JP3223341U - 折り畳み式ペンケース - Google Patents
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Abstract
【課題】ロールタイプの簡易な構成で、円筒形ではなく略直方体に折り畳むことができ、カバンや引き出し等に収納しやすい折り畳み式ペンケースを提供する。【解決手段】ロールタイプのペンケースであり、筆記具等を収納する収納部31a〜31c、32、33a〜33d、34を備えた帯状の本体に、当該本体の一端から順に、畳んだ時に直方体の上面となる上面部11b、左側面となる左側面部12b、底面となる底面部13b、右側面となる右側面部14bが設けられ、各面の内部に芯材41a〜41dが設けられると共に、各面の境目には芯材41a〜41dが設けられていない折り畳み式ペンケースとしている。【選択図】図5
Description
本考案は、ロールタイプのペンケースに係り、特に、円筒形ではなく略直方体形状に折り畳むことができ、カバンや引き出し等への収納を容易にすることができる折り畳み式ペンケースに関する。
[先行技術の説明]
従来、一枚の帯状の収納部にペンや筆などの筆記具を収納して、端から巻いて閉じるロールタイプのペンケースがあった。
[関連技術]
尚、関連する先行技術文献として、特開2015−112361号公報「巻き取り式筆箱」(特許文献1)、実用新案登録第3121402号公報「筆巻き」(特許文献2)がある。
従来、一枚の帯状の収納部にペンや筆などの筆記具を収納して、端から巻いて閉じるロールタイプのペンケースがあった。
[関連技術]
尚、関連する先行技術文献として、特開2015−112361号公報「巻き取り式筆箱」(特許文献1)、実用新案登録第3121402号公報「筆巻き」(特許文献2)がある。
特許文献1には、巻き取り機構を有するケースを備え、帯状の収納部が、巻き取り式メジャーのようにケース本体に巻き取られる筆箱が記載されている。
特許文献2には、すだれ状の毛筆収納用品が記載されている。
特許文献2には、すだれ状の毛筆収納用品が記載されている。
しかしながら、従来のロールタイプのペンケースは、巻いたときに円筒形状になるものが多く、かさばって、カバンや引き出しに収納しにくいという問題点があった。
特許文献1の筆箱は、帯状の収納部が直方体形状のケースに巻き取られるため、収納部がケースに格納された状態では略直方体形状となるものの、収納部を広げた時にもケースはそのままの形状であるため、全体として平面状にならず、ケースがかさばって邪魔であるという問題点があった。
また、特許文献1及び特許文献2には、使用時には平面状に広げることができ、丸めた時には略直方体に折り畳むことができるペンケースは記載されていない。
本考案は上記実状に鑑みて為されたものであり、ロールタイプの簡易な構成で、円筒形ではなく略直方体に折り畳むことができ、カバンや引き出し等に収納しやすい折り畳み式ペンケースを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本考案は、折り畳み式ペンケースであって、筆記具を収納する収納部を備えた帯状の本体に、本体の一端から順に、上面部、第1の側面部、底面部、第2の側面部が設けられ、各面部の内部に芯材が設けられると共に、各面部の境目には芯材が設けられておらず、本体を各面部の境目で折り畳むと、略直方体の形状となることを特徴としている。
また、本考案は、上記折り畳み式ペンケースにおいて、第2の側面部に接続して、本体の他端側に押さえ部が設けられ、本体を折り畳むと、押さえ部が上面部の上に重なることを特徴としている。
また、本考案は、上記折り畳み式ペンケースにおいて、収納部が、本体長手方向に沿って、上面部に3つ、底面部に4つ設けられ、上面部に設けられた収納部は、本体が折り畳まれた状態で、底面部に設けられた収納部の間に重なる位置に設けられていることを特徴としている。
また、本考案は、上記折り畳み式ペンケースにおいて、本体において、収納部が設けられた辺に対向する辺に沿って、当該辺に固定されたフラップが設けられたことを特徴としている。
また、本考案は、上記折り畳み式ペンケースにおいて、押さえ部の先端部に設けられた第1の固定部と、第1の側面部に設けられた第2の固定部とを備え、本体が折り畳まれた状態で、第1の固定部と第2の固定部とが係合して、押さえ部の先端を第1の側面部に固定することを特徴としている。
本考案によれば、筆記具を収納する収納部を備えた帯状の本体に、本体の一端から順に、上面部、第1の側面部、底面部、第2の側面部が設けられ、各面部の内部に芯材が設けられると共に、各面部の境目には芯材が設けられておらず、本体を各面部の境目で折り畳むと、略直方体の形状となる折り畳み式ペンケースとしているので、本体を折り畳むと、芯材が設けられていない位置で折り曲げられて、略直方体形状とすることができ、略円筒形状に丸めるものと比べてかさばらず、カバンや引き出し等の隙間にも収納しやすい効果がある。
また、本考案によれば、第2の側面部に接続して、本体の他端側に押さえ部が設けられ、本体を折り畳むと、押さえ部が上面部の上に重なる上記折り畳み式ペンケースとしているので、箱型に折り畳まれた本体の上面部を、当該上面部が開く方向とは反対の方向から押さえることができ、意図せずに解けてしまうのを防ぎ、略直方体形状を保持することができる効果がある。
また、本考案によれば、収納部が、本体長手方向に沿って、上面部に3つ、底面部に4つ設けられ、上面部に設けられた収納部は、本体が折り畳まれた状態で、底面部に設けられた収納部の間に重なる位置に設けられている上記折り畳み式ペンケースとしているので、本体を折り畳んだ場合に、底面部の4つの収納部の間に、上面部の3つの収納部が収まるため、全体として厚み(高さ)を抑えて薄型とすることができる効果がある。
また、本考案によれば、本体において、収納部が設けられた辺に対向する辺に沿って、当該辺に固定されたフラップが設けられた上記折り畳み式ペンケースとしているので、収納物品が互いに擦れて傷んだり、本体を折り畳んだ際に開放となる面から落下するのを防ぐことができる効果がある。
また、本考案によれば、押さえ部の先端部に設けられた第1の固定部と、第1の側面部に設けられた第2の固定部とを備え、本体が折り畳まれた状態で、第1の固定部と第2の固定部とが係合して、押さえ部の先端を第1の側面部に固定する上記折り畳み式ペンケースとしているので、紐を巻き付けて固定するものに比べて、簡単に固定することができる効果がある。
本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本考案の実施の形態に係る折り畳み式ペンケース(本ペンケース)は、ロールタイプのペンケースであり、筆記具を収納する収納部を備えた帯状の本体に、当該本体の一端から順に、畳んだ時に直方体の上面となる上面部、第1の側面となる第1の側面部、底面となる底面部、第2の側面となる第2の側面部が設けられ、各面部の内部に芯材が設けられると共に、各面部の境目には芯材が設けられていない構成であり、本体を、底面部を中心にして折り畳むと、芯材が設けられていない位置で折り曲げられ、全体として略直方体形状に折り畳むことができ、円筒形状に丸めるものと比べてかさばらず、カバンや引き出しの隙間にも収納しやすいものである。
[実施の形態の概要]
本考案の実施の形態に係る折り畳み式ペンケース(本ペンケース)は、ロールタイプのペンケースであり、筆記具を収納する収納部を備えた帯状の本体に、当該本体の一端から順に、畳んだ時に直方体の上面となる上面部、第1の側面となる第1の側面部、底面となる底面部、第2の側面となる第2の側面部が設けられ、各面部の内部に芯材が設けられると共に、各面部の境目には芯材が設けられていない構成であり、本体を、底面部を中心にして折り畳むと、芯材が設けられていない位置で折り曲げられ、全体として略直方体形状に折り畳むことができ、円筒形状に丸めるものと比べてかさばらず、カバンや引き出しの隙間にも収納しやすいものである。
また、本ペンケースは、帯状の本体において、上面部とは反対の端部に設けられた押さえ部と、押さえ部の先端部を本体に固定する固定部とを備え、本体を底面部を中心として折り畳むと、押さえ部が上面部の上に重なり、押さえ部の先端部を本体上に固定することができ、ロールタイプのペンケースでよく用いられるひも状の固定具で巻いて固定するものと比べて、容易に本体を固定することができるものである。
[本ペンケースの外観:図1〜図3]
本ペンケースの外観について図1〜図3を用いて説明する。図1は、本ペンケースの斜視図である。また、図2は、本ペンケースの平面図であり、図3は、本ペンケースの左側面図である。
図1では、本ペンケースを折り畳んだ状態を示しており、全体として略直方体形状となっている。
本ペンケースの外観について図1〜図3を用いて説明する。図1は、本ペンケースの斜視図である。また、図2は、本ペンケースの平面図であり、図3は、本ペンケースの左側面図である。
図1では、本ペンケースを折り畳んだ状態を示しており、全体として略直方体形状となっている。
具体的には、本ペンケースの帯状の本体が、底面部分を中心として折りたたまれて、図1に示すように、直方体の長手方向の端面を除く4つの面が形成されて、最後に押さえ部15が被せられた形状となっている。
このような形状にすることで、円筒形に丸めたペンケースに比べて厚みを薄くすることができ、持ち運びを容易にし、またカバンや引き出しの隙間にも収まりやすくなるものである。
このような形状にすることで、円筒形に丸めたペンケースに比べて厚みを薄くすることができ、持ち運びを容易にし、またカバンや引き出しの隙間にも収まりやすくなるものである。
また、図2,3に示すように、押さえ部15は、先端が三角形状となるよう形成され、本体の上面部11の上に被せられて、固定部18によって本体の左側面部12に固定されている。
押さえ部15の代わりに、従来のロールタイプのペンケースのように紐状の固定用具を備えてもよいが、押さえ部15を備えることで本体を簡単に固定できるものである。
固定部18を外して広げれば、本ペンケースは一枚の帯状の形状になる。
押さえ部15の代わりに、従来のロールタイプのペンケースのように紐状の固定用具を備えてもよいが、押さえ部15を備えることで本体を簡単に固定できるものである。
固定部18を外して広げれば、本ペンケースは一枚の帯状の形状になる。
[本体外側の構成:図4]
本ペンケースの具体的な構成について説明する。
まず、本ペンケースの本体外側の構成について図4を用いて説明する。図4は、本ペンケースの本体外側の構成を示す説明図である。
図4に示すように、本ペンケースの外側は、全体が外側生地10で形成され、図4の右側から順に、上面部11a、左側面部12a、底面部13a、右側面部14a、押さえ部15aが設けられている。
本ペンケースの具体的な構成について説明する。
まず、本ペンケースの本体外側の構成について図4を用いて説明する。図4は、本ペンケースの本体外側の構成を示す説明図である。
図4に示すように、本ペンケースの外側は、全体が外側生地10で形成され、図4の右側から順に、上面部11a、左側面部12a、底面部13a、右側面部14a、押さえ部15aが設けられている。
これらの各面は、本体を右端から順次折り畳んだ場合に、直方体の上面、左側面、底面、右側面になる部分であり、押さえ部15aは上面部11a及び左側面部12aに重ねられるものである。
尚、外側生地10は、本体外側面を形成する生地材全体を指しており、デザインによって、全体が同一種類の生地で形成されていてもよいし、複数種類の生地で形成されていてもよい。
図4では、上面部11a、左側面部12a、底面部13a部分の生地と、右側面部14a、押さえ部15a部分の生地とを異なるものとしており、図1〜3に示したように、押さえ部15を上面部11に被せた際に、配色を楽しめるものとなっている。
図4では、上面部11a、左側面部12a、底面部13a部分の生地と、右側面部14a、押さえ部15a部分の生地とを異なるものとしており、図1〜3に示したように、押さえ部15を上面部11に被せた際に、配色を楽しめるものとなっている。
更に、本体外側の底面部13aには、外側ポケット17が設けられている。
また、左側面部12aの中央付近には固定部18に含まれるマグネットホック(メス)18bが設けられ、押さえ部15aの先端付近には、固定部18に含まれるマグネットホックカバー18cが設けられている。マグネットホック(メス)18bは、第2の固定部に相当している。
尚、マグネットホックカバー18cは、後述するマグネットホック(オス)18aの背面部と接合している。
また、左側面部12aの中央付近には固定部18に含まれるマグネットホック(メス)18bが設けられ、押さえ部15aの先端付近には、固定部18に含まれるマグネットホックカバー18cが設けられている。マグネットホック(メス)18bは、第2の固定部に相当している。
尚、マグネットホックカバー18cは、後述するマグネットホック(オス)18aの背面部と接合している。
[本体内側の構成:図5]
次に、本ペンケースの本体内側の構成について図5を用いて説明する。図5は、本ペンケースの本体内側の構成を示す説明図である。
図5に示すように、本ペンケースの内側は、全体が内側生地20で形成され、本体外側と同様に、図5の左側から順に、上面部11b、左側面部12b、底面部13b、右側面部14b、押さえ部15bが設けられている。
これらの各面は、本体を折り畳んだ場合に、略直方体形状の上面、左側面、底面、右側面になる部分である。
内側生地20は、本体内側を形成する生地全体をさしており、デザインによって、全体が同一種類の生地で形成されていてもよいし、複数種類の生地で形成されていてもよい。
次に、本ペンケースの本体内側の構成について図5を用いて説明する。図5は、本ペンケースの本体内側の構成を示す説明図である。
図5に示すように、本ペンケースの内側は、全体が内側生地20で形成され、本体外側と同様に、図5の左側から順に、上面部11b、左側面部12b、底面部13b、右側面部14b、押さえ部15bが設けられている。
これらの各面は、本体を折り畳んだ場合に、略直方体形状の上面、左側面、底面、右側面になる部分である。
内側生地20は、本体内側を形成する生地全体をさしており、デザインによって、全体が同一種類の生地で形成されていてもよいし、複数種類の生地で形成されていてもよい。
尚、ここでは説明をわかりやすくするために、本体の外側と内側の構成に分けて説明しているが、実際には外側と内側とを合わせた構成となっている。
つまり、上面部11aと上面部11bとを合わせた構成(上面部11とする)が、請求項に記載した上面部に相当しており、同様に、左側面部12aと12bとを合わせた構成(左側面部12)、底面部13aと13bとを合わせた構成(底面部13)、右側面部14aと14bとを合わせた構成(右側面部14)、押さえ部15aと15bを合わせた構成(押さえ部15)が、それぞれ、請求項に記載した左側面部、底面部、右側面部、押さえ部に相当している。
つまり、上面部11aと上面部11bとを合わせた構成(上面部11とする)が、請求項に記載した上面部に相当しており、同様に、左側面部12aと12bとを合わせた構成(左側面部12)、底面部13aと13bとを合わせた構成(底面部13)、右側面部14aと14bとを合わせた構成(右側面部14)、押さえ部15aと15bを合わせた構成(押さえ部15)が、それぞれ、請求項に記載した左側面部、底面部、右側面部、押さえ部に相当している。
押さえ部15bの先端部には、固定部18に含まれるマグネットホック(オス)18aが設けられている。
マグネットホック(オス)18aの背面部は、本体を貫通して、図4に示した押さえ部15のマグネットホックカバー18cに固定されている。
また、マグネットホック(オス)18aは、図4に示した左側面部12のマグネットホック(メス)18bと係合する。
マグネットホック(オス)18aは、請求項に記載した第1の固定部に相当している。
マグネットホック(オス)18aの背面部は、本体を貫通して、図4に示した押さえ部15のマグネットホックカバー18cに固定されている。
また、マグネットホック(オス)18aは、図4に示した左側面部12のマグネットホック(メス)18bと係合する。
マグネットホック(オス)18aは、請求項に記載した第1の固定部に相当している。
そして、内側生地20の一部を覆うよう、収納部用生地30が設けられている。
図5の例では、収納部用生地30は、本体の左辺から右側面部14bの右辺(押さえ部15bの左辺)に亘って設けられている。
図5の例では、収納部用生地30は、本体の左辺から右側面部14bの右辺(押さえ部15bの左辺)に亘って設けられている。
収納部用生地30は、ペン等を収納する収納部31(31a〜31c)、32、33(33a〜33d)、34を形成する部材であり、収納部用生地30の長さ(図5の左右方向の長さ)は、本体の左辺から右側面部14bの右辺までの長さ(L)に比べて、長く形成されている。
これにより、収納部を立体的に形成することができ、筆記具の保持に適した形状とすることができるものである。
これにより、収納部を立体的に形成することができ、筆記具の保持に適した形状とすることができるものである。
収納部用生地30は、図5の左辺、下辺、右辺が本体に縫い付けられ、更に、各収納部31〜34を分離するためのステッチが施され、細長いポケット状の収納部31〜34が形成されている。
ここで、上面部11bに設けられた3つの収納部31a,31b,31cと、底面部13bに設けられた4つの収納部33a,33b,33c,33dについては、収納部用生地30を撓ませた状態でステッチを施すことで、立体的な形状に形成されている。
ここで、上面部11bに設けられた3つの収納部31a,31b,31cと、底面部13bに設けられた4つの収納部33a,33b,33c,33dについては、収納部用生地30を撓ませた状態でステッチを施すことで、立体的な形状に形成されている。
収納部31a,31b,31cは、太めの筆記具の収納に適しており、収納部33a,33b,33c,33dはそれよりも細めの筆記部の収納に適している。
左側面部12bの収納部32と、右側面部の収納部33については、マチは設けられておらず、平面的に形成されている。収納部32及び33は、定規や紙片等の厚みが薄い物品の収納に適している。
左側面部12bの収納部32と、右側面部の収納部33については、マチは設けられておらず、平面的に形成されている。収納部32及び33は、定規や紙片等の厚みが薄い物品の収納に適している。
そして、本ペンケースでは、本体を折り畳んだ場合に、上面部11bの3つの収納部31が、それぞれ、底面部13bの4つの収納部33の間に位置するように形成されている。
具体的には、収納部31aは、収納部33cと33dとの間に収まり、収納部31bは、収納部33bと33cとの間に収まり、収納部31cは、収納部33aと33bとの間に収まるように形成されている。
具体的には、収納部31aは、収納部33cと33dとの間に収まり、収納部31bは、収納部33bと33cとの間に収まり、収納部31cは、収納部33aと33bとの間に収まるように形成されている。
これにより、本体を折り畳んだ際に、上面部11bと底面部13bに収納されたペン同士が互いに隙間に入り込むように重なるため、畳んだ状態での厚みを抑えることができ、よりコンパクトにしてカバンや引き出しの隙間にも収納しやすくなるものである。
更に、図5の上辺には、収納部31〜33にペン等を収納した場合に、収納部31〜33の上端から露出するペン等を覆うフラップ26が設けられている。フラップ26は、図5の上側の辺のみが本体に固定されている。
フラップ26を被せることで、上面部11bの収納部31と、底面部13bの収納部33に収納されたペン同士がぶつかったり擦れたりして傷むのを防ぎ、また、持ち運び時に落下するのを防ぐことができるものである。
フラップ26を被せることで、上面部11bの収納部31と、底面部13bの収納部33に収納されたペン同士がぶつかったり擦れたりして傷むのを防ぎ、また、持ち運び時に落下するのを防ぐことができるものである。
また、底面部13bにおいて、収納部33と反対側(図5の上辺側)には、ポケット27が設けられている。
ポケット27には、マチが形成されており、厚みのある物品、例えば消しゴムや小型の鉛筆削り等を収納することができるものである。
ポケット27の挿入口もフラップ26によって覆われるので、収納された物品が落下するのを防ぐことができる。
ポケット27には、マチが形成されており、厚みのある物品、例えば消しゴムや小型の鉛筆削り等を収納することができるものである。
ポケット27の挿入口もフラップ26によって覆われるので、収納された物品が落下するのを防ぐことができる。
更に、右側面部14bの上端部には、小フラップ28が設けられている。
小フラップ28は、収納部34に定規等を収納した場合に先端部を保護すると共に、紙片等を挟んで保持することができるものである。小フラップ28は、図5の上側の辺と、押さえ部に接続する右側の辺が固定されている。
小フラップ28は、収納部34に定規等を収納した場合に先端部を保護すると共に、紙片等を挟んで保持することができるものである。小フラップ28は、図5の上側の辺と、押さえ部に接続する右側の辺が固定されている。
また、フラップ26を上面部11b〜右側面部14bまで連続して設けるのに比べて、小フラップ28を別にすることで、底面部13bと右側面部14bの間の折れ曲がりを容易にし、シャープな直方体に近づけることができるものである。
そして、本ペンケースの特徴として、本体内部に、面毎に芯材41が設けられている。
具体的には、上面部11bの内部には芯材41aが設けられ、左側面部12bの内部には芯材41bが設けられ、底面部13bの内部には芯材41cが設けられ、右側面部14bの内部には芯材41dが設けられている。芯材41はポリプロピレン(Polypropylene;PP)等により形成される。
各面の境目に相当する部分には、芯材は設けられていない。
具体的には、上面部11bの内部には芯材41aが設けられ、左側面部12bの内部には芯材41bが設けられ、底面部13bの内部には芯材41cが設けられ、右側面部14bの内部には芯材41dが設けられている。芯材41はポリプロピレン(Polypropylene;PP)等により形成される。
各面の境目に相当する部分には、芯材は設けられていない。
これにより、本ペンケースは、芯材41a〜41dが設けられている各面内は平面形状を維持することができると共に、芯材41a〜41dが設けられていない各面の境目では折り曲げ可能となるものである。
そのため、本ペンケースを、底面部13を中心として、図5の両端から折り畳んだ場合に、左側面部12が立ち上がって、上面部11が左側から底面部13bに被さり、右側面部14bが立ち上がって、押さえ部15bが右側から底面部13b及び上面部11に被さることになり、全体として略直方体の形状が形成されるものである。
尚、本体が略直方体状に折りたたまれた状態において、略直方体の長辺側の端面部分には、面は形成されず開放となっているが、図5の下側には収納部31〜34が設けられ、上側にはフラップ26及び小フラップ28が設けられているため、収納された筆記具や物品が落下するのを防ぐことができるものである。
更に、押さえ部15bの先端部の内部には、芯材41eが設けられており、頻繁に操作する部分を補強するようになっている。
[本ペンケースの断面:図6]
次に、本ペンケースの断面の形状について図6を用いて説明する。図6は、本ペンケースの断面説明図である。図6では、本ペンケースを開いた状態を示している。
図6に示すように、本ペンケースを開いた状態では、外側生地10、上側に内側生地20、更にその上に収納部用生地30が設けられている。
そして、外側生地10と内側生地20との間に、内側生地20のすぐ下に、本体全体に亘ってクッション材42が設けられ、更にクッション材42と外側生地10との間に、芯材41a,41b,41c,41d,41e(芯材41とする)が設けられている。
次に、本ペンケースの断面の形状について図6を用いて説明する。図6は、本ペンケースの断面説明図である。図6では、本ペンケースを開いた状態を示している。
図6に示すように、本ペンケースを開いた状態では、外側生地10、上側に内側生地20、更にその上に収納部用生地30が設けられている。
そして、外側生地10と内側生地20との間に、内側生地20のすぐ下に、本体全体に亘ってクッション材42が設けられ、更にクッション材42と外側生地10との間に、芯材41a,41b,41c,41d,41e(芯材41とする)が設けられている。
芯材41が設けられている位置は、上述したように、上面部11b、左側面部12b、底面部13b、右側面部14bの内部と、押さえ部15bの先端の三角形部分である。
各面の境目付近には、芯材41は設けられていない
また、上述したように、上面部11bの収納部31a,31b,31cは、底面部13bの収納部33a,33b,33c,33dの間の谷間部分に収まるように形成されている。
各面の境目付近には、芯材41は設けられていない
また、上述したように、上面部11bの収納部31a,31b,31cは、底面部13bの収納部33a,33b,33c,33dの間の谷間部分に収まるように形成されている。
本ペンケースの製造時には、外側生地10に外側ポケット17、マグネットホック(メス)18bを取り付けて外側構成部とし、内側生地20に収納部用生地30を取り付けて収納部31〜34を形成し、ポケット27、フラップ26、小フラップ28を取り付けて内側構成部としておく。
そして、外側構成部の上に芯材41を所定の位置に搭載し、その上にクッション材42を搭載し、更に内側構成部材を載せて、全体をステッチ掛けで固定する。
その後、マグネットホック(オス)18a及びマグネットホックカバー18cを取り付ける。
このようにして、本ペンケースが製造されるものである。
そして、外側構成部の上に芯材41を所定の位置に搭載し、その上にクッション材42を搭載し、更に内側構成部材を載せて、全体をステッチ掛けで固定する。
その後、マグネットホック(オス)18a及びマグネットホックカバー18cを取り付ける。
このようにして、本ペンケースが製造されるものである。
[実施の形態の効果]
本ペンケースによれば、ロールタイプのペンケースであり、筆記具等を収納する収納部31〜34を備えた帯状の本体に、当該本体の一端から順に、畳んだ時に直方体の上面となる上面部11、左側面となる左側面部12、底面となる底面部13、右側面となる右側面部14が設けられ、各面の内部に芯材41が設けられると共に、各面の境目には芯材41が設けられていない構成であり、本体を底面部13を中心にして折り畳むと、芯材41が設けられていない位置で折り曲げられると共に、芯材41が設けられた面は平面形状を保持して、全体として略直方体形状に折り畳むことができ、円筒形状に丸める場合と比べてかさばらず、特に高さを低く(厚みを薄く)することができ、カバンや引き出しの隙間にも収納しやすくすることができる効果がある。
本ペンケースによれば、ロールタイプのペンケースであり、筆記具等を収納する収納部31〜34を備えた帯状の本体に、当該本体の一端から順に、畳んだ時に直方体の上面となる上面部11、左側面となる左側面部12、底面となる底面部13、右側面となる右側面部14が設けられ、各面の内部に芯材41が設けられると共に、各面の境目には芯材41が設けられていない構成であり、本体を底面部13を中心にして折り畳むと、芯材41が設けられていない位置で折り曲げられると共に、芯材41が設けられた面は平面形状を保持して、全体として略直方体形状に折り畳むことができ、円筒形状に丸める場合と比べてかさばらず、特に高さを低く(厚みを薄く)することができ、カバンや引き出しの隙間にも収納しやすくすることができる効果がある。
また、本ペンケースによれば、帯状の本体において、上面部11とは反対の端部に設けられた押さえ部15と、押さえ部15の先端部を本体に固定する固定部18とを備え、本体を底面部13を中心として折り畳むと、押さえ部15が上面部11及び左側面部12の上に重なり、押さえ部15の先端部を左側面部12上に固定することができ、ロールタイプのペンケースでよく用いられるひも状の固定具で巻いて固定するものと比べて、容易に本体を固定することができる効果がある。
尚、上述した例では、押さえ部15は、右側面部14に連続して一体に形成されているものとしたが、別の部材として形成し、右側面部14と押さえ部15の長辺とを縫い合わせて形成してもよい。
また、本ペンケースによれば、上面部11bに設けられた収納部31a,31b,31cが、底面部13bに設けられた収納部33a,33b,33c,33dの間に収まるように形成されているので、本体が折り畳まれた場合には、上面部11bに収納された筆記具と、底面部23に収納された筆記具とが互いに間に入り込むように重なるため、全体の厚みを抑えることができる効果がある。
尚、本ペンケースでは、固定部18をマグネットホックで構成したが、例えば面ファスナー等の別の部材を用いてもよい。
更に、押さえ部15を、上面部11、左側面部13を押さえて、左側面部13上で固定するようにしたが、上面部11上で固定するように構成してもよい。
更に、押さえ部15を、上面部11、左側面部13を押さえて、左側面部13上で固定するようにしたが、上面部11上で固定するように構成してもよい。
本考案は、ロールタイプの簡易な構成で、円筒形ではなく略直方体に折り畳むことができ、カバンや引き出し等に収納しやすい折り畳み式ペンケースに適している。
10…外側生地, 11,11a,11b…上面部、 12,12a,12b…左側面部、 13,13a,13b…底面部、 14,14a,14b…右側面部、 15,15a,15b…押さえ部、 17…外側ポケット、 18…固定部、 18a…マグネットホック(オス)、 18b…マグネットホック(メス)、 18c…マグネットホックカバー、 20…内側生地、 26…フラップ、 27…ポケット、 28…小フラップ、 30…収納部用生地、 31a,31b,31c,32,33a,33b,33c,33d,34…収納部、 41a,41b,41c,41d,41e…芯材、 42…クッション材
Claims (5)
- 筆記具を収納する収納部を備えた帯状の本体に、前記本体の一端から順に、上面部、第1の側面部、底面部、第2の側面部が設けられ、
前記各面部の内部に芯材が設けられると共に、前記各面部の境目には前記芯材が設けられておらず、
前記本体を前記各面部の境目で折り畳むと、略直方体の形状となることを特徴とする折り畳み式ペンケース。 - 第2の側面部に接続して、本体の他端側に押さえ部が設けられ、
前記本体を折り畳むと、前記押さえ部が前記上面部の上に重なることを特徴とする請求項1記載の折り畳み式ペンケース。 - 収納部が、本体長手方向に沿って、上面部に3つ、底面部に4つ設けられ、
前記上面部に設けられた収納部は、本体が折り畳まれた状態で、前記底面部に設けられた収納部の間に重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳み式ペンケース。 - 本体において、収納部が設けられた辺に対向する辺に沿って、当該辺に固定されたフラップが設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の折り畳み式ペンケース。
- 押さえ部の先端部に設けられた第1の固定部と、第1の側面部に設けられた第2の固定部とを備え、
本体が折り畳まれた状態で、前記第1の固定部と前記第2の固定部とが係合して、前記押さえ部の先端を前記第1の側面部に固定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載の折り畳み式ペンケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019002666U JP3223341U (ja) | 2019-07-19 | 2019-07-19 | 折り畳み式ペンケース |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020111007A (ja) * | 2019-01-15 | 2020-07-27 | 大日本印刷株式会社 | ロール状熱転写受像シート体およびロール状熱転写受像シート体と熱転写シートとの組合体 |
-
2019
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