JP3232483U - 折り畳み式フェースマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】顔の全体を防護することができるとともに、折り畳んで保管することが可能で、持ち運びに便利な折り畳み式フェースマスクを提供する。【解決手段】折り畳み式フェースマスク100は、フェースマスク本体を備え、フェースマスク本体は、透視領域12と、ろ過領域11とを含み、ろ過領域は、少なくとも2つの平面領域を含み、隣接する平面領域同士が互いに接続され、その接続箇所に接続線が形成され、ろ過領域は接続線に沿って折り畳まれたり、広げられたりでき、透視領域はろ過領域に嵌設され、フェースマスクが掛けられた場合に、透視領域は、視線が透過されるようにユーザの目に対応する。フェースマスクは接続線に沿って広げられると、3次元構造になり、顔の全体を被覆し、防護することができ、透視領域により、視線に影響を与えずに、目を効果的に防護する。接続線に沿って折り畳まれると、小さい平面に折り畳まれる。【選択図】図2
Description
本考案の実施例は、日常の防護用具の技術分野に関し、特に、折り畳み式フェースマスクに関するものである。
現在、マスクの市場はますます多様化し、鼻部と口部を遮蔽して空気中の微粒子から防護する機能を果たせるだけではなく、クマやシミなどを隠し、日焼け防止やプライバシーの保護などに用いられ、さらに、匂いを除去し殺菌するといった効果を有することもできる様々なマスクでいっぱいになっている。
しかし、上述したマスクはほとんどハーフフェース式で、主に呼吸システムの防護に用いられ、目を保護するための工夫がなく、感染性ウィルスから防護することに役に立たない。従って、さらにアイプロテクターを掛けて防護力を向上させることが必要になる。このようなマスクとアイプロテクターによる防護方式は、かなり面倒であるのみならず、顔の全体に対する防護にも不十分である。また、従来のフルフェースマスクは、防毒マスクを主にし、大型で重く、保管し難い上に、コストが高い。
本考案の実施例が解決しようとする主な技術的課題は、顔の全体を防護することができるとともに、折り畳んで保管することが可能で、持ち運びに便利な折り畳み式フェースマスクを提供することにある。
上述した技術的課題を解決するために、本考案の実施例は、フェースマスク本体を備え、
前記フェースマスク本体は、透視領域と、ろ過領域とを含み、前記ろ過領域は、少なくとも2つの平面領域を含み、そのうち、隣接する前記平面領域同士が互いに接続されているとともに、その接続箇所に接続線が形成され、前記ろ過領域は、前記接続線に沿って折り畳まれたり、広げられたりすることができ、
前記透視領域は、前記ろ過領域に嵌設されており、前記フェースマスクが掛けられた場合に、前記透視領域は、視線が透過されるようにユーザの目のところに対応する
折り畳み式フェースマスクを提供する。
前記フェースマスク本体は、透視領域と、ろ過領域とを含み、前記ろ過領域は、少なくとも2つの平面領域を含み、そのうち、隣接する前記平面領域同士が互いに接続されているとともに、その接続箇所に接続線が形成され、前記ろ過領域は、前記接続線に沿って折り畳まれたり、広げられたりすることができ、
前記透視領域は、前記ろ過領域に嵌設されており、前記フェースマスクが掛けられた場合に、前記透視領域は、視線が透過されるようにユーザの目のところに対応する
折り畳み式フェースマスクを提供する。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域は、第1の平面領域と第2の平面領域とを含み、前記透視領域は、前記第1の平面領域に嵌設され、前記第1の平面領域の下縁と前記第2の平面領域の上縁が接続されているとともに、その接続箇所に第1の接続線が形成され、前記第1の接続線は前記フェースマスク本体に対して横方向に設けられている。
幾つかの実施例では、前記第1の接続線は、開口した多角形状をしている。
幾つかの実施例では、前記第1の平面領域の上縁は弧状で、前記第2の平面領域の下縁は唇の形状をしている。
幾つかの実施例では、前記第2の平面領域に八字形で対称的に設けられた2つの支持バーをさらに備える。
幾つかの実施例では、前記支持バーの両側のそれぞれには、第1のエンボス模様が設けられている。
幾つかの実施例では、前記第1の平面領域に対称的に設けられ、前記透視領域の両側にある2つの第2のエンボス模様をさらに備える。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域は、第3の平面領域と、第4の平面領域と、第5の平面領域とを含み、前記透視領域は、前記第3の平面領域に嵌設され、前記第4の平面領域の下縁と前記第3の平面領域の上縁が接続されているとともに、その接続箇所に第2の接続線が形成され、前記第5の平面領域の上縁と前記第3の平面領域の下縁が接続されているとともに、その接続箇所に第3の接続線が形成され、前記第2の接続線と前記第3の接続線は、いずれも前記フェースマスク本体に対して横方向に設けられている。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域に設けられた呼吸弁をさらに備え、前記フェースマスクが掛けられた場合に、前記呼吸弁はユーザの口鼻部に対応する。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域は、多層構造である。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域の内層の縁に設けられた滑り止め構造をさらに備える。
本考案の実施例の有益な効果は下記の通りである。従来技術とは異なり、本考案の実施例による折り畳み式フェースマスクは、フェースマスク本体を備え、当該フェースマスク本体は、透視領域と、ろ過領域とを含み、前記ろ過領域は、少なくとも2つの平面領域を含み、そのうち、隣接する前記平面領域同士が互いに接続されているとともに、その接続箇所に接続線が形成され、前記ろ過領域は前記接続線に沿って折り畳まれたり、広げられたりすることができ、前記透視領域は、前記ろ過領域に嵌設されており、前記フェースマスクが掛けられた場合に、前記透視領域は、視線が透過されるようにユーザの目のところに対応する。この実施例では、当該フェースマスクは接続線に沿って広げられると、3次元構造になり、顔の全体を被覆し、顔を全体的に防護することができるとともに、当該透視領域により、視線に影響を与えずに、目を効果的に防護することができる。当該フェースマスクは接続線に沿って折り畳まれると、小さい平面に折り畳まれることができ、保管と持ち運びに便利である。
一つ又は複数の実施例は、それに対応する添付図面における図により例示的に説明するが、これらの例示的な説明は、実施例を制限するものではなく、添付図面において同じ参照数字番号を有する要素は同じ要素を示し、特に断らない限り、添付図面における図は、比例制限とはならない。
本考案を容易に理解するために、以下、図面と具体的な実施例に組み合わせて、本考案を更に詳しく説明する。説明しておくべきであるが、要素が他の要素に「固定される」と記載される場合に、それは、直接に他の要素にあってもよく、又は、その間に一つ又は複数の要素を介在してもよい。1つの要素が他の要素に「接続される」と記載される場合、それは、直接に他の要素に接続されてもよく、又は、その間に一つ又は複数の要素を介在してもよい。本明細書に用いられる用語である「垂直」、「水平」、「左」、「右」やそれらと類似する表現は、説明するために過ぎない。
別途に定義されない限り、本明細書に用いられる技術と科学用語の全ては、本考案の技術分野に属する技術者により一般的に理解されている意味と同じである。本明細書において、本考案の明細書に用いられる用語は、具体的な実施例を説明するために過ぎず、本考案を制限するものではない。本明細書に用いられる用語である「及び/又は」は、一つ又は複数の関連する挙げられた項の何れかと全ての組合せを含む。
図1に示すように、折り畳み式フェースマスク100は、フェースマスク本体10と、耳掛けバンド20とを備え、そのうち、フェースマスク本体10は、顔の全体を遮蔽して防護するものであり、耳掛けバンド20は、着用者の耳に掛けられ、又は、ボタンで両側の耳掛けバンドを頭に掛けることにより、当該フェースマスク本体10を着用者の顔に固定するものである。
そのうち、前記フェースマスク本体10は、ろ過領域11と、透視領域12とを備える。前記ろ過領域11は、多層構造であり、例えば、図1において、ろ過領域11は、異なるろ過材により作製されている。前記ろ過領域11は、顔を遮蔽し、空気をろ過する機能を果たすことで、埃やばい菌、ウィルスなどを遮断し、通常の呼吸を邪魔せずに顔の全体を防護する。前記透視領域12は、前記ろ過領域11に嵌設されており、前記フェースマスク100が掛けられた場合に、前記透視領域12は、視線が透過されるようにユーザの目のところに対応することで、視線に影響を与えないうえに、目を効果的に防護することができる。
さらに、前記ろ過領域11は、少なくとも2つの平面領域を含み、隣接する前記平面領域同士が互いに接続されているとともに、その接続箇所に接続線が形成され、前記ろ過領域11は、前記接続線に沿って折り畳まれたり、広げられたりすることができ、前記ろ過領域11は、前記接続線に沿って広げられた場合に、3次元構造になり、顔の全体を被覆し、顔を全体的に防護することができるが、当該ろ過領域11は、接続線に沿って折り畳まれた場合に、透視領域12もろ過領域11とともに折り畳まれることになり、小さい平面に折り畳まれることが可能になり、保管と持ち運びに便利である。
幾つかの実施例では、図2から図4に示すように、前記ろ過領域11は、第1の平面領域111と第2の平面領域112とを含み、前記透視領域12は、前記第1の平面領域111に嵌設され、前記第1の平面領域111の下縁と前記第2の平面領域112の上縁が接続されているとともに、その接続箇所に第1の接続線31が形成され、前記第1の接続線31は前記フェースマスク本体10に対して横方向に設けられている。そのうち、前記第1の接続線31は、ろ過領域11に折り畳み可能な機能を付与することで、当該フェースマスク本体10の次元を自由に変換することができる。理解可能なことであるが、掛けられた場合に、前記フェースマスク本体10は、人の顔面に対して縦方向に広げられることができ、第1の平面領域111と第2の平面領域112により3次元構造が形成され、当該第1の接続線31は3次元構造の最も高い箇所で、一般的に顔の最高部、例えば、鼻翼に対応するが、その一方、窮屈感を与えないように、口と鼻により呼吸できるスペースを増加することができる。保管が必要な場合には、当該フェースマスク本体10を前記第1の接続線31に沿って3次元から平面に折り畳んで保管することができ、フェースマスク本体10の元の構造に影響を与えず、保管と持ち運びに便利である。
なお、この実施例では、前記第1の平面領域111は、人の顔に対して上方にあり、主に額と目のところを遮蔽するためであり、当該透視領域12は、前記第1の平面領域111に嵌設されていることで、視線に影響を与えることにならない。幾つかの実施例では、当該透視領域12は広い面積をもち、例えば、透視領域12の面積は第1の平面領域111の少なくとも半分を占め、明らかで広い視野を提供することができる。また、当該透視領域12の材料は可撓性を有し、フェースマスク本体10によりなされた形状に影響を与えずに、フェースマスク本体10に合わせて広げることができる。フェースマスク本体10が広げられると、透視領域12は、曲面のウィンドーに曲げられることにより、全方向視野を与えるとともに、目でのスペース全体を支え、透視領域12の全体を深くすることで、目でのスペースの不十分による不快感を回避することができる。
幾つかの実施例では、図5に示すように、前記第1の接続線31は、開口した多角形状、例えば、隣接する両辺の角度が120°のU形溝の形状をしている。多角形状の第1の接続線31は、フェースマスク本体10の骨格となることで、フェースマスク本体10を広げることにより形成された3次元空間がより一層3次元化し、窮屈感を与えないように、口と鼻を良く収容することができる。
理解可能なことであるが、幾つかの実施例では、前記第1の接続線31は、第1の平面領域111と第2の平面領域112を超音波メルトにより溶接して得られた溶接線であり、フェースマスク本体10の構造が層間剥離にならないように、第1の平面領域111の下縁と第2の平面領域112の上縁の各層材料を確実に重合成型することができる。その一方、超音波メルトという製造技術は簡単で、生産性が高く、製造コストが低くて、1回限りの販売と利用が可能であり、リサイクリングによる二次汚染を防ぐことができる。
幾つかの実施例では、図5に示すように、前記第1の平面領域111の上縁は弧状であることで、当該第1の平面領域111の上縁は額の髪の毛の生え際に密着することができる。前記第2の平面の下縁は唇の形状をしていることで、当該第2の平面領域112の下縁は顎に密着することができる。すなわち、フェースマスク本体10の全体は、顔の周りによく密着することができ、密着しないことによりフェースマスク本体10を外部と連通し、防護効果に影響を与えることを回避することができる。
幾つかの実施例では、図2から図5に示すように、前記フェースマスク100は、前記第2の平面領域112に八字形で対称的に設けられた2つの支持バー41をさらに備える。そのうち、2つの支持バー41は、剛性を有し、例えば、支持バー41の材料をPE又は金属にしてもよい。当該2つの支持バー41は、前記フェースマスク本体10に十分な支持力を与える。また、八字形で対称的に設けられた支持バー41の一つは、顔の顎のところを支点とし、さらに第1の接続線31まで延びることで、当該第2の平面領域112が強く支持され、全体的に3次元的な呼吸できるスペースが形成され、呼吸できるスペースが最大化される。また、当該支持バー41は、さらに、ろ過領域11の硬度の不十分や長時間の呼吸による崩れを防止して回避することができる。さらに、フェースマスク本体10の両側の材料は、支持バー41の剛性により、顔の両側と顎の線のところに良く密着し、そして顔の両側の輪郭に沿って、両頬から顎の線まで、上方から下方へ、外から内へ、フェースマスク本体10の密着性を最適化し、空気漏れのリスクを低減させることができる。
第2の平面領域112の広げられた場合の3次元性を向上させるために、図5に示すように、前記支持バー41の両側のそれぞれに第1のエンボス模様51が設けられており、当該第1のエンボス模様51は、フェースマスク本体10の呼吸できるスペースを形成して補強するために、前記支持バー41をロックし、支持バー41を変位しないように所定の位置に固定することができる。その一方、第2の平面領域112は、前記第1のエンボス模様51に沿って良く変形可能であり、それにより、呼吸できるスペースがさらに3次元化し、口の形状に従って変形され、スペースの増加のうえに、快適性の向上が図れる。
幾つかの実施例では、図5に示すように、前記フェースマスク100は、前記第1の平面領域111に対称的に設けられ、前記透視領域12の両側にある2つの第2のエンボス模様42をさらに備える。フェースマスク100を広げて掛けると、前記第2のエンボス模様42は、額の両側から両頬の側縁までのところに対応し、前記第1の平面領域111は、前記第2のエンボス模様42に沿って曲がって変形することができることで、前記第2のエンボス模様42により、前記第1の平面領域111における両側縁は、上方から下方へ、こめかみ全体を亘って顔の両側に良く密着し、第1の平面領域111の膨出による空気漏れを回避することができる。
理解可能なことであるが、前記第1のエンボス模様51と前記第2のエンボス模様42は、ある程度の剛性を有するので、前記第1のエンボス模様51と前記第2のエンボス模様42により、フェースマスク本体10の両側縁の材料を有効に平たいにすることができることで、フェースマスク本体10の材料は、こめかみ、頬の両側、及び顎のところに良く密着し、フェースマスク本体10と顔との間のギャップの発生を低減させ、気密度を向上させることができる。
この実施例では、当該フェースマスク本体10は、二つ折りの設計であり、すなわち、前記フェースマスク本体10は、第1の平面領域111と第2の平面領域112に分けられ、第1の接続線31に沿って広げられると、3次元構造になり、顔の全体を被覆し、顔を全体的に防護することができるとともに、当該透視領域12により、視線に影響を与えずに、目を効果的に防護することができる。当該フェースマスク本体10は第1の接続線31に沿って折り畳まれると、小さい平面に折り畳まれることができ、保管と持ち運びに便利である。
幾つかの実施例では、図6に示すように、フェースマスク本体10は、さらに三つ折りの設計でもよく、例えば、前記ろ過領域11は、第3の平面領域113と、第4の平面領域114と、第5の平面領域115とを含み、前記透視領域12は、前記第3の平面領域113に嵌設され、前記第4の平面領域114の下縁と前記第3の平面領域113の上縁が接続されているとともに、その接続箇所に第2の接続線32が形成され、前記第5の平面領域115の上縁と前記第3の平面領域113の下縁が接続されているとともに、その接続箇所に第3の接続線33が形成され、前記第2の接続線32と前記第3の接続線33は、いずれも前記フェースマスク本体10に対して横方向に設けられている。
そのうち、前記第2の接続線32と第3の接続線33は、ろ過領域11に折り畳み可能な機能を付与することで、当該フェースマスク本体10の次元を自由に変換することができる。理解可能なことであるが、掛けられると、前記フェースマスク本体10は、人の顔面に対して縦方向に広げられることができ、第3の平面領域113と、第4の平面領域114と、第5の平面領域115とにより3次元構造が形成され、そのうち、当該第3の平面領域113は顔の前方にあり、第4の平面領域114の上縁は額に密着され、当該第5の平面領域115の下縁は顎に密着されることにより、第4の平面領域114と第5の平面領域115は、共に前記第3の平面領域113を支え、3次元構造を構成し、窮屈感を与えないように、口と鼻により呼吸できるスペースを増加させることができる。保管が必要な場合は、当該フェースマスク本体10を前記第2の接続線32と第3の接続線33に沿って3次元から平面に折り畳んで保管することができ、フェースマスク本体10の元の構造に影響を与えず、保管と持ち運びに便利である。
この実施例では、前記第3の平面領域113は、人の顔に対して前方にあり、目と口のところを遮蔽するためであり、当該透視領域12は、前記第3の平面領域113に嵌設されるとともに、目のところに対応し、すなわち、第3の平面領域113の上方にあることで、視線に影響を与えることにならない。幾つかの実施例では、当該透視領域12は、広い面積をもち、例えば、当該透視領域12の面積は第3の平面領域113の少なくとも半分を占め、明らかで広い視野を提供することができる。また、当該透視領域12の材料は可撓性を有し、フェースマスク本体10によりなされた形状に影響を与えずに、フェースマスク本体10に合わせて広げることができる。フェースマスク本体10が広げられると、透視領域12は、曲面のウィンドーに曲げられることにより、全方向視野を与えるとともに、目でのスペース全体を支え、透視領域12の全体を深くすることで、目でのスペースの不十分による不快感を回避することができる。
幾つかの実施例では、図7から図10に示すように、前記第3の平面領域113は楕円形状をしており、前記第4の平面領域114と第5の平面領域115は、半楕円形状をしている。また、第4の平面領域114と第3の平面領域113の上半部は、ほぼ同じ大きさで、前記第4の平面領域114の上縁は第3の平面領域113の上縁に位置合わせてもよく、前記第5の平面領域115は前記第3の平面領域113の下半部よりも、ちいさく、前記第5の平面領域115の下縁は前記第3の平面領域113の下縁に位置合わせてもよい。幾つかの実施例では、前記第4の平面領域114の上縁と第3の平面領域113の上縁は、超音波メルトにより接着して重合することにより、半楕円形状の第2の接続線32を形成することができ、前記第5の平面領域115の下縁と前記第3の平面領域113の下縁は、超音波メルトにより接着して重合することにより、半楕円形状の第3の接続線33を形成することができ、前記第2の接続線32と第3の接続線33を合わせて真楕円形を形成する。折り畳まれると、前記第4の平面領域114と前記第5の平面領域115は、いずれも前記第3の平面領域113の裏面にあるので、前記第4の平面領域114の下縁と前記第5の平面領域115の上縁により開口が形成される。掛けられる場合に、前記フェースマスク本体10は、前記開口から縦方向に広げられることができ、第2の連続線32と第3の接続線33により、前記第3の平面領域113は、人の顔の3次元的な輪郭に合わせるように、左右に曲がって変形され、戯曲における顔の化粧のような3次元構造を形成することができる。
この実施例では、前記第4の平面領域114と前記第5の平面領域115は、前記第3の平面領域113の上下側と両側での被覆面積が足りない所を補い、顔の全体を完全に被覆することに寄与するとともに、広げられて変形された後の開口の周縁は、顔の輪郭とほぼ同じで、顔の周りに密着することができることで、フェースマスク本体10は、髪の毛の生え際から顎のところまで、上方から下方へ、全体的に顔を包むことができ、目、鼻や口などの感染・刺激されやすい主な部位と外部環境との直接的な接触が回避され、外気の全てが完全にろ過され、あらゆる潜在的な有害物の伝播が遮断され、ユーザの安全が確保される。さらに、前記フェースマスク本体10は、第2の接続線32と第3の接続線33により、容易に3次元から平面に切り替えることができ、フェースマスク本体10の収納体積が低減され、保管と持ち運びに便利であるとともに、フェースマスク本体10の元の構造と機能に影響がない。
この実施例では、当該フェースマスク本体10は、三つ折りの設計で、すなわち、当該フェースマスク本体10は、第3の平面領域113と、第4の平面領域114と、第5の平面領域115とに分けられ、第2の接続線32と第3の接続線33に沿って広げられると、3次元構造になり、顔の全体を被覆し、顔を全体的に防護することができるとともに、当該透視領域12により、視線に影響を与えずに、目を効果的に防護することができる。当該フェースマスク本体10は、第2の接続線32と第3の接続線33に沿って折り畳まれると、小さい平面に折り畳まれることができ、保管と持ち運びに便利である。
幾つかの実施例では、図4と図6に示すように、フェースマスク100は、前記ろ過領域11に設けられた呼吸弁60をさらに備え、前記フェースマスク100が掛けられた場合に、前記呼吸弁60はユーザの口鼻部に対応し、フェースマスク100内の通気性を向上させることで、呼吸を楽にすることができる一方、曇ることによる視線への影響を防止することができる。
幾つかの実施例では、多層構造である前記ろ過領域11は疎水性表層と、複数層の濾過層と、内層とを備える。そのうち、前記疎水性表層は、疎水性不織布又は撥水性織物であってよく、飛沫、花粉や埃などの汚れを効果的に離隔することができる。前記ろ過層は、疎水性のろ過材から作製され、微細な浮遊粒子、ばい菌やウィルス、さらに、匂いを効果的に遮断することができる。前記内層は、疎水性内層又は親水性内層であってもよく、天然又は人造の繊維布により作製される。疎水性の内層は、フェースマスク100の流体への抵抗を増加させることができ、血液の飛ばしによる血液汚染を有効に防止し、患者と医療職員との間の交差感染のリスクを低減させることができる。親水性の内層は、フェースマスク100内の湿気の集まりを低減させ、フェースマスク100の快適性を向上させることができる。理解可能なことであるが、前記内層の材料は、具体的に、実際のニーズに応じて設定してもよい。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域11は、ニーズに応じて、さらにろ過層の数を追加し、又は、ろ過効果、通気性や快適性を向上させるために、他の材料層を追加してもよく、これにより、フェースマスク100の応用がさらに多様化される。例えば、ろ過効果を向上させるために濾過層の厚さや層数を増やし、又は、有機物質を吸着するために活性炭層を追加してもよい。
幾つかの実施例では、前記ろ過領域11の親水性内層の縁に設けられた滑り止め構造(図示せず)をさらに備える。掛けられた場合、当該滑り止め構造は、人の顔の肌にぴったりと密着され、これにより、フェースマスク100の顔との密着性を向上させることができ、フェースマスク100の気密度の最適化に寄与する。幾つかの実施例では、前記滑り止め構造は、ソフトシリコーン又はヒドロゲルであってもよい。前記ソフトシリコーン又はヒドロゲルは、粘着性を有し、フェースマスク本体10の縁を肌に良く密着することができ、フェースマスク100の位置を変位しないように固定することができ、フェースマスク100の滑り落としを有効に防止し、フェースマスク100の縁と顔との間のギャップの発生による漏れ問題を抑止することができる。
理解可能なことであるが、前記フェースマスク本体10は、耳掛けバンド20で着用者の顔に固定されるほか、幾つかの実施例では、前記フェースマスク本体10は、ヘッドバンドで着用者の顔に固定されてもよく、すなわち、フェースマスク100を頭に固定するために、前記フェースマスク本体10の両側縁のそれぞれにヘッドバンドが設けられてもよい。フェースマスク100の使用上の柔軟性がさらに向上するように、前記ヘッドバンドは、調整ボタンを備えてもよく、これにより、ユーザがサイズを容易に調整することになり、フェースマスク100は様々な頭囲に対応することが可能になる。
上述したように、本考案におけるフェースマスク100は、接続線に沿って広げられると、3次元構造になり、顔の全体を被覆し、顔を全体的に防護することができるとともに、当該透視領域12により、視線に影響を与えずに、目を効果的に防護することができる。当該フェースマスク100は接続線に沿って折り畳まれると、小さい平面に折り畳まれることができ、保管と持ち運びに便利である。
説明しておくべきであるが、本考案の明細書及びその添付図面は、本考案の好ましい実施例を示したが、本考案は、多くの異なる態様で実現することができ、本明細書に記載された実施例に制限されず、これらの実施例は、本考案の内容を特別に制限するものではなく、これらの実施例は、本考案の開示をさらに徹底的かつ全面的に理解するために提供される。また、さらに上述した各技術的特徴を組み合せることで形成された、以上挙げられていない種々の実施例は、何れも本考案の明細書に記載された範囲にあるものとし、さらに、この分野における一般的な技術者にとっては、上述した説明によって改良や置換を行うことができ、これらの改良と置換は、全て本考案に添付された実用新案登録請求の範囲に属すべきである。
Claims (11)
- 折り畳み式フェースマスク(100)であって、フェースマスク本体(10)を備え、
前記フェースマスク本体(10)は、ろ過領域(11)と、透視領域(12)とを含み、前記ろ過領域(11)は、少なくとも2つの平面領域を含み、隣接する前記平面領域同士が互いに接続されているとともに、接続箇所に接続線が形成され、前記ろ過領域(11)は、前記接続線に沿って折り畳まれたり、広げられたりすることができ、
前記透視領域(12)は、前記ろ過領域(11)に嵌設されており、前記フェースマスク(100)が掛けられた場合に、前記透視領域(12)は、視線が透過されるようにユーザの目のところに対応する
ことを特徴とする折り畳み式フェースマスク(100)。 - 前記ろ過領域(11)は、第1の平面領域(111)と第2の平面領域(112)とを含み、前記透視領域(12)は、前記第1の平面領域(111)に嵌設され、前記第1の平面領域(111)の下縁と前記第2の平面領域(112)の上縁が接続されているとともに、その接続箇所に第1の接続線(31)が形成され、前記第1の接続線(31)は、前記フェースマスク本体(10)に対して横方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記第1の接続線(31)は、開口した多角形状をしていることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記第1の平面領域(111)の上縁は弧状で、前記第2の平面領域(112)の下縁は唇の形状をしていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記第2の平面領域(112)に八字形で対称的に設けられた2つの支持バー(41)をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記支持バー(41)の両側のそれぞれには、第1のエンボス模様(51)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記第1の平面領域(111)に対称的に設けられ、前記透視領域(12)の両側にある2つの第2のエンボス模様(42)をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記ろ過領域(11)は、第3の平面領域(113)と、第4の平面領域(114)と、第5の平面領域(115)とを含み、前記透視領域(12)は、前記第3の平面領域(113)に嵌設され、前記第4の平面領域(114)の下縁と前記第3の平面領域(113)の上縁が接続されているとともに、その接続箇所に第2の接続線(32)が形成され、前記第5の平面領域(115)の上縁と前記第3の平面領域(113)の下縁が接続されているとともに、その接続箇所に第3の接続線(33)が形成され、前記第2の接続線(32)と前記第3の接続線(33)は、いずれも前記フェースマスク本体(10)に対して横方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記ろ過領域(11)に設けられた呼吸弁(60)をさらに備え、前記フェースマスク(100)が掛けられた場合に、前記呼吸弁(60)はユーザの口鼻部に対応することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記ろ過領域(11)は、多層構造であることを特徴とする請求項9に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
- 前記ろ過領域(11)の内層の縁に設けられた滑り止め構造をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の折り畳み式フェースマスク(100)。
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JP2021001258U JP3232483U (ja) | 2021-04-05 | 2021-04-05 | 折り畳み式フェースマスク |
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- 2021-04-05 JP JP2021001258U patent/JP3232483U/ja active Active
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