JP3224673B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3224673B2
JP3224673B2 JP2665894A JP2665894A JP3224673B2 JP 3224673 B2 JP3224673 B2 JP 3224673B2 JP 2665894 A JP2665894 A JP 2665894A JP 2665894 A JP2665894 A JP 2665894A JP 3224673 B2 JP3224673 B2 JP 3224673B2
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air conditioner
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立三 観音
滋男 佐藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機等が取付けられ
る底板の振動により発生する騒音を低減するようにした
空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の底板と外脚の構成
を、図2に示す。平らな頂面を有する外脚2の頂面に上
方へ突出する突起部3を設け、この突起部3を空気調和
機の底板1の底面にプロジェクション溶接することによ
って、外脚2を底板1に取付けている。この場合、圧縮
機等により底板1の振動が励起されるが、底板1は外脚
2の突起部3で単純支持された構成となるために、底板
1はほとんど拘束されず自由に振動することになる。こ
の結果その振動に比例した騒音が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
空気調和機の底板はほとんど拘束されずに自由に振動す
るために、底板の振動が大きくそれによる騒音放射の問
題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決する空気調和機
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は次
の手段を講じた。 (1)底板の底面に外脚を取付けてなる空気調和機にお
いて、前記底板の平らな底面と外脚の平らな頂面が高分
子材シートを介して接触しあうように、その間に高分子
材シートを介装してなることを特徴とする。 (2)前記(1)の本発明において、前記高分子材シー
トを前記底板の底面又は外脚のいずれか一方に接合して
なることを特徴とする。 (3)前記(1)の本発明において、前記高分子材シー
トをボルト・ナットで取付けてなることを特徴とする。 (4)前記(1)の本発明において、前記高分子材シー
トの厚さを10〜100μmとしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】前記(1)の本発明では、底板の平らな底面と
外脚の平らな頂面が高分子材シートを介して接触しあう
ように、その間に高分子材シートを介装し、前記(2)
の本発明では底板の底面と外脚との間に介装された前記
高分子材シートを前記底面又は外脚のいずれか一方に接
合し、また前記(3)の本発明では底板の底面と外脚と
の間に介装された前記高分子材シートをボルト・ナット
で取付けているために、底板と外脚とは高分子材シート
を介して接触することなる。前記高分子材シートは振動
の損失係数が大きくヤング率が低いために、圧縮機等に
よって発生した底板の振動は前記底板の平らな底面と外
脚の平らな頂面との間に介装された前記高分子材シート
によって吸収されて大幅に低減され、その結果、底板よ
り放射される騒音を大幅に低減することができる。
【0007】前記(4)の本発明では、底板の底面と外
脚との間に介装された高分子材シートの厚さを10〜1
00μmとしている。本発明者の実験によれば高分子材
シートは、10〜100μmの厚さがあれば充分な制振
作用があることが判明した。従って、前記(4)の本発
明では、少量の高分子材によって底板の振動を低減して
底板より放射される騒音を効果的に低減することができ
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。1は空気調和機の底板であり、その底面1aは平ら
な面となっている。2は、両側部に下方へ行くに従って
斜めに拡がっている脚部2a,2aと平らな頂面2bを
もつ外脚である。外脚の頂面2bと底板1の底面1aと
の間には高分子材シート4が介装され、外脚2の頂面2
bと底板1の底面1aは高分子材シート4を介して接触
しあうようになっている。高分子材シート4は、少量の
材料で十分な制振効果が得られるように10〜100μ
mの厚さをもっている。
【0009】前記高分子シート4は前記外脚2の頂面2
bと底板1の底面1aとの間に単にはさみ込まれ、又は
前記頂面2bと底面1aのいずれかに高分子材シート4
を貼付けてこれを図1の3′の部分でプロジェクション
溶接もしくはボルト・ナット等によって接合し、外脚2
の頂面2bと底板1の底面1aが高分子材シート4を介
して接触しあうようにする。また、前記高分子シート4
としては、ポリエチレン、ポリウレタン等が用いられ
る。
【0010】本実施例は、以上のように構成されている
ので、底板1の底面1aと外脚2の頂面2bは高分子材
シート4を介して接触することとなる。高分子材シート
4は、振動の損失係数が大きくヤング率が低いために、
圧縮機等によって発生した底板1の振動は、高分子材シ
ート4によって吸収されて大幅に低減され、その結果、
底板1より放射される騒音を効果的に低減することがで
きる。
【0011】図3は、2種の10〜20μmの高分子材
シート(材料A及び材料B)を用いた本実施例の振動加
速度レベルの実測例を示す。図3の振動加速度レベルは
圧縮機を運転した場合の底板中央の振動値を示すが、図
2に示す従来のもの(図3中制振なしで示す)に比して
本実施例では高周波の振動が大幅に改善されていること
がわかる。また図4は、本実施例において外脚の幅を変
化させた場合の振動加速度レベルの変化を示す。これら
の一連のデータより最適な構造を決定することが可能で
ある。なお、図3中図2に示す従来のものの場合は制振
なしとして示されている。
【0012】
【発明の効果】本発明は、底板の底面に外脚を取付けて
なる空気調和機において、前記底板の平らな底面と外脚
の平らな頂面が高分子材シートを介して接触しあうよう
に、その間に高分子材シートを介装したことによって、
圧縮機等によって発生した底板の振動を大幅に低減し底
板より放射される騒音を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】従来の空気調和機の底板と外脚の構成図であ
る。
【図3】本発明の前記実施例の底板と前記従来の底板の
振動加速度レベルの実測値を示すグラフである。
【図4】本発明の前記実施例の外脚の幅と振動加速度レ
ベルの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 底板 1a 底板の底面 2 外脚 2b 外脚の頂面 4 高分子材シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−111337(JP,A) 特開 平1−182646(JP,A) 実開 平3−89329(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の底面に外脚を取付けてなる空気調
    和機において、前記底板の平らな底面と外脚の平らな頂
    面が高分子材シートを介して接触しあうように、その間
    に高分子材シートを介装してなることを特徴とする空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 前記高分子材シートを前記底板の底面又
    は外脚のいずれか一方に接合してなることを特徴とする
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記高分子材シートをボルト・ナットで
    取付けてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 前記高分子材シートの厚さを10〜10
    0μmとしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調
    和機。
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