JP2000014484A - 車両用シートバック - Google Patents

車両用シートバック

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JP2000014484A
JP2000014484A JP10183639A JP18363998A JP2000014484A JP 2000014484 A JP2000014484 A JP 2000014484A JP 10183639 A JP10183639 A JP 10183639A JP 18363998 A JP18363998 A JP 18363998A JP 2000014484 A JP2000014484 A JP 2000014484A
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JP
Japan
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seat back
upper half
movable seat
fixed side
movable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10183639A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Sakakibara
康洋 榊原
Atsuki Sasaki
篤樹 佐々木
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Takanichi Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リクライニング時でも着座者に窮屈感がない
うえリクライニング操作を円滑に行なえる耐久性にも優
れた車両用シートバックを提供する。 【解決手段】 車室内壁に固定される固定式サイドシー
トバック2と、その内側面に外側面を当接させてリクラ
イニングされる可動式シートバック1とよりなり、固定
式サイドシートバック2の上半部を下半部より幅狭の幅
狭部21となるテーパ状に形成する一方、可動式シート
バック1の上半部を幅狭部21の内側面に対応する外側
面を有する広幅部11に形成してその外側面12をリク
ライニング作動時に固定式サイドシートバック2の上半
部内側面との過度の干渉を回避する傾斜面部13に形成
し、可動式シートバック1の背面には可撓性張出部33
が傾斜面部13より外側に延出するように裏カバー3を
添装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックを後
方にリクライニングさせた時でも着座者に窮屈感がな
く、しかも、リクライニング操作を円滑に行なうことが
できて耐久性にも優れた車両用シートバックに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用リヤシート等において
は、車室内壁に固定される固定式サイドシートバック間
にリクライニング可能な可動式シートバックを介在させ
て可動式シートバックを所要の傾角に調節できるように
したものがあるが、この種のリヤシートにおいて、可動
式シートバックを後方へリクライニングさせた状態で着
座すると、固定式サイドシートバックと可動式シートバ
ックとの間に段差ができるために、固定式サイドシート
バック上部に着座者の肩が当り、着座者に窮屈感を与え
ることとなる。そこで、固定式サイドシートバックの上
半部を下半部より幅狭の幅狭部となるテーパ状に形成す
る一方、可動式シートバックの上半部を前記幅狭部の内
側面に対応する外側面を有する広幅部に形成しておくこ
とが考えられるが、このような構成とした場合、可動式
シートバックをその下端の枢支点を中心として後傾させ
るリクライニング作動時において、可動式シートバック
が後傾するにしたがい可動式シートバックの外側面が順
次下方に移動するため、固定式サイドシートバックの内
側面に当接する可動式シートバックの外側面とは干渉し
合うこととなってスムーズなリクライニングが行なわれ
なくなったり、当接面である表皮が無理な摺動により摩
耗して劣化するなど種々の問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは、上記のような従来の問題点を解決して、
シートバックを後方にリクライニングさせた時でも着座
者に窮屈感がなく、しかも、リクライニング操作を円滑
に行なうことができて耐久性にも優れた車両用シートバ
ックを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の車両用シートバックは、ホイルハ
ウスを隠蔽して車室内壁に固定される固定式サイドシー
トバックと、その内側面に外側面を当接させてリクライ
ニングされる可動式シートバックとよりなる車両用シー
トバックにおいて、前記固定式サイドシートバックの上
半部を下半部より幅狭の幅狭部となるテーパ状に形成す
る一方、前記可動式シートバックの上半部を前記幅狭部
の内側面に対応する外側面を有する広幅部に形成してこ
の広幅部の外側面にはリクライニング作動時に固定式サ
イドシートバックの上半部内側面との過度の干渉を回避
する傾斜面部を形成し、さらに、可動式シートバックの
背面には可撓性張出部が傾斜面部より外側に延出するよ
うに裏カバーを添装したことを特徴とするものを基本構
成とする。そして、このような車両用シートバックにお
ける裏カバーとして、硬質ボードにカーペット地をその
端縁部分が可撓性張出部として張出されるように添着し
たものを用いたものを請求項2に係る発明とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は3人掛け用の自動
車のリヤシートを示すものであって、図中1は可動式シ
ートバック、2はホイルハウスを隠蔽して車室内壁に固
定される固定式サイドシートバックである。可動式シー
トバック1は固定式サイドシートバック2、2間に全表
面が常時は滑らかに続くように介在されていて、周知の
リクライニング機構により下端の枢支点を基点として後
方へリクライニング可能なものとしてある。前記した固
定式サイドシートバック2はホイルハウスを隠蔽するよ
うに車両内の両側に固定される関係上、その下半部の内
側面は略垂直面とされているが、これに続く上半部は内
側面が外側に向け徐々に拡開されるテーパ面22とさ
れ、これにより上半部は下半部より幅狭の幅狭部21と
されている。また、この固定式サイドシートバック2の
下半部外側にはホイルハウス受入れ用凹部23が形成さ
れていて、このホイルハウス受入れ用凹部23をホイル
ハウス上に位置させて前記したように車両内に立設固定
されている。
【0006】一方、前記した可動式シートバック1はそ
の外側面が前記した固定式サイドシートバック2の内側
面と対応する形状とされている。すなわち、可動式シー
トバック1の外側面は、その下半部が略垂直面とされる
とともにこれに続く上半部は前記したサイドシートバッ
ク2のテーパ面22に対応するテーパ状の外側面12を
有する上半部を続かせたもので、これにより可動式シー
トバック1の上半部は広幅部11とされている。そし
て、この広幅部11の外側面12には、可動式シートバ
ック1のリクライニング作動時に前記した固定式サイド
シートバック2の上半部の内側面であるテーパ面22と
の過度の干渉を回避するための傾斜面部13が形成され
ている。
【0007】3は可動式シートバック1の背面に添装さ
れている裏カバーであって、この裏カバー1は可動式シ
ートバック1の背面を全体的に覆う大きさの硬質ボード
31の裏面にカーペット地32を添着したものである
が、このカーペット地32の端縁は折り返えされた可撓
性張出部33としてその可撓性張出部33を傾斜面部1
3より外向きに延出させてある。
【0008】このように構成されたものは、常時は可動
式シートバック1と固定式サイドシートバック2、2の
表面は滑らかに続くもので、従来のこの種の車両用シー
トバックと外見上は何等変わることがないが、ホイール
ハウスがある関係上所定の幅が必要で且つその内側面が
略垂直面とならざるを得ない下半部に比べて固定式サイ
ドシートバック2の上半部を幅狭の幅狭部21となるテ
ーパ状に形成し、この幅狭化した分だけ可動式シートバ
ック1の上半部を広幅部11に形成してあるから、リク
ライニング機構を用いて可動式シートバック1をその下
端の枢支点を基点として後方へリクライニング作動させ
たとき、固定式サイドシートバック2と可動式シートバ
ック1との間に段差が生じても、可動式シートバック1
の上部幅を充分確保できることとなり、着座者に窮屈感
を与えることがない。
【0009】また、固定式サイドシートバック2の上半
部を幅狭の幅狭部21とし、可動式シートバック1はそ
の上半部形状を広幅部11としているにもかかわらず、
この広幅部11の外側面12にはリクライニング作動時
に前記テーパ面22との過度の干渉を回避する傾斜面部
13を形成してあるので、可動式シートバック1を内側
面が略垂直な固定式サイドシートバック2の下端を基点
としてリクライニング作動させたとき、可動式シートバ
ック1が後傾するにしたがい可動式シートバック1の上
半部の外側面12が固定式サイドシートバック2の上半
部内側面に対して順次下方に移動しても、固定式サイド
シートバック2の前記テーパ面22と可動式シートバッ
ク1の外側面12とは過度に干渉し合うことがなくスム
ーズなリクライニングが行なわれ、固定式サイドシート
バック2との当接面の表皮が無理な摺動により摩耗して
劣化することもなくて充分な耐久性を有するものとな
る。
【0010】また、可動式シートバック1の上半部の外
側面12には傾斜面部13が形成されているにもかかわ
らず、可動式シートバック1の背面には可撓性張出部3
3が傾斜面部13より外側に延出するように裏カバー3
を添装してあるから、傾斜面部13が背面に露呈されて
体裁を損なうことがなく、しかも、この可撓性張出部3
3はカーペット地32のように充分な可撓性を有してい
るため、リクライニング作動時には円滑な摺動が妨げら
れることなく追従し、摺動面に無理がかかることがなく
て何等リクライニング作動上の悪影響の生じることはな
い。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、上半
部を下半部より幅狭の幅狭部となるテーパ状に形成した
両側の固定式サイドシートバック間にあってリクライニ
ング可能な可動式シートバックの上半部を広幅部に形成
してあるから、後方へリクライニングされたときの有効
面が広くて着座者に窮屈感がなく、しかも、この広幅部
の外側面にはリクライニング作動時に固定式サイドシー
トバックの内側面との過度の干渉を回避する傾斜面部を
形成してあるから、リクライニング操作を円滑に行なう
ことができるうえに可動式シートバックと固定式サイド
シートバックとの当接面の表皮が無理な摺動により摩耗
することもなくて耐久性にも優れたものとなる。さら
に、前記した広幅部の外側面に形成されている傾斜面部
は可動式シートバックの背面に添装されている裏カバー
で覆ってあるから、傾斜面部が露呈されて体裁を損なう
ことがないうえに、裏カバーのうち傾斜面部より外側に
延出する部分は可撓性張出部とされてその可撓性により
リクライニング作動上無理がかかることがなく、このた
め、前記した円滑なリクライニング操作上問題となるこ
とはない。従って、本発明は従来のこの種の車両用シー
トバックの問題点を一掃した車両用シートバックとし
て、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す一部切欠正面図であ
る。
【図3】図2におけるAーA断面図である。
【符号の説明】
1 可動式シートバック 2 固定式サイドシートバック 3 裏カバー 11 広幅部 12 外側面 13 傾斜面部 21 幅狭部 31 硬質ボード 33 カーペット地 33 可撓性張出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B084 HA10 3B087 BD06 CB05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルハウスを隠蔽して車室内壁に固定
    される固定式サイドシートバック(2) と、その内側面に
    外側面を当接させてリクライニングされる可動式シート
    バック(1) とよりなる車両用シートバックにおいて、前
    記固定式サイドシートバック(2) の上半部を下半部より
    幅狭の幅狭部(21)となるテーパ状に形成する一方、前記
    可動式シートバック(1) の上半部を前記幅狭部(21)の内
    側面に対応する外側面を有する広幅部(11)に形成してこ
    の広幅部(11)の外側面にはリクライニング作動時に固定
    式サイドシートバック(2) の上半部内側面との過度の干
    渉を回避する傾斜面部(13)を形成し、さらに、可動式シ
    ートバック(1) の背面には可撓性張出部(33)が傾斜面部
    (13)より外側に延出するように裏カバー(3) を添装した
    ことを特徴とする車両用シートバック。
  2. 【請求項2】 裏カバー(3) は、硬質ボード(31)にカー
    ペット地(32)をその端縁部分が可撓性張出部(33)として
    張出されるように添着したものである請求項1に記載の
    車両用シートバック。
JP10183639A 1998-06-30 1998-06-30 車両用シートバック Withdrawn JP2000014484A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280085A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyota Auto Body Co Ltd サイドシート
CN104108324A (zh) * 2013-04-19 2014-10-22 本田技研工业株式会社 车辆用座椅

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280085A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyota Auto Body Co Ltd サイドシート
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CN104108324B (zh) * 2013-04-19 2016-08-17 本田技研工业株式会社 车辆用座椅

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