JPS63148842A - シヤフトの固定機構 - Google Patents

シヤフトの固定機構

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JPS63148842A
JPS63148842A JP29521586A JP29521586A JPS63148842A JP S63148842 A JPS63148842 A JP S63148842A JP 29521586 A JP29521586 A JP 29521586A JP 29521586 A JP29521586 A JP 29521586A JP S63148842 A JPS63148842 A JP S63148842A
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JP
Japan
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shaft
rotor
adhesive
magnet
firing
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JP29521586A
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Yozo Shiratori
白鳥 洋三
Kenji Kusama
健司 草間
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロータとシャフトとを固定するようにしたシ
ャフトの固定機構に係り、特に、焼嵌めによる固定精度
を好適に維持しながらマグネットの減磁現象を防止し、
しかも固定強度を向上させることができるようにしたシ
ャフトの固定機構に関する。
(発明の従来技術) 一般に、電動機のロータとシャフトとを焼嵌めにより固
定することが広く行なわれている。焼嵌めによる固定機
構においては、接着剤等を介在させるようにした固定機
構に比してより大きな固定強度が得られる上に、両部材
を直接的に圧接嵌合させるようにしているため、経時変
化が少なく高精度を得ることができる。さらに焼嵌めに
よれば、ロータとシャフトとを直接接触させて両部材を
互いに電気的に導通させることができるという利点があ
る。一方、接着剤を用いてロータとシャフトとを固定す
るようにした固定機構においては、接着剤の経時変化か
らシャフト倒れを生じて固定精度に信頼性を欠くととも
に、両者を電気的に接合することができないという問題
がある。このようなことから、ロータとシャフトとは接
着剤を用いるよりも焼成めにより嵌合固定されることが
多く行なわれている。
(従来技術の問題点) ところが、焼成め固定機構において所定の固定強度を確
保するためには、その固定強度に対応してロータをかな
り高温まで加熱しなければならない。例えば、アルミダ
イキャスト製のロータに3InI!+の固定穴を開ける
とともに、この固定穴に対してシャフトを10μmの焼
成め代にて嵌合させる場合を考える。この場合、ロータ
の熱膨張係数を21 、7X 10’/”C、ロータの
焼成め加熱温度をT1常温を25℃とすると、 (T−25)X3X21.7X10’ =0.010 が成立し、 T=180℃ が得られる。すなわち、実用に耐える固定強度を得るた
めに(訳ロータを約200℃という高温に加熱しなけれ
ばならない。
しかし、焼成めにおいてこのような高温の加熱工程を実
施することは生産上無駄であるとともに、この高温下で
ロータに装着されたマグネットの減磁現象が生じ、磁力
が低下されてしまうことがしばしばある。ちなみに、マ
グネットの減磁温度は80〜100℃である。
そこで本発明は、焼成め温度を低減してマグネットの減
磁現象を防止しながら固定強度を向上させることができ
、しかも、固定精度を安定的に維持することができるよ
うにしたシャフトの固定機構を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明によるシャフトの固定
機構は、略カップ状の金属からなり内面にマグネットを
固定してなるロータの底部に固定穴を形成し、該固定穴
に金属性のシャフトを挿入し固定するようにしたシャフ
トの固定機構において、接合面部を形成する上記ロータ
の固定穴の内面とシャフトの外周面の少なくとも一方に
、接着剤を充填する溝部を形成するとともに、上記シャ
フトをマグネットの減磁温度以下に加熱したロータの固
定穴に焼成めにより固定してシャフトとロータとを導通
接触させ、かつ、上記溝部に充填された接着剤によりロ
ータの固定穴とシャフトとを固着してなることを特徴と
している。
(作  用) このような構成からなるシャフトの固定機構では、ロー
タおよびシャフトの両部材の焼成め嵌合部分が、通常の
焼成め嵌合力で保持されるほかに、溝内に充填された接
着剤の接着力でも両部材の固定力が得られるようになっ
ている。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は、本発明をロータ1とシャフト2との焼成め嵌
合部に適用したものである。図に示すように、カップ状
のロータ1は、側部を構成する円筒状の周側部3と、底
部を構成する円盤状の底板部4とからなっている。上記
周側部3の内周面側には、所定の磁力を有するマグネッ
ト5が取付けられているとともに、上記底板部4の中心
部に形成されたボス部6には、前記シャフト2を嵌挿す
る固定穴7が貫通形成されている。
このロータ1の固定穴7に対して、シャフト2が焼成め
されている。すなわち、上記固定穴7の内周面とシャフ
ト2の嵌挿部の外周面とは、互いに面状に圧接されてお
り、これによって焼成め嵌合部が構成されている。この
焼成め嵌合部の焼成め時にロータ1加えられる加熱温度
は、上記マグネット5に減磁現象が生じることのない温
度すなわち減磁温度以下である80〜100℃となるよ
うに設定されている。
また、上記焼成め嵌合部には、接着剤を収容するための
溝部8が設けられている。この溝部8は、前記焼成め嵌
合部を構成するロータ1の固定穴7側の圧接面部に、そ
の一部を周状に切欠くようにして凹設されている。そし
て後にも述べるように、上記溝部8の形成幅りは、焼成
め嵌合部の全幅Hに対して、1/2〜1/3の寸法とな
るように設定されているとともに、該溝部8の深さtは
、0.015〜0.025順となるように設定されてい
る。
さらに、前記ロータ1のボス部6には、溝部8の内部空
間を外部空間に連通せしめる注入口9が穿設されており
、この注入口9を通して接着剤が溝部8内に充填される
ようになっている。使用される接着剤は、金属どうしを
接着せしめるものであり、接着剤が溝部8内に充填され
ることによって上記ロータ1とシャフト2とが接着剤の
充填部分で互いに接合されることとなる。
このような実施例におけるロータ1とシャフト2とを組
付けるには、まず、ロータ1の周側部3の内周面側に、
所定の磁力を有するマグネット5を接着等により取付け
た後、ロータ1を上記マグネット5の減磁温度以下であ
る80〜100℃に加熱した上でシャフト2をロータ1
の固定穴7に焼成め挿入する。これによりロータ1とシ
ャフト2とは、焼成め嵌合力によって一応の固定がなさ
れることとなる。一般に、マグネットの減磁現象は、ボ
ンド型希土類磁石系(本実施例のもの)において80〜
100℃で生じ、焼結型希土類磁石系において120℃
前後で生じる。したがって、本実施例のように焼成め温
度を設定することによってマグネット5の減磁現象を生
じさせることなく焼成めを行なうことができる。
ついで、ロータ1の注入口9から接着剤を注入し、溝部
8内に接着剤を充填する。このように接着剤が溝部8内
に充填されることによって、上記焼成め嵌合力のほかに
、ロータ1とシャフト2とが接着剤の充填部分で互いに
接合されることとなる。
この場合、前記溝部8の寸法と固定強度との関係におい
て、本実施例のように溝部8の幅寸法りを焼成め嵌合部
の全幅の寸法Hに対して1/2〜1/3の寸法とすると
ともに、溝部8の深さtを0.015〜0.025Mと
なるように設定しておけば、最も安定した強度が得られ
ることが実験的に確かめられている。また上述のように
、焼成め温度を低く設定しておけば、接着剤の軟化変形
温度が150〜160℃程度であるため、接着剤の変形
をなくすこともできる。
このようにして組立てられたロータ1とシャフト2との
焼成め嵌合体においては、ロータ1とシャフト2とが、
基本的には焼成めにより直接的に圧接し合うように嵌合
されているため、経時変化に基づくシャフト2の芯ずれ
等は生じることがない。したがって、組立固定精度は長
期にわたって安定的に維持される。また、ロータ1とシ
ャフト2とが直接的に接触されるため、両者を電気的な
接合関係に置くことができる。これにより、例えばロー
タ1に装着された磁気ディスク等に発生する静電気をロ
ータ1からシャフト2を通してハウジング側やシャーシ
側に逃がしていくことが可能となる。
第2図に示した実施例では、ロータ2の固定穴7の内周
面部に、螺旋状に延びる溝部18が形成されている。こ
の螺旋状溝部18は、上記固定穴7の端部まで達して外
部に開口されており、その外部開口部から接着剤が注入
されるようになっている。また、第3図に示した実施例
では、シャフト2の焼成め嵌合部分に螺旋状に延びる溝
部28が形成されている。この螺旋状溝部28も、シャ
フト2の端部まで達して外部に開口されており、その外
部開口部から接着剤が注入されるようになっている。こ
のような実施例においても上記実施例と同様な作用・効
果を得ることができる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によるシャフトの固定機構は
、ロータとシャフトとの焼成め嵌合部の一部に、接着剤
接合部を設けて両部材を支持するようにしたから、焼成
め嵌合の長所である嵌合精度の安定性を維持しながら、
接着剤の接合力により、焼成め温度を低減せしめてマグ
ネットの減磁現象を防止することができるとともに、固
定強度は通常の焼成めと同程度に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるシャフトの固定機構
を表わした縦断面図、第2図および第3図は本発明の他
の実施例におけるシャフトの固定機構を表わした部分拡
大図である。 1・・・ロータ、2・・・シャフト、8.18.28・
・・溝部。 (外  1  名) 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 略カップ状の金属からなり内面にマグネットを固定して
    なるロータの底部に固定穴を形成し、該固定穴に金属性
    のシャフトを挿入し固定するようにしたシャフトの固定
    機構において、接合面部を形成する上記ロータの固定穴
    の内面とシャフトの外周面の少なくとも一方に、接着剤
    を充填する溝部を形成するとともに、上記シャフトをマ
    グネットの減磁温度以下に加熱したロータの固定穴に焼
    嵌めにより固定してシャフトとロータとを導通接触させ
    、かつ、上記溝部に充填された接着剤によりロータの固
    定穴とシャフトとを固着してなることを特徴とするシャ
    フトの固定機構。
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