JP3222029B2 - 非軸対称物の巻き回し方法 - Google Patents
非軸対称物の巻き回し方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行でない二軸を有す
る非軸対称物の周りにフィラメントワインディング(F
W法)により、線状又は帯状の被巻回物を捻じれること
なく巻回する非軸対称物の巻き回し方法に関するもので
ある。
る非軸対称物の周りにフィラメントワインディング(F
W法)により、線状又は帯状の被巻回物を捻じれること
なく巻回する非軸対称物の巻き回し方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】平行でない二軸を有する非軸対称物とし
て、例えば、図3(a)に示す如く、主管軸xと枝管軸
yを有するT字管継手成形用の芯型aを用いて、芯型a
の周りに被巻回物bの巻回を行う場合、まず芯型aを主
管軸xの周りに回転させてその周りに被巻回物bを巻回
し、次いで、図3(b)に示す如く、芯型aを枝管軸y
の周りに回転させてその周りに被巻回物bを巻回するF
W法が一般に行われている。しかし、このようにいちい
ち回転軸を入れ換えるFW法では、回転軸の入れ変え作
業が煩雑であり、極めて生産性が悪いという問題点があ
る。
て、例えば、図3(a)に示す如く、主管軸xと枝管軸
yを有するT字管継手成形用の芯型aを用いて、芯型a
の周りに被巻回物bの巻回を行う場合、まず芯型aを主
管軸xの周りに回転させてその周りに被巻回物bを巻回
し、次いで、図3(b)に示す如く、芯型aを枝管軸y
の周りに回転させてその周りに被巻回物bを巻回するF
W法が一般に行われている。しかし、このようにいちい
ち回転軸を入れ換えるFW法では、回転軸の入れ変え作
業が煩雑であり、極めて生産性が悪いという問題点があ
る。
【0003】そこで、例えば、Society of
Manufacturing Enineers EM
90−662−1〜14には、図4(a)に示す如く、
まず芯型cを主管軸pの周りに回転させてその周りに被
巻回物bを巻回し、次いで、図4(b)に示す如く、主
管軸pの回転を停止し、芯型cを枝管軸qの周りにガイ
ドdを周回させることによりその周りに被巻回物bを巻
回する方法が提案されている。
Manufacturing Enineers EM
90−662−1〜14には、図4(a)に示す如く、
まず芯型cを主管軸pの周りに回転させてその周りに被
巻回物bを巻回し、次いで、図4(b)に示す如く、主
管軸pの回転を停止し、芯型cを枝管軸qの周りにガイ
ドdを周回させることによりその周りに被巻回物bを巻
回する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このFW法で
は、芯型cの枝管軸qの周りにガイドdを周回させると
きに、被巻回物bに捻じれが生じ、被巻回物bが捻じれ
たまま巻回される部分が発生して、製品価値を減少させ
るという問題点がある。
は、芯型cの枝管軸qの周りにガイドdを周回させると
きに、被巻回物bに捻じれが生じ、被巻回物bが捻じれ
たまま巻回される部分が発生して、製品価値を減少させ
るという問題点がある。
【0005】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、平行でない二軸を有する非軸対称物の周りにFW法
により、線状又は帯状の被巻回物を捻じれることなく巻
回する非軸対称物の巻き回し方法を提供することを目的
としてなされたものである。
し、平行でない二軸を有する非軸対称物の周りにFW法
により、線状又は帯状の被巻回物を捻じれることなく巻
回する非軸対称物の巻き回し方法を提供することを目的
としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平行でない二
軸を有する非軸対称物の周りに、ボビンに巻き付けられ
た線状又は帯状の被巻回物をガイドを経て巻回する非軸
対称物の巻き回し方法であって、回転軸である一方の軸
の周りに被巻回物を巻き付けるときには、一方の軸を回
転軸として回転させつつその周りに、ボビンから巻き出
した被巻回物を巻き付け、回転軸でない他方の軸の周り
に被巻回物を巻き付けるときには、非軸対称物を回転さ
せない状態にて、他方の軸の周りに、ボビンの先端から
抜き出した被巻回物を、ガイドを被巻回物のボビンに対
する巻き付け方向と同一方向に他方の軸の周りに周回さ
せることにより巻き付けるとともに、ガイド軸方向をガ
イドの両側に発生する相反する向きの被巻回物の捻じれ
を同時に解消する方向に他方の軸の周りと同周回数だけ
回動させる非軸対称物の巻き回し方法である。
軸を有する非軸対称物の周りに、ボビンに巻き付けられ
た線状又は帯状の被巻回物をガイドを経て巻回する非軸
対称物の巻き回し方法であって、回転軸である一方の軸
の周りに被巻回物を巻き付けるときには、一方の軸を回
転軸として回転させつつその周りに、ボビンから巻き出
した被巻回物を巻き付け、回転軸でない他方の軸の周り
に被巻回物を巻き付けるときには、非軸対称物を回転さ
せない状態にて、他方の軸の周りに、ボビンの先端から
抜き出した被巻回物を、ガイドを被巻回物のボビンに対
する巻き付け方向と同一方向に他方の軸の周りに周回さ
せることにより巻き付けるとともに、ガイド軸方向をガ
イドの両側に発生する相反する向きの被巻回物の捻じれ
を同時に解消する方向に他方の軸の周りと同周回数だけ
回動させる非軸対称物の巻き回し方法である。
【0007】本発明において、平行でない二軸を有する
非軸対称物としては、例えば、FW法により繊維強化樹
脂(FRP)製のT字型管継手やエルボ型管継手を形成
するための芯型等が挙げられる。
非軸対称物としては、例えば、FW法により繊維強化樹
脂(FRP)製のT字型管継手やエルボ型管継手を形成
するための芯型等が挙げられる。
【0008】本発明において、線状又は帯状の被巻回物
としては、例えば、多数本のフィラメントを集束したロ
ービング、フィラメント束のストランドを、2次元ラン
ダムに配してバインダーにより接着したコンティニアス
ストランドマット、ストランド束を円(スワール)状に
配してニードルパンチにより結合したスワールマット、
ロービングを平織り、朱子織りした、ロービングクロス
等の連続強化繊維や、これらの連続強化繊維に熱硬化性
樹脂等が含浸された熱硬化性樹脂含浸強化繊維等からな
る線状又は帯状のものが挙げられる。
としては、例えば、多数本のフィラメントを集束したロ
ービング、フィラメント束のストランドを、2次元ラン
ダムに配してバインダーにより接着したコンティニアス
ストランドマット、ストランド束を円(スワール)状に
配してニードルパンチにより結合したスワールマット、
ロービングを平織り、朱子織りした、ロービングクロス
等の連続強化繊維や、これらの連続強化繊維に熱硬化性
樹脂等が含浸された熱硬化性樹脂含浸強化繊維等からな
る線状又は帯状のものが挙げられる。
【0009】本発明において、ボビン軸から巻き出した
被巻回物を巻き付けるということは、ボビン軸を回転さ
せるようにして被巻回物を巻き出しつつ巻き付けを行う
ことをいい、この場合には、ボビンとガイド間には捻じ
れが発生することはない。
被巻回物を巻き付けるということは、ボビン軸を回転さ
せるようにして被巻回物を巻き出しつつ巻き付けを行う
ことをいい、この場合には、ボビンとガイド間には捻じ
れが発生することはない。
【0010】本発明において、被巻回物をボビンの先端
から抜き出すということは、ボビン軸を回転させること
なくその先端から被巻回物を抜き出すようにして繰り出
すことをいい、このとき、ボビンとガイド間で被巻回物
に捻じれが発生する。
から抜き出すということは、ボビン軸を回転させること
なくその先端から被巻回物を抜き出すようにして繰り出
すことをいい、このとき、ボビンとガイド間で被巻回物
に捻じれが発生する。
【0011】本発明において、ガイドを被巻回物のボビ
ンに対する巻き付け方向と同一方向に他方の軸の周りに
周回させるということは、全てボビン及び他方の軸をそ
れぞれ先端側が同一方向を向くように並列させたときの
同一側(例えば、先端側)から見たとき(以下、同様と
する)に、被巻回物のボビンに対する巻き付け方向が時
計回りの場合には、他方の軸の周りに周回させる方向も
時計回りであり、前者が反時計回りの場合には、後者も
反時計回りであることを意味する。
ンに対する巻き付け方向と同一方向に他方の軸の周りに
周回させるということは、全てボビン及び他方の軸をそ
れぞれ先端側が同一方向を向くように並列させたときの
同一側(例えば、先端側)から見たとき(以下、同様と
する)に、被巻回物のボビンに対する巻き付け方向が時
計回りの場合には、他方の軸の周りに周回させる方向も
時計回りであり、前者が反時計回りの場合には、後者も
反時計回りであることを意味する。
【0012】そして、例えば、被巻回物のボビンに対す
る巻き付け方向が時計回りの場合には、ボビンに巻き付
けられた被巻回物をボビンの先端から抜き出すときにガ
イドのボビン側に発生する捻じれは時計方向となってお
り、ガイドを被巻回物のボビンに対する巻き付け巻き付
け方向と同一方向、つまり時計方向に他方の軸の周りに
周回させるときにガイドの他方の軸側に発生する捻じれ
は反時計方向となる。従って、ガイド軸方向をガイドの
両側に発生する相反する向きの被巻回物の捻じれを同時
に解消する方向に他方の軸の周りと同周回数だけ回動さ
せることにより、被巻回物の捻じれが解消されるのであ
る。
る巻き付け方向が時計回りの場合には、ボビンに巻き付
けられた被巻回物をボビンの先端から抜き出すときにガ
イドのボビン側に発生する捻じれは時計方向となってお
り、ガイドを被巻回物のボビンに対する巻き付け巻き付
け方向と同一方向、つまり時計方向に他方の軸の周りに
周回させるときにガイドの他方の軸側に発生する捻じれ
は反時計方向となる。従って、ガイド軸方向をガイドの
両側に発生する相反する向きの被巻回物の捻じれを同時
に解消する方向に他方の軸の周りと同周回数だけ回動さ
せることにより、被巻回物の捻じれが解消されるのであ
る。
【0013】
【作用】本発明の非軸対称物の巻き回し方法は、回転軸
である一方の軸の周りに被巻回物を巻き付けるときに
は、一方の軸を回転軸として回転させつつその周りに、
ボビンから巻き出した被巻回物を巻き付け、回転軸でな
い他方の軸の周りに被巻回物を巻き付けるときには、非
軸対称物を回転させない状態にて、他方の軸の周りに、
ボビンの先端から抜き出した被巻回物を、ガイドを被巻
回物のボビンに対する巻き付け方向と同一方向に他方の
軸の周りに周回させることにより巻き付けるとともに、
ガイド軸方向をガイドの両側に発生する相反する向きの
被巻回物の捻じれを同時に解消する方向に他方の軸の周
りと同周回数だけ回動させることにより、被巻回物の捻
じれが解消されるので、平行でない二軸を有する非軸対
称物の周りに、線状又は帯状の被巻回物を捻じれること
なく巻回することができる。
である一方の軸の周りに被巻回物を巻き付けるときに
は、一方の軸を回転軸として回転させつつその周りに、
ボビンから巻き出した被巻回物を巻き付け、回転軸でな
い他方の軸の周りに被巻回物を巻き付けるときには、非
軸対称物を回転させない状態にて、他方の軸の周りに、
ボビンの先端から抜き出した被巻回物を、ガイドを被巻
回物のボビンに対する巻き付け方向と同一方向に他方の
軸の周りに周回させることにより巻き付けるとともに、
ガイド軸方向をガイドの両側に発生する相反する向きの
被巻回物の捻じれを同時に解消する方向に他方の軸の周
りと同周回数だけ回動させることにより、被巻回物の捻
じれが解消されるので、平行でない二軸を有する非軸対
称物の周りに、線状又は帯状の被巻回物を捻じれること
なく巻回することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図1及び図2は本発明の非軸対称物の巻き回
し方法の工程を順次示す説明図である。図1及び図2に
おいて、1はT字管継手成形用の芯型、4は線状又は帯
状の被巻回物、2は被巻回物4の巻物であるボビン、3
はガイドである。芯型1は主管形成部11と枝管形成部
12を具えている。
説明する。図1及び図2は本発明の非軸対称物の巻き回
し方法の工程を順次示す説明図である。図1及び図2に
おいて、1はT字管継手成形用の芯型、4は線状又は帯
状の被巻回物、2は被巻回物4の巻物であるボビン、3
はガイドである。芯型1は主管形成部11と枝管形成部
12を具えている。
【0015】まず、図1に示す如く、一方の軸の周りに
被巻回物を巻き付ける。芯型1を主管形成部11を回転
軸として被巻回物4の供給側(図1中、紙面左側)から
見て反時計回り方向(図1中、矢印mにて示す)に回転
させつつ、被巻回物4をボビン2からボビン軸を回転さ
せるようにして巻き出してガイド3を経て、主管形成部
11の周りに巻き付ける。
被巻回物を巻き付ける。芯型1を主管形成部11を回転
軸として被巻回物4の供給側(図1中、紙面左側)から
見て反時計回り方向(図1中、矢印mにて示す)に回転
させつつ、被巻回物4をボビン2からボビン軸を回転さ
せるようにして巻き出してガイド3を経て、主管形成部
11の周りに巻き付ける。
【0016】この際、ボビン2及びガイド3は主管形成
部11の周りに周回させない。このとき、ボビンとガイ
ド間で被巻回物に捻じれが発生することがないし、ガイ
ドと主管形成部11との間で被巻回物に捻じれが発生す
ることもない。従って、主管形成部11の周りに捻じれ
ることなく被巻回物を巻き付けることができる。
部11の周りに周回させない。このとき、ボビンとガイ
ド間で被巻回物に捻じれが発生することがないし、ガイ
ドと主管形成部11との間で被巻回物に捻じれが発生す
ることもない。従って、主管形成部11の周りに捻じれ
ることなく被巻回物を巻き付けることができる。
【0017】尚、ガイド軸方向は略一定の方向に保ちつ
つ巻回を行うが必要に応じて多少は揺動させるようにし
てもよいし、又、ガイド3は必要に応じて主管形成部1
1の軸方向に沿ってトラバースさせてもよい。
つ巻回を行うが必要に応じて多少は揺動させるようにし
てもよいし、又、ガイド3は必要に応じて主管形成部1
1の軸方向に沿ってトラバースさせてもよい。
【0018】次に、図2(a)〜(c)に示す如く、芯
型1を回転させることなく、枝管形成部12の周りに被
巻回物4を巻き付ける。まず、図2(a)に示す如く、
ボビン及び芯型1の枝管形成部12をそれぞれ先端側が
同一方向(図2中、紙面上側)を向くように略並列させ
る。ボビン軸を回転させることなく、ボビン2の先端か
ら被巻回物4を抜き出すようにして繰り出す。尚、被巻
回物4のボビン2に対する巻き付け方向は、上記の同一
側(先端側)から見たとき(以下、同様とする)に時計
回りとなるようにされている。このとき、被巻回物4を
ボビン3から一巻き分抜き出すようにして繰り出す毎
に、ガイド3とボビン2との間の被巻回物4には時計回
りの捻じれが一巻き分発生する。
型1を回転させることなく、枝管形成部12の周りに被
巻回物4を巻き付ける。まず、図2(a)に示す如く、
ボビン及び芯型1の枝管形成部12をそれぞれ先端側が
同一方向(図2中、紙面上側)を向くように略並列させ
る。ボビン軸を回転させることなく、ボビン2の先端か
ら被巻回物4を抜き出すようにして繰り出す。尚、被巻
回物4のボビン2に対する巻き付け方向は、上記の同一
側(先端側)から見たとき(以下、同様とする)に時計
回りとなるようにされている。このとき、被巻回物4を
ボビン3から一巻き分抜き出すようにして繰り出す毎
に、ガイド3とボビン2との間の被巻回物4には時計回
りの捻じれが一巻き分発生する。
【0019】次に、図2(b)に示す如く、この被巻回
物4を、枝管形成部12の周りに、ガイド3を被巻回物
4のボビン2に対する巻き付け巻き付け方向と同一方
向、つまり時計回りとなるように枝管形成部12の周り
に周回させることにより巻き付ける。このとき、ガイド
3を枝管形成部12の周りに一周回させる毎に、ガイド
3と枝管形成部12との間の被巻回物4には反時計回り
の捻じれが一巻き分発生する。
物4を、枝管形成部12の周りに、ガイド3を被巻回物
4のボビン2に対する巻き付け巻き付け方向と同一方
向、つまり時計回りとなるように枝管形成部12の周り
に周回させることにより巻き付ける。このとき、ガイド
3を枝管形成部12の周りに一周回させる毎に、ガイド
3と枝管形成部12との間の被巻回物4には反時計回り
の捻じれが一巻き分発生する。
【0020】次に、図2(c)に示す如く、ガイド3の
ガイド軸方向を、ガイド3とボビン2との間の被巻回物
4に発生する時計回りの捻じれと、ガイド3と枝管形成
部12との間の被巻回物4に発生する反時計回りの相反
する向きの捻じれとを、同時に解消する方向〔図2
(c)中、矢印n方向〕に枝管形成部12の周りと同周
回数だけ回動させることにより、被巻回物の捻じれが解
消されるのである。この際、ボビン3の外径と枝管形成
部12の外径とを略同径となし、被巻回物4をボビン3
から一巻き分抜き出すようにして繰り出す毎に、ガイド
3を枝管形成部12の周りに一周回させるようにするの
が好ましい。
ガイド軸方向を、ガイド3とボビン2との間の被巻回物
4に発生する時計回りの捻じれと、ガイド3と枝管形成
部12との間の被巻回物4に発生する反時計回りの相反
する向きの捻じれとを、同時に解消する方向〔図2
(c)中、矢印n方向〕に枝管形成部12の周りと同周
回数だけ回動させることにより、被巻回物の捻じれが解
消されるのである。この際、ボビン3の外径と枝管形成
部12の外径とを略同径となし、被巻回物4をボビン3
から一巻き分抜き出すようにして繰り出す毎に、ガイド
3を枝管形成部12の周りに一周回させるようにするの
が好ましい。
【0021】このようにして、ガイド3が枝管形成部1
2の周りに周回されることによる捻じれが解消されるの
で、平行でない芯型1の周りに、線状又は帯状の被巻回
物4を捻じれることなく巻回することができる。
2の周りに周回されることによる捻じれが解消されるの
で、平行でない芯型1の周りに、線状又は帯状の被巻回
物4を捻じれることなく巻回することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の被巻回物の巻き回し方法は、上
記の如き構成とされているので、平行でない二軸を有す
る非軸対称物の周りに、線状又は帯状の被巻回物を捻じ
れることなく巻回することができる。
記の如き構成とされているので、平行でない二軸を有す
る非軸対称物の周りに、線状又は帯状の被巻回物を捻じ
れることなく巻回することができる。
【0023】
【図1】本発明の非軸対称物の巻き回し方法の一例にお
ける、主管形成部の周りに被巻回物を巻き付ける状態を
示す前半の工程を説明する正面図である。
ける、主管形成部の周りに被巻回物を巻き付ける状態を
示す前半の工程を説明する正面図である。
【図2】本発明の非軸対称物の巻き回し方法の一例にお
ける、枝管形成部の周りに被巻回物を巻き付ける状態を
示す説明図であり、(a)はボビンから被巻回物を抜き
出すようにして繰り出す状態を示す斜視図、(b)は被
巻回物を枝管形成部の周りにガイド3を周回させること
により巻き付ける状態を示す斜視図、(c)はガイドの
ガイド軸を回転させて被巻回物の捻じれを解消する状態
を示す斜視図である。
ける、枝管形成部の周りに被巻回物を巻き付ける状態を
示す説明図であり、(a)はボビンから被巻回物を抜き
出すようにして繰り出す状態を示す斜視図、(b)は被
巻回物を枝管形成部の周りにガイド3を周回させること
により巻き付ける状態を示す斜視図、(c)はガイドの
ガイド軸を回転させて被巻回物の捻じれを解消する状態
を示す斜視図である。
【図3】従来のFW法の一例を示す説明図であり、
(a)は芯型の主管形成部を回転軸としてその周りに被
巻回物を巻回する状態を示す正面図、(b)は芯型の枝
管形成部を回転軸として回転させてその周りに被巻回物
を巻回する状態を示す正面図である。
(a)は芯型の主管形成部を回転軸としてその周りに被
巻回物を巻回する状態を示す正面図、(b)は芯型の枝
管形成部を回転軸として回転させてその周りに被巻回物
を巻回する状態を示す正面図である。
【図4】従来のFW法の別の例を示す説明図であり、
(a)は芯型の主管形成部を回転軸としてその周りに被
巻回物を巻回する状態を示す正面図、(b)は芯型の主
管形成部の回転を止めて、ガイドにより被巻回物を枝管
成形部の周りに巻き回わす状態を示す正面図である。
(a)は芯型の主管形成部を回転軸としてその周りに被
巻回物を巻回する状態を示す正面図、(b)は芯型の主
管形成部の回転を止めて、ガイドにより被巻回物を枝管
成形部の周りに巻き回わす状態を示す正面図である。
1 芯型 2 ボビン 3 ガイド 4 被巻回物 11 主管形成部 12 枝管形成部
Claims (1)
- 【請求項1】 平行でない二軸を有する非軸対称物の周
りに、ボビンに巻き付けられた線状又は帯状の被巻回物
をガイドを経て巻回する非軸対称物の巻き回し方法であ
って、回転軸である一方の軸の周りに被巻回物を巻き付
けるときには、一方の軸を回転軸として回転させつつそ
の周りに、ボビンから巻き出した被巻回物を巻き付け、
回転軸でない他方の軸の周りに被巻回物を巻き付けると
きには、非軸対称物を回転させない状態にて、他方の軸
の周りに、ボビンの先端から抜き出した被巻回物を、ガ
イドを被巻回物のボビンに対する巻き付け方向と同一方
向に他方の軸の周りに周回させることにより巻き付ける
とともに、ガイド軸方向をガイドの両側に発生する相反
する向きの被巻回物の捻じれを同時に解消する方向に他
方の軸の周りと同周回数だけ回動させることを特徴とす
る非軸対称物の巻き回し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01356095A JP3222029B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 非軸対称物の巻き回し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01356095A JP3222029B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 非軸対称物の巻き回し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08208114A JPH08208114A (ja) | 1996-08-13 |
JP3222029B2 true JP3222029B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=11836568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01356095A Expired - Fee Related JP3222029B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 非軸対称物の巻き回し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222029B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100515524B1 (ko) * | 1997-12-26 | 2005-09-20 | 미라이 고교 가부시키가이샤 | 수납구로의 배선·배관재의 부설 방법, 배선·배관재의 수납구장치, 인입로 형성체 및 인입구 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP01356095A patent/JP3222029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08208114A (ja) | 1996-08-13 |
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