JP3229764B2 - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JP3229764B2
JP3229764B2 JP3369395A JP3369395A JP3229764B2 JP 3229764 B2 JP3229764 B2 JP 3229764B2 JP 3369395 A JP3369395 A JP 3369395A JP 3369395 A JP3369395 A JP 3369395A JP 3229764 B2 JP3229764 B2 JP 3229764B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫に関し、特
に冷却器からの冷気を貯蔵室に送風する風路装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の冷凍冷蔵庫においては、従来のよ
うに本体内部を上から順に冷凍室、冷蔵室及び野菜室に
仕切るのではなく、使用頻度を考慮して上から順に冷蔵
室、冷凍室及び野菜室を仕切壁にて仕切形成するように
したものがある。
【0003】そして、このような冷凍冷蔵庫において
は、冷凍室の背部に冷却室を形成し、この冷却室に配設
された冷却器からの冷気を、冷蔵室の背後に設けた冷気
ダクトにより冷蔵室へ供給する一方、前記冷却器からの
冷気を冷却室の背後に設けた冷気分配部材により、下の
野菜室および冷蔵室内の下部に画成形成した氷温室にも
分配供給するようにしている。
【0004】ここで、野菜室へは、前記冷気分配部材と
連通するように冷凍室の背後に形成された野菜室用冷気
通路により冷気を供給しており、そしてこの野菜室用冷
気通路には冷蔵室および氷温室を巡った冷気も吸い込ま
れて通るように構成されており、こうして冷気を野菜室
に導入した後、冷気は冷却室にと戻り各室を冷却するよ
うに循環するものとなっている。このような構造の冷凍
冷蔵庫としては、例えば特開平4−288466号公報
等に示されるものがある。
【0005】さて、冷気分配部材と通ずる野菜室用冷気
通路は、冷蔵室と野菜室との間の冷凍室を上下方向に突
き抜ける程に長く延びて、上の冷蔵室と下の野菜室を連
絡するように発泡断熱材が充填された冷凍室の壁部内に
埋め込まれるダクトにより形成するようにしている。従
来この野菜室用冷気通路は、例えば厚さ3mm程度の樹
脂製パイプを用いたダクト、あるいは発泡スチロール材
などの発泡樹脂で形成したダクトが採用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前者の樹脂製
パイプは、断熱材の発泡時の圧力(発泡圧は1トン/平
方メートルにもなる)に耐えうる程に強度は十分だが、
塩化ビニル等の樹脂でかつ厚さが3mmと比較的薄いの
で断熱性が十分ではなく、冷却室の近くに配設される状
況であるとパイプ内を通過する冷気の温度と冷却室の温
度との温度差で樹脂製パイプ内面に結露を生ずる。
ためヒータをパイプの外面に巻き付けて運転中に通電さ
せる結露防止のための手段を追加するものとなり、断熱
性がよくないわりに、コスト高になるという問題点があ
った。
【0007】一方後者の発泡樹脂製ダクトの場合は、一
般に発泡倍率30倍乃至40倍の発泡スチロールで形成
しており、軽くて、断熱性は良い。しかし、発泡倍率が
高いので密度が低く強度面で弱く、そのため発泡樹脂製
ダクトを冷凍室の壁部を構成する断熱材内に埋め込む
時、このダクトが発泡時の断熱材の圧力で変形したり潰
れたりしないように樹脂製のカバーでダクトを覆う等何
らかの補強材により補強して成形しており、部品点数及
び組立て工数が増えて生産性が上がらないという問題点
があった。3につき1トンの原料でダクトを作ると
き、発泡倍率40倍のダクトの密度は25kg/m3
あり、発泡倍率30倍のダクトの密度は約33.3kg
/m3である。
【0008】本発明は、上記点に鑑みて成されたもの
、冷却器を設けている冷凍室を中央に有し、その上下
位置に冷蔵室と野菜室を配したタイプの冷凍冷蔵庫にお
いて、補強材なしで発泡圧に耐えうるダクトとすること
を計り、部品点数、組立て工数が低減し、ダクト厚の低
減が可能となって、コンパクト化が達成でき、またダク
ト内面の結露を防止するヒータが廃止できるようになる
野菜室用ダクトを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】そして、本出願は、前記野菜室用ダクト内
を多流路として、温度の異なる冷気を導くようにして、
結露を抑制できるような構造とした野菜室用ダクトを提
供することを目的とするものである。
【0010】また、多流路構造の野菜室用ダクトの温度
の低い冷気流路を冷凍室側に面させるダクト配置で、ダ
クト内面の結露防止を可能にした野菜室用ダクトを提供
することを目的とするものである。
【0011】さらにまた、多流路構造の野菜室用ダクト
の温度の低い冷気流路を冷凍室内の冷却器側に面させる
ダクト配置で、ダクト内面の結露防止を可能にした野菜
室用ダクトを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍冷蔵庫は、
前面開口を有する断熱構造の本体の内部が上から順に冷
蔵室、冷凍室及び野菜室に仕切壁にて仕切られた冷凍冷
蔵庫において、前記冷凍室の背方に形成される冷却室に
配設された冷却器及び冷気循環用ファンと、前記冷凍室
の背部の断熱材の内部に設けられ、前記冷蔵室を巡った
冷気を前記野菜室に供給する発泡倍率の低い発泡樹脂で
形成した冷気ダクトとを備えることを特 徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、冷凍室の背部の断熱材の内部に設
けられる冷気ダクトを発泡倍率の低い発泡樹脂で形成す
ることにより、厚さが薄くとも従来の発泡倍率の高いダ
クトと同じ断熱性を確保することができ、冷蔵室を巡っ
て若干温度の上昇した冷気が通過する冷気通路の小型化
及び部品点数の削減が図れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係る冷凍冷蔵
庫の本体の斜視図、図2はその側面断面図である。
【0016】図1,2において、1は断熱構造の本体
(以下本体という)であり、この本体1は前面が開口さ
れた内箱2と外箱3との間に発泡断熱材4を充填して形
成されるようになっている。た、この本体1の内部に
は上から順に冷蔵室5、冷凍室6及び野菜室7が仕切壁
8にて区画形成されている。なお、9は冷蔵室5を開閉
するように設けられた断熱扉、10は冷凍室6及び野菜
室7に設けられた断熱扉を兼ねる引き出しであり、また
11は棚である。
【0017】ところで、この冷凍室6の背部には冷却器
12及び冷気循環用ファン13が配設された冷却室14
が形成されており、冷蔵室5の下部には断熱性の棚11
aにて画成された氷温室15が設けられている。
【0018】また、この冷蔵室5の背部には冷気ダクト
16が配設されている。ここで、この冷気ダクト16
は、冷却器12からの冷気を図3に示すように冷蔵室5
の上部に設けられた主冷気吹出孔17から吹き出す冷蔵
室用冷気通路18を形成するためのものである。
【0019】なお、図3において、18a,18bはリ
ブ16aにより冷蔵室用冷気通路18に仕切形成された
冷気往路及び冷気復路であり、冷却器12からの冷気は
冷気ダクト16に供給された後、冷蔵室用冷気通路18
の中央に形成されている冷気往路18aを通って主冷気
吹出孔17から吹き出されるようになっている。
【0020】また、冷気の一部は、図3の破線の矢印A
に示すように主冷気吹出孔17に向かわずにリブ16a
の上端を過ぎた後、冷気往路18aの上部より分岐して
いる冷気復路18bに入って棚11に臨む位置に形成さ
れている棚部冷気吹出孔17aから冷蔵室5に吹き出さ
れるようになっている。して、このように冷気を主冷
気吹出孔17だけでなく棚部冷気吹出孔17aからも冷
蔵室5に吹き出すようにすることにより、冷蔵室5を均
一に冷却することができるようにしている。
【0021】一方、図2に示すように氷温室15と内箱
2との間には内部に機械式ダンパー(以下単にダンパー
という)21が配設されると共に、冷蔵室用冷気通路1
8に連通するダンパー室22が設けられている。ここ
で、このダンパー室22は発泡スチロール等にて形成さ
れた断熱性を有する冷気分配部材23により形成され、
また氷温室15の上面は棚11aの後端を、この冷気分
配部材23に当接させて形成されるようになっている。
【0022】この冷気分配部材23は、図3に示すよう
に冷気ダクト16及び冷却器12との間に連通するよう
に冷蔵室5の下部背方に設けられると共に、内部に野菜
室7に冷気を供給する野菜室用冷気通路19と、氷温室
15に冷気を供給するための氷温室用冷気通路20とが
形成されるようになっている。
【0023】また、この冷気分配部材23の下部には、
冷却室14とダンパー室22と連通する連通部である連
通路24が形成されており、冷却器12からの冷気は送
風装置13により、この連通路24を経てダンパー室2
2に供給されるようになっている。そして、この連通路
24のダンパー室22側の開口にダンパー21が配設さ
れるようになっている。
【0024】ところで、このダンパー21は、冷蔵室5
の温度に応じて開放度合を変えるように作動制御される
ものとなっており、冷蔵室の温度により開口を閉じた状
態(全閉状態)から開口より最大距離をもって傾斜した
状態(全開状態)までの間の開放度合で動作する。
ダンパー21の開放度合が小さい場合は、開口から上方
へ向かう冷気が絞られてダンパー室22を経て冷気ダク
ト16に供給される冷気の量が少なくなる。して、こ
のように冷気ダクト16に供給される冷気の量が少なく
なると、上昇するための流速も低下し、冷気復路18b
まで到達しにくくなり冷気の大半が野菜室用冷気通路1
9及び氷温室用冷気通路20から吹き出されるようにな
り、冷蔵室用冷気通路18に供給される冷気が主冷気吹
出孔17に到達しにくい或るいは到達しないようにな
る。
【0025】25はダンパー21の開放度合が小さく冷
気が主冷気吹出孔17に到達しにくい場合でも、冷気を
冷蔵室5に吹き出すことができるように、冷蔵室用冷気
通路18の主冷気吹出孔17に至るまでの途中に設けた
補助冷気吹出孔である。
【0026】ところで、図1において示す図番26が冷
気を野菜室7に供給するための野菜室用冷気供給路であ
り、この野菜室用冷気供給路26には、野菜室用冷気通
路19からの冷気及び冷蔵室5及び氷温室15を巡った
後の冷気が吸い込まれるようになっている。して、こ
の野菜室用冷気供給路26は、図4に示すように冷凍室
の後部壁部の断熱材の中に、図5に示す樹脂製のダクト
26Aを埋め込んで形成している。この場合、ダクト2
6Aは冷凍室を形成する内箱と外箱との間の所定個所、
すなわち、冷却器の設けられている冷却室と並設する位
置に配されて、発泡断熱材の発泡ポリウレタンフォーム
(以下ウレタンという)を充填することにより一体に形
成される。
【0027】ここで、このダクト26Aは発泡樹脂で形
成されるが、その場合に従来の発泡倍率が30倍乃至4
0倍もある発泡スチロール樹脂に比べて2乃至5倍程度
の発泡倍率の低い発泡樹脂で形成したものとなってい
る。のような発泡倍率が低い樹脂でダクト26Aを形
成するとその樹脂密度が高密度となり強度がアップし、
所要の断熱性を持つダクト26Aを、従来の発泡スチロ
ールよりも薄い厚みで形成することが出来るようにな
る。こで従来と同様に、1m3につき1トンの原料で
ダクトを作ってみたところ、発泡倍率5倍のダクトの密
度は200kg/m3となり、発泡倍率2倍のダクトの
密度は500kg/m3となった。即ち、従来の樹脂の
発泡倍率の1/5以下の発泡樹脂でダクト26Aを成形
することにより、密度を8倍以上のものにできた。
【0028】従って、従来のダクトは発泡倍率が30倍
乃至40倍もある発泡スチロール樹脂により形成されて
いたので厚みが相当に厚くなっていたが、本発明の樹脂
製ダクト26Aであると、従来と同程度の断熱性を厚み
の薄いもので達成できるようになり、断熱材の発泡時の
圧力(発泡圧は1トン/平方メートルにもなる)に耐え
うる程に強度も向上し従来の補強のための樹脂製カバー
を不要とできるとともに、断熱性も十分なので結露防止
用のヒータも必要とせず、部品点数の削減および組立て
性を向上でき、ダクトの小型化も図れるようになる。例
えば、ダクト26Aの寸法の一例をあげると、厚みが5
mm程度のダクト26Aを採用できるようになり、厚み
3mmの樹脂製パイプに近い薄型のものとできる。
【0029】ところで、ダクト26A内には、上述した
ように冷蔵室5及び氷温室15を巡った後の冷気と冷気
分配部材23の野菜室用冷気通路19を介して冷却器1
2からの直接の冷気とが流れるが、前者の冷蔵室5及び
氷温室15を巡った冷気の方が後者の直接冷気より温度
が高く、このような異なる温度の冷気が混じって野菜室
7に供給されると冷却効率が落ちるので、ダクト26B
を図7に示すように、冷蔵室5及び氷温室15を巡った
後の冷気が通る冷気通路31Bと冷却器12からの冷気
が野菜室用冷気通路19を経て通る冷気通路32Bとが
内部に区切形成された構造のダクト26Bとすると、低
い温度の冷気流を野菜室7に送ることができ、野菜室7
を効率的に冷却できる。しかも、ダンパー21で冷気が
絞られ冷気量が不足しがちな場合でも、より低温の冷気
を野菜室7に供給でき、野菜室7の冷却不足を解消でき
る。
【0030】そして、この複数の冷気通路31B,32
Bを持つ構造のダクト26Bも、発泡樹脂の押出し成形
等で簡単に作ることができる。そして、この構造のダク
ト26Bを用いた場合、図8に示すように、温度の低い
冷気の通る冷気通路32Bを冷凍室に向けるように配す
ることにする。こうすると、低温度の冷凍室6から温度
的に高い冷気が通る冷気通路31Bへの熱伝導度を抑え
ることができ、冷気通路31Bを通る冷気でダクト26
B内面に結露するのを防止できるようになる。
【0031】また、図9に示すような方向にダクト26
Cが配置される場合には、冷却器12と向い合う面側
に、温度の低い冷気の通る冷気通路32Cを向けるよう
にして設置する。この場合にも、低温度の冷却器12か
ら温度的に高い冷気が通る冷気通路31Cへの熱伝導度
を抑えることができ、同様に冷気通路31C内面の結露
を防止でき、ヒータを廃止できる。
【0032】なお、図2において、27は野菜室用冷気
供給路26から野菜室7へ供給された冷気を冷却室14
に戻す野菜室用冷気復路である。また、図3において、
28は冷気分配部材23の前面に形成され、氷温室15
に冷気を吹き出すための冷気吹出孔である。
【0033】次に、このように構成された冷凍冷蔵庫の
冷蔵室冷却動作について説明する。
【0034】通常、冷却器12で冷却された冷気は送風
装置13により冷気分配部材23の連通路24、ダンパ
ー室22を経て冷気ダクト16に供給された後、冷蔵室
用冷気通路18を通って図1に示す主冷気吹出口17及
び棚部冷気吹出孔17aから冷蔵室5に吹き出される。
なお、冷却器12で冷却された冷気の一部は、氷温室用
冷気通路23を通って冷気分配部材23に形成された冷
気吹出口24から氷温室15に、また野菜室用冷気通路
19から野菜室用冷気供給路26に直接吹き出されるよ
うになる。
【0035】一方、野菜室7へは、図6のダクト26A
の場合は、冷蔵室5及び氷温室15を巡った後の冷気と
冷却器12で冷却された直接の冷気が共に野菜室用冷気
供給路26を通って供給された後、野菜室用冷気復路2
7により冷却室14に戻る。
【0036】また、図7に示すダクト26Bの場合に
は、冷気通路31Bを冷蔵室5及び氷温室15を巡った
後の冷気が、そして、冷気通路32Bを冷却器12から
の直接の冷気が別々に通って、野菜室7に供給され、野
菜室7を冷却した後の冷気は野菜室用冷気復路27によ
り、冷却室14に戻る。うして、野菜室7へは、発泡
倍率の低い樹脂で薄い厚みで形成したダクト26Bによ
り、冷気が確実に供給されると共に、断熱性も高いので
ダクト26B内面に結露も生じさせないで、冷気をスム
ーズに流せる。
【0037】なお、これまでの説明において、ダクト2
6A,26B,26Cは、ダクト26A,26B,26
Cの中央部を仕切ることにより、2つの通路を形成する
ようにしたものについて述べてきたが、本発明はこれに
限らず図10に示すようにL字状に仕切るようにしても
良い。た、同図において、温度の低い冷気が通る冷気
通路32Dは、冷凍室側或るいは冷却器12側に面して
おり、温度の高い冷気は通る冷気通路31Dを通ってい
る。したがって、この冷気通路31Dは、冷却器12と
冷凍室6から距離的に離れているので熱伝導が低く、冷
気通路31D内面での結露を防ぐことができる。
【0038】また、図11に示すようにダクト26Fを
多流路とし、温度が高い冷気が通過する冷気通路を温度
が低い室と距離をとるようにダクト26Fを配置すれば
温度の高い冷気が通る冷気通路への結露が抑制防止でき
ると共に、ヒータの削減或るいは廃止が可能となる。
【0039】なお、同図において、32Fは冷却器から
の直接冷気が通る一番低い冷気通路であり、一番温度の
低い冷却器に面しており、直接冷気よりも高い氷温室か
らの冷気は冷気通路32Gを通っており、この冷気通路
32Gは冷却器よりも若干温度の高い冷凍室側に面して
いる。さらに、一番温度の高い冷気は冷気通路31Fを
通っており、冷却器と冷凍室から距離的に一番離れてい
るので熱伝導が低く、冷気通路31F内面での結露を防
ぐことができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、冷凍室の
背部の断熱材内に埋め込まれ野菜室用冷気供給通路を構
成するダクトを従来の発泡樹脂よりも発泡倍率の低い樹
脂で形成することにより、厚みが薄くて、かつ強度もア
ップしたダクトとすることができ、従来のようにダクト
を補強板で補強する等の作業等が省け、製作が容易とな
る。また、厚みは薄くても、高密度構造の樹脂製ダクト
なので断熱性もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の本体の正
面図。
【図2】上記本体の側面断面図。
【図3】上記本体に形成された冷蔵室の正面拡大図。
【図4】上記冷凍冷蔵庫の平面断面図。
【図5】上記冷凍冷蔵庫の野菜室用冷気供給路を形成す
るダクトの斜視図。
【図6】上記ダクトの平面断面図。
【図7】本発明の他の実施例に係るダクトの平面断面
図。
【図8】上記ダクトの直接冷気が通過する冷気通路を冷
凍室に面させて配した様子を示す冷凍冷蔵庫の平面断面
図。
【図9】上記ダクトの直接冷気が通過する冷気通路を冷
却室に面させて配した様子を示す冷凍冷蔵庫の平面断面
図。
【図10】本発明のその他の実施例に係るダクトの平面
断面図。
【図11】本発明の別の実施例に係るダクトの平面断面
図。
【符号の説明】 1 本体 2 内箱 3 外箱 5 冷蔵室 6 冷凍室 7 野菜室 12 冷却器 14 冷却室 15 氷温室 18 冷蔵室用冷気通路 19 野菜室用冷気通路 23 冷気分配部材 26 野菜室用冷気供給路 26A,26B,26C,26D,26F ダクト 26A,26B,26C,26D,26F ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 和彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 舘野 恭也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 山口 竜彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 藤堂 淳一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−178509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 307 F25D 23/00 306

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口を有する断熱構造の本体の内部
    が上から順に冷蔵室、冷凍室及び野菜室に仕切壁にて仕
    切られた冷凍冷蔵庫において、 前記冷凍室の背方に形成される冷却室に配設された冷却
    器及び冷気循環用ファンと、 前記冷凍室の背部の断熱材の内部に設けられ、前記冷蔵
    室を巡った冷気を前記野菜室に供給する発泡倍率の低い
    発泡樹脂で形成した冷気ダクトとを備えることを特徴と
    する冷凍冷蔵庫。
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