ヨーク2が後身頃4に対し巻き伏せ本縫いで縫着されていると、ヨーク2と後身頃4の双方の縫い端が互いに巻き込まれて縫い付けられることになるため、シャツ1の内側に縫い端が残らなくなって着心地が良くなると共に、シャツ1を折り畳んだ際にネックホールから見えるヨーク2と後身頃4との縫着部分における見栄えも良くなる。
尚、本形態例では、ヨーク2が前身頃7に対しても巻き伏せ本縫いで縫着されているので、ヨーク2と前身頃7の双方の縫い端が互いに巻き込まれて縫い付けられ、シャツ1の内側に縫い端が残らなくなって着心地が更に良くなる。
従って、上記形態例によれば、夏期などに涼感が得られるようシャツ1の肩部分を成すヨーク2を一枚の生地により形成しながらも、その保形性の低下を抑えて肩部分における美しいシルエットを形づくることができ、しかも、着心地や折り畳み時の見栄えの良いシャツ1とすることができる。
また、図8は本考案の参考例を示すもので、先の図1〜図7で説明した形態例におけるヨーク2と前身頃7との縫着部分に関し、巻き伏せ本縫いの代わりにインターロック縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されるようにしたものであり、より具体的には、ヨーク2の正面側の下端がシャツ1の内側に折り返されて縫い代2bを成し且つ該縫い代2bと前身頃7の上端の縫い代7aとがインターロック縫いにより地縫いと裁ち目かがりとを同時に施されているが、この際に、両縫い代2b,7aの表面とヨーク2の裏面との間に熱接着テープ5が挟み込まれて一緒に縫い付けられ、アイロン6(図11参照)によるプレスで前記熱接着テープ5が生地に対し熱溶着されるようにしてある。
このようなインターロック縫いによる具体的な仕立ての手順は、図9に示す如き前身頃7にヨーク2を重ね合わせ且つこれらの裁断予定位置に熱接着テープ5を更に重ねた上で前身頃7とヨーク2とを裁断しながら地縫いと裁ち目かがりと熱接着テープ5のしつけを同時に行う第一工程と、図10に示す如きヨーク2全体を折り返して前記熱接着テープ5ごと縫着部分を貫通ステッチでたたき縫いする第二工程と、図11に示す如きアイロン6により熱を加えながらプレスする第三工程とを順次行うというものであり、全て機械化された流れ作業により実施することが可能である。
而して、このようにした場合にも、ヨーク2と前身頃7との縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープ5が生地に対し熱溶着された状態となっていることで芯地のように作用し、これにより一枚の生地により形成したヨーク2の正面側の保形性も補われて肩部分におけるシルエットがより一層美しく形づくられることになる。
尚、ヨーク2が前身頃7に対しインターロック縫いで縫着されていると、シャツ1の内側に縫い端が残って着心地や見栄えの面で巻き伏せ本縫いより劣ることは否めないが、ヨーク2と前身頃7との縫着部分の内側はシャツ1の折り畳み時に隠れて外から見えないことから見栄えの面での大きな支障はなく、寧ろインターロックミシンにより縫い合わせと生地の裁断とを同時に実施できて大幅な低コスト化を実現することができる。
尚、本考案のシャツは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 シャツ
2 ヨーク
4 後身頃
5 熱接着テープ
7 前身頃

Claims (1)

  1. 肩部分を成すヨークを一枚の生地により形成したシャツであって、前記ヨークが後身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着されていると共に、前記ヨークが前身頃に対し巻き伏せ本縫いで縫着され且つその縫着部分に挟み込まれて一緒に縫い付けられた熱接着テープが生地に対し熱溶着されていることを特徴とするシャツ。
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