JP3228164U - マスク - Google Patents

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山田 一徳
一徳 山田
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株式会社ベッセル
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Abstract

【課題】着用時でも口が動かしやすく、また、着用者の顎に対して過度な負荷を与えないマスクを提供する。【解決手段】マスク1は、口の前面部分をカバーするシールド2と、シールド2を支持する布製で短冊状の顎当て3と、顎当て3を着用者に連結する装着部材4とを有している。シールド2は、左右端部に夫々複数個の孔21が設けられ、顎当て本体30の左右両端の基端部32と張出し部31との間に、シールド2の端部を挟み、シールド2の複数の孔21を通してスナップボタン36、37が結合する。基端部同士は、上バンド部34と下バンド部35により連結されており、上バンド部34と下バンド部35により下顎を挟む。スナップボタン37の直線上の間隔L1は、シールド2の孔21の直線上の間隔L2よりも短くなっている。【選択図】図1

Description

本考案はマスクに関し、特に着用時でも口が動かしやすく、呼吸がしやすいマスクに関する。
ガーゼや不織布からなるマスクは、着用者の口及び鼻部分を直接覆うため、話す際に声がこもりやすく、呼吸がしにくいため長く離すことも苦しい。また、着用者の表情が見えないといった課題を有していた。これに対して、着用者の口元が見えるマスクとして特許文献1や特許文献2に開示されるようなマスクが知られている。
特許文献1に開示されたマスクは、略U字形状をしたフレームの上縁に嵌着された遮蔽シートと、フレームの両端に掛合された2本のつる部で構成されている。フレームの中央部分には、顔に向けて突出させた当て部が形成され、当て部の下縁より下向きにアゴ当てシートが延設されている。また、特許文献2に開示されたマスクは、口の前面部分を透明部材でカバーするマスクであって、透明部材を支持する支持部材の内側面からスペーサ部が突設され、スペーサ部の先端部分から上向きに顎当て部が延設されている。
口元を見やすく呼吸が容易にできるようにするため、口元を覆う遮蔽シート若しくは透明部材は、湾曲させて顔面から浮かした状態で安定的にその姿勢を維持する必要がある。各特許文献の技術によれば、円弧状のプラスチック等の樹脂製のフレーム若しくは支持部材が用意され、このフレームの湾曲に沿って遮蔽シートを装着することにより、遮蔽シートの姿勢を維持していた。一方で、フレームと顔面との位置関係を安定させるため、当て部若しくは顎当て部がフレームの内側から突出する形態を有している。
実用新案登録第3159668号公報 実用新案登録第3182684号公報 実用新案登録第3165625号公報
従来の技術によれば、フレーム若しくは支持部材は湾曲し、かつ顎に当たる形状をある程度の剛性を持って固定されるものであり、装着したときに、顔面との接触面積が限定されるため、長い時間装着すると顔面に跡が付く。また、マスクに外部からの衝撃が加わると、衝撃はその限られた顔面との接触部分にそのまま伝達されるという問題がある。素材が樹脂であるので、汗を吸収できない。また、形状が複雑になるため、洗浄しても隅に汚れが蓄積するという問題がある。
本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、着用時でも口が動かしやすく、また、着用者の顎に対して過度な負荷を与えないマスクを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本考案に係るマスクは、少なくとも口の前面部分をカバーする板状のシールドと、
前記シールドを支持する布製で短冊状の顎当てと、
前記顎当てを着用者に連結する装着部材とを有し、
前記シールドは、左右端部に夫々複数個の孔が設けられ、
前記顎当ては、顎当て本体と、当該顎当て本体の左右端部に夫々設けられた一対の基端部同士を夫々連結する上バンド部と下バンド部と、前記左右端部の基端部に夫々折り重ねられる一対の張出し部とが設けられ、
前記基端部と張出し部とには、夫々雌雄の関係で結合する複数のスナップボタンが設けられ、
前記顎当て本体の左右両端の前記基端部と対応する張出し部との間に、前記シールドの夫々の端部を挟み、前記シールドの複数の孔を通して前記複数のスナップボタンが結合し、
前記基端部の左右両側の前記スナップボタンの直線上の間隔は、前記シールドの左右両側の前記孔の直線上の間隔よりも短いことを特徴とする。
上記マスクによれば、シールドが顔面からはなれており、息がしやすいため、長時間の話しをしてもつらくならない。また、上バンド部と下バンド部は布であり、その長さの全域に渡って、顔面に押し付けられているため、顔面との接触面積が広く、長い時間の間装着しても顔面に跡が付きにくい。また、マスクに外部からの衝撃が加わっても、衝撃が分散される。また、顎当ての全体が布製であり、そのまま全体を洗浄して汚れを落とすことが出来る。
マスクを示す図であり、図1Aは斜視図、図1Bはシールドを取り外した状態を示した図、図1Cは顎当ての展開図である。 マスクの使用状態を示した図であり、図2Aは顎当ての着用状態を示した図、図2Bはシールドを取り付けた状態を示した図である。
以下、本実施例に係るマスクを図面に基づいて説明する。
図1はマスクを示す図である。図1Aにおいて、マスク1は、透明なプラスチック等の板状の樹脂からなるシールド2と、シールド2を支持する顎当て3と、着用者の耳に連結して顎当て3を顔面に装着する装着部材4を具備している。シールド2は、少なくとも口をカバーする面積、若しくは口に加えて鼻の前面部分もカバーする面積を有する薄板であり、図1Bに示すように左右の両側の端部22に夫々複数個ずつ(図の例では2つずつ)孔21が穿孔されている。シールド2は、平坦なものでも良いし、適当な湾曲癖を付けたものでも良い。顎当て3は、短冊状であり伸縮性の少ない柔軟な布(例えば、ポリエステル等の化学繊維生地や綿等の天然繊維生地あるいは混生生地)でつくられている。使用する布としては、織った布でも織らない布(不織布)でも良い。また、このような布製の顎当て3は、クッション性を持たせるために、布を折り重ねて重ね縫い、又はキルティング生地を用いて所定の厚さをもたせている。
顎当て3は、顎当て本体30と、顎当て3の長さ方向の両端の折曲げ線33から張り出した一対の張出し部31とが具備されている。一対の張出し部31は、折曲げ線33の位置で顎当て本体30側に夫々折曲げられる。顎当て本体30の左右端部において、張出し部31が顎当て本体30に重なる部分(この部分を基端部32と呼ぶ)には、張出し部31と顎当て本体30を相互に結合する雌雄の関係にあるスナップボタン36、37が取り付けられている。図においては、張出し部31側にバネ側のスナップボタン36が、基端部32側にゲンコ側のスナップボタン37が取り付けられている。ゲンコ/バネの関係は逆でも良い。各張出し部31のスナップボタン36の位置と個数は、シールド2に設けられた孔21の個数と位置に対応している。尚、折曲げ線33は、折り癖等により折り目を付けても良いし、明らかな折り目では無くても良く、単に張出し部31を折る際の位置を示していると定義される。折曲げ線33が見た目に明らかな折り目では無い場合には、外観上は張出し部31と顎当て本体30とは連続しているように見える。
顎当て3の左右には、さらに装着部材4が取り付けられている。装着部材4の取り付け位置は、折曲げ線33若しくはその付近が良い。装着部材4は、ゴムバンド、例えば、丸ゴムである。装着部材4は、着用者の耳を取り囲むことにより着用者と顎当て3とを連結する。装着部材4の他の構成としては、後頭部を半周して左右の基端部32同士を連結する形態でも良い。後頭部を半周するのは、ゴムバンドでも、両面テープで長さを変更できるベルトを利用しても良い。
顎当て本体30は、さらに一対の基端部32を夫々が上下で連結する上バンド部34と下バンド部35とを有している。本実施例では、顎当て本体30に対して、その長さ方向に切れ込みCLを入れて上下に分割し、切れ込まれた端部をほつれ処理(ほつれ処理部38として破線により図示)して上バンド部34と下バンド部35を形成している。別の布で上バンド部34と下バンド部35を作成して、左右の基端部32の間を連結しても良い。左右両側の基端部32の間におけるスナップボタン37の直線上の間隔L1は、シールド2の両端における孔21の直線上の間隔L2に対して短く設定されている(図1B)。
図1Cに顎当て3の一例として、ポリエステル生地を用いて作成される顎当て3の展開図を示した。ローマ数字のIの形に切り取られたポリエステル生地を長さ方向の一点鎖線sにおいて2つ折りし、更に、下側を一点鎖線tにおいて、上に折曲げる。これが重なった位置(二点鎖線vの位置)に切り込みを入れて切れ込みCLを作成する。布の端を処理し、スナップボタン36、37を装着することにより、顎当て3が作成される。図において、張出し部31、基端部32、上バンド部34、下バンド部35に対応する部分に符号が振られている。また、一点鎖線uは、山折り線であり、折曲げ線33に対応する。布端には、適当なほつれ処理を行う。
図1Aを参照し、顎当て3の両端において、夫々基端部32と張出し部の間にシールド2の端部22を挟み、シールド2の孔21を通して、スナップボタン36、37のゲンコとバネとを連結した状態を示している。スナップボタン37の間隔L1が孔21の間隔L2に対して短い為、上バンド部34と下バンド部35は直線状に伸長し、一方で、シールド2は湾曲状に変形する。
図2は、マスク1を着用した場合を示している。図2Aは顎当て3のみを着用した状態を示している。図2Aは本来の着用状態では無いが、上バンド部34と下バンド部35と下顎Pの関係を説明するために示した。上バンド部34はオトガイに、下バンド部35はオトガイ下部に夫々当てられて、上バンド部34と下バンド部35により下顎Pを上下に挟み、装着部材4の張力により下顎Pに押し当てられている。装着部材4の張力のみにより、顎当て3が下顎Pに固定された状態である。
図2Bは、シールド2を取り付けた状態を示している。シールド2が湾曲されて元に戻ろうとする力が上バンド部34と下バンド部35は下顎Pを保持力に加算される。シールド2の描く湾曲形状や、顔面からの距離は、顎当て3へのスナップボタン36、37の取り付け位置と、間隔L1とL2の関係で決まる。
本実施例のマスク1によれば、シールド2が顔面からはなれており、息がしやすいため、長時間の話しをしてもつらくならない。また、上バンド部34と下バンド部35は布製であり、その長さの全域に渡って、顔面に押し付けられているため、顔面との接触面積が広く、長い時間の間装着しても顔面に跡が付きにくい。また、マスク1に外部からの衝撃が加わっても、衝撃が分散される。また、顎当て3の全体が布製であり、顎に溜まる汗も吸収できる。そして、そのまま全体を洗浄することにより、汚れを落とすことが出来る。また、シールド2が分割できるため、別途清掃をし、又は、交換することで清潔な状態に保つことが出来る。
学校、予備校などにおいては、口元が見えることよりも、長時間の講話でも疲れないことが必要である。上記実施例においては、シールド2を透明であることとしたが、必ずしも透明で無くとも良い。英語等の発音を教えるときには口元が見えた方が良いが、そのような必要の無い他の科目では、例えば、不透明な板状のシールド2を用いても良い。また、シールド2の材質は、樹脂でなく、紙でもよい。たとえば、表面を透明のフィルムで圧着コーティングして保護するPP加工(Poly−Propylene加工)した紙等が挙げられる。
1 マスク
2 シールド
3 顎当て
4 装着部材
21 孔
22 端部
30 顎当て本体
31 張出し部
32 基端部
33 折曲げ線
34 上バンド部
35 下バンド部
36、37 スナップボタン
38 ほつれ処理部


Claims (2)

  1. 少なくとも口の前面部分をカバーする板状のシールドと、
    前記シールドを支持する布製で短冊状の顎当てと、
    前記顎当てを着用者に連結する装着部材とを有し、
    前記シールドは、左右端部に夫々複数個の孔が設けられ、
    前記顎当ては、顎当て本体と、当該顎当て本体の左右端部に夫々設けられた一対の基端部同士を夫々連結する上バンド部と下バンド部と、前記左右端部の基端部に夫々折り重ねられる一対の張出し部とが設けられ、
    前記基端部と張出し部とには、夫々雌雄の関係で結合する複数のスナップボタンが設けられ、
    前記顎当て本体の左右両端の前記基端部と対応する張出し部との間に、前記シールドの夫々の端部を挟み、前記シールドの複数の孔を通して前記複数のスナップボタンが結合し、
    前記基端部の左右両側の前記スナップボタンの直線上の間隔は、前記シールドの左右両側の前記孔の直線上の間隔よりも短いことを特徴とするマスク。
  2. 請求項1のマスクにおいて、前記顎当て本体と基端部と上バンド部と下バンド部と張出し部とは1枚の布を折り畳み、中央において長さ方向に切り込んで作成されていることを特徴とするマスク。


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