JP3230774U - コネクタ組立体およびコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易で垂直度の精度が高い電気端子を備えるコネクタ組立体を提供する。【解決手段】コネクタ組立体10は、第1コネクタ500と第2コネクタ100を備え、第1コネクタ500は、第1電気端子収容部に保持される第1電気端子800を有し、第2コネクタ100は、第1電気端子800と接触して電気を導通させる第2電気端子を有し、第1電気端子800は、金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含み、当該略L字形状の第1方向(Z方向)に沿って延びる平板状の部位が第2電気端子と接触する接触部として構成され、第2電気端子は、第1電気端子800を構成する接触部における第2方向(X方向)に平行な2面それぞれに接触することで接触部を挟んで2点接触し、接触部における第2電気端子から2点接触を受ける接触点に挟まれた箇所が金属材料のみで構成される。【選択図】図6

Description

本考案は、コネクタ組立体およびコネクタに関する。
従来から、平板状の2つの回路基板を電気的に接続する基板対基板コネクタが公知である。この種のコネクタは、電気を好適に導通させるために複数の電気端子を備えている。
例えば、図27を参照すると、下記特許文献1には、プラグ側ハウジングに保持されるプラグ側電源コンタクト(5A,5B;プラグ側の電気端子)を備えるプラグコネクタ(103)と、レセプタクル側電源コンタクト(12A,12B;レセプタクル側の電気端子)を備えるレセプタクルコネクタ(101)とで構成される基板対基板コネクタが開示されている。
下記特許文献1に開示された基板対基板コネクタにおいて、プラグコネクタ(103)が備えるプラグ側電源コンタクト(5A,5B)は、金属板をコの字に曲げて金型に配置し、インサート成形により樹脂のプラグ側嵌合部に被せる構造となっている。なお、先行技術文献の説明に関する符号については、括弧を付けることで本考案の実施形態と区別した。
特開2017−16897号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された基板対基板コネクタには、レセプタクル側電源コンタクト(12A,12B)と接触するプラグ側電源コンタクト(5A,5B)の形状加工が難しいという課題が存在していた。すなわち、上記特許文献1に開示されたプラグ側電源コンタクト(5A,5B)は、金属板をコの字に曲げて金型に配置し、インサート成形により樹脂のプラグ側嵌合部に被せる構造となっているので、レセプタクル側電源コンタクト(12A,12B)との接触点をプラグコネクタ(103)の挿入方向に対して平行かつ垂直に保つ加工が非常に困難であった。
よって本考案は、製造が容易で垂直度の精度が高い電気端子を備えるコネクタ組立体とコネクタを提供することを目的とする。
本考案のコネクタ組立体は、第1コネクタと、第2コネクタとを備え、前記第1コネクタが第1方向に沿って前記第2コネクタと嵌め合わされ又は抜き去られるコネクタ組立体であって、前記第1コネクタは、樹脂製の第1電気端子収容部に保持される金属製の第1電気端子を有し、前記第2コネクタは、前記第1電気端子と接触して電気を導通させる金属製の第2電気端子を有し、前記第1電気端子は、金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含み、当該略L字形状の第1方向に沿って延びる平板状の部位が前記第2電気端子と接触する接触部として構成され、前記第2電気端子は、前記第1電気端子を構成する前記接触部における第2方向に平行な2面それぞれに接触することで前記接触部を挟んで2点接触し、前記接触部における前記第2電気端子から2点接触を受ける接触点に挟まれた箇所が、金属材料のみで構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、本考案のコネクタ組立体では、第1電気端子が金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含む構成となっているので、製造が容易である。また、第1電気端子を構成する接触部における第2電気端子から2点接触を受ける接触点に挟まれた箇所が、金属材料のみで構成されているので、第1電気端子の接触部を垂直度の精度が高いものとすることが容易である。
また、本考案のコネクタ組立体では、前記第1電気端子を構成する前記接触部の第3方向の厚さ寸法が、前記第2電気端子における前記接触部と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法よりも大きくすることができる。
さらに、本考案のコネクタ組立体では、前記第1電気端子を構成する前記接触部の第3方向の厚さ寸法が、前記第2電気端子における前記接触部と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法の2倍以上であることとすることができる。
すなわち、本考案のコネクタ組立体では、第2電気端子に比べて接触部の厚さ寸法が大きいので、電気抵抗値が低く、かつ、電流容量が大きい状態を実現することができる。
また、本考案のコネクタ組立体では、前記接触部と2点接触する前記第2電気端子の2つの接触点のうち、前記第2電気端子の半田付け部に近い方の接触点が、前記第1電気端子の半田付け部に近い方の接触点と接触することができる。
すなわち、本考案のコネクタ組立体では、接触部と2点接触する第2電気端子の2つの接触点のうち、第2電気端子の半田付け部に近い方の接触点が、第1電気端子の半田付け部に近い方の接触点と接触することで、線路長が短くなり、電気抵抗値が低い状態を実現することができる。
また、本考案のコネクタ組立体において、前記第1コネクタが有する樹脂製の前記第1電気端子収容部と金属製の前記第1電気端子は、インサートモールドにより一体化することができる。
すなわち、本考案のコネクタ組立体では、インサートモールドにより樹脂製の第1電気端子収容部と金属製の第1電気端子を一体化することで、樹脂製の第1電気端子収容部が第1電気端子から剥離し難い状態を実現することができる。
また、本考案のコネクタ組立体において、前記第1電気端子を構成する前記接触部は、第1方向から見たときに、平板状の四隅が面取りされた面取り形状部を有することができる。
すなわち、本考案のコネクタ組立体では、第1電気端子を構成する接触部の四隅に面取り形状部を形成することで、樹脂製の第1電気端子収容部が第1電気端子から更に剥離し難い状態を実現することができる。
また、本考案のコネクタ組立体において、前記第1電気端子を構成する前記接触部と、樹脂製の前記第1電気端子収容部とは、第1方向から見たときに、第3方向の厚みが同じであって第2方向に平行な面に段差がないこととすることができる。
すなわち、本考案のコネクタ組立体では、第1電気端子を構成する接触部と、樹脂製の第1電気端子収容部とが第2方向に平行な面で段差のない形状とすることで、インサートモールド用金型の作成が容易となって製造が容易となる利点を享受することができる。
また、本考案のコネクタ組立体において、前記第1電気端子の半田付け部は、前記第1電気端子における前記半田付け部以外の箇所よりも板厚を薄く形成することができる。
また、本考案のコネクタ組立体において、前記第1電気端子の半田付け部は湾曲しており、前記第1電気端子の全体形状が略J字形状となるように形成することができる。
また、本考案のコネクタ組立体において、前記第1電気端子を構成する前記接触部には、薄肉部が形成されていることとすることができる。
また、本考案のコネクタ組立体は、前記第1コネクタを実装した第1回路基板と、前記第2コネクタを実装した第2回路基板とを電気的に接続する基板対基板コネクタとすることが好適である。
また、本考案は、上記の第1コネクタとして使用できるコネクタを含む。
また、本考案は、上記の第2コネクタとして使用できるコネクタを含む。
本考案によれば、製造が容易で垂直度の精度が高い電気端子を備えるコネクタ組立体とコネクタを提供することができる。
本実施形態のコネクタ組立体を示す上側斜視図である。 図1のコネクタ組立体を示す上面図である。 図1のコネクタ組立体を示す底面図である。 図2のコネクタ組立体をA−A線に沿って示す断面図である。図において、第1回路基板および第2回路基板を破線で示している。 図1のコネクタ組立体を示す正面図である。 図5のコネクタ組立体をB−B線に沿って示す断面図である。図において、第1回路基板および第2回路基板を破線で示している。 本実施形態のコネクタ組立体を構成する第1電気端子および第2電気端子のみを拡大して示す拡大断面図である。図において、(a)で示す分図はコネクタ組立体を構成する第1電気端子と第2電気端子が嵌め合わされる前の状態が示されており、(b)で示す分図はコネクタ組立体を構成する第1電気端子と第2電気端子が嵌め合わされた図6の状態が示されている。 図1のコネクタ組立体に含まれる第1コネクタを示す下側斜視図である。 図8の第1コネクタを示す底面図である。 図9の第1コネクタをC−C線に沿って示す断面図である。図において、第1回路基板を破線で示している。 図8の第1コネクタを示す正面図である。図において、第1回路基板を破線で示している。 図11の第1コネクタをD−D線に沿って示す断面図である。図において、第1回路基板を破線で示している。 図1のコネクタ組立体に含まれる第2コネクタを示す上側斜視図である。 図13の第2コネクタを示す上面図である。 図14の第2コネクタをE−E線に沿って示す断面図である。図において、第2回路基板を破線で示している。 図13の第2コネクタを示す正面図である。図において、第2回路基板を破線で示している。 図16の第2コネクタをF−F線に沿って示す断面図である。図において、第2回路基板を破線で示している。 本考案の第1コネクタが取り得る多様な変形形態の一例(第1変形例)を示す下面斜視図である。 本考案の第1コネクタが取り得る多様な変形形態の一例(第2変形例)を示す下面斜視図である。 本考案の第1コネクタが取り得る多様な変形形態の一例(第3変形例)を示す下面斜視図である。 図20で示した第3変形例の第1コネクタを示す底面図である。 本考案の第1コネクタが取り得る多様な変形形態の一例(第4変形例)を示す断面図である。この図は、図12に対応した縦断面を示している。 本考案の第1コネクタが取り得る多様な変形形態の一例(第5変形例)を示す断面図である。この図は、図12に対応した縦断面を示している。 本実施形態の第1コネクタが有する構成を含むプラグコネクタの構成例を示す下面斜視図である。 本実施形態の第2コネクタが有する構成を含むレセプタクルコネクタの構成例を示す上面斜視図である。 本実施形態の第1コネクタが有する構成を含むプラグコネクタの別の構成例を示す断面図である。この図は、図24で示したプラグコネクタの縦断面を示している。 特許文献1のコネクタ組立体(基板対基板コネクタ)の縦断面を示す図である。
以下、本考案を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項における考案を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが考案の解決手段に必須であるとは限らない。
図1に示されるように、本実施形態のコネクタ組立体10は、第1コネクタ500と、第2コネクタ100とを備えている。
図1および図4を参照して、本実施形態の第1コネクタ500は、第1方向に沿って第2コネクタ100に対して嵌め合わされ又は抜き去られるものである。本実施形態において、第1方向は、上下方向である。図において、上下方向はZ方向として示される。特に、上方を+Z方向、下方を−Z方向とする。
図4、図6、図10および図12に示されるように、本実施形態の第1コネクタ500は、第1回路基板860に固定されるものである。
図8および図9に示されるように、本実施形態の第1コネクタ500は、第1絶縁体600と、第1絶縁体600を取り囲んで配置される第1アウターシェル700と、第1絶縁体600の内部に取り付けられる2つの第1インナーシェル750と、2つの第1インナーシェル750の間に配置される6つの第1電気端子800と、第1アウターシェル700と第1インナーシェル750に挟まれた領域に配置される2つの第1高周波信号端子850とを備えている。なお、本考案の範囲はこの実施形態に限定されず、第1電気端子800は、少なくとも1つあればよく、2つ以上や、6つより多い数でもよい。また、第1コネクタ500は、第1絶縁体600と、第1インナーシェル750と、第1電気端子800を備えていればよい。すなわち、第1コネクタ500は、第1アウターシェル700と第1高周波信号端子850を備えていなくてもよい。
図8、図9、図10および図12を参照して、本実施形態の第1絶縁体600は、樹脂からなるものであり、上面部610と、第1周壁部620と、第1電気端子収容部630と、第1インナーシェル収容部640と、第1高周波信号端子収容部650と、第1アウターシェル固定部660とを有している。
図9、図10および図12に示されるように、本実施形態の上面部610は、上下方向と直交する矩形の平板形状を有しており、第1絶縁体600の上端を規定している。
図8および図9に示されるように、本実施形態の第1周壁部620は、上下方向に沿って見た場合、矩形形状を構成する四辺の中央部が切り欠かれるとともに四辺の四隅が面取りされた外周を有している。すなわち、第1周壁部620は、4つの第1長辺側壁部622と、4つの第1短辺側壁部626と、第1長辺側壁部622と第1短辺側壁部626をつなぐ4つの第1接続壁部627を有している。
図8および図12に示されるように、本実施形態の4つの第1長辺側壁部622は、2つの第1長辺側壁部622が第2方向に沿って並んでおり、かつ、第3方向において二対の第1長辺側壁部622が互いに対向している。本実施形態において、第2方向はX方向であり、第3方向はY方向である。第1長辺側壁部622の上端は、上面部610と連結されている。
図8および図12に示されるように、本実施形態の4つの第1短辺側壁部626は、2つの第1短辺側壁部626が第3方向に沿って並んでおり、かつ、第2方向において二対の第1短辺側壁部626が互いに対向している。第1短辺側壁部626の上端は、上面部610と連結されている。第1短辺側壁部626の第3方向端は、第1接続壁部627と夫々連結されており、第1長辺側壁部622の第2方向端は、第1接続壁部627と夫々連結されている。第1短辺側壁部626には、壁面の中央部に後述する第1金属短辺側腕部727を嵌め込むための第1短辺側壁溝部628が形成されている。
上下方向である第1方向において、第1短辺側壁部626の下端と、第1長辺側壁部622の下端と、第1接続壁部627の下端は、同じ位置にある。すなわち、第1周壁部620は、矩形形状の四隅が面取りされた平板形状を有する第1絶縁体600の周囲から下方に向けて立設した壁面として形成されている。
図8、図9および図10に示されるように、本実施形態の第1電気端子収容部630は、第2方向に延びる2つの壁面が第3方向で並列しており、この壁面の上下方向において下端が開口した孔部を有する。本実施形態の第1電気端子800は6つあるので、第3方向で並列した2つの壁面の夫々には、3つの孔部がある。すなわち、第1電気端子収容部630の孔部は、第1電気端子800の位置を規定している。第1電気端子収容部630は、上下方向と直交する平面内において第1周壁部620に包囲されている。本実施形態において、上下方向と直交する平面は、XY平面である。
図8、図9および図10に示されるように、本実施形態の第1インナーシェル収容部640は、第1電気端子収容部630を構成する並列した2つの壁面それぞれの端部に形成された孔部である。後述する第1インナーシェル750は板状の金属部材であり、板面が第3方向に沿うように配置される。つまり、並列した2つの壁面である第1電気端子収容部630の壁面方向である第2方向に対して直交する第3方向に第1インナーシェル750の板面が平行配置されるように、第1インナーシェル収容部640の孔部が形成される。
図8、図9および図10に示されるように、本実施形態の第1高周波信号端子収容部650は、第1高周波信号端子850を収容固定する孔部である。第1高周波信号端子850は、第1アウターシェル700と第1インナーシェル750に挟まれた領域に2つ配置される。したがって、第1高周波信号端子収容部650は、この2つの配置位置に対応した箇所に形成された孔部である。
図9および図10に示されるように、本実施形態の第1アウターシェル固定部660は、第1絶縁体600の上面部610の第2方向側の側面から外方に向けて突出した突出部である。本実施形態の第1アウターシェル固定部660は、+X方向の側面に2つ形成され、−X方向の側面に2つ形成される。突出部である第1アウターシェル固定部660は、各側面に2つずつ配置された突出部によって後述する第1アウターシェル700の一部を押圧し、この押圧力を利用して第1アウターシェル700を第1絶縁体600に固定する。
図8から図10、図12に示されるように、本実施形態の第1アウターシェル700は、第1絶縁体600に保持される。
図8および図9を参照して、本実施形態の第1アウターシェル700は、第1方向で見たときに、コの字形状をした2つの第1アウターシェル構成体700a,700bのコの字の解放側を向き合わせて配置した構成となっており、全体として四辺形状の外形を有するように配置される。2つの第1アウターシェル構成体700a,700bによって構成される第1アウターシェル700は、金属からなるものであり、第1金属平面710と、第1金属周壁部720と、第1金属係合部730とを有している。
図8から図12に示されるように、本実施形態の第1金属平面710は、第1方向、すなわち上下方向と直交する平面である。第1金属平面710は、第1絶縁体600の第1周壁部620が有する第1長辺側壁部622の下端に位置している。第1金属平面710は、第1絶縁体600の第1周壁部620が有する第1短辺側壁部626の下端に位置している。第1金属平面710は、第1絶縁体600の第1周壁部620が有する第1接続壁部627の下端に位置している。
図8、図9、図11および図12に示されるように、本実施形態の第1金属周壁部720は、第1金属長辺側壁部722と、第1金属短辺側壁部726とを有している。
図8等から理解されるように、本実施形態の第1金属長辺側壁部722は、第1方向と直交する平板形状を有している。第1金属長辺側壁部722は、第1絶縁体600の第1周壁部620が有する2つの第1長辺側壁部622の第3方向外端に位置している。
図8等から理解されるように、本実施形態の第1金属短辺側壁部726は、第1方向と直交する平板形状を有している。第1金属短辺側壁部726は、第1絶縁体600の第1周壁部620が有する2つの第1短辺側壁部626の第2方向外端に位置している。
図8等から理解されるように、本実施形態の第1金属短辺側壁部726の第2方向の内方側には、第1絶縁体600の第1周壁部620が有する2つの第1短辺側壁部626の夫々に対して2つの第1アウターシェル構成体700a,700bの夫々を固定するための第1金属短辺側腕部727が形成されている。第1金属短辺側腕部727は、2つの第1アウターシェル構成体700a,700bの夫々に対して2つずつ形成されている。第1金属短辺側腕部727は、第1短辺側壁部626に形成された第1短辺側壁溝部628に嵌め込むことができる。
本実施形態の第1金属短辺側壁部726は、第1短辺側壁部626に形成された第1短辺側壁溝部628に第1金属短辺側腕部727を嵌め込まれると、第1絶縁体600の上面部610の第2方向側の側面から外方に向けて突出する第1アウターシェル固定部660からの第2方向に向けた押圧力を受けることになり、第1絶縁体600に対する第1アウターシェル構成体700a,700bの強固な固定が実現する。より詳しくは、図9に示されるように、突出部である第1アウターシェル固定部660は、第1絶縁体600の第2方向の両側面に2つずつ形成されている。第1短辺側壁部626に形成された第1短辺側壁溝部628に第1金属短辺側腕部727を嵌め込むと、各第1アウターシェル構成体700a,700bは、第2方向の内方側は第1短辺側壁部626に形成された第1短辺側壁溝部628によって位置固定され、第2方向の外方側は突出部である第1アウターシェル固定部660によって第2方向の外方に向けた押圧力を受ける。各第1アウターシェル構成体700a,700bは金属材料であるため、この押圧力に抗する弾性力が生じ、第1絶縁体600に対して第1アウターシェル700が固定される。
図10および図12を参照して、本実施形態の第1金属周壁部720が有する第1金属長辺側壁部722と第1金属短辺側壁部726の夫々の上端は、第1コネクタ500を第1回路基板860に固定した際に、第1回路基板860上の回路パターン(図示せず)に半田付けされるものである。これにより、第1アウターシェル700はグランド導体として接地電位とすることができる。
図8に示されるように、本実施形態の第1金属係合部730は、第1金属長辺側棒係合部732と、第1金属短辺側棒係合部736と、第1金属長辺側腕係合部733と、第1金属短辺側腕係合部737とを有する。
図8に示されるように、本実施形態の第1金属長辺側棒係合部732は、第1金属長辺側壁部722の第3方向の外周面であって、第1金属長辺側壁部722の壁面に形成される棒状突起部である。本実施形態の第1金属長辺側棒係合部732は、第1金属長辺側壁部722の第3方向の外周面中央部に位置する。棒状突起部である第1金属長辺側棒係合部732は、第2方向に沿って棒状形状が延びて形成される。
図8に示されるように、本実施形態の第1金属短辺側棒係合部736は、第1金属短辺側壁部726の第2方向の外周面であって、第1金属短辺側壁部726の壁面に形成される棒状突起部である。本実施形態の第1金属短辺側棒係合部736は、第1金属短辺側壁部726の第2方向の外周面中央部に位置する。棒状突起部である第1金属短辺側棒係合部736は、第3方向に沿って棒状形状が延びて形成される。
図8に示されるように、本実施形態の第1金属長辺側腕係合部733は、第1金属長辺側壁部722の第3方向の外周面であって、第1金属長辺側壁部722の壁面に形成される片持ち腕状部である。本実施形態の第1金属長辺側腕係合部733は、第1金属長辺側壁部722の第3方向の外周面外方端部に位置する。片持ち腕状部である第1金属長辺側腕係合部733は、第3方向に対して弾性力を及ぼすように形成される。
図8に示されるように、本実施形態の第1金属短辺側腕係合部737は、第1金属短辺側壁部726の第2方向の外周面であって、第1金属短辺側壁部726の壁面に形成される片持ち腕状部である。本実施形態の第1金属短辺側腕係合部737は、第1金属短辺側壁部726の第2方向の外周面外方端部に位置する。片持ち腕状部である第1金属短辺側腕係合部737は、第2方向に対して弾性力を及ぼすように形成される。
図4および図6から理解されるように、第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736は、第2コネクタ100側のアウターシェル(詳細は後述する)と接することで、第1金属長辺側壁部722と第1金属短辺側壁部726とが互いに第1アウターシェル700の中心側に傾くように力を受ける。この傾きの力が金属材料である第1アウターシェル700の第1金属長辺側壁部722と第1金属短辺側壁部726に弾性力を生じさせる。また、第1金属長辺側腕係合部733と第1金属短辺側腕係合部737は、第2コネクタ100側のアウターシェル(詳細は後述する)と接することで、第1アウターシェル700の外方側に向けた押圧力を及ぼす。発生した押圧力が第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736とを介して第2コネクタ100側のアウターシェル(詳細は後述する)に及ぼされることで、第1コネクタ500と第2コネクタ100との嵌め合い固定が実現できる。
図8から図10に示されるように、本実施形態の第1インナーシェル750は、板状の金属部材である。第1インナーシェル750は2つ配置されている。第1インナーシェル750の板面は、第1絶縁体600の内部において第3方向に沿うように配置される。より詳しくは、第1絶縁体600に対して孔部として形成された第1インナーシェル収容部640に挿入されており、第1インナーシェル750と第1絶縁体600は、インサートモールドにより一体化されている。第1インナーシェル収容部640の孔部は、第1電気端子収容部630を構成する並列した2つの壁面それぞれの端部に形成されており、第1電気端子収容部630の壁面方向は第2方向に対して平行方向である。この第2方向に直交する第3方向に沿って2つの第1インナーシェル750の互いの板面が平行配置される。
図10を参照して、本実施形態の第1インナーシェル750の上端は、第1コネクタ500を第1回路基板860に固定した際に、第1回路基板860上の回路パターン(図示せず)に半田付けされるものである。これにより、第1インナーシェル750はグランド導体として接地電位とすることができる。
図8から図10を参照して、本実施形態の第1電気端子800は、金属製の導電性部材からなるものである。複数の第1電気端子800は、樹脂製の第1電気端子収容部630に保持される。より詳しくは、本実施形態の第1電気端子800は6つある。一方、第1電気端子収容部630は、第3方向で並列した2つの壁面を構成するものであり、2つの壁面の夫々には、3つの孔部がある。第1電気端子800は、第1電気端子収容部630が有する孔部に挿入されており、金属製の第1電気端子800と樹脂製の第1電気端子収容部630は、インサートモールドにより一体化されている。すなわち、第1絶縁体600は、複数の第1電気端子800を剥離し難いインサートモールド成形によって確実に保持している。また、複数の第1電気端子800は、2つの第1インナーシェル750の間に配置される。
図8から図10、図12を参照して、本実施形態の第1高周波信号端子850は、金属製の導電性部材からなるものである。第1高周波信号端子850は、第1方向の縦断面で見たときに逆L字形状を有している。第1高周波信号端子850は、孔部として形成された第1高周波信号端子収容部650に挿入され、インサートモールドにより一体化されており、第1アウターシェル700と第1インナーシェル750に挟まれた2つの領域に対して夫々1つずつ配置されている。
図15および図17に示されるように、本実施形態の第2コネクタ100は、第1回路基板860とは異なる第2回路基板460に固定されるものである。
図13および図14に示されるように、本実施形態の第2コネクタ100は、第2絶縁体200と、第2絶縁体200を取り囲んで配置される第2アウターシェル300と、第2絶縁体200の内部に取り付けられる2つの第2インナーシェル350と、2つの第2インナーシェル350の間に配置される複数の第2電気端子400と、第2アウターシェル300と第2インナーシェル350に挟まれた領域に配置される2つの第2高周波信号端子450とを備える。なお、本考案の範囲はこの実施形態に限定されず、第2電気端子400は、少なくとも1つあればよく、2つ以上や、6つより多い数でもよい。また、第2コネクタ100は、第2絶縁体200と、第2インナーシェル350と、第2電気端子400を備えていればよい。すなわち、第2コネクタ100は、第2アウターシェル300と第2高周波信号端子450を備えていなくてもよい。
図3、図13および図14を参照して、本実施形態の第2絶縁体200は、樹脂からなるものであり、底面部210と、第2電気端子収容部230と、第2インナーシェル収容部240と、第2高周波信号端子収容部250とを有する。
図14に示されるように、本実施形態の底面部210は、上下方向と直交するH字形の平板形状を有しており、第2絶縁体200の下端を規定している。
図13から図15に示されるように、本実施形態の第2電気端子収容部230は、2つの絶縁平面232と、島状部236とを有する。
図13および図14に示されるように、本実施形態の絶縁平面232は、第1方向、すなわち上下方向と直交する平面である。図14に示されるように、絶縁平面232は、底面部210の第3方向両端付近に位置している。絶縁平面232は、第3方向において絶縁平面232の+Y側と−Y側の2箇所に位置している。
図13および図14に示されるように、本実施形態の島状部236は、底面部210から第1方向に向けて上方に突出している。図14に示されるように、島状部236は、上下方向と直交する平面内において、第3方向の両側を絶縁平面232に包囲されている。すなわち、島状部236は、上下方向と直交する平面内において、2つの絶縁平面232によって挟まれている。島状部236は、第3方向において2つの絶縁平面232の中間に位置している。
図14および図15に示されるように、本実施形態の第2インナーシェル収容部240は、1つの第2インナーシェル350を収容保持するための孔部として形成される。孔部である第2インナーシェル収容部240に第2インナーシェル350が嵌め込まれることで、第2絶縁体200に対して第2インナーシェル350が収容保持される。
図13、図14および図17に示されるように、本実施形態の第2高周波信号端子収容部250は、2つの第2内壁部252と、2つの第2内壁部252の間に差し込んで固定するための平板取付部254を有する。また、平板取付部254は、第2高周波信号端子450に差し込まれて第2高周波信号端子450を収容固定する凸形状部256を含む。なお、第2高周波信号端子450は、第2アウターシェル300と第2インナーシェル350に挟まれた領域に2つ配置される。したがって、第2高周波信号端子収容部250は、この2つの配置位置に対応した箇所に形成される。
図13および図14に示されるように、本実施形態の第2高周波信号端子収容部250は、2つの第2内壁部252の間に設置できる。より詳しくは、底面部210における第2方向側の周縁において第3方向で並列して配置される2つの第2内壁部252の間に対して、第2方向に沿って外方側から内方側に向けて平板取付部254を差し込むことで、第2高周波信号端子収容部250を2つの第2内壁部252の間に形成できる。
図13、図14および図17に示されるように、本実施形態の第2高周波信号端子450の取付時において、平板取付部254が有する凸形状部256は、第2方向に沿って内方側を向いて配置される。第2高周波信号端子450は、第1方向である上下方向の縦断面を第2方向から見たときに、C字形の開放部が外方に開いた壺型形をしており、第3方向で並列して配置される2つの第2内壁部252の間に対して、第2方向に沿って外方側から内方側に向けて平板取付部254を差し込むことで、平板取付部254が有する凸形状部256がC字形の閉鎖部の内方に突き通されて、第2高周波信号端子450が凸形状部256と底面部210に挟み込まれ、固定される。
図13から図15を参照して、本実施形態の第2電気端子400は、金属製の導電性部材からなるものである。複数の第2電気端子400は、第2電気端子収容部230に保持される。より詳しくは、本実施形態の第2電気端子400は6つある。一方、第2電気端子収容部230は、2つの絶縁平面232と、島状部236とを有している。絶縁平面232は、底面部210の第3方向両端付近に位置している。島状部236は、底面部210から第1方向に向けて上方に突出している。島状部236は、上下方向と直交する平面内において、2つの絶縁平面232によって挟まれている。2つの絶縁平面232と島状部236との間で第2方向に並列して形成された各3つ、合計6つの隙間に第2電気端子400を挿入することで、第2電気端子400が隙間に嵌め込まれ、第2電気端子400は第2電気端子収容部230に保持される。すなわち、第2絶縁体200は、6つの第2電気端子400を保持している。また、6つの第2電気端子400は、2つの第2インナーシェル350の間に配置される。
図13から図15を参照して、本実施形態の第2高周波信号端子450は、金属製の導電性部材からなるものである。第2高周波信号端子450は、第1方向である上下方向の縦断面を第2方向から見たときに、C字形の開放部が外方に開いた壺型形を有する。第2高周波信号端子450は、第3方向で並列して配置される2つの第2内壁部252の外方側に配置された状態で、2つの第2内壁部252の間に対して第2方向に沿って外方側から内方側に向けて平板取付部254が差し込まれることで、平板取付部254が有する凸形状部256がC字形の閉鎖部の内方に突き通されて、第2高周波信号端子450が凸形状部256と底面部210に挟み込まれ、固定される。
図13から図15に示されるように、本実施形態の第2インナーシェル350は、板状の金属部材である。第2インナーシェル350は2つ配置されている。第2インナーシェル350の板面は、第2絶縁体200の内部において第3方向に沿うように配置される。より詳しくは、第2絶縁体200に対して孔部として形成された2つの第2インナーシェル収容部240に嵌め込むことで、2つの第2インナーシェル350の夫々が取り付けられる。第2インナーシェル350を取り付ける隙間の方向は第3方向に対して平行方向である。この第3方向に直交する第2方向に沿って2つの第2インナーシェル350の互いの板面が平行配置されるように、孔部として形成される第2インナーシェル収容部240に第2インナーシェル350が嵌め込まれる。
図15を参照して、本実施形態の第2インナーシェル350の下端は、第2コネクタ100を第2回路基板460に固定した際に、第2回路基板460上の回路パターン(図示せず)に半田付けされるものである。これにより、第2インナーシェル350はグランド導体として接地電位とすることができる。
図14に示されるように、本実施形態の第2アウターシェル300は、第2インナーシェル350に接続して保持されている。より詳しくは、第2アウターシェル300は、第3方向の外方に向けて延びる2つの第2インナーシェル350の両端部の4箇所で第2インナーシェル350と接続する。
図13および図14を参照して、本実施形態の第2アウターシェル300は、第1方向で見たときに、全体として四辺形状の外形を有する。第2アウターシェル300は、金属からなるものであり、第1方向である上下方向で見たときに、中央が開口した第2金属底面部310と、四辺形状の外形全周を取り囲むように第2金属底面部310に立設されたロ字形の第2金属周壁部320とを有するものである。また、第2金属周壁部320の四辺の中央上方には、第2金属係合部330が内方に向けて膨出して形成されている。つまり、本実施形態の第2アウターシェル300は、中央が開口した第2金属底面部310と、上面視でロ字形をした第2金属周壁部320と、第2金属周壁部320の四辺の各辺の中央上方から内方に向けて膨出する4つの第2金属係合部330とで形成されている。
図14から理解されるように、本実施形態の第2金属底面部310は、第2インナーシェル350と接続する部位である。第2金属底面部310が有する中央の開口内部に第2インナーシェル350が配置され、第3方向の外方に向けて延びる2つの第2インナーシェル350の両端部の4箇所で第2インナーシェル350と第2金属底面部310が接続する。
図13から理解されるように、本実施形態の第2金属周壁部320に形成される第2金属係合部330は、内方側に向けて曲率を持った湾曲形状で形成される。第2金属係合部330は、図4および図6から理解されるように、第1コネクタ500側の第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736と接することで、第2金属係合部330が押されて第2アウターシェル300の外周側に向けて傾くように力を受ける。この傾きの力が金属材料である第2アウターシェル300の第2金属係合部330や第2金属周壁部320に弾性力を生じさせる。さらに、第1金属長辺側壁部722の外周側に形成された第1金属長辺側腕係合部733と、第1金属短辺側壁部726の外周側に形成された第1金属短辺側腕係合部737が、第2金属周壁部320の内周面に接触して押圧力を及ぼす。これら弾性力と押圧力が第2金属係合部330や第2金属周壁部320と、第1コネクタ500側の第1金属長辺側棒係合部732や第1金属短辺側棒係合部736、ならびに第1金属長辺側腕係合部733や第1金属短辺側腕係合部737に及ぼされることで、第1コネクタ500と第2コネクタ100との嵌め合い固定が実現できる。
図15および図17を参照して、本実施形態の第2金属底面部310の底面もしくは第2金属周壁部320の下端は、第2コネクタ100を第2回路基板460に固定した際に、第2回路基板460上の回路パターン(図示せず)に半田付けされるものである。これにより、第2アウターシェル300はグランド導体として接地電位とすることができる。
次に、図7を参照して、本実施形態のコネクタ組立体10の特徴的な構成を説明する。図7に示されるように、本実施形態の第1コネクタ500が有する第1電気端子800は、金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含む形状を有しており、当該略L字形状の第1方向に沿って延びる平板状の部位が第2電気端子400と接触する第1接触部810として構成されている。
本実施形態の第1電気端子800は、第1接触部810が形成された端部とは逆側の端部が第1半田付け部820となっており、当該第1半田付け部820が、第1コネクタ500を第1回路基板860に固定した際に、第1回路基板860上の回路パターン(図示せず)に半田付けされる。これにより、第1回路基板860と第1コネクタ500とが電気的に接続される。
図7を参照して、本実施形態の第2コネクタ100が有する第2電気端子400は、第1電気端子800の第1接触部810と接触する第2接触部410と、第2回路基板460上の回路パターン(図示せず)に半田付けされる第2半田付け部420とを有して形成される部材である。第2半田付け部420が、第2コネクタ100を第2回路基板460に固定した際に、第2回路基板460上の回路パターン(図示せず)に半田付けされる。これにより、第2回路基板460と第2コネクタ100とが電気的に接続される。
本実施形態の第2電気端子400は、金属製の薄平板を6回折り曲げて形成したものであり、複数の湾曲形状の作用によって、バネ弾性力を有している。したがって、図7中の分図(a)と分図(b)を対比参照すれば明らかな通り、第2電気端子400の第2接触部410に第1電気端子800の第1接触部810が挿し込まれると、第2接触部410の湾曲形状によって形成された隙間が広がって第1接触部810に接触する。このとき、金属材料である第2接触部410は元の形状に戻ろうとする弾性力が働くので、この弾性力が第1接触部810への押圧力として作用し、第1電気端子800の第1接触部810と第2電気端子400の第2接触部410との接触状態が確実に維持されることとなる。
また、図7中の分図(b)に示されるように、第2電気端子400の第2接触部410は、第1電気端子800を構成する第1接触部810における第2方向に平行な2面それぞれに接触することで、第1接触部810を挟んで符号P1およびP2で示される2点の箇所で2点接触する。そして、本実施形態の第1電気端子800は、第1接触部810における第2電気端子400から2点接触を受ける接触点P1,P2に挟まれた箇所が、金属材料のみで構成されるという特徴を有している。
上述した特徴を有する第1電気端子800の第1接触部810は、まず、第1電気端子800が金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含む構成となっているので、製造が容易である。また、本実施形態の第1電気端子800は、第1電気端子800を構成する第1接触部810における第2電気端子400から2点接触を受ける接触点P1,P2に挟まれた箇所が、金属材料のみで構成されているので、第1電気端子800の第1接触部810を垂直度の精度が高いものとすることが容易である。これらの効果は、本実施形態のコネクタ組立体10を基板対基板コネクタ組立体として使用する場合に特に有益である。
また、図7中の分図(a)に示されるように、本考案のコネクタ組立体10では、第1電気端子800を構成する第1接触部810の第3方向の厚さ寸法L1が、第2電気端子における第1接触部810と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法L2よりも大きくなるように構成されている。さらに、より好ましくは、第1電気端子800を構成する第1接触部810の第3方向の厚さ寸法L1が、第2電気端子400における第2接触部410と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法L2の2倍以上とすることが好適である。
すなわち、本実施形態のコネクタ組立体10では、上述した従来技術のように第1電気端子800に肉薄部が存在せず、第2電気端子400に比べて接触部の厚さ寸法が大きいので、電気抵抗値が低く、かつ、電流容量が大きい状態を実現する効果を得ることができる。この効果は、本実施形態のコネクタ組立体10を基板対基板コネクタ組立体として使用する場合に特に有益である。
ちなみに、本実施形態における第1電気端子800を構成する第1接触部810の第3方向の厚さ寸法L1は0.12mm、本実施形態における第2電気端子における第1接触部810と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法L2は0.06mmのものを使用することができる。このように、本考案の適用範囲は、極めて小型のコネクタ組立体10に対しても適用することができる。
また、本実施形態のコネクタ組立体10では、第1接触部810と2点接触する第2電気端子400の2つの接触点P1,P2のうち、第2電気端子400の第2半田付け部420に近い方の接触点P1が、第1電気端子800の第1半田付け部820に近い方の接触点P1と接触する構成となっている。つまり、本実施形態では、第1電気端子800の第1半田付け部820と第2電気端子400の第2半田付け部420とが第3方向で同じ方向に位置するように配置されているので、従来技術に比べて線路長が短くなり、電気抵抗値が低い状態を実現することができる。この効果は、本実施形態のコネクタ組立体10を基板対基板コネクタ組立体として使用する場合に特に有益である。
次に、本実施形態のコネクタ組立体10における第1コネクタ500と第2コネクタ100との嵌め合わせの操作を、以下に説明する。
図4、図10および図15を参照して、第1コネクタ500の第1金属周壁部720が有する第1金属長辺側壁部722および第1金属短辺側壁部726と、第2コネクタ100の第2金属周壁部320とが上下方向において対向するように、第1コネクタ500および第2コネクタ100を位置決めする。このとき、第1コネクタ500の第1金属周壁部720が有する第1金属長辺側壁部722および第1金属短辺側壁部726と、第2コネクタ100の第2金属係合部330とは、上下方向において対向している。
上記位置決めの後、第1コネクタ500と第2コネクタ100とを上下方向において互いに近づけるように移動させて、第1コネクタ500を、上下方向において第2コネクタ100に部分的に挿入する。このとき、第1コネクタ500の第1金属周壁部720が有する第1金属長辺側壁部722および第1金属短辺側壁部726は、第2コネクタ100の第2金属係合部330に部分的に収容される。
第1コネクタ500と第2コネクタ100とを上下方向において更に近づけると、まず初めに第1金属長辺側壁部722の外周側に形成された第1金属長辺側腕係合部733と、第1金属短辺側壁部726の外周側に形成された第1金属短辺側腕係合部737が、第2金属係合部330の内周面に接触して押圧力を及ぼす。
このとき、第1コネクタ500と第2コネクタ100とが有する互いの端子類が、位置合わせされた状態で部分的に挿入を開始される。すなわち、第1コネクタ500の第1電気端子800と第2コネクタ100の第2電気端子400、第1コネクタ500の第1高周波信号端子850と第2コネクタ100の第2高周波信号端子450、第1コネクタ500の第1インナーシェル750と第2コネクタ100の第2インナーシェル350の夫々が、部分的に挿入又は接触された状態となる。
第1コネクタ500と第2コネクタ100とを上下方向に更に近づけるようにコネクタ組立体10に力を加えると、第1金属長辺側壁部722の外周側に形成された第1金属長辺側棒係合部732と、第1金属短辺側壁部726の外周側に形成された第1金属短辺側棒係合部736が、第2金属係合部330の内周面と接触しながら下方に移動し、第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736が膨出部として形成される第2金属係合部330の頂部に接触する時点において、第1コネクタ500の第2コネクタ100に対する挿入力は最大となる。
上記接触の後、第1コネクタ500と第2コネクタ100とを上下方向において更に近づけるようにコネクタ組立体10に力を加え続けると、第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736における第1方向での中央位置は、第2金属係合部330における膨出形状の頂部を乗り越えて下方に移動し、第1コネクタ500の第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736の上方の曲面が、第2金属係合部330における膨出形状の下方の曲面と接触する。ここで、第1コネクタ500の第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736が、第2コネクタ100の第2金属係合部330における膨出形状の頂部を乗り越えた時点以降においては、第1コネクタ500の第2コネクタ100に対する挿入力は減少する。また、第1コネクタ500の第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736の上方の曲面が、第2金属係合部330における膨出形状の下方の曲面と接触することで、第1コネクタ500と第2コネクタ100との嵌め合いが安定する。さらに、第1金属長辺側棒係合部732と第1金属短辺側棒係合部736が第2金属係合部330に接触を開始する以降も、第1金属長辺側壁部722の外周側に形成された第1金属長辺側腕係合部733と、第1金属短辺側壁部726の外周側に形成された第1金属短辺側腕係合部737が、引き続き第2金属周壁部320の内周面に接触して押圧力を及ぼすので、当該押圧力についても第1コネクタ500と第2コネクタ100との嵌め合いの安定化に寄与する。
上記挿入力の減少する状態から嵌め合いが安定する状態までの間に、第1コネクタ500と第2コネクタ100とが有する互いの端子類の挿入が部分的なものから正規の嵌め合わせの位置に到達する。このようにして、本実施形態のコネクタ組立体10における第1コネクタ500と第2コネクタ100との嵌め合わせの操作が完了する。
以上、本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることができる。
例えば、上述した実施形態では、図8に示されるように、第1電気端子800を固定保持する第1電気端子収容部630の下方側の端部は、第1電気端子800の下方端部よりも+Z方向に引っ込んだ形状となっており、第1電気端子800と第1電気端子収容部630の下方側の端部の位置は揃っていなかった。しかし、本考案では、例えば図18で示す第1変形例の第1コネクタ500aのように、第1電気端子800と第1電気端子収容部630の下方側の端部の位置を揃えた構成を採用することができる。
また、本考案では、図18で示す第1変形例の第1コネクタ500aのように、第1電気端子800を構成する第1接触部810と、樹脂製の第1電気端子収容部630とは、第1方向から見たときに、第3方向の厚みが同じであって第2方向に平行な面に段差がないように構成することができる。このように、本考案のコネクタ組立体では、第1電気端子800を構成する第1接触部810と、樹脂製の第1電気端子収容部630とが第2方向に平行な面で段差のない形状とすることで、インサートモールド用金型の作成が容易となって製造が容易となる利点を享受することができる。また、第1接触部810に対する第1電気端子収容部630の接触面積が拡大するので、第1電気端子収容部630による第1接触部810の固定保持力が向上することとなる。特に、第1接触部810は、第2接触部410との嵌め合わせと抜き去りの動作が繰り返し行われる部位となるため、固定保持力の向上によってコネクタ組立体の寿命延長効果を得ることができる。さらに、樹脂製の第1電気端子収容部630は、嵌め合わせと抜き去りの繰り返しの負荷によって第1接触部810が移動し、短絡が発生してしまうことを好適に防止することができる。これらの効果は、変形形態例のコネクタ組立体10を基板対基板コネクタ組立体として使用する場合に特に有益である。なお、図18では、第1電気端子収容部630の側面に成形用凹部632が存在している。この成形用凹部632は、第1電気端子800と第1電気端子収容部630とをインサートモールドによって一体化する際に、第1電気端子800を固定保持するための治具を配置するために不可避的に生じる部位である。成形用凹部632の形状と配置を工夫することで、成形用凹部632以外の箇所において第1接触部810と第1電気端子収容部630との外表面に段差が生じない構成を実現することができる。
また、本考案では、図19で示す第2変形例の第1コネクタ500bのように、図18で示した成形用凹部632が存在しない構成を実現することができる。この第2変形例の場合にも、第1電気端子800と第1電気端子収容部630の下方側の端部の位置を揃えた構成を採用することができる。ただし、この第2変形例の場合、第1電気端子800を構成する第1接触部810と、樹脂製の第1電気端子収容部630とは、第1方向から見たときに、第3方向の厚みが第1電気端子収容部630の方がわずかに薄く、第2方向に平行な面にわずかな段差634が生じする構成となっている。この段差634は、インサートモールドによって一体化する際に第1電気端子800を固定保持するための治具を配置するために必要なものである。この第2変形例の場合にも、第1電気端子800と第1電気端子収容部630の下方側の端部の位置を揃えて第1方向での第1接触部810に対する第1電気端子収容部630の接触面積を拡大してあるので、第1電気端子収容部630による第1接触部810の固定保持力が向上することとなる。
また、本考案では、図20および図21で示す第3変形例の第1コネクタ500cのように、第1電気端子800を構成する第1接触部810が、第1方向から見たときに、平板状の四隅が面取りされた面取り形状部812を有する構成を採用することができる。図20および図21で示す第3変形例の第1コネクタ500cのように、第1電気端子800を構成する第1接触部810の四隅に面取り形状部812を形成することで、樹脂製の第1電気端子収容部630が面取り形状部812の箇所にも形成されるので、第1電気端子収容部630が第1電気端子800から更に剥離し難い状態を実現することができる。つまり、第1電気端子収容部630による第1電気端子800の固定保持力を更に向上させることで、コネクタ組立体の寿命延長を図ることができる。
また、本考案では、図22で示す第4変形例の第1コネクタ500dのように、第1電気端子800を構成する第1半田付け部820dに潰し加工を施すことで、当該第1半田付け部820dの板厚が、第1電気端子800における第1半田付け部820d以外の箇所の板厚よりも薄くなるように形成する構成を採用することができる。第4変形例のように、第1半田付け部820dの板厚を薄くすることで、板厚が薄い分だけ樹脂部分が厚くなるので、インサートモールド時の樹脂の流動性が良くなるという利点を得ることができる。また、第1コネクタ500dの低背化によってコネクタ組立体のコンパクト化を図ることが可能となる。なお、図22で示す第4変形例の第1コネクタ500dの場合、第1半田付け部820dの板厚だけを薄くするので、第1電気端子800を構成する第1接触部810の強度や電気抵抗には影響がなく、好ましい。
また、本考案では、図23で示す第5変形例の第1コネクタ500eのように、第1電気端子800の第1半田付け部820eは湾曲しており、第1電気端子800の全体形状が略J字形状となるように形成する構成を採用することができる。第5変形例のように、第1半田付け部820eが湾曲することで第1電気端子800の全体形状が略J字形状となると、第1回路基板860と第1半田付け部820eとの外方側に半田付けのための広いスペースが確保できる。ここで、一般的に、電気端子の端部(切断面)にはメッキが無いので、端部に半田付けされた半田では半田付け強度が低下することになるが、電気端子が湾曲して全体形状が略J字形状となった第5変形例の形態の場合、メッキが無い電気端子の端部(切断面)には半田付けが行われず、メッキのある箇所に半田付けが実施されることになるので、半田付け強度が向上するという効果を得ることができる。
また、上述した実施形態等では、アウターシェル(第1アウターシェル700、第2アウターシェル300)を備えるコネクタ(第1コネクタ500,500a,500b,500c、第2コネクタ100)を例示して説明を行った。また、上述した実施形態のコネクタ組立体10では、第1電気端子800と第2電気端子400が6組存在する場合を例示して説明を行った。しかし、本考案の範囲は上述した実施形態の範囲には限定されない。例えば、図24および図25に示すような構成を採用することができる。すなわち、図24および図25に示すコネクタ(第1コネクタ500f、第2コネクタ100f)は、アウターシェルが存在せず、第1電気端子800と第2電気端子400が24組存在する場合の構成例を示すものである。図24および図25に示すコネクタ(第1コネクタ500f、第2コネクタ100f)のように、アウターシェルが存在せず、第1電気端子800と第2電気端子400が多数組存在する形態例の場合であっても、上述した実施形態と同様の第1電気端子800と第2電気端子400を有しているので、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。そして、この効果は、変形形態例のコネクタ組立体10を基板対基板コネクタ組立体として使用する場合に特に有益である。
また、本考案では、図24で示すプラグコネクタに改良を加えた、図26で示す別の形態例を採用することができる。図26で示す別の形態例のプラグコネクタとしての第1コネクタ500gでは、第1電気端子800を構成する第1接触部810gに対して、潰し加工が実施されることで薄肉部814が形成されている。図26で示す別の形態例のプラグコネクタのように、第1接触部810gに対して薄肉部814を形成することで、コネクタ嵌合時にクリック感が得られることになり、使い勝手の良いコネクタ組立体を得ることができる。
また、上述した実施形態では、第1電気端子800と第1電気端子収容部630とをインサートモールドによって一体化する場合を例示して説明したが、インサートモールドによる一体化と同様の効果を得られる手段を用いて本考案のコネクタ組立体を実現してもよい。例えば、第1電気端子収容部630に第1電気端子800を圧入することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、第1電気端子800を構成する第1接触部810と第1半田付け部820の全体で略L字形状からなる第1電気端子800を構成する場合の形態例を示した。しかしながら、本考案の第1電気端子は、金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含む形状を有していればよく、略L字形状からなる第1接触部810と、第1半田付け部820との間に、任意の形状を有する導電性金属の部位を含むように第1電気端子を構成してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、アウターシェル(第1アウターシェル700、第2アウターシェル300)は、第1方向で見たときに、全体として四辺形状の外形を有していた。そして、第1アウターシェル700は、コの字形状をした2つの第1アウターシェル構成体700a,700bという2部品で構成されるものであり、第2アウターシェル300は、四辺形の1部品で構成されるものであった。すなわち、本考案におけるアウターシェルは、四辺形の1部品とは限らず、複数部品の組合せでもよい。
また例えば、上述した実施形態の高周波信号端子(第2高周波信号端子450、第1高周波信号端子850)については、シングルエンド伝送方式(single-ended transmission)のシングルエンド端子であることを想定していた。シングルエンドとは、信号線を通じてデジタルデータを伝送する方式のうち、ある電圧を基準として、それより電圧が高いか、それとも低いかによって、信号の「1」と「0」を表現する方式のことである。ただし、本考案の高周波信号端子はシングルエンド方式に限られず、例えば、ディファレンシャル伝送方式(differential transmission)など、その他の伝送方式に基づく高周波信号端子を採用できる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、実用新案登録請求の範囲の記載から明らかである。
10 コネクタ組立体
100 第2コネクタ(コネクタ)
100f 第2コネクタ(レセプタクルコネクタ)
200 第2絶縁体
210 底面部
230 第2電気端子収容部
232 絶縁平面
236 島状部
240 第2インナーシェル収容部
250 第2高周波信号端子収容部
252 第2内壁部
254 平板取付部
256 凸形状部
300 第2アウターシェル
310 第2金属底面部
320 第2金属周壁部
330 第2金属係合部
350 第2インナーシェル
400 第2電気端子
410 第2接触部
420 第2半田付け部(半田付け部)
450 第2高周波信号端子
460 第2回路基板
500 第1コネクタ(コネクタ)
500a 第1変形例の第1コネクタ(コネクタ)
500b 第2変形例の第1コネクタ(コネクタ)
500c 第3変形例の第1コネクタ(コネクタ)
500d 第4変形例の第1コネクタ(コネクタ)
500e 第5変形例の第1コネクタ(コネクタ)
500f 第1コネクタ(プラグコネクタ)
500g 第1コネクタ(プラグコネクタの別の構成例)
600 第1絶縁体
610 上面部
620 第1周壁部
622 第1長辺側壁部
626 第1短辺側壁部
627 第1接続壁部
628 第1短辺側壁溝部
630 第1電気端子収容部
632 成形用凹部
634 段差
640 第1インナーシェル収容部
650 第1高周波信号端子収容部
660 第1アウターシェル固定部
700 第1アウターシェル
700a 第1アウターシェル構成体
700b 第1アウターシェル構成体
710 第1金属平面
720 第1金属周壁部
722 第1金属長辺側壁部
726 第1金属短辺側壁部
727 第1金属短辺側腕部
730 第1金属係合部
732 第1金属長辺側棒係合部
733 第1金属長辺側腕係合部
736 第1金属短辺側棒係合部
737 第1金属短辺側腕係合部
750 第1インナーシェル
800 第1電気端子
810 第1接触部(接触部)
810g 第1接触部(接触部の別の構成例)
812 面取り形状部
814 薄肉部
820 第1半田付け部(半田付け部)
820d 第4変形例の第1半田付け部(半田付け部)
820e 第5変形例の第1半田付け部(半田付け部)
850 第1高周波信号端子
860 第1回路基板
P1 接触点
P2 接触点

Claims (13)

  1. 第1コネクタと、第2コネクタとを備え、前記第1コネクタが第1方向に沿って前記第2コネクタと嵌め合わされ又は抜き去られるコネクタ組立体であって、
    前記第1コネクタは、樹脂製の第1電気端子収容部に保持される金属製の第1電気端子を有し、
    前記第2コネクタは、前記第1電気端子と接触して電気を導通させる金属製の第2電気端子を有し、
    前記第1電気端子は、金属製平板を1回曲げした略L字形状からなる部位を含み、当該略L字形状の第1方向に沿って延びる平板状の部位が前記第2電気端子と接触する接触部として構成され、
    前記第2電気端子は、前記第1電気端子を構成する前記接触部における第2方向に平行な2面それぞれに接触することで前記接触部を挟んで2点接触し、
    前記接触部における前記第2電気端子から2点接触を受ける接触点に挟まれた箇所が、金属材料のみで構成されていることを特徴とするコネクタ組立体。
  2. 請求項1に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子を構成する前記接触部の第3方向の厚さ寸法が、前記第2電気端子における前記接触部と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法よりも大きいことを特徴とするコネクタ組立体。
  3. 請求項2に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子を構成する前記接触部の第3方向の厚さ寸法が、前記第2電気端子における前記接触部と接触する箇所の第3方向の厚さ寸法の2倍以上であることを特徴とするコネクタ組立体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ組立体であって、
    前記接触部と2点接触する前記第2電気端子の2つの接触点のうち、前記第2電気端子の半田付け部に近い方の接触点が、前記第1電気端子の半田付け部に近い方の接触点と接触することを特徴とするコネクタ組立体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1コネクタが有する樹脂製の前記第1電気端子収容部と金属製の前記第1電気端子は、インサートモールドにより一体化されていることを特徴とするコネクタ組立体。
  6. 請求項5に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子を構成する前記接触部は、第1方向から見たときに、平板状の四隅が面取りされた面取り形状部を有することを特徴とするコネクタ組立体。
  7. 請求項5に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子を構成する前記接触部と、樹脂製の前記第1電気端子収容部とは、第1方向から見たときに、第3方向の厚みが同じであって第2方向に平行な面に段差がないことを特徴とするコネクタ組立体。
  8. 請求項1に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子の半田付け部は、前記第1電気端子における前記半田付け部以外の箇所よりも板厚が薄く形成されていることを特徴とするコネクタ組立体。
  9. 請求項1に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子の半田付け部は湾曲しており、前記第1電気端子の全体形状が略J字形状となるように形成されていることを特徴とするコネクタ組立体。
  10. 請求項1に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1電気端子を構成する前記接触部には、薄肉部が形成されていることを特徴とするコネクタ組立体。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1コネクタを実装した第1回路基板と、前記第2コネクタを実装した第2回路基板とを電気的に接続する基板対基板コネクタであることを特徴とするコネクタ組立体。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の第1コネクタとして使用できるコネクタ。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の第2コネクタとして使用できるコネクタ。
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