JPH06200730A - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
- Publication number
- JPH06200730A JPH06200730A JP36109992A JP36109992A JPH06200730A JP H06200730 A JPH06200730 A JP H06200730A JP 36109992 A JP36109992 A JP 36109992A JP 36109992 A JP36109992 A JP 36109992A JP H06200730 A JPH06200730 A JP H06200730A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- wall surface
- link
- vibrated
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- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 筺体5が支持部材3によって壁面1に準固定
的に設けられる。筺体5に設けられたアーム7にリンク
9が揺動可能に設けられ、このリンク9の一端に振動ピ
ックアップ11が設けられる。筺体5に振動板15が支
持部材13を介して振動可能に設けられ、この振動板1
5に固定された連結部材17にリンク9の他端が軸着さ
れる。壁面1が振動すると騒音が発生する。ピックアッ
プ11は壁面1の振動をリンク9に伝達し、リンク9が
揺動することによって振動板15が振動する。振動板1
5の振動は壁面1の振動と逆位相のものとなる。したが
って振動板15が振動することによって発生する振動音
は、壁面1から発生する振動音と逆位相のものとなり、
両者が打ち消しあって消音がなされる。 【効果】 電源等のない場所においても使用でき、小型
で取扱いの簡単な消音装置を提供することができる。
的に設けられる。筺体5に設けられたアーム7にリンク
9が揺動可能に設けられ、このリンク9の一端に振動ピ
ックアップ11が設けられる。筺体5に振動板15が支
持部材13を介して振動可能に設けられ、この振動板1
5に固定された連結部材17にリンク9の他端が軸着さ
れる。壁面1が振動すると騒音が発生する。ピックアッ
プ11は壁面1の振動をリンク9に伝達し、リンク9が
揺動することによって振動板15が振動する。振動板1
5の振動は壁面1の振動と逆位相のものとなる。したが
って振動板15が振動することによって発生する振動音
は、壁面1から発生する振動音と逆位相のものとなり、
両者が打ち消しあって消音がなされる。 【効果】 電源等のない場所においても使用でき、小型
で取扱いの簡単な消音装置を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消音装置に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、工場等室内の騒音が大きいところ
では、防音材(吸音材)を壁面に取り付けたり、図3に
示すような消音装置を設けたりして、騒音対策を行って
いた。図3において101は壁面、103はピックアッ
プマイク、105は増幅器、107はスピーカである。
この消音装置ではピックアップマイク103で壁面10
1の振動音を検出し、増幅器105で増幅し、スピーカ
107から壁面101の振動音と逆位相の音を発生させ
消音を行う。
では、防音材(吸音材)を壁面に取り付けたり、図3に
示すような消音装置を設けたりして、騒音対策を行って
いた。図3において101は壁面、103はピックアッ
プマイク、105は増幅器、107はスピーカである。
この消音装置ではピックアップマイク103で壁面10
1の振動音を検出し、増幅器105で増幅し、スピーカ
107から壁面101の振動音と逆位相の音を発生させ
消音を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法では防音材を壁面全面に貼着しないと消音効果が図
れないという問題があった。また後者の場合、装置が大
がかりになり、電源を必要とするので、電源のない場所
においては使用することができないという問題があっ
た。
方法では防音材を壁面全面に貼着しないと消音効果が図
れないという問題があった。また後者の場合、装置が大
がかりになり、電源を必要とするので、電源のない場所
においては使用することができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、電源等のない場所
においても使用でき、小型で取扱いの簡単な消音装置を
提供することにある。
たもので、その目的とするところは、電源等のない場所
においても使用でき、小型で取扱いの簡単な消音装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、壁面の振動を機械的に検出する検出手
段と、前記振動と逆位相の振動を機械的に発生する振動
発生手段と、を具備する消音装置である。
ために本発明は、壁面の振動を機械的に検出する検出手
段と、前記振動と逆位相の振動を機械的に発生する振動
発生手段と、を具備する消音装置である。
【0006】
【作用】本発明では、壁面の振動を機械的に検出して、
この振動と逆位相の振動を機械的に発生させる。したが
って、壁面からの振動音と、この振動音と逆位相の振動
音とが互いに打ち消しあって消音がなされる。
この振動と逆位相の振動を機械的に発生させる。したが
って、壁面からの振動音と、この振動音と逆位相の振動
音とが互いに打ち消しあって消音がなされる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係る消音装置
の断面図であり、図2は図1のA−A矢視図である。壁
面1に対して、リング状の筺体5が支持部材3によって
支持される。この支持部材3は空気式またはスプリング
式等のクッションである。筺体5は質量が大きく、支持
部材3は、そのバネ定数が小さいものが使用され、壁面
1が振動しても筺体5は殆ど静止している。筺体5には
アーム7が設けられ、このアーム7の準固定支点19に
リンク9が揺動可能に設けられる。リンク9の一端には
振動ピックアップ11が設けられる。この振動ピックア
ップ11は壁面1の振動をリンク9に伝達するものであ
る。
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係る消音装置
の断面図であり、図2は図1のA−A矢視図である。壁
面1に対して、リング状の筺体5が支持部材3によって
支持される。この支持部材3は空気式またはスプリング
式等のクッションである。筺体5は質量が大きく、支持
部材3は、そのバネ定数が小さいものが使用され、壁面
1が振動しても筺体5は殆ど静止している。筺体5には
アーム7が設けられ、このアーム7の準固定支点19に
リンク9が揺動可能に設けられる。リンク9の一端には
振動ピックアップ11が設けられる。この振動ピックア
ップ11は壁面1の振動をリンク9に伝達するものであ
る。
【0008】一方、筺体5前面には円盤状の振動板15
が支持部13によって振動可能となるように設けられ
る。すなわち支持部13は、リング状のバネ構造を持つ
ものである。この振動板15に連結部材17が固定さ
れ、連結部材17の他端がリンク9に軸着される。
が支持部13によって振動可能となるように設けられ
る。すなわち支持部13は、リング状のバネ構造を持つ
ものである。この振動板15に連結部材17が固定さ
れ、連結部材17の他端がリンク9に軸着される。
【0009】壁面1が振動すると振動音が発生する。振
動ピックアップ11は壁面11の振動をリンク9に伝達
する。筺体5は壁面1が振動しても、ほぼ静止してお
り、このためアーム7も静止しているので、振動ピック
アップ11が振動すると、リンク9が準固定支点19を
中心として揺動し、連結部材17が往復運動を行い、振
動板15が振動する。この場合、振動板15の振動は壁
面1の振動と逆位相となっている。振動板15が振動す
ると振動音が発生するが、その振動音は壁面1から発生
する振動音と逆位相となるので、両者が打ち消しあい消
音が行われる。
動ピックアップ11は壁面11の振動をリンク9に伝達
する。筺体5は壁面1が振動しても、ほぼ静止してお
り、このためアーム7も静止しているので、振動ピック
アップ11が振動すると、リンク9が準固定支点19を
中心として揺動し、連結部材17が往復運動を行い、振
動板15が振動する。この場合、振動板15の振動は壁
面1の振動と逆位相となっている。振動板15が振動す
ると振動音が発生するが、その振動音は壁面1から発生
する振動音と逆位相となるので、両者が打ち消しあい消
音が行われる。
【0010】この消音装置では、壁面1の垂直方向の騒
音を低減させることができるが、消音の領域を広げるに
は、この消音装置を壁面に多数設置すればよい。
音を低減させることができるが、消音の領域を広げるに
は、この消音装置を壁面に多数設置すればよい。
【0011】このように本実施例に係る消音装置では、
電源等のない場所においても消音効果を発揮でき、かつ
装置が大がかりにならず簡易に消音を行うことができ
る。
電源等のない場所においても消音効果を発揮でき、かつ
装置が大がかりにならず簡易に消音を行うことができ
る。
【0012】なお本実施例では筺体5の形状をリング状
とし、振動板15の形状を円盤状としたが、これらの部
材はこれらの形状に限定されることはなく、たとえば振
動板15を矩形状にしたり、筺体5もロの字型形状等に
してもよい。
とし、振動板15の形状を円盤状としたが、これらの部
材はこれらの形状に限定されることはなく、たとえば振
動板15を矩形状にしたり、筺体5もロの字型形状等に
してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、電源等のない場所においても使用でき、小型で取
扱いの簡単な消音装置を提供することができる。
れば、電源等のない場所においても使用でき、小型で取
扱いの簡単な消音装置を提供することができる。
【図1】 本発明の1実施例に係る消音装置の断面図
【図2】 図1のA−A矢視図
【図3】 従来の消音装置を示す図
1………壁面 3………支持部材 5………筺体 7………アーム 9………リンク 11………振動ピックアップ 13………支持部 15………振動板 17………連結部材
Claims (2)
- 【請求項1】 壁面の振動を機械的に検出する検出手段
と、 前記振動と逆位相の振動を機械的に発生する振動発生手
段と、 を具備する消音装置。 - 【請求項2】 前記検出手段は振動ピックアップであ
り、 前記振動発生手段は、 前記壁面に準固定的に固定され、振動板が振動可能とな
るように設けられた筺体と、 前記筺体の一部を支点として揺動可能に設けられ、一端
に前記振動ピックアップが設けられ、他端が前記振動板
に連結されたリンクと、 からなる請求項1記載の消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36109992A JPH06200730A (ja) | 1992-12-30 | 1992-12-30 | 消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36109992A JPH06200730A (ja) | 1992-12-30 | 1992-12-30 | 消音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200730A true JPH06200730A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18472196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36109992A Pending JPH06200730A (ja) | 1992-12-30 | 1992-12-30 | 消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06200730A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1129999A (ja) * | 1996-10-09 | 1999-02-02 | Itoon:Kk | 消音壁 |
JP2011008011A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Osaka Gas Co Ltd | 消音装置 |
JP2011144983A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Isuzu Motors Ltd | 熱音響機関 |
JP2013104373A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Inoac Corp | 膜式消音機器及び車両用吸気ダクト |
JP2014042752A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Taisuke Yoshizumi | 消音器及びその振動板部の振幅調整方法 |
-
1992
- 1992-12-30 JP JP36109992A patent/JPH06200730A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1129999A (ja) * | 1996-10-09 | 1999-02-02 | Itoon:Kk | 消音壁 |
JP2011008011A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Osaka Gas Co Ltd | 消音装置 |
JP2011144983A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Isuzu Motors Ltd | 熱音響機関 |
JP2013104373A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Inoac Corp | 膜式消音機器及び車両用吸気ダクト |
JP2014042752A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Taisuke Yoshizumi | 消音器及びその振動板部の振幅調整方法 |
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