JP3224028U - 植物栽培用支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に簡易な構成で、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器に対する適応性が高く、着脱も容易で、さらに植物を損傷することがなく、挟持部による確実な支柱の固定により、着実に植物を保持することができる植物栽培用支柱を提供する。【解決手段】植木鉢等の容器7内で植物10を支持するための植物栽培用支柱1であって、植物栽培用支柱は、折り曲げ可能な素材によって構成された棒状体からなり、一端側を少なくとも2回折り返して形成され、容器の上端縁側の側壁7aを挟持可能な挟持部3を備える。【選択図】図5

Description

本考案は、非常に簡易な構成で、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器に対する適応性が高く、着脱も容易で、さらに植物を損傷することがなく、挟持部による確実な支柱の固定により、着実に植物を保持することができる植物栽培用支柱に関する。
植木鉢や、プランター等の植物栽培用の容器で植物を栽培する場合、特に蘭科植物等のような展示性が高い植物では、花茎や、葉等を保持し観賞価値を高めるための支柱が多く用いられている。
従来、容器内のコンポストや、土に支柱を突き刺して立設しているために、以下の課題があった。
即ち、従来の支柱を鉢に突き刺すにあたり、植物の根、匍匐茎等に当たってしまい、突き刺すこと自体困難である場合が多々ある。また、植物の根や、匍匐茎等を避けて土等に突き刺そうとすると、支柱が所望の適切な位置からずれてしまうことが多く、さらに容器内の状態により、支柱がぐらついて植物を適切に支持できない。
また、容器内に支柱を突き刺す際に植物の根や、匍匐茎等を切断若しくは、貫通してしまい植物を傷つけ物理的に衰弱させてしまう。特に、植物の根や、匍匐茎を傷つけることにより、細菌や、ウィルス等への感染の可能性が高まってしまう。特に、蘭科植物のように個体毎で著しく高価な価値を持つ植物では、細菌や、ウィルス等への感染により、枯死したり、著しく価値が低下するため、植物の細菌や、ウィルス等への感染防止についてのニーズが高い。
そこで、先行技術文献1及び先行技術文献2においては、植木鉢等の容器の外に支柱の保治具をさらに設けて支柱を土等に刺すことなく、支柱の立設を実現した構成が開示されている。
特開2015−84711号公報 実開平08−1553号公報
しかしながら、支柱を土等に突き刺すことなく立設するには、支柱を立接するために支柱の保治具等の別の構成要素を必要とするため、コストが増えてしまうばかりか、植木鉢等への保治具の設置や、保治具への支柱の固定等に労力がかかり、支柱の立設を簡単に行うことができない。
そこで本考案は、非常に簡易な構成で、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器に対する適応性が高く、着脱も容易で、さらに植物を損傷することがなく、挟持部による確実な支柱の固定により、着実に植物を保持することができる植物栽培用支柱を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本考案の植物栽培用支柱は、容器内で植物を栽培するのに用いる植物を支持するための植物栽培用支柱であって、当該植物栽培用支柱は、折り曲げ可能な素材によって構成された棒状体からなり、一端側を少なくとも2回折り返して、前記容器の上端縁側の側壁を挟持可能な挟持部を備えることを特徴とする。
また、本考案の前記植物栽培用支柱は、前記一端側において設けられた第1の折返部と、当該第1の折返部よりもさらに前記一端側に配された第2の折返部と、当該第2の折返部よりもさらに前記一端側に配された第3の折返部とを備え、前記第1の折返部及び当該第1の折返部の両脇の部分と、前記第3の折返部及び当該第3の折返部の両脇の部分とが、前記第2の折返部を介して対向して前記側壁を挟持することを特徴とする。
また、本考案の前記第1の折返部、前記第2の折返部及び前記第3の折返部は、前記折り曲げ可能な素材を180°折り返して構成されて、前記第1の折返部よりも前記植物栽培用支柱の他端側に位置し、当該第1の折返部に隣接する第1の直状部、前記第1の折返部と前記第2の折返部との間に位置する第2の直状部、前記第2の折返部と前記第3の折返部との間に位置する第3の直状部及び前記第3の折返部よりも前記一端側に位置し、当該第3の折返部に隣接する第4の直状部が形成され、前記第1の直状部、前記第2の直状部、前記第3の直状部及び前記第4の直状部は、いずれも互いに平行の関係で配され、かつ、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う前記直状部までの距離が互いに等しい正方形様に配され、当該距離は、前記容器の上端縁側の前記側壁の前記挟持部により挟持される箇所において、前記挟持部が挟持力を発揮し得る所定の距離であることを特徴とする。
また、本考案の前記折り曲げ可能な素材は、金属であって、前記挟持部による前記側壁の挟持は、前記金属の弾性変形を利用したものであることを特徴とする。
また、本考案の前記植物栽培用支柱は、樹脂素材により被覆されていることを特徴とする。
また、本考案の前記容器は、鉢又はプランターであることを特徴とする。
本考案の植物栽培用支柱によれば、非常に簡易な構成で、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器に対する適応性が高く、着脱も容易で、さらに植物を損傷することがなく、挟持部による確実な支柱の固定により、着実に植物を保持できる。
即ち、本考案によれば、金属等から構成される一本の棒状体を折り曲げ加工等するのみで製造することができることから、その製造が非常に容易であるばかりか、その簡易な構成から非常に低コストでその構成を実現可能である。
また、本考案によれば、複雑な嵌合、ねじ込、ボルト止め等の作業をすること無しに、挟持部による挟持のみで支柱を植物栽培容器に設置できるため、支柱の設置の時間及び労力が大幅に軽減可能である。
また、本考案によれば、従来の支柱のように、土の中に支柱を突き刺して支柱を固定する必要がないため、土中に突き刺した支柱が植物の根や、茎を傷つけることが防止されるため、植物が、細菌や、ウイルスに感染してしまうことを防止することができる。
また、本考案によれば、植物の根や、匍匐茎を傷つけることが防止されるため、植物の植え付け前に、植物栽培容器内に支柱を設置する必要がなく、植物の生育後に必要な個所に支柱を容易に設置できる。
特に、本考案によれば、第3の折返部を設けた場合は、植物の生長により、仮に支柱が土や、植物の根や、匍匐茎に接触してしまった場合であっても、円弧状に折り曲げられた第1の折返部及び第3の折返部が、植物の根や、匍匐茎に触れるのみで、比較的に鋭利な直棒部の先端部分が触れるものではないので、植物の根や、匍匐茎を傷つける恐れがなく、この点からも植物が、細菌や、ウイルスに感染してしまうことを防止することができ、安心して植物栽培用支柱の使用が可能である。
また、従来の支柱は、土中に支柱を突き刺し、確実に固定するべく、植物栽培容器の底部に接触するまで支柱を突き刺して、底部への接触を利用して支柱を固定する必要があったものの、本考案は、その挟持部により植物栽培容器の上端縁の側壁部分を挟持するのみで支柱の固定が可能であることから、その素材が短くて済み、低コストで製造が可能であるばかりか、従来の支柱に比較して長尺に構成する必要がないため、輸送も容易である。
また、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器の側壁の上端縁側は、上端縁側に先窄まり状のテーパ状に構成されるものが多い。本考案の支柱は、第1の直状部、第2の直状部、第3の直状部及び第4の直状部が、いずれも互いに平行の関係で配され、かつ、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う直状部までの距離が互いに等しい正方形様に配され、この距離は、容器の上端縁側の側壁の挟持部により挟持される箇所において、挟持部が挟持力を発揮し得る所定の距離となるため、容器に対する確実な支柱の固定が可能である。
また、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器の側壁は、平面視、円環状に構成されることが多い。本考案の支柱は、第1の直状部、第2の直状部、第3の直状部及び第4の直状部が、いずれも互いに平行の関係で配され、かつ、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う直状部までの距離が互いに等しい正方形様に配され、この距離は、容器の上端縁側の側壁の挟持部により挟持される箇所において、挟持部が挟持力を発揮し得る所定の距離である。
この場合、植物栽培容器は、ある程度の厚みを有する側壁により構成されており、本考案の支柱を側壁が平面視、円環状の容器に装着する場合、側壁を介して対向する第1の直状部と第4の直状部との距離と、第2の直状部と第3の直状部との距離は、円環状の側壁から円環の中心点に対する垂線方向の厚みよりも増大する。即ち、この距離は、この垂線方向からずれてしまうため、円環状の側壁から円環の中心点に対する垂線方向の厚みよりも長くなってしまうため、その分だけ挟持力が強まり、さらに十分に挟持力が発揮されるため、容器に対する確実な支柱の固定が可能である。
そのため、本考案の支柱は、植物栽培容器の側壁の上端縁側が、上端縁側に先窄まり状のテーパ状に構成されるものや、側壁が、平面視、円環状に構成されるものに対して使用することが可能であり、この何れか又は両方に該当する植物栽培容器が多数であることから、本考案の支柱は非常に多くの植物栽培容器に使用可能である。
本考案の植物栽培用支柱の全体構成を示す斜視図である。 図1の植物栽培用支柱の図であって、(a)は挟持部の正面図、(b)挟持部の右側面図、(c)は平面図である。 図1の植物栽培用支柱を植物栽培容器に設置した状態の図であり、側壁の厚みがテーパ状に構成された容器に支柱を設置した状態の説明断面図である。 図1の植物栽培用支柱を植物栽培容器に設置した状態の図であり、(a)は側壁が円環状に構成された容器に支柱を設置した状態の説明平面図、(b)は同(a)の状態の概念を説明するための模式図である。 図1の植物栽培用支柱の使用方法を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案による植物栽培用支柱を実施するための形態について説明する。尚、本考案の「植物栽培用支柱」を「支柱」とも称する。
本考案の植物栽培用支柱は、非常に簡易な構成で、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器に対する適応性が高く、着脱も容易で、さらに植物を損傷することがなく、挟持部による確実な支柱の固定により、着実に植物を保持するものである。
[植物栽培用支柱の概要]
植物栽培用支柱の概要をまず説明する。図1は、本考案の植物栽培用支柱の全体構成を示す斜視図である。図5は、図1の植物栽培用支柱の使用方法を示す斜視図である。
図5に示すように、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器(容器7)内で植物を栽培するのに用いるものであり、植物10を支持するための支柱である。
この植物栽培用の支柱1は、図1及び図5に示すように、金属等の折り曲げ可能な素材によって構成された一本の棒状体からなり、一端1a側を少なくとも2回折り返して、容器7の上端縁側の側壁7aを挟持可能な挟持部3を備えており、この棒状体の挟持部3が持つ弾性変形力を利用して側壁7aの挟持を行うものである。また、金属の棒状体が樹脂素材等により被覆されて、挟持する容器7の表面を保護することも可能である。支柱1の直径は約2〜6mm程度が好適である。
また、支柱1の他端1b側は、例えば、ストレートな直棒部2となっており、使用者の好みにより折り曲げ等することもある程度自由である。この直棒部2において図5に示すように、針金8等を巻き付ける等して植物の茎10aを支持して植物の支持を行う。
[植物栽培用支柱の構成の詳細]
植物栽培用支柱の構成の詳細をさらに図2及び図3をも加えて説明する。図2は、図1の植物栽培用支柱の図であって、(a)は挟持部の正面図、(b)挟持部の右側面図、(c)は平面図である。図3は、図1の植物栽培用支柱を植物栽培容器に設置した状態の図であり、側壁の厚みがテーパ状に構成された容器に支柱を設置した状態の説明断面図である。
植物栽培用支柱1は、図1及び図2に示すように、棒状体の一端1a側において設けられた第1の折返部3a1と、第1の折返部3a1よりも連続する部材としてさらに一端1a側に配された第2の折返部3a2と、第2の折返部3a2よりも連続する部材としてさらに一端側1aに配された第3の折返部3a3を備えている。
尚、この第1の折返部3a1、第2の折返部3a2及び第3の折返部3a3の位置関係は、連続する棒状体の部材を伝って把握した場合の位置関係を意味し、絶対的な位置関係として第1の折返部3a1よりも第2の折返部3a2が棒状体の一端1a側に位置し、さらに第3の折返部3a3が第2の折返部3a2よりもさらに一端1a側に位置することを意味するものではない。
これにより第1の折返部3a1及び第1の折返部の両脇の直状部分と、第3の折返部3a3及び第3の折返部の両脇の直状部分とが、第2の折返部3a2を介して対向して植物栽培用の容器7の上端縁側の側壁7aを挟持することとなる。
より詳細に説明するに、第1の折返部3a1、第2の折返部3a2及び前記第3の折返部は、折り曲げ可能な素材を180°折り返して構成されている。第1の折返部3a1よりも支柱1を構成する棒状体の他端1b側に位置し、第1の折返部3a1に隣接する第1の直状部3b1、第1の折返部3a1と第2の折返部3a2との間に位置する第2の直状部3b2、第2の折返部3a2と第3の折返部3a3との間に位置する第3の直状部3b3及び第3の折返部3a3よりも一端1a側に位置し、第3の折返部3a3に隣接する第4の直状部3b4が形成されている。
この第1の折返部3a1、第2の折返部3a2及び第3の折返部3a3の各折返部は、挟持部3における挟持力を確保するために、棒状体の弾性変形力を維持するべく、弾性変形力が発揮されなくなるような、鯖折型(棒状体が塑性変形しきった状態)ではなく、第1の直状部3b1、第2の直状部3b2、第3の直状部3b3及び第4の直状部3b4の各直状部が所定の距離離れるように、各折返部は、例えば、本実施の形態に示すように円弧状に緩やかに折り曲げられている。そのため、当然各折返部の頂点に棒状態が直状となる部分があってもよい。
また、図1及び図2に示すように第1の直状部3b1、第2の直状部3b2、第3の直状部3b3及び第4の直状部3b4は、いずれも互いに平行の関係で配されている。
また、これら各直状部は、図2(c)に示すように、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う前記直状部までの距離L(所定の距離L)が互いに等しい正方形様に配されている。
この距離Lは、容器7の上端縁側の側壁7aの挟持部3により挟持される箇所において、挟持部3が挟持力を発揮し得る所定の距離となる。例えば、図3に示すように、容器7の上端縁側の側壁7aにおいて、側壁7aの外側壁7a1と内側壁7a2との対向部分の上端部の容器7の厚みW1よりも若干小さく設定されて、挟持部3の挟持力を高める。例えば、厚みW1が8mmの場合、挟持力を発揮し得るように所定の距離Lは7mmに設定されるが、挟持力を発揮可能であれば、所定の距離Lを適宜設定可能であり、これは支柱1の材質等にも左右される。
また、この距離Lを、図3に示すように、容器7の厚みW1よりも大きくした場合でも、挟持部3によって挟持される最も下方の位置である第1の折返部3a1と第3の折返部3a3の距離と一致する容器7の厚みW2よりも小さく設定することによっても挟持は可能である。
[植物栽培用支柱の使用方法]
さらに図4を加えて、植物栽培用支柱の使用方法を説明する。図4は、図1の植物栽培用支柱を植物栽培容器に設置した状態の図であり、(a)は側壁が円環状に構成された容器に支柱を設置した状態の説明平面図、(b)は同(a)の状態の概念を説明するための模式図である。
図5に示すように、本考案の植物栽培用支柱1は、植木鉢や、プランターといった植物栽培容器(容器7)内で植物を栽培するべく、植物10を支持するものであり、容器7の上端縁側の側壁7aを挟持部3により挟持するように上方からスライドさせて設置する。この場合、挟持部3が持つ弾性変形力を利用して側壁7aの挟持を行うものである。その後、支柱1の直棒部2の他端1bの向いている方向を微調整したい場合は、手で直棒部2を曲げて微調整を行う。また、支柱1の容器7からの取り外しは上方へ支柱1をスライドするのみで可能である。
一方、支柱1において、挟持部3とは反対の支柱1の他端1b側は直棒部2であり、容器7に支柱1を設置後、針金8等を巻き付ける等して植物の茎10aを支持して植物10の支持を行う。また、直棒部2には適宜、植物の説明等が付されたネームプレート9等をテープ等(不図示)を介して設置することも可能である。
この点を詳細に説明するに、図1に示すように、連続する第1の直状部3b1、第1の折返部3a1及び第2の直状部3b2により第1の挟持体5が構成される。また、連続する第3の直状部3b3、第3の折返部3a3及び第4の直状部3b4により第2の挟持体6が構成される。この第1の挟持体5及び第2の挟持体6が第2の折返部3a2を介して対向している。
そして、この対向する第1の挟持体5と第2の挟持体により容器7の上端縁側の側壁7aを挟み込むべく、図3に示すように、第2の折返部3a2が容器7の上端部を跨ぐように、上方から容器7の上端縁側の側壁7aに対して支柱1を下方に移動させて嵌合させる。この場合、挟持部3は、容器7の土11の表面部11aよりも上方に位置することとなる。
尚、第1の挟持体5と第2の挟持体6の何れが容器7の外側壁7a1側に配されてもよく、即ち、植物を支える直棒部2が容器7の外側壁7a1又は内側壁7a2の何れ側に配されてもよく、この点は使用者の好みにより使い分けが可能である。
また、図3に示すように、植木鉢や、プランターといった植物栽培用の容器7の上端縁側の側壁7aは、上端縁側に先窄まり状のテーパ状に構成されるものが多い。支柱1は、第1の直状部3b1、第2の直状部3b2、第3の直状部3b3及び第4の直状部3b4が、いずれも互いに平行の関係で配され、かつ、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う直状部までの距離Lが互いに等しい正方形様に配され、この距離Lは、容器7の上端縁側の側壁7aの挟持部3により挟持される箇所において、挟持部3が挟持力を発揮し得る所定の距離となる。
例えば、容器7の上端縁側の側壁7aにおいて、この側壁の外側壁7a1と内側壁7a2の対向部分の上端部の容器の厚みW1よりも小さく、かつ、上端側に先窄まり状のテーパ状に容器7の上端縁側の側壁7aが構成されていることにより、容器7の底部に近づくにつれて側壁の厚みが増して、厚みW1よりも下方の部分がさらに肉厚になる(図3のW2)。
そのため、L<W1<W2の関係が成り立ち、そのため挟持部3の挟持力は容器7の底部に近づくにつれてさらに強力なものとなり、十分に挟持力が発揮されるため、容器7に対する確実な支柱1の固定が可能である。
尚、前述のように、この距離Lを、図3に示すように、容器7の厚みW1よりも大きくした場合でも、挟持部3によって挟持される最も下方の位置である第1の折返部3a1と第3の折返部3a3の距離と一致する容器7の厚みW2よりも小さく設定することによっても(W1<L<W2)、挟持は可能である。
また、図4に示すように、植木鉢や、プランターといった植物栽培用の容器7の側壁は、平面視、円環状に構成されることが多い。支柱1は、第1の直状部3a1、第2の直状部3a2、第3の直状部3a3及び第4の直状部3a4が、いずれも互いに平行の関係で配され、かつ、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う直状部までの距離Lが互いに等しい正方形様に配され、この距離Lは、容器7の上端縁側の側壁7aの挟持部3により挟持される箇所において、挟持部3が挟持力を発揮し得る所定の距離となる。例えば、この距離Lは、容器7の上端縁側の側壁7aにおいて、この側壁の外側壁7a1と内側壁7a2との対向部分の厚みW3(図4(b))よりも小さい。
例えば、厚みW3が8mmの場合、挟持力を発揮し得るように所定の距離Lは7mm〜5mm等に設定されるが、挟持力を発揮可能であれば、所定の距離Lを適宜設定可能であり、距離Lを厚みW3と等しい8mmとする場合も想定され、これは支柱1の材質等にも左右される。
この場合、図4(b)に示すように、容器7の上端縁側の側壁7aは、ある程度の厚みW3を有する側壁により構成されており、支柱1を側壁が平面視、円環状の容器7に装着する場合、容器7の側壁を介して対向する第1の直状部3b1と第4の直状部3b4との距離L1と、第2の直状部3b2と第3の直状部3b3との距離L1は、円環状の側壁から円環の中心点7bに対する垂線V方向の厚みW3よりも増大する。
即ち、この距離L1は、この垂線V方向からずれてしまうため、円環状の側壁から円環の中心点7bに対する垂線V方向の厚みW3よりも長くなるため、L<W3<L1の関係となり、その分だけ挟持力が強まり、さらに十分に挟持力が発揮されるため、容器7に対する確実な支柱の固定が可能である。
そのため、支柱1は、容器7の側壁の上端縁側7aが、上端縁側に先窄まり状のテーパ状に構成されるものや、側壁が、平面視、円環状に構成されるものに対して使用することが可能であり、この何れか又は両方に該当する植物栽培容器が多数であることから、支柱1は非常に多くの植木鉢やプランター等の容器7に使用可能である。
この考案は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本考案を制限するものではないことは言うまでもない。
[先行技術文献との対比説明]
先行技術文献1及び先行技術文献2との対比説明を以下に行う。
先行技術文献1及び先行技術文献2ともに、立設させたい支柱を保持する保治具を植木鉢の外側に配している。この保治具という他の構成要素に支柱を固定することにより、支柱の立設を確保するものである。
しかしながら、本考案は、金属等から構成される一本の棒状体を折り曲げ加工等するのみで製造するできることから、その製造が非常に容易であるばかりか、その簡易な構成から非常に低コストでその構成を実現可能であり、さらに、複雑な嵌合、ねじ込、ボルト止め等の作業をすること無しに、挟持部による挟持のみで支柱を植物栽培容器に設置できるため、支柱の設置の時間及び労力が大幅に軽減可能であり、他の構成要素である保治具を用いて支柱の立設を実現する先行技術文献1及び先行技術文献2とはその技術的思想を全く異にするものである。
1 植物栽培用支柱(支柱)
1a 一端
1b 他端
2 直棒部
3 挟持部
3a1 第1の折返部
3a2 第2の折返部
3a3 第3の折返部
3b1 第1の直状部
3b2 第2の直状部
3b3 第3の直状部
3b4 第4の直状部
5 第1の挟持体
6 第2の挟持体
7 容器(植木鉢)
7a 上端縁側の側壁
7a1 外側壁
7a2 内側壁
7b 中心点
8 針金
9 ネームプレート
10 植物
10a 茎
11 土
11a 表面部


Claims (6)

  1. 容器内で植物を栽培するのに用いる植物を支持するための植物栽培用支柱であって、
    当該植物栽培用支柱は、折り曲げ可能な素材によって構成された棒状体からなり、一端側を少なくとも2回折り返して、前記容器の上端縁側の側壁を挟持可能な挟持部を備えることを特徴とする植物栽培用支柱。
  2. 前記植物栽培用支柱は、前記一端側において設けられた第1の折返部と、当該第1の折返部よりもさらに前記一端側に配された第2の折返部と、当該第2の折返部よりもさらに前記一端側に配された第3の折返部とを備え、
    前記第1の折返部及び当該第1の折返部の両脇の部分と、前記第3の折返部及び当該第3の折返部の両脇の部分とが、前記第2の折返部を介して対向して前記側壁を挟持することを特徴とする請求項1に記載の植物栽培用支柱。
  3. 前記第1の折返部、前記第2の折返部及び前記第3の折返部は、前記折り曲げ可能な素材を180°折り返して構成されて、前記第1の折返部よりも前記植物栽培用支柱の他端側に位置し、当該第1の折返部に隣接する第1の直状部、前記第1の折返部と前記第2の折返部との間に位置する第2の直状部、前記第2の折返部と前記第3の折返部との間に位置する第3の直状部及び前記第3の折返部よりも前記一端側に位置し、当該第3の折返部に隣接する第4の直状部が形成され、
    前記第1の直状部、前記第2の直状部、前記第3の直状部及び前記第4の直状部は、いずれも互いに平行の関係で配され、かつ、直状の軸方向に沿って看取した場合に隣り合う前記直状部までの距離が互いに等しい正方形様に配され、
    当該距離は、前記容器の上端縁側の前記側壁の前記挟持部により挟持される箇所において、前記挟持部が挟持力を発揮し得る所定の距離であることを特徴とする請求項2に記載の植物栽培用支柱。
  4. 前記折り曲げ可能な素材は、金属であって、前記挟持部による前記側壁の挟持は、前記金属の弾性変形を利用したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の植物栽培用支柱。
  5. 前記植物栽培用支柱は、樹脂素材により被覆されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1に記載の植物栽培用支柱。
  6. 前記容器は、鉢又はプランターであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち、いずれか1に記載の植物栽培用支柱。
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