JP2002115871A - 防音カバー - Google Patents

防音カバー

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JP2002115871A
JP2002115871A JP2000308015A JP2000308015A JP2002115871A JP 2002115871 A JP2002115871 A JP 2002115871A JP 2000308015 A JP2000308015 A JP 2000308015A JP 2000308015 A JP2000308015 A JP 2000308015A JP 2002115871 A JP2002115871 A JP 2002115871A
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JP
Japan
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soundproof
plate
sound
soundproof cover
outer plate
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JP2000308015A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Uzawa
啓 宇澤
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TAKUSHOO KK
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TAKUSHOO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト、サイズ、重量を増大させず、防音効
果に優れ、かつ、組立作業時間を短縮できる防音カバー
を提供することにある。 【解決手段】 外側プレート1と、外側プレート1の内
面1a側に空隙部Mをもって平行状にかつ内外方振動可
能に配設された防音プレートユニット体2と、を備え
る。防音プレートユニット体2は、多数の孔部5…を有
する対向状の一対の孔空き面状体6,7と、一対の孔空
き面状体6,7の間に設けられた弾性体から成る防音プ
レート8と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロワーやコンプ
レッサー等の騒音を発生する機械装置用の防音カバーに
関する。
【0002】
【従来の技術】ブロワーやコンプレッサー等の騒音を発
生する機械装置用の防音カバーとしては、図4に示すよ
うに、金属製の外側プレートaの内面に防音材bを接着
して成る防音カバーが公知であった。
【0003】この防音カバーによれば、上記機械装置か
ら発生した音(空気の振動)は、防音材bに当たると、
一部の音(音エネルギー)は進入方向と反対方向に反射
し、一部の音エネルギーは防音材bに吸収される。それ
でも一部の音エネルギーは防音材bを通過し、外側プレ
ートaに達すると一部は反射し一部は吸収される。そし
て、残った音エネルギーが外部に音となって伝達され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の防音カバーでは十分な防音効果が得られず、防音効
果を増すためには、防音材b、外側プレートaの厚さ寸
法Tを大きくする必要があるが、それではコスト、サイ
ズ、重量、組立作業時間等の全てが増大してしまうとい
う欠点があった。
【0005】そこで、本発明は、コスト、サイズ、重量
を増大させず、防音効果に優れ、かつ、組立作業時間を
短縮できる防音カバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る防音カバーは、外側プレートと、該
外側プレートの内面側に空隙部をもって平行状にかつ内
外方振動可能に配設された防音プレートユニット体と、
を備えたものである。
【0007】このとき、防音プレートユニット体は、多
数の孔部を有する対向状の一対の孔空き面状体と、該一
対の孔空き面状体の間に設けられた弾性体から成る防音
プレートと、を有し、複数個のスペーサを介して外側プ
レートの内面に、かつ、上記防音プレートを内外方振動
可能として、ボルト・ナット結合にて取付けられたもの
である。また、孔空き面状体がパンチングプレートであ
るのも良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0009】図1は、本発明に係る防音カバーの実施の
一形態を示し、同図(イ)は内面側から見た要部の正面
図であり、同図(ロ)は断面図である。この防音カバー
Gは、図3に示すように、例えば、ブロワーBやコンプ
レッサー等の騒音を発生する機械装置用のカバーであ
る。
【0010】具体的に説明すると、図1と図2に示すよ
うに、防音カバーGは、外側プレート1と、外側プレー
ト1の内面1a側に空隙部Mをもって平行状に配設され
た防音プレートユニット体2と、を備える。
【0011】外側プレート1は、例えばステンレスやア
ルミニウム等の金属から成り、矩形状の平板部3と、平
板部3の四辺に内面1a側へ折曲形成された断面L字型
の折曲辺部4…とを有し、平板部3の外縁寄りには4個
乃至6個のボルト挿通用孔部が設けられている。このと
き、外側プレート1の厚さ寸法Tは、(図5で説明し
た)従来品の厚さと同程度とされている。
【0012】防音プレートユニット体2は、外側プレー
ト1の上記折曲辺部4…にて形成された枠内に小寸法の
隙間15をもって収納される大きさ寸法の矩形状に形成さ
れており、多数の孔部5…を有する対向状の一対の孔空
き面状体6,7と、一対の孔空き面状体6,7の間に設
けられた防音プレート8と、を具備している。また、孔
空き面状体6,7及び防音プレート8には、外側プレー
ト1の各ボルト挿通用孔部に対応するボルト挿通用孔部
が設けられている。
【0013】孔空き面状体6,7は、例えばパンチング
プレートから成る。内側の孔空き面状体6はその矩形状
平板部9の四辺に、外側プレート1の折曲辺部4と略等
しい高さ寸法でかつ外方(防音プレート8側)へ折曲形
成された折曲辺部10…を有し、さらに折曲辺部10の端部
には1個乃至複数個の貫孔11が形成されている。また、
他方の孔空き面状体7は、一方の孔空き面状体6の平板
部9よりも僅かに小さい大きさ寸法の平板矩形状であ
る。
【0014】防音プレート8は、例えば多数の気泡を有
する発泡プラスチック(例えば発泡ウレタン)等の弾性
体から成り、内側の孔空き面状体6の折曲辺部10…にて
形成された枠内にほぼ隙間無く収納される大きさ寸法の
矩形状に形成されている。
【0015】次に、この防音カバーGの組立構造及び組
立ての一例を説明する。先ず、外側プレート1の内面1
aの外縁側の4箇所乃至6箇所に、所定の大きさ寸法
(例えば外径10mm、厚み5mm〜10mm)に形成されたスペ
ーサ12…を接着等により固定する。そして、一対の孔空
き面状体6,7にて防音プレート8を挟み込んで外側プ
レート1の内面1a側に設置し、外側プレート1の外面
1b側から各ボルト部材13を各ボルト挿通用孔部に挿通
してナット部材14にて締付けて固定する。これによっ
て、防音プレートユニット体2が外側プレート1の内面
1a側に平行状に設けられた防音カバーGの組立てが完
了する。
【0016】この防音カバーGは、スペーサ12…によっ
て防音プレートユニット体2の外側の孔空き面状体7と
外側プレート1との間に、スペーサ12の厚み分の空隙部
Mが形成され、この空隙部Mによって防音プレート8及
び外側の面状体7は内外方に振動可能とされている。こ
のとき、内側の孔空き面状体6は、その折曲辺部10…の
端縁が外側プレート1の内面1aに当接した状態とされ
ている。
【0017】図3は、防音カバーGの使用状態の一例を
示し、16はブロワーBを設置する基台であり、この基台
16の上面にはフレーム17が立設されており、フレーム17
の前後面と左右面と上面に防音カバーG…が(例えばボ
ルト・ナット結合等により)各々取付けられてブロワー
ユニットUが形成される。なお、図3(イ)は上の防音
カバーGを取外した状態の平面図であり、同図(ロ)は
横の防音カバーGを取外した状態の側面図である。
【0018】次に、ブロワーB駆動時の防音カバーG…
による消音作用を、図3と図4を参照しつつ説明する。
ブロワーBを駆動することにより発生した音エネルギー
S(音)は、先ず内側の孔空き面状体6(パンチングプ
レート)を通過する。このとき、空気振動による孔部5
…との摩擦によって音エネルギーSは減衰する。
【0019】その後、音エネルギーSは防音プレート8
を通過することによりさらに減衰する。即ち、防音プレ
ート8は、発泡プラスチック等の弾性体から成り、か
つ、外側プレート1から離間して(音エネルギーSの振
動にて)振動可能に設けられているため、防音プレート
8の弾性によるダンパー効果と、音エネルギーSの振動
と防音プレート8の内外方(矢印18,19方向)への振動
の摩擦による減衰との相乗効果により、音エネルギーS
は効果的に吸収され減衰する。このとき、外側の孔空き
面状体6の折曲辺部10の貫孔11と、面状体6と外側プレ
ート1との間の隙間15は、防音プレート8の振動時の空
気通路となっている。なお、スペーサ12をゴムや軟質プ
ラスチック等の弾性体とすれば、防音プレート8の外縁
側の振動も許容され、防音プレート8をより全面的に振
動させることができる。
【0020】その後、防音プレート8を通過した音エネ
ルギーSは、外側の孔空き面状体7(パンチングプレー
ト)を通過する際、空気振動による孔部5…との摩擦に
よってさらに減衰する。そして、これらの過程を経て最
終的に通過してきた音エネルギーSは、外側プレート1
にて一部が反射し、残りの音エネルギーS′が音となっ
て外部に伝達される。このように、本発明の防音カバー
Gは、防音プレート8を外側プレート1に固定しない振
動可能な構造であるため、従来と同等の厚さ寸法T(図
2と図5参照)でありながら、音エネルギーSを効果的
に吸収、減衰させることができる。特に、26Hz 〜5K
Hz 以下の騒音に有効である。
【0021】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、孔空き面状体6,7はパンチングプレー
ト以外にも、金属又はプラスチック等から成る網状体で
あっても良い。また、内側の孔空き面状体6の折曲辺部
10…を省略し、その代わりに外側プレート1の内面1a
に面状体6を支持する突条を付設するようにしても良
い。
【0022】
【実施例】次に、図3で説明したブロワーユニットUに
於て、本発明の防音カバーにてブロワーBを包囲したも
のを実施例とし、(図5で説明した)従来の防音カバー
にてブロワーBを包囲したものを比較例とし、ブロワー
Bの駆動時の40Hz 、50Hz 、60Hz の騒音を測定し、
その結果を表1に示した。なお、測定点A,B,Cは、
ブロワーユニットUの前方、側方、後方であって、各々
ブロワーユニットUから1m離れた地点とした。また、
ブロワーBはブロワー型式:日立ボルテックスVB-110-E
(株式会社日立製作所)を使用し、騒音測定器はCUSTOM
SL-1350A (株式会社カスタム)を使用した。
【0023】
【表1】
【0024】表1より、ブロワーユニットUの各測定点
A,B,Cに於て、実施例は比較例よりも騒音が小さい
ことが分かる。特に、各測定点A,B,Cにおける60H
z の騒音の低下率は、40Hz の騒音及び50Hz の騒音の
低下率に比べて大きい。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0026】(請求項1によれば)外側プレート1の内
面1a側に空隙部Mをもって振動可能に防音プレートユ
ニット体2を設けることにより、従来と同等の厚さ寸法
Tでありながら、音エネルギーSを効果的に吸収、減衰
させることができる。即ち、コスト、サイズ、重量、組
立作業時間等が増大することなく、ブロワーBやコンプ
レッサー等の騒音を発生する機械装置用の防音カバーと
して優れた防音(消音)効果を発揮する。
【0027】(請求項2によれば)防音プレート8の弾
性によるダンパー効果と、音エネルギーS(空気の振
動)と防音プレート8の内外方(矢印18,19方向)への
振動の摩擦による減衰との相乗効果により、音エネルギ
ーSをより効果的に吸収し減衰することができる。ま
た、接着剤や粘着テープ等を一切使用することなく組立
てることができるので、組立作業時間を短縮することが
できる。(請求項3によれば)パンチングプレートは孔
空き面状体6,7としての使用に好適であり、容易かつ
丈夫に防音プレートユニット体2を作製することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防音カバーの実施の一形態の形状
・構造を示す説明図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】ブロワーユニットの構造説明図である。
【図4】防音カバーによる消音作用を説明する作用説明
図である。
【図5】従来例の形状・構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 外側プレート 1a 内面 2 防音プレートユニット体 5 孔部 6 孔空き面状体 7 孔空き面状体 8 防音プレート M 空隙部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側プレート1と、該外側プレート1の
    内面1a側に空隙部Mをもって平行状にかつ内外方振動
    可能に配設された防音プレートユニット体2と、を備え
    たことを特徴とする防音カバー。
  2. 【請求項2】 防音プレートユニット体2は、多数の孔
    部5…を有する対向状の一対の孔空き面状体6,7と、
    該一対の孔空き面状体6,7の間に設けられた弾性体か
    ら成る防音プレート8と、を有し、複数個のスペーサ12
    …を介して外側プレート1の内面1aに、かつ、上記防
    音プレート8を内外方振動可能として、ボルト・ナット
    結合にて取付けられた請求項1記載の防音カバー。
  3. 【請求項3】 孔空き面状体6,7がパンチングプレー
    トである請求項2又は3記載の防音カバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007123307A1 (en) * 2006-04-21 2007-11-01 Spk Alliance Ltd. Apparatus for filtering of sound
KR100772650B1 (ko) 2007-02-07 2007-11-02 주식회사 에스피케이 얼라이언스 음향 필터 패널 구조

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007123307A1 (en) * 2006-04-21 2007-11-01 Spk Alliance Ltd. Apparatus for filtering of sound
KR100772650B1 (ko) 2007-02-07 2007-11-02 주식회사 에스피케이 얼라이언스 음향 필터 패널 구조
WO2008096929A1 (en) * 2007-02-07 2008-08-14 Spk Alliance Ltd. Apparatus for filtering of sound

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