JP3189326U - タキシードおよびそれに用いる襟型パーツ - Google Patents

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【課題】使用上のトラブルが一切発生する恐れがなく、かつ、タキシードとしての使用機会がなくなったときには、通常の略礼服などのスーツとして使用できる構造のタキシードおよびそれに用いる襟型パーツを提供する。【解決手段】ジャケット1の下襟に襟型パーツ2が、その周囲の少なくとも一部でまつり縫いにより縫い付けられている。襟型パーツ2は、襟部の一方の側縁がジャケット1の下襟の外形に合せた形状に形成され、他方の側縁側がジャケット1の下襟の折返し部に沿って折り返されると共に、下襟が被さる胴部11の裏側まで延びるように、折返し部が形成されている。さらに、襟部の上部はタキシード型のV字状に形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、結婚式や晩餐会などのフォーマルな会合で着用することができるタキシードに関する。さらに詳しくは、フォーマルな会合のみならず、結婚式への招待客や葬儀などの冠婚葬祭時にも利用することができるタキシードおよびそれに用いる襟型パーツに関する。
夕方からの結婚式や披露宴の当事者、記念行事や晩餐会などフォーマルな会合に出席する際に着用するフォーマルスーツとしてタキシードが用いられている。このようなタキシードは、絹などにより形成した拝絹と呼ばれるジャケット(上着)の襟部分を、ジャケットの胴部(身返し)に作り込んで、襟部とすることにより製造されている。そのため、タキシード以外としては流用することができない。しかしながら、タキシードは一般的に常用のものではなく、特定の行事に一度か数度使ったら殆ど使用する機会がないのが実情である。そのため、今日ではレンタルで利用することが一般的になっている。しかし、レンタルのタキシードでは、個人個人の体型にピッタリとは適合しないケースが多く、満足のいくものではない。
そこで、通常の背広などの襟に装飾布地を着脱自在に取り付け、上着の用途範囲を広げることが考えられている(たとえば特許文献1参照)。この特許文献1に開示されているタキシードと呼ばれる上着は、たとえば図4に分解説明図が示されるように、フォーマルな場合以外で着用できるジャケット50(図4(a)、(b)参照)と装飾用襟布60(図4(c)、(d)参照)とからなっており、装飾用襟布60を着脱自在にできる構造になっている。すなわち、ジャケット50の胴部51の裏側51a、襟部52の裏側52a、および首回り部53の内面53aに複数の雄スナップ71が適当な間隔をおいて縫い付けられている。また、装飾用襟布60は、図4(c)に正面図が示され、図4(d)に背面図が示されるように、ジャケット60に取り付けた際に外部に露出する襟部61と、破線65で折り返されて胴部51の裏側51aに重なる内面部62と、図4(c)には示されていないが、図4(d)に示されるように、襟部61と全く同じ形状で襟部61の裏側に折り返された折返し部63とからなっている。この装飾用襟布60の内面部62の裏面62aおよび折返し部63の裏面(ジャケット50の襟部52の裏側に面する面)に複数の雌スナップ72が雄スナップ71の間隔と同じ間隔をおいて縫い付けられている。
このような構成になっているので、ジャケット50を通常着用する場合は、雄スナップ71は外見上全く見えず通常のジャケット50として利用でき、フォーマルな洋服にする場合には、装飾用襟布60をスナップ71、72で接合することによりフォーマルな洋服として利用することができる。
特開2002−13017号公報
前述のように、ジャケットの襟と装飾用襟布とをスナップで止める構造では、ジャケットの襟と装飾用襟布とが完全には密着せず、装飾用襟布の襟の一部に浮きが生じ見栄えが悪く、フォーマルな会合には使用できない。また、ジャケットの襟を被覆するように、襟のシルエットの形状で装飾用襟布が形成されているため、通常のジャケットの襟型であるノッチ型(図4(b)にNで示される形状)のものしかできず、正礼装としての装いであるタキシードにはならず、ダンサーが着るようなファンシースーツにしかならないという問題もある。さらに、着用中に襟や胴部の裏面が表面側に折り曲げられたり、ジャケットを脱いだりした際などに襟などの裏に接合されている状態が容易に見えてしまう。また、装飾用襟布を取り外して使用している場合でも、胴部の裏や襟の裏などに設けられたスナップが容易に視認されてしまうおそれもある。
本考案は、このような状況に鑑みてなされたもので、本来のタキシード専用として作られたタキシードと全く遜色なく使用することができ、しかも、簡単に製造でき、かつ、使用上のトラブルが一切発生する恐れがなく、その上で、タキシードとしての使用機会がなくなったときには、通常のビジネススーツや略礼服などのスーツとして着用でき、着用機会が増える構造のタキシードおよびそれに用いる襟型パーツを提供することを目的とする。
本考案のタキシードは、ジャケットと、一方の側縁が前記ジャケットの下襟(ラペル)の外形に合せた形状に形成され、他方の側縁側が前記ジャケットの下襟の折返し部に沿って折り返されると共に、下襟が被さる胴部の裏側まで延びるように形成され、さらに、上部はタキシード型のV字状に形成された襟型パーツとを有し、前記襟型パーツの周囲の少なくとも一部が、前記ジャケットの下襟部にまつり縫いにより接合されている。
前記襟型パーツが、その少なくとも一部の裏面に綿からなるスレキが縫い付けられていることが、ジャケットの下襟の形状と襟型パーツの襟とが完全には一致しない場合でも、襟としての機械的強度を得ることができるため好ましい。
前記襟型パーツの前記ジャケットへの接合が、前記まつり縫いと共に接着剤または接着テープとの併用により接合されていてもよい。すなわち、接着剤だけで接着していると、剥がれる恐れがあり、結婚式などの一生一度の大事な場面でそのような剥がれが生じて垂れ下がったり、剥がれ落ちたりすることは許されないため、接着剤だけでの接合は良くないが、たとえば上部の周囲とか下端部をまつり縫いで接合しておけば、他の部分は接着剤などで接合されていても、何ら差支えない。この場合、熟練を要するまつり縫いの困難な作業を最小限にして作業の効率化を図ることができる。
また、本考案のタキシードに用いられる襟型パーツは、一方の側縁がジャケットの下襟の外形に合せた形状に形成され、他方の側縁側が前記ジャケットの下襟の折返し部に沿って折り返されると共に、下襟が被さる胴部の裏側まで延びるように形成され、かつ、上部はタキシード型のV字状に形成されると共に、裏面の少なくとも一部に綿からなるスレキが縫い付けられている。
本考案のタキシードによれば、ジャケットの下襟部分にタキシード形状の襟型パーツをまつり縫いで接合することによりタキシードを形成しているため、ジャケットに襟型パーツがしっかりと縫い付けられており、タキシード襟のスーツになる。この際、まつり縫いの技術に熟練を要する場合があるが、熟練した職人によれば、一からタキシードとして製作したものと比較しても、全く見劣りすることがなく、むしろ見栄え良く製作することもできる。その結果、従来のタキシード専用に作られたタキシードと何ら遜色がなく、また、ジャケットから襟型パーツが脱落することもなく、フォーマルな会合に出席しても全く違和感なく着用することができる。一方、タキシードとして使用した後、再度の利用の予定がなく、略礼服やビジネススーツなどとして使用したい場合には、まつり縫いした糸を1か所切断して引っ張るだけで、簡単にまつり縫いした糸を除去することができ、襟型パーツを外すことができる。しかも、まつり縫いであるため、ミシンで縫い付けた場合のように、ミシン針の跡が残ることもなく、外観上何の違和感もなく通常のスーツとして利用することができる。なお、タキシードは、通常黒か、白など、特殊な色のものであるため、全く普通のスーツとして利用することはできないが、黒色などで略礼服やビジネススーツなどとしては十分に利用することができ、ジャケットの稼働率が大幅に向上する。
今日、日本でもタキシードを着るフォーマルクロージングの文化が定着しつつある状況下において、本考案のタキシードを利用することにより、より一層タキシードを普及させることができ、欧米での男性が1人、1着はタキシードを所有するという風習に近づけることができるという効果もある。
一方、本考案の襟型パーツによれば、裏に台となるスレキが縫い付けられているため、強度が強く、ノッチ型襟のジャケットでも、まつり縫いにより取り付ければ、しっかりとタキシードの襟として機能する。また、まつり縫いをした後にその糸を抜いても、襟型の表面には針孔は全然でないため、再度タキシードにしたい場合には、襟型パーツを再度まつり縫いすることにより、簡単にタキシードにすることができる。この場合、素人ではまつり縫いをすることが難しいかもしれないが、洋服屋の専門家に依頼すれば、新たにタキシードを新調したり、レンタルで貸衣装を借りたりするよりは、遥かに安価に、しかも体形に合ったタキシードを準備することができる。
本考案のタキシードの一実施形態を示す図である。 図1に示すタキシードに取り付けられる襟型パーツを示す図である。 図2に示される襟型パーツの製造工程を示す図で、(a)は、襟型パーツの布地(身返し)の裁断方法を説明する図であり、(b)は、身返しの裏面にスレキを中縫いした状態を示す図であり、(c)は、身返しを折り曲げて襟型を形成し、襟型パーツとした図であり、(d)は、ジャケットに片方の襟型パーツが取り付けられた状態を示す図である。 従来の装飾用襟布を着脱自在に取り付けた上着を示す図で、(a)および(b)は、ジャケットにスナップが取り付けられた状態を示す概略図であり、(c)および(d)は、装飾用襟布の正面図および背面図である。
つぎに、添付図面を参照しながら、本考案のタキシードおよび襟型パーツを詳細に説明する。
本考案のタキシードは、図1に示されるように、ジャケット1の下襟12(図3(d)参照)に襟型パーツ2が、その周囲の少なくとも一部でまつり縫いにより縫い付けられている。襟型パーツ2は、図2に示されるように、襟部21の一方の側縁21aがジャケットの下襟12(図ではジャケット1の右側の襟を指しているが、図2に示される例ではジャケットの左側の下襟)の外形に合せた形状に形成され、他方の側縁21b側がジャケット1の下襟12の折返し部に沿って折り返されると共に、下襟12が被さる胴部11の裏側まで延びるように、折返し部22が形成されている。さらに、襟部21の上部はタキシード型のV字状に形成されている。
ジャケット1は通常使用されている布地によって縫製される下襟12付きの上着である。また、ジャケット1の全体のシルエットも常用のものとすることができ、図1〜3に示される例でも、図3(d)に示されるように、ノッチ型Nの襟型になっている。しかし、このジャケット1の襟型はこれに限定されるものではなく、好みの襟型にすることができる。すなわち、襟型パーツ2の襟型と合せる必要はなく、襟型パーツ2を取り外した後のジャケット1の着用目的または使用者の嗜好に合せて選択可能である。なお、タキシードにするには、ジャケット1もタキシードに合った黒などの特定の色に限定される。そのため、襟型パーツ2をつけない状態でスーツとして使用する場合でも、その用途はある程度限定されるが、冠婚葬祭などの略礼服として、十分に使用することができる。そのため、タキシード専用より遥かに利用価値が増える。なお、胴部11に取り付けられたボタン14および腕部13の袖に取り付けられたボタン15も、正式には絹の袋でカバーされるが、図では省略されている。さらに、パンツも正式には定められたパンツが使用されるが、その説明は省略している。
襟型パーツ2は、図2に示されるように、襟部21と、折返し部22とからなっている。襟部21の一方の側縁21aは、ジャケット1の下襟12の外縁とほぼ同じ形状になっており、他方の側縁21bは、ジャケット1の下襟12が胴部11から折り曲げられた折り曲げ部(襟折れ線)の形状とほぼ同じ形状に形成されている。襟型パーツ2は、この他方の側縁21bで折り返され、襟部21の裏面側に折り曲げられて折返し部22が形成されている。この他方の側縁21bは、ジャケット1の胴部11の襟折れ線とほぼ同じ形状に形成されているため、ジャケットの下襟11にそのまま重ねて裏側に回り込めるように形成されている。襟部21の裏面には、後述する台となる生地からなるスレキ23(図3(b)参照)が縫い付けられている。この襟部21と折返し部22を形成する身返し20の材質も特に限定されるものではなく、ジャケット1に取り付けた際にタキシードとしての用途を満たすような外観のものであればよい。身返し20の材質としては、一般的には絹が用いられるが、ポリエステルでもよい。スレキ23も、特に限定されるものではないが、たとえば綿100%製とすることができる。
つぎに、図3を参照しながら、襟型パーツ2の製造方法について説明する。まず、図3(a)の二点鎖線で示される切断線Sのように、パターンの前カットゲージで身返し(シルク)20の形状に裁断する。この際、襟部21の一方の側縁21aおよびピークドラペルと称される襟部21の先端より、それぞれ1cm程度の縫い代を設け、他方の側縁21bから3.5cm程度のところで裁断する。
その後、図3(b)に示されるように、身返し20の裏側にスレキ23をミシンにて中縫いする。このスレキ23は殆ど襟部21と同じ大きさで、身返し20より1cmほど小さい。なお、図3(b)の線Aは、この身返し20を折り曲げて襟型パーツ2とする際の折り曲げ線(襟折れ線)である。
その後、図3(c)に示されるように、身返し20の周囲の縫い代を折り曲げて縫込み、襟折れ線Aで折り返して襟部21と折曲げ部22とを重ね合せる。そして、アイロンで型付けをすることにより、襟型パーツ2が完成する。
その後、図3(d)に示されるように、ジャケット1の下襟(ラペル)12に襟型パーツ2を重ねて襟型パーツ2の周囲をまつり縫いによりジャケット1の下襟(ラペル)12に縫い付ける。このまつり縫いは、ハンドメイドで行われ、襟型パーツ2の一方の側縁21aがジャケット1の下襟12の外形に沿って縫合され、襟型パーツ2の他方の側縁21b側がジャケット1の下襟12の折返し部に沿って折り返されると共に、ジャケット1の身返し(胴部)11の裏側とまつり縫いにより縫合されることによって達成される。なお、図3(d)に示されるように、ジャケット1の下襟(ラペル)12がノッチ型の下襟形状Nであっても、その下襟12のない部分以外の襟型パーツ2の周囲が縫い付けられることにより、襟型パーツ2の襟がしっかりと固定される。また、図3(d)では、ジャケット1の左側(図に向かって右側)の下襟12のみに襟型パーツ2が取り付けられた状態が図示されているが、両方の下襟12に取り付けられることにより、図1に示されるようなタキシードが完成する。
前述の例では、襟型パーツ2の周囲の殆ど全部をまつり縫いにより縫い付けたが、周囲の殆ど全部をまつり縫いにより縫い付ける必要はない。すなわち、襟型パーツ2の上部のみ、または上部と下部がしっかりとまつり縫いにより接合されていれば、他の部分は接着剤とか、両面接着テープなどにより接着されていてもよい。この方法としては、たとえば接着剤などを挟んでアイロンなどにより接合し、その後さらに主要部をまつり縫いなどにより部分的に接合するものである。このような接合にする理由は、たとえば襟型パーツ2の上部と下部だけなど、間欠的に接合されているだけであると、スナップやボタンにより接合するのと同じでその固定部の間で浮きが生じて見栄えが悪くなるが、接着剤などにより全面が接着されていれば、そのような不自然さは現れない。また、接着剤や接着テープのみで接着されていると、その接着部分が剥がれるという可能性があり、結婚式など一生に一度の行事に使用することを考慮すると、信頼性が劣る。しかし、この接着剤などによる接合と、まつり縫いによる接合とを併せもたせることにより、剥がれなどのハプニングも防止することができながら、まつり縫いによる工数の削減につなげることができる。接着剤または接着テープとしては、たとえば両面テープなどの接着剤などが挙げられる。これらの接着剤は、有機溶媒系の洗剤でクリーニングすることにより、容易に除去することができ、襟型パーツ2を除去して普通のスーツにする場合でも容易に変更することができる。また、接着剤もしくは接着テープの代りに、またはその一部の代りに部分的に、コンシールファスナーが使用されてもよい。襟型パーツ2のジャケット1への接合後、タキシードの襟はプレスにより整えられる。
図1に示されている本実施の形態では、襟型パーツ2の側縁および上部を含む襟の形状は、ジャケット1の下襟(ラペル)12の形と同じ形状に形成されているが、襟型パーツ2の襟の上部の形状とジャケット1の下襟の形状は異なるものとすることができる。通常のタキシードの下襟は、ピークドラペルと称されるラペルの先端が上向きになっている、図1に示されるV字状のものである。本実施形態では、たとえば、襟型パーツ2の襟の上部の形状をV字状とし、ジャケットの下襟の上部の形状を上襟と下襟の縫い目線であるゴージラインが直線であるようなノッチ襟、または、ノッチに比べラペルのエッジが突き出た形状であるようなセミノッチ襟などとすることもできる。本考案においては、襟型パーツ2はボンディング仕様で形成されているので、襟型パーツ2接合されるジャケットの下襟の形状が襟型パーツ2の上部の形状とたとえ異なっていても、タキシードの襟のシルエットを綺麗に保持することが可能であり、本考案の目的を達成することができる。この構成により、ジャケットの下襟としてタキシードとは異なる形状のものを使用者が選択することができるので、タキシードとして使用した後に襟型パーツ2を取り外して、使用者の好みにあったジャケットとして使用することが可能となる。
本実施形態においては、襟型パーツ2はタキシードの拝絹として機能する。襟の表裏両面に被さる様式で襟付きの上着に取り付ける従来の図4に示される装飾用衿布では、たとえ装飾用衿布を拝絹地としたところで、フォーマルウェアであるタキシードのラペルの部分に貼られている本来の拝絹とは異なる外観のものにしかならない。これに対し、本考案の襟型パーツ2は、襟の上部の形状がピークドラペルであり、そしてジャケット1への取り付け後に、従来のタキシードの襟に貼られる拝絹と比べて遜色のないシルエットを作り出すことができる。
本実施形態における襟型パーツ2は、オーダースーツのサイズゲージごとに作られた襟型にしたがって作製され、ストックされることができる。ストックされた襟型パーツ2の中から、ジャケットの色および/またはシルエット、またはタキシードを着用して出席する会合の種類などに応じて、適切なまたは使用者の嗜好にかなった襟型パーツ2が選択され得る。さらに、ストックされた襟型パーツ2を注文の都度、ジャケットに縫い付けるという製造工程をとることにより、製造のためのコストを削減することができると同時に、製品納品までの時間も短縮され、通常のオーダースーツと同程度の納品期間で納品することが可能となる。
本実施形態においては、襟型パーツ2は、襟型パーツ2のジャケット1への取り付けに使用されているまつり縫いの糸を切断して抜き取ることにより、簡単にジャケット1から取り外すことが可能である。セレモニーなどに使用したタキシードを常用の略礼服などとして後に使用するための方法として、礼装用タキシードを使用後、仕立て直して常用の略礼服などにリメイクする方法も行われているが、このような使用方法に対し、本考案のタキシードにおいては、タキシードから常用のジャケットへの転換は、襟型パーツ2の接合に使用されているまつり縫いをほどくだけで達成されるので、簡単かつ費用もかからずに行われ得る。さらに、一旦取り外した襟型パーツ2は、再度、まつり縫いによって容易にジャケット1に取り付けられ得るので、タキシードを常用のジャケットへとリメイクしてしまう従来の方法とは異なり、ジャケット1を再びタキシードとして使用することができる。また、再度タキシードとして着用する場合に、当初の襟型パーツ2と異なる襟型パーツ2を選択、取り付けることも可能である。
1 ジャケット
2 襟型パーツ
11 胴部(身返し)
12 下襟(ラペル)
13 腕部
14、15 ボタン
21 襟部
21a 一方の側縁
21b 他方の側縁
22 折返し部
23 スレキ

Claims (4)

  1. ジャケットと、
    一方の側縁が前記ジャケットの下襟の外形に合せた形状に形成され、他方の側縁側が前記ジャケットの下襟の折返し部に沿って折り返されると共に、下襟が被さる胴部の裏側まで延びるように形成され、さらに、上部はタキシード型のV字状に形成された襟型パーツ
    とを有し、前記襟型パーツの周囲の少なくとも一部が、前記ジャケットの下襟部にまつり縫いにより接合されてなるタキシード。
  2. 前記襟型パーツの少なくとも一部の裏面に綿からなるスレキが縫い付けられてなる請求項1記載のタキシード。
  3. 前記襟型パーツの前記ジャケットへの接合が、前記まつり縫いと共に接着剤または接着テープとの併用により接合されてなる請求項1または2記載のタキシード。
  4. 一方の側縁がジャケットの下襟の外形に合せた形状に形成され、他方の側縁側が前記ジャケットの下襟の折返し部に沿って折り返されると共に、下襟が被さる胴部の裏側まで延びるように形成され、かつ、上部はタキシード型のV字状に形成されると共に、裏面の少なくとも一部に綿からなるスレキが縫い付けられてなる拝絹。
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