JP3227832U - マスク - Google Patents

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將史 岩男
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Abstract

【課題】メガネを装着した状態では、必要に応じてマスクが顔面に触れないようにして、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができるマスクを提供する。
【解決手段】マスク1は、メガネ100を掛けながら装着し、使用者の鼻と口を覆う覆い部20と、メガネ100の右側のつる106に装着され覆い部20の右側の部分に連続されている板状の第1装着部11と、メガネ100の左側のつる107に装着され覆い部20の左側の部分に連続されている板状の第2装着部12を備え、第1装着部11は右側のつる106に沿って移動可能に装着され、かつ第2装着部12は左側のつる107に沿って移動可能に装着されており、第1装着部11と第2装着部12を右側のつる106と左側のつる107に沿って移動させることで、覆い部20が鼻と口を覆う通常使用状態と、覆い部20を鼻と口から離す待機使用状態と、を得る。
【選択図】図3

Description

本考案は、使用者がメガネを掛けながら快適に装着することができるマスクに関する。
使用者が、メガネを掛けながら通常のマスクを装着する場合には、メガネの両方のつるの部分を両耳に掛けるとともに、マスクの両方の耳掛け紐を両耳に直接掛ける。このため、両耳には、メガネのつるの部分とマスクの耳掛け紐の両方が一度に掛かるので、耳が痛くなってしまう。特に、使用者がメガネとマスクを長時間使用する場合には、何度もメガネを外したり、マスクを外すことで、苦痛を和らげる必要がある。
このような不都合を防ぐために、特許文献1には耳が痛くなってしまうのを防ぐマスク掛け部つきメガネが開示されている。このメガネでは、通常のガーゼ等の柔らかい材質のマスクを使用する際に、マスクの耳掛け紐を耳には掛けないで、マスクの耳掛け紐をメガネのつるの部分に設けた係止部に装着できるようになっている。マスクの耳掛け紐は、メガネのつるの部分の係止部に固定されている。
特開2015−64540号公報
ところが、特許文献1に記載のメガネを使用すると、メガネを装着した状態では、マスクは、常に使用者の顔面を密着状態で覆って顔面に触れたままである。このため、息がし難く、暑苦しく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れが生じる。
本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、メガネを装着した状態では、使用者の耳が痛くならず、必要に応じてマスクが顔面に触れないようにして、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができるマスクを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案の第1の態様のマスクは、メガネを掛けながら装着するマスクであって、使用者の鼻と口を覆う覆い部と、前記メガネの右側のつるに装着され前記覆い部の右側の部分に連続されている板状の第1装着部と、前記メガネの左側のつるに装着され前記覆い部の左側の部分に連続されている板状の第2装着部と、を備え、前記第1装着部は前記右側のつるに沿って移動可能に装着され、かつ前記第2装着部は前記左側のつるに沿って移動可能に装着されており、前記第1装着部と前記第2装着部を前記右側のつると前記左側のつるに沿って移動させることで、前記覆い部が前記鼻と前記口を覆う通常使用状態と、前記覆い部を前記鼻と前記口から離す待機使用状態と、を得る構成とされたことを特徴とする。
前記構成によれば、メガネを装着した状態でマスクを装着しても、マスクはメガネのつるに対して保持されていて、マスクは耳には直接掛かっていないので、マスクをメガネと同時に装着しても、使用者の耳が痛くならない。しかも、マスクは、使用者が必要に応じて、通常使用状態から待機使用状態に変えることで、マスクが顔面に触れないようにすることができ、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができる。
また、本考案の第2の態様のマスクは、前記第1装着部および前記第2装着部が前記覆い部の材質と同じ材質で作られていることを特徴とする。
前記構成によれば、マスク全体を同じ材質で作ることにより、マスクの製造が容易であり、製造のコストダウンが図れる。
また、本考案の第3の態様のマスクは、、前記第1装着部および前記第2装着部の材質は、前記覆い部の材質に比べて硬質であることを特徴とする。
前記構成によれば、覆い部の材質と、第1装着部と第2装着部の材質を変えることで、第1装着部と第2装着部は、覆い部のメガネに対する位置を確実に保持でき、しかも覆い部は使用者の鼻や口に対してやさしい材質を採用でき、マスクの使用感を向上できる。
また、本考案の第4の態様のマスクは、前記第1装着部は、前記右側のつるを通して前記右側のつるに沿って移動可能な第1つる通し部を有し、前記第2装着部は、前記左側のつるを通して前記左側のつるに沿って移動可能な第2つる通し部を有することを特徴とする。
前記構成によれば、マスクは、メガネの左右のつるを利用してメガネに対して移動可能に保持することができ、マスクは直接耳に保持しなくて済み、メガネとマスクを長時間同時使用しても、耳が痛くなることを避けることができる。
また、本考案の第5の態様のマスクは、前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部は、和紙で作られていることを特徴とする。
前記構成によれば、マスクが強度的に丈夫になり、マスクの立体構造の型崩れが起こりにくいことから、マスクが使用し易い。マスクは湿気に強く、型崩れがしにくい。しかも、マスクは通気性があり、鼻や口からの息によりメガネのレンズの曇りが起こりにくい。
また、本考案の第6の態様のマスクは、前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部は、折り目により折り畳み可能であることを特徴とする。
前記構成によれば、マスクは、折り目を利用してコンパクトに折り畳むことができ、複数枚のマスクをコンパクトに包装できる。
また、本考案の第7の態様のマスクは、前記覆い部には貫通通気部が形成されており、前記覆い部の内側には貫通通気部を覆う内側通気性部材が係止されており、前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部は、貫通ミシン目により折り畳み可能であることを特徴とする。
前記構成によれば、厚い素材によって形成することができ、内側通気性部材を交換利用することができる。
本考案によれば、メガネを装着した状態では、必要に応じてマスクが顔面に触れないようにして、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができるマスクを提供することができる。
本考案の第1実施形態のマスクを、使用者がメガネを利用して装着している例を示す斜視図 図1に示すマスクを、使用者がメガネを利用して装着している例を示す正面図 マスクと、このマスクを装着しているメガネの例を示す斜視図 マスクの展開図 マスクを折り畳んだ状態を示す正面図 使用者Mがメガネを掛けながらもマスクを快適に装着している様子を示す斜め上から見た斜視図 使用者Mがメガネを掛けながらもマスクを快適に装着している様子を示す側面図 本考案の第2実施形態のマスクの分解状態を示す展開図 本考案の第2実施形態のマスクの組立状態を示す展開図
以下に、本考案のマスクの好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳しく説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、本考案の第1実施形態のマスクを、使用者がメガネを利用して装着している例を示す斜視図である。図2は、図1に示すマスク1を、使用者Mがメガネ100を利用して装着している例を示す正面図である。図3は、マスク1と、このマスク1を装着しているメガネ100の例を示す斜視図である。
(マスク1の概要)
図1と図2に示すマスク1は、使用者Mがメガネ100を掛けながらも、快適に装着することができる構造を有している。マスク1は、メガネ100を装着した状態でも、使用者Mの両方の耳Eが痛くならず、必要に応じてマスク1が顔面に触れないようにすることができ、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができるものである。
(メガネ1の構造例)
まず、マスク1の構造例を説明する前に、使用者Mが掛けているメガネ100の構造例を説明する。このメガネ100は、図1から図3に例示するように、例えばプラスチック製であり、右リム101と左リム102と、右レンズ103と左レンズ104と、ブリッジ105と、右側のつる(テンプル)106と左側のつる(テンプル)107と、右丁番108と左丁番109と、右パッド110と左パッド111と、を有する。しかし、使用できるメガネ100の構造は、図示例に限らず、プラスチック製の他に、金属製等のものであっても良く、形状は任意に選択できる。
(マスク1の詳しい説明)
図1から図3に示すマスク1は、天然繊維、化学繊維の織編物または、和紙等を含む不織布等を主な材料としている。このマスク1は、使用者Mの口と鼻を覆う形状を有し、花粉やほこり等の微粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜ等のせきやくしゃみの飛沫の飛散を抑制することを目的として使用される。マスク1には、日常よく使うかぜ予防用のマスクや花粉症用の不織布マスク、捕集効率の高い医療用のサージカルマスクや、感染者の隔離病棟で使用される感染予防用のマスク、さらに防毒マスク等がある。本考案のマスク1は、これら各種の用途に適用できるものである。
マスク1の材質(素材)としては、軽量な和紙などの紙を含む不織布、プラスチック板等を用いることができる。不織布とは、繊維を織らない布であって、繊維同士が色々な方法で結合されたシート状の部材であり、繊維が緻密なものから比較的隙間のあるものまで、用途に応じて厚みや柔らかさ等を自由に作ることができる。
マスク1の形状としては、使用者Mの顔の形状に応じたプリーツ型や立体型を採用できる。プリーツ型のマスクは、平面状態から上下に開くことで顔のラインに沿った形状にすることで、口元が広々として呼吸が容易なものである。また、立体型のマスクは、顔面のラインに沿った形状をあらかじめ有しているものである。いずれにしても、マスク1は、通常使用状態では、顔面の鼻と口を覆うようにして密着できるようになっている。
図1から図3に例示するマスク1は、使用者Mの顔面のラインに沿った立体形状を保持できるものであり、例えば1枚の不織布で形成したり、複数枚の不織布を積層して形成したり、通気性を有するプラスチック板で形成したり、不織布と通気性を有するプラスチック板とを積層して形成することもできる。
(マスク1の構造例)
図1から図3に示すように、マスク1は、メガネ100を掛けなら装着することができる。このマスク1は、メガネ100を装着した状態では、使用者Mの両方の耳Eが痛くならず、必要に応じてマスク1が顔面に触れないようにすることができ、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができる。
図1から図3に示すマスク1は、いわゆる立体型のマスクであり、例えば好ましくは和紙により作られている。このマスク1は、使用者Mから見て右側の第1装着部11と、使用者Mから見て左側の第2装着部12と、中央の覆い部20とを有する。マスク1は、例えば所定の厚みを有する1枚の和紙を型抜きしたり、裁断することにより、図4に例示するように一体型に作られている。図4は、マスク1の展開図であり、図5は、マスク1を小さく折り畳んだ状態を示す図である。マスク1の色は、素材のそのままの色、あるいは素材に対して白や黒、あるいはその他の色を着色しても良い。あるいはマスク1の表面には、必要に応じて任意の模様やマーク等の意匠を施すことができる。
<第1装着部11と第2装着部12>
図3と図4に示すように、マスク1の第1装着部11と第2装着部12は、左右対称形状を有している。第1装着部11と第2装着部12は、所定の形状に形成されている板状の部材であり、第1装着部11と第2装着部12の材質は、覆い部20をメガネ100の右側のつる106と左側のつる107に対して、使用者Mの鼻と口を覆うことができる形状を保持できる硬さと強度を有している。
図4に示すように、第1装着部11は、図3に示す右側のつる106に沿って移動可能に装着される。この第1装着部11は、後端部11Bに第1つる通し部13を有する。図3に示すように、第1つる通し部13は、中に右側のつる106を通して右側のつる106に沿ってY方向に移動可能である。同様にして、図4に示すように、第2装着部12は、図1に示す左側のつる107に沿って移動可能に装着される。この第2装着部12は、後端部12Bに第2つる通し部14を有する。図1に示すように、第2つる通し部14は、中に左側のつる107を通して左側のつる107に沿ってY方向に移動可能である。このY方向とは、使用者Mがメガネ100を装着している場合に、使用者Mの顔の前後方向である。
これらの第1つる通し部13と第2つる通し部14は、左右のつる106,107を内部に通すことができる筒状の部分である。第1つる通し部13と第2つる通し部14のサイズは、使用するメガネ100の左右のつる106,107のサイズの大小を考慮して、想定される右のつる106,107のサイズよりもやや大きめに設定されている。これにより、メガネの種類や形式に関わらずに、マスク1はメガネ100に対して簡単に装着しいたり、外したりすることができ、マスク1の使用勝手が向上する。
第1装着部11は、上縁部分11Cと下縁部分11Dを有している。上縁部分11Cと下縁部分11Dはほぼ平行に形成されている。同様にして、第2装着部12は、上縁部分12Cと下縁部分12Dを有している。上縁部分12Cと下縁部分12Dはほぼ平行に形成されている。
第1装着部11の前端部11Fは、覆い部20の右端部21に対して連続して形成されており、前端部11Fと右端部21の間には、直線状の折り目31が形成されている。第2装着部12の前端部12Fは、覆い部20の左端部22に対して連続して形成されており、前端部12Fと左端部22の間には、直線状の折り目32が形成されている。
<覆い部20>
次に、覆い部20について、図1から図4を参照して説明する。
第1装着部11と第2装着部12と覆い部20の材質とは、同じで作られている。しかし、覆い部20を比較的柔らかい材質、例えばガーゼ等の積層体にする場合等では、第1装着部11と第2装着部12の材質は、覆い部20を使用者Mの鼻と口を覆う形状になるように保持するために、覆い部20の材質に比べて硬質である。
図1から図3に示すように、覆い部20は、第1装着部11と第2装着部12により、メガネ100の右側のつる106と左側のつる107に対して保持されることで、使用者Mの顔面の鼻と口を覆うことができる形状と大きさを有する。図4に示すように、覆い部20は、口とその周辺部分を覆う口領域部分40と、鼻を覆う鼻領域部分50と、顎の下に配置される顎領域部分60とを有する。
<口領域部分40>
図4に示すように、口領域部分40は、右部分41と左部分42を有する。右部分41と左部分42は連続しており、中央の折り目33で区分けされている。右部分41と左部分42は折り目33を中心にして左右対称形状を有しており、それぞれほぼ変形した四角形を形成している。右部分41の右端部21は、折り目31により第1装着部11の前端部11Fに対して折り曲げることができる。同様にして、左部分42の右端部22は、折り目32により第2装着部12の前端部12Fに対して折り曲げることができる。
<鼻領域部分50>
図4に示すように、鼻領域部分50は、三角形状の右部分51と左部分52を有している。右部分51と左部分52の下端部51Bと52Bは、それぞれ右部分41と左部分42の上端部41Aと42Aに対して折り目34,35により折り曲げることができる。右部分51と左部分52の内側傾斜部51Cと52Cは、図3に示すように、マスク1を使用する場合には突き当たることで立体的になって、使用者Mの鼻を覆うようになっている。
<顎領域部分60>
図4に示すように、顎領域部分60は、三角形状の右部分61と左部分62を有している。右部分61の上端部61Dと左部分62の上端部62Dは、それぞれ右部分41と左部分42の下端部41Bと42Bに対して、折り目36,37により折り曲げることができる。なお、マスク1が装着された場合に、通気性を良くし、しかもマスク1の軽量化を図るために、右部分61と左部分62には、例えばそれぞれ三角形状の孔61H、62Hが形成されている。
(マスク1の使用例)
次に、マスク1の使用例を、図6と図7を参照しながら、説明する。図6は、使用者Mがメガネ100を掛けながらもマスク1を快適に装着している様子を示す斜め上から見た斜視図である。図7は、使用者Mがメガネ100を掛けながらもマスク1を快適に装着している様子を示す側面図である。図6(A)と図7(A)では、マスク1を使用者Mの顔面に密着している通常の使用状態を示し、図6(B)と図7(B)では、マスク1を使用者Mの顔面から少し前側に離している待機使用状態を示す。
<マスク1の通常の使用状態>
まず、図6(A)と図7(A)に示すように、使用者Mがマスク1を通常の使用をする場合について、説明する。
図5に示すように、マスク1は、図4に示す折り目31から37を用いて、小さくしかも薄くなるように折り畳まれている。これにより、複数枚の状態のマスク1が、包装しや包装箱に簡単に梱包することができる。
使用者Mは、この折り畳まれたマスク1を図4に示す様に展開して、図3に示すうように、使用者Mがマスク1を立体化した後に、使用者Mが使用するメガネ100に対して、立体化したマスク1を装着する。すなわち、図4に示す展開したマスク1は、折り目31から37を表面側に山形あるいは凸状になるように折り曲げることで、図3に示すように使用者Mの鼻と口の形状に沿うように立体化を行う。
そして、使用者Mは、図3に示すように、マスク1の第1つる通し部13と第2つる通し部14に、メガネ100の左右のつる106,107をそれぞれ通すことで、マスク1をメガネ100に対して吊るすようにして保持させる。これにより、マスク1は、鼻と口を覆うことができる立体構造を維持したまま、メガネ100の左右のつる106,107に保持させることができる。マスク1の鼻領域部分50の右部分51と左部分52は、メガネ100のブリッジ105の下部に位置されている。
使用者Mは、マスク1をメガネ100に保持した状態で、メガネ100の左右のつる106,107を、図2に示すように左右の耳E、Eに掛けるとともに、ブリッジ105を鼻Nの上に載せる。使用者Mは、メガネ100とともにマスク1を、図6(A)と図7(A)に示すように、通常の使用をすることで、口Sとその周辺部と鼻Nを立体的に完全に密着して覆うことができる。これにより、マスク1は、使用者Mの顔面に対して密着しているが、メガネ100の左右のつる106,107は両耳E、Eには掛かっていても、マスク1自体は両耳E、Eには直接掛かっていない。このため、メガネ100を長時間装着していても、使用者Mの耳E、Eが痛くならず、使用者Mがメガネ100を掛けながらもマスク1を快適に装着することができる。
<マスク1の待機使用状態>
次に、図6(B)と図7(B)に示すように、マスク1の待機使用状態を説明する。
使用者Mは、必要に応じて、図6(A)と図7(A)に示すマスク1の通常の使用状態から、マスク1を図6(B)と図7(B)に示す待機使用状態に変えて保持することができる。
この際には、使用者Mは、図6(B)と図7(B)に示すように、マスク1の第1つる通し部13と第2つる通し部14を指で持ってメガネ100の左右のつる106,107に沿ってY1方向にスライドさせる。これにより、マスク1は、使用者Mの顔面に密着された通常の使用状態から顔面より前方に離した待機使用状態で保持させることができる。マスク1を顔面から離した待機使用状態で保持できることで、例えばジョギング等の運動を行っている際に、息苦しくなるのを防ぐことができる。また、使用者Mが電話等で会話をする際には、発声動作が行い易くなる。このように、メガネ100を装着した状態では、必要に応じてマスク1が顔面に触れないようにして、息がし易く、暑苦しくなく、化粧をしている女性の場合には化粧崩れの発生を防ぐことができる。
なお、マスク1を図6(B)と図7(B)に示す待機使用状態から図6(A)と図7(A)に示すマスク1の通常の使用状態に戻す場合には、使用者Mは、マスク1の第1つる通し部13と第2つる通し部14を指で持ってメガネ100の左右のつる106,107に沿って、Y1方向とは逆のY2方向にスライドさせるだけで良い。
上述したマスク1は、必要に応じて使用者の顔面に触れないように待機使用状態にすることが簡単にできるので、暑苦しくなく、化粧崩れを防げる。マスク1は、メガネ100の左右のつる106,107に通して、左右のつる106,107に沿って前後に動かすことができる。このため、マスク1の前後位置を変えることで、息のし易さを調整することができる。
図1と図2に示すように、メガネ100を掛けるだけで、マスク1の第1つる通し部13と第2つる通し部14は、左右のつる106,107と使用者Mの肌との間に挟まれる。このため、マスク1は左右のつる106,107に沿ってずれることがなく、メガネ100に対するマスク1のY方向の位置を固定することができる。このため、マスク1の位置ズレを防ぐことができるので、マスク1の使用勝手が良い。
図4に示すように、顎領域部分60の右部分61と左部分62には、それぞれ例えば三角形状の孔61H、62Hが形成されていることから、鼻息や口からの息をこの孔61H、62Hを通じて外部に放出することができる。このため、メガネ100のレンズが鼻息や口からの息により曇らない。
マスク1の第1装着部11と第2装着部12と覆い部20が、好ましくは丈夫な和紙で作られていると、次のようなメリットがある。
(1) マスク1が強度的に丈夫であり、マスク1の立体構造の型崩れが起こりにくいことから、マスク1が使用し易い。
(2) マスク1が湿気に強く、湿気が高くても型崩れがしにくい。
(3)マスク1は通気性があり、メガネ100のレンズの曇りが起こりにくい。
マスク1の全体を同じ材質で作ることにより、マスクの製造が容易であり、製造のコストダウンが図れる。また、覆い部20の材質は、第1装着部11と第2装着部12の材質に比べて硬い材質とすることで、第1装着部11と第2装着部12は、覆い部20のメガネ100に対する位置を確実に保持でき、しかも覆い部20は使用者Mの鼻Nや口Sに対してやさしい柔らかい材質を採用することもでき、マスク1の使用感を向上できる。
マスク1は、メガネ100の左右のつる106,107を利用してメガネ100に対して移動可能に保持することができ、マスク1は直接耳Eに保持しなくて済み、メガネ100とマスク1を長時間同時使用しても、耳Eが痛くなることを避けることができる。
マスク1は好ましくは和紙で作ることにより、マスク1が強度的に丈夫になり、マスク1の立体構造の型崩れが起こりにくいことから、マスク1が使用し易い。マスク1が湿気に強く、型崩れがしにくい。しかも、マスク1は通気性があり、鼻や口からの息によりメガネ100のレンズの曇りが起こりにくい。マスク1は、折り目31から37を利用してコンパクトに折り畳むことができ、複数枚のマスク1をコンパクトに梱包あるいは包装することができる。
≪第2実施形態≫
図8および図9は本発明の第2実施形態のマスク1aを示す。図8および図9においては、第1実施形態と相違する部分のみに符号を付して理解の便を図っている。
本実施形態のマスク1aは、素材を厚い丈夫な和紙等の折り曲げ性や通気性に劣る素材を用いた例である。
マスク1aの折り曲げ性を確保するために、第1実施形態の各折り目31〜37に代えて素材を貫通している貫通ミシン目31a〜37aを形成している。第1実施形態の第1つる通し部13に代えて、第1装着部11の先端部に第1つる通し部13aとして、1対の鉤爪13bを突設し、第1装着部11の先端部の近傍に素材を貫通している2列5対の鉤爪13bが挿通される爪受け目13cを形成している。第1実施形態の第2つる通し部14に代えて、第2装着部12の先端部に第2つる通し部14aとして、1対の鉤爪14bを突設し、第2装着部12の先端部の近傍に素材を貫通している2列5対の鉤爪14bが挿通される爪受け目14cを形成している。各爪受け目13c、14cの両端部には、各鉤爪13b、14bを円滑に挿入可能とするために拡大円形部分を形成している。第1実施形態の通気性がある口領域部分40に代えて、通気性を確保するために貫通通気部41a、42aを形成している。貫通通気部41a、42aは図8に示す形状に限られず、種々にデンザイするとよい。各貫通通気部41a、42aの内側(人の顔面側)には、通気性を備えているとともに口領域部分40より若干小型の薄い和紙等を素材とする内側通気性部材70を添着するように形成されている。口領域部分40には、内側通気性部材70の端縁部分72、73を係止するために、半円形の係止用スリット72a、73aを貫通ミシン目31a、32aより内側の上下部分に形成している。本実施形態のマスク1aの全体形状は、厚い和紙の素材にレーザ加工によって切り出し形成するとよい。
本実施形態のマスク1aを使用する際には、図9に示すように、内側通気性部材70を口領域部分40の内側に当てつつ左右の端縁部分72、73を半円形の係止用スリット72a、73aに挿入させて係止させる(なお、図9においては、理解の便のために内側通気性部材70を口領域部分40の外側に当てた状態を示している)。これにより内側通気性部材70の中央の折り目71が口領域部分40の中央部の貫通ミシン目33aの内側に位置決めされる。その後、一方の第1つる通し部13aの1対の鉤爪13bをいずれかの1対の爪受け目13cに挿通させて第1つる通し部13aを形成し、他方の第2つる通し部14aの1対の鉤爪14bをいずれかの1対の爪受け目14cに挿通させて第2つる通し部14aを形成する。その後、各貫通ミシン目31a〜37aに沿って折り曲げることにより所定形状のマスク1aを形成する。その後は第1実施形態と同様にして通常使用状態および待機使用状態として使用するとよい。
また、本実施形態においては、内側通気性部材70を交換することにより、マスク1a本体を何回も繰り返し利用することができる。また、通気性や芳香性等の性状をマスクの使用目的に応じて変化させた多種類の内側通気性部材70を用意して、使用目的に応じてマスク1aを利用するとよい。
本考案は、上記実施形態に限定されず、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、マスク1の軽量化を図り、メガネ100のレンズが鼻息や口からの息により曇るのを防ぐために、マスク1の全体に渡って小さな通気孔を形成するようにしても良い。この小さな通気孔は、円形であってもその他の形状であっても良い。
マスク1の形状は、図示例のものに限らず、デザインの観点から任意に変更することができる。マスク1の左右の第1装着部11と第2装着部12の材質は、マスク1をメガネ100に対して保持するためにある程度の剛性が必要であるが、覆い部20は、比較的柔らかい材質で作ることもできる。
1、1a・・・マスク、11、11a・・・第1装着部、12、12a・・・第2装着部、13、13a・・・第1つる通し部、14、14a・・・第2つる通し部、20・・・覆い部、31〜37・・・折り目、31a〜37a・・・貫通ミシン目、40・・・口領域部分、50・・・鼻を覆う鼻領域部分、60・・・顎領域部分、100・・・メガネ、101・・・右リム、102・・・左リム、103・・・右レンズ、104・・・左レンズ、105・・・ブリッジ、106・・・右側のつる、107・・・左側のつる、M・・・使用者、N・・・鼻、S・・・口

Claims (7)

  1. メガネを掛けながら装着するマスクであって、
    使用者の鼻と口を覆う覆い部と、
    前記メガネの右側のつるに装着され前記覆い部の右側の部分に連続されている板状の第1装着部と、前記メガネの左側のつるに装着され前記覆い部の左側の部分に連続されている板状の第2装着部と、
    を備え、
    前記第1装着部は前記右側のつるに沿って移動可能に装着され、かつ前記第2装着部は前記左側のつるに沿って移動可能に装着されており、前記第1装着部と前記第2装着部を前記右側のつると前記左側のつるに沿って移動させることで、前記覆い部が前記鼻と前記口を覆う通常使用状態と、前記覆い部を前記鼻と前記口から離す待機使用状態と、を得る構成とされたことを特徴とするマスク。
  2. 前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部の材質と同じで作られていることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記第1装着部と前記第2装着部の材質は、前記覆い部の材質に比べて硬質であることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  4. 前記第1装着部は、前記右側のつるを通して前記右側のつるに沿って移動可能な第1つる通し部を有し、前記第2装着部は、前記左側のつるを通して前記左側のつるに沿って移動可能な第2つる通し部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマスク。
  5. 前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部は、和紙で作られていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマスク。
  6. 前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部は、折り目により折り畳み可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマスク。
  7. 前記覆い部には貫通通気部が形成されており、前記覆い部の内側には貫通通気部を覆う内側通気性部材が係止されており、前記第1装着部と前記第2装着部と前記覆い部は、貫通ミシン目により折り畳み可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022003172A (ja) * 2020-06-23 2022-01-11 有限会社サンエイダイテクス マスクシート及びマスクシート装着フレーム
JP2022059356A (ja) * 2020-10-01 2022-04-13 ▲吉▼坂包装株式会社 マスク
JP2023109661A (ja) * 2022-01-27 2023-08-08 昭郎 伊東 マスクおよびマスクとメガネから成る分割式フェイスシールド

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