JP3227371B2 - ハードディスクアーム - Google Patents

ハードディスクアーム

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JP3227371B2
JP3227371B2 JP04306696A JP4306696A JP3227371B2 JP 3227371 B2 JP3227371 B2 JP 3227371B2 JP 04306696 A JP04306696 A JP 04306696A JP 4306696 A JP4306696 A JP 4306696A JP 3227371 B2 JP3227371 B2 JP 3227371B2
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ディスク装
置におけるスイング型アクチュエータのハードディスク
アームの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置における磁気ヘッドの
アクチュエータの一方式として、回転軸を中心として揺
動するスイング型アクチュエータがある。
【0003】これは、回転ディスクに対してデータの読
み込みおよび書き込みを行う磁気ヘッドを、複数の積層
したスイングアームの先端に支持することによりハード
ディスクアームを構成したものであり、このスイングア
ームで円盤状の回転ディスクを挟み込むようにして用い
られる。
【0004】これにより、スイングアーム先端の磁気ヘ
ッドを、回転軸を中心とするスイングアームの旋回によ
り、回転ディスクの半径方向に移動させ、回転ディスク
上の任意の位置にある記録トラックに対して、磁気ヘッ
ドが到達し得るようになっている。
【0005】なお、このスイングアームを旋回駆動する
ために、ハードディスクアーム後端側にはコイルを備え
るとともに、このコイルの周辺に永久磁石による適切な
磁界を形成しておく。これにより、コイルに対して適切
な通電を行えば、フレミングの左手の法則にしたがった
駆動力がコイルに働き、スイングアームが駆動される。
【0006】さて、このようなスイング型アクチュエー
タのハードディスクアームは、上述のように、回転軸が
挿入される円筒リングを中心として一体に回動する複数
のスイングアームを平行に重ねたものであり、また後端
側にはコイルを備えた構造となっているが、このような
構造は、例えば、金型内に複数の金属製のスイングアー
ム、円筒リングおよびコイルを適切な配置で収納してお
き、これを樹脂等により一体にモールド成形することに
よって得られるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このようなモールド成形においては、つぎのような問題
点が存在していた。
【0008】まず第一に、円筒リングはスイングアーム
の後方に配置されて金型内に収納された後で、樹脂によ
り一体に接合されることとなるが、このときこのモール
ド成形に用いられる樹脂が収縮するので、円筒リングと
樹脂部、またはスイングアームと樹脂部の間には隙間
(いわゆる樹脂の引け)を生じやすい。このため、円筒
リングの固定強度に問題が生じていた。
【0009】また第二に、複数のスイングアームを所定
の間隔をもって積層するに際しては、基端側の密着面
(スイングアームのみを積層させるときにはスイングア
ーム同士の接触面であり、またスイングアームの間にス
ペーサを介装するときにはスイングアームとスペーサと
の接触面)にわずかな隙間があっても、ハードディスク
アームは本来と異なる固有振動数を持ってしまうため、
これによる共振現象が発生して、アクチュエータの動作
が不安定となってしまうことがある。このため、各スイ
ングアームおよびスペーサは、積層方向に高い寸法精度
が要求され、これらの接触面部分には追加工が必要とな
るなどして、これは部品製造コスト上昇の原因となって
いた。
【0010】さらに第三に、円筒リングはスイングアー
ムの回転軸の軸受けとなるだけではなく、金属製のスイ
ングアームに滞留した静電気をリークさせるアースの役
割も持っているため、スイングアームと確実な接触を保
つように正確な寸法に仕上げる必要があり、これも部品
製造コスト上昇の原因となっていた。
【0011】本発明は、このような問題点に着目して、
磁気ディスクのスイング型アクチュエータのハードディ
スクアームにおいて、容易にかつ低コストで製造され、
モールド成形における固定強度も大きいハードディスク
アームを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、磁気ヘッ
ドを支持する平行に積層された複数のスイングアーム
と、これらのスイングアームの基端側の回転軸が挿入さ
れるリングと、前記スイングアームを回転軸を中心に旋
回駆動するコイルとを備え、前記スイングアームと前記
リングと前記コイルとを樹脂により一体に結合したハー
ドディスクアームにおいて、前記複数のスイングアーム
間にスペーサを介装し、前記スイングアームおよびスペ
ーサの各挿入穴とリングとの間、スペーサとスイングア
ームとの間に夫々隙間を形成し、この隙間に樹脂が充填
されていることを特徴とする
【0013】
【0014】 第の発明は、前記スイングアームと
ペーサとは、前記スイングアームと前記スペーサが互い
に対向する各対向面のいずれか一方に形成した溝と、他
方に形成された突起との嵌合により相互の配置がほぼ所
定のものに位置決めされることを特徴とする。
【0015】 第の発明は、前記リングは外周面の一
部を軸方向に切り欠かれているとともに、前記リングが
前記嵌合穴に嵌合したときに前記スイングアームまたは
前記スペーサの少なくとも一つに食い込む突起を備えて
いる。
【0016】
【作用】第1の発明では、樹脂によるモールド成形時
に、スイングアーム、スペーサおよびリングの各間の間
隙に樹脂が充填されるので、スイングアーム、スペーサ
およびリングは互いに樹脂により隙間なく結合され、ま
たスイングアーム、スペーサおよびリングと樹脂との間
にも隙間が生じないので、リングのハードディスクアー
ムに対する固定強度が高められ、また完全に一体化され
たハードディスクアームは共振現象を起こしにくく挙動
が安定する。
【0017】
【0018】 第の発明では、スイングアームとスペ
ーサがこれらに形成された突起と溝との嵌合により互い
の間に所定の間隙を持って対峙するので、樹脂によるモ
ールド成形時にはこの間隙に樹脂が充填されるととも
に、スイングアームとスペーサをモールド成形用の金型
に装着して正確な配置とする前工程において、複数のス
イングアームおよびスペーサは相互に、あらかじめ正確
に位置決めされ、金型への装着が容易となる。
【0019】 第の発明では、リングは、モールド成
形時に金型により、切欠部分を押し広げられて容易に所
定の内周のものとなるとともに、突起がスイングアーム
またはスペーサに食い込んで、リングとスイングアーム
の間の電気的接合が完全に保たれ、スイングアームはリ
ングを介してアースされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本発明のハードディスクアームを
示す断面図であり、図2は平面図である。また、図3は
このハードディスクアームを構成部品ごとに分解した図
である。
【0022】これらに示すように、本実施の形態のハー
ドディスクアーム1は、縦長の薄板よりなる3枚のスイ
ングアーム2を互いに所定の間隔をもって積層した構造
となっている。なお、積層されるスイングアーム2の枚
数は、メモリの容量(図示しない回転ディスクの枚数)
に応じて任意に増減されるものである。
【0023】各スイングアーム2の先端側には磁気ヘッ
ド装着用穴3が設けられており、図示されない磁気ヘッ
ドはこの磁気ヘッド装着用穴3に嵌着して支持されるよ
うになっている。
【0024】なお、これらのスイングアーム2は、アル
ミニウム等の金属をプレス加工やコイニング(冷間鍛
造)、成型等により製作したものであり、先端側の磁気
ヘッド装着用穴3付近はコイニングによって厚みを薄く
されている。
【0025】また、各スイングアーム2の基端部側には
円筒形の嵌合穴2aが形成され、この嵌合穴2aには、
ハードディスクアーム1の図示されない回転軸の軸受け
となる金属製のCリング4が挿入され、このCリング4
が積層した3枚のスイングアーム2を貫くようになって
いる。
【0026】円筒形のCリング4は、カーリング(巻き
込み加工)によって、図4に示すように、円筒側面の一
部に軸方向の細い切欠部4aを備えて、環状の円筒形断
面の一部が切り欠かれたC字状となるように形成された
ものである。
【0027】このCリング4の側面には、スイングアー
ム2(または後述するスペーサ5)の少なくともひとつ
(この場合は最上層のスイングアーム2)と接触するよ
うに、突起4bが形成されており、Cリング4をスイン
グアーム2の嵌合穴2aに挿入した後で、図示しない金
型によりCリング4の内周を所定の大きさに押し広げた
ときに、Cリング4は嵌合穴2aの内周とは所定の間隙
を保持するが、Cリング4外周上の突起4bがスイング
アーム2との当接箇所に食い込み、スイングアーム2と
Cリング4との電気的接合が完全に保たれるようになっ
ている。このため、この突起4bを介して、アルミニウ
ム製のスイングアーム2に帯電した静電気は、Cリング
4本体から図示されない回転軸および磁気ディスク装置
本体のフレーム側にアースされる。
【0028】積層された3枚の各スイングアーム2の間
には、2個のスペーサ5が介装される。このスペーサ5
は、アルミニウム等の金属をコイニングにより叩いて成
形したり、しぼり、曲げ加工等により製作したものであ
り、その中央部分にはCリング4が所定の間隙をもって
嵌合する円筒形の嵌合穴5aが形成されている。スペー
サ5とスイングアーム2は、この嵌合穴5aとスイング
アーム2の嵌合穴2aが位置を一致するように重ね合わ
せられて、ここにCリング4が貫通するようになってい
る。
【0029】スイングアーム2のスペーサ5と相対する
対向面には、環状の溝である凹部2bが嵌合穴2aを囲
むように形成され、またスペーサ5のスイングアーム2
と相対する対向面には、この凹部2bに嵌合するよう
に、凹部2bに対応した形状の嵌合穴5aを囲む環状の
突起である凸部5bが形成される。この凸部5bの高さ
は、これに嵌まり合う凹部2bの深さに対して、所定量
だけ大きく形成され、これにより、スイングアーム2と
スペーサ5は積層されたときに、互いに嵌合し合う凹部
2bと凸部5bにより、所定の間隙を形成して対峙す
る。このように凸部5bと凹部2bはスイングアーム2
とスペーサ5の間の間隔保持手段とすることができ、こ
の間隙にはモールド成形時に樹脂が流れ込み、スイング
アーム2とスペーサ5の間は隙間なく充填される。
【0030】 これらのスイングアーム2とスペーサ5
は成形用の金型に装着され、この金型内において、スイ
ングアーム2とスペーサ5の間の間隙を正確にハードデ
ィスクアーム1完成時のものとする。このとき、スイン
グアーム2とスペーサ5の間には、凸部5bと凹部2b
の嵌合により所定の間隙があらかじめ形成されており、
また複数のスイングアーム2とスペーサ5の配置もほぼ
ハードディスクアーム1完成時のものとなっているの
で、スイングアーム2とスペーサ5はこの状態で金型内
へ容易に装着され、金型による位置決めは容易になされ
る。
【0031】 なお、凸部5bと凹部2bの嵌合により
形成される間隙は、必ずしも正確にハードディスクアー
ム1完成時のスイングアーム2とスペーサ5の間隔であ
る必要はなく、凸部5bと凹部2bの嵌合によってはハ
ードディスクアーム1完成時よりも小さな間隔しか形成
しないようにしておくか、凸部5bと凹部2bによって
はスイングアーム2とスペーサ5の間に間隙は形成され
ず、凸部5bと凹部2bには間隔保持手段としての機能
は持たせず、スイングアーム2とスペーサ5相互の配置
をほぼ所定のものに保つ機能のみを持たせるようにして
もよい。この場合は、金型への装着時に、金型により、
凸部5bと凹部2bの嵌合による間隙をさらに押し広げ
て、成形時に樹脂6が流れ込む正確な大きさの間隙を形
成する。
【0032】また、前述のCリング4に設けた突起4b
は、これらスペーサ5の少なくとも一つに当接するよう
に形成してもよく、この場合には、突起4bはスペーサ
5に食い込んで、スイングアーム2とCリング4はスペ
ーサ5を介して電気的接合を保つことになる。
【0033】さて、このように金型内で互いに正確に位
置決めされた各スイングアーム2、Cリング4および各
スペーサ5の各間隙には、一体成形時に、樹脂6が流れ
込んで固まり、ハードディスクアーム1が構成される。
【0034】なお、三角形形状のコイル7は、ハードデ
ィスクアーム1基端側に、スイングアーム2と平行に配
設され、樹脂6によってスイングアーム2等の他の構成
部品とともに一体に保持されるようになっている。
【0035】つぎに作用を説明する。
【0036】図3に示すハードディスクアーム1の各部
品(スイングアーム2、Cリング4、スペーサ5および
コイル7)は、前述し、また図1に示すような互いの相
対的位置を保った状態に、図示しない射出成型用の金型
内で正確に配設され、この金型内に例えば熱可塑性の樹
脂6を注入後、固めることにより、ハードディスクアー
ム1を構成する。
【0037】このとき、Cリング4は、スイングアーム
2の嵌合穴2aおよびスペーサ5の嵌合穴5aに挿入さ
れた状態で、金型によって、図示しない回転軸を挿入す
るための所定の内周となるように切欠部4aを押し広げ
られ、スイングアーム2およびスペーサ5との間にはわ
ずかな間隙を残すのみとなる。このため、射出成形時に
は、樹脂6はこのわずかな間隙に圧入して充填され、樹
脂6とスイングアーム2、Cリング4およびスペーサ5
との間には隙間(引け)を生じる余地はなく、これら構
成部品は完全に一体化して、Cリング4のスイングアー
ム2およびスペーサ5に対する固定強度は著しく高めら
れる。
【0038】また、Cリング4の突起4bは、スイング
アーム2に食い込んでスイングアーム2との電気的接合
を完全に保つとともに、各スイングアーム2はスペーサ
5を介して互いに導通するので、スイングアーム2のア
ースは、特別の部材を用いることなく確実になされる
が、このためにCリング4の寸法精度が高度に要求され
ることはない。
【0039】さらに、スイングアーム2とスペーサ5は
金型において位置決めされて保持されることで、互いに
直接密着せず、互いの間にわずかな間隙を形成しつつ対
向するが、樹脂6はこのわずかな間隙に圧入されて充填
されるので、スイングアーム2またはスペーサ5と樹脂
6の間に隙間を生じる余地は少なく、各構成部品と樹脂
6との間に隙間があることを原因とする不測の共振現象
を生じる恐れはなく、ハードディスクアーム1の挙動は
安定する。したがって、本発明によればスイングアーム
2間の完全な接触を保つために、必要以上に高い寸法精
度を要求されることはなく、また接触面に追加工が必要
となることもない。
【0040】なお、各スイングアーム2と各スペーサ5
は、これらを正確な配置とする金型内に収容する前工程
で、凹部2bと凸部5bの嵌合により、金型内における
位置に近い配置をあらかじめ保つことができるので、各
スイングアーム2と各スペーサ5の金型内への装着は容
易に行い得て、作業効率が向上する。
【0041】以上のように、本発明によれば、ハードデ
ィスクアームの各構成部品に高度な寸法精度等を要求す
ることがないので、各構成部品が安価に製造できるとと
もに、これらを樹脂により堅固に一体化して構成するこ
とを、容易に行い得る。
【0042】
【発明の効果】第1の発明によれば、樹脂によるモール
ド成形時に、スイングアーム、スペーサおよびリングの
各間の間隙に樹脂が充填されるので、スイングアーム、
スペーサおよびリングは互いに樹脂により隙間なく結合
され、またスイングアーム、スペーサおよびリングと樹
脂との間にも隙間が生じないので、リングのハードディ
スクアームに対する固定強度が高められ、また完全に一
体化されたハードディスクアームは共振現象を起こしに
くく挙動が安定するが、このためにスイングアーム、ス
ペーサおよびリングに高い寸法精度等が求められること
はなく、安価にこれらの構成部品が製造でき、また容易
に一体化して構成することができる。
【0043】
【0044】 第の発明では、スイングアームとスペ
ーサがこれらに形成された突起と溝との嵌合により互い
の間に所定の間隙を持って対峙するので、樹脂によるモ
ールド成形時にはこの間隙に樹脂が充填されるととも
に、スイングアームとスペーサをモールド成形用の金型
に装着して正確な配置とする前工程において、複数のス
イングアームおよびスペーサは相互に、あらかじめ正確
に位置決めされるので、金型への配置が容易となり、ハ
ードディスクアーム製造の作業効率が向上する。
【0045】 第の発明では、リングは、モールド成
形時に金型により、切欠部分を押し広げられて容易に所
定の内周のものとなるとともに、突起がスイングアーム
またはスペーサに食い込んで、リングとスイングアーム
の間の電気的接合が完全に保たれ、スイングアームはリ
ングを介してアースされるが、このためにリングに高い
寸法精度等は要求されず、リングは容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく一体成形前の各部品を示す断面図であ
る。
【図4】同じくCリングを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハードディスクアーム 2 スイングアーム 2a 嵌合穴 2b 凸部 4 Cリング 4a 切欠部 4b 突起 5 スペーサ 5a 嵌合穴 6 樹脂 7 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−84257(JP,A) 特開 平7−326155(JP,A) 特開 平5−89524(JP,A) 特開 平1−31844(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 33/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを支持する平行に積層された
    複数のスイングアームと、これらのスイングアームの基
    端側の回転軸が挿入されるリングと、前記スイングアー
    ムを回転軸を中心に旋回駆動するコイルとを備え、前記
    スイングアームと前記リングと前記コイルとを樹脂によ
    り一体に結合したハードディスクアームにおいて、前記複数のスイングアーム間にスペーサを介装し、 前記スイングアームおよびスペーサの各挿入穴とリング
    との間、スペーサとスイングアームとの間に夫々隙間を
    形成し、この隙間に樹脂が充填されている ことを特徴と
    するハードディスクアーム。
  2. 【請求項2】 前記スイングアームとスペーサとは、前
    記スイングアームと前記スペーサが互いに対向する各対
    向面のいずれか一方に形成した溝と、他方に形成され
    突起との嵌合により相互の配置がほぼ所定のものに位置
    決めされることを特徴とする請求項1に記載のハードデ
    ィスクアーム。
  3. 【請求項3】 前記リングは外周面の一部を軸方向に切
    り欠かれているとともに、前記リングが前記嵌合穴に嵌
    合したときに前記スイングアームまたは前記スペーサの
    少なくとも一つに食い込む突起を備えていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のハードディスク
    アーム。
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