JP3228905U - たこ焼き器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特に家庭用のたこ焼き器においては、ガスコンロで加熱するタイプのものもあるが、最近は電熱ヒーターで加熱するものが多い。
第1の態様では、前記本体の上面側の前記複数の凹部を含む表面に、ポリイミド樹脂の被膜であって加熱して硬化させた被膜が形成される。
これにより、本体の表面にある微細な開気孔を目止めすることができ、油や他の成分がたこ焼き器に浸み込むのをより一層抑えることができる。
これにより、本体の気孔の存在が抑えられ、たこ焼きの調理の際に使用する油の浸み込みが少なくなり、調理がしやすくなる。また、本体表面にセラミックス及び/又はフッ素樹脂の被覆がし易くなる。
また、熱源としてガスコンロ、電熱ヒーターの他、IH調理器を用いても、たこ焼きを作ることができる。火を止めてもたこ焼きが冷えにくいので、たこ焼きを食べるまでに多少の時間があっても温かい状態に保つことができる。また、本考案のたこ焼き器は、大きさや形状を、使用する熱源の種類や熱量等に対応して決めることにより、家庭用にも業務用にも適用することができる。
たこ焼き器の主たる素材は炭素材料である。たこ焼き器を炭素材料を用いて作製するため、炭素材料の遠赤外線照射効果により、表面はカリッと香ばしく内部は柔らかい美味しいたこ焼きを容易に作ることができるたこ焼き器を提供することができる。
尚、本体の下面は平面状に形成することが加工上は望ましいが、本体の複数の凹部の下側の壁厚を極力均一化するような凹溝を形成してもよい。
人造黒鉛の熱伝導率と開気孔率(開気孔が占める体積分率)が問題となる。開気孔は、後述の目止めや被覆に関連する。それらについて指標の一つが、人造黒鉛のかさ密度である。
前記ポリイミド樹脂のワニスを、例えばスプレーを用いて塗布又は、含浸してから、本体 (加工品)を250℃〜450℃に加熱しポリイミド樹脂を硬化させる。
このたこ焼き器1は、主として人造黒鉛からなるたこ焼き器である。
たこ焼き器1の作製のため、まず、かさ密度1.77g/cm3、25℃における熱伝導率85W/m・Kの特性を有する人造黒鉛ブロック(CIP成形品)を切削加工して加工品からなる本体2を作った。
この本体2の上面側の18個の半球状の凹部3を含む表面に、市販のポリイミド樹脂のワニスをスプレーコートし、400℃で熱処理して硬化させ、ポリイミド樹脂の被膜4を形成した。その後、本体2の上面側の18個の凹部3を含む表面をセラミックスで被覆し、たこ焼き器1とした。前記のセラミックスの被膜は、主たる成分がシロキサン結合を有するものである。
実施例1と同様の黒鉛ブロックを切削加工してたこ焼き器10の本体11を作製した。
この本体11は直径251mm、高さ38.5mmの略円板形状であり、この本体11の上面側に半径18.25mmの21個の半球状の凹部12を形成した。本体11の下面11aと半球状の凹部12の底面12aとの間の距離が9.25mmであった。本体11の外周部には、厚さ約6mm、高さ8mmの縁堤部14を形成した。
実施例1と同様に、本体11の上面側の全面にポリイミド樹脂のワニスをスプレーコートしてから加熱により硬化させてポリイミド樹脂の被膜13を形成し、その後上面側の全面(ポリイミド樹脂の被膜13の全面)をセラミックスで被覆した。
尚、このたこ焼き器10では、火を止めても温度の下がり方は小さく、例えば1分後でも5℃程度の低下であった。また、3分経過後におけるたこ焼き器10の表面温度は174℃であり、たこ焼きも温かさを保持していた。
数分後に、たこ焼き器1の表面の温度がほぼ165〜175℃となった時点でサラダ油をひき始めた。実施例1と同様の方法でたこ焼きを作った。非常に簡便にたこ焼きを作ることができた。
数分後に、たこ焼き器10の表面温度はほぼ186〜190℃となった。実施例1と同様の方法で、たこ焼きを作った。非常に簡便にたこ焼きを作ることができた。
炭素材料の遠赤外線照射効果により、表面はカリッと香ばしく内部は柔らかい美味しいたこ焼きを作ることができた。表面は焦げすぎることはなく、調理できた。また、21個のどのたこ焼きも調理に差異は、ほとんど認められなかった。
炭素材料の遠赤外線照射効果により、表面はカリッと香ばしく内部は柔らかい美味しいたこ焼きを作ることができた。表面は焦げすぎることはなく、調理できた。また、21個の凹部の何れのたこ焼きも調理に差異は、ほとんど認められなかった。
上記のたこ焼き器を用いて実施例1と同様の方法でたこ焼きを作った。このとき、たこ焼き器の表面の温度がほぼ185℃となったときに、最初にサラダ油をひいた。
簡便にたこ焼きを作ることができたが、たこ焼きの表面も内部も同程度の食感であった。表面はカリッと香ばしく内部は柔らかいという感覚はなかった。
2 :本体
2a :下面
3 :凹部
3a :底面
4 :被膜
10 :たこ焼き器
11 :本体
11a:下面
12 :凹部
12a:底面
13 :被膜
また、特に家庭用のたこ焼き器においては、ガスコンロで加熱するタイプのものもあるが、最近は電熱ヒーターで加熱するものが多い。
第1の態様では、前記本体の上面側の前記複数の凹部を含む表面に、ポリイミド樹脂の被膜であって加熱して硬化させた被膜が形成され、前記被膜の表面にセラミックス及び/又はフッ素樹脂被覆が形成されている。
前記ポリイミド樹脂の被膜により、本体の表面にある微細な開気孔を目止めすることができ、油や他の成分がたこ焼き器に浸み込むのをより一層抑えることができる。
第2の態様では、本体の下面と、前記複数の凹部の底面との間の距離が5〜30mmである。これにより、本体に好適な熱容量が確保されて、加熱の制御(急加熱や急放熱の抑制)が容易になり、たこ焼きの調理が容易なる。
これにより、本体の気孔の存在が抑えられ、たこ焼きの調理の際に使用する油の浸み込みが少なくなり、調理がしやすくなる。また、本体表面にセラミックス及び/又はフッ素樹脂の被覆がし易くなる。
また、熱源としてガスコンロ、電熱ヒーターの他、IH調理器を用いても、たこ焼きを作ることができる。火を止めてもたこ焼きが冷えにくいので、たこ焼きを食べるまでに多少の時間があっても温かい状態に保つことができる。また、本考案のたこ焼き器は、大きさや形状を、使用する熱源の種類や熱量等に対応して決めることにより、家庭用にも業務用にも適用することができる。
たこ焼き器の主たる素材は炭素材料である。たこ焼き器を炭素材料を用いて作製するため、炭素材料の遠赤外線照射効果により、表面はカリッと香ばしく内部は柔らかい美味しいたこ焼きを容易に作ることができるたこ焼き器を提供することができる。
尚、本体の下面は平面状に形成することが加工上は望ましいが、本体の複数の凹部の下側の壁厚を極力均一化するような凹溝を形成してもよい。
人造黒鉛の熱伝導率と開気孔率(開気孔が占める体積分率)が問題となる。開気孔は、後述の目止めや被覆に関連する。それらについて指標の一つが、人造黒鉛のかさ密度である。
前記ポリイミド樹脂のワニスを、例えばスプレーを用いて塗布又は、含浸してから、本体(加工品)を250℃〜450℃に加熱しポリイミド樹脂を硬化させる。
このたこ焼き器1は、主として人造黒鉛からなるたこ焼き器である。
たこ焼き器1の作製のため、まず、かさ密度1.77g/cm3、25℃における熱伝導率85W/m・Kの特性を有する人造黒鉛ブロック(CIP成形品)を切削加工して加工品からなる本体2を作った。
この本体2の上面側の18個の半球状の凹部3を含む表面に、市販のポリイミド樹脂のワニスをスプレーコートし、400℃で熱処理して硬化させ、ポリイミド樹脂の被膜4を形成した。その後、本体2の上面側の18個の凹部3を含む表面をセラミックスで被覆し、たこ焼き器1とした。前記のセラミックスの被膜は、主たる成分がシロキサン結合を有するものである。
実施例1と同様の黒鉛ブロックを切削加工してたこ焼き器10の本体11を作製した。
この本体11は直径251mm、高さ38.5mmの略円板形状であり、この本体11の上面側に半径18.25mmの21個の半球状の凹部12を形成した。本体11の下面11aと半球状の凹部12の底面12aとの間の距離が9.25mmであった。本体11の外周部には、厚さ約6mm、高さ8mmの縁堤部14を形成した。
実施例1と同様に、本体11の上面側の全面にポリイミド樹脂のワニスをスプレーコートしてから加熱により硬化させてポリイミド樹脂の被膜13を形成し、その後上面側の全面(ポリイミド樹脂の被膜13の全面)をセラミックスで被覆した。
尚、このたこ焼き器10では、火を止めても温度の下がり方は小さく、例えば1分後でも5℃程度の低下であった。また、3分経過後におけるたこ焼き器10の表面温度は174℃であり、たこ焼きも温かさを保持していた。
数分後に、たこ焼き器1の表面の温度がほぼ165〜175℃となった時点でサラダ油をひき始めた。実施例1と同様の方法でたこ焼きを作った。非常に簡便にたこ焼きを作ることができた。
数分後に、たこ焼き器10の表面温度はほぼ186〜190℃となった。実施例1と同様の方法で、たこ焼きを作った。非常に簡便にたこ焼きを作ることができた。
炭素材料の遠赤外線照射効果により、表面はカリッと香ばしく内部は柔らかい美味しいたこ焼きを作ることができた。表面は焦げすぎることはなく、調理できた。また、21個のどのたこ焼きも調理に差異は、ほとんど認められなかった。
炭素材料の遠赤外線照射効果により、表面はカリッと香ばしく内部は柔らかい美味しいたこ焼きを作ることができた。表面は焦げすぎることはなく、調理できた。また、21個の凹部の何れのたこ焼きも調理に差異は、ほとんど認められなかった。
上記のたこ焼き器を用いて実施例1と同様の方法でたこ焼きを作った。このとき、たこ焼き器の表面の温度がほぼ185℃となったときに、最初にサラダ油をひいた。
簡便にたこ焼きを作ることができたが、たこ焼きの表面も内部も同程度の食感であった。表面はカリッと香ばしく内部は柔らかいという感覚はなかった。
2 :本体
2a :下面
3 :凹部
3a :底面
4 :被膜
10 :たこ焼き器
11 :本体
11a:下面
12 :凹部
12a:底面
13 :被膜
Claims (5)
- 主として炭素材料からなる本体を有するたこ焼き器であって、前記本体の上面側に複数の半球状の凹部が形成され、前記本体の下面はたこ焼き調理時の加熱面とされ、
前記炭素材料の室温での熱伝導率が80W/m・K以上であることを特徴とするたこ焼き器。 - 前記本体の上面側の前記複数の凹部を含む表面に、ポリイミド樹脂の被膜であって加熱して硬化させた被膜が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のたこ焼き器。
- 前記本体の下面と、前記複数の半球状の凹部の底面との間の距離が5〜30mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のたこ焼き器。
- 前記本体の炭素材料が人造黒鉛であり、人造黒鉛のかさ密度が1.5g/cm3以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のたこ焼き器。
- 前記本体の上面側の前記複数の凹部を含む表面にセラミックス及び/又はフッ素樹脂被覆が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のたこ焼き器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002482U JP3228905U (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | たこ焼き器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002482U JP3228905U (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | たこ焼き器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020099231 Continuation | 2020-03-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3228905U true JP3228905U (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73202138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002482U Active JP3228905U (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | たこ焼き器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228905U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021124978A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | 穴織カーボン株式会社 | 焙煎器/焙煎機及び焙煎方法 |
JP6947324B1 (ja) * | 2021-03-29 | 2021-10-13 | 凸版印刷株式会社 | 携帯型パーテーション |
JP2022117638A (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-12 | 穴織カーボン株式会社 | 飲料用コップ |
-
2020
- 2020-06-24 JP JP2020002482U patent/JP3228905U/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021124978A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | 穴織カーボン株式会社 | 焙煎器/焙煎機及び焙煎方法 |
JP2022117638A (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-12 | 穴織カーボン株式会社 | 飲料用コップ |
JP6947324B1 (ja) * | 2021-03-29 | 2021-10-13 | 凸版印刷株式会社 | 携帯型パーテーション |
JP2022152371A (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-12 | 凸版印刷株式会社 | 携帯型パーテーション |
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