JP2527169B2 - 電動機のシヤフトの固定方法 - Google Patents
電動機のシヤフトの固定方法Info
- Publication number
- JP2527169B2 JP2527169B2 JP61295215A JP29521586A JP2527169B2 JP 2527169 B2 JP2527169 B2 JP 2527169B2 JP 61295215 A JP61295215 A JP 61295215A JP 29521586 A JP29521586 A JP 29521586A JP 2527169 B2 JP2527169 B2 JP 2527169B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- rotor
- fixing
- fixing hole
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 21
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims description 2
- 230000005347 demagnetization Effects 0.000 description 14
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロータとシャフトとを固定するようにした
電動機のシャフトの固定方法に係り、特に、焼嵌めによ
る固定精度を好適に維持しながらマグネットの減磁減少
を防止し、しかも固定強度を向上させることができるよ
うにした電動機のシャフトの固定方法に関する。
電動機のシャフトの固定方法に係り、特に、焼嵌めによ
る固定精度を好適に維持しながらマグネットの減磁減少
を防止し、しかも固定強度を向上させることができるよ
うにした電動機のシャフトの固定方法に関する。
(発明の従来技術) 一般に、電動機のロータとシャフトとを焼嵌めにより
固定することが広く行われている。焼嵌めによる固定方
法においては、接着剤を介在させるようにした固定方法
に比してより大きな固定強度が得られる上に、両部材を
直接的に圧接嵌合させるようにしているため、経時変化
がすくなく高精度を得ることができる。さらに焼嵌めに
よれば、ロータとシャフトとを直接接触させて両部材を
互に電気的に導通させることができるという利点があ
る。
固定することが広く行われている。焼嵌めによる固定方
法においては、接着剤を介在させるようにした固定方法
に比してより大きな固定強度が得られる上に、両部材を
直接的に圧接嵌合させるようにしているため、経時変化
がすくなく高精度を得ることができる。さらに焼嵌めに
よれば、ロータとシャフトとを直接接触させて両部材を
互に電気的に導通させることができるという利点があ
る。
一方、接着剤を用いてロータとシャフトとを固定する
ようにした固定方法においては、接着剤の経時変化から
シャフト倒れを生じて固定精度に信頼性を欠くと共に、
両者を電気的に接合することができないという問題があ
る。このようなことから、ロータとシャフトとは接着剤
を用いるよりも焼嵌めにより嵌合固定されることが多く
行われている。
ようにした固定方法においては、接着剤の経時変化から
シャフト倒れを生じて固定精度に信頼性を欠くと共に、
両者を電気的に接合することができないという問題があ
る。このようなことから、ロータとシャフトとは接着剤
を用いるよりも焼嵌めにより嵌合固定されることが多く
行われている。
(従来技術の問題点) ところが、焼嵌め固定方法において、所定の固定強度
を確保するためには、その固定強度に対応してロータを
かなり高温まで加熱しなければならない。例えば、アル
ミダイキャスト製のロータに3mmの固定穴を開けると共
に、この固定穴に対してシャフトを10μmの焼嵌め代に
て嵌合させる場合を考える。
を確保するためには、その固定強度に対応してロータを
かなり高温まで加熱しなければならない。例えば、アル
ミダイキャスト製のロータに3mmの固定穴を開けると共
に、この固定穴に対してシャフトを10μmの焼嵌め代に
て嵌合させる場合を考える。
この場合、 ロータの熱膨張係数を21.7×10-6/℃、 ロータの焼嵌め加熱温度をT、 常温を25℃とすると、 (T−25)×3×21.7×10-6=0.010 が成立し、 T=180℃ が得られる。すなわち、実用に耐える固定強度を得るた
めには、ロータを約200℃という高温に加熱しなければ
ならない。
めには、ロータを約200℃という高温に加熱しなければ
ならない。
しかし、焼嵌めにおいてこのような高温の加熱工程を
実施することは生産上無駄であると共に、この高温下で
ロータに装着されたマグネットの減磁現象が生じ、磁力
が低下されてしまうことがしばしばある。ちなみに、マ
グネットの減磁温度は80〜100℃である。
実施することは生産上無駄であると共に、この高温下で
ロータに装着されたマグネットの減磁現象が生じ、磁力
が低下されてしまうことがしばしばある。ちなみに、マ
グネットの減磁温度は80〜100℃である。
そこで本発明は、焼嵌め温度を低減してマグネットの
減磁減少を防止しながら固定強度を向上させることがで
き、しかも、固定精度を安定的に維持することができる
ようにした電動機のシャフトの固定方法を提供すること
を目的とする。
減磁減少を防止しながら固定強度を向上させることがで
き、しかも、固定精度を安定的に維持することができる
ようにした電動機のシャフトの固定方法を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、内周面に固定さ
れたマグネットを有し、外周に磁気ディスクが装着され
るカップ状の金属からなるロータの底部に形成された固
定穴に金属製のシャフトを固定する電動機のシャフトの
固定方法であって、上記固定穴の内周面又は上記シャフ
トの上記固定穴との嵌合部外周面のいずれか一方の軸方
向長の一部に溝部を形成し、上記マグネットの減磁温度
以下に加熱したロータの固定穴に上記シャフトを焼嵌め
固定し、上記溝部に接着剤を充填してロータの固定穴と
シャフトの嵌合部とを固定し、上記シャフトと上記ロー
タとを電気的に導通接触させることを特徴とする。
れたマグネットを有し、外周に磁気ディスクが装着され
るカップ状の金属からなるロータの底部に形成された固
定穴に金属製のシャフトを固定する電動機のシャフトの
固定方法であって、上記固定穴の内周面又は上記シャフ
トの上記固定穴との嵌合部外周面のいずれか一方の軸方
向長の一部に溝部を形成し、上記マグネットの減磁温度
以下に加熱したロータの固定穴に上記シャフトを焼嵌め
固定し、上記溝部に接着剤を充填してロータの固定穴と
シャフトの嵌合部とを固定し、上記シャフトと上記ロー
タとを電気的に導通接触させることを特徴とする。
(作用) 本発明では、ロータの固定穴にマグネットの減磁温度
以下でシャフトを焼嵌め固定し、溝部に接着剤を充填し
てロータとシャフトとを固着して、マグネットの減磁現
象を防止しつつロータとシャフトの両部材の固定力が得
られ、さらにシャフトとロータとが電気的に導通接触さ
れる。
以下でシャフトを焼嵌め固定し、溝部に接着剤を充填し
てロータとシャフトとを固着して、マグネットの減磁現
象を防止しつつロータとシャフトの両部材の固定力が得
られ、さらにシャフトとロータとが電気的に導通接触さ
れる。
(実施例) 以下、本発明の電動機のシャフトの固定方法を実施す
るための一例を図面に基づいて詳細に説明する。
るための一例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明をロータ1とシャフト2との焼嵌め
嵌合部に適用したものである。図に示すように、カップ
状のロータ1は側部を構成する円筒状の周側部3と、底
部を構成する円板状の底板部4とからなっている。上記
周側部3の内周面側には所定の磁力を有するマグネット
5が取付けられているとともに、上記底板部4の中心部
に形成されたボス部6には、前記シャフト2を嵌挿する
固定穴7が貫通形成されている。
嵌合部に適用したものである。図に示すように、カップ
状のロータ1は側部を構成する円筒状の周側部3と、底
部を構成する円板状の底板部4とからなっている。上記
周側部3の内周面側には所定の磁力を有するマグネット
5が取付けられているとともに、上記底板部4の中心部
に形成されたボス部6には、前記シャフト2を嵌挿する
固定穴7が貫通形成されている。
このロータ1の固定穴7に対して、シャフト2が焼嵌
めされている。すなわち、上記固定穴7の内周面とシャ
フト2の嵌挿部の外周面とは、互に面状に圧接されてお
り、これによって焼嵌め嵌合部が構成されている。この
焼嵌め嵌合部の焼嵌め時にロータ1に加えられる加熱温
度は、上記マグネット5に減磁現象が生じることのない
温度、すなわち減磁温度以下である80〜100℃となるよ
うに設定されている。
めされている。すなわち、上記固定穴7の内周面とシャ
フト2の嵌挿部の外周面とは、互に面状に圧接されてお
り、これによって焼嵌め嵌合部が構成されている。この
焼嵌め嵌合部の焼嵌め時にロータ1に加えられる加熱温
度は、上記マグネット5に減磁現象が生じることのない
温度、すなわち減磁温度以下である80〜100℃となるよ
うに設定されている。
また、上記焼嵌め嵌合部には、接着剤を充填するため
の溝部8が設けられている。この溝部8は、前記焼嵌め
嵌合部を構成するロータ1の固定穴7側の圧接面部に、
その一部を周状に切欠くようにして、凹設されている。
そして後にも述べるように、上記溝部8の形成幅hは、
焼嵌め嵌合部の全幅Hに対して、1/2〜1/3の寸法となる
ように設定されていると共に、この溝部8の深さtは、
0.015〜0.025mmとなるように設定されている。
の溝部8が設けられている。この溝部8は、前記焼嵌め
嵌合部を構成するロータ1の固定穴7側の圧接面部に、
その一部を周状に切欠くようにして、凹設されている。
そして後にも述べるように、上記溝部8の形成幅hは、
焼嵌め嵌合部の全幅Hに対して、1/2〜1/3の寸法となる
ように設定されていると共に、この溝部8の深さtは、
0.015〜0.025mmとなるように設定されている。
さらに、上記ロータ1のボス部6には、溝部8の内部
空間を外部空間に連通せしめる注入口9が穿設されてお
り、この注入口9を通して接着剤が溝部8内に充填され
るようになっている。使用される接着剤は、金属同士を
接着せしめるものであり、接着剤が溝部8内に充填され
ることによって、上記ロータ1とシャフト2とが接着剤
の充填部分で互に接合されることとなる。
空間を外部空間に連通せしめる注入口9が穿設されてお
り、この注入口9を通して接着剤が溝部8内に充填され
るようになっている。使用される接着剤は、金属同士を
接着せしめるものであり、接着剤が溝部8内に充填され
ることによって、上記ロータ1とシャフト2とが接着剤
の充填部分で互に接合されることとなる。
このような実施例におけるロータ1とシャフト2とを
組み付けるには、まず、ロータ1の周側部3の内周面側
に、所定の磁力を有するマグネット5を接着等により取
付けた後、ロータ1を上記マグネットの減磁温度以下で
ある、80〜100℃に加熱した上でシャフト2をロータ1
の固定穴7に焼嵌め挿入する。これによりロータ1とシ
ャフト2とは、焼嵌め嵌合力によって一応の固定がなさ
れることとなる。
組み付けるには、まず、ロータ1の周側部3の内周面側
に、所定の磁力を有するマグネット5を接着等により取
付けた後、ロータ1を上記マグネットの減磁温度以下で
ある、80〜100℃に加熱した上でシャフト2をロータ1
の固定穴7に焼嵌め挿入する。これによりロータ1とシ
ャフト2とは、焼嵌め嵌合力によって一応の固定がなさ
れることとなる。
一般に、マグネットの減磁現象は、ボンド型希土類磁
石系(本実施例のもの)においては80〜100℃で生じ、
焼結型希土類磁石系においては120℃前後で生じる。従
って、本実施例のように焼嵌め温度を設定することによ
りマグネット5の減磁現象を生じさせることなく焼嵌め
を行うことができる。
石系(本実施例のもの)においては80〜100℃で生じ、
焼結型希土類磁石系においては120℃前後で生じる。従
って、本実施例のように焼嵌め温度を設定することによ
りマグネット5の減磁現象を生じさせることなく焼嵌め
を行うことができる。
次いで、ロータ1の注入口9から接着剤を注入し、溝
部8内に接着剤を充填する。このように接着剤が溝部8
内に充填されることによって、上記焼嵌め嵌合力のほか
に、ロータ1とシャフト2とが接着剤の充填部分で互に
接合されることとなる。
部8内に接着剤を充填する。このように接着剤が溝部8
内に充填されることによって、上記焼嵌め嵌合力のほか
に、ロータ1とシャフト2とが接着剤の充填部分で互に
接合されることとなる。
この場合、上記溝部8の寸法と固定強度との関係にお
いて、本実施例のように溝部8の幅寸法hを焼嵌め嵌合
部の全幅の寸法Hに対して1/2〜1/3の寸法とすると共
に、溝部8の深さtを0.015〜0.025mmとなるように設定
しておけば、最も安定した強度が得られることが実験的
に確かめられている。また上述のように、焼嵌め温度を
低く設定しておけば、接着剤の軟化変形温度が150〜160
℃程度であるため、接着剤の変形をなくすこともでき
る。
いて、本実施例のように溝部8の幅寸法hを焼嵌め嵌合
部の全幅の寸法Hに対して1/2〜1/3の寸法とすると共
に、溝部8の深さtを0.015〜0.025mmとなるように設定
しておけば、最も安定した強度が得られることが実験的
に確かめられている。また上述のように、焼嵌め温度を
低く設定しておけば、接着剤の軟化変形温度が150〜160
℃程度であるため、接着剤の変形をなくすこともでき
る。
このようにして組立てられたロータ1とシャフト2と
の焼嵌め嵌合体においては、ロータ1とシャフト2と
が、基本的には焼嵌めにより直接的に圧接し合うように
嵌合されているため、経時変化に基づくシャフト2の芯
ずれ等は生じることがない。従って、組立固定精度は長
期にわたって安定的に維持される。また、ロータ1とシ
ャフト2とが直接的に接触されるため、両者を電気的な
接合関係に置くことができる。これにより、例えばロー
タ1に装着された磁気ディスクに発生する静電気をロー
タ1からシャフト2を通してハウジング側やシャーシ側
に逃していくことが可能となる。
の焼嵌め嵌合体においては、ロータ1とシャフト2と
が、基本的には焼嵌めにより直接的に圧接し合うように
嵌合されているため、経時変化に基づくシャフト2の芯
ずれ等は生じることがない。従って、組立固定精度は長
期にわたって安定的に維持される。また、ロータ1とシ
ャフト2とが直接的に接触されるため、両者を電気的な
接合関係に置くことができる。これにより、例えばロー
タ1に装着された磁気ディスクに発生する静電気をロー
タ1からシャフト2を通してハウジング側やシャーシ側
に逃していくことが可能となる。
第2図に示した実施例では、ロータ2の固定穴7の内
周面部に、螺旋状に延びる溝部18が形成されている。こ
の螺旋状溝部18は、上記固定穴7の端部まで達して外部
に開口されており、その外部開口部から接着剤が注入さ
れるようになっている。
周面部に、螺旋状に延びる溝部18が形成されている。こ
の螺旋状溝部18は、上記固定穴7の端部まで達して外部
に開口されており、その外部開口部から接着剤が注入さ
れるようになっている。
また、第3図に示した実施例では、シャフト2の焼嵌
め嵌合部分に螺旋状に延びる溝部28が形成されている。
この螺旋状溝部28も、シャフト2の端部まで達して外部
に開口されており、その外部開口部から接着剤が注入さ
れるようになっている。このような実施例においても上
記実施例と同様な作用・効果を得ることができる。
め嵌合部分に螺旋状に延びる溝部28が形成されている。
この螺旋状溝部28も、シャフト2の端部まで達して外部
に開口されており、その外部開口部から接着剤が注入さ
れるようになっている。このような実施例においても上
記実施例と同様な作用・効果を得ることができる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明に係る電動機のシャフトの
固定方法によれば、固定穴の内周面又はシャフトの固定
穴との嵌合部外周面のいずれか一方の軸方向長の一部に
溝部を形成し、ロータをマグネットの減磁温度以下に加
熱して、ロータの固定穴にシャフトの一方端を焼嵌め固
定して、溝部に接着剤を充填してロータとシャフトとを
固着しているので、マグネットの減磁現象を防止しつ
つ、両部材の嵌合精度と固定強度とを向上させることが
できる。更に、シャフトとロータとを焼嵌め固定して、
電気的に導通接触させているので、ロータに装着される
磁気ディスクに発生する静電気をシャフトを通じて図示
しないハウジング側やシャーシ側に逃すことができる。
固定方法によれば、固定穴の内周面又はシャフトの固定
穴との嵌合部外周面のいずれか一方の軸方向長の一部に
溝部を形成し、ロータをマグネットの減磁温度以下に加
熱して、ロータの固定穴にシャフトの一方端を焼嵌め固
定して、溝部に接着剤を充填してロータとシャフトとを
固着しているので、マグネットの減磁現象を防止しつ
つ、両部材の嵌合精度と固定強度とを向上させることが
できる。更に、シャフトとロータとを焼嵌め固定して、
電気的に導通接触させているので、ロータに装着される
磁気ディスクに発生する静電気をシャフトを通じて図示
しないハウジング側やシャーシ側に逃すことができる。
第1図は本発明のシャフトの固定方法を説明するための
縦断面図、第2図及び第3図は本発明の他のシャフトの
固定方法を実施するための部分拡大図である。 1……ロータ、2……シャフト、8、18、28……溝部。
縦断面図、第2図及び第3図は本発明の他のシャフトの
固定方法を実施するための部分拡大図である。 1……ロータ、2……シャフト、8、18、28……溝部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−45306(JP,A) 実開 昭60−129850(JP,U) 実開 昭58−173501(JP,U) 実公 昭43−18738(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】内周面に固定されたマグネットを有し、外
周に磁気ディスクが装着されるカップ状の金属からなる
ロータの底部に形成された固定穴に金属製のシャフトを
固定する電動機のシャフトの固定方法であって、 上記固定穴の内周面又は上記シャフトの上記固定穴との
嵌合部外周面のいずれか一方の軸方向長の一部に溝部を
形成し、上記マグネットの減磁温度以下に加熱したロー
タの固定穴に上記シャフトを焼嵌め固定し、上記溝部に
接着剤を充填してロータの固定穴とシャフトの嵌合部と
を固定し、上記シャフトと上記ロータとを電気的に導通
接触させることを特徴とする電動機のシャフトの固定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61295215A JP2527169B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 電動機のシヤフトの固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61295215A JP2527169B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 電動機のシヤフトの固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63148842A JPS63148842A (ja) | 1988-06-21 |
JP2527169B2 true JP2527169B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=17817689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61295215A Expired - Fee Related JP2527169B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 電動機のシヤフトの固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527169B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020055728A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 이형도 | 스태핑 모터 |
JP2007166862A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Otics Corp | ロータシャフト |
DE102010028989A1 (de) * | 2010-05-14 | 2011-11-17 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Elektromotors |
JP2020112032A (ja) * | 2017-05-08 | 2020-07-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 |
FR3066968B1 (fr) * | 2017-06-02 | 2021-01-01 | Valeo Systemes Dessuyage | Moto-reducteur pour systeme d'essuyage de vehicule automobile |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4318738Y1 (ja) * | 1964-03-25 | 1968-08-03 | ||
JPS4945306A (ja) * | 1972-09-08 | 1974-04-30 | ||
JPS58173501U (ja) * | 1982-05-18 | 1983-11-19 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車等のホイ−ル |
-
1986
- 1986-12-11 JP JP61295215A patent/JP2527169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63148842A (ja) | 1988-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001169485A (ja) | 永久磁石式モータ及び永久磁石固定方法 | |
JP2527169B2 (ja) | 電動機のシヤフトの固定方法 | |
US4370578A (en) | Coil/core assembly with interference fit | |
JP3309811B2 (ja) | 電動機のロータ | |
JPH08140302A (ja) | 磁石式発電機の固定子 | |
JPS5850511B2 (ja) | 無鉄芯型電機子の製造方法 | |
JP2001178062A (ja) | 電動機 | |
JP2767114B2 (ja) | 永久磁石ロータ | |
JP3508322B2 (ja) | 回転電機 | |
JPS6325216B2 (ja) | ||
JP2770047B2 (ja) | 回転ヨーク型面対向ブラシレスモータ | |
JP2728519B2 (ja) | 固体電解コンデンサの製造方法 | |
JPH07107722A (ja) | 小型モータ | |
JP3426020B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0424778Y2 (ja) | ||
US3150344A (en) | Sealed connection for heating elements and method of assembling | |
JP2806280B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2002195558A (ja) | セラミックスヒータ型グロープラグ | |
JP2000092802A (ja) | 磁石発電機用固定子 | |
JPS596596Y2 (ja) | 温度ヒユ−ズ | |
JPH0638469A (ja) | 電動機用かご形回転子の製造方法 | |
JP2001298912A (ja) | 整流子 | |
JPS6018650U (ja) | 電動機固定子の位置決め装置 | |
JPH0758072B2 (ja) | 加熱カシメ固定方法 | |
JPS6340956B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |