JPH0771158B2 - 構内交換装置 - Google Patents

構内交換装置

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JPH0771158B2
JPH0771158B2 JP61088324A JP8832486A JPH0771158B2 JP H0771158 B2 JPH0771158 B2 JP H0771158B2 JP 61088324 A JP61088324 A JP 61088324A JP 8832486 A JP8832486 A JP 8832486A JP H0771158 B2 JPH0771158 B2 JP H0771158B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、複数の通話端末およびデータ端末が接続さ
れ、各端末からの接続要求に基づいて指定された宛先を
呼出し、両者を接続する構内交換装置に関する。
[従来技術] 一般に、回線網を利用してデータ端末装置によるデータ
通信や音声端末装置(電話端末)による会話を行なうと
き、宛先を指定するには、あらかじめ宛先の端末装置が
接続されている回線の回線番号を回線網に入力しなけれ
ばならない。
この回線番号は多数桁の数字等からなり、回線番号を入
力するための手間がかかったり、間違えて入力する不都
合があったので、利用者の操作を簡便にするために、近
年ではいわゆる短縮ダイアルサービスやワンタッチダイ
アル等を利用できる回線網や端末装置が実用されてい
る。
しかしながら従来、短縮ダイアルサービスでは、設定さ
れた短縮ダイアルはおのおのの回線に独立な回線に特定
のサービスであり、また、ワンタッチダイアルはその端
末装置に限定されるものであるので、常時利用できると
は限らず、また、回線番号が変更になったときには、設
定した情報を変更する必要があり、手間がかかるという
不都合を生じていた。
[目的] 本発明は、上述した従来技術の不都合を解消するために
なされたものであり、宛先を指定するさいの労力を低減
できる構内交換装置を提供することを目的としている。
[構成] 本発明は、複数の通話端末およびデータ端末が接続さ
れ、各端末からの接続要求に基づいて指定された宛先を
呼出し、両者を接続する構内交換装置において、通話端
末番号およびデータ端末番号とこれら端末の使用者名を
対応付けて登録可能な登録手段と、発信端末が通話端末
であるかデータ端末であるかを識別する識別手段と、発
信端末から入力された上記使用者名を解読する解読手段
とを備え、上記接続要求があったとき、発信端末が通話
端末であるかデータ端末であるかを識別するとともに、
接続要求に続いて発信端末から入力された使用者名を解
読し、上記発信端末が通話端末であった場合には、上記
解読された使用者名に対応して上記登録手段に登録され
ている通話端末番号を呼び出す一方、上記発信端末がデ
ータ端末であった場合には、上記解読された使用者名に
対応して上記登録手段に登録されているデータ端末番号
を呼び出すようにしたものである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる電子電話帳装置を
適用する構内交換装置の概略を示したものである。
同図において、構内交換装置PBXは、その外線側が複数
の回線PL1〜PLnを介して公衆網(加入者網)に接続する
とともに、複数の専用線BL1〜BLnが接続されている。
また、内線には、複数の電話端末DP1〜DPnおよびPB1〜P
Bn、複数の多機能電話端末FT1〜FTn、複数のデータ処理
装置PC1〜PCn、複数のファクシミリ装置FX1〜FXn、およ
び、電子電話帳装置BKが接続されている。
したがって、構内交換装置PBXにより、内線に接続され
ている各端末装置が相互に接続されるとともに、外線で
ある回線PL1〜PLnおよび専用線BL1〜BLnに、内線に接続
されている各端末装置が適宜に接続される。
ここで、電話端末DP1〜DPnは選択信号としてダイアルパ
ルを発生するものであるが、図示しないアダプタを付加
することによってDTMF(Dual Tone Multi Frequency)
トーン(プッシュダイアルトーン)を選択信号として出
力することができる。また、電話端末PB1〜PBnは選択信
号としてプッシュダイアルトーンを発生するものであ
る。
多機能電話端末FT1〜FTnは構内交換装置PBXが備えてい
る転送機能等の各種の機能を使用するためのデータを伝
送する機能やワンタッチダイアル等の他の各種の機能を
備えたものである。
データ処理装置PC1〜PCnはパーソナルコンピュータや日
本語ワードプロセッサ装置等からなり、データ通信のた
めの通信アダプタCA1〜CAnを介して構内交換装置PBXに
接続されている。この通信アダプタCA1〜CAnとしては、
例えば、郵政省推奨パソコン通信プロトコルを実現する
ためのものや、テレックス(日本語テレックス)手順を
実現するためのものがある。また、これらの通信アダプ
タCA1〜CAnおよびファクシミリ装置FX1〜FXnを、直接外
線である公衆網に切り換えて接続することもできる。
電子電話帳装置BKは、構内交換装置PBXと複数の内線を
介して接続され、また、この電子電話帳装置BKに後述す
る個人宛先情報等を登録したり変更したりあるいは削除
するための管理者用端末装置VT、複数の中継台AT1〜AT
n、および、各種の情報をハードコピー出力するための
プリンタPRが接続されており、その一例を第2図に示
す。
同図において、CPU(中央処理装置)1はこの電子電話
帳装置BKを制御するためのものであり、システムメモリ
やワークメモリを構成するメモリ2、および、制御デー
タや各種のファイルデータを記憶するための磁気記憶装
置3を備えており、これらのCPU1、メモリ2、および、
磁気記憶装置3はシステムバスSBを介して接続されてい
る。
また、管理者用端末装置VT、中継台AT1〜ATnおよびプリ
ンタPRは、インターフェース回路IF,IA1〜IAn,IBを介し
て、システムバスSBに接続されている。
また、構内交換装置PBXの内線とは、電話端末DP1〜DPn,
PB1〜PBnと接続するための通信制御部CP1〜CPn、多機能
電話端末FT1〜FTnおよびファクシミリ装置FX1〜FXnと接
続するための通信制御部CF1〜CFn、データ処理装置PC1
〜PCnと接続するための通信制御部CC1〜CCnを介して接
続されており、これらの通信制御部CP1〜CPn,CF1〜CFn,
CC1〜CCnは、インターフェース回路IC1〜ICn,ID1〜IDn,
IE1〜IEnを介してシステムバスSBに接続されている。
これらの通信制御部CP1〜CPn,CF1〜CFn,CC1〜CCnの一例
を第3図(a)〜(c)に示す。
図において、通信制御部CP1(〜CPn)は、構内交換装置
PBXと接続するための自動発着信機能を備えた網制御装
置11と、電話端末DP1〜DPn,PB1〜PBnから出力されるプ
ッシュダイアルトーンを検出するためのDTFM検出部12、
CPU1からの応答データを電話端末DP1〜DPn,PB1〜PBnに
出力するための音声合成部13、網制御装置11、DTMF検出
部12および音声合成部13を制御するための制御部14、お
よび、制御部14とCPU1の間でデータをやりとりするため
のインターフェース回路15から構成されている。
通信制御部CF1(〜CFn)は、網制御装置21、DTMF検出部
22、多機能電話端末FT1〜FTnおよびファクシミリ装置FX
1〜FXnとデータをやりとりするためのモデム23、網制御
装置21、DTMF検出部22およびモデム23を制御するための
制御部24、および、制御部24とCPU1の間でデータをやり
とりするためのインターフェース回路25から構成されて
いる。
通信制御部CC1(〜CCn)は、網制御装置31、通信アダプ
タCA1〜CAnを介してデータ処理装置PC1〜PCnとデータを
やりとりするためのモデム32、網制御装置31およびモデ
ム32を制御するための制御部33、および、制御部33とCP
U1の間でデータをやりとりするためのインターフェース
回路34から構成されている。
したがって、電話端末DP1〜DPn,PB1〜PBnから発信され
て構内交換装置PBXから電子電話帳装置BKに接続される
ときには通信制御部CP1〜CPnが、多機能電話端末FT1〜F
Tnおよびファクシミリ装置FX1〜FXnから発信されて構内
交換装置PBXから電子電話帳装置BKに接続されるときに
は通信制御部CF1〜CFnが、データ処理装置PC1〜PCnから
発信されて構内交換装置PBXから電子電話帳装置BKに接
続されるときには通信制御部CC1〜CCnが、それぞれ構内
交換装置PBXによって選択される。
これは構内交換装置PBXのグループ転送機能を応用した
ものであり、すなわち、通信制御部CP1〜CPnに接続され
ている複数の内線、通信制御部CF1〜CFnに接続されてい
る複数の内線、および、通信制御部CC1〜CCnに接続され
ている複数の内線が、おのおの1つのグループを形成す
るようにあらかじめ構内交換装置PBXに登録しておけ
ば、端末装置からは、おのおのが接続する通信制御部の
グループに対応した内線番号を構内交換装置PBXに指定
するだけで、対応する通信制御部で空いているものが構
内交換装置PBXによって自動的に選択されて接続され
る。
また、多機能電話端末FT1(〜FTn)の一例を第4図に示
す。
同図において、多機能電話端末FT1は、構内交換装置PBX
と接続するための自動発信手動着信機能を備えた網制御
装置41、通話するためのハンドセット42、選択信号(こ
の場合にはDTMFトーン)を発生するためのダイヤラ43、
構内交換装置PBXおよび電子電話帳装置BKとデータをや
りとりするためのモデム44、網制御装置41、ダイヤラ43
およびモデム44を制御するための制御部45、制御部45が
必要とする各種データ(例えば短縮番号等)を記憶する
ためのメモリ46、および、オペレータがこの多機能電話
端末FT1を操作するためのテンキー、複数の機能キーお
よび多数桁の文字を表示できる表示器からなる操作表示
部47によって構成されている。
そして、モデム44によるデータのやりとりがなされてい
る場合には、ハンドセット42からの出力信号(音声信
号)を回線(内線)に出力しないように網制御装置41を
切り換えており、また、ハンドセット42による通話がな
されている場合には、モデム44にデータが入力されない
ように網制御装置41を切り換えている。
またこの場合、操作表示部47の機能キーとしては、電子
電話帳装置BKを呼び出すための電話帳キー、電子電話帳
操作BKに例えば後述する一時電話番号を入力したり在/
不在データを設定するために電子電話帳装置BKを操作す
るための電話帳操作キー等を備えている。なお、電話帳
キーは短縮ダイアルの1つであり、通信制御部CF1〜CFn
に対応したグループの内線番号が登録されている。
さて、電子電話帳装置BKは、第5図に示したような形式
で個人宛先情報CDを管理している。
この個人宛先情報CDは、本人の個人名DN、本人の所属D
O、電話番号(この場合は内線番号)TN、使用できるフ
ァクシミリ装置FX1〜FXnの内線番号を示すFAX番号FN、
一時的な行き先の内線番号(あるいは外線番号)をあら
わす一時電話番号TT、席にいるかいないかをあらわす在
/不在データSN、着信可能な時間帯をあらわす着信可時
間AB、個人名MN、および、所属MOから構成され、構内交
換装置PBXの内線を使用している全ての使用者について
おのおのに1つ(1組)が形成され、磁気記憶装置3に
記憶される。なお、磁気記憶装置3からは、CPU1によっ
て適宜メモリ2に読み出される。
ここで、個人宛先情報CDの個人名DNおよび所属DOは、名
前および所属の部課名をなす文字(漢字、かな、数字、
アルファベット、および、記号等)の列からなり、個人
名MNおよび所属MOは、名前および所属の部課名をなす文
字のアルファベットをその並び順に次のような方法で数
字に変換したときに得られるデータからなり、以下、前
者のものを直接表現、後者のものを間接表現と称す。
間接表現のコード情報は、例えば第6図に示したような
対応でプッシュダイアル(例えば多機能電話端末装置FT
1〜FTnのテンキー)の各数字にアルファベットを割り当
て、ローマ字の名前を構成するアルファベットをその順
序に選択したときの数字列を、コード化したものであ
る。
すなわち、例えば「古川」という苗字は「FURUKAWA」と
ローマ字書きされるので、上述したアルファベットと数
字の割り当て方式に従えば「38785292」なる数字列に変
換され、これが個人名MNに記憶される。
この間接表現による個人名MNおよび所属MOは、電話端末
DP1〜DPnおよびPB1〜PBn、多機能電話端末装置FT1〜FT
n、および、ファクシミリ装置FX1〜FXnが、この電子電
話帳装置BKの機能を使用するときに検索情報として使用
される。また直接表現による個人名DNおよび所属DOは、
データ処理装置PC1〜PCnがこの電子電話帳装置BKの機能
を使用するときに検索情報として使用される。
この個人宛先情報CDのうち、一時電話番号TTおよび在/
不在データSN以外のデータは管理者用端末装置VTから電
子電話帳装置BKに直接形成(登録)され、システムに設
定されている特別のパスワード等が入力されない限りは
更新あるいは抹消されない。また、登録時には一時電話
番号TTの欄は無効状態(例えば全ての桁がFF(16進数)
からなる状態)に設定されており、在/不在データSNは
「在」状態にされている。なお、パスワードは個人毎に
設定してもよく、その場合には自身に関する個人宛先情
報CDを自分で任意に更新できる。
さらに、電話番号TNに対する一時電話番号TTと同様に、
FAX番号FNに対する一時FAX番号を設定することもでき
る。
なお、間接表現のための文字と数字との割り当ての関係
は上述したものに限らず、例えば、50音の行を数字に割
り当てるようにしてもよい。また、個人名MNに限れば、
おのおのの個人に付されている識別番号を用いることが
できる。
以上の構成で、例えば多機能電話端末FT1〜FTnの1つか
ら(ここでは多機能電話端末FT1からとする)所望の宛
先に発信するとき、オペレータは、まず多機能電話端末
FT1のテンキーから宛先の個人名を間接表現で入力した
のち、電話帳キーをオンする。
これにより、多機能電話端末FT1は、構内交換装置PBXと
接続し、通信制御部CF1〜CFnのグループに対応した内線
番号を送出する。これに応じて、構内交換装置PBXは空
いている通信制御部CF1〜CFnの1つを探し、その通信制
御部CF1〜CFnに多機能電話端末FT1を接続する。
通信制御部CF1〜CFnとの接続を完了すると、多機能電話
端末FT1は網制御装置41をモデム44側に切り換え、オペ
レータから入力された間接表現の個人名を、接続要求命
令(所定のコード情報からなる)に続いて電子電話帳装
置BKに、モデム44を介して送出する。
これにより、電子電話帳装置BKは、まず、通信制御部CF
1〜CFnが使用されていることから相手が多機能電話端末
FT1〜FTnかファクシミリ装置FX1〜FXnであると識別し、
受信したデータに含まれる接続要求命令コードを識別し
て、それに続くデータを間接表現の個人名と判別する。
そして、その転送された間接表現の個人名と同じ間接表
現の個人名MNが登録されている個人宛先情報CDを時期記
憶装置3から検索し、その個人宛先情報CDをメモリ2に
読み出す。次に、その読み出した個人宛先情報CDの在/
不在データSNが在状態にセットされているかどうかを識
別し、それが在状態にセットされている場合は、さらに
着信可時間ABに示されている着信可能な時間帯であるか
どうかを判断する。
その宛先が着信できる状態であれば、個人宛先情報CDの
一時電話番号TTに有効なデータが記憶されているかどう
かを判断し、その一時電話番号TTが有効な場合には一時
電話番号TTを、また一時電話番号TTが無効な場合には電
話番号TNをそれぞれ読み出し、多機能電話端末FT1をそ
の読み出した一時電話番号TTあるいは電話番号TNに接続
するように構内交換装置PBXに指令する。それと同時
に、多機能電話端末FT1にハンドセット42側に切り換え
るよう指令する。
これにより、構内交換装置PBXは多機能電話端末装置FT1
と電子電話帳装置BKとの接続を切断すると同時に多機能
電話端末FT1一旦保留状態にし、この多機能電話端末FT1
を一時電話番号TTあるいは電話番号TNに対応した端末装
置に接続する。また多機能電話端末FT1は、電子電話帳
装置BKからの指令に従って、網制御装置41をハンドセッ
ト42側に切り換えており、それによって、指定した個人
と通話することができる。
また、その宛先が着信できない状態であれば、電子電話
帳装置BKは多機能電話端末FT1に着信不可であることを
通知したのち、そのとき多機能電話端末FT1と接続して
いる通信制御部CF1の回線を切断させる。またこのとき
には、多機能電話端末FT1は表示器に着信不可であるこ
とを表示するととも回線を切断する。
なお、この場合は間接表現による個人名のみで個人宛先
情報CDを検索しているが、さらに、間接表現による所属
をオペレータに入力させ、間接表現による個人名および
所属によって個人宛先情報CDを検索させるようにするこ
ともできる。
このようにして、多機能電話端末FT1から電子電話帳BK
を呼び出し、宛先に接続させることができる。
また操作手順として、先に電話帳キーをオンし、電子電
話帳装置BKと接続してから宛先の個人名を間接表現で入
力させることもできる。この場合、電子電話帳装置BKで
は、多機能電話端末FT1が接続したのちに所定のデータ
を送出してこないことから、オペレータが直接接続して
きたことを判断することができる。
また、電話端末DP1〜DPnおよびPB1〜PBnのいずれか1つ
(例えば電話端末PB1)から電子電話帳装置BKの機能を
利用するときには、まず、オペレータが電話端末PB1
ら通信制御部CP1〜CPnグループに対応した内線番号を操
作して構内交換装置PBXに送出する。これに応じて、構
内交換装置PBXは空いている通信制御部CP1〜CPnの1つ
を探し、その通信制御部CP1〜CPnに電話端末PB1を接続
する。
通信制御部CP1〜CPnとの接続が終了してリングバックト
ーンが聞こえなくなると、オペレータは宛先の個人名を
間接表現で入力する。
電子電話帳装置BKは、通信制御部CP1〜CPnを介して接続
されたことから、発信端末装置が電話端末DP1〜DPn,PB1
〜PBnのいずれかであると判断するとともに、上述と同
様な処理を実行する。
これにより、宛先が着信可能な状態であれば、構内交換
装置PBXによってその宛先に電話端末PB1が接続される。
また、宛先が着信不能な状態であれば、電子電話帳装置
BKは、例えば「宛先に接続できません」等の音声メッセ
ージを、電話端末PB1と接続している通信制御部CP1〜CP
nの音声合成部13から発生させて、オペレータに着信不
能を通知して、回線を切断する。なおこの場合、着信不
能な理由もオペレータに音声応答すれば、さらに使い勝
手が向上する。
またファクシミリ装置FX1〜FXnあるいはデータ処理装置
PC1〜PCnから電子電話帳装置BKの機能を利用するとき
も、上述と同様な操作および処理が実行されて宛先に接
続されるか着信不可が通知されて回線が切断される。た
だし、ファクシミリ装置FX1〜FXnから発信されたとき、
着信可能な場合にはFAX番号FNの内線に接続する。この
とき、個人宛先情報CDに一時FAX番号が設定されてい
て、その一時FAX番号が有効な場合には、その一時FAX番
号の内線に接続してもよい。あるいは、在/不在データ
SNの内容にかかわらずFAX番号FNに接続することもで
き、またかかる接続を特別に指定する情報を含ませるこ
ともできる。
次に、オペレータが、電子電話帳装置BKに記憶された自
分に関する個人宛先情報CDを更新する場合について説明
する。
例えば、上述と同様に多機能電話端末FT1から更新する
ことを考えると、オペレータは、まず、電話帳操作キー
をオンしたのちに電話帳キーをオンする。
これにより、上述と同様にして多機能電話端末FT1が電
子電話帳装置BKに接続される。そして、電子電話帳装置
BKとの接続を確認すると、多機能電話端末FT1は網制御
装置41によって回線をモデム44側に切り換え、モデム44
を介して電子電話帳装置BKにターミナル命令を送信する
とともにそれ以後は電子電話帳装置BKの端末装置として
動作し、その操作キーから入力されたデータを電子電話
帳装置BKに転送するとともに、電子電話帳装置BKからの
応答データあるいはエコーバックデータを表示器に表示
する。なお、このように電子電話帳装置BKの端末装置と
して動作するときには、多機能電話端末FT1と電子電話
帳装置BKとのデータのやりとりは、モデム44を介してな
される。
電子電話帳装置BKは、多機能電話端末FT1からターミナ
ル命令が転送されると、まず、オペレータの個人名を間
接表現で入力するように要求し、それが入力されると、
その入力された間接表現の個人名と同じ間接表現の個人
名MNが登録されている個人宛先情報CDを磁気記憶装置3
から検索し、その個人宛先情報CDをメモリ2に読み出
す。
なおこのときに、さらに所属を間接表現で入力するよう
に要求することもできる。また個人にパスワードが設定
されているときには、間接表現による個人名の入力の直
後にそのパスワードの入力を要求し、正しいパスワード
が入力されたときのみに操作メニューを表示させるよう
にすることもできる。そのときに正しいパスワードが入
力されないときには、その時点で回線を切断してよい。
そして、例えば「1.在/不在変更 2.一時電話番号入力
3.その他 4.終了」という操作メニューを多機能電話
端末FT1に表示し、オペレータに所望の操作を選択させ
る。
ここで、オペレータが「1.在/不在変更」を選択したと
すると、まず、電子電話帳装置BKは現在設定されている
在/不在データSNを表示し、変更するかどうかをオペレ
ータに質問する。これに対してオペレータが変更するこ
とを入力したとき(例えばテンキーの「1」をオンす
る)には、その在/不在データSNの内容を変更して、そ
の結果を表示し、さらにオペレータに確認させたのちに
最初の操作メニューを表示する。またこのとき、在/不
在データSNが「不在」状態から「在」状態に変更された
場合、電子電話帳装置Bkは有効状態になっている一時電
話番号TTを無効状態に変更する。
また、オペレータが「2.一時電話番号入力」を選択した
ときには一時電話番号入力モードが設定され、オペレー
タが操作キーから入力したキーデータを一時電話番号と
して一時的に記憶するとともにその入力データをエコー
バックする。そして、オペレータが一時電話番号入力終
了を通知すると、それまでに入力したデータが一時電話
番号TTとして個人宛先情報CDに記憶されるとともに、最
初の操作メニューを表示する。
通常は、在/不在データSNが「在」から「不在」に変更
されたとき、この一時電話番号も入力される。なお、こ
の一時電話番号としては、その多機能電話端末FT1に設
定されている短縮ダイアルの電話番号を入力することも
でき、また内線番号および外線番号のいずれでもよい。
また操作メニューの「3.その他」を選択すると、それ以
外の個人宛先情報CDの内容を変更するモードが選択さ
れ、電子電話帳装置BKは最初にシステムに設定されてい
るパスワード(あるいは個人に設定されているパスワー
ド)の入力を要求する。
ここで正しいパスワードが入力されると、電子電話帳装
置BKは、変更する項目を選択するためのサブメニューを
表示する。そして、そのサブメニューから1つの項目が
選択されたときには、その項目に現在設定されている内
容を表示し、変更するかどうかを質問し、変更する場合
には変更するための作業に移り、変更が終了したときお
よび変更しない場合には、サブメニューを表示する。
このサブメニューには、「3.その他」の作業を終了する
ための項目が含まれており、終了すると最初の操作メニ
ューが表示される。また、サブメニューの表示前に正し
いパスワードが入力されなかった場合にも最初の操作メ
ニューの表示状態に戻る。
そして、操作メニューから「4.終了」が選択されたとき
には、電子電話帳装置BKはこの操作モードを終了し、多
機能電話端末FT1を元の状態に復帰させると同時に回線
を切断する。これにより、多機能電話端末FT1も回線を
切断し、オペレータの操作を終了する。
これ以外の操作メニューの内容としては、例えば個人宛
先情報CDに一時FAX番号が含まれている場合には、この
一時FAX番号を入力する項目を追加することができ、ま
たその場合、在/不在データSNが「不在」状態から
「在」状態に変更されたとき、自動的に一時FAX番号を
無効状態に設定してもよい。また当然のことながら、個
人宛先情報CDを更新するときの操作手順は上述したもの
に限ることはない。
またファクシミリ装置FX1〜FXnおよびデータ処理装置PC
1〜PCnによって個人宛先情報CDの内容を更新するときに
も同様の処理がなされる。また、電話端末DP1〜DPn,PB1
〜PBnによって個人宛先情報CDの内容を更新するときに
は、電子電話帳装置BKからの応答データは全て音声によ
るものであり、したがって上述と同様な操作メニュー等
の出力および操作法を音声ガイダンスによってオペレー
タに通知し、オペレータからの入力を促す。
なお、個人宛先情報CDの抹消は、おのおのの個人によっ
て任意に行なわせることもできるが、登録時と同様に管
理者用端末装置VTによってのみ個人宛先情報CDを抹消で
きるようにしてもよい。
第7図は、本発明の他の例にかかる電子電話帳装置BK′
を示している。なお、同図において第2図と同一部分お
よび相当する部分には、同一符号を付してその説明を省
略する。
この実施例では、1種類の通信制御部CU1〜CUnを、電話
端末用、多機能電話端末/ファクシミリ装置用およびデ
ータ処理装置用に用いている。この通信制御部CU1〜CUn
は、通信制御部CP1〜CPn,CF1〜CFn,CC1〜CCnの機能のう
ち、自動発着信機能付の網制御装置とDTMF検出部の機能
を備えており、端末装置の種類を識別する端末識別部5
に接続されている。
端末識別部5は、接続された端末装置が電話端末DP1〜D
Pn,PB1〜PBnであるか、多機能電話端末FT1〜FTnである
か、ファクシミリ装置FX1〜FXnであるか、データ処理装
置PC1〜PCnであるかを識別し、電話端末DP1〜DPn,PB1
PBnである場合には電話用信号処理部PP1〜PPnのうち空
いているものに接続し、多機能電話端末FT1〜FTnおよび
ファクシミリ装置FX1〜FXnである場合にはFT/FAX用信号
処理部PF1〜PFnのうち空いているものに接続し、データ
処理装置PC1〜PCnである場合にはPC用信号処理部PD1〜P
Dnのうち空いているものに接続する。
この端末識別部5による端末装置の識別の方法として
は、例えば次のようなものがある。
すなわち、各端末装置は、電子電話帳装置BK′に接続す
ると最初に自端末の種別を表示するデータを送信する。
このデータ内容によって、端末識別部5は接続された端
末装置の種類を識別するとともに、接続されてから所定
時間内にその表示データを受信できなかったときには、
接続された端末装置が電話端末DP1〜DPn,PB1〜PBnであ
ると判断する。
電話用信号処理部PP1〜PPnは通信制御部CP1〜CPnの機能
のうち音声合成部13および制御部14の機能をもち、FT/F
AX用信号処理部PF1〜PFnは通信制御部CF1〜CFnの機能の
うちモデム23および制御部24の機能をもち、PC用信号処
理部PD1〜PDnは通信制御部CC1〜CCnの機能のうちモデム
32および制御部33の機能をもつ。
したがって、この実施例では、通信制御部CU1〜CUnに接
続されている内線が1つのグループを形成するように構
成交換装置PBXに登録すればよいので、各種の端末装置
から電子電話帳装置BK′を呼び出すときには、同一の内
線番号を構成交換装置PBXに送出すればよい。
またこの実施例では、各種の端末装置で通信制御部CU1
〜CUnを共通に使用しているので、電子電話帳装置BKが
使用する内線の数を少なくすることができる。
ところで、上述した各実施例では、アナログ回線を用い
ているが、デジタル回線を用いた場合にも本発明を適用
することができる。その場合にはモデムは不要となる。
また、上述した各実施例では、構内交換装置に本発明に
かかる電子電話帳装置を接続しているが、公衆網等の広
域網にこの電子電話帳装置を接続して公衆網のサービス
の1機能とすることもできる。また構内交換装置等に本
発明にかかる電子電話帳装置の機能を内蔵させることも
できる。
なお、上述した各実施例では、内線間の通信に電子電話
帳装置の機能を使用しているが、外線に接続された端末
装置によって電子電話帳装置の機能を使用可能にするこ
ともできる。
またさらに、上述した各実施例では、個人宛先情報を記
憶する装置として磁気記憶装置を用いているが、これ以
外の記憶装置を用いることができる。
[効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数の通話端末
およびデータ端末が接続され、各端末からの接続要求に
基づいて指定された宛先を呼出し、両者を接続する構内
交換装置において、通話端末番号およびデータ端末番号
とこれら端末の使用者名を対応付けて登録可能な登録手
段と、発信端末が通話端末であるかデータ端末であるか
を識別する識別手段と、発信端末から入力された上記使
用者名を解読する解読手段とを備え、上記接続要求があ
ったとき、発信端末が通話端末であるかデータ端末であ
るかを識別するとともに、接続要求に続いて発信端末か
ら入力された使用者名を解読し、上記発信端末が通話端
末であった場合には、上記解読された使用者名に対応し
て上記登録手段に登録されている通話端末番号を呼び出
す一方、上記発信端末がデータ端末であった場合には、
上記解読された使用者名に対応して上記登録手段に登録
されているデータ端末番号を呼び出すようにしたので、
ファクシミリ装置、パーソナルコンピュータ装置、およ
び、多機能電話装置等、通信方式又はデータ形式が相違
する異種の端末間の接続が可能になるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を適用した構内交換装置を例
示したブロック図、第2図は電子電話帳装置の一例を示
したブロック図、第3図(a)〜(c)はそれぞれの通
信制御部の構成例を示したブロック図、第4図は多機能
電話端末の一例を示したブロック図、第5図は個人宛先
情報の一例を示した概略図、第6図は間接表現を形成す
るときの数字に対するアルファベットの割り当てを例示
した平面図、第7図は電子電話帳装置の他の例を示した
ブロック図である。 BK,BK′……電子電話帳装置、 CP1〜CPn,CF1〜CFn,CC1〜CCn,CU1〜CUn……通信制御
部、 PP1〜PPn……電話用信号処理部、PF1〜PFn……FT/FAX用
信号処理部、PD1〜PDn……PC用信号処理部、 1……CPU(中央処理装置)、2……メモリ、3……磁
気記憶装置、5……端末識別部。
フロントページの続き (72)発明者 村上 耕二郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−141061(JP,A) 特開 昭57−104355(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通話端末およびデータ端末が接続さ
    れ、各端末からの接続要求に基づいて指定された宛先を
    呼出し、両者を接続する構内交換装置において、 通話端末番号およびデータ端末番号とこれら端末の使用
    者名を対応付けて登録可能な登録手段と、 発信端末が通話端末であるかデータ端末であるかを識別
    する識別手段と、 発信端末から入力された上記使用者名を解読する解読手
    段とを備え、 上記接続要求があったとき、発信端末が通話端末である
    かデータ端末であるかを識別するとともに、接続要求に
    続いて発信端末から入力された使用者名を解読し、上記
    発信端末が通話端末であった場合には、上記解読された
    使用者名に対応して上記登録手段に登録されている通話
    端末番号を呼び出す一方、上記発信端末がデータ端末で
    あった場合には、上記解読された使用者名に対応して上
    記登録手段に登録されているデータ端末番号を呼び出す
    ことを特徴とする構内交換装置。
JP61088324A 1986-04-18 1986-04-18 構内交換装置 Expired - Fee Related JPH0771158B2 (ja)

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