JP3222231B2 - エンジンの潤滑装置 - Google Patents
エンジンの潤滑装置Info
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- oil
- passage
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
- F02F1/4221—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder particularly for three or more inlet valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
- F01L1/265—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder peculiar to machines or engines with three or more intake valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M9/00—Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
- F01M9/10—Lubrication of valve gear or auxiliaries
- F01M9/102—Lubrication of valve gear or auxiliaries of camshaft bearings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのカム軸受に
潤滑油を供給する潤滑装置に関し、詳細には潤滑油をカ
ム軸受に供給するオイル通路の配置構造の改善に関す
る。
潤滑油を供給する潤滑装置に関し、詳細には潤滑油をカ
ム軸受に供給するオイル通路の配置構造の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンの潤滑装置は、オイルポンプか
らの潤滑油をオイル通路を介して潤滑の必要な部位に供
給するよう構成されている。この種の潤滑装置におい
て、カム軸のジャーナル部を軸支するカム軸受に潤滑油
を供給するオイル通路の構造としては、従来、シリンダ
ヘッドのジャーナル受部下方にカム軸方向に延びるメイ
ン通路を形成し、該メイン通路とカム軸受とをキャップ
ボルトの下方を通るように形成された分岐通路で連通さ
せる構造が知られている(例えば実開昭64−1034
7号公報参照)。
らの潤滑油をオイル通路を介して潤滑の必要な部位に供
給するよう構成されている。この種の潤滑装置におい
て、カム軸のジャーナル部を軸支するカム軸受に潤滑油
を供給するオイル通路の構造としては、従来、シリンダ
ヘッドのジャーナル受部下方にカム軸方向に延びるメイ
ン通路を形成し、該メイン通路とカム軸受とをキャップ
ボルトの下方を通るように形成された分岐通路で連通さ
せる構造が知られている(例えば実開昭64−1034
7号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の潤
滑装置では、メイン通路,分岐通路とキャップボルトと
の干渉を回避するために、該メイン通路をカム軸受より
キャップボルトの長さ分だけ下方に配置する必要があ
る。そのため分岐通路が長くなる問題があり、またメイ
ン通路,分岐通路の配置位置が規制され、設計上の自由
度が制限されるという問題がある。
滑装置では、メイン通路,分岐通路とキャップボルトと
の干渉を回避するために、該メイン通路をカム軸受より
キャップボルトの長さ分だけ下方に配置する必要があ
る。そのため分岐通路が長くなる問題があり、またメイ
ン通路,分岐通路の配置位置が規制され、設計上の自由
度が制限されるという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、カム軸受に潤滑油を供給するオイル通路の長
さを短くでき、かつ配置位置上の自由度を拡大できるエ
ンジンの潤滑装置を提供することを目的としている。
たもので、カム軸受に潤滑油を供給するオイル通路の長
さを短くでき、かつ配置位置上の自由度を拡大できるエ
ンジンの潤滑装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダヘッ
ドのジャーナル受部にカムキャップをキャップボルトで
締結してなり、カム軸のジャーナル部を軸支するカム軸
受に潤滑油を供給するエンジンの潤滑装置において、平
行に配置された吸気,排気カム軸の外側に縦断オイル通
路を配設し、該縦断オイル通路を分岐オイル通路により
上記吸気,排気カム軸の外側に位置するキャップボルト
の位置決めピン用の挿入穴を介して吸気,排気カム軸受
に連通させ、もってキャップボルトのボルト穴を上記カ
ム軸受に潤滑油を供給するオイル通路の一部に兼用した
ことを特徴としている。
ドのジャーナル受部にカムキャップをキャップボルトで
締結してなり、カム軸のジャーナル部を軸支するカム軸
受に潤滑油を供給するエンジンの潤滑装置において、平
行に配置された吸気,排気カム軸の外側に縦断オイル通
路を配設し、該縦断オイル通路を分岐オイル通路により
上記吸気,排気カム軸の外側に位置するキャップボルト
の位置決めピン用の挿入穴を介して吸気,排気カム軸受
に連通させ、もってキャップボルトのボルト穴を上記カ
ム軸受に潤滑油を供給するオイル通路の一部に兼用した
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明に係るエンジンの潤滑装置によれば、カ
ム軸の外側に配置した縦断オイル通路を分岐通路で外側
のキャップボルトの位置決め用のボルト穴を介してカム
軸受に連通させたので、カム軸受に潤滑油を供給するオ
イル通路の一部が比較的大径の位置決めピン用の挿入穴
で構成されることから、確実にカム軸受に潤滑油を供給
でき、また縦断オイル通路をキャップボルトの下方に配
置する必要はないことから、カム軸受への分岐オイル通
路を短くすることができる。またキャップボルトとの干
渉を回避することにより設計上の自由度が低下すること
もない。
ム軸の外側に配置した縦断オイル通路を分岐通路で外側
のキャップボルトの位置決め用のボルト穴を介してカム
軸受に連通させたので、カム軸受に潤滑油を供給するオ
イル通路の一部が比較的大径の位置決めピン用の挿入穴
で構成されることから、確実にカム軸受に潤滑油を供給
でき、また縦断オイル通路をキャップボルトの下方に配
置する必要はないことから、カム軸受への分岐オイル通
路を短くすることができる。またキャップボルトとの干
渉を回避することにより設計上の自由度が低下すること
もない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1〜図3は本発明の一実施例による5バル
ブエンジンの潤滑装置を説明するための図であり、図1
は本実施例装置が採用されたエンジンの断面側面図、図
2はその底面図、図3はそのヘッドカバーを外した状態
の平面図である。
説明する。図1〜図3は本発明の一実施例による5バル
ブエンジンの潤滑装置を説明するための図であり、図1
は本実施例装置が採用されたエンジンの断面側面図、図
2はその底面図、図3はそのヘッドカバーを外した状態
の平面図である。
【0008】図において、2は本実施例装置を備えたエ
ンジンのシリンダヘッドであり、該シリンダヘッド2の
上側合面にはヘッドカバー3が図示しないカバーボルト
によって装着されている。なお、4はシール用パッキン
である。
ンジンのシリンダヘッドであり、該シリンダヘッド2の
上側合面にはヘッドカバー3が図示しないカバーボルト
によって装着されている。なお、4はシール用パッキン
である。
【0009】上記シリンダヘッド2の下側合面には、ピ
ストン(図示せず)とで燃焼室を構成する燃焼凹部2a
が凹設されている。該燃焼凹部2aには3つの吸気弁開
口21a〜21cと2つの排気弁開口22a,22bが
その周縁に沿って略円周をなすように配置形成されてお
り、吸気弁開口21aは直線状の吸気通路2bで、吸気
弁開口21b,21cは二又状の吸気通路2cで、排気
弁開口22a,22bは二又状の排気通路2dでそれぞ
れシリンダヘッド外壁に導出されている。また上記燃焼
凹部2aの中央には点火プラグ5が螺挿されており、該
プラグ5の電極は燃焼室の中心Oに位置している。
ストン(図示せず)とで燃焼室を構成する燃焼凹部2a
が凹設されている。該燃焼凹部2aには3つの吸気弁開
口21a〜21cと2つの排気弁開口22a,22bが
その周縁に沿って略円周をなすように配置形成されてお
り、吸気弁開口21aは直線状の吸気通路2bで、吸気
弁開口21b,21cは二又状の吸気通路2cで、排気
弁開口22a,22bは二又状の排気通路2dでそれぞ
れシリンダヘッド外壁に導出されている。また上記燃焼
凹部2aの中央には点火プラグ5が螺挿されており、該
プラグ5の電極は燃焼室の中心Oに位置している。
【0010】図2に破線で示すように、上記3つの吸気
弁開口21a〜21cのうち、図示両サイドの第2,第
3吸気弁開口21a,21cは同一径に設定されてお
り、中央の第1吸気弁開口21bの径は両サイドより小
径に設定されている。また上記第1吸気弁開口21bの
中心点は第2,第3吸気弁開口21a,21cの中心点
を通る円周上より上記燃焼室中心Oに近接している。
弁開口21a〜21cのうち、図示両サイドの第2,第
3吸気弁開口21a,21cは同一径に設定されてお
り、中央の第1吸気弁開口21bの径は両サイドより小
径に設定されている。また上記第1吸気弁開口21bの
中心点は第2,第3吸気弁開口21a,21cの中心点
を通る円周上より上記燃焼室中心Oに近接している。
【0011】また、上記各吸気弁開口21a〜21cに
はこれの径に応じたバルブヘッドを有する吸気弁6a〜
6cが、各排気弁開口22a,22bにはこれに応じた
サイズの排気弁7a,7bがそれぞれ配置されている。
各吸気弁開口21a〜21cの径,配置位置を上述のよ
うに設定した結果、第2、第3吸気弁6a,6cのバル
ブヘッド6a’6c’は同一径となり、第1吸気弁6b
のバルブヘッド6b’は両サイドより小径になってい
る。またシリンダ軸方向に見て、上記第1吸気弁6bの
バルブヘッド面の気筒中心O側縁部6dが、上記第2,
第3吸気弁6a,6cの軸線とバルブヘッド面との交点
B同士を結ぶ直線L上に位置している。なお、上記縁部
6dを直線Lより気筒中心O側に位置させても良い。
はこれの径に応じたバルブヘッドを有する吸気弁6a〜
6cが、各排気弁開口22a,22bにはこれに応じた
サイズの排気弁7a,7bがそれぞれ配置されている。
各吸気弁開口21a〜21cの径,配置位置を上述のよ
うに設定した結果、第2、第3吸気弁6a,6cのバル
ブヘッド6a’6c’は同一径となり、第1吸気弁6b
のバルブヘッド6b’は両サイドより小径になってい
る。またシリンダ軸方向に見て、上記第1吸気弁6bの
バルブヘッド面の気筒中心O側縁部6dが、上記第2,
第3吸気弁6a,6cの軸線とバルブヘッド面との交点
B同士を結ぶ直線L上に位置している。なお、上記縁部
6dを直線Lより気筒中心O側に位置させても良い。
【0012】上記各吸気弁6a〜6c,排気弁7a,7
bはバルブガイド8を通って、かつ所定のバルブ挟み角
をなすように斜め上方に延び、それぞれカム室内に突出
している。また、該各弁6a〜6c,7a,7bの上端
に装着されたリテーナ9aと、シリンダヘッド2のばね
座との間には弁ばね10が介装されており、これにより
各弁6a〜6c,7a,7bは各開口21a〜21c,
22a,22bを閉じる方向に付勢されている。
bはバルブガイド8を通って、かつ所定のバルブ挟み角
をなすように斜め上方に延び、それぞれカム室内に突出
している。また、該各弁6a〜6c,7a,7bの上端
に装着されたリテーナ9aと、シリンダヘッド2のばね
座との間には弁ばね10が介装されており、これにより
各弁6a〜6c,7a,7bは各開口21a〜21c,
22a,22bを閉じる方向に付勢されている。
【0013】上記各吸気,排気リテーナ9a上方にはそ
れぞれ吸気,排気カム軸11,12が平行に配設されて
いる。該吸気,排気カム軸11,12にはそれぞれ各気
筒毎に3つの吸気カムノーズ11a〜11c,2つの排
気カムノーズ12a,12bが形成されており、該各カ
ムノーズは上記リテーナ9aの上方に配設されたリフタ
9bに摺接している。
れぞれ吸気,排気カム軸11,12が平行に配設されて
いる。該吸気,排気カム軸11,12にはそれぞれ各気
筒毎に3つの吸気カムノーズ11a〜11c,2つの排
気カムノーズ12a,12bが形成されており、該各カ
ムノーズは上記リテーナ9aの上方に配設されたリフタ
9bに摺接している。
【0014】また、上記吸気,排気カム軸11,12の
ジャーナル部11d,12cは上記各気筒の中央にそれ
ぞれ2つずつ,1つずつ配置された吸気軸受13,排気
軸受14で軸支されている。上記各吸気軸受13は、上
記中央のカムノーズ11bと両サイドのカムノーズ11
a,11cとの間に形成されており、シリンダヘッド2
側に形成されたジャーナル受け部13aと、これにそれ
ぞれ一対のキャップボルト13bで固定されたカムキャ
ップ13cとから構成されている。また、上記排気軸受
14は、2つのカムノーズ12a,12b間に形成され
ており、シリンダヘッド2側に形成されたジャーナル受
け部14aと、これに一対のキャップボルト14bで固
定されたカムキャップ14cとからなる。また、13
d,14dはカムキャップ13c,14cの位置決めピ
ンであり、シリンダ外壁側の位置決めピン用の挿入穴1
3e,14eは後述のようにオイル通路に兼用するため
に下方に延長されている。
ジャーナル部11d,12cは上記各気筒の中央にそれ
ぞれ2つずつ,1つずつ配置された吸気軸受13,排気
軸受14で軸支されている。上記各吸気軸受13は、上
記中央のカムノーズ11bと両サイドのカムノーズ11
a,11cとの間に形成されており、シリンダヘッド2
側に形成されたジャーナル受け部13aと、これにそれ
ぞれ一対のキャップボルト13bで固定されたカムキャ
ップ13cとから構成されている。また、上記排気軸受
14は、2つのカムノーズ12a,12b間に形成され
ており、シリンダヘッド2側に形成されたジャーナル受
け部14aと、これに一対のキャップボルト14bで固
定されたカムキャップ14cとからなる。また、13
d,14dはカムキャップ13c,14cの位置決めピ
ンであり、シリンダ外壁側の位置決めピン用の挿入穴1
3e,14eは後述のようにオイル通路に兼用するため
に下方に延長されている。
【0015】また上記シリンダヘッド2の外壁の吸気,
排気通路2c,2dの上方部分には、縦断オイル通路1
5,16がカム軸11,12と平行に形成されている。
上記吸気側の縦断オイル通路15は、シリンダヘッド2
に縦方向に形成された縦オイル通路15b及び横方向に
形成された横断オイル通路2fを介してオイル供給ポン
プに接続されている。また、同様に排気側の縦断オイル
通路16は、縦オイル通路16b及び上記横断オイル通
路2fを介してオイル供給ポンプに接続されている。
排気通路2c,2dの上方部分には、縦断オイル通路1
5,16がカム軸11,12と平行に形成されている。
上記吸気側の縦断オイル通路15は、シリンダヘッド2
に縦方向に形成された縦オイル通路15b及び横方向に
形成された横断オイル通路2fを介してオイル供給ポン
プに接続されている。また、同様に排気側の縦断オイル
通路16は、縦オイル通路16b及び上記横断オイル通
路2fを介してオイル供給ポンプに接続されている。
【0016】上記各縦断オイル通路15,16は、分岐
オイル通路15a,16aによって、上記吸気,排気軸
受13,14のジャーナル受部13a,14aに連通し
ている。この場合、上記分岐オイル通路15a,16a
は上記キャップボルト13b,14bのボルト穴の一部
であるピン挿入穴13e,14eの下部を貫通するよう
に斜め上方に延びている。即ち、上記ピン挿入穴13
e,14eは分岐オイル通路15a,16aの一部に兼
用されている。これにより各軸受13,14に潤滑油を
供給可能になっている。
オイル通路15a,16aによって、上記吸気,排気軸
受13,14のジャーナル受部13a,14aに連通し
ている。この場合、上記分岐オイル通路15a,16a
は上記キャップボルト13b,14bのボルト穴の一部
であるピン挿入穴13e,14eの下部を貫通するよう
に斜め上方に延びている。即ち、上記ピン挿入穴13
e,14eは分岐オイル通路15a,16aの一部に兼
用されている。これにより各軸受13,14に潤滑油を
供給可能になっている。
【0017】次に本実施例の作用効果を説明する。本実
施例装置では、オイル供給ポンプから吐出された潤滑油
は、横断オイル通路2fから、縦オイル通路15b,1
6bを介して縦断オイル通路15,16に流入する。そ
して、分岐オイル通路15a,16aを通ってジャーナ
ル受け部13a,14aに供給される。
施例装置では、オイル供給ポンプから吐出された潤滑油
は、横断オイル通路2fから、縦オイル通路15b,1
6bを介して縦断オイル通路15,16に流入する。そ
して、分岐オイル通路15a,16aを通ってジャーナ
ル受け部13a,14aに供給される。
【0018】このように本実施例では、分岐オイル通路
15a,16aの一部をキャップボルト13b,14b
のボルト穴13d,14dの一部であるピン挿入穴13
e,14eで構成したので、従来のようなキャップボル
トとの干渉を回避するために縦断オイル通路15,16
(メインオイル通路)を下方に配置するという問題を回
避でき、従って分岐オイル通路15a,16aが長くな
るという問題が生じることはない。またこれらのオイル
通路の配置位置がキャップボルトによって規制されると
いうこともなく、それだけオイル通路の配置位置上の自
由度を拡大できる。また、上記オイル通路とボルト穴と
の兼用に当たっては、ピン挿入穴13e,14eを下方
に延長するだけで済み、加工工程に支障をきたすことも
ない。
15a,16aの一部をキャップボルト13b,14b
のボルト穴13d,14dの一部であるピン挿入穴13
e,14eで構成したので、従来のようなキャップボル
トとの干渉を回避するために縦断オイル通路15,16
(メインオイル通路)を下方に配置するという問題を回
避でき、従って分岐オイル通路15a,16aが長くな
るという問題が生じることはない。またこれらのオイル
通路の配置位置がキャップボルトによって規制されると
いうこともなく、それだけオイル通路の配置位置上の自
由度を拡大できる。また、上記オイル通路とボルト穴と
の兼用に当たっては、ピン挿入穴13e,14eを下方
に延長するだけで済み、加工工程に支障をきたすことも
ない。
【0019】なお、上記実施例では、キャップボルトの
ボルト穴を分岐オイル通路の一部に兼用したが、本発明
のボルト穴は、これ以外のオイル通路の一部に兼用する
こともでき、例えば上述の縦断オイル通路の一部に兼用
しても良い。
ボルト穴を分岐オイル通路の一部に兼用したが、本発明
のボルト穴は、これ以外のオイル通路の一部に兼用する
こともでき、例えば上述の縦断オイル通路の一部に兼用
しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に係るエンジンの潤
滑装置によれば、オイル通路の一部をキャップボルトの
ボルト穴の一部である位置決めピン用挿入穴で構成した
ので、カム軸受をより確実に潤滑でき、オイル通路の必
要長さを短縮できるとともに、縦断オイル通路の配置位
置上の自由度を拡大できる効果がある。
滑装置によれば、オイル通路の一部をキャップボルトの
ボルト穴の一部である位置決めピン用挿入穴で構成した
ので、カム軸受をより確実に潤滑でき、オイル通路の必
要長さを短縮できるとともに、縦断オイル通路の配置位
置上の自由度を拡大できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例による潤滑装置を適用したエ
ンジンの断面側面図である。
ンジンの断面側面図である。
【図2】上記実施例装置の底面図である。
【図3】上記実施例装置のヘッドカバー,カムキャップ
を外した状態の平面図である。
を外した状態の平面図である。
2 シリンダヘッド 11,12 カム軸 11d,12c ジャーナル部 13,14 カム軸受(吸気,排気軸受) 13a,14a ジャーナル受部 13b,14b キャップボルト 13c,14c カムキャップ 13d,14d ボルト穴 15a,16a オイル通路(分岐オイル通路)
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッドのジャーナル受部にカム
キャップをキャップボルトで締結してなり、カム軸のジ
ャーナル部を軸支するカム軸受に潤滑油を供給するエン
ジンの潤滑装置において、平行に配置された吸気,排気
カム軸の外側に縦断オイル通路を配設し、該縦断オイル
通路を分岐オイル通路により上記吸気,排気カム軸の外
側に位置するキャップボルトの位置決めピン用の挿入穴
を介して吸気,排気カム軸受に連通させ、もってキャッ
プボルトのボルト穴を上記カム軸受に潤滑油を供給する
オイル通路の一部に兼用したことを特徴とするエンジン
潤滑装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34603292A JP3222231B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | エンジンの潤滑装置 |
DE1993615321 DE69315321T2 (de) | 1992-12-25 | 1993-12-22 | Brennkraftmaschine |
EP19930120731 EP0608557B1 (en) | 1992-12-25 | 1993-12-22 | Internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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