JP2000014087A - モータステータ冷却構造および冷却方法 - Google Patents
モータステータ冷却構造および冷却方法Info
- Publication number
- JP2000014087A JP2000014087A JP10170245A JP17024598A JP2000014087A JP 2000014087 A JP2000014087 A JP 2000014087A JP 10170245 A JP10170245 A JP 10170245A JP 17024598 A JP17024598 A JP 17024598A JP 2000014087 A JP2000014087 A JP 2000014087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- casing
- main body
- stator core
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
グとステータコアとの間に大きな隙間を発生させず、ス
テータコアからケーシングへの熱伝達効率を所望に維持
する。 【解決手段】 ケーシング本体3とステータコア7との
間の微小隙間21に、融点が0〜150度C程度の低融
点金属23が介在されている。低融点金属23は、溶融
して液状となった状態でカバー5の装着前に微小隙間2
1に封入する。ステータコア9の発生する熱は、低融点
金属23を介してケーシング本体3に伝達され、これに
よりモータが冷却される。低融点金属23は、ステータ
コイル9の発生する熱で溶融して液状となるので、仮に
ケーシング本体3と熱膨張係数が相違していても、ケー
シング本体3とステータコア7との間に大きな隙間が発
生することがなく、熱伝達が効率よくなされる。
Description
から発生する熱を、ステータコアとケーシングとの間の
微小隙間に介在させた熱伝導媒体を介して伝達させてモ
ータステータを冷却するモータステータ冷却構造および
冷却方法に関する。
駆動により温度上昇してもケーシングとステータコアと
の間に大きな隙間を発生させず、ステータコアからケー
シングへの熱伝達効率を所望に維持することを目的とし
ている。
に、請求項1の発明は、ロータを回転支持するケーシン
グの内側にステータが固定され、このステータにおける
ステータコイルが巻かれるステータコアと前記ケーシン
グとの間の微小隙間に、溶融状態で封入された熱伝導媒
体となる低融点金属が介在されている構成としてある。
によれば、ステータコイルで発生する熱は、ステータコ
アから低融点金属を介してケーシングに伝達される。熱
伝導媒体は、低融点金属としてあるので、ステータコイ
ルで発生する熱により溶融して液状となり、仮にケーシ
ングと熱膨張係数が相違していても、ケーシングとステ
ータコアとの間に大きな隙間が発生することがない。
において、ケーシングは、ステータが挿入される開口部
を備えたケーシング本体と、このケーシング本体の前記
開口部を塞ぐカバーとから構成され、微小隙間を形成す
る前記ケーシング本体とステータコアとの相互に対向す
る少なくともいずれか一方の面に、一端が前記開口部に
開口した状態で前記ステータの挿入方向に延長される溝
を設けてある。
ータコアを挿入した後、この両者間に形成される溝にケ
ーシング本体の開口部側から、低融点金属を溶融状態で
注入する。
において、ケーシングは、ステータが挿入される開口部
を備えたケーシング本体と、このケーシング本体の前記
開口部を塞ぐカバーとから構成され、前記ケーシング本
体は、前記ステータの前記開口部側表面とほぼ同一面
で、かつ前記カバー装着時に押圧される被押圧面を備
え、この被押圧面およびステータコアと、カバーとの間
に、ガスケットを介装してある。
体に装着することで、ガスケットがケーシング本体の被
押圧面およびステータコアを押圧し、これによりケーシ
ング本体とステータコアとの間の微小隙間に介在される
低融点金属の溶融時の漏れが回避される。
において、ガスケットとカバーとの間に弾性体を介在さ
せてある。
体に装着する際に、弾性体がガスケットを押圧するの
で、ガスケットとしての機能がより高度に発揮される。
ケーシングの内側にステータが固定され、このステータ
のステータコイルが巻かれるステータコアと前記ケーシ
ングとの間の微小隙間に介在させた低融点金属により、
前記ステータコイルから発生する熱を前記ケーシングに
伝達させるモータステータ冷却方法としてある。
ータコイルで発生する熱により溶融して液状となるの
で、仮にケーシングと低融点金属との熱膨張係数が相違
していても、ケーシングとステータコアとの間に大きな
隙間が発生することはなく、ステータコイルからケーシ
ングへの熱伝達が所望になされる。
ルで発生する熱をケーシングに伝達させる熱伝導媒体
は、低融点金属としてあるので、ステータコイルで発生
する熱により溶融して液状となり、仮にケーシングと低
融点金属との熱膨張係数が相違していても、ケーシング
とステータコアとの間に大きな隙間が発生することがな
く、熱伝達が効率よく行え、ステータコアの冷却効果が
向上する。
するケーシング本体とステータコアとの相互に対向する
少なくともいずれか一方の面に、ケーシング本体に形成
した開口部に開口する溝を設けたので、低融点金属を溶
融状態で微小隙間に封入する作業が容易となる。
ング本体に装着することで、ガスケットがケーシング本
体の被押圧面およびステータコアを押圧するので、ケー
シング本体とステータコアとの微小隙間に介在される低
融点金属の溶融時の漏れを回避することができる。
ング本体に装着する際に、弾性体がガスケットを押圧す
るので、ガスケットとしての機能をより高度に発揮させ
ることができる。
テータコイルで発生する熱により溶融して液状となるの
で、仮にケーシングと低融点金属との熱膨張係数が相違
していても、ケーシング本体とステータコアとの間に大
きな隙間が発生することがなく、ステータコアからケー
シングへの熱伝達が効率よく行われ、ステータコアの冷
却効果が向上する。
面に基づき説明する。
ータの断面図で、図2は同分解斜視図である。ケーシン
グ1は、図中で上部に開口部3aを備えたケーシング本
体3と、開口部3aを塞ぐカバー5とから構成されてい
る。ケーシング本体3は開口部3a側にて外側へ突出す
るフランジ3bを備え、このフランジ3bに形成した複
数のねじ孔3cに、カバー5に形成したボルト挿入孔5
aから挿入した図示しないボルトを締結することで、カ
バー5とケーシング本体3とが固定される。
にほぼ密着状態で前記開口部3aから挿入される円筒状
のステータコア7が配置されている。ステータコア7の
内周側にはステータコイル9が巻かれ、これらステータ
コア7とステータコイル9とでステータ11を構成して
いる。
てあるが、回転軸13に固定されたロータ15が回転可
能に配置されている。回転軸13は、ケーシング本体3
の底部3eおよびカバー5のそれぞれの中心に形成され
た貫通孔3fおよび5bに挿入され、この各貫通孔3
f,5bに設けたベアリング17および19に回転可能
に支持されている。
ア7のケーシング本体3への挿入方向に延長される溝7
aが、円周方向等間隔に複数形成されている。そして、
この溝7aを含む、ステータコア7とケーシング本体3
の内周壁3dとの間の微小隙間21に、融点が0〜15
0度C程度の低融点金属23が介在されている。低融点
金属23は、溶融して液状となった状態で、ケーシング
本体3の開口部3a側から注入する。
一部を以下に示す。但し、( )内の数字は重量%であ
る。
0) その他のビスマス系 Bi(52)−Pb(40)−Cd(8) Bi(54.02)−In(29.68)−Sn(1
6.3) Bi(57)−In(26)−Sn(17) Bi(48.5)−In(41.5)−Cd(10) Bi(52)−Pb(26)−In(22) インジウム系 In(80)−Pb(15)−Ag(5) In(62)−Bi(30)−Cd(8) In(51)−Bi(33)−Sn(16) なお、低融点金属の具体例としては上記のものに限定さ
れるものではなく、モータ駆動時の発熱により溶融する
ものであればよい。
側には、ステータコア7の図中で下面を支持する段部3
gが形成され、この段部3gとステータコア7との間
に、環状のガスケット25が介装されている。一方、ケ
ーシング本体3の図中で上部には、ステータコア7の開
口部3a側の表面とほぼ同一面で、かつカバー5の装着
時に、カバー5の下面に形成された凸状の押圧部5cに
押圧される被押圧面3hが形成され、この被押圧面3h
およびステータコア7と、カバー5の押圧部5cとの間
に、環状のガスケット27が介装されている。さらに、
このガスケット27と押圧部5cとの間には、金属,樹
脂およびゴムなどからなる弾性体としてのガスケットバ
ックアップリング29が介装されている。
よれば、モータ駆動時に、ステータコイル9から発生
し、ステータコア7に伝達された熱は、ステータコア7
とケーシング本体3との間に介在された低融点金属23
を介してケーシング本体3に放熱され、モータ駆動部が
冷却されることになる。
属23との熱膨張係数が相違していたとしても、低融点
金属23は、モータ駆動時に発生する熱で溶融し、液状
となるので、ケーシング本体3とステータコア7との間
には大きな隙間が発生することなく密着状態が確保さ
れ、ステータコア7からケーシング本体3への熱伝達効
率が所望に確保される。
21は、上下両端がガスケット25,27によりシール
されているので、低融点金属23が溶融状態であっても
外部への漏れは回避され、熱伝達効率が継続して確保さ
れる。特に、カバー5が装着される上部のガスケット2
7は、ケーシング本体3側に被押圧面3hを形成して微
小隙間21を覆うようにしているので、カバー5が装着
される側からの漏れを確実に防止することができる。
の装着時に、ガスケットバックアップリング29により
弾性的に押圧されているので、ガスケット25,27に
よる微小隙間21へのシール機能がより確実に発揮さ
れ、溶融状態の低融点金属23の漏れは確実に回避でき
る。また、このガスケットバックアップリング29が設
けられていることで、カバー5のケーシング本体3への
装着後の熱履歴によるガスケット25,27のシール性
低下も回避される。
23は、前述したように、溶融して液状となった状態で
開口部3a側から注入するが、ステータコア7の外周面
には溝7aが形成されているので、前記注入作業が容易
である。この溝7aを形成することで、ケーシング本体
3とステータコア7との隙間の容積は増大するが、封入
される熱伝導媒体は金属であるため、他の熱伝導媒体と
して例えば樹脂を封入する場合に比べて熱伝達効率は所
望に維持される。
タコア7に溝7aを設けたが、この溝7aに代えてケー
シング本体3の内周壁3dに同様の溝を設けてもよく、
またステータコア7とケーシング本体3の双方に溝を設
けてもよい。
冷却構造を示すモータの断面図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 ロータを回転支持するケーシングの内側
にステータが固定され、このステータにおけるステータ
コイルが巻かれるステータコアと前記ケーシングとの間
の微小隙間に、溶融状態で封入された熱伝導媒体となる
低融点金属が介在されていることを特徴とするモータス
テータ冷却構造。 - 【請求項2】 ケーシングは、ステータが挿入される開
口部を備えたケーシング本体と、このケーシング本体の
前記開口部を塞ぐカバーとから構成され、微小隙間を形
成する前記ケーシング本体とステータコアとの相互に対
向する少なくともいずれか一方の面に、一端が前記開口
部に開口した状態で前記ステータの挿入方向に延長され
る溝を設けたことを特徴とする請求項1記載のモータス
テータ冷却構造。 - 【請求項3】 ケーシングは、ステータが挿入される開
口部を備えたケーシング本体と、このケーシング本体の
前記開口部を塞ぐカバーとから構成され、前記ケーシン
グ本体は、前記ステータの前記開口部側表面とほぼ同一
面で、かつ前記カバー装着時に押圧される被押圧面を備
え、この被押圧面およびステータコアと、カバーとの間
に、ガスケットを介装したことを特徴とする請求項1記
載のモータステータ冷却構造。 - 【請求項4】 ガスケットとカバーとの間に弾性体を介
在させたことを特徴とする請求項3記載のモータステー
タ冷却構造。 - 【請求項5】 ロータを回転支持するケーシングの内側
にステータが固定され、このステータのステータコイル
が巻かれるステータコアと前記ケーシングとの間の微小
隙間に介在させた低融点金属により、前記ステータコイ
ルから発生する熱を前記ケーシングに伝達させることを
特徴とするモータステータ冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17024598A JP3641939B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | モータステータ冷却構造および冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17024598A JP3641939B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | モータステータ冷却構造および冷却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000014087A true JP2000014087A (ja) | 2000-01-14 |
JP3641939B2 JP3641939B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=15901372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17024598A Expired - Fee Related JP3641939B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | モータステータ冷却構造および冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3641939B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147222A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Hitachi Ltd | 電動機 |
KR101419734B1 (ko) | 2011-11-28 | 2014-07-17 | 주식회사 만도 | 액추에이터의 모터 고정 구조 |
JP2015085447A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | ロボット、ロボットの製造方法 |
CN106160351A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-11-23 | 北京超同步伺服股份有限公司 | 电机及其组装方法和电机机壳的制造方法 |
US9796097B2 (en) | 2013-09-10 | 2017-10-24 | Seiko Epson Corporation | Robot and manufacturing method for robot |
US10099367B2 (en) | 2013-09-10 | 2018-10-16 | Seiko Epson Corporation | Robot arm and robot |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP17024598A patent/JP3641939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147222A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Hitachi Ltd | 電動機 |
KR101419734B1 (ko) | 2011-11-28 | 2014-07-17 | 주식회사 만도 | 액추에이터의 모터 고정 구조 |
US9796097B2 (en) | 2013-09-10 | 2017-10-24 | Seiko Epson Corporation | Robot and manufacturing method for robot |
US9802327B2 (en) | 2013-09-10 | 2017-10-31 | Seiko Epson Corporation | Robot arm and robot |
US10099367B2 (en) | 2013-09-10 | 2018-10-16 | Seiko Epson Corporation | Robot arm and robot |
JP2015085447A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | ロボット、ロボットの製造方法 |
CN106160351A (zh) * | 2016-07-05 | 2016-11-23 | 北京超同步伺服股份有限公司 | 电机及其组装方法和电机机壳的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3641939B2 (ja) | 2005-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2654848A (en) | Submergible motor construction | |
JPH10290543A (ja) | モータ | |
JP2000014087A (ja) | モータステータ冷却構造および冷却方法 | |
WO1999030404A1 (en) | Bushing for a rotor of an electric motor for a compressor | |
JPH08223866A (ja) | モールドモータ | |
US7484931B2 (en) | Frame for an electrical fan | |
JPH0670508A (ja) | 回転電機 | |
JPH0318280A (ja) | 超音波モータ | |
JPH06141509A (ja) | 回転機 | |
JPS628657Y2 (ja) | ||
JP2006304526A (ja) | 回転子の組合せ構造 | |
KR100295448B1 (ko) | 모터의하우징 | |
JPH11299162A (ja) | モータケース構造 | |
JP2001298881A (ja) | 電動機のステータ取付構造 | |
JPS6098838A (ja) | モ−タ | |
JPS60201095A (ja) | 密閉回転型圧縮機 | |
JPS5939220Y2 (ja) | 流体カップリング | |
JP2006180570A (ja) | モータ | |
JP2892080B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH05223097A (ja) | 真空ポンプ駆動用キャンドモータ | |
JPS622934Y2 (ja) | ||
JP2570181B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2000232750A (ja) | 小型モーター装置 | |
JP2002147355A (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
JP2513586Y2 (ja) | 回転電機の冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |