JP6198609B2 - 帽子用内装具、及び帽子 - Google Patents

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Description

この発明は、防災用ヘルメット等の帽子に用いられる帽子用内装具、及び帽子用内装具を備えた防災用ヘルメット等の帽子に関する。
防災用ヘルメット等の帽子、特に、帽体が硬質の部材で形成されている帽子においては、帽体を使用者の頭部に被せた状態で帽体を頭部に固定させるための帽子用内装具が用いられる。一般に帽子用内装具は、頭部の頭頂部に当接するハンモックと、額の部分即ち前頭部から側頭部を経て後頭部にかけて、頭部の周辺に当接するヘッドバンドを有している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−64523号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明においては、頭の周囲を取り囲むように、ヘッドバンドが設けられているため、不使用状態において、複数の帽子を重ねて備蓄しておこうとすると、帽子本体の径より、ヘッドバンドの径の方が小さいことから、積み重ねたときには、下側の帽子の頭頂部が、その上側の帽子の径の小さいヘッドバンドの内側に挿入された状態となり、全体としての高さが高くなってしまうと共に、上側の帽子本体と下側の帽子本体とが直接、接触することが少ないため、不安定となってしまうという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、不使用状態において安定した状態で備蓄できる帽子用内装具、及びこの帽子用内装具を用いた帽子を提供することにある。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、帽体に配設されると共に該帽体が使用者の頭部に被せられた際に前記頭部の頭頂部に当接するハンモックと、該ハンモックに接合されて前記頭部の前頭部から側頭部を経て後頭部に当接するヘッドバンドとを備え、前記ヘッドバンドは、前記前頭部に当接する前側部材と、該前側部材に接続されて前記後頭部に当接する後側部材とを備え、
前記前側部材、及び/又は、前記後側部材は、前記ハンモックに取り付けられる取付部と、該取付部から延長されて前記頭部を押さえる押さえ部とを有し、前記ヘッドバンド又は前記ハンモックにヒンジ部を設けると共にヒンジ部を介して前記押さえ部を、前記帽体の内側に折り曲げ可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ヒンジ部は、前記取付部の近傍に設けられ、樹脂の一部が薄く形成された薄肉ヒンジから構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ヒンジ部は、前記取付部の近傍に設けられ、蝶番ヒンジから構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ヒンジ部は、前記取付部の両側部に対して回動軸を介して前記押さえ部の前記取付部側の端部が回動自在に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記前側部材と前記後側部材とを連結する連結部材が設けられ、該連結部材はゴムによって形成されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、帽子であって、請求項1乃至5の何れか一つに記載の帽子用内装具を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ヘッドバンドの前側部材、及び/又は、後側部材は、ハンモックに取り付けられる取付部と、取付部から延長されて頭部を押さえる押さえ部とを有し、取付部側に対してヒンジ部を介して押さえ部を、帽子内側に折り曲げ可能とされているため、不使用状態において、押さえ部を、帽子内側に折り曲げ、帽子本体の内面に接近又は当接させるようにすることができる。従って、複数の帽子を積み重ねたときに、ヘッドバンドが邪魔になることなく、全体の高さを低くできると共に、上の帽子本体と下の帽子本体とを接近又は当接させて安定した状態で積み重ねることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ヒンジ部は、取付部の近傍に設けられ、樹脂の一部が薄く形成された薄肉ヒンジから構成されているため、樹脂の一体成形により容易に成形できる。
請求項3に記載の発明によれば、ヒンジ部は、取付部の近傍に設けられ、蝶番ヒンジから構成されているため、より折り畳み易くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ヒンジ部は、取付部の両側部に対して回動軸を介して押さえ部の取付部側の端部が回動自在に設けられているため、より折り畳み易くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前側部材と後側部材とを連結する連結部材が設けられ、連結部材はゴムによって形成されたため、ゴムの弾力によって前側部材と後側部材とを頭部側に引き寄せて、ヘッドバンドを容易に固定することができる。また、連結部材が前側部材と後側部材とを帽体の中央部に引き寄せることができるので、装着者の頭のサイズの大小にかかわらず、常に安定した状態で帽子を装着できる。
請求項6に記載の発明によれば、不使用状態において、安定した状態で水平面に載置したり複数積み重ねたりすることの可能な帽子を提供できる。
この実施の形態1のヘルメットの底面方向から見た斜視図である。 この実施の形態1の帽体、及びこの実施の形態1の帽子用内装具のハンモックの底面方向から見た斜視図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドを底面方向から見た斜視図である。 同上帽子用内装具のハンモックの湾曲させる前の状態の正面図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの前側部材の湾曲させる前の状態の正面図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材を形成する第一部材の湾曲させる前の状態の正面図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材を形成する第二部材の湾曲させる前の状態の正面図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材を形成する第一部材のヒンジ部の部分拡大図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材とハンモックとの湾曲させる前の状態の正面図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの前側部材と後側部材とが連結部材で連結された状態の部分拡大図である。 同上帽子用内装具の耳紐及び顎紐の正面図である。 同上帽子用内装具の配設されたヘルメットが頭部に装着された状態を示す図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材の第二部材が頭部に装着された状態を示す図である。 同上帽子用内装具の配設されたヘルメットが他の帽体に積み重ねられた状態を示す図である。 この実施の形態2の帽子用内装具の部分拡大図である。 同上帽子用内装具の分解した状態の部分拡大図である。 同上帽子用内装具の部分拡大図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンド本体部と取付部とをヒンジ部において折り曲げた状態の部分拡大図である。 この実施の形態3の帽子用内装具の部分拡大図である。 同上帽子用内装具の分解した状態の部分拡大図である。 同上帽子用内装具の部分拡大図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンド本体部と取付部とをヒンジ部において折り曲げた状態の部分拡大図である。 この実施の形態4の帽子用内装具のハンモックとヘッドバンドとを分解した状態を示す図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材を折り畳む前の状態の斜視図である。 同上帽子用内装具のヘッドバンドの後側部材を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 この実施の形態5の帽子用内装具の、ヘッドバンドの前側部材と後側部材とを折り畳んだ状態を示す斜視図である。
[発明の実施の形態1]
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1乃至図14は、この発明の実施の形態1を示す。
まず、構成を簡単に説明すると、図1に示す、この実施の形態1の「帽子」としてのヘルメット100は、災害時用に用いられる防災用ヘルメットである。なお、この実施の形態1の「帽子」は、防災用ヘルメット以外のどのようなヘルメットであってもよく、また、ヘルメット以外のいかなる帽子であってもよい。
このヘルメット100の「帽子本体」は、帽体110と、帽子用内装具1Aからなる。
帽体110は、ABS等、剛性の高い樹脂によって形成され、外部からの飛来物等による衝撃から頭部を保護する機能を奏する。帽体110は、複数の多角形の組み合わせによって頭部を覆う形状に形成されている。帽体110の前側は、前側に張り出して頭部の額部分を覆う庇部131が形成されている。帽体110の外側には、図14に示すように、前側に一対の前側載置用突起部132、後側に一対の後側載置用突起部133が設けられている。前側載置用突起部132、後側載置用突起部133には、同一構成のヘルメット100を積み重ねた際にヘルメット100の一部が載置され、複数のヘルメット100を積み重ねることができるように形成されている。
図1に示すように、帽子用内装具1Aは、ハンモック1、ヘッドバンド2、耳紐3、顎紐4を備えている。帽子用内装具1Aは、帽体110を頭部周辺に装着させると共に、帽体110に加わった衝撃を緩和させる機能を奏する。
ハンモック1は、柔軟性と剛性とを有し、繰り返しの使用や長期間の使用によっても伸びや剛性の低下が生じにくい合成樹脂、例えばポリエチレン、もしくはポリプロピレン等からなる。但し同様の性質を有するものであればどのような材質で形成されていてもよい。ハンモック1は、このような材質の部材を平板形状に形成したものから成る。平板形状の部材から形成することで、ハンモック1を低コストで製造できる。
図4に示すように、ハンモック1は、使用者の頭頂部を抑える円環状の頭頂抑え部5と、この頭頂抑え部5から複数延長された計4本の略帯状の延長片部とを有している。この延長片部のうち、一方の一対は前側延長片部6,6を形成し、他方の一対は後側延長片部7,7を形成する。これら前側延長片部6,6の先端部、及び後側延長片部7,7の先端部には、前側延長片部6,6及び後側延長片部7,7の幅方向に張り出した嵌合片部8,8,8,8が設けられている。
ハンモック1は、前側延長片部6,6がヘルメット100の前側に配設され、後側延長片部7,7がヘルメット100の後側に配設される。具体的には、図1及び図14に示すように、前側延長片部6,6の嵌合片部8,8が帽体110の内部の前側の被嵌合部134,134にそれぞれ嵌合され、後側延長片部7,7の後側の嵌合片部8,8が帽体110の内部の後側の被嵌合部134,134にそれぞれ嵌合される。
これにより、図2に示すように、ハンモック1は、帽体110の内部に沿って湾曲させた状態で、帽体110の内部に配設される。即ち、図12に示すような、使用者が頭部にヘルメット100を被って直立した状態である使用状態(以下単に「使用状態」と称する)において、頭頂抑え部5は帽体110内部の中央上部に配設され、前側延長片部6,6と後側延長片部7,7は帽体110内部の中央部から外方の下方に向けて湾曲しながら垂下した状態で配設される。
図4に示すように、それぞれの前側延長片部6の略中央部には耳紐取付孔部9が開口形成されている。また、それぞれの後側延長片部7の略中央部には、「ハンモック側取付部」としての後側取付孔部10が開口形成されている。また、それぞれの前側延長片部6の基端部には前側取付孔部11が開口形成されている。
図1に示すように、ハンモック1には、ヘッドバンド2が取付けられる。ヘッドバンド2は、図3に示す、前側部材12と、前側部材12に接続される後側部材13とを備えている。前側部材12と後側部材13とは、ハンモック1と同じ素材を、ハンモック1と同様に平板形状に形成したものから成る。平板形状の部材で形成することにより、前側部材12と後側部材13とを低コストで製造できる。
図5に示す通り、前側部材12は、帯状の前側当接部14が設けられている。この前側当接部14は、使用状態において長手方向が略水平方向に沿った状態となり、頭部の額部分に当接する。前側当接部14の両端部には、連結部材32が挿通される挿通孔部15が設けられている。
図1に示すように、前側当接部14には、幅方向即ち使用状態における上下方向に沿って、複数の溝部16が設けられている。この溝部16により、図1に示すように、前側当接部14を長手方向に沿って容易に湾曲させることができる。
前側部材12の両端部近傍の一側側から略垂直方向には、一対の前頭部側取付片部17,17が突設されている。それぞれの前頭部側取付片部17の先端部には、前頭部側取付孔部18が開口形成されている。図1に示すように、前頭部側取付孔部18は、ハンモック1の前側取付孔部11に重なった状態で、ビス19によって取付けられる。なお、前側部材12の使用状態における下側は、ハンモック1や帽体110に取付けられておらず、前後方向(即ち図12における左右方向)や左右方向に移動可能になっている。
後側部材13は、図6に示す第一部材20と、図7に示す第二部材21とが接続されて形成されている。第一部材20は、図12に示すようにヘルメット100が使用者の頭部400に被せられた際、頭部400の側頭部に当接する。第二部材21は、ヘルメット100が頭部400に被せられた際、頭部400の後頭部に当接する。
図6に示す通り、第一部材20は略帯状に形成されている。第一部材20の一端側には連結部材32が挿通される筒状の挿通孔部22が配設され、他端側には第二部材21と接続される接続孔部23が開口形成されている。図12に示すように、使用状態において、第一部材20は長手方向が略水平方向に沿った状態となる。第一部材20はハンモック1や帽体110に取付けられておらず、前後方向(即ち図12における左右方向)や左右方向に移動可能になっている。
第二部材21は、頭部の後頭部略全体を覆う形状に形成されている。具体的には、図7に示す通り、第二部材21は略V字形状に形成されている。第二部材21の略中央部は、突出部21aを形成している。この突出部21aは、ハンモック1が帽体110の内部に配設されて使用状態となったとき、帽体110よりも下方に突出する(図12参照)。また、図7に示す通り、第二部材21の両端部には、それぞれ後頭部側取付孔部24が開口形成されている。
図7に示す通り、第二部材21の後頭部側取付孔部24よりも中央部寄りには、それぞれ、第一耳紐挿通孔部26,第二耳紐挿通孔部27が近接して開口形成されている。図1に示すように、第一耳紐挿通孔部26、第二耳紐挿通孔部27には、何れか一方に耳紐3が挿通される。また、第二部材21の、第一耳紐挿通孔部26,第二耳紐挿通孔部27よりも中央部寄りには、一対の接続孔部25,25が開口形成されている。それぞれの接続孔部25は、第一部材20との接続孔部23に重なった状態でビス28によって接続され、これにより第一部材20と第二部材21とは回動自在に接続される。なお、第二部材21には、接続孔部25の他に第二の接続孔部(図示せず)等が設けられ、第一部材20と第二部材21との取付位置を調節することで、ヘッドバンド2の周囲方向の長さを調節可能に形成してもよい。
図8に示すように、第二部材21の両端部側には、ハンモック1に取付けられる取付部30が設けられる。この取付部30の近傍には、ヒンジ部29が設けられている。このヒンジ部29は薄肉ヒンジであって、第二部材21の他の部分よりも薄肉に形成されている。第二部材21のヒンジ部29よりも、使用状態において下方に延長された「押さえ部」としての第二部材本体部31は、ヒンジ部29を介して折畳可能に形成されている。これにより、第二部材21は、取付部30がハンモック1に取付けられた状態で、第二部材本体部31がヒンジ部29を介して移動する(図8の矢印B参照)。
即ち、第二部材本体部31は、使用状態における、第二部材本体部31の長手方向が略垂直下方に延びた状態(及び図8の実線で表示した状態、及び図12に示す状態)になる。また、使用者がヘルメット100を装着していない、第二部材本体部31が帽体110の内部に収容された状態である非使用状態(以下単に「非使用状態」と称する。)にもなる。非使用状態においては、第二部材本体部31の長手方向が略水平方向に延びた状態(図8の点線で表示した状態、及び図13に示す状態)となり、第二部材21が帽体110よりも内側上方に位置する状態となる。
図1に示すように、第二部材21とハンモック1とは、後頭部側取付孔部24と後側取付孔部10とが重なった状態で、ビス31aによって取付けられる。ここで、図9に示すように、第二部材21が平板状態のときの後頭部側取付孔部24,24同士の間隔A1は、ハンモック1が平板状態のときの後側取付孔部10,10同士の間隔A2よりも広い。
そして、後頭部側取付孔部24,24をそれぞれ後側取付孔部10,10の位置に合わせてビス31a,31aで取付けたとき、図1に示すように、第二部材21は撓んだ湾曲形状となる。即ち、平板形状の部材で形成した第二部材21を確実に湾曲形状に形成できる。
図12に示すように、使用状態において、第二部材21は前側部材12よりも下方に張り出して、使用者の後頭部略全体を覆う形状となっている。そして、図13に示すように、使用状態において、第二部材21は使用者の後頭部に沿って湾曲した形状となっている。
なお、第二部材21の使用状態における下側は、ハンモック1や帽体110に取付けられておらず、前後方向(即ち図12における左右方向)や左右方向に移動可能になっている。
また、図14に示すように、非使用状態においては、第二部材21がヒンジ部29で折り畳まれた結果、ヘッドバンド2の全体が帽体110よりも、使用状態における内部上方に位置することになる。
図5に示す前側部材12の挿通孔部15と、図6に示す第一部材20の挿通孔部22とには、連結部材32が挿通される。図10に示すように、連結部材32は、前側部材12と後側部材13とを連結可能な弾性体、たとえばゴムひも等によって形成されている。連結部材32の両端はストラップピン33に挿通されており、連結部材32の長さはストラップピン33の取付位置によって調節可能に形成されている。
連結部材32は、張力によって、ヘッドバンド2の前側部材12と後側部材13とを引っ張る。前側部材12と後側部材13とは、連結部材32の張力が働いたとき、それぞれヘッドバンド2の縮径する方向に引っ張られることになる。
図4に示すハンモック1のそれぞれの耳紐取付孔部9,9と、図7に示す第二部材21のそれぞれの第一耳紐挿通孔部26又は第二耳紐挿通孔部27とには、一対の耳紐3のそれぞれが取付けられる。
図11に示すように、耳紐3の耳紐本体部34は、ポリプロピレン等の合成繊維によって形成されている。耳紐本体部34の一端側には二つの取付孔部(図示せず)が開口形成されている。耳紐本体部34の一端側は、それぞれの取付孔部(図示せず)に一の取付ビス35が挿通されて接合された状態で環状に形成されている。
耳紐本体部34の他端側には、ポリプロピレン等の樹脂によって形成されたビスホルダー36が配設されている。ビスホルダー36には、ハンモック1の耳紐取付孔部9と共に接合されるビス挿通孔37が開口形成されている。
一対の耳紐3,3は、顎紐4によって連結されている。図11に示す、顎紐4の第一顎紐本体部38、第二顎紐本体部39、第三顎紐本体部40は、それぞれ耳紐本体部34と同じ材質で形成されている。第一顎紐本体部38の一端部と第三顎紐本体部の一端部とは、それぞれ環状に形成されて端部がビス41,42によって固着されて、耳紐3,3の一方と他方とに連結されている。第一顎紐本体部38の他端部と第二顎紐本体部39の一端部とは、第二顎紐本体部39の長さを調節するベルトアジャスタ43によって連結され、第二顎紐本体部39の他端部と第三顎紐本体部40の他端部とは、係脱可能なバックル44の雄体と雌体とにそれぞれ接続されている。
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
まず、不使用状態のヘルメット100を使用する使用者は、帽体110の内側を下方に向けた使用状態とし、帽体110の内部に収容されたヘッドバンド2の第二部材21を下方に引き下ろす。これにより、第二部材21の突出部21aは帽体110よりも下方に突出する。そして、図12に示すように、使用者は帽体110の庇部131を前にして頭部400にヘルメット100を被る。ヘッドバンド2の前側部材12と後側部材13とは、使用状態における下側がハンモック1や帽体110に固定されておらず移動可能であるため、連結部材32の張力に抗して拡径された状態で、頭部400に装着される。この状態で、ハンモック1の頭頂抑え部5は使用者の頭頂部に当接する。また、ヘッドバンド2の前側部材12の前側当接部14や前頭部側取付片部17は使用者の前頭部に、後側部材13の第一部材20は使用者の側頭部に、第二部材21は使用者の後頭部にそれぞれ当接する。
そして、頭頂部がハンモック1の頭頂抑え部5に当接した状態で、使用者は両方の耳紐3がそれぞれ形成する略三角形の空間(図12参照)の中に耳を挿通させ、顎紐4を顎の下方に垂らした状態とする。この状態で、使用者が顎紐4のバックル44を顎下で係合させ、ベルトアジャスタ43で第二顎紐本体部39の長さを調節すると、ヘルメット100が頭部400に固定された状態となる。
この状態において、図13に示すように、第二部材21の突出部21aは、前側部材12よりも使用状態における下方に突出して、使用者の後頭部略全体を覆う。そのため、使用者が頭部400に帽体110を被った際にヘッドバンド2が後頭部側の広い面積に当接して固定され、帽体のぐらつきを抑止できる。
後側部材13の後頭部側取付孔部24,24は、後側取付孔部10,10よりも外側に位置している(図9参照)。そのため、第二部材21をハンモック1に取付ける際、後頭部側取付孔部24,24をそれぞれ後側取付孔部10,10の位置に合わせてビス31a,31aで取付けたとき、図1に示すように、第二部材21は撓んだ湾曲形状となる。そのため、図13に示すように、第二部材21は、使用状態においても、使用者の後頭部に沿って外側に湾曲した形状となる。これにより、帽子用内装具1Aのヘッドバンド2を頭部400に装着させた際、後頭部側にフィットした状態で装着され、帽体110のぐらつきをより確実に抑止できる。
そして、前述したように、ヘッドバンド2の前側部材12と後側部材13とは使用状態における下側が移動可能であり、連結部材32の張力が働くため、使用者がヘルメット100を被った状態で、ヘッドバンド2の前側部材12は図3に示す矢印C方向、後側部材13には図3に示す矢印D方向に引っ張られる。この引っ張りによって、使用者の頭部400は帽体110の略中央部で固定される。即ち、図12に示す、帽体110の後側と頭部400の後側との間に形成された隙間S3と、帽体110の前側と頭部400の前側との間に形成された隙間S4とはほぼ等しい大きさとなる。
これにより、頭の小さい使用者が大きな帽体110を被った場合でも、帽体110の中央部に頭部400が固定されて、装着時に常に安定した状態で帽体110を頭部に装着することができる。
次に、使用後のヘルメット100を収容する場合、使用者は、図13に示す、第二部材21をヒンジ部29で折り曲げて、第二部材21の使用状態における下側を折り畳む。すると、図14に示すように、第二部材21の、突出部21aを含む第二部材本体部31が折り曲げられて帽体110よりも使用状態における内部上方に収容され、帽子用内装具1Aはコンパクトな形状になる。また、前述の通り、平板状態における後側部材13の一対の後頭部側取付孔部24,24の間隔A1は、平板状態における後側延長片部7,7の一対の後側取付孔部10,10の間隔A2よりも広く(図9参照)、後頭部側取付孔部24,24をそれぞれ後側取付孔部10,10の位置に合わせてビス31a,31aで取付けることで、第二部材21は撓んだ湾曲形状となっている(図1参照)。そのため、この第二部材21を内側に折り畳んだとき、第二部材21は外側に撓んだ湾曲形状から、帽体110の内側の形状に沿って、内側に向けて撓んだ湾曲形状で形状を安定させることができる。
この状態において、図14に示すように、第二部材21の突出部21aは帽体110の内部に収容され、帽体110から下方に突出しなくなる。上述した通り、突出部21aが突出したままヘルメット100を地面や床面に載置すると、突出部21aが地面や床面に当接して載置時のぐらつきが起きやすくなる。しかしこの実施の形態1のヘルメット100は、第二部材本体部31を折り曲げて帽体110の内部に収容することで、突出部21aが地面や床面に当接せず、ぐらつきのない安定した状態で地面や床面に載置させることができる。そして、第二部材21は、帽体110の内側の形状に沿って、内側に向けて撓んだ湾曲形状で形状が維持されるので、不使用状態のヘルメット100を地面や床面に載置するに際し、突出部21aが地面や床面に当接せず、地面や床面への載置に支障を来たすことのない状態を維持させることができる。
次に、この状態で、床面等に載置した一のヘルメット100の帽体110の上に、他のヘルメット100を載置させる。その結果、一のヘルメット100(下側のヘルメット100)の前側載置用突起部132、後側載置用突起部133の上には、他のヘルメット100(上側のヘルメット100)の帽体110の内部の一部がそれぞれ載置される。即ち、一のヘルメット100の帽体110上に、他のヘルメット100が使用状態と同様の状態で載置される。このときも、図14に示すように、第二部材21の突出部21aは帽体110の内部に収容され、帽体110から下方に突出していないので、同一形状のヘルメット100を積み重ねて保管し収容する際に、下方に突出した突出部21aが積み重ねに支障を来すことを防止できる。そして、積み重ねたヘルメット100の上に、更に別の同一形状のヘルメット100を積み重ねることをくり返すことで、同一形状のヘルメット100を狭小なスペースに安定した状態で多数積み重ねて収容、保管することができる。
以上、この実施の形態1においては、ヘルメット100に配設されたとき、使用状態において使用者に良好なフィット感を与えると共に、不使用状態において安定した状態で備蓄できる帽子用内装具1Aや、かかる帽子用内装具1Aによる効果を奏するヘルメット100を提供できる。
この実施の形態1においては、複数のヘルメット100を積み重ねたときに、ヘッドバンド2を構成する後側部材13が、帽体110の開口部の近傍で積み重ねる他のヘルメット100の帽体110に当接するような事態は防止される。そのため、ヘッドバンド2が積み重ねの邪魔になることなく、積み重ねた複数のヘルメット100の全体の高さを低くできると共に、上のヘルメット100と下のヘルメット100とを接近又は当接させて安定した状態で積み重ねることができる。
[発明の実施の形態2]
図15乃至図18に、この発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2においては、ヘルメット100(図15乃至図18に図示せず)の帽子用内装具1A(図15乃至図18に図示せず)を構成するヘッドバンド2は、後側部材13が「押さえ部」としてのヘッドバンド本体部101と、ハンモック1(図15乃至図18に図示せず)に取付けられる取付部102とから成り、ヘッドバンド本体部101と取付部102との連結部分(即ち、ヘッドバンド本体部101の先端部と取付部102の基端部との連結部分)にヒンジ部29が設けられる点が実施の形態1と相違する。
図15乃至図18には図示しないが、ヘッドバンド本体部101の基端側は、実施の形態1の第二部材本体部31の基端側(図7における下方側)と同様の構成を備えている。
この実施の形態2のヒンジ部29は、取付部102の近傍に設けられた蝶番ヒンジとして構成されている。具体的には、ヘッドバンド本体部101の先端部に設けられた第一ブッシュ103と、取付部102の基端部に設けられた第二ブッシュ104と、第一ブッシュ103及び第二ブッシュ104にそれぞれ挿通されるピン105とから成る。それ以外の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態2においては、ヘッドバンド2の後側部材13の下側を折り畳むとき、ヒンジ部29がピン105を中心に回動することでヘッドバンド本体部101と取付部102とが回動し、ヘッドバンド2を容易に帽体110(図15乃至図18に図示せず)の内部上方に収容できる。そして、ヘッドバンド2のヒンジ部29を第一ブッシュ103と第二ブッシュ104とピン105とによって構成したことにより、ヒンジ部29の回動動作の繰り返しに対する耐久性の高いヒンジ部29を構成できる。そのため、耐久性の高いヘルメット100を提供することができる。
[発明の実施の形態3]
図19乃至図22に、この発明の実施の形態3を示す。
この実施の形態3においては、ヘルメット100(図19乃至図22に図示せず)の帽子用内装具1A(図19乃至図22に図示せず)を構成するヘッドバンド2は、後側部材13がヘッドバンド本体部111と、ハンモック1(図19乃至図22に図示せず)に取り付けられる取付部112とから成り、ヘッドバンド本体部111と取付部112との連結部分にヒンジ部29が設けられる点が実施の形態1と相違する。
この実施の形態3のヒンジ部29は、ヘッドバンド本体部111の先端部に章正面視略U字状の分岐部113と、分岐部113の両端にそれぞれ設けられた「端部」としてのブッシュ114と、正面視略円形の取付部102の両側部にそれぞれ突設された「回動軸」としてのピン115とから成る。分岐部113の内側の円弧形状は、取付部112の外周部分の一部の円弧形状に略沿った形状となっている。そして、ヒンジ部29は、取付部102の両側部に対してピン115を介して、分岐部113の端部が回動自在に設けられている。それ以外の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態3においては、ヘッドバンド2の後側部材13の下側を折り畳むとき、ヒンジ部29がピン115を中心に回動することでヘッドバンド本体部111と取付部112とが回動し、ヘッドバンド2を容易に帽体110(図19乃至図22に図示せず)の内部上方に収容できる。そして、ヘッドバンド2のヒンジ部29をブッシュ114とピン115とによって構成したことにより、ヒンジ部29の回動動作の繰り返しに対する耐久性の高いヒンジ部29を構成できる。さらに、取付部112の一部にピン115が突設され、このピン115を中心にヒンジ部29が回動するように構成されているので、ヘッドバンド2の後側部材13コンパクトに折り畳むことができる。そのため、複数のヘルメット100を積み重ねたときの高さ方向の嵩張りを抑止できる。これにより、耐久性が高く、狭小な領域に多数積み重ねられるヘルメット100を提供することができる。
[発明の実施の形態4]
図23乃至図25に、この発明の実施の形態4を示す。
この実施の形態4のヘルメット100(図23乃至25に図示せず)を構成する帽子用内装具1Aにおいては、ハンモック1の前側延長片部6,6の基端部寄りに前側連結片部121,121が、後側延長片部7,7の基端部よりに後側連結片部122,122が、それぞれ設けられている点が、実施の形態1乃至3と大きく相違する。
図23に示すとおり、この実施の形態4においては、ヘッドバンド2の後側部材13の先端部側において、ハンモック1の後側連結片部122に当接する部分は取付部123を形成し、後側部材13の取付部123よりも基端部側(図23における下側)は押さえ部124を形成する。
この実施の形態4において、それぞれの後側連結片部122には、ヘッドバンド2を帽体110の内部上方に収容するためのヒンジ部29が設けられている。このヒンジ部29は薄肉ヒンジとして構成されている。一方、ヘッドバンド2には、実施の形態1乃至3に示すような、ヘッドバンド2を帽体110の内部上方に収容するためのヒンジ部29は設けられていない。
この実施の形態4において、それぞれの前側連結片部121の略中央部には前側取付孔部11が貫通形成されている。また、それぞれの後側連結片部122の略中央部には後側取付孔部10が貫通形成されている。前側取付孔部11とヘッドバンド2の前側部材12の前頭部側取付孔部18とには、それらの取付孔部11,18が重なった状態でビス19が挿通され、これにより、ハンモック1の前側連結片部121とヘッドバンド2の前頭部側取付片部17とは回動自在に取付けられる。また、後側取付孔部10と後頭部側取付孔部24とには、それらの取付孔部10,24が重なった状態でビス31aが挿通される。これにより、ハンモック1の後側連結片部122とヘッドバンド2の後側部材13とは回動自在に取付けられる。
この実施の形態4において、ヘッドバンド2は、前側部材12と後側部材13とに分かれている点は実施の形態1と同様である。しかし、後側部材13は、実施の形態1のように第一部材20と第二部材21と(図6,図7参照)には分かれておらず、一体に形成されている。また、この実施の形態4においては、実施の形態1においては筒状に形成されていた挿通孔部22は後側部材13の一部に開口形成されている。そして、それ以外の構成は、実施の形態1乃至3と同様である。
この実施の形態4においては、図25に示すように、ヘッドバンド2の後側部材13の下側を折り畳むとき、ハンモック1の後側連結片部122に設けられたヒンジ部29が回動しながら内側方向に捻れることで、ヘッドバンド2の後側部材13を、外側に撓んだ湾曲形状から、帽体110の内側の形状に沿って、内側に向けて撓んだ湾曲形状に変化させ、これによって、後側部材13を容易に帽体110(図23乃至図25に図示せず)の内部上方に収容できる。ヘッドバンド2を帽体110の内部上方に収容する際に回動させるヒンジ部29が、ヘッドバンド2側でなく、ハンモック1の後側連結片部122に設けられていることにより、ヘッドバンド2の全体を肉厚の板材で形成することができ、これにより、ヘッドバンド2の全体を剛性の高いものとして形成し、耐久性の高い帽子用内装具1Aやヘルメット100を提供することができる。
なお、この実施の形態4においては、上述の構成に加え、ヘッドバンド2の後側部材13の一部にヒンジ部(図示せず)を設け、後側部材13を帽体110の内部上方に収容したときに、このヒンジ部(図示せず)よりも下側(後側部材13の、図24において下側に位置する側)を下方に折り曲げる構成とすることもできる。このような構成とすることで、後側部材13を帽体110の内部上方に収容したときに、挿通孔部15と挿通孔部22との距離を近づけ、連結部材32の緊張を緩めた状態で収容、保管することができる。
[発明の実施の形態5]
図26に、この発明の実施の形態5を示す。
この実施の形態5のヘルメット100(図26に図示せず)を構成する帽子用内装具1Aにおいては、実施の形態4と同様のハンモック1とヘッドバンド2とを組み合わせた構成を有するが、ヘッドバンド2の後側連結片部122だけでなく、前側連結片部121にも実施の形態4と同様のヒンジ部29が設けられている点が、実施の形態4と相違する。
図26に示すとおり、この実施の形態5においては、ヘッドバンド2の前側部材12の先端部側において、ハンモック1の前側連結片部121に当接する部分も後側連結片部122と同様の取付部123を形成し、前側部材12の取り付け部よりも基端部側も後側連結片部122と同様の押さえ部124を形成する。
この実施の形態5においては、ヘッドバンド2の後側部材13に加え、前側部材12も容易に帽体110(図26に図示せず)の内部上方に収容することができる。これにより、複数のヘルメット100を積み重ねたときに、ヘッドバンド2を構成する前側部材12や後側部材13が、帽体110の開口部の近傍で積み重ねる他のヘルメット100の帽体110に当接するような事態は防止される。そのため、ヘッドバンド2が積み重ねの邪魔になることなく、積み重ねた複数のヘルメット100の全体の高さを低くできると共に、上のヘルメット100と下のヘルメット100とを接近又は当接させて安定した状態で積み重ねることができる。
上記実施の形態1乃至3においては、ヘッドバンド2にヒンジ部29を設けて折り畳む際、ヘッドバンド2の後側部材13のみにヒンジ部29を設けてヘッドバンド2の後側部材13のみを帽体110の内部上方に収容する構成としたが、これに替えて、ヘッドバンド2の前側部材12にヒンジ部29を設けて、ヘッドバンド2の前側部材12が帽体110の内部上方に収容される構成であってもよい。また、ヘッドバンド2の前側部材12にも後側部材13にもそれぞれヒンジ部29が設けられ、ヘッドバンド2の前側部材12も後側部材13も帽体110の内部上方に収容される構成であってもよい。
上記各実施の形態においては、ヘッドバンド2が前側部材12と後側部材13とに分かれている構成としたが、これに替えて、ヘッドバンド2が右側部材と左側部材とに別れ、そのうちの少なくとも何れか一方の部材(又は、少なくとも何れか一方の部材を連結する、ハンモック1の連結片部)にヒンジ部29が設けられ、このヒンジ部29が回動することでヘッドバンド2の右側部材と左側部材とのうち少なくとも何れか一方が帽体110の内部上方に収容される構成であってもよい。
上記各実施の形態においては、実施の形態1,4,5のヒンジ部29は薄肉ヒンジにて構成したが、これに替えて、実施の形態2のヒンジ部29と同様の蝶番ヒンジや、実施の形態3のヒンジ部29と同様の取付部112の両側に設けたピン115,115と分岐部113の端部のブッシュ114,114とによって構成することもできる。
上記各実施の形態においては、ハンモック1やヘッドバンド2を平板形状に形成したものによって構成したが、これに替えて、形状や厚さが平板形状以外の板材や部材によってハンモック1やヘッドバンド2を構成したり、射出成型等による成型品としてハンモック1やヘッドバンド2を構成したりすることもできる。
上記各実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記各実施の形態のみに限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。
1A・・・帽子用内装具
1・・・ハンモック
2・・・ヘッドバンド
12,51,61・・・前側部材
13,52,62・・・後側部材
29・・・ヒンジ部
30,123・・・取付部
31・・・第二部材本体部(押さえ部)
32・・・連結部材
100・・・ヘルメット(折畳み式帽子)
110・・・帽体
114・・・ブッシュ(端部)
115・・・ピン(回動軸)
124・・・押さえ部
400・・・頭部

Claims (6)

  1. 帽体に配設されると共に該帽体が使用者の頭部に被せられた際に前記頭部の頭頂部に当接するハンモックと、
    該ハンモックに接合されて前記頭部の前頭部から側頭部を経て後頭部に当接するヘッドバンドとを備え、
    前記ヘッドバンドは、前記前頭部に当接する前側部材と、該前側部材に接続されて前記後頭部に当接する後側部材とを備え、
    前記前側部材、及び/又は、前記後側部材は、前記ハンモックに取り付けられる取付部と、該取付部から延長されて前記頭部を押さえる押さえ部とを有し、
    前記ヘッドバンド又は前記ハンモックにヒンジ部を設けると共に該ヒンジ部を介して前記押さえ部を、前記帽体の内側に折り曲げ可能としたことを特徴とする帽子用内装具。
  2. 前記ヒンジ部は、前記取付部の近傍に設けられ、樹脂の一部が薄く形成された薄肉ヒンジから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の帽子用内装具。
  3. 前記ヒンジ部は、前記取付部の近傍に設けられ、蝶番ヒンジから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の帽子用内装具。
  4. 前記ヒンジ部は、前記取付部の両側部に対して回動軸を介して前記押さえ部の前記取付部側の端部が回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の帽子用内装具。
  5. 前記前側部材と前記後側部材とを連結する連結部材が設けられ、該連結部材はゴムによって形成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の帽子用内装具。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つに記載の帽子用内装具を備えたことを特徴とする帽子。
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