JP2015009151A - 医療用フェースマスク - Google Patents

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【課題】医療用途に適する、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスクを提供する。【解決手段】フェースマスク10は、内面を有する通気性のボディ12であって、対象者に装用されたときに該対象者の鼻及び口を覆うサイズであり、ボディの内面に接続された、装用者の鼻孔及び口のまわりに外周を形成するサイズである内側シール16と、フェースマスクを対象者の顔に固定するための少なくとも一つのストラップ14と、ボディの内面に接続された、呼気の少なくとも一部を下向きにしてボディの下側領域へと向け直すデフレクタ層とを含む。【選択図】図3

Description

関連出願の相互参照
本出願は、それぞれの開示内容が参照により全体として本明細書に組み入れられる、2014年4月2日出願の米国特許出願第14/243,195号および2013年7月2日出願の米国特許出願第13/933,821号の優先権を主張する。
医療処置中または粉塵が多い環境中のような多様な状況において、個人用防護装備としてフェースマスクが使用されることが多い。看護師および医師のような医療従事者は、多くの場合、患者にケアを提供するとき、フェースマスクを装用しなければならない。そのようなフェースマスクは概して、ユーザが病原体および他の汚染物質を吸入しないよう防護し、また同時に、ユーザが吐き出す汚染物質を該ユーザの近くの人々が吸入しないよう防護するために、ユーザが吸入する空気から浮揚汚染物質を濾去するように設計されている。そのような浮揚汚染物質としては、煙霧化した唾液、バクテリア、ウイルス、粉塵または空気中に浮遊することができる任意の他のタイプの粒子を挙げることができる。
現在利用可能なフェースマスクは一般に、二つの防護タイプのうちの一つで製造されている。いずれのタイプのマスクも多様な異なる製造者によって作られている。最高レベルの防護を有するタイプのマスクはN95マスクであり、これは、米国国立労働安全衛生研究所(NIOSH)により定められた性能規格を指す。「N95」なる呼称は、0.3ミクロン以上の粒子の約95%を遮断するマスクに相当する。正しいフィットのための試験により、これらのマスクは、有害粒子の吸入に対して良好な防護を提供することができる。
他方、ヘルスケア環境においてもっとも頻繁に使用されるタイプのマスクは「外科手術用」または「手術用」マスクである。現在利用可能な外科手術用マスクは、ユーザの顔と共に完全なシールを提供せず、その結果、N95マスクと比較して濾去能力が低い。しかし、これらの外科手術用マスクはN95マスクよりも有意に安価である。これらの外科手術用マスクは一般に、マスクが装用されたときに拡がる平坦なプリーツ付きフィルタ材料から構成されている。マスクがユーザの顔に固定されると、フィルタ材料と装用者の顔との間に隙間ができる。これらのマスクは、マスクに直接的に衝突する粒子からは装用者を防護するが、マスクの縁を巻いて装用者の肺の中に通過することができる、空気中に浮遊する汚染物質に対する防護をほとんどまたは全く提供しない。
さらに、現在の外科手術用マスクの装用者にとっての最大の問題の一つが、マスクのフェースの内面に沿って上昇して眼の方向に出る、水分の多い呼息の望ましくない流れであることは十分に認識されている。この呼息は装用者の眼を刺激する可能性があり、装用者が眼鏡を装用している場合は有意な曇りが生じる可能性もある。一般的な外科手術用マスクの上に配置するための防曇ストリップが利用可能であるが、残念ながら、これらは、空気がマスクから出るための表面積を減らし、さらに多くの呼気を眼の方向に追いやる。
したがって、当技術分野において、改善されたシールをユーザの顔と共に提供し、かつ呼息がマスクの上部領域から装用者の眼の方向に漏れ出ることを防ぐかまたは有意に減らす外科手術用フェースマスクの必要性が引き続き存在する。本発明は、当技術分野におけるこの満たされていない必要性に対処する。
本発明は、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスクに関する。一つの態様において、本発明は、外面、内面および外周を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口を覆うサイズであるボディと、ボディの内面に接続された内側シールと、フェースマスクを対象者の顔に固定するための、ボディに接続された少なくとも一つのストラップとを含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスクに関する。一つの態様において、フェースマスクはさらに、ボディの外周に接続された外部シールを含み得る。
一つの態様において、通気性のボディは実質的に長方形である。一つの態様において、通気性のボディの少なくとも一つの隅の一部が内面に向けて折りたたまれており、それにより、対象者によって装用されたときに通気性のボディの少なくとも一つの二層領域が形成される。したがって、二層領域における通気性のボディの幅は最広部における通気性のボディの幅よりも小さくあり得る。別の態様において、内面に向けて折りたたまれた通気性のボディの少なくとも一つの隅の一部は通気性のボディの内面に取り付けられている。
様々な態様において、フェースマスクは、様々な長さ、たとえば約160mm、180mm、220mmまたは230mmを含み得る。さらに、様々な態様において、フェースマスクは、その最広部における様々な幅、たとえば約65mm、70mm、75mmまたは85mmを含み得る。なおさらに、様々な態様において、内側シールは、様々な幅、たとえば約101mm、111mmまたは134mmを含み得る。
一つの態様において、本発明のフェースマスクの内側シールは、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている。他の態様において、内側シールは、内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む。別の態様において、内側シールは、少なくとも一つのコネクタストリップまたはコネクタタブによってボディの内面に接続されている。
一つの態様において、本発明のフェースマスクのボディは、ボディの形状を調節することを可能にするためのプリーツを含む。別の態様において、ボディは不織材料を含む。一つの態様において、少なくとも一つのストラップは留め金を含む。一つの態様において、本発明のフェースマスクは、空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する。すなわち、フェースマスクはN95要件を満たす。
様々な態様において、本発明のフェースマスクの内側シールおよび外側シールはエラストマー材料を含む。一つの態様において、内側シールはシリコーンを含む。一つの態様において、外側シールはTPE/EVA、ポリウレタン(PU)またはTPE/EVA/PUフォームを含む。
一つの態様において、本発明のマスクは、内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口を覆うサイズであるボディと、ボディの内面に接続された内側シールであって、装用者の鼻孔と口のまわりに外周を形成するサイズである内側シールと、フェースマスクを対象者の顔に固定するための、ボディに接続された少なくとも一つのストラップと、ボディの内面に接続されたデフレクタ層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして通気性のボディの下側領域へと向け直すデフレクタとを含む。一つの態様において、内側シールは、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている。別の態様において、内側シールは、内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む。別の態様において、内側シールはシリコーンを含む。別の態様において、少なくとも一つのストラップは、フェースマスクの側部から突出している二つ以上の延長部に接続されている。別の態様において、通気性のボディはわずかに剛性である。別の態様において、通気性のボディの外面は、わずかな剛性を提供するための少なくとも一つの隆起部を含む。別の態様において、デフレクタ層は非通気性である。別の態様において、デフレクタは、フェースマスクボディの内面に沿って少なくとも部分的にシリコーンでコーティングされている。
本発明はまた、内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口を覆うサイズであるボディと、ボディの内面に接続された内側シールであって、装用者の鼻孔と口のまわりに外周を形成するサイズである内側シールと、フェースマスクを対象者の顔に固定するための、ボディに接続された少なくとも一つのストラップと、ボディの内面の上部に沿って形成された非通気性層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして通気性のボディの下側領域へと向け直す非通気性層とを含むフェースマスクに関する。一つの態様において、内側シールは、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている。別の態様において、内側シールは、内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む。別の態様において、内側シールはシリコーンを含む。別の態様において、少なくとも一つのストラップは、フェースマスクの側部から突出している二つ以上の延長部に接続されている。別の態様において、ボディはわずかに剛性である。
本発明はまた、内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに対象者の鼻と口を覆うサイズであるボディと、ボディの内面に接続された内側シールであって、装用者の眼の下で装用者の鼻および頬領域の側部に適合するサイズである内側シールと、フェースマスクを対象者の顔に固定するための、ボディに接続された少なくとも一つのストラップと、ボディの内面に接続されたデフレクタ層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして通気性のボディの下側領域へと向け直すデフレクタとを含むフェースマスクに関する。一つの態様において、内側シールは、内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む。一つの態様において、内側シールはシリコーンを含む。一つの態様において、デフレクタ層は非通気性層である。一つの態様において、デフレクタ層はシリコーンコーティングを含む。
より具体的には、本発明は以下を提供する:
[1]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
内面を有する通気性のボディであって、該ボディが、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズであり、該通気性のボディが実質的に長方形であり、かつ該通気性のボディの少なくとも一つの隅の一部が該内面に向けて折りたたまれており、それにより、該対象者によって装用されたときに該通気性のボディの少なくとも一つの二層領域が形成され、該二層領域における該通気性のボディの幅が最広部における該通気性のボディの幅よりも小さい、ボディ;
該ボディの該内面に接続された内側シール;および
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;
[2]前記通気性のボディの長さが約160mmであり、かつその最広部における幅が約65mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[3]前記通気性のボディの長さが約180mmであり、かつその最広部における幅が70mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[4]前記通気性のボディの長さが約220mmであり、かつその最広部における幅が約75mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[5]前記通気性のボディの長さが約230mmであり、かつその最広部における幅が約85mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[6]前記内側シールの幅が約101mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[7]前記内側シールの幅が約111mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[8]前記内側シールの幅が約134mmである、[1]に記載のフェースマスク;
[9]少なくとも一つのストラップが前記少なくとも一つの二層領域の近くで前記ボディに接続されている、[1]に記載のフェースマスク;
[10]前記内面に向けて折りたたまれた、前記通気性のボディの前記少なくとも一つの隅の一部が、該内面に取り付けられている、[1]に記載のフェースマスク;
[11]空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する、[1]に記載のフェースマスク;
[12]前記ボディが、該ボディの形状を調節することを可能にするプリーツを含む、[1]に記載のフェースマスク;
[13]前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、[1]に記載のフェースマスク;
[14]前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、[1]に記載のフェースマスク;
[15]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
外面、内面および外周を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
該ボディの該外周に接続された外側シール;
該ボディの該内面に接続された内側シール;ならびに
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;
[16]前記ボディが、該ボディの形状を調節することを可能にするプリーツを含む、[15]に記載のフェースマスク;
[17]前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、[15]に記載のフェースマスク;
[18]前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、[15]に記載のフェースマスク;
[19]前記内側シールが少なくとも一つのコネクタストリップによって前記ボディの前記内面に接続されている、[15]に記載のフェースマスク;
[20]前記ボディが不織材料を含む、[15]に記載のフェースマスク;
[21]前記内側シールがシリコーンを含む、[15]に記載のフェースマスク;
[22]前記外側シールがTPE/EVAフォームを含む、[15]に記載のフェースマスク;
[23]前記外側シールがポリウレタンを含む、[15]に記載のフェースマスク;
[24]空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する、[15]に記載のフェースマスク;
[25]前記少なくとも一つのストラップが留め金を含む、[15]に記載のフェースマスク;
[26]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
該ボディの該内面に接続された内側シール;および
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;
[27]前記通気性のボディが実質的に長方形である、[26]に記載のフェースマスク;
[28]前記通気性のボディの少なくとも一つの隅の一部が前記内面に向けて折りたたまれており、それにより、前記対象者によって装用されたときに該通気性のボディの少なくとも一つの二層領域が形成される、[27]に記載のフェースマスク;
[29]前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、[26]に記載のフェースマスク;
[30]前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、[26]に記載のフェースマスク;
[31]前記内側シールが少なくとも一つのコネクタストリップまたはコネクタタブによって前記ボディの前記内面に接続されている、[26]に記載のフェースマスク;
[32]前記ボディが不織材料を含む、[26]に記載のフェースマスク;
[33]前記内側シールがシリコーンを含む、[26]に記載のフェースマスク;
[34]空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する、[26]に記載のフェースマスク;
[35]前記少なくとも一つのストラップが留め金を含む、[26]に記載のフェースマスク;
[36]前記ボディが、該ボディの形状を調節することを可能にするプリーツを含む、[26]に記載のフェースマスク;
[37]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
内面を有する通気性のボディであって、該ボディが、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズであり、さらに、該ボディの少なくとも一つの隅の一部が該内面に向けて折りたたまれており、それにより、該対象者によって装用されたときに該ボディの少なくとも一つの二層領域が形成される、ボディ;
該ボディの該内面に接続された内側シール;および
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;
[38]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
該ボディの該内面に接続された内側シールであって、装用者の鼻孔と口のまわりに外周を形成するサイズである、内側シール;
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;および
該ボディの該内面に接続されたデフレクタ層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして該通気性のボディの下側領域へと向け直す、デフレクタ層;
[39]前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、[38]に記載のフェースマスク;
[40]前記内側シールが、該内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、[38]に記載のフェースマスク;
[41]前記内側シールがシリコーンを含む、[38]に記載のフェースマスク;
[42]前記少なくとも一つのストラップが、前記フェースマスクの側部から突出している二つ以上の延長部に接続されている、[38]に記載のフェースマスク;
[43]前記通気性のボディがわずかに剛性である、[38]に記載のフェースマスク;
[44]前記通気性のボディの外面が、わずかな剛性を提供するための少なくとも一つの隆起部を含む、[43]に記載のフェースマスク;
[45]前記デフレクタ層が非通気性である、[38]に記載のフェースマスク;
[46]前記デフレクタが、前記フェースマスクのボディの前記内面に沿って少なくとも部分的にシリコーンでコーティングされている、[45]に記載のフェースマスク;
[47]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
該ボディの該内面に接続された内側シールであって、装用者の鼻孔と口のまわりに外周を形成するサイズである、内側シール;
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;および
該ボディの該内面の上部に沿って形成された非通気性層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして該通気性のボディの下側領域へと向け直す、非通気性層;
[48]前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、[47]に記載のフェースマスク;
[49]前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、[47]に記載のフェースマスク;
[50]前記内側シールがシリコーンを含む、[47]に記載のフェースマスク;
[51]前記少なくとも一つのストラップが、前記フェースマスクの側部から突出している二つ以上の延長部に接続されている、[47]に記載のフェースマスク;
[52]前記ボディがわずかに剛性である、[47]に記載のフェースマスク;
[53]以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
該ボディの該内面に接続された内側シールであって、装用者の眼の下で該装用者の鼻および頬領域の側部に適合するサイズである、内側シール;
該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;ならびに
該ボディの該内面に接続されたデフレクタ層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして該通気性のボディの下側領域へと向け直す、デフレクタ層;
[54]前記内側シールが、該内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、[53]に記載のフェースマスク;
[55]前記内側シールがシリコーンを含む、[53]に記載のフェースマスク;
[56]前記デフレクタ層が非通気性層である、[53]に記載のフェースマスク;
[57]前記デフレクタ層がシリコーンコーティングを含む、[56]に記載のフェースマスク。
本発明の好ましい態様の以下の詳細な説明は、添付図面と併せて読むことによってより良く理解されよう。本発明を説明するために、図中、好ましい態様が示されている。しかし、本発明は、図示する態様の正確な構成および手段に限定されないことが理解されよう。
本発明の一つの態様のフェースマスクの外側を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側の斜視図を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの外側を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの外側の斜視図を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側の斜視図を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側の斜視図を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの、ユーザの顔に配置されている内側シールを示す一連のイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側の斜視図を示すイラストである。 本発明のフェースマスクの様々な態様の内側を示す一連のイラストである。 フェースマスクの一連のイラストである。図12Aは、本発明の一つの態様のフェースマスクの内面図および側面図を示す。図12Bは、一般的なフェースマスク、すなわち当技術分野において現在利用可能なマスクの内面図および側面図を示す。 本発明の一つの態様のフェースマスクの内側の斜視図を示すイラストである。 本発明の一つの態様のフェースマスクの外側の斜視図を示すイラストである。 デフレクタを中に有する例示的なマスクの一連の図である。図15Aは例示的なマスクの内面の斜視図であり、図15Bは例示的なマスクの側面図である。 デフレクタを中に有する例示的なマスクの一連の図である。図15Cは例示的なマスクの外面の斜視図である。 非通気性層を中に有する例示的なマスクの一連の図である。図16Aは例示的なマスクの内面の斜視図であり、図16Bは例示的なマスクの外面の斜視図である。 部分的内側シール、デフレクタおよび非通気性層を中に有する例示的なマスクの一連の斜視図(17Aおよび17B)である。
詳細な説明
本発明の図面および詳細な説明は、本発明の明確な理解に適切である要素を示すと同時に、明確さのため、医療用フェースマスクに見られる他の多くの要素を除くために簡略化されていることが理解されよう。当業者は、本発明を実施する際に他の要素および/または工程が望ましく、かつ/または求められることを理解し得る。しかし、そのような要素および工程は当技術分野において周知であり、本発明のより良い理解を容易にするわけではないため、そのような要素および工程の詳述は本明細書には提供しない。本明細書における開示は、当業者には公知であるそのような要素および方法に対するすべてのそのような変形および修飾に関する。
別段定義されない限り、本明細書において使用されるすべての専門・科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものに類似した、または等しい任意の方法、材料および構成要素を本発明の実施または試行において使用することができるが、好ましい方法および材料が記載される。
本明細書において使用される以下の用語それぞれは、このセクションにおいてそれと関連する意味を有する。
本明細書において使用される冠詞「一つの」は、該冠詞の文法的対象物の一つまたは複数(すなわち少なくとも一つ)を指す。実例として、「要素」は一つまたは複数の要素を意味する。
計測可能な数値、たとえば量、持続時間などを参照する場合に本明細書において使用される「約」は、適切である場合、指定された値から±20%、±10%、±5%、±1%または±0.1%の変動を包含することを意味する。
「汚染物質」、「粒子」などの用語は、本明細書において互換可能に使用され得、吸入された場合にユーザに悪影響を及ぼす可能性がある、本発明のマスクのユーザを取り巻く空気または環境中の成分または不純物を指す。
本開示を通して、本発明の様々な局面は範囲形式で提示されることができる。範囲形式の記載は単に簡便さおよび簡潔さのためであり、かつ本発明の範囲に対する不変的限定として解釈されるべきではないことが理解されよう。したがって、範囲の記載は、すべての可能な部分的範囲およびその範囲内の個々の数値を具体的に開示したものとみなされるべきである。たとえば、1〜6のような範囲の記載は、1〜3、1〜4、1〜5、2〜4、2〜6、3〜6などのような部分的範囲ならびにその範囲内の個々の数値、たとえば1、2、2.7、3、4、5、5.3、6およびそれらの間の任意の完全または部分的な増分を具体的に開示したものとみなされるべきである。これは、範囲の広さにかかわらず適用される。
本発明は、吸息中および呼息中に空気からの汚染物質を濾去するフェースマスクに関する。本発明のフェースマスクは、従来技術のフェースマスクよりも完全なシールを提供し、それにより、吸息中および呼息中に汚染物質がフェースマスクのフィルタを避けて通る危険性を減らす。一つの態様において、フェースマスクは、ユーザの鼻と口のまわりにフィットするマスク内のシール、すなわち内側シールを含む。別の態様において、フェースマスクは、マスクをユーザの顔にシールするための二つのシール、すなわち、内側シールおよびマスクの縁のまわりのシール、すなわち外側シールを含む。マスクはまた、空気からの汚染物質を濾去するように働く通気性のボディと、マスクをユーザの顔に固定するための機構、たとえばマスクに接続し、かつユーザの頭のまわりに配置されることができるストラップとを含む。
次に図面を参照すると、図1は、本発明のフェースマスク10の一つの態様のイラストである。図1は、通気性のボディ12およびストラップ14を含む、フェースマスク10の外側を示す。ストラップ14は、ストラップ14をユーザの耳のまわりに掛けることによってフェースマスク10をユーザの顔に固定するために使用され得る。フェースマスク10の通気性のボディ12は、通気性のボディ12の構造的完全性を傷つけるまたは損なうことなく通気性のボディ12を延伸させ、かつ成形することを可能にするいくつかのプリーツ13を含む。
本発明のフェースマスクの一つの態様において、通気性のボディ12は不織材料または布を含む。不織材料とは、機械的、熱的または化学的に結束されている繊維またはフィラメントを含む材料である。繊維またはフィラメントは通常、合成ポリマーで構成されるが、当業者には理解されるように、粒子状物質を濾去し、かつ人の皮膚と接触することの両方に適した任意の材料で構成されることができる。
一つの態様において、ストラップ14は、ユーザの耳のまわりに掛けられるように構成されている。別の態様において、ストラップは、ユーザの頭または首のまわりに掛けられるように構成されている。一つの態様において、ストラップは、マスクをユーザの顔に固定するのに適したエラストマー材料を含む。別の態様において、ストラップはさらに、ストラップをユーザの頭または首のまわりに固定するための留め金機構を含む。
図2を参照すると、フェースマスク10の内側、すなわち、装用されたときにユーザの顔と接触する側のフェースマスク10の斜視図のイラストが示されている。フェースマスク10は、通気性のボディ12、内側シール16および外側シール18を含む。
本発明の一つの態様において、本発明のフェースマスクの内側シール16は、マスクが装用されたときにユーザの鼻と口のまわりに実質的な円形または楕円形を形成する相対的に軟質の材料を含む。図9を参照すると、一連のイラストが、ユーザの顔に適合する内側シール16を示す。一つの態様において、内側シール16はさらに、内側シール16のシール特性を改善するためにユーザの鼻のいずれの側もユーザの顔の形状に適合する、本明細書においてはリーフレット20とも呼ばれる、より幅広い、またはより厚い領域を含む。一つの態様において、内側シール16は、ユーザの鼻梁と共にシールを形成する、リーフレット20とリーフレット20との間の領域22を含む。様々な態様において、領域22の長さは、リーフレット20がユーザの鼻の側部と共にシールを形成するように、すなわち、ユーザの鼻と頬との間で折り目ができるユーザの顔の区域で最適なシールが形成されるように適切にサイズ決めされ得る。さらに、一つの態様において、内側シール16は、ユーザの顔と共に最適なシールを提供するためにユーザの頬の側部のまわりにフィットするサイドループ23を含む。一つの態様において、内側シールはシリコーン製である。別の態様において、内側シールは、ユーザの鼻と口のまわりに気密シールを形成するのに適した任意のエラストマー材料、たとえば熱可塑性エラストマー(TPE)またはTPEのような材料とエチレン酢酸ビニル(EVA)および/またはポリウレタン(PU)との組み合わせを含み得る。
一つの態様において、本発明の外側シール18は、本発明の通気性のボディとユーザの顔との間に気密シールを形成するためにユーザの顔の輪郭に適合することができる相対的に軟質の材料を含む。一つの態様において、外側シールは、TPE/EVAブレンド樹脂から作られたフォームを含む。別の態様において、外側シールのフォームはポリウレタンを含む。別の態様において、外側シールは、マスクとユーザの顔との間に気密シールを形成するのに適した任意の材料または材料の組み合わせを含み得る。さらに別の態様において、本発明のフェースマスクは、内側シールではなく外側シールである一つのシールしか含まなくてもよい。
一つの態様において、マスクとユーザの顔との間のシールの質をさらに改善するために、内側シール、外側シールまたは両方とともにマイルドな接着剤が使用されてもよい。別の態様において、マスクとユーザの顔との間のシールの質をさらに改善するために、内側シール、外側シールまたは両方は、粘着効果(sticky or tacky effect)を生じさせるように調合されているエラストマー材料を含んでもよい。
図3を参照すると、フェースマスク10の内側のイラストが示されている。フェースマスク10は、ストラップ14、内側シール16および外側シール18を含む。内側シール16はコネクタストリップ15によって二箇所でフェースマスク10に取り付けられている。また、図3には、フェースマスク10の例示的な態様の様々な部分の寸法がミリメートル(mm)単位で示されている。図3は、通気性のボディ12および内側シール16が垂直方向に延伸されていない、すなわち内側シールが弛緩状態にあるフェースマスク10の一つの可能な構成を示す。具体的には、通気性のボディ12の高さはすべての箇所で約60mmであり、内側シール16の幅は約150mmである。通気性のボディ12の全幅は約230mmである。
様々な態様において、本発明のフェースマスクは、ユーザの顔の輪郭にフィットするように構成または調節されることができる。一つの態様において、通気性のボディ12におけるプリーツ13が、ボディがユーザの顔の寸法に合うように延伸することを可能にする。一つの態様において、外側シール18は、通気性のボディ12から分離または剥離されることなく通気性のボディ12とともに延伸または順応するように適度に柔軟性である。
一つの態様において、内側シール16は少なくとも一つのコネクタストリップ15によって通気性のボディ12に取り付けられている。好ましい態様において、内側シール16は二つのコネクタストリップによって通気性のボディ12に取り付けられて、通気性のボディ12が垂直方向に調節されるとき、内側シール16が通気性のボディ12に接続されたままでも形状を変化させるのに十分な柔軟性を維持することができるようになっている。一つの態様において、各コネクタストリップ15は、一つの位置で内側シール16を通気性のボディ12に固着するのに役立ち、それにより、内側シール16の残り部分は通気性のボディ12に接続されていない状態のままになる。そのような態様において、内側シール16の大部分は、ユーザによって装用されたときに内側シール16がユーザの顔に順応し、かつ適合することを可能にするために、浮動性である、すなわち、通気性のボディ12またはフェースマスク10の任意の他の部分に接続されていない。一つの態様において、内側シール16は、ユーザによって装用されたときに通気性のボディ12に押し当てられ、それにより、内側シール16とユーザの顔との間に形成されるシールに加えて、内側シール16と通気性のボディ12との間にもシールを形成する。そのような態様において、内側シール16と通気性のボディ12との間に形成されるシールは、ユーザの顔が内側シール16を押す力によって生じる、通気性のボディ12に対する内側シール16の圧力から生じる機械的シールである。
図4を参照すると、フェースマスク10の一部がユーザの顔の寸法に合うように、すなわち、ユーザの鼻と口を覆うように延伸されている、フェースマスク10の内側のイラストが示されている。具体的には、通気性のボディ12の高さはその最大拡張点で約130mmであり、内側シール16の幅は約100mmである(図3の150mmと比べて)。特に、通気性のボディ12の全幅は約230mm、すなわち図3と同じである。したがって、図4に示すように、通気性のボディ12の全幅を実質的に変えることなく、内側シール16および通気性のボディ12の一部が垂直方向に延伸されている。さらに、通気性のボディ12に応じて外側シール18の形状が調節されている。
図5を参照すると、通気性のボディ12がユーザの鼻と口を覆うように成形されている、フェースマスク10の外側のイラストが示されている。本明細書に記載するように、通気性のボディ12は、通気性のボディ12の構造的完全性を減じるかまたは損なうことなく通気性のボディ12を延伸することを可能にする、プリーツ13を含む。
図6を参照すると、フェースマスク10の外側の斜視図のイラストが示されている。内側シール16(図示せず)をフェースマスク10の通気性のボディ12に取り付けるためにコネクタストリップ15が使用されている。この図において、フェースマスク10は、ユーザの顔に固定されたときのフェースマスク10のおおよその形状に成形されている。この態様においては、フェースマスク10をユーザの顔に固定するために、ストラップ14がユーザの耳のまわりに固定され得、通気性のボディ12は、ユーザの鼻と口を覆うように成形されている。
図7を参照すると、フェースマスク10の内側の斜視図のイラストが示されている。この態様において、通気性のボディ12および内側シール16は、図6と同様に、ユーザの鼻と口を覆うように成形されている。外側シール18が通気性のボディ12の外周の形状を維持している。コネクタストリップ15が内側シール16を通気性のボディ12に接続している。さらに、内側シール16は、リーフレット20、すなわち、ユーザの鼻梁への内側シール16の最適なフィットを提供する、内側シールのより幅広の領域を含む。本明細書において考慮されるように、内側シールは、たとえば頬、口および顎の一部のまわりでユーザの顔の輪郭により良く適合するために、さらなる深さおよび/または厚さを提供するためのさらなるリーフレット領域を含んでもよい。
図8を参照すると、内側シール16を含むフェースマスク10の斜視図のイラストが示されている。
図10を参照すると、本発明のフェースマスクの別の態様の内側のイラストが示されている。フェースマスク30は、通気性のボディ12、ストラップ14および内側シール16を含む。内側シール16はコネクタタブ26によって通気性のボディ12に接続されている。内側シール16は、リーフレット20とよく似ている、内側シール16の他の区域よりも幅広の下部領域24を含む。下部領域24は、ユーザの顎の区域と共にシールを形成するのに適し得る。フェースマスク30の通気性のボディ12は、通気性のボディ12の高さが、その最広部から最狭部(フェースマスク30におけるストラップ14が接続される部分の近く)まで減少する、角度のついた領域32を含む。一つの態様において、角度のついた領域32は、通気性のボディ12を、概ね長方形であるが、長方形の端部の近くが傾斜している、すなわち、該長方形の中央の幅に比べて該長方形の四隅それぞれにおける幅が減少している形状にて製造することによって、形成される。
別の態様において、角度のついた領域32は、通気性のボディ12を長方形に製造したのち、その長方形の四隅それぞれを通気性のボディ12の内面に向けて折りたたむことによって形成される。そのような態様の例が図11に示されている。図11には、フェースマスク30の四つの態様が示されており、各態様は、図示するように、同じ形状および特徴を含むが、寸法が異なる。角度のついた領域32が通気性のボディ12上に示されており、そこでは、通気性のボディ12の各隅において通気性のボディ12の一部が折りたたまれてフラップ34を形成している。したがって、通気性のボディ12の四隅それぞれの近くの領域は、フラップ34が折りたたまれた二つの材料層を有する。フラップ34は、通気性のボディ12の少なくとも一部の剛性を高めて、それが、ユーザによって装用されたときにフェースマスク30の望ましくない折れを防ぎ得ることにより、ユーザの顔と通気性のボディ12との間のシールを改善し得る。さらに、フラップ34は、ストラップ14を通気性のボディ12に固着するかまたはその固着を支援するために使用されてもよい。一つの態様において、フラップ34は、当業者によって理解されるであろう任意の手段、たとえば非限定的に接着剤またはクランプによって、通気性のボディの内面に固定されてもよい。
加えて、通気性のボディ12における、折りたたまれてフラップ34を形成している領域の幅は、通気性のボディ12の他の領域よりも小さい。一つの態様において、通気性のボディ12の端部におけるこの減少した幅は、ストラップ14がフェースマスク30に接続することができる領域をより狭くすることにより、ユーザの顔に対する本発明のフェースマスクのシールを改善し得る。そのような狭い領域は、ストラップがユーザに取り付けられるとき、たとえばストラップ14がユーザの耳のまわりに掛けられるときに折れ目または隙間が形成される可能性を減らし得る。
図11に示すように、様々な態様において、フェースマスク30は、様々な長さ、たとえば160mm、180mm、220mmまたは230mmを含み得る。さらに、フェースマスク30は、その最広部における様々な幅、たとえば65mm、70mm、75mmまたは85mmを含み得る。なおさらに、内側シール16は、様々な幅、たとえば101mm、111mmまたは134.36mmを含み得る。しかし、当業者によって理解されるように、本発明は、本明細書に記載されている寸法に限定されない。
一つの態様において、フェースマスク30は、フェースマスク10の外側シールをなくしていることにより、フェースマスク10とは異なる。したがって、フラップ34は、外側シールを要することなく、ユーザの顔とフェースマスク30との間に気密シールを形成し得る。しかし、別の態様において、フェースマスク30の通気性のボディ12の外周の少なくとも一部が外側シールを含む。
図12を参照すると、本発明のフェースマスクの態様と現在利用可能なフェースマスクの態様との比較が、両フェースマスクのいくつかの該当する寸法を含め、示されている。図12Aの左側の図は本発明のフェースマスク30の内側を示し、右側の図はフェースマスク30の断面を示す。図12Bの左側の画は現在利用可能なタイプのフェースマスクの内側を示し、右側の画は現在利用可能なフェースマスクの断面を示す。図12に見てとれるように、フェースマスク30のこの態様は、以下をはじめとするいくつかの点で、現在利用可能なフェースマスクとは異なる。フェースマスク30は図12Bのフェースマスクよりも実質的に長く(イヤーストラップのサイズを除いて220mm 対 175mm)、フェースマスク30は内側シール16を含むが、図12Bのマスクは含まず、フェースマスク30のイヤーストラップ14は、フラップ34を折りたたむことができるようにマスクに接続されているが、図12Bのマスクはそのようなフラップを有さず、図12Bのマスクのイヤーストラップは長方形の隅の縁の近くに接続されているため、そのようなフラップを有することもできないであろう。
したがって、フェースマスク30と図12Bのフェースマスクとの間のこれらの違いは、少なくとも、図12Bのマスクに比べて、フェースマスク30について、ユーザの顔に対する改善されたシールをもたらす。たとえば、フェースマスク30のより長いサイズが、フラップ34とともに、ユーザの顔の側部、すなわちユーザの耳にもっとも近いユーザの顔の区域におけるマスクのシールを最適化する。加えて、フェースマスク30の内側シールがユーザの鼻と口のまわりに気密シールを形成する。逆に、図12Bのフェースマスクは、ユーザによって装用されたときに、たとえば、マスクのボディが折れるかもしくはこぶ状になることにより、またはマスクをユーザの顔の様々な輪郭に正しく付着させる機構の欠如により、マスクとユーザの顔との間に隙間が形成されることが可能になる。したがって、図12Bのマスクは、ユーザの顔のすべての部分に対して最適な気密シールを提供することはできない。
図13を参照すると、角度のついた領域32を含む、フェースマスク30の内側の一つの態様のイラストが示されている。この態様においては、ユーザの鼻梁と共に最適なシールを形成するのに十分な幅を有する領域22をリーフレット20とリーフレット20との間に含む内側シール16の態様が示されている。
図14を参照すると、フェースマスク30の外側の斜視図のイラストが示されている。
本発明の別の態様において、マスクは、呼息がマスクの上部領域から装用者の眼の方向に漏れ出ることを防ぐかまたは有意に減らすように、特有の構造となっている。外科手術用マスクの装用者にとって最大の問題の一つが、マスクのフェースの内面に沿って上昇して眼の方向に出る、水分の多い呼息の望ましくない流れであることは十分に認識されている。この呼息は装用者の眼を刺激する可能性があり、さらに装用者が眼鏡を装用しているならば、有意な曇りが生じる可能性がある。一般的な外科手術用マスクの上に配置するための防曇ストリップが利用可能であるが、残念ながら、これらは、空気がマスクから出るための表面積を減らし、さらに多くの呼息を眼の方向に追いやる。
外科手術用マスク内の気流はいくつかの要因によって決まる。たとえば、気流は、マスクがその縁沿いのすべての接触点をいかにきれいにシールするかによって影響される。さらに、気流はフィルタ材料の抵抗によって影響され、フィルタ材料の抵抗それ自体は、フィルタ材料がいかに密であるか(すなわち、材料中の開口の径)および気流が分散する表面積の両方によって決まる。外科手術用マスクが、バクテリア、ウイルスまたは他の粒子状物質がマスク材料を両方向に通過することを防ぐのに効果的であるためには、材料中の開口が非常に小径である必要がある。この結果として、望ましくない粒子状物質を濾過して除去する小径の開口が小さくなるほど、必然的に、マスクのフェースを透過して出る呼息に対する抵抗を増す。これが、結果的に、装用者の顔とマスクとの間の空気圧の一時的な増大を生じさせ、任意のより抵抗が小さい通路へと気流を方向付ける。既存のマスクの場合、抵抗が最小の通路は、装用者の眼および鼻梁のまわりのマスク上部である。
したがって、本発明のマスクは、鼻梁および眼の下の頬上部のまわりに優れたシールを形成することにより、装用者の眼の方向への気流を防ぐかまたは減らす。さらに、呼息はマスクの上部とは反対に向きを変えられ、それにより、空気がマスクのフェースの方向に戻り、好ましくはフィルタ材料を通じてマスクから出ることを可能にする。
たとえば、図15Aおよび15Bに示すように、マスク40は、本明細書の図9および10の態様において説明しかつ示したものと同様のやり方で成形されかつ構成された内側シール16を含み得る。同様に、フェースマスク40は、通気性のボディ12と、ストラップ14とを、装用者の顔への内側シール16のすべての接触点のまわりに優れたシールを形成する内側シール16と共に含む。マスク40の内側シール16は、装用者の顔へのすべての接触点の輪郭に十分に適合するように、マスクが装用されたときにユーザの鼻と口のまわりに実質的な円形または楕円形を形成する相対的に軟質の材料で構成されている。シールの強度を高め、さらなる快適さを促進するために、内側シール16は、装用者の鼻のいずれの側も装用者の顔の形状により良く適合する、より幅広い、および/またはより厚い領域であるリーフレット20を含む。内側シール16はまた、装用者の鼻の特定の構造およびサイズを考慮して長さが変わり得る鼻梁領域22をリーフレット20とリーフレット20との間に含む。さらに、内側シール16は、装用者の顔と共に最適なシールを提供するために、装用者の頬の側部のまわりにフィットするサイドループ23を含む。
通気性のボディ12は、本明細書に記載される他の様々な態様に示すように折りたたみ可能であってもよいし、またはそれに対して力がほとんどまたは全く加えられないときにはその概ねカップ形の形状を実質的に保持し得るように、通気性のボディ12は適度に剛性であってもよい。適度な量の剛性を提供するために、ボディ12の外面は、図15Cに示すようにボディ12がその概ねカップ状の形状を実質的に保持することができるように、マスク40の構成におけるボディ12の二つの部分を嵌合するか、またはボディ12の外面に沿って垂直方向中央で稜状の線をはさみ付けて固定することにより形成される、隆起部39を含み得る。同様に、ボディ12は、装用者の顔に対して優れたシールが形成され、それでもなおボディ12がその概ねカップ状の形状を維持して、装用者の顔の口と鼻孔との間に距離を設け、かつ空気が装用者の顔とボディ12の内面との間で流れることを可能にするよう、ユーザによって装用されたときにわずかに撓んでもよい。装用者の顔に対する内側シール16の滑らかかつ面一の接触を改善するために、マスク40の側部が、ストラップ14が取り付けられる延長部36を含んでもよい。延長部36は、内側シール16が装用者の顔と接触したときに望ましくない開始角度で片寄ることのないように、装用されたときにマスク40の材料が任意のこぶ状になることを防ぐかまたは減らす。
マスク40はさらに、ボディ12の内面の上部に沿って、場合によっては内側シール16のリーフレット20の下部25および鼻梁領域22と接触する状態に配置された、デフレクタシート38を含み得る。一つの態様において、気流が内側シール16の上部から眼の方向へと押し出されることを効果的に阻止し、その代わりに、マスクのフェースの近くの、空気がボディ12の材料を通過して出ることができる空間内へと気流の方向を変える、隆起部または小さなポケットを形成するのに十分なように、デフレクタシート38はリーフレット20の下面25および鼻梁領域22と接触している。あるいは、デフレクタシート38は、折り目の線がマスク40の上部にある折りたたまれた領域を含んでもよく、当該折り目線を越えて形成されたフラップに内側シール16のリーフレット20および鼻梁22が取り付けられる。したがって、フラップおよび折り目領域は、ボディ12の内面に沿って上昇する空気を、マスクのフェースの近くの、空気がボディ12の材料を通過してマスクから正しく出ることができる空間内へと下に偏向させる、ポケットを形成し得る。
したがって、デフレクタシート38がマスク40の上縁の近くに取り付けられて、装用者がボディ12の材料によって生じる抵抗に対して息を吐くと、気流がボディ12の前面に沿って眼の方向に押し上げられるようになる。空気がボディ12の材料とデフレクタシート38との間を通過し、上縁に到達したとき、空気は、その方向には漏れ出ることができず、したがって、下に向けられて鼻と口の前に戻される。この短い期間は、水分の多い空気によって眼鏡を曇らせるかまたは装用者の眼を刺激したりすることなく他の呼息がボディ12の材料を通過して出るように、マスクと装用者の顔との間のマスク40内の圧力が低下するのに十分な時間である。デフレクタ38は、ボディ12の内面に沿って下に延びて、ボディ12の内面の上から約1〜50mm分を覆ってもよい。他の態様において、デフレクタは、上から約1〜40mm分、上から約1〜30mm分、上から約1〜20mm分、上から約1〜15mm分、上から約1〜10mm分または上から1〜5mm分を覆う。
別の態様において、デフレクタ38は、シリコンのような非通気性材料でコーティングされていてもよい。したがって、図16Aに示すように、空気が非通気性層39または内側シール16の鼻梁22およびリーフレット20のいずれをも通過することができないよう、シリコンコーティングによって非通気性層39が形成されている。この結果、呼気は下に押し戻されて、マスクフィルタ材料12の下部またはマスクの側部もしくは下部のいずれかを通過して漏れ出る。いくつかの態様において、非通気性層39はデフレクタ38の一部のみを覆う。他の態様において、非通気性層39はデフレクタ38の実質全部を覆う。さらに他の態様において、非通気性層39は、デフレクタ38の全部と、マスク40の中間領域の方向に下るボディ12の少なくとも一部とを覆う。さらに別の態様において、図16Bに示すように、非通気性層39はマスク40の外面にあってもよい。他の態様において、非通気性層39はマスク40の内面および外面の両方にある。いくつかの態様において、非通気性層は、内側シールの一部として形成されてもよいし、内側シールが成形されるときに同時に成形されてマスクのボディに配置されてもよい。
また、非通気性層39は、さらなるデフレクタ38構成要素なしでマスク40に適用されてもよいことが理解されよう。たとえば、シリコン層がマスクの上部に適用されて、内側シール16の鼻梁領域22およびリーフレット20よりも下に延びてもよい。呼気は非通気性層39または内側シール16の鼻梁領域22およびリーフレット20のいずれをも通過して漏れ出ることができないため、呼気はマスクの下側領域へと下に押し戻されて、そこでフィルタ材料ボディ12を通って漏れ出ることができ、装用者の眼鏡を曇らせたり、または装用者の眼を刺激したりすることはない。非通気性層39は、ボディ12の内面に沿って下向きに延びて、非通気性層がボディ12の内面の上から約1〜50mm分を覆ってもよい。他の態様において、非通気性層は、上から約1〜40mm分、上から約1〜30mm分、上から約1〜20mm分、上から約1〜15mm分、上から約1〜10mm分または上から1〜5mm分を覆う。
別の態様において、図17Aおよび17Bに示すように、マスク50は、鼻梁領域22およびリーフレット20を含む部分的内側シール16を含み得る。したがって、内側シール16の側部および下部は存在しないため、呼気はマスクの側部および下部から漏れ出ることができる。マスク50は、場合によっては、本明細書においてマスク40に関して記載されたやり方と同じように機能するデフレクタ38および/または非通気性層39を含んでもよい。したがって、装用者が息を吐くとき、内面に沿って眼の方向に上昇する呼息の任意の一部は部分的内側シール16の鼻梁領域22およびリーフレット20、デフレクタ38および/または非通気性層39の一つまたは複数によって阻止される。呼気が下に押し戻されると、呼気は、マスク50の側部または下部のいずれかまたは両方からマスク50を抜け出すことができる。
本明細書において引用されるすべての特許、特許出願および刊行物の開示内容は、それぞれ参照により全体として本明細書に組み入れられる。
具体的な態様を参照しながら本発明を開示したが、本発明の真髄および範囲を逸脱することなく本発明の他の態様および変形が当業者によって考案され得ることは明らかである。特許請求の範囲は、そのような態様および均等な変形をすべて包含するものと解釈される。
10 フェースマスク
12 通気性のボディ
13 プリーツ
14 ストラップ
15 コネクタストリップ
16 内側シール
18 外側シール
20 リーフレット
22 リーフレット間の領域
23 サイドループ
24 下部領域
25 下部
26 コネクタタブ
30 フェースマスク
32 角度のついた領域
34 フラップ
36 延長部
38 デフレクタシート
39 非通気性層
40 フェースマスク
50 マスク

Claims (57)

  1. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    内面を有する通気性のボディであって、該ボディが、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズであり、該通気性のボディが実質的に長方形であり、かつ該通気性のボディの少なくとも一つの隅の一部が該内面に向けて折りたたまれており、それにより、該対象者によって装用されたときに該通気性のボディの少なくとも一つの二層領域が形成され、該二層領域における該通気性のボディの幅が最広部における該通気性のボディの幅よりも小さい、ボディ;
    該ボディの該内面に接続された内側シール;および
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ。
  2. 前記通気性のボディの長さが約160mmであり、かつその最広部における幅が約65mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  3. 前記通気性のボディの長さが約180mmであり、かつその最広部における幅が70mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  4. 前記通気性のボディの長さが約220mmであり、かつその最広部における幅が約75mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  5. 前記通気性のボディの長さが約230mmであり、かつその最広部における幅が約85mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  6. 前記内側シールの幅が約101mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  7. 前記内側シールの幅が約111mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  8. 前記内側シールの幅が約134mmである、請求項1に記載のフェースマスク。
  9. 少なくとも一つのストラップが前記少なくとも一つの二層領域の近くで前記ボディに接続されている、請求項1に記載のフェースマスク。
  10. 前記内面に向けて折りたたまれた、前記通気性のボディの前記少なくとも一つの隅の一部が、該内面に取り付けられている、請求項1に記載のフェースマスク。
  11. 空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する、請求項1に記載のフェースマスク。
  12. 前記ボディが、該ボディの形状を調節することを可能にするプリーツを含む、請求項1に記載のフェースマスク。
  13. 前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、請求項1に記載のフェースマスク。
  14. 前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、請求項1に記載のフェースマスク。
  15. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    外面、内面および外周を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
    該ボディの該外周に接続された外側シール;
    該ボディの該内面に接続された内側シール;ならびに
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ。
  16. 前記ボディが、該ボディの形状を調節することを可能にするプリーツを含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  17. 前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、請求項15に記載のフェースマスク。
  18. 前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  19. 前記内側シールが、少なくとも一つのコネクタストリップによって前記ボディの前記内面に接続されている、請求項15に記載のフェースマスク。
  20. 前記ボディが不織材料を含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  21. 前記内側シールがシリコーンを含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  22. 前記外側シールがTPE/EVAフォームを含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  23. 前記外側シールがポリウレタンを含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  24. 空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する、請求項15に記載のフェースマスク。
  25. 前記少なくとも一つのストラップが留め金を含む、請求項15に記載のフェースマスク。
  26. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
    該ボディの該内面に接続された内側シール;および
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ。
  27. 前記通気性のボディが実質的に長方形である、請求項26に記載のフェースマスク。
  28. 前記通気性のボディの少なくとも一つの隅の一部が前記内面に向けて折りたたまれており、それにより、前記対象者によって装用されたときに該通気性のボディの少なくとも一つの二層領域が形成される、請求項27に記載のフェースマスク。
  29. 前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、請求項26に記載のフェースマスク。
  30. 前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、請求項26に記載のフェースマスク。
  31. 前記内側シールが、少なくとも一つのコネクタストリップまたはコネクタタブによって前記ボディの前記内面に接続されている、請求項26に記載のフェースマスク。
  32. 前記ボディが不織材料を含む、請求項26に記載のフェースマスク。
  33. 前記内側シールがシリコーンを含む、請求項26に記載のフェースマスク。
  34. 空気中の0.3ミクロン以上の汚染物質の少なくとも約95%を濾去する、請求項26に記載のフェースマスク。
  35. 前記少なくとも一つのストラップが留め金を含む、請求項26に記載のフェースマスク。
  36. 前記ボディが、該ボディの形状を調節することを可能にするプリーツを含む、請求項26に記載のフェースマスク。
  37. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    内面を有する通気性のボディであって、該ボディが、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズであり、さらに、該ボディの少なくとも一つの隅の一部が該内面に向けて折りたたまれており、それにより、該対象者によって装用されたときに該ボディの少なくとも一つの二層領域が形成される、ボディ;
    該ボディの該内面に接続された内側シール;および
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ。
  38. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
    該ボディの該内面に接続された内側シールであって、装用者の鼻孔と口のまわりに外周を形成するサイズである、内側シール;
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;および
    該ボディの該内面に接続されたデフレクタ層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして該通気性のボディの下側領域へと向け直す、デフレクタ層。
  39. 前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、請求項38に記載のフェースマスク。
  40. 前記内側シールが、該内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、請求項38に記載のフェースマスク。
  41. 前記内側シールがシリコーンを含む、請求項38に記載のフェースマスク。
  42. 前記少なくとも一つのストラップが、前記フェースマスクの側部から突出している二つ以上の延長部に接続されている、請求項38に記載のフェースマスク。
  43. 前記通気性のボディがわずかに剛性である、請求項38に記載のフェースマスク。
  44. 前記通気性のボディの外面が、わずかな剛性を提供するための少なくとも一つの隆起部を含む、請求項43に記載のフェースマスク。
  45. 前記デフレクタ層が非通気性である、請求項38に記載のフェースマスク。
  46. 前記デフレクタが、前記フェースマスクのボディの前記内面に沿って少なくとも部分的にシリコーンでコーティングされている、請求項45に記載のフェースマスク。
  47. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
    該ボディの該内面に接続された内側シールであって、装用者の鼻孔と口のまわりに外周を形成するサイズである、内側シール;
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;および
    該ボディの該内面の上部に沿って形成された非通気性層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして該通気性のボディの下側領域へと向け直す、非通気性層。
  48. 前記内側シールが、前記対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口のまわりにシールを形成するように構成されている、請求項47に記載のフェースマスク。
  49. 前記内側シールが、該内側シールの一部を前記対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、請求項47に記載のフェースマスク。
  50. 前記内側シールがシリコーンを含む、請求項47に記載のフェースマスク。
  51. 前記少なくとも一つのストラップが、前記フェースマスクの側部から突出している二つ以上の延長部に接続されている、請求項47に記載のフェースマスク。
  52. 前記ボディがわずかに剛性である、請求項47に記載のフェースマスク。
  53. 以下を含む、空気からの汚染物質を濾去するためのフェースマスク:
    内面を有する通気性のボディであって、対象者によって装用されたときに該対象者の鼻と口を覆うサイズである、ボディ;
    該ボディの該内面に接続された内側シールであって、装用者の眼の下で該装用者の鼻および頬領域の側部に適合するサイズである、内側シール;
    該フェースマスクを該対象者の顔に固定するための、該ボディに接続された少なくとも一つのストラップ;ならびに
    該ボディの該内面に接続されたデフレクタ層であって、呼気の少なくとも一部を下向きにして該通気性のボディの下側領域へと向け直す、デフレクタ層。
  54. 前記内側シールが、該内側シールの一部を対象者の鼻に適合させるための少なくとも一つのリーフレットを含む、請求項53に記載のフェースマスク。
  55. 前記内側シールがシリコーンを含む、請求項53に記載のフェースマスク。
  56. 前記デフレクタ層が非通気性層である、請求項53に記載のフェースマスク。
  57. 前記デフレクタ層がシリコーンコーティングを含む、請求項56に記載のフェースマスク。
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