JP3223973B2 - プレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法 - Google Patents
プレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャスト鉄筋
コンクリート造の布基礎部材の設置方法に関するもので
ある。
コンクリート造の布基礎部材の設置方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建築物の基礎を施工する場合において
は、建築現場で基礎の配筋を行い、型枠を組み、コンク
リートを打設して養生するという手順で2週間から1ヶ
月程度の期間をかけて施工するのが一般的である。この
工程を短縮するため、予め工場で製造したプレキャスト
鉄筋コンクリート造(以下、PCa造と称す)布基礎部
材を使用して行う布基礎施工法が開発され、PCa造布
基礎部材の設置方法についても、例えば、基礎梁部分を
PCa造とし現場でフーチングを打設するもの(特開平
8−81962号公報)、捨てコンクリートを打設し、
据え付け基準面を平坦にした後、基礎部材を据え付ける
もの(特開昭61−64931号公報、特開平9−13
389号公報)、布基礎全周両側に定規をセットし、こ
れに沿って定規で砂を擦り切り、基礎部材をセットする
もの(特開平8−338031号公報)等、種々の提案
がある。
は、建築現場で基礎の配筋を行い、型枠を組み、コンク
リートを打設して養生するという手順で2週間から1ヶ
月程度の期間をかけて施工するのが一般的である。この
工程を短縮するため、予め工場で製造したプレキャスト
鉄筋コンクリート造(以下、PCa造と称す)布基礎部
材を使用して行う布基礎施工法が開発され、PCa造布
基礎部材の設置方法についても、例えば、基礎梁部分を
PCa造とし現場でフーチングを打設するもの(特開平
8−81962号公報)、捨てコンクリートを打設し、
据え付け基準面を平坦にした後、基礎部材を据え付ける
もの(特開昭61−64931号公報、特開平9−13
389号公報)、布基礎全周両側に定規をセットし、こ
れに沿って定規で砂を擦り切り、基礎部材をセットする
もの(特開平8−338031号公報)等、種々の提案
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来行
われているPCa布基礎部材の設置方法は色々問題を抱
えたものであった。例えば、現場においてコンクリート
や捨てコンクリートを打つ場合には、コンクリートの硬
化には依然として時間を要し、問題の本質的な解決には
なっていないものであった。また、予め工場で製造され
たPCa造布基礎部材を現場で設置する布基礎の施工
は、現場打ちの布基礎施工に比べ地盤へ均等に荷重が伝
達されるようにPCa造布基礎部材を設置するのが困難
であり、それを可能にするために地盤表面を平滑に敷き
均すための定規を基礎全長に亙って設置するものでは、
定規のセットに多大の作業手間が必要であった。本発明
では、上記した従来のPCa布基礎部材設置方法が有し
ていた難点の解決された設置方法の提供を目的とする。
すなわち、簡便且つ地盤への荷重の均等な伝達を可能に
するPCa造布基礎部材設置方法を開発し、PCa造布
基礎部材が本来目的としている工期短縮、作業効率の向
上を真に具現化することを目的とする。
われているPCa布基礎部材の設置方法は色々問題を抱
えたものであった。例えば、現場においてコンクリート
や捨てコンクリートを打つ場合には、コンクリートの硬
化には依然として時間を要し、問題の本質的な解決には
なっていないものであった。また、予め工場で製造され
たPCa造布基礎部材を現場で設置する布基礎の施工
は、現場打ちの布基礎施工に比べ地盤へ均等に荷重が伝
達されるようにPCa造布基礎部材を設置するのが困難
であり、それを可能にするために地盤表面を平滑に敷き
均すための定規を基礎全長に亙って設置するものでは、
定規のセットに多大の作業手間が必要であった。本発明
では、上記した従来のPCa布基礎部材設置方法が有し
ていた難点の解決された設置方法の提供を目的とする。
すなわち、簡便且つ地盤への荷重の均等な伝達を可能に
するPCa造布基礎部材設置方法を開発し、PCa造布
基礎部材が本来目的としている工期短縮、作業効率の向
上を真に具現化することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、PCa布基
礎部材を支える基盤を、PCa布基礎部材端部が位置し
且つ基盤の水準出しに使われるセッティングプレート
と、両端のセッティングプレートに挟まれPCa布基礎
部材を本質的に支える砂とで構成される構造とし、その
上にPCa布基礎部材を設置する方法が前記課題を解決
した方法となることを見出し、本発明を完成した。すな
わち、本発明は、クラッシャーラン上の複数個の位置
に、位置及び水平レベルを調整してセッティングプレー
トを設定して、その上にプレキャスト鉄筋コンクリート
造布基礎部材(以下、PCa造布基礎部材と称す)の端
部がセッティングプレート上面に位置する基盤を形成さ
せ、当該セッティングプレートに端部を挟まれているク
ラッシャーラン上には、当該セッティングプレートの上
面より測った高さが1mm以上となるように敷き均され
た上面を有する盛砂から成る基盤を形成させ、これらの
基盤上へのPCa造布基礎部材の設置に当たっては、P
Ca造布基礎部材の端部底面がセッティングプレートよ
り成る基盤上にセッティングプレートから離間して位置
し、残部の底面が該セッティングプレートに挟まれた盛
砂より成る基盤上に接触して位置するように、PCa造
布基礎部材を設置することを特徴とするプレキャスト鉄
筋コンクリート造布基礎部材の設置方法に関する。以下
に本発明を詳しく説明する。
礎部材を支える基盤を、PCa布基礎部材端部が位置し
且つ基盤の水準出しに使われるセッティングプレート
と、両端のセッティングプレートに挟まれPCa布基礎
部材を本質的に支える砂とで構成される構造とし、その
上にPCa布基礎部材を設置する方法が前記課題を解決
した方法となることを見出し、本発明を完成した。すな
わち、本発明は、クラッシャーラン上の複数個の位置
に、位置及び水平レベルを調整してセッティングプレー
トを設定して、その上にプレキャスト鉄筋コンクリート
造布基礎部材(以下、PCa造布基礎部材と称す)の端
部がセッティングプレート上面に位置する基盤を形成さ
せ、当該セッティングプレートに端部を挟まれているク
ラッシャーラン上には、当該セッティングプレートの上
面より測った高さが1mm以上となるように敷き均され
た上面を有する盛砂から成る基盤を形成させ、これらの
基盤上へのPCa造布基礎部材の設置に当たっては、P
Ca造布基礎部材の端部底面がセッティングプレートよ
り成る基盤上にセッティングプレートから離間して位置
し、残部の底面が該セッティングプレートに挟まれた盛
砂より成る基盤上に接触して位置するように、PCa造
布基礎部材を設置することを特徴とするプレキャスト鉄
筋コンクリート造布基礎部材の設置方法に関する。以下
に本発明を詳しく説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の方法を利用する布基礎の
施工は、予め工場で製造された逆T字形の断面を有する
PCa造布基礎部材を、施工現場において、本発明の方
法で設置した後、必要個所のPCa造布基礎部材同士を
接合して行われるが、以下では、図面に基づいて本発明
を詳しく説明する。
施工は、予め工場で製造された逆T字形の断面を有する
PCa造布基礎部材を、施工現場において、本発明の方
法で設置した後、必要個所のPCa造布基礎部材同士を
接合して行われるが、以下では、図面に基づいて本発明
を詳しく説明する。
【0006】図1は、本発明の方法によりPCa造布基
礎部材の設置を行った一例を示す斜視図である。ここで
は、予め工場で作製したセッティングブロックを施工現
場で打ったモルタル上に設置して設定されたセッティン
グプレートに設置する方法を示す。PCa造布基礎部材
1としては、最も多用されるI字状平面図を有するもの
が使用されている。布基礎が構築される根切りされた地
盤にクラッシャーラン4を投入しランマー及びローダー
を用いて転圧した後、その上にPCa造布基礎端部が来
る個所のクラッシャーラン上に、その直上に設置される
セッティングブロック底面とほぼ同形状・同面積のモル
タル3を盛った上にセッティングブロック2aを位置及
び水平レベルを調整して設置し、セッティングプレート
が形成される。
礎部材の設置を行った一例を示す斜視図である。ここで
は、予め工場で作製したセッティングブロックを施工現
場で打ったモルタル上に設置して設定されたセッティン
グプレートに設置する方法を示す。PCa造布基礎部材
1としては、最も多用されるI字状平面図を有するもの
が使用されている。布基礎が構築される根切りされた地
盤にクラッシャーラン4を投入しランマー及びローダー
を用いて転圧した後、その上にPCa造布基礎端部が来
る個所のクラッシャーラン上に、その直上に設置される
セッティングブロック底面とほぼ同形状・同面積のモル
タル3を盛った上にセッティングブロック2aを位置及
び水平レベルを調整して設置し、セッティングプレート
が形成される。
【0007】PCa造布基礎部材1の両端は、上記で設
定されたセッティングプレート2上に位置し、中間部
は、後述するように、クラッシャーラン4の直上に設置
された盛砂5上にその敷き均された上面に接触して位置
している。
定されたセッティングプレート2上に位置し、中間部
は、後述するように、クラッシャーラン4の直上に設置
された盛砂5上にその敷き均された上面に接触して位置
している。
【0008】図2の(A)及び(B)は、夫々、図1に
設置例を示されたPCa布基礎部材両端部のセッティン
グプレート位置及びセッティングプレートに両端を挟ま
れた中間部における、基盤構造及び該基盤によるPCa
布基礎部材支持の様子を示す断面図である。PCa布基
礎を支える基盤は、根切りされた地盤の下から順に、両
端部においては、クラッシャーラン4、モルタル3、セ
ッティングブロック2aで構成され、中間部ではクラッ
シャーラン4及び盛砂5より構成される。各層の厚み
は、クラッシャーラン100〜150mm、モルタル1
0〜20mm、セッティングブロック10〜20mm、
砂25〜35mm程度とするのが望ましい。
設置例を示されたPCa布基礎部材両端部のセッティン
グプレート位置及びセッティングプレートに両端を挟ま
れた中間部における、基盤構造及び該基盤によるPCa
布基礎部材支持の様子を示す断面図である。PCa布基
礎を支える基盤は、根切りされた地盤の下から順に、両
端部においては、クラッシャーラン4、モルタル3、セ
ッティングブロック2aで構成され、中間部ではクラッ
シャーラン4及び盛砂5より構成される。各層の厚み
は、クラッシャーラン100〜150mm、モルタル1
0〜20mm、セッティングブロック10〜20mm、
砂25〜35mm程度とするのが望ましい。
【0009】図3は、本発明の方法によりPCa造布基
礎部材の設置を行う他の例として、セッティングブロッ
クを使用することなく設定されたセッティングプレート
を使用する例を示す。この場合には、クラッシャーラン
上のセッティングプレートを設定する位置に、セッティ
ングプレートを与える型枠をセットし、該型枠内に天端
レベラーを流し込み、固化させることによって、モルタ
ル上にセッティングブロックを固定して設定されたセッ
ティングプレートと同じ働きをする物を得ることが出来
る。尚、天端レベラーを流し込む前に、型枠内に位置す
るクラッシャーラン上に適宜砂を敷き、クラッシャーラ
ン表面の目潰しを行っても良い。特に、型枠裾のクラッ
シャーランとの接触部における目潰しの実施は、高価な
レベラー材の枠外への遺漏を防止することから、経済的
に好ましい結果を得ることが出来る。
礎部材の設置を行う他の例として、セッティングブロッ
クを使用することなく設定されたセッティングプレート
を使用する例を示す。この場合には、クラッシャーラン
上のセッティングプレートを設定する位置に、セッティ
ングプレートを与える型枠をセットし、該型枠内に天端
レベラーを流し込み、固化させることによって、モルタ
ル上にセッティングブロックを固定して設定されたセッ
ティングプレートと同じ働きをする物を得ることが出来
る。尚、天端レベラーを流し込む前に、型枠内に位置す
るクラッシャーラン上に適宜砂を敷き、クラッシャーラ
ン表面の目潰しを行っても良い。特に、型枠裾のクラッ
シャーランとの接触部における目潰しの実施は、高価な
レベラー材の枠外への遺漏を防止することから、経済的
に好ましい結果を得ることが出来る。
【0010】図3に設置例を示されたPCa布基礎部材
の両端部のセッティングプレート位置における基盤構造
及び該基盤によるPCa布基礎部材支持の様子を図4に
示す。構造的には、図2(A)におけるモルタル3とセ
ッティングブロック2aが一体化したものであり、図2
(A)と本質的な違いはない。尚、図4(B)に示され
る様、セッティングプレートに両端を挟まれた中間部に
おける基盤構造及び該基盤によるPCa布基礎部材支持
の様子は、前記図2(B)に示されたものと、当然、同
じものになる。レベラー流し込みで形成されるセッテイ
ングプレートの厚みは、10〜30mm程度とするの
が、強度及び経済性の点から好ましい。
の両端部のセッティングプレート位置における基盤構造
及び該基盤によるPCa布基礎部材支持の様子を図4に
示す。構造的には、図2(A)におけるモルタル3とセ
ッティングブロック2aが一体化したものであり、図2
(A)と本質的な違いはない。尚、図4(B)に示され
る様、セッティングプレートに両端を挟まれた中間部に
おける基盤構造及び該基盤によるPCa布基礎部材支持
の様子は、前記図2(B)に示されたものと、当然、同
じものになる。レベラー流し込みで形成されるセッテイ
ングプレートの厚みは、10〜30mm程度とするの
が、強度及び経済性の点から好ましい。
【0011】この、レベラーを使用する方法では、施工
現場におけるセッティングプレート上面の水準取りが非
常に容易になることから、セッティングブロックを設置
する方法に比し、水準取りに要する時間を1/3程度に
短縮することができる。尚、この場合、型枠内に流し込
むレベラーとして、速硬性のものを使用すれば、前日夕
方に施工すれば、翌日にはその上にPCa造布基礎部材
を設置することが可能であり、硬化時間が施工の障害に
なることはない。
現場におけるセッティングプレート上面の水準取りが非
常に容易になることから、セッティングブロックを設置
する方法に比し、水準取りに要する時間を1/3程度に
短縮することができる。尚、この場合、型枠内に流し込
むレベラーとして、速硬性のものを使用すれば、前日夕
方に施工すれば、翌日にはその上にPCa造布基礎部材
を設置することが可能であり、硬化時間が施工の障害に
なることはない。
【0012】何れのセッティングプレート設定方法にお
いても、セッティングプレートは、その上面が、図2、
3中、GLで示される周りの地盤レベルから250〜4
00mmの深さに位置する様に設定するのが良い。この
深さは、その上にPCa造布基礎部材を設置した後、埋
め戻した際に、フーチング部上面が十分隠れる深さであ
る。
いても、セッティングプレートは、その上面が、図2、
3中、GLで示される周りの地盤レベルから250〜4
00mmの深さに位置する様に設定するのが良い。この
深さは、その上にPCa造布基礎部材を設置した後、埋
め戻した際に、フーチング部上面が十分隠れる深さであ
る。
【0013】一方、二つのセッティングプレート間のク
ラッシャーラン上には全面に亙って盛砂5より成る基盤
を形成させる。該基盤上面は敷き均されており、両端の
セッティングプレート上面を基準にしたその高さが1m
m以上となるように設定される。
ラッシャーラン上には全面に亙って盛砂5より成る基盤
を形成させる。該基盤上面は敷き均されており、両端の
セッティングプレート上面を基準にしたその高さが1m
m以上となるように設定される。
【0014】セッティングプレート間に、盛砂よりなる
このような特性を備えた基盤を形成させるのに好ましい
方法の一例を図5(セッティングプレート形成にセッテ
ィングブロック使用)及び図6(天端レベラー流し込み
でセッティングプレート形成)に示す。両端のセッティ
ングプレート2(図5においてはセッティングブロック
2a)上には厚さ1〜3mmの薄板6が置かれている。
二つのセッティングプレートに挟まれたクラッシャーラ
ン上には、その上面が両端のセッティングプレート上に
置かれた薄板上面高さより高くなるように砂が盛られ
る。次いで、両端セッティングプレート上の二つの薄板
間に渡した定規7をその長手方向と略直交する方向に動
かし、二つのセッティングプレート間に盛られた砂を摺
り切り、セッティングプレート上面より測った高さが両
端のセッティングプレート上に設置された薄板6の厚み
に相当する敷き均された上面を有する盛砂基盤5が形成
される。
このような特性を備えた基盤を形成させるのに好ましい
方法の一例を図5(セッティングプレート形成にセッテ
ィングブロック使用)及び図6(天端レベラー流し込み
でセッティングプレート形成)に示す。両端のセッティ
ングプレート2(図5においてはセッティングブロック
2a)上には厚さ1〜3mmの薄板6が置かれている。
二つのセッティングプレートに挟まれたクラッシャーラ
ン上には、その上面が両端のセッティングプレート上に
置かれた薄板上面高さより高くなるように砂が盛られ
る。次いで、両端セッティングプレート上の二つの薄板
間に渡した定規7をその長手方向と略直交する方向に動
かし、二つのセッティングプレート間に盛られた砂を摺
り切り、セッティングプレート上面より測った高さが両
端のセッティングプレート上に設置された薄板6の厚み
に相当する敷き均された上面を有する盛砂基盤5が形成
される。
【0015】直線状ではない複雑形状を有する基盤につ
いても、定規を渡す二個のセッティングプレートを選択
し、該定規を、盛砂全上面を擦り切る様に動かすことに
より、目的とする、セッティングプレート上に設置され
た薄板6の厚みに相当する敷き均された上面を有する盛
砂基盤5を形成させることができる。
いても、定規を渡す二個のセッティングプレートを選択
し、該定規を、盛砂全上面を擦り切る様に動かすことに
より、目的とする、セッティングプレート上に設置され
た薄板6の厚みに相当する敷き均された上面を有する盛
砂基盤5を形成させることができる。
【0016】セッティングプレート及び盛砂より形成さ
れる基盤上には、両端のセッティングプレート上に設置
された薄板6を除去した後、PCa造布基礎部材1が設
置される。この時点では、セッティングプレート上に掛
かったPCa造布基礎部材のフーチング底面とセッティ
ングプレート上面間には、盛砂よりなる基盤上面の高さ
に依存してその幅が変動する隙間が存在するが、PCa
造布基礎部材上に構造物が設定された際にはその荷重で
該隙間が消滅する様に薄板6の厚みを設定するのが好ま
しい。これを可能にする、セッティングプレート上面か
ら測った盛砂より成る基盤の高さ、すなわち、その高さ
を得るためにセッティングブロッ上に設置する薄板の厚
みは、盛砂の特性に合わせて1〜3mmの間で調整する
のが好ましい。この状態では、PCa造布基礎部材1の
端部はセッティングプレート2で支持され、その他の部
分(中間部)は盛砂5で支持されることになる。すなわ
ち、この方法より、PCa造布基礎部材に掛かる荷重
は、PCa造布基礎部材1のフーチング底面全体から、
前記順序で形成された基盤に均等に伝達され、更に、該
基盤を介して地盤へ均等に伝達されることになる。
れる基盤上には、両端のセッティングプレート上に設置
された薄板6を除去した後、PCa造布基礎部材1が設
置される。この時点では、セッティングプレート上に掛
かったPCa造布基礎部材のフーチング底面とセッティ
ングプレート上面間には、盛砂よりなる基盤上面の高さ
に依存してその幅が変動する隙間が存在するが、PCa
造布基礎部材上に構造物が設定された際にはその荷重で
該隙間が消滅する様に薄板6の厚みを設定するのが好ま
しい。これを可能にする、セッティングプレート上面か
ら測った盛砂より成る基盤の高さ、すなわち、その高さ
を得るためにセッティングブロッ上に設置する薄板の厚
みは、盛砂の特性に合わせて1〜3mmの間で調整する
のが好ましい。この状態では、PCa造布基礎部材1の
端部はセッティングプレート2で支持され、その他の部
分(中間部)は盛砂5で支持されることになる。すなわ
ち、この方法より、PCa造布基礎部材に掛かる荷重
は、PCa造布基礎部材1のフーチング底面全体から、
前記順序で形成された基盤に均等に伝達され、更に、該
基盤を介して地盤へ均等に伝達されることになる。
【0017】PCa造布基礎部材を用いる布基礎の施工
は、複数個のPCa造布基礎部材を接合して行われるこ
とから、一つのセッティングプレート上に複数個のPC
a造布基礎部材端部が集まる個所が発生する。セッティ
ングプレートの果たす機能は、上に設置されるPCa布
基礎部材の荷重の一部または全体を受け持つことでもあ
るが、もう一つの重要な機能は基盤全体の水平レベル出
しである。従って、上に設置されるPCa布基礎部材の
配置方法に依存して異なる平面図形状のセッティングプ
レートを使用するのが好ましい。例えば、二つのPCa
造布基礎部材を同一方向に接合する場合には矩形のセッ
ティングプレートで十分機能するが、例えば、コーナー
部における二つのPCa造布基礎部材の互いに直角な方
向への接合には、L字型平面図を有するPCa造布基礎
部材が使用され、該部材を支えるセッティングプレート
としては、図5に示すようなL字型平面図を有するセッ
ティングプレートの設置が好ましい。その他にも、その
部分で接合されるPCa造布基礎部材の接合形態に応じ
て、T字状、十字状の平面図を有するセッティングプレ
ートの設置も可能である。
は、複数個のPCa造布基礎部材を接合して行われるこ
とから、一つのセッティングプレート上に複数個のPC
a造布基礎部材端部が集まる個所が発生する。セッティ
ングプレートの果たす機能は、上に設置されるPCa布
基礎部材の荷重の一部または全体を受け持つことでもあ
るが、もう一つの重要な機能は基盤全体の水平レベル出
しである。従って、上に設置されるPCa布基礎部材の
配置方法に依存して異なる平面図形状のセッティングプ
レートを使用するのが好ましい。例えば、二つのPCa
造布基礎部材を同一方向に接合する場合には矩形のセッ
ティングプレートで十分機能するが、例えば、コーナー
部における二つのPCa造布基礎部材の互いに直角な方
向への接合には、L字型平面図を有するPCa造布基礎
部材が使用され、該部材を支えるセッティングプレート
としては、図5に示すようなL字型平面図を有するセッ
ティングプレートの設置が好ましい。その他にも、その
部分で接合されるPCa造布基礎部材の接合形態に応じ
て、T字状、十字状の平面図を有するセッティングプレ
ートの設置も可能である。
【0018】上述したように、セッティングプレートに
要求される基本的な機能は、基盤の水平レベル出し及び
上に設置されるPCa布基礎部材の荷重の一部または全
体を受け持つことであるが、上に設置されるPCa造布
基礎材料の種によっては、該材料を支持する機能は副次
的なものとなる。例えば、布基礎施工の際に最も多用さ
れる、端部間の間隔が大である平面図がI字状のPCa
造布基礎材料の設置においては、セッティングプレート
上に掛かるPCa造布基礎部材底面積は相対的に小さく
なり、セッティングプレートの、PCa造布基礎部材を
支える機能の重要性は低くなる。
要求される基本的な機能は、基盤の水平レベル出し及び
上に設置されるPCa布基礎部材の荷重の一部または全
体を受け持つことであるが、上に設置されるPCa造布
基礎材料の種によっては、該材料を支持する機能は副次
的なものとなる。例えば、布基礎施工の際に最も多用さ
れる、端部間の間隔が大である平面図がI字状のPCa
造布基礎材料の設置においては、セッティングプレート
上に掛かるPCa造布基礎部材底面積は相対的に小さく
なり、セッティングプレートの、PCa造布基礎部材を
支える機能の重要性は低くなる。
【0019】それに対して、複数個のPCa造布基礎部
材同士の直線状ではない接合部に使用される接合用PC
a造布基礎部材においては、形状的に端部間の距離が短
くなることから、セッティングプレートの、PCa造布
基礎部材支持体としての機能が大きくなるが、複数個の
PCa造布基礎部材の接合に使用されるPCa造布基礎
部材においては、そのフーチング底面の100%がセッ
ティングプレート上に位置する様に設置するのが好まし
い。例えば、前述したように、図5において左端に示さ
れるコーナ部には、L字型平面図を有するPCa造布基
礎部材が設置されるが、該部材は、同図に示されるL字
型平面図を有するセッティングプレートを使用して基盤
を形成させるのが好ましく、この場合、PCa造布基礎
部材は、その底面全面がセッティングプレート上に接触
して位置することになり、セッティングプレートによっ
て100%支えられることになる。。
材同士の直線状ではない接合部に使用される接合用PC
a造布基礎部材においては、形状的に端部間の距離が短
くなることから、セッティングプレートの、PCa造布
基礎部材支持体としての機能が大きくなるが、複数個の
PCa造布基礎部材の接合に使用されるPCa造布基礎
部材においては、そのフーチング底面の100%がセッ
ティングプレート上に位置する様に設置するのが好まし
い。例えば、前述したように、図5において左端に示さ
れるコーナ部には、L字型平面図を有するPCa造布基
礎部材が設置されるが、該部材は、同図に示されるL字
型平面図を有するセッティングプレートを使用して基盤
を形成させるのが好ましく、この場合、PCa造布基礎
部材は、その底面全面がセッティングプレート上に接触
して位置することになり、セッティングプレートによっ
て100%支えられることになる。。
【0020】セッティングプレート上に掛かるPCa造
布基礎部材フーチング底面積の大きさは、セッティング
プレート上に掛かる部材端部断面に垂直な方向の部材長
さで示して10mm以上の範囲で、その上に設置される
PCa造布基礎部材の種により適切な値を選択するのが
好ましい。例えば、前述した様に、接合用PCa造布基
礎部材においては、フーチングの全底面がセッティング
プレート上に存在するように設置されるのが好ましい
が、I字状のPCa造布基礎部材では、部材長手方向の
長さで10〜50mmがセッティングプレート上に掛か
るようにすれば良い。
布基礎部材フーチング底面積の大きさは、セッティング
プレート上に掛かる部材端部断面に垂直な方向の部材長
さで示して10mm以上の範囲で、その上に設置される
PCa造布基礎部材の種により適切な値を選択するのが
好ましい。例えば、前述した様に、接合用PCa造布基
礎部材においては、フーチングの全底面がセッティング
プレート上に存在するように設置されるのが好ましい
が、I字状のPCa造布基礎部材では、部材長手方向の
長さで10〜50mmがセッティングプレート上に掛か
るようにすれば良い。
【0021】上記した方法により、布基礎が構築される
全ての部分にPCa造布基礎部材を支える基盤を形成
し、該基盤上の夫々の部分に、その部分への設置が予定
されていたPCa造布基礎部材を設置して、本発明の方
法によるPCa造布基礎部材の設置が終了する。その後
は、必要個所のPCa造布基礎部材同士を接合した後、
根切りされた地盤を周辺地盤の水準に埋め戻し土8で埋
め戻して、PCa造布基礎部材を使用する布基礎の施工
が完了する。
全ての部分にPCa造布基礎部材を支える基盤を形成
し、該基盤上の夫々の部分に、その部分への設置が予定
されていたPCa造布基礎部材を設置して、本発明の方
法によるPCa造布基礎部材の設置が終了する。その後
は、必要個所のPCa造布基礎部材同士を接合した後、
根切りされた地盤を周辺地盤の水準に埋め戻し土8で埋
め戻して、PCa造布基礎部材を使用する布基礎の施工
が完了する。
【0022】
【実施例】以下では、PCa造布基礎部材を設置したと
きの接地圧を測定し、本発明のPCa造布基礎部材設置
方法の効果を具体的に説明する。幅約600mm、深さ
約150mmに根切りした地盤に、クラッシャーランを
ランマー及びローダーで厚さ約120mmに均し、その
上に幅約100mm、厚さ10mmのモルタルを盛り、
幅100mm、長さ500mm、厚さ20mmのセッテ
ィングプレート2個を約1240mm離して、水平レベ
ルを調整して設置した。
きの接地圧を測定し、本発明のPCa造布基礎部材設置
方法の効果を具体的に説明する。幅約600mm、深さ
約150mmに根切りした地盤に、クラッシャーランを
ランマー及びローダーで厚さ約120mmに均し、その
上に幅約100mm、厚さ10mmのモルタルを盛り、
幅100mm、長さ500mm、厚さ20mmのセッテ
ィングプレート2個を約1240mm離して、水平レベ
ルを調整して設置した。
【0023】接地圧の測定は、セッティングプレート上
に置く薄板6の厚みを変え、定規7で摺り切って二個の
セッティングプレート間に形成された盛砂基盤上面のセ
ッティングプレート上面からの高さ、すなわち盛砂基盤
の余盛り高さを変えたものの上にPCa造布基礎部材を
設置した時の土圧の変化を土圧計を用いて測定して行っ
た。土圧計9は、図7に示すようにPCa造布基礎部材
の長さ方向及び幅方向のほぼ中間部に当たる位置の下部
約50mmの土中に埋設されている。余盛り高さ調節用
の薄板としては、厚さ0.8mm、1.2mm、2.3
mmの3種の金属板を使用した。なお、砂は、含水率
6.0重量%のものを使用した。
に置く薄板6の厚みを変え、定規7で摺り切って二個の
セッティングプレート間に形成された盛砂基盤上面のセ
ッティングプレート上面からの高さ、すなわち盛砂基盤
の余盛り高さを変えたものの上にPCa造布基礎部材を
設置した時の土圧の変化を土圧計を用いて測定して行っ
た。土圧計9は、図7に示すようにPCa造布基礎部材
の長さ方向及び幅方向のほぼ中間部に当たる位置の下部
約50mmの土中に埋設されている。余盛り高さ調節用
の薄板としては、厚さ0.8mm、1.2mm、2.3
mmの3種の金属板を使用した。なお、砂は、含水率
6.0重量%のものを使用した。
【0024】PCa布基礎部材は、長さ1340mm、
フーチング底面積0.603m2(フーチング部幅45
0mm)の直線部材であり、部材底面が周辺の地盤レベ
ル(GL)とほぼ同じレベルに来るように設置される。
フーチング底面積0.603m2(フーチング部幅45
0mm)の直線部材であり、部材底面が周辺の地盤レベ
ル(GL)とほぼ同じレベルに来るように設置される。
【0025】PCa造布基礎部材設置後、200kg重
の積載重量を掛け、積載重量を付加しない時からの土圧
の変化量を土圧計9で測定した。余盛り高さに対する土
圧変化量測定結果を表1に示す。
の積載重量を掛け、積載重量を付加しない時からの土圧
の変化量を土圧計9で測定した。余盛り高さに対する土
圧変化量測定結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】今回使用したPCa造布基礎部材では、2
00kg重の積載荷重を負荷した時、その荷重が地盤に
均等に伝達された場合の土圧増加の計算値は、セッティ
ングプレートに掛かる小面積を無視すると、0.2/
0.603=0.33t/m2であり、表1中の実施例
3、4において荷重が均等に地盤に伝達されていること
を示している。すなわち、セッティングプレート間に、
その高さがセッティングプレート上面から1mm以上突
出するように敷き均した砂上にPCa造布基礎部材を設
置することにより、荷重をPCa造布基礎部材のフーチ
ング底面全体で均等に地盤へ伝える布基礎の構築が可能
であることが分かる。
00kg重の積載荷重を負荷した時、その荷重が地盤に
均等に伝達された場合の土圧増加の計算値は、セッティ
ングプレートに掛かる小面積を無視すると、0.2/
0.603=0.33t/m2であり、表1中の実施例
3、4において荷重が均等に地盤に伝達されていること
を示している。すなわち、セッティングプレート間に、
その高さがセッティングプレート上面から1mm以上突
出するように敷き均した砂上にPCa造布基礎部材を設
置することにより、荷重をPCa造布基礎部材のフーチ
ング底面全体で均等に地盤へ伝える布基礎の構築が可能
であることが分かる。
【0028】
【発明の効果】本発明のPCa造布基礎部材設置方法
は、PCa造布基礎部材に掛かる荷重をフーチング底面
全体で均等に地盤へ伝達する簡便な方法を提供する。本
発明の技術は、現場における布基礎構築作業効率の大幅
な向上に繋がるものであり、特に木造住宅建設における
布基礎構築におけるその利用価値は非常に高い。
は、PCa造布基礎部材に掛かる荷重をフーチング底面
全体で均等に地盤へ伝達する簡便な方法を提供する。本
発明の技術は、現場における布基礎構築作業効率の大幅
な向上に繋がるものであり、特に木造住宅建設における
布基礎構築におけるその利用価値は非常に高い。
【図1】本発明の方法によるPCa造布基礎部材の設置
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図2】図1におけるPCa造布基礎部材を支える基盤
の構造及び支持状況を示す断面図[(A):セッティン
グプレート位置、(B):砂位置]。
の構造及び支持状況を示す断面図[(A):セッティン
グプレート位置、(B):砂位置]。
【図3】本発明の方法によるPCa造布基礎部材設置の
他の例を示す斜視図。
他の例を示す斜視図。
【図4】図3におけるPCa造布基礎部材を支える基盤
の構造及び支持状況を示す断面図[(A):セッティン
グプレート位置、(B):砂位置]。
の構造及び支持状況を示す断面図[(A):セッティン
グプレート位置、(B):砂位置]。
【図5】本発明の方法によるPCa造布基礎部材の設置
手順の中、砂を摺り切って基盤の水平レベルを出す工程
の一例を示す。
手順の中、砂を摺り切って基盤の水平レベルを出す工程
の一例を示す。
【図6】本発明の方法によるPCa造布基礎部材の設置
手順の中、砂を摺り切って基盤の水平レベルを出す工程
の他の例を示す。
手順の中、砂を摺り切って基盤の水平レベルを出す工程
の他の例を示す。
【図7】PCa造布基礎部材設置方法の評価試験方法を
示す。
示す。
1 プレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材 2 セッティングプレート 2a セッティングブロック 3 モルタル 4 クラッシャーラン 5 砂 6 薄板 7 定規 8 埋め戻し土 9 土圧計
Claims (6)
- 【請求項1】クラッシャーラン上の複数個の位置に、位
置及び水平レベルを調整してセッティングプレートを設
定して、その上にプレキャスト鉄筋コンクリート造布基
礎部材(以下、PCa造布基礎部材と称す)の端部がセ
ッティングプレート上面に位置する基盤を形成させ、当
該セッティングプレートに端部を挟まれているクラッシ
ャーラン上には、当該セッティングプレートの上面より
測った高さが1mm以上となるように敷き均された上面
を有する盛砂から成る基盤を形成させ、 これらの基盤上へのPCa造布基礎部材の設置に当たっ
ては、PCa造布基礎部材の端部底面がセッティングプ
レートより成る基盤上にセッティングプレートから離間
して位置し、残部の底面が該セッティングプレートに挟
まれた盛砂より成る基盤上に接触して位置するように、
PCa造布基礎部材を設置することを特徴とするプレキ
ャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法。 - 【請求項2】クラッシャーラン上に、それ自身の直上に
設置されるセッティングブロックの底面積とほぼ同形状
・同面積のモルタルを盛り、該モルタル上にセッティン
グブロックを設置してセッティングプレートを設定する
ことを特徴とする、請求項1に記載のプレキャスト鉄筋
コンクリート造布基礎部材の設置方法。 - 【請求項3】クラッシャーラン上に設置した型枠内に天
端レベラーを流し込んだ後固化させてセッティングプレ
ートを設定することを特徴とする、請求項1に記載のプ
レキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法。 - 【請求項4】複数個のPCa造布基礎部材同士の接合に
使用されるPCa造布基礎部材のフーチング部全底面を
セッティングプレート上に接触させて設置する、請求項
1に記載のプレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材
の設置方法。 - 【請求項5】盛砂からなる基盤が、 互いに離れて位置する二つのセッティングプレート上の
夫々に1mm以上で同じ厚さの板を設置し、該セッティ
ングプレートに挟まれたクラッシャーラン上には、その
上面全面の高さが、セッティングプレート上に設置され
た板より高くなる様に砂を盛り、二個のセッティングプ
レート間に設置された前記二個の板間に渡した定規を動
かして、前記クラッシャーラン上に盛られた砂を摺り切
り、セッティングプレート上面から測った高さがセッテ
ィングプレート上に設置した板厚み分に相当する均され
た上面を有する盛砂で形成させたものである、請求項1
に記載のプレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の
設置方法。 - 【請求項6】セッティングプレート上に置く板の厚さが
1〜3mmである、請求項3に記載のプレキャスト鉄筋
コンクリート造布基礎部材の設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35324599A JP3223973B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-12-13 | プレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-24616 | 1999-02-02 | ||
JP2461699 | 1999-02-02 | ||
JP35324599A JP3223973B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-12-13 | プレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000291021A JP2000291021A (ja) | 2000-10-17 |
JP3223973B2 true JP3223973B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=26362163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35324599A Expired - Fee Related JP3223973B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-12-13 | プレキャスト鉄筋コンクリート造布基礎部材の設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223973B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2427431B1 (es) * | 2013-04-15 | 2014-09-10 | Iconkrete 2012, S.L. | Sistema de cimentación para plantas termosolares y fotovoltaicas y procedimiento de ejecución del mismo |
JP6383558B2 (ja) * | 2014-04-07 | 2018-08-29 | 株式会社竹中工務店 | フーチング基礎構造 |
-
1999
- 1999-12-13 JP JP35324599A patent/JP3223973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000291021A (ja) | 2000-10-17 |
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