JP3221866B2 - 回転数適応式振動吸収装置 - Google Patents

回転数適応式振動吸収装置

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JP3221866B2 JP19807999A JP19807999A JP3221866B2 JP 3221866 B2 JP3221866 B2 JP 3221866B2 JP 19807999 A JP19807999 A JP 19807999A JP 19807999 A JP19807999 A JP 19807999A JP 3221866 B2 JP3221866 B2 JP 3221866B2
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カール・フロイデンベルク
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/14Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers
    • F16F15/1407Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers the rotation being limited with respect to the driving means
    • F16F15/145Masses mounted with play with respect to driving means thus enabling free movement over a limited range
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T74/2121Flywheel, motion smoothing-type
    • Y10T74/2131Damping by absorbing vibration force [via rubber, elastomeric material, etc.]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軸のまわりを回転可
能なシャフト用の回転数適応式振動吸収装置に関する。
より詳細には本発明は、少なくとも1つの慣性質量部材
が備わるハブ部を含み、その慣性質量部材が所定の運動
軌道に沿って、ハブ部に対して往復運動し、運動軌道
が、少なくとも1つの慣性質量部材が軸から最も大きな
間隔をもつように調節された中央位置を有する回転数適
応式振動吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような回転数適応式振動吸収装置
は、DE 19631989 C1により公知である。
【0003】周期的に作動する機械のシャフト、例えば
内燃機関のクランク軸には、回転運動に重畳する回転振
動が発生し、その振動数はシャフトの回転数と共に変化
する。このような回転振動を吸収するために振動吸収装
置が取り付けられる。このような振動吸収装置が、機
械、装置の比較的広い回転数領域において、理想的には
全回転数領域において回転振動を吸収できる場合に、回
転数適応式振動吸収装置と呼ばれる。回転振動吸収装置
の基本原理は、回転運動開始の際、慣性質量部材が遠心
力により軸の回りを軸からできるだけ離れて回転使用と
することにある。回転運動に重畳する回転振動によっ
て、慣性質量部材は相対的な往復運動を行うようにな
る。振動吸収装置は回転数に比例する固有振動数(f
Tilger)をもつので、回転振動は同様にシャフト回転数
(n、毎秒あたりの回転数)に比例する振動数で、広い回
転数領域において吸収される。それゆえfTilger=x×
nとなる。ここでxは励起振動の次数である。次数xは
例えば四気筒四サイクル機関ではx=2の値をもつ。従
来の振動吸収装置では慣性質量部材は、円形運動軌道上
をハブ部に対して完全な並進運動を行う。しかしながら
従来の回転数適応式振動吸収装置には、全回転数領域及
び負荷領域において最適な吸収効果が未だ達成し得ない
という欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底にある課
題は、広い回転数領域及び負荷領域において、改良され
た吸収効果を達成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭で述べ
た型式の回転数適応式振動吸収装置を使用して、慣性質
量部材の運動軌道が、慣性質量部材の中央位置からの運
動軌道に沿った変位が増すにつれ、少なくとも段階的に
変化する曲率半径をもつことにより解決される。本願に
おいて中央位置とは、慣性質量部材がその重心が軸から
最も大きな間隔をもつ位置から出発する際に移動する方
向の接線に垂直であり、慣性質量部材の重心、質量中心
を通り、かつ慣性質量部材がボア部と対向する面に平行
である、直線上に存在する位置である。
【0006】本発明によれば、改良された吸収効果を達
成することができる。同時に本発明にしたがう回転数適
応式振動吸収装置は、吸収すべき回転振動により良く適
合可能である。本発明によれば、振動吸収装置を設計す
る際に、これまで知られていなかった振動吸収装置に対
する余裕が大きくなり、その結果振動吸収装置の著しい
改良が達成可能である。
【0007】特に良好な振動吸収特性は、慣性質量部材
の運動軌道の曲率半径が、中央位置から慣性質量部材の
変位が増すにつれ、少なくとも段階的に減少することに
より達成される。
【0008】特に有利な態様によれば、この慣性質量部
材の運動軌道の曲率半径は連続して、単調に減少するこ
とが有利である。それによって運動軌道は、厳密に単調
に増加し続ける関数により表される曲線をもつ。
【0009】特に良好な振動吸収は、周方向に互いに隣
接する複数の慣性質量部材を備えることによって達成さ
れる。
【0010】振動吸収装置が小型である場合には、すな
わち小さな構成空間では、周方向に互いに隣接する慣性
質量部材の、互いに対向する端部を丸く形成し、互いの
変位運動に依存しないように、隣接する慣性質量部材が
間隔をあけて配置される場合に、特に大きな慣性質量部
材を備えることが可能となる。
【0011】本発明におけるさらなる改良は、中央位置
における運動軌道の曲率半径が、式:R=kL/x2によ
り画定されることにより達成される。ここでLは曲率中
心の軸からの距離、xは励起振動の次数、kは0.8から
1.2の範囲の係数である。本願においては、曲率中心と
は慣性質量部材の旋回中心を意味する。また励起振動の
次数xは、振動数と回転数(毎秒あたりの回転数)の比
率を与える。例えば四気筒四サイクル機関では、支配的
な励起発火構造に対してx=2である。kを先に挙げた
範囲内、すなわち0.8〜1.2の範囲で変化させることによ
り、大きく異なる条件下においても最適な振動吸収が達
成される。
【0012】本願においては特にkが、0.8から0.999又
は1.001から1.2の範囲にあることが好ましい。
【0013】さらに改善された振動吸収は、運動軌道が
サイクロイド一部分、サイクロイドの弓形の一部分であ
ることにより達成される。サイクロイドは、ある円が一
直線上を転がるときに生じる曲線である。その円とその
中心からの距離で強く画定される点、すなわちその円の
円周上の点は、その円が直線上で転がる際、一続きの曲
線を描く。すなわちサイクロイドとは、円がある直線上
に沿って滑らずに回転するとき、その円周上の1点の軌
跡が描く曲線のことである。
【0014】本発明では振動吸収装置の同調性は、運動
軌道が、その曲率半径が一方でk=1.2における式:R
=kL/x2により画定される円と、他方で中心位置での
曲率半径がk=0.8における式:R=kL/x2により画
定されるサイクロイドとの間に限定される区域にあるこ
とによりさらに改良される。ここで円とサイクロイド
は、それらの軌道が中央位置において重なるように、す
なわち円の接線とサイクロイドの接線が中央位置におい
て一致するように配置される。遠心力の作用する場にあ
る慣性質量部材のこの運動軌道の形式により、良好な振
動吸収が達成可能である。この方法により、ハブ部に対
して相対的に動く慣性質量部材の、変位に依存しない往
復運動の持続を達成することが可能になる。このような
慣性質量部材の非直線性の往復運動の他に、例えば潤滑
剤に起因する流体静力学上、及び流体動力学上の効果か
らもさらに大幅に回転振動を相殺可能である。
【0015】さらに中央位置に隣接する第一区間にある
運動軌道が、区域の第一領域にあるとすることができ
る。ここでこの第一領域は、その曲率半径が一方でk=
1.0における式:R=kL/x2により画定される円と、
他方で曲率半径がk=1.2における式:R=kL/x2
より画定される円との間に限定される領域である。この
ときこれら2つの円は、それらの軌道が中央位置で重な
るように配置される。
【0016】発明の概念のさらなる形態にしたがえば、
運動軌道は、第一区間に隣接する第二区間において区域
の第二領域にあるとすることができる。ここで第二領域
は、その曲率半径が一方でk=1.0における式:R=k
L/x2により画定される円と、他方で中央位置での曲率
半径がk=0.8における式:R=kL/x2により画定さ
れるサイクロイドとの間に限定される領域である。この
とき円とサイクロイドは、それらの軌道が中央位置で重
なるように配置される。運動軌道の形が領域により異な
ることから、大きく異なる条件下においても吸収特性を
さらに最適化する、新たな可能性が生まれる。なお本願
においては、運動軌道を中央位置から見た場合に、最初
の区間を第一区間とし、それに続くのを第二区間と称す
る。
【0017】本発明の有利な形態にしたがえば、少なく
とも一つの慣性質量部材がハブ部にピンによって支承さ
れ、このピンが、軸に平行なピンの軸のまわりを回転可
能であり、ハブ部の第一転がり軌道と慣性質量部材の第
二転がり軌道に受容される構成を好適な実施態様として
考慮することができる。
【0018】発明の概念から考えることができるさらな
る形態として、慣性質量部材とハブ部の転がり軌道が同
一である形を挙げることができる。この場合には、慣性
質量部材に属する点が存在し、この点が慣性質量部材と
共に運動軌道に沿って変位し、この点が、慣性質量部材
の中央位置に帰属したこの点の運動軌道の曲率中心から
この運動軌道上の点との距離が、この点とピンの軸との
距離の2倍となる点であり、並びに各変位位置でピンの
軸が、中央位置に位置する曲率中心と点の運動軌道の各
点とを結ぶ仮想線の幾何学的中心上にあるように、第一
及び第二転がり軌道が形成される。すなわち中央位置に
位置する曲率中心とピンの軸と運動軌道上の点とが一直
線上に存在し、しかもピンの軸が曲率中心と運動軌道上
の点との中点に位置するように、第一及び第二転がり軌
道が形成される。これによってより良好な振動吸収特性
が得られる。
【0019】
【実施例】以下においては、本願発明の回転数適応式振
動吸収装置の良好な振動吸収特性がどのように達成され
るかが述べられる。実施例について図面を参照して説明
する。図1には軸1の回りを回転可能なシャフト(示し
ていない)用の回転数適応式振動吸収装置が示される。
この回転数適応式振動吸収装置は、ハブ部2と周方向に
隣接する複数(この場合には5つ)の慣性質量部材3を
有する。このハブ部2には、各慣性質量部材3用に、慣
性質量部材3をハブ部2上に支承するための各々2つの
円周方向で隣り合う保持部4がある。なおM1はケーシ
ングの一部であり、M2は組立のための取り付け部であ
り、M3はハブ部分の凹所であり、M4は部品取り付け
のためのボアである。
【0020】各保持部4は、ハブ部2内の空所5及びそ
の中に受容されるピン6を含む。このときハブ部2の軸
1と平行に延びる軸、縦軸を有するピン6は、慣性質量
部材3内の例えばくり抜き部として形成された空所7内
に延伸する。したがって各保持部4は、ハブ部2内の空
所5、慣性質量部材3の空所7、ピン6より構成され
る。
【0021】このハブ部2には空所5を画定する転がり
軌道8があり、またこの慣性質量部材3には空所7を画
定する転がり軌道9がある。転がり軌道8、9及びピン
6は、慣性質量部材3が、その重心と軸1との距離が最
大となるように調節された中央位置から出発して、それ
ぞれの変位位置において運動軌道Bに沿ってハブ部2に
対して往復運動するように形成及び配置されている。遠
心力の場において、すなわち例えば本発明の回転数適合
式振動吸収装置が取り付けられるシャフトが回転する際
に、慣性質量部材3が行う往復運動では、慣性質量部材
3の重心は変位し、軸1に近付く、もしくは慣性質量部
材3の重心と軸1との間隔は小さくなる。慣性質量部材
3が変位位置間を動く際に、ピン6は、互いに逆方向に
湾曲したハブ部2と慣性質量部材3の転がり軌道8と9
の上を転動する。図1に示されているように(図4も合
わせて参照)、ハブ部2の転がり軌道8は軸1の方に向
く概略U字形形状であり、一方慣性質量部材3の転がり
軌道9はこれとは反対に外側へ、すなわち軸1とは反対
の方を向く概略U字形形状をしている。
【0022】回転運動に重畳する回転振動が発生する
と、慣性質量部材3の各点、特にその重心は図1で示し
たその中央位置から、ハブ部2に対して湾曲した、曲が
った運動軌道Bに沿って動く。このとき各慣性質量部材
3は、ハブ部2に対して並進運動すなわち各慣性質量部
材3はハブ部2と隣接して、平行して変位するので、固
定された慣性質量部材3の各点、特に慣性質量部材の重
心は同様の運動軌道Bに沿って変位する、もしくはずれ
る。
【0023】慣性質量部材3にはさらに空所7内に、転
がり軌道9に対向するガイド軌道10を備えるので、空所
7は軸1から離れた方、軸1とは反対側を向く概略U字
形になる。同様にこれと対応するガイド軌道11も又は
ブ部2の保持部4内に形成され、空所5は軸1の方を向
く概略U字形となる(図1の破線表示と比較、図4も合
わせて参照)。
【0024】周方向で隣接する慣性質量部材は、互いに
対向する端部が丸く形成され、互いの変位運動に依存し
ないように、すなわち隣り合う慣性質量部材が互いに影
響を及ぼし合うことがないように、隣接する慣性質量部
材が間隔をあけて配置されている。
【0025】図2には、図1に示す回転数適応式振動吸
収装置とは異なる振動吸収装置の断面を示す。図2に示
した軸1に沿った断面図は、ハブ部2に支承される慣性
質量部材3の配置及び軸受け構造を明らかにする。図2
に示した実施形態では、慣性質量部材3は対になって軸
方向両側にハブ部2に隣り合って配置している。
【0026】転がり軌道8及び9は、ハブ部2ないし慣
性質量部材3の空所5及び7内で、脱落することなく受
容される嵌込み部材12、13の構成要素である。投入部12
及び13は、まず空所5及び7内にゆるく挿入し、もしく
は固定することなく挿入し、次ぎにガイド軌道10、11を
形成する層14、15によってハブ部2、慣性質量部材3と
嵌込み部材12、13との間を埋めて、空所5及び7と嵌込
み部分12及び13と接着することができる。
【0027】保持部4をもつハブ部2の一部は、ハブ部
2に対して密閉したキャップ16により囲まれているた
め、空洞17が生じる。すなわちハブ部2、慣性質量部材
3、キャップ16で囲まれた空洞17が形成される。空洞17
のわずかな部分に、空洞17の一部分に潤滑剤が満たされ
る。潤滑剤としては特に、潤滑液、例えば潤滑油又はグ
リースを挙げることができる。
【0028】図3、4及び5は、本発明に適する運動軌
道Bの形態を、図によりさらに明白にする。慣性質量部
材3のある点、特に重心Pの運動軌道Bは、慣性質量部
材3の中央位置で、ある曲率半径Rを有する。本発明に
おいては、この曲率半径が、慣性質量部材3の中央位置
からの変位が増大するにつれ、少なくとも段階的に変化
することを特徴とする。好ましくは、慣性質量部材3の
中央位置からの変位が増大するにつれ、曲率半径が少な
くとも段階的に減少し、より好ましくは単調に減少す
る。この中央位置内の運動軌道Bの曲率半径Rは、式:
R=kL/x2により決定される。その際Lは曲率中心M
と軸1との距離、xは励起振動の次数、kは0.8から1.2
の範囲の係数である。ここで特に好ましくはkは1では
なく、0.8〜0.999又は1.001〜1.2である。
【0029】この曲率半径は、慣性質量部材3が、中央
位置から変位するにつれて変化し、好ましくは減少する
(曲率半径R')。その結果として運動軌道の曲率は変
化し、好ましくは増加する。より好ましくはこの曲率は
連続して増加、単調に増加し、すなわち曲率半径は連続
して減少、単調に減少し、ある関数により表すことがで
きる。このとき運動軌道BがサイクロイドZの一部分に
より形成されることが好ましい。ここでサイクロイドと
は、ある円が一直線上を転がるときに生じる曲線であ
る。その円とその中心からの距離で強く画定される点、
すなわちその円の円周上の点は、その円が直線上で転が
る際、一続きの曲線を描く。すなわちサイクロイドと
は、円がある直線上に沿って滑らずに回転するとき、そ
の円周上の1点の軌跡が描く曲線のことである。発明に
適する慣性質量部材の運動軌道の形態により、特に良好
な振動吸収装置の同調性が達せられる。
【0030】さらに運動軌道Bは、一方ではその曲率半
径Rがk=1.2における式:R=kL/x2により画定さ
れる円Kと、他方ではその中央位置での曲率半径Rがk
=0.8における式:R=kL/x2により画定されるサイ
クロイドZとの間に限定される区域Fにある。その際円
とサイクロイドは、それらの軌道が中央位置で重なり、
すなわち円の接線とサイクロイドの接線が中央位置にお
いて一致するように、サイクロイドZの初期曲率すなわ
ちサイクロイドZの中央位置での曲率がk=0.8での円
Kの曲率に対応するように配置される。
【0031】さらに改良された吸収効果は、中央位置に
隣接する第一区間において、運動軌道Bが区域Fの第一
領域にあることにより達せられる。ここで第一領域は、
一方ではその曲率半径がk=1.0における式:R=kL/
2により画定される円と、他方ではその曲率半径がk
=1.2における式:R=kL/x2により画定される円K
との間で限定される領域である。その際これらの円は、
それらの軌道が中央位置で重なるように配置される。第
一区間に続く、すなわち第一区間と中央位置とは反対側
で隣接する第二区間では、運動軌道Bはさらに区域Fの
第二領域を通る。ここで第二領域は、一方ではその曲率
半径Rがk=1.0における式:R=kL/x2により画定
される円と、他方ではその中央位置での曲率半径Rがk
=0.8における式:R=kL/x2により画定されるサイ
クロイドZとの間に限定される領域である。その際これ
らの円とサイクロイドZは、それらの軌道が中央位置で
重なるように配置される(図3では区域Fを二つの領域
に分ける円、すなわちk=1.0における式:R=kL/x
2により画定される円は表していない)。区間ごとに、
すなわち第一区間と第二区間とで運動軌道の形態すなわ
ち曲率半径が異なることから、大きく異なる条件下で振
動吸収をより最適化する新たな可能性が生まれる。
【0032】慣性質量部材3は、ハブ部2に対して完全
な並進運動、すなわちハブ部2に対して平行に、ハブ部
2に対して隣接したままで変位する運動を行う。これ
は、平行2本つりとしても表される各慣性質量部材3の
軸受け構造により、2つの軸平行ピン6により達成され
る。さらにこの慣性質量部材3は、それ自体変形しない
物体であるため、慣性質量部材3に属する点Pの各々、
代表的には慣性質量部材3の重心は、各点Pを通る運動
軌道Bに沿って同一の運動を行う。
【0033】ハブ部と慣性質量部材3の転がり軌道8、
9は、以下のように形成される。すなわち第一及び第二
転がり軌道8、9は、変位に対する各点Pが慣性質量部
材3と共に運動軌道Bに沿ってずれ、慣性質量部材3の
中央位置の、中央位置に帰属した点Pの運動軌道に対す
る曲率中心Mから点Pまでの距離が、ピン6のピンの軸
20から点Pまでの距離の2倍の大きさになる、慣性質量
部材3に帰属された点Pであって、各変位位置におい
て、ピンの軸20が、中央位置に帰属された慣性質量部材
3の中央位置の、中央位置に帰属した点Pの運動軌道の
曲率中心Mと運動軌道B上の点Pを結ぶ想定された線の
幾何学的中心にあるように形成される。すなわち慣性質
量部材3のあらゆる変位位置に対して、中央位置に位置
する曲率中心とピンの軸と運動軌道上の点とが一直線上
に存在し、しかもピンの軸が曲率中心と運動軌道上の点
との中点に位置するように、第一及び第二転がり軌道が
形成される。以上より当業者には、このようなピンの軸
20の状況から、ピンの半径rをもってピンの軸20から間
隔があけられる第一及び第二転がり軌道8、9の空間的
な形を推論することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は軸(1)の回りを回転できるシャ
フト用の回転数適応式振動吸収装置に関し、少なくとも
1つの慣性質量部材(3)が備わるハブ部(2)を含み、こ
のとき少なくとも1つの慣性質量部材(3)が、所定の運
動軌道(B)に沿って、ハブ部(2)に対して往復運動を行
う回転数適応式振動吸収装置において、運動軌道(B)
が、少なくとも1つの慣性質量部材(3)の重心が軸(1)
から最も大きな間隔をもつように調節された中央位置か
ら出発し、少なくとも1つの慣性質量部材(3)の重心の
中央位置に対する間隔を変化させ、運動軌道(B)が、少
なくとも1つの慣性質量部材(3)の中央位置からの運動
軌道に沿った変位が増大するにつれ、少なくとも段階的
に変化する曲率半径(R、R')をもつことを特徴とす
る。これにより広い回転数領域及び負荷領域において、
改良された吸収効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転数適応式振動吸収装置の正面図である。
【図2】回転数適応式振動吸収装置の断面図である。
【図3】運動軌道の図示である。
【図4】本発明に適する慣性質量部材である。
【図5】図4の慣性質量部材の拡大図である。
【符号の説明】
1 軸 2 ハブ部 3 慣性質量部材 4 保持部 5、7 空所 6 ピン 8、9 転がり軌道 10、11 ガイド軌道 B 運動軌道 M 曲率中心 R 曲率半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−312245(JP,A) 特開 平10−78082(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/14 F16F 15/31

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸(1)の回りを回転可能なシャフト用の
    回転数適応式振動吸収装置であって、少なくとも1つの
    慣性質量部材(3)が備わるハブ部(2)を含み、該少なく
    とも1つの慣性質量部材(3)が、所定の運動軌道(B)に
    沿って、前記ハブ部(2)に対して往復運動を行う回転数
    適応式振動吸収装置において、 前記運動軌道(B)が、前記少なくとも1つの慣性質量部
    材(3)が前記軸(1)から最も大きな間隔をもつように調
    節された中央位置を有し、かつ前記運動軌道(B)が、前
    記少なくとも1つの慣性質量部材(3)の前記中央位置か
    らの変位が増大するにつれ、少なくとも段階的に変化す
    る曲率半径(R、R')をもち、 前記中央位置での前記運動軌道(B)の曲率半径(R)が、
    Lを曲率中心(M)の軸(1)からの距離、xを励起振動次
    数、kを0.8から1.2の範囲の係数とすると、式:R=k
    L/x 2 により画定される ことを特徴とする回転数適応式
    振動吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記曲率半径(R、R')が、前記少なく
    とも1つの慣性質量部材(3)の前記中央位置からの変位
    が増大するにつれ、少なくとも段階的に減少する、請求
    項1記載の回転数適応式振動吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記曲率半径(R、R')が、前記少なく
    とも1つの慣性質量部材(3)の前記中央位置からの変位
    が増大するにつれ、単調に減少する、請求項2記載の回
    転数適応式振動吸収装置。
  4. 【請求項4】 周方向に互いに隣接する複数の慣性質量
    部材(3)が備わる、請求項1〜3のいずれか1項記載の
    回転数適応式振動吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記周方向に互いに隣接する複数の慣性
    質量部材(3)の互い対向する端部が丸く形成され、互
    いの変位運動に依存しないように、隣接する慣性質量部
    材が間隔をあけて配置されてる、請求項4記載の回転
    数適応式振動吸収装置。
  6. 【請求項6】 kが0.8から0.999、又は1.001から1.2の
    範囲にある、請求項1〜5のいずれか1項記載の回転数
    適応式振動吸収装置。
  7. 【請求項7】 前記運動軌道(B)が、サイクロイド(Z)
    の一部分により形成される、請求項1〜6のいずれか1
    項記載の回転数適応式振動吸収装置。
  8. 【請求項8】 前記運動軌道(B)が、その曲率半径(R)
    が一方でk=1.2における式:R=kL/x2により画定
    される円(K)により、他方で前記中央位置での曲率半径
    (R)がk=0.8における式:R=kL/x2により画定さ
    れるサイクロイド(Z)により限定される区域(F)にあ
    る、請求項のいずれか1項記載の回転数適応式振
    動吸収装置。
  9. 【請求項9】 前記運動軌道(B)が、前記中央位置に隣
    接する第一区間において区域(F)の第一領域内にあり、
    該第一領域が、その曲率半径(R)が一方でk=1.0にお
    ける式:R=kL/x2により画定される円により、他方
    でk=1.2における式:R=kL/x2により画定される
    円(K)により限定される領域である、請求項記載の回
    転数適応式振動吸収装置。
  10. 【請求項10】 前記運動軌道(B)が、前記第一区間に
    隣接する第二区間において区域(F)の第二領域内にあ
    り、該第二領域が、その曲率半径(R)が一方でk=1.0
    における式:R=kL/x2により画定される円により、
    他方で前記中央位置での曲率半径(R)がk=0.8におけ
    る式:R=kL/x2により画定されるサイクロイド(Z)
    により限定される領域である、請求項記載の回転数適
    応式振動吸収装置。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの慣性質量部材
    (3)が、前記ハブ部(2)にピン(6)によって支承され、
    該ピンが前記軸に平行なピンの軸(20)のまわりを回転可
    能であり、前記ハブ部(2)の第一転がり軌道(8)と前記
    慣性質量部材(3)の第二転がり軌道(9)に受容される、
    請求項1〜1のいずれか1項記載の回転数適応式振動
    吸収装置。
  12. 【請求項12】 前記慣性質量部材(3)に属する点(P)
    が存在し、該点(P)が前記慣性質量部材(3)と共に前記
    運動軌道(B)に沿って変位し、前記点(P)が、前記慣性
    質量部材(3)の前記中央位置における、前記運動軌道
    (B)上の前記点(P)の曲率中心(M)から前記点(P)まで
    の距離が、前記点(P)からピンの軸(20)までの距離の2
    倍の大きさである点であり、及び各変位位置でピンの軸
    (20)が、前記中央位置に位置する曲率中心(M)と点(P)
    の運動軌道(B)の各点とを結ぶ想定された線の幾何学的
    中心上にあるように、前記第一及び第二転がり軌道
    (8、9)が形成される、請求項1記載の回転数適応式
    振動吸収装置。
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