JP6275233B1 - 洗濯ネット - Google Patents
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Abstract
Description
この洗濯ネットは、使用時は略球形となるため、内部容量、すなわち内部に入れる洗濯物の量をそれなりに確保することができる。
しかしユーザーによっては、更なる容量の増加を望む声もある。
このようなユーザーの要望に応えるべく、従来の洗濯ネットで大型化を図ると、容量は大きくすることはできるものの、不使用時の収納、すなわち、折り畳んでしまっておくのに不便があるという問題が生じた。
すなわち、従来の洗濯ネットは、折り畳みにくく、特に大型化すると折り畳みにくくなるという難点があった。
矩形のネットシートが、その相対向する第1両辺同士が接近するように該第1両辺に平行な折り線に沿って複数回ジグザグに折り畳まれてジグザグ部が形成され、前記第1両辺に対して直交する第2両辺が互いに全て縫着されたネット本体と、
このネット本体の前記折り線同士が重なった側と反対側において前記第1両辺同士に縫着され、第1両辺間を開閉するスライドファスナーと、
を備え、
前記ジグザグ部は、前記スライドファスナーの片側において単一に形成されていることを特徴とする。
スライドファスナーを開いて第1両辺間から内部に洗濯物を入れる。
すると、ジグザグに折り畳まれていたネット本体が展開し膨張することとなる。
したがって、ネット本体を構成するネットシートの大きさに応じて使用時の容量の増大化を図ることができる。
一方、不使用時には、ネット本体の第2両辺をそれぞれ掴んで第2両辺同士を遠ざけるようにしてネット本体を引っ張る。
すると、ネット本体は前記折り線に沿って折り畳まれてコンパクトな状態となる。
以上のように、この洗濯ネットによれば、使用時の容量の増大化を図ることができると同時に不使用時の折り畳みを容易にすることができる。
前記折り線によって画成される複数の矩形領域のうち、前記スライドファスナーが設けられる両外側の矩形領域の、前記スライドファスナーの長手方向と直交する方向の幅が、他の矩形領域の幅よりも大きい構成とすることができる。
このように構成すると、他の矩形領域の折り線で形成される稜線部分とスライドファスナーのスライド軌道との間に間隔が形成されるため、スライドファスナーによるネットシートの噛みが生じ難くなる。したがって、スライドファスナーの開閉がやりやすくなる。
前記第2両辺にはそれぞれ取っ手が設けられている構成とすることができる。
このように構成すると、不使用時にネット本体を引っ張る際に、ネット本体の第2両辺に設けられた取っ手を持って引っ張りやすくなる。
前記第2両辺にはそれぞれその辺に沿う方向に補強用テープ素材が縫着され、この補強用テープ素材を、前記スライドファスナーの長手方向から見てループ状に縫製することで前記取っ手を構成することができる。
このように構成すると、ネット本体の第2両辺部分を補強用テープ素材で補強すると同時に取っ手を構成することができる。
21,21はスライドファスナーのテープ、22はスライダ、23はスライドファスナーを閉じた際にスライダ22を収納するゴムベルトからなるカバーである。
図1,図2(e)に示すように、第1両辺11に平行な折り線13・・・に沿って複数回ジグザグに折り畳まれたジグザグ部は、スライドファスナー20の片側において単一に形成されている。
スライドファスナー20を開いて第1両辺11、11間、すなわち開口16から内部に洗濯物(図示せず)を入れる。
したがって、ネット本体10を構成するネットシート15の大きさに応じて使用時の容量の増大化を図ることができる。
すると、ネット本体10は折り線13・・・に沿って折り畳まれて図1(図2(e))に示すように略平板状のコンパクトな状態となる。
ただし、折り回数は3回以上として4つ以上の矩形領域17を形成しないと、洗濯物を入れた際にネット本体10が膨らみにくくなるので、折り回数は3回以上とする。
なお、ネットシート15の大きさを800×1960mmとし、W1=120mm、W2=140mmにすると、略球形に膨らませた際の外径Dは約700mmとなる。
なお、ネットシート15は、従来の洗濯ネットに用いられている公知の素材のものを適宜採用し得る。
このように構成すると、不使用時にネット本体10を矢印X方向(スライドファスナーの長手方向)に引っ張る際に、ネット本体10の第2両辺12に設けられた取っ手18を持って引っ張りやすくなる。
このように構成すると、ネット本体の第2両辺12部分を補強用テープ素材19で補強すると同時に取っ手18を構成することができる。
その後図4(c)に示すように、補強用テープ素材19を半分にした状態で縫製すると同時に、補強用テープ素材19を第2両辺12に縫着する。
そして、図4(d)に示すように、補強用テープ素材19の一端19cを他端19bに重ねるように補強用テープ素材19をループ状に折り曲げ、端部同士19b、19cを縫着することで取っ手18が形成される。
なお、本発明に係る洗濯ネットを実際に作成した場合、その外観は図5に示すようになる。
10: ネット本体
11: 第1両辺
12: 第2両辺
13: 折り線
15: ネットシート
17: 矩形領域
17b: 両外側の矩形領域
W1,W2: 幅
18: 取っ手
19: 補強用テープ素材
20: スライドファスナー
Claims (4)
- 矩形のネットシート(15)が、その相対向する第1両辺(11,11)同士が接近するように該第1両辺(11,11)に平行な折り線(13)に沿って複数回ジグザグに折り畳まれてジグザグ部が形成され、前記第1両辺(11)に対して直交する第2両辺(12)が互いに全て縫着されたネット本体(10)と、
このネット本体(10)の前記折り線(13,13)同士が重なった側と反対側において前記第1両辺(11,11)同士に縫着され、第1両辺(11,11)間を開閉するスライドファスナー(20)と、
を備え、
前記ジグザグ部は、前記スライドファスナー(20)の片側において単一に形成されていることを特徴とする洗濯ネット。 - 請求項1において、
前記折り線(13)によって画成される複数の矩形領域(17)のうち、前記スライドファスナー(20)が設けられる両外側の矩形領域(17b)の、前記スライドファスナー(20)の長手方向と直交する方向の幅(W2)が、他の矩形領域(17)の幅(W1)よりも大きいことを特徴とする洗濯ネット。 - 請求項1または2において、
前記第2両辺(12)にはそれぞれ取っ手(18)が設けられていることを特徴とする洗濯ネット。 - 請求項3において、
前記第2両辺(12)にはそれぞれその辺に沿う方向に補強用テープ素材(19)が縫着され、この補強用テープ素材(19)を、前記スライドファスナー(20)の長手方向から見てループ状に縫製することで前記取っ手(18)が構成されていることを特徴とする洗濯ネット。
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