JP3228161U - フェイスガード - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造であって製造が容易であり、かつ、実用性が十分に高いフェイスガードを提供する。【解決手段】頭部に装着されるフェイスガードであって、略透明な前面部10と、略両端部同士を接続することで環状となり、顔面に対して略水平に嵌められる環状ベルト部20と、を有し、前面部10は、前記環状ベルト部20を通して保持するための環状ベルト接続部110を備え、前面部10と環状ベルト部20の間に隙間が設けられている。【選択図】図3
Description
本考案は、頭部に装着されるフェイスガードに関するものである。
感染症の診察時や治療時には、医療従事者は、患者からの感染を防止する必要がある。
患者の咳やくしゃみ等による飛沫を浴びてしまうことを防止する有効な防具として、フェイスガードが用いられている(例えば、特許文献1)。
患者の咳やくしゃみ等による飛沫を浴びてしまうことを防止する有効な防具として、フェイスガードが用いられている(例えば、特許文献1)。
しかし、特許文献1のような複雑な形態では、感染症蔓延時のような医療資材の不足時等に、短時間で大量生産を行うことが難しかった。
本考案の課題は、簡易な構造であって製造が容易であり、かつ、実用性が十分に高いフェイスガードを提供することである。
本考案は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本考案の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の考案は、頭部に装着されるフェイスガードであって、略透明な前面部(10)と、略両端部同士を接続することで環状となり、顔面に対して略水平に嵌められる環状ベルト部(20)と、を有し、前記前面部(10)は、前記環状ベルト部(20)を通して保持するための環状ベルト接続部(110、110B)を備え、前記前面部(10)と前記環状ベルト部(20)の間に隙間が設けられているフェイスガードである。
第2の考案は、第1の考案に記載のフェイスガードにおいて、前記環状ベルト接続部(110)は、前記環状ベルト部(20)を通して保持すること、を特徴とするフェイスガードである。
第3の考案は、第1の考案又は第2の考案に記載のフェイスガードであって、頭部の上方に顔面に対して略垂直に当てがわれるアーチ状ベルト部(30)を有し、前記前面部(10)は、前記アーチ状ベルト部(30)を固定するためのアーチ状ベルト接続部(120、120BL、120BR)を備えること、を特徴とするフェイスガードである。
第4の考案は、第3の考案に記載のフェイスガードにおいて、前記前面部(10)と、前記環状ベルト部(20)と、前記アーチ状ベルト部(30)とは、いずれも同じ素材かつ同じ厚さの略透明なシート状素材により構成されていること、を特徴とするフェイスガードである。
第5の考案は、第1の考案から第4の考案までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、前記前面部(10)は、下方に両側面に沿った折り目(14)をそれぞれ有し、端部が内側に折れていること、を特徴とするフェイスガードである。
第6の考案は、第1の考案から第5の考案までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、前記環状ベルト接続部(110)は、装着状態における側頭部付近に設けられており、前記前面部(10)の左右両端部近傍、かつ、前記前面部(10)の上方に設けられた前面部第1貫通孔(11)と、前記前面部第1貫通孔(11)から前方向又は後方向に離間した位置に設けられ、前記環状ベルト部(20)が貫通するスリット部(12)と、前記環状ベルト部(20)の前記前面部第1貫通孔(11)に対応する位置に設けられた環状ベルト部貫通孔(21)と、前記前面部第1貫通孔(11)及び前記環状ベルト部貫通孔(21)を貫通して配置され、着脱自在に前記前面部(10)及び前記環状ベルト部(20)を保持する第1保持具(40)と、を備えること、を特徴とするフェイスガードである。
第7の考案は、第1の考案から第5の考案までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、前記環状ベルト接続部(110B)は、前記環状ベルト部(20)に設けられた係合形状(23)と、前記前面部(10)に設けられた係合形状(15)とが係合すること、を特徴とするフェイスガードである。
第8の考案は、第1の考案から第7の考案までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、前記環状ベルト部(20)は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、互いが係合可能な係合形状(22)が形成されており、前記係合形状(22)の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、前記環状ベルト部(20)の装着時の環状形状の大きさを調節可能であること、を特徴とするフェイスガードである。
第9の考案は、第3の考案又は第4の考案に記載のフェイスガードにおいて、前記アーチ状ベルト接続部(120)は、前記前面部(10)の左右両端部近傍、かつ、前記前面部(10)の上方であって、前記環状ベルト接続部(110)よりも上方に設けられた前面部第2貫通孔(13)と、前記アーチ状ベルト部(30)の両端部近傍に設けられたアーチ状ベルト部貫通孔(31)と、前記前面部第2貫通孔(13)及び前記アーチ状ベルト部貫通孔(31)を貫通して配置され、着脱自在に前記前面部(10)及び前記アーチ状ベルト部を保持する第2保持具(50)と、を備えること、を特徴とするフェイスガードである。
第10の考案は、第9の考案に記載のフェイスガードにおいて、前記アーチ状ベルト部(30)は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、前記アーチ状ベルト部貫通孔(31)が形成されており、前記アーチ状ベルト部貫通孔(31)の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、前記アーチ状ベルト部(30)の装着時の前記アーチ状ベルト接続部(120)の間の長さを調節可能であること、を特徴とするフェイスガードである。
第11の考案は、第3の考案又は第4の考案に記載のフェイスガードにおいて、前記アーチ状ベルト接続部(120BL、120BR)は、前記アーチ状ベルト部(30)に設けられた係合形状(32、33)と、前記前面部(10)に設けられた係合形状(16、17)とが係合すること、を特徴とするフェイスガードである。
第12の考案は、第1の考案から第11の考案までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、前記環状ベルト部(20)の頭部に接触する部位の少なくとも一部には、緩衝部材(60)が設けられていること、を特徴とするフェイスガードである。
第13の考案は、第1の考案から第12の考案までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、前記環状ベルト部(20)は、布により構成されていること、を特徴とするフェイスガードである。
本考案によれば、簡易な構造であって製造が容易であり、かつ、実用性が十分に高いフェイスガードを提供することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の展開図である。
図2は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における正面の写真である。
図3は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における左側面の写真である。
図4は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における背面の写真である。
図5は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における右側面の写真である。
図6は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における上面の写真である。
図7は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における下面の写真である。
図8は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における左前斜視の写真である。
図9は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における右前斜視の写真である。
図10は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における左後斜視の写真である。
図11は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における右後斜視の写真である。
なお、本明細書の説明においては、フェイスガードを頭部に装着した状態の被装着者が直立した状態における被装着者から見た前後左右上下の方向を適宜用いて説明することとする。
図1は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の展開図である。
図2は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における正面の写真である。
図3は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における左側面の写真である。
図4は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における背面の写真である。
図5は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における右側面の写真である。
図6は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における上面の写真である。
図7は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における下面の写真である。
図8は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における左前斜視の写真である。
図9は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における右前斜視の写真である。
図10は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における左後斜視の写真である。
図11は、本考案によるフェイスガードの第1実施形態の頭部への装着状態における右後斜視の写真である。
なお、本明細書の説明においては、フェイスガードを頭部に装着した状態の被装着者が直立した状態における被装着者から見た前後左右上下の方向を適宜用いて説明することとする。
本実施形態のフェイスガードは、前面部10と、環状ベルト部20と、アーチ状ベルト部30と、第1保持具40と、第2保持具50とを組み合わせることにより、図2から図11に示す形態となる。
前面部10は、透明な樹脂シート材により構成されている。本実施形態では、前面部10は、厚さ0.3mmのPET(Polyethylene terephthalate)樹脂シートを用いて構成されている。
前面部10は、装着者の目と、鼻と、口とを覆う大きさを有していることが望ましく、より望ましくは、各図に示すように前頭部も含めて顔面全体を覆う大きさであることが望ましい。
前面部10は、装着者の目と、鼻と、口とを覆う大きさを有していることが望ましく、より望ましくは、各図に示すように前頭部も含めて顔面全体を覆う大きさであることが望ましい。
前面部10は、下方に両側面に沿った折り目14をそれぞれ有し、端部が内側に折れている。これにより、前面部10は、顔面に沿う形となり、防護機能を高め、かつ、装着時の動きやすさを確保している。
前面部10は、環状ベルト部20を通して保持するための環状ベルト接続部110を備えている。環状ベルト接続部110は、装着状態における側頭部付近に設けられており、前面部第1貫通孔11と、スリット部12と、環状ベルト部貫通孔21と、第1保持具40とを備えている。
前面部10は、環状ベルト部20を通して保持するための環状ベルト接続部110を備えている。環状ベルト接続部110は、装着状態における側頭部付近に設けられており、前面部第1貫通孔11と、スリット部12と、環状ベルト部貫通孔21と、第1保持具40とを備えている。
前面部第1貫通孔11は、前面部10の左右両端部近傍、かつ、前面部10の上方に設けられた貫通孔である。
スリット部12は、前面部第1貫通孔11から前方向に離間した位置に設けられ、環状ベルト部20が貫通する細長いスリットである。
環状ベルト部貫通孔21は、後述する環状ベルト部20の前面部第1貫通孔11に対応する位置に設けられた貫通孔である。
第1保持具40は、前面部第1貫通孔11及び環状ベルト部貫通孔21を貫通して配置され、着脱自在に前面部10及び環状ベルト部20を保持する留め具である。本実施形態の第1保持具40は、前面部10及び環状ベルト部20を両側から挟むように2部品により構成されており、それぞれ、前面部第1貫通孔11及び環状ベルト部貫通孔21を貫通する軸部と、軸部と一体のフランジ部とを備えている。一方の軸部に、他方の軸部が挿入可能となっており、その他方の軸部の先端に爪形状が設けられており、いわゆるスナップフィットにより2つの部品が固定される構成となっている。よって、第1保持具40は、着脱自在に前面部10及び環状ベルト部20を保持することができる。
また、前面部は、アーチ状ベルト部30を固定するためのアーチ状ベルト接続部120を備える。
アーチ状ベルト接続部120は、前面部第2貫通孔13と、アーチ状ベルト部貫通孔31と、第2保持具50とを備えている。
前面部第2貫通孔13は、前面部10の左右両端部近傍、かつ、前面部10の上方であって、環状ベルト接続部110よりも上方に設けられた貫通孔である。
アーチ状ベルト部貫通孔31は、後述のアーチ状ベルト部30の両端部近傍に設けられた貫通孔である。
第2保持具50は、前面部第2貫通孔13及びアーチ状ベルト部貫通孔31を貫通して配置され、着脱自在に前面部10及びアーチ状ベルト部30を保持する留め具である。本実施形態の第2保持具50は、前面部10及びアーチ状ベルト部30を両側から挟むように2部品により構成されており、それぞれ、前面部第2貫通孔13及びアーチ状ベルト部貫通孔31を貫通する軸部と、軸部と一体のフランジ部とを備えている。一方の軸部が雄ねじであり、他方の軸部が雌ねじであることから、両者が螺合することにより、2つの部品が固定される構成となっている。よって、第2保持具50は、着脱自在に前面部10及びアーチ状ベルト部30を保持することができる。
また、第1保持具40及び第2保持具50の双方とも、一般に市販されている汎用品を利用することができる。
アーチ状ベルト接続部120は、前面部第2貫通孔13と、アーチ状ベルト部貫通孔31と、第2保持具50とを備えている。
前面部第2貫通孔13は、前面部10の左右両端部近傍、かつ、前面部10の上方であって、環状ベルト接続部110よりも上方に設けられた貫通孔である。
アーチ状ベルト部貫通孔31は、後述のアーチ状ベルト部30の両端部近傍に設けられた貫通孔である。
第2保持具50は、前面部第2貫通孔13及びアーチ状ベルト部貫通孔31を貫通して配置され、着脱自在に前面部10及びアーチ状ベルト部30を保持する留め具である。本実施形態の第2保持具50は、前面部10及びアーチ状ベルト部30を両側から挟むように2部品により構成されており、それぞれ、前面部第2貫通孔13及びアーチ状ベルト部貫通孔31を貫通する軸部と、軸部と一体のフランジ部とを備えている。一方の軸部が雄ねじであり、他方の軸部が雌ねじであることから、両者が螺合することにより、2つの部品が固定される構成となっている。よって、第2保持具50は、着脱自在に前面部10及びアーチ状ベルト部30を保持することができる。
また、第1保持具40及び第2保持具50の双方とも、一般に市販されている汎用品を利用することができる。
環状ベルト部20は、略両端部同士を接続することで環状となり、顔面に対して略水平に嵌められる。環状ベルト部20には、環状ベルト部貫通孔21が2か所設けられている。
環状ベルト部貫通孔21は、後述する環状ベルト部20の前面部第1貫通孔11に対応する位置に設けられた貫通孔である。ここで、2つの環状ベルト部貫通孔21の間の距離は、2つの前面部第1貫通孔11の間の距離よりも短くなっている。したがって、環状ベルト接続部110よりも前方においては、前面部10と環状ベルト部20との間に隙間が設けられることとなる。この隙間を設けたことにより、前面部10は、顔面から所定の距離だけ離間した状態となり、前面部の曇りを抑制できる。また、前面部10と環状ベルト部20との間に隙間が設けられていることにより、息苦しさも感じにくく、使い勝手のよいフェイスガードとすることができる。
環状ベルト部貫通孔21は、後述する環状ベルト部20の前面部第1貫通孔11に対応する位置に設けられた貫通孔である。ここで、2つの環状ベルト部貫通孔21の間の距離は、2つの前面部第1貫通孔11の間の距離よりも短くなっている。したがって、環状ベルト接続部110よりも前方においては、前面部10と環状ベルト部20との間に隙間が設けられることとなる。この隙間を設けたことにより、前面部10は、顔面から所定の距離だけ離間した状態となり、前面部の曇りを抑制できる。また、前面部10と環状ベルト部20との間に隙間が設けられていることにより、息苦しさも感じにくく、使い勝手のよいフェイスガードとすることができる。
環状ベルト部20は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、互いが係合可能な係合形状22が形成されている。本実施形態の係合形状22は、略半円形状の貫通した切断線であり、両端部のそれぞれが半円の円弧凸側が対向する向きに配置されている。なお、係合形状22は、この形状に限らず、互いに係合可能な公知の形態を利用可能である。係合形状22の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、環状ベルト部20の装着時の環状形状の大きさを調節可能である。よって、より装着感を良好にすることができる。本実施形態では、環状ベルト部20の両端それぞれに、複数個所の係合形状22を設けている。
アーチ状ベルト部30は、頭部の上方に顔面に対して略垂直に当てがわれる。
アーチ状ベルト部30は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、アーチ状ベルト部貫通孔31が形成されている。両端に設けられているアーチ状ベルト部貫通孔31の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、アーチ状ベルト部30の装着時のアーチ状ベルト接続部120の間の長さ(略円弧状になる部分の長さ)を調節可能である。よって、より装着感を良好にすることができる。本実施形態では、アーチ状ベルト部30の両端それぞれに、複数個所のアーチ状ベルト部貫通孔31を設けている。
アーチ状ベルト部30は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、アーチ状ベルト部貫通孔31が形成されている。両端に設けられているアーチ状ベルト部貫通孔31の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、アーチ状ベルト部30の装着時のアーチ状ベルト接続部120の間の長さ(略円弧状になる部分の長さ)を調節可能である。よって、より装着感を良好にすることができる。本実施形態では、アーチ状ベルト部30の両端それぞれに、複数個所のアーチ状ベルト部貫通孔31を設けている。
また、本実施形態では、前面部10と、環状ベルト部20と、アーチ状ベルト部30とは、いずれも同じ素材かつ同じ厚さの透明なシート状素材により構成されている。すなわち、前面部10と、環状ベルト部20と、アーチ状ベルト部30とは、いずれも厚さ0.3mmのPET樹脂シートを用いて構成されている。よって、前面部10と、環状ベルト部20と、アーチ状ベルト部30とを1枚の素材から切り出すことができ、製造を容易に行うことができ、簡単に大量生産を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のフェイスガードは、簡単な構成であっても使い勝手がよく実用性が十分に高く、また、容易に大量生産を行うことができる。
(第2実施形態)
図12は、本考案によるフェイスガードの第2実施形態の頭部への装着状態における左前斜視図である。
図13は、本考案によるフェイスガードの第2実施形態の頭部への装着状態における右前斜視図である。
第2本実施形態のフェイスガードは、第1実施形態における第1保持具40及び第2保持具50を省略した点と、緩衝部材60を追加した点で、第1実施形態と異なるが、その他については、第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図12は、本考案によるフェイスガードの第2実施形態の頭部への装着状態における左前斜視図である。
図13は、本考案によるフェイスガードの第2実施形態の頭部への装着状態における右前斜視図である。
第2本実施形態のフェイスガードは、第1実施形態における第1保持具40及び第2保持具50を省略した点と、緩衝部材60を追加した点で、第1実施形態と異なるが、その他については、第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1実施形態では、環状ベルト接続部110は、前面部第1貫通孔11と、スリット部12と、環状ベルト部貫通孔21と、第1保持具40とを用いて構成されていた。これに対して、第2実施形態では、環状ベルト接続部110Bは、保持具等の別部材を用いずに、環状ベルト部20に設けられた係合形状である係合片23と、前面部10に設けられた係合形状である係合孔15とが係合する構成となっている。
なお、環状ベルト接続部110Bの係合形態は、一例を示したものであり、従来公知の同様な係合部に用いられる係合形態を適宜利用できる。
なお、環状ベルト接続部110Bの係合形態は、一例を示したものであり、従来公知の同様な係合部に用いられる係合形態を適宜利用できる。
また、第1実施形態では、アーチ状ベルト接続部120は、前面部第2貫通孔13と、アーチ状ベルト部貫通孔31と、第2保持具50とを用いて構成されていた。これに対して、第2実施形態では、アーチ状ベルト接続部120BL、120BRは、左側(120BL)と右側(120BR)とで形態が異なるが、いずれも、保持具の別部材を用いずに、アーチ状ベルト部30に設けられた係合形状と、前面部10に設けられた係合形状とが係合することにより構成されている。
具体的には、左側(頭部に装着された状態で頭部の左となる側)のアーチ状ベルト接続部120BLは、アーチ状ベルト部30に設けられた係合形状である係合片32と、前面部10に設けられた係合形状である係合孔16とが係合することにより構成されている。
また、右側(頭部に装着された状態で頭部の右となる側)のアーチ状ベルト接続部120BRは、アーチ状ベルト部30に設けられた係合形状である複数個所設けられた切欠部33と、前面部10に設けられた係合形状である係合孔17とが係合することにより構成されている。アーチ状ベルト接続部120BRは、係合孔17と係合する切欠部33の位置を変えることにより、頭部に当接する部位の長さを変更することができる。
なお、アーチ状ベルト接続部120BL、120BRの係合形態は、一例を示したものであり、従来公知の同様な係合部に用いられる係合形態を適宜利用できる。
具体的には、左側(頭部に装着された状態で頭部の左となる側)のアーチ状ベルト接続部120BLは、アーチ状ベルト部30に設けられた係合形状である係合片32と、前面部10に設けられた係合形状である係合孔16とが係合することにより構成されている。
また、右側(頭部に装着された状態で頭部の右となる側)のアーチ状ベルト接続部120BRは、アーチ状ベルト部30に設けられた係合形状である複数個所設けられた切欠部33と、前面部10に設けられた係合形状である係合孔17とが係合することにより構成されている。アーチ状ベルト接続部120BRは、係合孔17と係合する切欠部33の位置を変えることにより、頭部に当接する部位の長さを変更することができる。
なお、アーチ状ベルト接続部120BL、120BRの係合形態は、一例を示したものであり、従来公知の同様な係合部に用いられる係合形態を適宜利用できる。
また、第2実施形態の環状ベルト接続部110は、頭部に接触する部位に、肌触りを改善する緩衝部材60が設けられている。緩衝部材60としては、例えば、ポリウレタンフォーム等のスポンジ状の部材を用いると、肌触りが改善され、かつ、通気性が得られて蒸れを抑制でき、また、汗の吸収効果も得ることができる。緩衝部材60は、図示したように額に接する近辺において、環状ベルト部20に接着や両面粘着テープ等で固定されるとよい。なお、緩衝部材60は、図示したように1つを該当部分に設けてもよいが、複数箇所に分けて設けてもよい。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本考案の範囲内である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本考案の範囲内である。
(1)実施形態において、前面部10と、環状ベルト部20と、アーチ状ベルト部30とは、いずれも同じ素材かつ同じ厚さの透明なシート状素材により構成されている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、それぞれ、又は、いずれかを異なる素材を用いて作製してもよい。例えば、環状ベルト部20とアーチ状ベルト部30との一方、又は、双方について、布を用いて構成してもよい。この場合、環状ベルト部20は、ゴムを内蔵した伸縮性を備えた布製ベルトを用いると、頭部への装着感を向上させることができる。また、布製の各ベルト部は、洗濯が可能であり、清潔な状態で繰り返し使用が可能である。
(2)実施形態において、厚さ0.3mmのPET樹脂シートを用いて前面部10と、環状ベルト部20と、アーチ状ベルト部30とを構成する例を挙げて説明した。これに限らず、具体的な素材は、適宜変更してもよい。
(3)実施形態において、フェイスガードがアーチ状ベルト部30を備える構成を例示して説明した。これに限らず、例えば、アーチ状ベルト部30を省略してもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本考案は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
10 前面部
11 前面部第1貫通孔
12 スリット部
13 前面部第2貫通孔
14 折り目
15、16、17 係合孔
20 環状ベルト部
21 環状ベルト部貫通孔
22 係合形状
23 係合片
30 アーチ状ベルト部
31 アーチ状ベルト部貫通孔
32 係合片
33 切欠部
40 第1保持具
50 第2保持具
60 緩衝部材
110、110B 環状ベルト接続部
120、120BL、120BR アーチ状ベルト接続部
11 前面部第1貫通孔
12 スリット部
13 前面部第2貫通孔
14 折り目
15、16、17 係合孔
20 環状ベルト部
21 環状ベルト部貫通孔
22 係合形状
23 係合片
30 アーチ状ベルト部
31 アーチ状ベルト部貫通孔
32 係合片
33 切欠部
40 第1保持具
50 第2保持具
60 緩衝部材
110、110B 環状ベルト接続部
120、120BL、120BR アーチ状ベルト接続部
Claims (13)
- 頭部に装着されるフェイスガードであって、
略透明な前面部と、
略両端部同士を接続することで環状となり、顔面に対して略水平に嵌められる環状ベルト部と、
を有し、
前記前面部は、前記環状ベルト部を保持するための環状ベルト接続部を備え、
前記前面部と前記環状ベルト部の間に隙間が設けられているフェイスガード。 - 請求項1に記載のフェイスガードにおいて、
前記環状ベルト接続部は、前記環状ベルト部を通して保持すること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1又は請求項2に記載のフェイスガードであって、
頭部の上方に顔面に対して略垂直に当てがわれるアーチ状ベルト部を有し、
前記前面部は、前記アーチ状ベルト部を固定するためのアーチ状ベルト接続部を備えること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項3に記載のフェイスガードにおいて、
前記前面部と、前記環状ベルト部と、前記アーチ状ベルト部とは、いずれも同じ素材かつ同じ厚さの略透明なシート状素材により構成されていること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、
前記前面部は、下方に両側面に沿った折り目をそれぞれ有し、端部が内側に折れていること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、
前記環状ベルト接続部は、装着状態における側頭部付近に設けられており、
前記前面部の左右両端部近傍、かつ、前記前面部の上方に設けられた前面部第1貫通孔と、
前記前面部第1貫通孔から前方向又は後方向に離間した位置に設けられ、前記環状ベルト部が貫通するスリット部と、
前記環状ベルト部の前記前面部第1貫通孔に対応する位置に設けられた環状ベルト部貫通孔と、
前記前面部第1貫通孔及び前記環状ベルト部貫通孔を貫通して配置され、着脱自在に前記前面部及び前記環状ベルト部を保持する第1保持具と、
を備えること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、
前記環状ベルト接続部は、前記環状ベルト部に設けられた係合形状と、前記前面部に設けられた係合形状とが係合すること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、
前記環状ベルト部は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、互いが係合可能な係合形状が形成されており、
前記係合形状の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、前記環状ベルト部の装着時の環状形状の大きさを調節可能であること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項3又は請求項4に記載のフェイスガードにおいて、
前記アーチ状ベルト接続部は、
前記前面部の左右両端部近傍、かつ、前記前面部の上方であって、前記環状ベルト接続部よりも上方に設けられた前面部第2貫通孔と、
前記アーチ状ベルト部の両端部近傍に設けられたアーチ状ベルト部貫通孔と、
前記前面部第2貫通孔及び前記アーチ状ベルト部貫通孔を貫通して配置され、着脱自在に前記前面部及び前記アーチ状ベルト部を保持する第2保持具と、
を備えること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項9に記載のフェイスガードにおいて、
前記アーチ状ベルト部は、略帯状に形成されており、両端部のそれぞれに、前記アーチ状ベルト部貫通孔が形成されており、
前記アーチ状ベルト部貫通孔の少なくとも一方は、複数個所に設けられており、前記アーチ状ベルト部の装着時の前記アーチ状ベルト接続部の間の長さを調節可能であること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項3又は請求項4に記載のフェイスガードにおいて、
前記アーチ状ベルト接続部は、前記アーチ状ベルト部に設けられた係合形状と、前記前面部に設けられた係合形状とが係合すること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1から請求項11までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、
前記環状ベルト部の頭部に接触する部位の少なくとも一部には、緩衝部材が設けられていること、
を特徴とするフェイスガード。 - 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のフェイスガードにおいて、
前記環状ベルト部は、布により構成されていること、
を特徴とするフェイスガード。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020078647 | 2020-04-27 | ||
JP2020078647 | 2020-04-27 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022101481A (ja) * | 2021-11-24 | 2022-07-06 | 大日本印刷株式会社 | フェイスガード |
-
2020
- 2020-07-01 JP JP2020002635U patent/JP3228161U/ja active Active
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JP2022101481A (ja) * | 2021-11-24 | 2022-07-06 | 大日本印刷株式会社 | フェイスガード |
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