JP3226154B2 - 車両用リヤシート - Google Patents

車両用リヤシート

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JP3226154B2 JP26517196A JP26517196A JP3226154B2 JP 3226154 B2 JP3226154 B2 JP 3226154B2 JP 26517196 A JP26517196 A JP 26517196A JP 26517196 A JP26517196 A JP 26517196A JP 3226154 B2 JP3226154 B2 JP 3226154B2
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原 穣 司 栗
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ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用リヤシート
に関し、更に詳細に説明すると、シートクッションとシ
ートバックとを備え、前記シートバックがシートクッシ
ョンの後端で前方に傾動可能に枢支された車両用リヤシ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8に示す如く、従来の車両用
リヤシート1は、シートクッション2とシートバック3
とを備え、前記シートバック3がシートクッション2の
後端で枢支ピン5により前方に傾動可能に枢支されてい
る。また車両用リヤシート1は、限られた車室内スペー
スを有効に利用するために、シートバック3を前傾さ
せ、トランクスルーとして荷室を増加させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記従来の
車両用リヤシート1のシートクッション2とシートバッ
ク3とのラップ代は表皮材の皺や弛みの発生により小さ
く設定することができず、このため図7に示す如く、シ
ートクッション2とシートバック3との間に隙間7が発
生し、リヤシート1の前方から隙間7を介してトランク
ルームが露出し、外観を悪化させていた。またシートバ
ック3を前傾させてトランクスルーとした場合にも、図
8に示す如く、リヤシート1の前方から隙間7を介して
トランクルームが露出し、外観を悪化させるものであっ
た。
【0004】本発明は、上記従来例の未解決の課題に着
目してなされたものであり、リヤシートの前方からシー
トクッションとシートバックとの間の隙間を介してトラ
ンクルームが露出する虞れがなく、外観を悪化させる虞
れがなく、またシートバックを前傾させてトランクスル
ーとした場合にも、リヤシートの前方から隙間を介して
トランクルームが露出する虞れがなく、更にシートバッ
クの前傾作業を簡易迅速に行え、部品点数が少なく操作
性を向上させることができる車両用リヤシートを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
車両用リヤシートは、シートクッションとシートバック
とを備え、前記シートバックがシートクッションの後端
で前方に傾動可能に枢支された車両用リヤシートにおい
て、前記シートクッションの表皮材の後端部に上方向に
突出する剛性を有するカーペット材からなる遮蔽部材の
一端が第1の縫着部で縫着され、該遮蔽部材の他端が自
由端に形成され、該遮蔽部材の長手方向の途中が表皮材
の後端部に縫着された引き部材に第2の縫着部で縫着さ
れ、前記遮蔽部材が後方に傾斜して突出していることを
特徴とする。
【0006】本発明の請求項1に係る車両用リヤシート
においては、シートクッションの表皮材の後端部に上方
向に突出する剛性を有するカーペット材からなる遮蔽部
材の一端が第1の縫着部で縫着され、該遮蔽部材の他端
が自由端に形成され、該遮蔽部材の長手方向の途中が表
皮材の後端部に縫着された引き部材に第2の縫着部で縫
着され、前記遮蔽部材が後方に傾斜して突出しているの
で、シートバックの回動時に遮蔽部材がシートクッショ
ンとシートバックとの間の隙間に挟まる虞れがなく、ま
た遮蔽部材がシートクッションとシートバックとの間の
隙間から前方に引き出されて露出することがなく、リヤ
シートの前方からシートクッションとシートバックとの
間の隙間を介してトランクルームが露出する虞れがな
く、外観を悪化させる虞れがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる車両用リヤ
シートの実施の形態を図面を参照して説明する。図1乃
至図6は本発明の実施の形態を夫々示すものであり、図
1は、自動車のリヤシート11を示し、左右の座席S位
置に延長する一体のシートクッション12と、このシー
トクッション12に対して前後に傾動可能に配設された
シートバック13とを備えている。
【0008】前記シートバック13は、図3乃至図6に
夫々示す如く、シートクッション12の後端12a上方
位置で枢支ピン15により前方に傾動可能に枢支されて
いる。シートクッション12はバケット状に形成され、
このシートクッション12は、図2に示す如く、クッシ
ョンフレーム17とパッド材18及び表皮材19とから
形成されている。
【0009】シートクッション12の表皮材19はシー
トクッション12の後端12a位置で前方側のメイン部
19aと引き部材21とを縫着して形成されている。こ
の引き部材21の前端21aとメイン部19aの後端と
の第1の縫着部を符号23で示す。
【0010】前記引き部材21の後端21bにはワイヤ
ー25が袋縫い状態で縫着され、このワイヤー25がク
ッションフレーム17にクリップ27止めされている。
【0011】前記表皮材19のメイン部19aの後端と
引き部材21の前端21aとの第1の縫着部23に上方
向に突出する剛性を有するカーペット材からなる遮蔽部
材31の一端が縫着され、他端は自由端に形成されてい
る。
【0012】このカーペット材からなる遮蔽部材31に
はP.P樹脂,P.E樹脂等によりバッキングが施され
ている。前記P.P樹脂,P.E樹脂は目付量200g
/m2〜2000g /m2 のものが用いられる。
【0013】この遮蔽部材31の、図2に示す横断面で
見て長手方向の途中が前記引き部材21の途中で第2の
縫着部により縫着され、前記遮蔽部材31が後方に傾く
ように癖付けされ、後方に傾斜して突出している。
【0014】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
図3に示す如く、シートバック13が起立状態にある通
常の着座位置においては、前記遮蔽部材31がシートク
ッション12の後端12aより後方に傾斜して突出し、
リヤシート11の前方からシートクッション12とシー
トバック13との間の隙間を介してトランクルーム等の
車体が露出する虞れがない。
【0015】また、図4に示す如く、シートバック13
を前方に傾倒させた場合には、シートバック13の下端
で遮蔽部材31が後方に押圧されているも、遮蔽部材3
1が剛性を有するカーペット材から形成されているの
で、シートクッション12の後端12aより後方に傾斜
して突出し、リヤシート11の前方からシートクッショ
ン12とシートバック13との間の隙間を介してトラン
クルーム等の車体が露出する虞れがない。
【0016】更に、図5及び図6に示す如く、シートバ
ック13を前方に傾倒させた状態より、シートバック1
3を起立状態に起こそうとする場合には、前記遮蔽部材
31が前方に引き出されようとするが、遮蔽部材31が
剛性を有するカーペット材から形成されているので、シ
ートクッション12の後端12aより後方に傾斜して突
出した状態を保持することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
車両用リヤシートによれば、シートクッションの表皮材
の後端部に上方向に突出する剛性を有するカーペット材
からなる遮蔽部材の一端が第1の縫着部で縫着され、該
遮蔽部材の他端が自由端に形成され、該遮蔽部材の長手
方向の途中が表皮材の後端部に縫着された引き部材に第
2の縫着部で縫着され、前記遮蔽部材が後方に傾斜して
突出しているので、シートバックの回動時に遮蔽部材が
シートクッションとシートバックとの間の隙間に挟まる
虞れがなく、また遮蔽部材がシートクッションとシート
バックとの間の隙間から前方に引き出されて露出するこ
とがなく、リヤシートの前方からシートクッションとシ
ートバックとの間の隙間を介してトランクルームが露出
する虞れがなく、外観を悪化させる虞れがない。
【0018】本発明によれば、リヤシートの前方からシ
ートクッションとシートバックとの間の隙間を介してト
ランクルームが露出する虞れがなく、外観を悪化させる
虞れがなく、またシートバックを前傾させてトランクス
ルーとした場合にも、リヤシートの前方から隙間を介し
てトランクルームが露出する虞れがなく、更にシートバ
ックの前傾作業を簡易迅速に行え、部品点数が少なく操
作性を向上させることができる車両用リヤシートを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用リヤシートの外観斜視図。
【図2】本発明に係る車両用リヤシートのシートクッシ
ョンの後端の一部拡大断面図。
【図3】本発明に係る車両用リヤシートの側面図。
【図4】本発明に係る車両用リヤシートのシートバック
を前倒させた状態の側面図。
【図5】本発明に係る車両用リヤシートのシートバック
の前倒状態より起立させる状態を示す一部拡大断面図。
【図6】本発明に係る車両用リヤシートのシートバック
の前倒状態より起立させる状態の側面図。
【図7】従来の車両用リヤシートの側面図。
【図8】従来の車両用リヤシートのシートバックを前倒
させた状態の側面図。
【符号の説明】
11 リヤシート 12 シートクッション 12a 後端 13 シートバック 15 枢支ピン 17 クッションフレーム 18 パッド材 19 表皮材 19a メイン部 21 引き部材 21a 前端 21b 後端 23 縫着部 25 ワイヤー 27 クリップ 31 遮蔽部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/20 - 2/22 B68G 1/00 - 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションとシートバックとを備
    え、前記シートバックがシートクッションの後端で前方
    に傾動可能に枢支された車両用リヤシートにおいて、前
    記シートクッションの表皮材の後端部に上方向に突出す
    る剛性を有するカーペット材からなる遮蔽部材の一端が
    第1の縫着部で縫着され、該遮蔽部材の他端が自由端に
    形成され、該遮蔽部材の長手方向の途中が表皮材の後端
    部に縫着された引き部材に第2の縫着部で縫着され、前
    記遮蔽部材が後方に傾斜して突出していることを特徴と
    する車両用リヤシート。
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