JPH027210Y2 - - Google Patents

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JPH027210Y2
JPH027210Y2 JP1985043180U JP4318085U JPH027210Y2 JP H027210 Y2 JPH027210 Y2 JP H027210Y2 JP 1985043180 U JP1985043180 U JP 1985043180U JP 4318085 U JP4318085 U JP 4318085U JP H027210 Y2 JPH027210 Y2 JP H027210Y2
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JP
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camshaft
oil passage
discharge port
engine
cylinder head
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JP1985043180U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのシリンダヘツドに配置さ
れる動弁カム軸をその各ジヤーナル部において該
シリンダに形成した各軸受部に各カム軸ホルダに
より取付けて成るエンジンにおける動弁カム軸の
潤滑装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種装置として本願出願人は先に実願
昭59−56409号(実公昭63−39363号公報参照)に
おいて、各カム軸ホルダに動弁カム軸の軸方向に
沿う張出腕を延設し、該張出腕にその内部の分配
油路と、該分配油路に連通し該動弁カム軸の各カ
ム部に臨む吐出口とを形成すると共に、シリンダ
ヘツドに各軸受部毎に該ヘツドに形成した軸方向
に長手の油路に連通する各ジヤーナル部の潤滑用
の吐出口と、該油路を該各分配油路に連通する分
岐路とを形成して、各ジヤーナル部と各カム部と
に潤滑油を供給するようにしたものを提案した。
(考案が解決しようとする問題点) 上記先のものにあつては、シリンダヘツドに各
軸受部毎に吐出口と、各分配油路に連通する分岐
路とを形成する必要があつてこれら油路構成が複
雑となりその形成が面倒であることから生産性が
低下し勝ちとなりその改善が望まれる。
ところで、各カム軸ホルダを相互にビームによ
り連結して、部品点数の減少や組付作業性を向上
するようにしたものは特開昭57−200648号公報に
より知られる。
本考案は、かかる技術を応用して上記要望に適
合した装置を提供することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成すべく、エンジン
のシリンダヘツドに配置される動弁カム軸をその
各ジヤーナル部において該シリンダヘツドに形成
した各軸受部に各カム軸ホルダにより取付けて成
るエンジンであつて、これらカム軸ホルダを相互
に連結する補強用のビームを設けるものにおい
て、該ビームを該動弁カム軸の直上部に位置する
ように設け、該ビームに軸方向両外側のカム軸ホ
ルダ間にのびる1本の油路を形成し、該各カム軸
ホルダに該油路に連通し該各ジヤーナル部に開口
する吐出口と、該ビームの下面に該油路に連通し
該動弁カム軸の各カム部に臨む吐出口とを各形成
したことを特徴とする。
(実施例) 本考案を図示の実施例につき説明する。
図面で1はV型エンジンの一方のバンクを構成
する横一列に3個の気筒1aを有するシリンダブ
ロツク、2は該シリンダブロツク1の上部に施さ
れるシリンダヘツドを示し、該シリンダヘツド2
に配置される動弁カム軸3をその各ジヤーナル部
3aにおいて該シリンダヘツド2に形成した例え
ば5個の軸受部2aに各カム軸ホルダ4により取
付けると共に、該シリンダヘツド2に該動弁カム
軸3の各カム部3bにより開閉動作される吸排気
弁5を配置して全体としてOHC型のエンジンを
構成した。
図面で6はロツカーアームを示す。
そして、該各カム軸ホルダ4を相互に連結する
ビーム7を設けるものとした。
これを詳述するに図示のものでは、該ビーム7
はカム軸ホルダ4の動弁カム軸3の軸方向に長手
の前後1対の第1ビーム7a,7aとその両ビー
ム7a,7a間に位置する中間上部の第2ビーム
7bとから成り、これら第1第2ビーム7a,7
bにより5個のカム軸ホルダ4を3個と2個とに
分けて夫々を相互に連結するものとし、更に該3
個のカム軸ホルダ4の最内側に位置するカム軸ホ
ルダ4と該2個のカム軸ホルダ4の内側に位置す
るカム軸ホルダ4とを該第2ビーム7bの軸線上
に位置する別個の第2ビーム7b′を介してボルト
8,8により連結するものとした。
ここで、本考案によれば、軸方向両外側の動弁
カム軸4,4間にビーム7を介してのびる油路9
を形成し、各カム軸ホルダ4に該油路9に連通し
各ジヤーナル部3aに開口する吐出口10と、該
ビームに該油路9に連通し各カム部3bに臨む吐
出口11とを各形成するもので、これを詳述する
に図示のものでは、該ビーム7のうち前記第2ビ
ーム7b,7b′を断面形状略円形のものに形成
し、これに軸方向両外側のカム軸ホルダ4,4間
に達する長さの孔を穿設してこれを該油路9に構
成し、各カム軸ホルダ4にこれの軸受面4aから
該油路9に向けて透孔を介設すると共に、該第2
ビーム7b,7b′の各カム部3bに対応する位置
に下方に膨出する各突起を形成して該各突起に該
油路9に連なる透孔を開設し、これら透孔により
該各吐出口10,11を構成した。
そして、軸方向両外側のカム軸ホルダ4,4に
第5図に明示する如く、それらの底面に一端が開
口し、その他端が油路9に開口する供給路12を
各形成し、該両カム軸ホルダ4,4の各供給路1
2を介して前記シリンダヘツド2側からの潤滑油
を該油路9に導入するようにした。
図面で4bは各カム軸ホルダ4の軸受面4aに
形成したその周方向にのびるオイル溝を示す。
尚、図示のものでは、第2ビーム7b,7b′を
分離自在に構成してこれに油路9を形成したが、
これに限るものでなく、第2ビーム7b,7b′を
一体のものに形成してこれに油路9を形成するよ
うにしても良い。
(作用) 動弁カム軸3の各ジヤーナル部3a及び各カム
部3bには、カム軸ホルダ4を相互に連結するビ
ーム7に形成した油路9を介して潤滑油が供給さ
れ、シリンダヘツド2側に適所において該油路9
に連なる供給路12を形成するだけで足り、油路
構成が比較的簡素化される。
尚、エンジンの低温時の運転直後におい、シリ
ンダヘツド2側から供給される潤滑油の粘性が比
較的高いために各吐出口11から滴下されずにこ
れら吐出口11回りに付着したままビーム7に沿
つて流れてしまい各カム部3bへの潤滑油の供給
不足を生じ勝ちとなるが、上記実施例の如く、ビ
ーム7を各カム軸ホルダ4の上部間に連設し、該
ビーム7の下面に各カム部3bに臨む各吐出口1
1を下方に膨出して形成することにより、各吐出
口11からの潤滑油は各吐出口11回りからビー
ムに沿つて流れることなく吐出口11からそのま
ま下方のカム部3bに滴下され、上記のような潤
滑油不足を生じることがない。
(考案の効果) このように本考案によれば、カム軸ホルダを相
互に連結する補強用のビームを動弁カム軸の直上
部に位置するように設けるため、該ビームに形成
した油路によりカム軸ホルダに形成した吐出口を
介して動弁カム軸のジヤーナル部に潤滑油を供給
できるだけでなく、該ビームの下面に形成した吐
出口から動弁カム軸のカム部に潤滑油を供給でき
るようになり、補強用ビームを動弁カム軸のジヤ
ーナル部とカム部との両者の潤滑を行う配管部材
に兼用できて、動弁カム軸の潤滑用配管構造を著
しく簡素化でき、而もビームには共通1本の油路
を形成するだけであるため、加工が容易で且つビ
ームの強度も損わない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1例を具備したエンジン
の一部の截断正面図、第2図はそのヘツドカバー
を外した状態の平面図、第3図乃至第5図は夫々
第2図の−線、−線及び−線截断面
図である。 2……シリンダヘツド、2a……軸受部、3…
…動弁カム軸、3a……ジヤーナル部、3b……
カム部、4……カム軸ホルダ、7……ビーム、9
……油路、10,11……吐出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジンのシリンダヘツドに配置される動弁
    カム軸をその各ジヤーナル部において該シリン
    ダヘツドに形成した各軸受部に各カム軸ホルダ
    により取付けて成るエンジンであつて、これら
    カム軸ホルダを相互に連結する補強用のビーム
    を設けるものにおいて、該ビームを該動弁カム
    軸の直上部に位置するように設け、該ビームに
    軸方向両外側のカム軸ホルダ間にのびる1本の
    油路を形成し、該各カム軸ホルダに該油路に連
    通し該各ジヤーナル部に開口する吐出口と、該
    ビームの下面に該油路に連通し該動弁カム軸の
    各カム部に臨む吐出口とを各形成したことを特
    徴とするエンジンにおける動弁カム軸の潤滑装
    置。 2 前記各カム部に臨む吐出口を前記ビームの下
    面に下方に膨出して形成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のエンジン
    における動弁カム軸の潤滑装置。
JP1985043180U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH027210Y2 (ja)

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JPS61160210U JPS61160210U (ja) 1986-10-04
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JPS61160210U (ja) 1986-10-04

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