JP3227310B2 - マルチメディア情報サービスシステムにおけるサービス簡易選択方式 - Google Patents
マルチメディア情報サービスシステムにおけるサービス簡易選択方式Info
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- JP3227310B2 JP3227310B2 JP15001394A JP15001394A JP3227310B2 JP 3227310 B2 JP3227310 B2 JP 3227310B2 JP 15001394 A JP15001394 A JP 15001394A JP 15001394 A JP15001394 A JP 15001394A JP 3227310 B2 JP3227310 B2 JP 3227310B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア情報サー
ビスにおける簡易選択方式に関する。近年のマルチメデ
ィア情報サービスの多様化に伴い,FAX,音声,デー
タ,画像等の各種メディアのサービスがマルチメディア
情報サービスシステムにより提供され,それに伴いサー
ビス指定方式が複雑化している。
ビスにおける簡易選択方式に関する。近年のマルチメデ
ィア情報サービスの多様化に伴い,FAX,音声,デー
タ,画像等の各種メディアのサービスがマルチメディア
情報サービスシステムにより提供され,それに伴いサー
ビス指定方式が複雑化している。
【0002】また,マルチメディアという概念から複数
のサービス指定が必要とされ,これに対応して複雑な手
順を必要としている。このため,利用者による入力の手
間がかかり,入力誤りが発生しやすいため,その改善が
望まれている。
のサービス指定が必要とされ,これに対応して複雑な手
順を必要としている。このため,利用者による入力の手
間がかかり,入力誤りが発生しやすいため,その改善が
望まれている。
【0003】
【従来の技術】図12は従来例の説明図である。90は
利用者端末,91はPBXや公衆網等のネットワーク,
92はマルチメディア情報サービスシステムである。
利用者端末,91はPBXや公衆網等のネットワーク,
92はマルチメディア情報サービスシステムである。
【0004】従来は利用者端末90がネットワーク91
を介してマルチメディア情報サービスシステム92に接
続すると(図12のa),マルチメディア情報サービス
システム92から音声等のガイダンスにより応答を行う
(同b)。これに対し利用者端末90からサービスを要
求する信号を送信し(同c),マルチメディア情報サー
ビスシステム92から,そのサービスを実施するのに必
要な情報の入力を促すガイダンスが送られ,それに応じ
て利用者端末90から必要な情報を入力し,必要な情報
を入力することにより(同d,e),マルチメディア情
報サービスシステム92は要求されたサービスを実行す
る。
を介してマルチメディア情報サービスシステム92に接
続すると(図12のa),マルチメディア情報サービス
システム92から音声等のガイダンスにより応答を行う
(同b)。これに対し利用者端末90からサービスを要
求する信号を送信し(同c),マルチメディア情報サー
ビスシステム92から,そのサービスを実施するのに必
要な情報の入力を促すガイダンスが送られ,それに応じ
て利用者端末90から必要な情報を入力し,必要な情報
を入力することにより(同d,e),マルチメディア情
報サービスシステム92は要求されたサービスを実行す
る。
【0005】この場合の,利用者端末とマルチメディア
情報サービスシステムとの間のやりとりの例を図13に
より説明する。図13は従来のFAXメールサービス要
求方式の手順を示す。図において,利用者端末は利用
者,マルチメディア情報サービスシステムを単にシステ
ムと表示する。
情報サービスシステムとの間のやりとりの例を図13に
より説明する。図13は従来のFAXメールサービス要
求方式の手順を示す。図において,利用者端末は利用
者,マルチメディア情報サービスシステムを単にシステ
ムと表示する。
【0006】FAXメールサービスには,図13の(1)
に例として示す利用者からの各要求に対応してシステム
でサービスが実行される。この例では,(A)に示す
「メール保管要求」,(B)に示す「保管メール送信要
求」及び(C)に示すような「保管状況確認要求」また
は「保管削除要求」が示され,(A)の要求に対してサ
ービスを実行すると「保管番号」がシステムから利用者
へ通知され,(B)の要求に対してはサービスの実行結
果として送信結果の通知が利用者へ送られてくる。また
(C)の各要求に対してサービスを実行すると状況結果
が利用者に通知される。
に例として示す利用者からの各要求に対応してシステム
でサービスが実行される。この例では,(A)に示す
「メール保管要求」,(B)に示す「保管メール送信要
求」及び(C)に示すような「保管状況確認要求」また
は「保管削除要求」が示され,(A)の要求に対してサ
ービスを実行すると「保管番号」がシステムから利用者
へ通知され,(B)の要求に対してはサービスの実行結
果として送信結果の通知が利用者へ送られてくる。また
(C)の各要求に対してサービスを実行すると状況結果
が利用者に通知される。
【0007】ところが,上記の各サービスを要求する場
合,利用者とシステムの間で予めサービスに対応して必
要な情報を入力するための手順が決められている。図1
3の(2) に上記の(A)に示すメール保管要求の詳細手
順,(3) に上記(B)に示す保管メール送信要求の詳細
手順の各例を示す。(A)の例では,利用者が,加入者
コードを入力すると,システムから音声ガイダンスが送
られ,これに応じて利用者がメール保管コードを入力
し,次にシステムからの音声ガイダンスが利用者へ送ら
れると利用者が送信先アドレスを入力する。これらの番
号が入力されるとシステムは要求されたサービス(メー
ル保管)を実行し,実行結果である保管番号を利用者へ
通知する。(3) に示す保管メール送信要求の詳細手順の
場合も, そのサービスに対応した図に示す手順により各
情報を入力する必要がある。
合,利用者とシステムの間で予めサービスに対応して必
要な情報を入力するための手順が決められている。図1
3の(2) に上記の(A)に示すメール保管要求の詳細手
順,(3) に上記(B)に示す保管メール送信要求の詳細
手順の各例を示す。(A)の例では,利用者が,加入者
コードを入力すると,システムから音声ガイダンスが送
られ,これに応じて利用者がメール保管コードを入力
し,次にシステムからの音声ガイダンスが利用者へ送ら
れると利用者が送信先アドレスを入力する。これらの番
号が入力されるとシステムは要求されたサービス(メー
ル保管)を実行し,実行結果である保管番号を利用者へ
通知する。(3) に示す保管メール送信要求の詳細手順の
場合も, そのサービスに対応した図に示す手順により各
情報を入力する必要がある。
【0008】上記図13の例はFAX情報に関する一部
のサービスの例であり,音声,FAX,データや画像等
のマルチメディア情報について,同様のサービスが用意
され,且つサービスの内容が多様化するため,利用者は
サービスを要求するための操作に手間がかかり複雑化し
ている。
のサービスの例であり,音声,FAX,データや画像等
のマルチメディア情報について,同様のサービスが用意
され,且つサービスの内容が多様化するため,利用者は
サービスを要求するための操作に手間がかかり複雑化し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにマルチメ
ディア情報サービスシステムに対し利用者が要求するサ
ービスを提供してもらうために従来は手間がかかる操作
をシステムとの相互のやりとりを行う必要があるため,
操作が複雑化して手間がかかり入力誤りが生じるという
問題があった。これを解決する手段として,管理者がサ
ービス利用方法を限定したり,利用者がOMR(Optica
l Mark Reader)シートを用いてサービスに対応する情報
を入力する方法が考えられているが, このような利用で
はサービスの柔軟性に欠け,サービスの低下につなが
る。また,サービスの機能によってはパラメータの値が
毎回変わるために前記の方法が利用できないものもあっ
た。
ディア情報サービスシステムに対し利用者が要求するサ
ービスを提供してもらうために従来は手間がかかる操作
をシステムとの相互のやりとりを行う必要があるため,
操作が複雑化して手間がかかり入力誤りが生じるという
問題があった。これを解決する手段として,管理者がサ
ービス利用方法を限定したり,利用者がOMR(Optica
l Mark Reader)シートを用いてサービスに対応する情報
を入力する方法が考えられているが, このような利用で
はサービスの柔軟性に欠け,サービスの低下につなが
る。また,サービスの機能によってはパラメータの値が
毎回変わるために前記の方法が利用できないものもあっ
た。
【0010】このように従来の技術では複雑化する手順
に対応することができずマルチメディア情報サービスと
して利用者のニーズに答えることが困難であるという問
題があった。
に対応することができずマルチメディア情報サービスと
して利用者のニーズに答えることが困難であるという問
題があった。
【0011】本発明は入力手順を簡略化し,自由にサー
ビスの構築が可能で,柔軟に各種サービスを提供できる
マルチメディア情報サービスシステムにおける簡易選択
方式を提供することを目的とする。
ビスの構築が可能で,柔軟に各種サービスを提供できる
マルチメディア情報サービスシステムにおける簡易選択
方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図中,1はマルチメディア情報サービスシス
テム,2は処理部,3はデータ部,4はPBXまたは公
衆網の交換機,4a〜4cは交換機4とマルチメディア
情報サービスシステム1間の各回線,5は交換機4と接
続された複数のFAX,画像,データ,音声等のマルチ
メディア情報の複数メディアまたは一つのメディア用の
端末であり,#1〜#N等の多数の端末が接続されてい
る。
図である。図中,1はマルチメディア情報サービスシス
テム,2は処理部,3はデータ部,4はPBXまたは公
衆網の交換機,4a〜4cは交換機4とマルチメディア
情報サービスシステム1間の各回線,5は交換機4と接
続された複数のFAX,画像,データ,音声等のマルチ
メディア情報の複数メディアまたは一つのメディア用の
端末であり,#1〜#N等の多数の端末が接続されてい
る。
【0013】マルチメディア情報サービスシステム1内
の2において,2aは着信呼に対しサービスを提供する
着信処理部,2bは識別された短縮コードをサービスの
処理に入力する必要のあるコード列(またはデータ)に
展開する短縮コード展開処理部,2cはマルチメディア
情報の各サービスを実行するマルチメディアサービス処
理部,2dはマルチメディアサービス処理において必要
な場合に起動されると発信して端末を呼出す発信処理
部,2eは後述するサービス記述テーブル3aを管理す
るサービス記述テーブル管理部である。
の2において,2aは着信呼に対しサービスを提供する
着信処理部,2bは識別された短縮コードをサービスの
処理に入力する必要のあるコード列(またはデータ)に
展開する短縮コード展開処理部,2cはマルチメディア
情報の各サービスを実行するマルチメディアサービス処
理部,2dはマルチメディアサービス処理において必要
な場合に起動されると発信して端末を呼出す発信処理
部,2eは後述するサービス記述テーブル3aを管理す
るサービス記述テーブル管理部である。
【0014】さらに,データ部3において,3aは短縮
コードに対応して予めサービス処理に要求される入力デ
ータ(本来は利用者が入力するデータ)が,コード列と
して記述されたサービス記述テーブル,3bは別のサー
ビス記述テーブル,3cは利用者への情報サービスのた
めの各メディアの情報や関連するデータが格納されたサ
ービス用データ部である。
コードに対応して予めサービス処理に要求される入力デ
ータ(本来は利用者が入力するデータ)が,コード列と
して記述されたサービス記述テーブル,3bは別のサー
ビス記述テーブル,3cは利用者への情報サービスのた
めの各メディアの情報や関連するデータが格納されたサ
ービス用データ部である。
【0015】本発明はマルチメディア情報の各種のサー
ビスを提供するために短縮コードを用い,予めシステム
により各利用者に対してサービス内容に対応して付与さ
れており,その短縮コードを入力するか,回線に対応す
るか等により短縮コードやパラメータを識別して,対応
するサービスコード列を取り出して,各サービスコード
に対応する各サービス機能を順次実行させるものであ
る。
ビスを提供するために短縮コードを用い,予めシステム
により各利用者に対してサービス内容に対応して付与さ
れており,その短縮コードを入力するか,回線に対応す
るか等により短縮コードやパラメータを識別して,対応
するサービスコード列を取り出して,各サービスコード
に対応する各サービス機能を順次実行させるものであ
る。
【0016】
【作用】図1において,各利用者に対してマルチメディ
ア情報のサービスに対応する短縮コードが通知されてい
る。利用者が端末5から交換機4,回線4aを介して着
信する。着信後に利用者が端末5のダイヤルキーを操作
して予め通知されている短縮コードを入力するとPB
(またはMFDT:Multi-Frequency Dual Tone) 信号が
マルチメディア情報サービスシステム1で検出され,着
信処理部2aに供給される。着信処理部2aはこの短縮
コードを短縮コード展開処理部2bに供給する。短縮コ
ード展開処理部2bは受け取った短縮コードを用いてサ
ービス記述テーブル3aを検索し,サービス記述テーブ
ル3aに格納され対応するサービスコード列を取り出
す。取り出されたサービスコード列は着信処理部2aに
渡される。
ア情報のサービスに対応する短縮コードが通知されてい
る。利用者が端末5から交換機4,回線4aを介して着
信する。着信後に利用者が端末5のダイヤルキーを操作
して予め通知されている短縮コードを入力するとPB
(またはMFDT:Multi-Frequency Dual Tone) 信号が
マルチメディア情報サービスシステム1で検出され,着
信処理部2aに供給される。着信処理部2aはこの短縮
コードを短縮コード展開処理部2bに供給する。短縮コ
ード展開処理部2bは受け取った短縮コードを用いてサ
ービス記述テーブル3aを検索し,サービス記述テーブ
ル3aに格納され対応するサービスコード列を取り出
す。取り出されたサービスコード列は着信処理部2aに
渡される。
【0017】一方,着信処理部2aはマルチメディアサ
ービス処理部2cを起動して,サービス記述テーブル3
aから得られたコード列の先頭のコードから順次,マル
チメディアサービス処理部2cへ入力する。これによ
り,マルチメディアサービス処理部2cはこの入力によ
り,例えば,加入者コード,サービスの種別,や関連す
る各データが順次入力されて,サービス記述テーブル3
aにより指示されたサービスの起動及び処理が実行され
る。こうして,短縮コードにより表す各コード(デー
タ)に対応してサービス用データ部3cを用いたマルチ
メディア情報のサービス処理が実行される。
ービス処理部2cを起動して,サービス記述テーブル3
aから得られたコード列の先頭のコードから順次,マル
チメディアサービス処理部2cへ入力する。これによ
り,マルチメディアサービス処理部2cはこの入力によ
り,例えば,加入者コード,サービスの種別,や関連す
る各データが順次入力されて,サービス記述テーブル3
aにより指示されたサービスの起動及び処理が実行され
る。こうして,短縮コードにより表す各コード(デー
タ)に対応してサービス用データ部3cを用いたマルチ
メディア情報のサービス処理が実行される。
【0018】また,他の端末に対して情報や通知をする
必要があるサービスの場合も,サービス記述テーブル3
aのコードで宛先が指定されると,発信処理部2dが起
動されて,指定された端末5へ発呼して,その端末5が
応答すると情報等を通知する処理が実行される。
必要があるサービスの場合も,サービス記述テーブル3
aのコードで宛先が指定されると,発信処理部2dが起
動されて,指定された端末5へ発呼して,その端末5が
応答すると情報等を通知する処理が実行される。
【0019】端末から入力する短縮コードは,一つの短
縮コードで一つのサービスを実行するが,一つの短縮コ
ードにより複数のサービスを起動するコード列をサービ
ス記述テーブル3aに格納しておけば,その短縮コード
を入力することにより複数のサービス,例えば複数メデ
ィアの情報サービス(例えば,音声情報とFAX情報を
各端末へ出力する等)を実行させることができる。
縮コードで一つのサービスを実行するが,一つの短縮コ
ードにより複数のサービスを起動するコード列をサービ
ス記述テーブル3aに格納しておけば,その短縮コード
を入力することにより複数のサービス,例えば複数メデ
ィアの情報サービス(例えば,音声情報とFAX情報を
各端末へ出力する等)を実行させることができる。
【0020】また,端末から短縮コードと共に付加コー
ドを入力すると,着信処理部2aはその短縮コードによ
り上記の短縮コード展開処理部2bでサービス記述テー
ブル3aを用いたサービスコード列への展開を行い,マ
ルチメディアサービス処理部2cで短縮コードに対応す
るサービス処理を実行するが,その時に短縮コードに付
加された,付加コードをサービス処理におけるパラメー
タ(サービスに使用するデータ,例えば,サービス提供
の時間や,メールの通知先の番号等)を指定することが
できる。これにより柔軟性のあるサービス処理を実現で
きる。
ドを入力すると,着信処理部2aはその短縮コードによ
り上記の短縮コード展開処理部2bでサービス記述テー
ブル3aを用いたサービスコード列への展開を行い,マ
ルチメディアサービス処理部2cで短縮コードに対応す
るサービス処理を実行するが,その時に短縮コードに付
加された,付加コードをサービス処理におけるパラメー
タ(サービスに使用するデータ,例えば,サービス提供
の時間や,メールの通知先の番号等)を指定することが
できる。これにより柔軟性のあるサービス処理を実現で
きる。
【0021】サービス記述テーブル3aは利用者が手動
入力を行って受ける各サービスを,手動によらず予め各
入力データをサービスコード列として保持しているが,
サービス記述テーブル管理部2eの動作によりサービス
の内容が異なる別のサービス記述テーブル3bに切替え
ることができる。これにより,時間や,状況に応じて通
常の短縮コードのサービスと異なるサービスを提供する
ことが可能となる。
入力を行って受ける各サービスを,手動によらず予め各
入力データをサービスコード列として保持しているが,
サービス記述テーブル管理部2eの動作によりサービス
の内容が異なる別のサービス記述テーブル3bに切替え
ることができる。これにより,時間や,状況に応じて通
常の短縮コードのサービスと異なるサービスを提供する
ことが可能となる。
【0022】上記の例は,短縮コードを端末5からPB
信号により入力しているが,着信した回線を識別して,
回線の識別番号によりサービスを割り当てることができ
る。図1の例では回線4bに着信した場合,着信処理部
2aはどの回線からの着信であることかを識別すると,
回線番号に対応する置換番号が格納されたサービス記述
テーブル3aを参照し,置換番号を取り出し,次にその
置換番号を用いて上記に説明した処理と同様に対応する
サービスを実行する。
信号により入力しているが,着信した回線を識別して,
回線の識別番号によりサービスを割り当てることができ
る。図1の例では回線4bに着信した場合,着信処理部
2aはどの回線からの着信であることかを識別すると,
回線番号に対応する置換番号が格納されたサービス記述
テーブル3aを参照し,置換番号を取り出し,次にその
置換番号を用いて上記に説明した処理と同様に対応する
サービスを実行する。
【0023】更に,図1の回線4cを公衆網からのDI
D(Direct In Dialing)回線を使用し,公衆網から受け
取るダイヤル番号(内線番号に相当)を受け取ると,着
信処理部2aがこのダイヤル番号をサービスを指定する
番号として,上記と同様に処理を行って対応するサービ
スを実行することができる。
D(Direct In Dialing)回線を使用し,公衆網から受け
取るダイヤル番号(内線番号に相当)を受け取ると,着
信処理部2aがこのダイヤル番号をサービスを指定する
番号として,上記と同様に処理を行って対応するサービ
スを実行することができる。
【0024】なお,本発明はISDNのネットワークに
マルチメディア情報サービスシステム1や各端末が接続
されている場合に適用することができるのはいうまでも
ない。その場合,ユーザ・ネットワーク・インタフェー
ス(UNI)の基本インタフェース(2B+D)の場
合,短縮コードや付加情報(サービスに必要なパラメー
タ)を制御チャネル(Dチャネル)または情報チャネル
(B1またはB2チャネル)により端末から交換機を介
してシステムへ入力することができる。
マルチメディア情報サービスシステム1や各端末が接続
されている場合に適用することができるのはいうまでも
ない。その場合,ユーザ・ネットワーク・インタフェー
ス(UNI)の基本インタフェース(2B+D)の場
合,短縮コードや付加情報(サービスに必要なパラメー
タ)を制御チャネル(Dチャネル)または情報チャネル
(B1またはB2チャネル)により端末から交換機を介
してシステムへ入力することができる。
【0025】
【実施例】図2は着信処理の基本構成図である。この図
2の構成は,本発明によるマルチメディア情報サービス
システムの各実施例に共通する着信処理の構成であり,
図中,10は着信プロセス(図1の着信処理部に対
応),11はコード展開プロセス(図1の短縮コード処
理部に対応),11aは短縮コード処理部,11bは自
動着信処理部,11cはサービスコード列を一時保持す
るバッファ,12はサービス記述テーブル(図1の3a
に対応),13は別のサービス記述テーブル(図1の3
bに対応),14は各サービスプロセス,140は多数
のマルチメディア情報サービスの中から利用者が希望す
るサービスの種別を選択するサービス選択プロセス,1
4a〜14nはサービスA,サービスB…サービスNの
各サービスプロセス(図1のマルチメディアサービス処
理部2cに対応)である。
2の構成は,本発明によるマルチメディア情報サービス
システムの各実施例に共通する着信処理の構成であり,
図中,10は着信プロセス(図1の着信処理部に対
応),11はコード展開プロセス(図1の短縮コード処
理部に対応),11aは短縮コード処理部,11bは自
動着信処理部,11cはサービスコード列を一時保持す
るバッファ,12はサービス記述テーブル(図1の3a
に対応),13は別のサービス記述テーブル(図1の3
bに対応),14は各サービスプロセス,140は多数
のマルチメディア情報サービスの中から利用者が希望す
るサービスの種別を選択するサービス選択プロセス,1
4a〜14nはサービスA,サービスB…サービスNの
各サービスプロセス(図1のマルチメディアサービス処
理部2cに対応)である。
【0026】図2の構成において,短縮コードを使用し
ない通常の手順でサービスを要求する場合,利用者から
マルチメディア情報サービスシステム(以下,単にシス
テムという)に対して通常の着信があると,着信信号4
bにより着信プロセス10は各サービスプロセス14に
含まれるサービス選択プロセス140に接続する。サー
ビス選択プロセス140は,この利用者に対しガイダン
スを送出して,順番に加入者番号,パスワード,利用す
るサービス番号等をPB信号により入力させて,サービ
ス利用の前の共通の手順が実行される。この手順により
利用するサービス番号が決まると,対応するサービスプ
ロセス(サービスA〜サービスNの中の一つ)が起動さ
れ,そのサービスにおいても,同様にガイダンスが利用
者に対し送られ,それに対し利用者が端末からキー操作
により入力を行って,従来と同様の手順でサービス処理
が行われる。
ない通常の手順でサービスを要求する場合,利用者から
マルチメディア情報サービスシステム(以下,単にシス
テムという)に対して通常の着信があると,着信信号4
bにより着信プロセス10は各サービスプロセス14に
含まれるサービス選択プロセス140に接続する。サー
ビス選択プロセス140は,この利用者に対しガイダン
スを送出して,順番に加入者番号,パスワード,利用す
るサービス番号等をPB信号により入力させて,サービ
ス利用の前の共通の手順が実行される。この手順により
利用するサービス番号が決まると,対応するサービスプ
ロセス(サービスA〜サービスNの中の一つ)が起動さ
れ,そのサービスにおいても,同様にガイダンスが利用
者に対し送られ,それに対し利用者が端末からキー操作
により入力を行って,従来と同様の手順でサービス処理
が行われる。
【0027】本発明による短縮コードを用いる場合,交
換機からの回線4aに着信した時に発呼側の利用者から
PB信号により短縮コードが入力される。これを受けて
着信プロセス10は,コード展開プロセス11の短縮コ
ード処理部11aに受け取った短縮コードを供給する。
短縮コード処理部11aは入力された短縮コードを用い
てサービス記述テーブル12内のテーブル12aを検索
する。
換機からの回線4aに着信した時に発呼側の利用者から
PB信号により短縮コードが入力される。これを受けて
着信プロセス10は,コード展開プロセス11の短縮コ
ード処理部11aに受け取った短縮コードを供給する。
短縮コード処理部11aは入力された短縮コードを用い
てサービス記述テーブル12内のテーブル12aを検索
する。
【0028】図2の例では,短縮コードが「990#」
の場合,サービス記述テーブル12aからサービスコー
ド列として「 200#0001#」が出力され,バッファ11
cに格納される。着信プロセス10は各サービスプロセ
ス14に着信を通知すると,サービス選択プロセス14
0が起動して初期ガイダンスが出力される。この例で
は,最初にサービス番号の入力を求めるガイダンスが発
生したものとする。着信処理部10がこのガンダンスを
検出すると,バッファ11cの先頭のコード「200 」を
サービス選択プロセス140へ入力する。すると,サー
ビス選択プロセス140はこのコード「200 」により示
される一つのサービスプロセス,この例ではサービスB
のプロセス14bが起動する。
の場合,サービス記述テーブル12aからサービスコー
ド列として「 200#0001#」が出力され,バッファ11
cに格納される。着信プロセス10は各サービスプロセ
ス14に着信を通知すると,サービス選択プロセス14
0が起動して初期ガイダンスが出力される。この例で
は,最初にサービス番号の入力を求めるガイダンスが発
生したものとする。着信処理部10がこのガンダンスを
検出すると,バッファ11cの先頭のコード「200 」を
サービス選択プロセス140へ入力する。すると,サー
ビス選択プロセス140はこのコード「200 」により示
される一つのサービスプロセス,この例ではサービスB
のプロセス14bが起動する。
【0029】サービスBのプロセス14bが起動する
と,その機能としてガイダンスが発生する。それに対応
するコード入力が前記サービス記述テーブル12から得
られバッファ11cに格納された,「0001」がサービス
Bのプロセス14bへ入力されてこのプロセスにより提
供されるサービスが実行される。なお,図2に示すサー
ビス記述テーブル12には,サービスコード列として,
上記の「200 」と「0001」のように2個のコードの例だ
け示すが,実際にはサービスの種類により多くのコード
で構成することができる。
と,その機能としてガイダンスが発生する。それに対応
するコード入力が前記サービス記述テーブル12から得
られバッファ11cに格納された,「0001」がサービス
Bのプロセス14bへ入力されてこのプロセスにより提
供されるサービスが実行される。なお,図2に示すサー
ビス記述テーブル12には,サービスコード列として,
上記の「200 」と「0001」のように2個のコードの例だ
け示すが,実際にはサービスの種類により多くのコード
で構成することができる。
【0030】上記したように,短縮コード処理部11a
から各サービスプロセス14へ入力するサービス記述コ
ード列はバッファ11cでバッファリングされ,着信プ
ロセス10はガイダンスを検出する毎にバッファ11c
のコードを順次,各サービスプロセス14の中の起動さ
れたプロセスへ出力する。
から各サービスプロセス14へ入力するサービス記述コ
ード列はバッファ11cでバッファリングされ,着信プ
ロセス10はガイダンスを検出する毎にバッファ11c
のコードを順次,各サービスプロセス14の中の起動さ
れたプロセスへ出力する。
【0031】図2の構成において,予め決められた特定
の回線を介してマルチメディア情報サービスシステムに
着信することにより,回線に対応するサービスが提供す
ることができる。この場合,特定の回線に着信信号4b
が発生すると,着信プロセス10を介してコード展開プ
ロセス11内の自動着信処理部11bが駆動される。こ
の自動着信処理部11bは,回線を識別すると,その回
線番号を用いてサービス記述テーブル12内のテーブル
12bを検索して,対応する置換番号を取り出す。図2
の例では,着信回線が回線1の場合,置換番号は「990
#」である。
の回線を介してマルチメディア情報サービスシステムに
着信することにより,回線に対応するサービスが提供す
ることができる。この場合,特定の回線に着信信号4b
が発生すると,着信プロセス10を介してコード展開プ
ロセス11内の自動着信処理部11bが駆動される。こ
の自動着信処理部11bは,回線を識別すると,その回
線番号を用いてサービス記述テーブル12内のテーブル
12bを検索して,対応する置換番号を取り出す。図2
の例では,着信回線が回線1の場合,置換番号は「990
#」である。
【0032】自動着信処理部11bは,この置換番号
「990 #」を受け取ると,短縮コードのPB信号と同様
の信号として置換番号を短縮コード処理部11bへ供給
する。短縮コード処理部11bはこれに応じて,上記の
PB信号を受信したのと同様にサービス記述テーブル1
2内のテーブル12aを検索して,サービスプロセスに
対するコードを入力してサービスが実行される。
「990 #」を受け取ると,短縮コードのPB信号と同様
の信号として置換番号を短縮コード処理部11bへ供給
する。短縮コード処理部11bはこれに応じて,上記の
PB信号を受信したのと同様にサービス記述テーブル1
2内のテーブル12aを検索して,サービスプロセスに
対するコードを入力してサービスが実行される。
【0033】上記の着信処理の機能を備えるマルチメデ
ィア情報サービスシステムによる,各実施例の構成を示
すブロック図とその動作を以下に各図を用いて説明す
る。図3は短縮コードにより動作するシステム要部の構
成と動作シーケンスを示す図である。
ィア情報サービスシステムによる,各実施例の構成を示
すブロック図とその動作を以下に各図を用いて説明す
る。図3は短縮コードにより動作するシステム要部の構
成と動作シーケンスを示す図である。
【0034】図3において,1,6の各符号は図1の各
符号と同様に,1はシステム(マルチメディア情報サー
ビスシステム),6が利用者(利用者端末)を表し,1
0〜12及び14はそれぞれ,図2の同じ符号に対応
し,10は着信プロセス,11はコード展開プロセス,
12はサービス記述テーブル,14は各サービスプロセ
スであり,15は発信プロセス(図1の発信処理部2e
に対応)である。
符号と同様に,1はシステム(マルチメディア情報サー
ビスシステム),6が利用者(利用者端末)を表し,1
0〜12及び14はそれぞれ,図2の同じ符号に対応
し,10は着信プロセス,11はコード展開プロセス,
12はサービス記述テーブル,14は各サービスプロセ
スであり,15は発信プロセス(図1の発信処理部2e
に対応)である。
【0035】図3の動作を説明すると,利用者6から発
呼してシステム1に接続すると(図3のa),ガイダン
スが送出され(同b),これに対し利用者6から端末の
ダイヤルキーを操作してPB信号により短縮コードを送
信すると(同c),上記図2に説明した処理手順によ
り,コード展開プロセス11がサービス記述テーブル1
2を検索して,対応するサービスコード列を取り出す。
着信プロセス10は,上記図2で説明したように各サー
ビスプロセス14内のサービス選択プロセス140(図
2参照)を最初に起動し,これに対し上記図2に説明し
たように,サービスコード列に示す最初のコード(サー
ビスの種別を表す)が着信プロセス10から入力され,
対応する一つのサービスプロセスが起動され,サービス
処理が実行されて利用者6にサービス結果が応答として
送られ(同d),回線が切断される(同e)。
呼してシステム1に接続すると(図3のa),ガイダン
スが送出され(同b),これに対し利用者6から端末の
ダイヤルキーを操作してPB信号により短縮コードを送
信すると(同c),上記図2に説明した処理手順によ
り,コード展開プロセス11がサービス記述テーブル1
2を検索して,対応するサービスコード列を取り出す。
着信プロセス10は,上記図2で説明したように各サー
ビスプロセス14内のサービス選択プロセス140(図
2参照)を最初に起動し,これに対し上記図2に説明し
たように,サービスコード列に示す最初のコード(サー
ビスの種別を表す)が着信プロセス10から入力され,
対応する一つのサービスプロセスが起動され,サービス
処理が実行されて利用者6にサービス結果が応答として
送られ(同d),回線が切断される(同e)。
【0036】発信プロセス15は,各サービスプロセス
14に含まれるサービス処理として,指定された時間に
指定された端末へ情報を送信する等のサービス(例え
ば,メールを決められた時間に配信するサービス等)を
行う場合に,対応するサービスプロセスにより起動さ
れ,発信により相手端末と接続するとサービスプロセス
による情報送信等の処理が行われる。
14に含まれるサービス処理として,指定された時間に
指定された端末へ情報を送信する等のサービス(例え
ば,メールを決められた時間に配信するサービス等)を
行う場合に,対応するサービスプロセスにより起動さ
れ,発信により相手端末と接続するとサービスプロセス
による情報送信等の処理が行われる。
【0037】ここで,図3及び以下の各実施例において
使用するサービス記述テーブル12の内容を説明する。
上記図13を参照すると,(2) のメール保管要求の詳細
手順や(3) の保管メール送信要求の詳細手順のように,
通常は各サービスに対応して予め決められた手順により
利用者がシステムに対し入力を行うが,このサービス記
述テーブルには,この手順により入力する必要がある各
入力データ(コード)の列が,このサービス処理に割り
当てられた短縮コードと対応付けて格納されている。例
えば,図13の(2) に示す「メール保管要求」に対応し
て,このサービスを要求する当該利用者に対し予め特定
の短縮コードが割り当てられ,その短縮コードで検索さ
れるサービス記述テーブル12の位置に「加入者コー
ド,メール保管入力,送信先アドレス」が格納されてい
る。短縮コードによりサービス記述テーブルを検索する
ことにより,これらのサービスコード列が取り出され
て,各サービスプロセス14に対し入力されて,メール
保管サービスが実行される。
使用するサービス記述テーブル12の内容を説明する。
上記図13を参照すると,(2) のメール保管要求の詳細
手順や(3) の保管メール送信要求の詳細手順のように,
通常は各サービスに対応して予め決められた手順により
利用者がシステムに対し入力を行うが,このサービス記
述テーブルには,この手順により入力する必要がある各
入力データ(コード)の列が,このサービス処理に割り
当てられた短縮コードと対応付けて格納されている。例
えば,図13の(2) に示す「メール保管要求」に対応し
て,このサービスを要求する当該利用者に対し予め特定
の短縮コードが割り当てられ,その短縮コードで検索さ
れるサービス記述テーブル12の位置に「加入者コー
ド,メール保管入力,送信先アドレス」が格納されてい
る。短縮コードによりサービス記述テーブルを検索する
ことにより,これらのサービスコード列が取り出され
て,各サービスプロセス14に対し入力されて,メール
保管サービスが実行される。
【0038】上記図3の利用者6から入力する短縮コー
ドに対応してサービス記述コードとして複数サービスを
起動するコードが設定されていると,一つの短縮コード
により複数のサービスが起動して処理することが可能で
ある。
ドに対応してサービス記述コードとして複数サービスを
起動するコードが設定されていると,一つの短縮コード
により複数のサービスが起動して処理することが可能で
ある。
【0039】図4は複数サービスが起動される場合のシ
ステム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。図
4において,14aはサービスプロセスA(例えば,音
声情報の通知サービス),14bはサービスプロセスB
(例えば,FAX情報の通知サービス)であり,その他
の各符号は上記図3と同じ名称である。この場合,サー
ビス記述テーブル12から得られた,サービスコード列
により,サービスプロセスAとサービスプロセスBの2
つが起動され,それぞれについて処理が実行される。こ
の例では,サービスプロセスAにより利用者6に対しサ
ービス要求への応答として処理結果の通知が音声で行わ
れ(図4のd),サービスプロセスBの場合,発信プロ
セス15を起動して他の端末(FAX端末)に対し発信
して接続するとFAX情報が送信される。
ステム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。図
4において,14aはサービスプロセスA(例えば,音
声情報の通知サービス),14bはサービスプロセスB
(例えば,FAX情報の通知サービス)であり,その他
の各符号は上記図3と同じ名称である。この場合,サー
ビス記述テーブル12から得られた,サービスコード列
により,サービスプロセスAとサービスプロセスBの2
つが起動され,それぞれについて処理が実行される。こ
の例では,サービスプロセスAにより利用者6に対しサ
ービス要求への応答として処理結果の通知が音声で行わ
れ(図4のd),サービスプロセスBの場合,発信プロ
セス15を起動して他の端末(FAX端末)に対し発信
して接続するとFAX情報が送信される。
【0040】図5は利用者毎に短縮コードを割り当てる
場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを示す図で
ある。動作例である。図5の6−1,6−2は別の利用
者を表し,その他の各符号は上記図3の同じ符号と同様
のものを表す。
場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを示す図で
ある。動作例である。図5の6−1,6−2は別の利用
者を表し,その他の各符号は上記図3の同じ符号と同様
のものを表す。
【0041】図5のA.の場合,短縮コードとして「99
0 #」のPB信号が利用者6−1から入力されると,こ
のコードに対応するサービス記述テーブル12のコード
列がコード展開プロセス11により取り出されて,対応
するサービスプロセスが実行される。また,B.の場合
は,他の利用者6−2が短縮コードとして「991 #」の
PB信号が入力されると,A.の場合と異なるサービス
が提供される。この場合,「990 #」の短縮コードと,
「991 #」の短縮コードとは異なるコードであり,それ
ぞれ異なるサービスが提供される。このように,同じシ
ステムにより各利用者に対して異なるサービスが提供さ
れ,個人に対して限定的に利用可能とすることができ
る。すなわち,各個人の短縮コードは各個人に対して割
り当てられ,他の利用者の短縮コードとは関係無く使用
できる。
0 #」のPB信号が利用者6−1から入力されると,こ
のコードに対応するサービス記述テーブル12のコード
列がコード展開プロセス11により取り出されて,対応
するサービスプロセスが実行される。また,B.の場合
は,他の利用者6−2が短縮コードとして「991 #」の
PB信号が入力されると,A.の場合と異なるサービス
が提供される。この場合,「990 #」の短縮コードと,
「991 #」の短縮コードとは異なるコードであり,それ
ぞれ異なるサービスが提供される。このように,同じシ
ステムにより各利用者に対して異なるサービスが提供さ
れ,個人に対して限定的に利用可能とすることができ
る。すなわち,各個人の短縮コードは各個人に対して割
り当てられ,他の利用者の短縮コードとは関係無く使用
できる。
【0042】次に図6はサービス記述テーブルを切替え
可能とするシステム要部の構成と動作シーケンスを示す
図である。図6では,13はサービス記述テーブル12
の他に設けられた別のサービス記述テーブル,16はサ
ービス記述テーブルの切替え制御を行うサービス記述テ
ーブル管理プロセス(図1のサービステーブル管理部2
eに対応)である。
可能とするシステム要部の構成と動作シーケンスを示す
図である。図6では,13はサービス記述テーブル12
の他に設けられた別のサービス記述テーブル,16はサ
ービス記述テーブルの切替え制御を行うサービス記述テ
ーブル管理プロセス(図1のサービステーブル管理部2
eに対応)である。
【0043】この例では,サービス記述テーブル管理プ
ロセス16が,外部信号により駆動されると,コード展
開プロセス11により検索されるサービス記述テーブル
12から13へ切替えたり,その逆の切替えを行うこと
ができる。サービス記述テーブル管理プロセス16を用
いないで,直接保守者が任意の時間に強制的に別のサー
ビス記述テーブルへ切替えてもよい。
ロセス16が,外部信号により駆動されると,コード展
開プロセス11により検索されるサービス記述テーブル
12から13へ切替えたり,その逆の切替えを行うこと
ができる。サービス記述テーブル管理プロセス16を用
いないで,直接保守者が任意の時間に強制的に別のサー
ビス記述テーブルへ切替えてもよい。
【0044】この切替えにより,同じ短縮コードに対し
て,一方ではパターンAのサービスコード列が発生し,
他方ではパターンBのサービスコード列が発生する。こ
のような切替えは,例えば,保守者によりシステムが提
供するサービスを限定(切替えられたサービス記述テー
ブル13の内容により決まる)させたり,利用者に対し
昼間と夜間でサービスの内容を変えたい場合等において
簡単に実現することができる。更に,サービス記述テー
ブル12の内容を変更したり,追加する等を行う場合
に,新たな内容を備えたサービス記述テーブル13を別
に作成し,切替えにより新たなサービスコード列を使用
することができる。
て,一方ではパターンAのサービスコード列が発生し,
他方ではパターンBのサービスコード列が発生する。こ
のような切替えは,例えば,保守者によりシステムが提
供するサービスを限定(切替えられたサービス記述テー
ブル13の内容により決まる)させたり,利用者に対し
昼間と夜間でサービスの内容を変えたい場合等において
簡単に実現することができる。更に,サービス記述テー
ブル12の内容を変更したり,追加する等を行う場合
に,新たな内容を備えたサービス記述テーブル13を別
に作成し,切替えにより新たなサービスコード列を使用
することができる。
【0045】図7は短縮コードにパラメータを付加する
場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを示す図で
ある。図中の各符号は上記図3の符号と同様のものを表
す。この場合,利用者6から入力する信号のコードは,
短縮コードとその短縮コードにより提供されるサービス
において使用する付加コードとで構成される。システム
1は,この短縮コード+付加コードが入力されると,着
信プロセス10は上記の短縮コードによる処理と同様
に,コード展開プロセス11によりサービス記述テーブ
ル12の検索を実行し,対応するサービスコード列が取
り出されると,各サービスプロセス14に対して,サー
ビスコードが順次出力される。この時,利用者により入
力された付加コードがサービスコード列に代入されて,
対応するサービスプロセスによる処理が行われる。
場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを示す図で
ある。図中の各符号は上記図3の符号と同様のものを表
す。この場合,利用者6から入力する信号のコードは,
短縮コードとその短縮コードにより提供されるサービス
において使用する付加コードとで構成される。システム
1は,この短縮コード+付加コードが入力されると,着
信プロセス10は上記の短縮コードによる処理と同様
に,コード展開プロセス11によりサービス記述テーブ
ル12の検索を実行し,対応するサービスコード列が取
り出されると,各サービスプロセス14に対して,サー
ビスコードが順次出力される。この時,利用者により入
力された付加コードがサービスコード列に代入されて,
対応するサービスプロセスによる処理が行われる。
【0046】図7の例では,利用者6が入力するコード
は「994126」であるが, その中の「99」が短縮コードで
あり, 後半の「4126」は,システム1から情報を通知す
る宛先の端末番号である。すなわち,この短縮コードで
指定された種類のサービスプロセスが処理され,その処
理の中に発生した情報を通知する処理が含まれており,
その通知先の端末番号として「4126」が使用される。こ
の場合,サービスプロセスにより発信プロセス15が起
動して,番号「4126」の端末へ発信動作を行い,相手端
末に接続して情報の通知(送信)が行われる。
は「994126」であるが, その中の「99」が短縮コードで
あり, 後半の「4126」は,システム1から情報を通知す
る宛先の端末番号である。すなわち,この短縮コードで
指定された種類のサービスプロセスが処理され,その処
理の中に発生した情報を通知する処理が含まれており,
その通知先の端末番号として「4126」が使用される。こ
の場合,サービスプロセスにより発信プロセス15が起
動して,番号「4126」の端末へ発信動作を行い,相手端
末に接続して情報の通知(送信)が行われる。
【0047】図8は着信回線によるサービスの処理を行
う場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを示す図
である。図8において,1aはシステム1内の公衆網に
接続する回線に対応して設けられた回線接続部であり,
その他の各符号は上記図3の各符号と同様である。
う場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを示す図
である。図8において,1aはシステム1内の公衆網に
接続する回線に対応して設けられた回線接続部であり,
その他の各符号は上記図3の各符号と同様である。
【0048】この例では,利用者が交換機を介してシス
テム1の特定の番号をダイヤルすることにより,特定の
回線接続部1aに着信する。このシステム1の場合,回
線への着信が発生すると着信プロセス10が起動する。
着信プロセス10は着信した回線の番号を回線接続部1
aを識別することにより検出すると,その回線の番号を
コード展開プロセス11に供給する。コード展開プロセ
ス11は回線番号から,(サービス記述テーブル12を
検索して)サービスコード「123 #」を得る。このサー
ビスコードが着信回線により呼び出された置換番号であ
る。
テム1の特定の番号をダイヤルすることにより,特定の
回線接続部1aに着信する。このシステム1の場合,回
線への着信が発生すると着信プロセス10が起動する。
着信プロセス10は着信した回線の番号を回線接続部1
aを識別することにより検出すると,その回線の番号を
コード展開プロセス11に供給する。コード展開プロセ
ス11は回線番号から,(サービス記述テーブル12を
検索して)サービスコード「123 #」を得る。このサー
ビスコードが着信回線により呼び出された置換番号であ
る。
【0049】着信プロセス10はこのサービスコード
「123 #」を各サービスプロセス14に対して入力して
処理を要求する。こうして利用者6から回線への着信後
の自動処理が実行される。この場合,処理が開始された
後,サービスプロセスにおいて入力する必要のある情報
があれば,利用者6から入力を行うことができる。
「123 #」を各サービスプロセス14に対して入力して
処理を要求する。こうして利用者6から回線への着信後
の自動処理が実行される。この場合,処理が開始された
後,サービスプロセスにおいて入力する必要のある情報
があれば,利用者6から入力を行うことができる。
【0050】次に図9はDID回線によるサービスの処
理を行う場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを
示す図である。図9のA.はDIDにおける利用者6,
公衆網(図1の交換機4に対応)とシステム1内の各部
との相互の動作シーケンスを示す。システム(マルチメ
ディア情報サービスシステム)1には,図9のA.及び
B.に示すように,DID回線の着信時に公衆網との間
で内線番号の受信制御を行う回線接続部1aが備えられ
ている。
理を行う場合のシステム要部の構成と動作シーケンスを
示す図である。図9のA.はDIDにおける利用者6,
公衆網(図1の交換機4に対応)とシステム1内の各部
との相互の動作シーケンスを示す。システム(マルチメ
ディア情報サービスシステム)1には,図9のA.及び
B.に示すように,DID回線の着信時に公衆網との間
で内線番号の受信制御を行う回線接続部1aが備えられ
ている。
【0051】図9のA.に示すように利用者がオフフッ
クして(図9のA.のa),DIDの番号を用いてシス
テム1をPB信号によりダイヤルする(同b)。この番
号を,「ZZZZ-YY-XXXX」とする。但し, この番号の中の
「XXXX」は,DIDにおける内線番号に相当するが,こ
の番号をシステム1に対する特定のサービス処理を要求
するサービスコードとして使用する。公衆網の交換機4
によりシステム1の回線接続部1aにリンガ(呼出信
号)が送られるのと同時に利用者6にリングバックトー
ンが送られる(同c)。
クして(図9のA.のa),DIDの番号を用いてシス
テム1をPB信号によりダイヤルする(同b)。この番
号を,「ZZZZ-YY-XXXX」とする。但し, この番号の中の
「XXXX」は,DIDにおける内線番号に相当するが,こ
の番号をシステム1に対する特定のサービス処理を要求
するサービスコードとして使用する。公衆網の交換機4
によりシステム1の回線接続部1aにリンガ(呼出信
号)が送られるのと同時に利用者6にリングバックトー
ンが送られる(同c)。
【0052】システムの回線接続部1aがこれに対しオ
フフックして自動応答すると(同d),公衆網の交換機
4からDIDの内線番号に相当する「XXXX」が送られる
(同e)。これに対し回線接続部1aはオンフックし,
その後でオフフックを行うと,着信プロセス10に着信
が通知される(同f,g)。その後で,回線接続部1a
から番号「XXXX」が着信プロセス10へ送られる(同
h)。
フフックして自動応答すると(同d),公衆網の交換機
4からDIDの内線番号に相当する「XXXX」が送られる
(同e)。これに対し回線接続部1aはオンフックし,
その後でオフフックを行うと,着信プロセス10に着信
が通知される(同f,g)。その後で,回線接続部1a
から番号「XXXX」が着信プロセス10へ送られる(同
h)。
【0053】図9のB.における動作を説明すると,回
線接続部1aから着信プロセス10にDIDの番号「XX
XX」が送られると,着信プロセス10はその番号を置換
番号としてコード展開プロセス11を介することによ
り,「XXXX#」のコードが得られる。着信プロセス10
はこのコードを各サービスプロセス14に入力して処理
を要求する。こうして利用者6から回線への着信後の自
動処理が実行される。このDID番号は,内線番号とし
て「XXXX」の4桁の決められた範囲の複数の番号を使用
できるので,それらの複数の番号によりそれぞれ異なる
サービスを自動処理させることができる。
線接続部1aから着信プロセス10にDIDの番号「XX
XX」が送られると,着信プロセス10はその番号を置換
番号としてコード展開プロセス11を介することによ
り,「XXXX#」のコードが得られる。着信プロセス10
はこのコードを各サービスプロセス14に入力して処理
を要求する。こうして利用者6から回線への着信後の自
動処理が実行される。このDID番号は,内線番号とし
て「XXXX」の4桁の決められた範囲の複数の番号を使用
できるので,それらの複数の番号によりそれぞれ異なる
サービスを自動処理させることができる。
【0054】次に図10は上記図8に示す着信回線によ
りサービスの処理を行う構成の変更例である。この中
の,各符号は上記の図3〜図10に示す対応する各符号
と同様の名称である。
りサービスの処理を行う構成の変更例である。この中
の,各符号は上記の図3〜図10に示す対応する各符号
と同様の名称である。
【0055】動作を説明すると,利用者6が予めサービ
スに対応して割り当てられた番号をダイヤルすると,シ
ステム1の対応する回線接続部1aに着信する。この場
合,上記図8と同様に回線の番号を用いてコード展開プ
ロセス11がサービス記述テーブル12から置換番号を
発生する。続いて,この置換番号を短縮コードとして,
サービス記述テーブル12を検索すると,これに対応す
るサービスコード列が取り出される。このサービスコー
ド列を用いて各サービスプロセス14に対してサービス
処理を実行させることができる。
スに対応して割り当てられた番号をダイヤルすると,シ
ステム1の対応する回線接続部1aに着信する。この場
合,上記図8と同様に回線の番号を用いてコード展開プ
ロセス11がサービス記述テーブル12から置換番号を
発生する。続いて,この置換番号を短縮コードとして,
サービス記述テーブル12を検索すると,これに対応す
るサービスコード列が取り出される。このサービスコー
ド列を用いて各サービスプロセス14に対してサービス
処理を実行させることができる。
【0056】この図10の構成により,システム1の特
定の回線へ接続するだけで,自動着信処理と短縮コード
展開による自動サービスを実行することができる。さら
に,図11は上記図9に示すDID回線によるサービス
の処理を行う構成の変更例である。図11の,各符号は
上記の図3〜図10に示す対応する各符号と同様であ
る。
定の回線へ接続するだけで,自動着信処理と短縮コード
展開による自動サービスを実行することができる。さら
に,図11は上記図9に示すDID回線によるサービス
の処理を行う構成の変更例である。図11の,各符号は
上記の図3〜図10に示す対応する各符号と同様であ
る。
【0057】動作を説明すると,上記図9のA.の動作
シーケンスの概略のシーケンスが示され,利用者6が公
衆網の交換機(図示せず)の図に示すようにDIDの相
手番号「33-0123 」をダイヤルする。この後の途中の処
理を省略して,システム1の回線接続部1aにDIDの
内線番号に相当する番号「0123」が公衆網から入力す
る。この番号は,着信プロセス10において短縮コード
として識別され,この短縮コードを用いてサービス記述
テーブル12を検索する。これに対応するサービスコー
ド列が取り出されると,そのコード列を用いて着信プロ
セス10から各サービスプロセス14に対するサービス
処理が実行される。
シーケンスの概略のシーケンスが示され,利用者6が公
衆網の交換機(図示せず)の図に示すようにDIDの相
手番号「33-0123 」をダイヤルする。この後の途中の処
理を省略して,システム1の回線接続部1aにDIDの
内線番号に相当する番号「0123」が公衆網から入力す
る。この番号は,着信プロセス10において短縮コード
として識別され,この短縮コードを用いてサービス記述
テーブル12を検索する。これに対応するサービスコー
ド列が取り出されると,そのコード列を用いて着信プロ
セス10から各サービスプロセス14に対するサービス
処理が実行される。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば,従来の複雑な処理に比
べて簡易な操作でマルチメディア情報サービスシステム
に対するサービス処理を実行させることができると共
に,入力時の誤り発生を防止することができ,更に利用
者が手動で入力する場合に比べ高速化するので通信効率
を向上することができる。
べて簡易な操作でマルチメディア情報サービスシステム
に対するサービス処理を実行させることができると共
に,入力時の誤り発生を防止することができ,更に利用
者が手動で入力する場合に比べ高速化するので通信効率
を向上することができる。
【0059】また,マルチメディア情報サービスシステ
ムとして柔軟なサービスを提供することができ利用者へ
のサービス性を向上することができる。
ムとして柔軟なサービスを提供することができ利用者へ
のサービス性を向上することができる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】着信処理の基本構成を示す図である。
【図3】短縮コードにより動作するシステム要部の構成
と動作シーケンスを示す図である。
と動作シーケンスを示す図である。
【図4】複数サービスが起動される場合のシステム要部
の構成と動作シーケンスを示す図である。
の構成と動作シーケンスを示す図である。
【図5】利用者毎に短縮コードを割り当てた場合のシス
テム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
テム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
【図6】サービス記述テーブルを切替え可能とするシス
テム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
テム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
【図7】短縮コードにパラメータを付加する場合のシス
テム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
テム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
【図8】着信回線によるサービスの処理を行う場合のシ
ステム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
ステム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
【図9】DID回線によるサービスの処理を行う場合の
システム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
システム要部の構成と動作シーケンスを示す図である。
【図10】図8に示す着信回線によりサービスの処理を
行う構成の変更例を示す図である。
行う構成の変更例を示す図である。
【図11】図9に示すDID回線によるサービスの処理
を行う構成の変更例を示す図である。
を行う構成の変更例を示す図である。
【図12】従来例の説明図である。
【図13】従来のFAXメールサービス要求方式の手順
を示す図である。
を示す図である。
1 マルチメディア情報サービスシステム 2 処理部 2a 着信処理部 2b 短縮コード展開処理部 2c マルチメディアサービス処理部 2d 発信処理部 2e サービス記述テーブル管理部 3 データ部 3a サービス記述テーブル 3b 別のサービス記述テーブル 3c サービス用データ部 4 交換機 4a〜4c 回線 5 端末(#1〜#N)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 賢造 石川県金沢市尾山町1番8号 富士通北 陸通信システム株式会社内 (72)発明者 岡田 昭広 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−219228(JP,A) 特開 平4−177959(JP,A) 特開 平5−176062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/58 H04M 7/00 - 7/16 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 3/54 - 3/56
Claims (10)
- 【請求項1】 交換機に接続するマルチメディア情報サ
ービスシステムにおいて,交換機に接続する端末からの
着信を処理してサービスを実行する着信処理部と,利用
者がサービス処理を要求した時に入力すべきコード列の
記述が多数個,それぞれの短縮コードに対応付けられて
格納されたサービス記述テーブルと,前記着信処理部か
ら入力する情報を用いて前記サービス記述テーブルを検
索して対応するサービスコード列に展開して前記着信処
理部に供給する短縮コード展開処理部と,各種のサービ
ス処理機能を備え前記着信処理部の指示に応じて対応す
るサービス処理を実行するマルチメディアサービス処理
部と,前記着信処理部は,着信時に利用者から受信した
短縮コードを前記短縮コード展開処理部に供給し,前記
展開処理部が前記短縮コードにより前記サービス記述テ
ーブルからサービスコード列を取り出すと,該取り出さ
れたサービスコード列を用いて前記マルチメディアサー
ビス処理部に対して入力を行うことによりサービス処理
が実行されることを特徴とするマルチメディア情報サー
ビスシステムにおけるサービス簡易選択方式。 - 【請求項2】 請求項1において,前記サービス記述テ
ーブルに,一つの短縮コードに対応して複数のサービス
コード列を格納し,利用者から前記一つの短縮コードを
受信すると短縮コード展開処理部により対応する複数の
サービスコード列を取り出し,前記着信処理部は該当す
る複数のサービス処理を前記マルチメディアサービス処
理部により実行させることを特徴とするマルチメディア
情報サービスシステムにおけるサービス簡易選択方式。 - 【請求項3】 請求項1において,前記短縮コードとし
て各利用者毎に個別に割り当て,各利用者が同一のサー
ビス処理を異なる番号により要求することを特徴とする
マルチメディア情報サービスシステムにおけるサービス
簡易選択方式。 - 【請求項4】 請求項1において,前記サービス記述テ
ーブルの他に,前記サービス記述テーブルと同じ短縮コ
ードに対して異なるサービスコード列を格納した別のサ
ービス記述テーブルを設け,前記展開処理部が短縮コー
ドを用いて検索を行う対象となるサービス記述テーブル
として前記の複数のサービス記述テーブルの何れを選択
するかを,指定により切替え可能とすることを特徴とす
るマルチメディア情報サービスシステムにおけるサービ
ス簡易選択方式。 - 【請求項5】 請求項4において,前記短縮コード展開
処理部で使用するサービス記述テーブルは,時刻により
前記複数のサービス記述テーブルの一方を選択されるこ
とを特徴とするマルチメディア情報サービスシステムに
おけるサービス簡易選択方式。 - 【請求項6】 請求項1において,前記利用者が前記サ
ービス記述テーブルの検索に使用する短縮コードの他に
付加コードを入力すると,前記短縮コード展開処理部
は,前記サービス記述テーブルから取り出したサービス
コード列に前記付加コードを代入することにより,利用
者が希望するパラメータを含むサービスコード列を生成
し,前記着信処理部は生成したサービスコード列を用い
て前記マルチメディアサービス処理部に対しサービス処
理を実行させることを特徴とするマルチメディア情報サ
ービスシステムにおけるサービス簡易選択方式。 - 【請求項7】 請求項1に記載の着信処理部と,サービ
ス記述テーブルと,短縮コード展開処理部と,マルチメ
ディアサービス処理部とを備えた請求項1に記載のマル
チメディア情報サービスシステムにおいて,前記着信処
理部は,利用者が交換機を介して当該マルチメディア情
報サービスシステムに着信した回線を識別し,識別した
回線情報を前記短縮コード展開処理部に入力して対応す
る置換番号を取り出し,前記着信処理部は短縮コード展
開処理部で取り出した置換番号をサービスコードとして
前記マルチメディアサービス処理部に対して入力を行う
ことによりサービス処理を実行することを特徴とするマ
ルチメディア情報サービスシステムにおける簡易選択方
式。 - 【請求項8】 請求項7において,前記着信処理部は,
利用者が交換機を介して当該マルチメディア情報サービ
スシステムのDID回線に着信すると,前記交換機から
着信後に送られてくるDIDの番号を受け取ると,前記
短縮コード展開処理部に供給して対応する置換番号を得
て,該置換番号をサービスコードとして前記マルチメデ
ィアサービス処理部へ入力することを特徴とするマルチ
メディア情報サービスシステムにおける簡易選択方式。 - 【請求項9】 請求項7において,前記短縮コード展開
処理部は,前記置換番号が得られると,該置換番号によ
り前記サービス記述テーブルを検索して対応するサービ
スコード列を取り出し,前記着信処理部は取り出された
サービスコード列を用いて前記サービス処理部に対して
入力を行うことによりサービス処理を実行することを特
徴とするマルチメディア情報サービスシステムにおける
簡易選択方式。 - 【請求項10】 請求項8において,前記短縮コード展
開処理部は,前記識別したDIDの番号が入力される
と,該番号により前記サービス記述テーブルを検索して
対応するサービスコード列を取り出し,前記着信処理部
は取り出されたサービスコード列を用いて前記マルチメ
ディアサービス処理部に対して入力を行うことによりサ
ービス処理を実行することを特徴とするマルチメディア
情報サービスシステムにおける簡易選択方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15001394A JP3227310B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | マルチメディア情報サービスシステムにおけるサービス簡易選択方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15001394A JP3227310B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | マルチメディア情報サービスシステムにおけるサービス簡易選択方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0818684A JPH0818684A (ja) | 1996-01-19 |
JP3227310B2 true JP3227310B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=15487576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15001394A Expired - Fee Related JP3227310B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | マルチメディア情報サービスシステムにおけるサービス簡易選択方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227310B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP15001394A patent/JP3227310B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0818684A (ja) | 1996-01-19 |
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