JP3219676B2 - 半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法

Info

Publication number
JP3219676B2
JP3219676B2 JP06324496A JP6324496A JP3219676B2 JP 3219676 B2 JP3219676 B2 JP 3219676B2 JP 06324496 A JP06324496 A JP 06324496A JP 6324496 A JP6324496 A JP 6324496A JP 3219676 B2 JP3219676 B2 JP 3219676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
layer
film
polysilicon layer
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06324496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08330524A (ja
Inventor
芳明 佐野
利正 定方
康成 田上
康雄 大石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP06324496A priority Critical patent/JP3219676B2/ja
Publication of JPH08330524A publication Critical patent/JPH08330524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219676B2 publication Critical patent/JP3219676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MIS型コンデン
サを形成する半導体集積回路の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭62−163356号公報
には、トランジスタと共にMIS型コンデンサの集積さ
れた半導体集積回路が詳述されている。つまり図11に
有るように、P型半導体基板1上のN型のエピタキシャ
ル層2には全面に渡り、酸化膜等の絶縁膜3が被覆さ
れ、P+型の分離領域4で島領域5が形成されている。
なお、符号6は、N+型の埋込層である。
【0003】この絶縁膜の開孔部には、MIS型コンデ
ンサの下層電極となるN+型の下層拡散領域7が拡散さ
れており、この開孔部を覆うように全面にSi窒化膜8
が被覆されている。ここでこの文献では、Si窒化膜の
膜厚補正のためにエッチング工程が入り、その後に、1
100度のウェット酸化が10分間行われている。この
酸化の工程で、余剰のSi(未反応生成物)の酸化が行
われ、またピンホールに露出しているSiを酸化してピ
ンホールを塞いでいる。この酸化により、表面にSi酸
化膜9が40オングストローム程度に成長している。
【0004】続いて、図12のように、Si窒化膜8の
上面にポリSi10が被覆され、更に図13のように、
RIEやCDE等のドライエッチング技術により、パタ
ーニングされて形成されていた。また図面では省略した
が、この後のベース領域のイオン注入時に、前記ポリS
i膜10にもベースの不純物、例えばBが注入され、ポ
リSi10の抵抗値を下げている。またこのポリSi1
0の上には、金属材料、例えばAlより成る上層電極が
形成され、前記注入により取り出し抵抗が下げられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上MIS型コンデン
サの製造方法について説明した。このコンデンサは、I
C回路のCR回路等に採用するもので、容量値としては
2000〜4000PFと非常に大きい容量値を必要と
し、また膜厚は、一世代前は900オングストロームで
あった。一方、ICは、年々シュリンクされ、素子の実
装密度が向上しているが、前記MIS型コンデンサは、
誘電体膜厚が900オングストロームで厚いため、前記
容量値を実現しようとすると、コンデンサの占める面積
が非常に大きくなってしまう問題があった。この問題
は、コンデンサの膜厚を減少すればその分容量値が増大
するため、近年900オングストローム程度から約半分
の膜厚、400オングストローム程度を採用するように
なってきた。従来例で取り上げた文献では500オング
ストロームで説明してある。
【0006】一方、Si窒化膜に必要な耐電圧特性は、
膜厚が薄くなる分更に強くする必要があった。しかし一
般的に、良質のSi窒化膜の耐圧は、400オングスト
ロームで約30ボルト程度である事が判っている。また
IC回路は一般に15ボルト電源であるためコンデンサ
に加わる電圧は、最高15ボルトであり、良質な膜が形
成されれば充分400オングストロームで実現が可能で
ある。しかしSi窒化膜の膜厚を400オングストロー
ムにしても、その面積は広く、IC全体の面積に対して
15パーセント〜20パーセント近くまでしめる。従っ
てどこかに誘電体膜内に欠陥等が発生し、満足のゆかな
いコンデンサが存在する確率は非常に高い問題があっ
た。
【0007】そこでまず半導体基板に載せられるSi窒
化膜自身は良質の膜なのか実験をしてみた。つまりSi
ウェハ上の酸化膜開口部に400オングストロームのS
i窒化膜を成膜し、その上にAl電極を被着し、MIS
型コンデンサのみを形成し、耐圧不良を調べてみた。調
査の結果、耐圧不良は殆ど無いことが判った。つまりS
i窒化膜をCVD法で形成した際、膜は良質の膜であっ
たが、熱が加わりSi窒化膜自身が酸化されたり、また
Si窒化膜がエッチング液に浸される等、Si窒化膜が
工程の途中で色々な工程に晒され劣化することが判っ
た。
【0008】前述の従来例で説明した図11〜図13の
工程は、本来Si窒化膜8の形成工程において、Siの
未反応物質、反応途中の物質等の完全に反応されていな
い物質(中間生成物)が存在するために、積極的にこの
完全に反応されていない物質を酸化して絶縁物に変換
し、ショートや膜特性の劣化等を防ごうとする主旨のも
のである。
【0009】しかしSi窒化膜の酸化の前にエッチング
工程がある時は、未反応物質がエッチングされピンホー
ルが生成されショート等の問題が有ることが判ってき
た。またこのSi窒化膜の熱酸化を経てもこのピンホー
ルがふさがるとは断言できないことも判った。つまり調
査研究をし続けてゆくに従い、熱が加わることによる酸
化工程およびエッチング工程を経ることが、MIS型コ
ンデンサの特性にとって非常に悪いことが判ってきた。
【0010】一方、完全に反応されていない物質(中間
生成物)としては、全て解明されていないが、Si、S
i−O−N等がある。つまりこれらの物質およびマイク
ロクラック等のウィーク・スポットがSi窒化膜に生成
され、これらが例えば酸化雰囲気で異常酸化され、この
異常酸化されたウィーク・スポットがエッチング工程に
より取り除かれ、この部分で不良が起こる問題があっ
た。
【0011】例えば熱が加わることによる酸化工程、つ
まり熱酸化膜の生成工程では、Siが酸化されてSiO
2に、Si−O−NがSiO2、SiNになり、材質が
異なるため構造的に弱いウィークスポットが拡大し、窒
化膜の誘電体特性を悪化させるのかも知れない。従来例
では、ポリSiにカバーされSi窒化膜の保護が完全で
あるように見えるが、Si窒化膜の形成後、膜厚制御の
ためにこの膜をエッチングすると、この構造的に弱いと
ころが積極的に除去され(Si窒化膜の中間生成物は、
フッ酸で簡単に除去されてしまう)、大きなピンホール
を形成し、酸化工程を経てもピンホールによっては埋ま
らなかったり、ピンホールが小さすぎで酸化が進まなか
ったりする。また前記ウィークスポットが点在したりす
ることになる。従って上層に形成した導電材(ここでは
ポリSi層10)と下層拡散領域7が短絡したり、膜質
が劣化したりする問題があった。
【0012】またポリSiの代わりにSi酸化膜をSi
窒化膜の上にCVDで成膜し、TRのエミッタ、ベース
およびコレクタのコンタクト孔を開ける際に、Si酸化
膜を取り除くプロセスもある。つまりSi窒化膜はSi
酸化膜で保護されているが、コンデンサの容量値が低下
するために、この酸化膜を完全に取り除く必要があり、
若干のオーバーエッチする必要がある。結局Si窒化膜
はエッチングガスやエッチング液に晒され、前記ウィー
クスポットが積極的にエッチングされ、耐圧等の特性劣
化につながる問題があった。
【0013】つまりエッチングや熱酸化によりSiが絶
縁層に成って特性が向上されるのではなく、かえって特
性を悪化させることが判った。また熱処理が加わること
により、Si−O−Nが一部は、SiO2に、また一部
がSi窒化膜の中間生成物に成ったりしてウィークスポ
ットが増大し、、エッチング工程により、ピンホールが
形成されてしまう問題があった。
【0014】更には、ベースに不純物を導入する工程を
利用してポリSi膜に不純物を導入しポリSi膜の抵抗
値を下げていたが、Si窒化膜は、ベース拡散、エミッ
タ拡散時の熱処理工程が付加されているので、Si窒化
膜の劣化、ポリSi膜の低抵抗値の抑制、hFEのコン
トロールのしにくさ等が生じた。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は斯上した課題に
鑑みてなされ、MIS型コンデンサの誘電体膜となるS
i窒化膜の劣化を防止することにより、MIS型コンデ
ンサやこれを搭載した半導体集積回路の特性の向上を図
ることである。本発明のMIS型コンデンサによれば、
半導体層と、拡散層と、シリコン窒化膜と、シリコン窒
化膜の上に実質他の物質が介在されずに形成され、不純
物が導入されたポリシリコン層とを有する。
【0016】このため、製造工程においてシリコン窒化
膜の表面がポリシリコン層によって被覆されることで保
護され、エッチャントや酸化雰囲気などにシリコン窒化
膜の表面がさらされないのでこれが劣化することを抑止
することが可能になる。つまり従来のようにピンホール
や未反応物質を取り除くためにシリコン窒化膜を酸化せ
ずに、すぐさまポリSiを載せ、基板に到達したままの
シリコン窒化膜を維持させるのがこの目的である。
【0017】またポリシリコン層は、不純物が導入され
ているので一種の電極として成り、ずっとシリコン窒化
膜を保護し続ける。しかもポリシリコン層の膜厚を部分
的に薄くすることで不純物濃度を高くでき電極としての
機能を高めることができる。さらに、ポリシリコン層の
膜厚は、MIS型コンデンサの耐圧が30V以下の際に
1500Å以上2500Å以下に形成されている。
【0018】ポリシリコン層の膜厚があまりに薄くなる
と、例えばポリシリコン層にピンホール等が生成され上
下の電極が短絡してしまってコンデンサとして作用せ
ず、また逆にこれがあまりに厚すぎるとその後不純物を
ポリシリコン層に導入しても不純物濃度が低くなるので
空乏層が広がりやすく成りこれが容量成分を有し、MI
S型コンデンサ全体の容量が低下してしまうが、MIS
型コンデンサの耐圧が30V以下の際に1500Å以上
2500Å以下に形成されていれば、このような短絡の
問題や容量低下が生じることを抑止することが可能にな
る。
【0019】また、本発明の半導体集積回路によれば、
MIS型コンデンサとバイポーラトランジスタとが同一
基板上に搭載されてなり、MIS型コンデンサは、半導
体層と、拡散層と、シリコン窒化膜と、シリコン窒化膜
の上に形成され、第1の不純物が導入されたポリシリコ
ン層とを有し、バイポーラトランジスタは、半導体層に
形成されるコレクタ領域と、ベース領域と、ベース領域
上に第1の不純物が導入されることで形成されるエミッ
タ領域とを有する。
【0020】このため、その製造工程においてシリコン
窒化膜の表面がポリシリコン層によって被覆されること
で保護され、エッチャントや酸化雰囲気などにシリコン
窒化膜の表面がさらされないのでこれが劣化することを
抑止することが可能になる。また、ポリシリコン層に注
入する第1の不純物はエミッタ領域に注入する不純物と
同じ不純物なので、製造の際に同一工程でこれを注入す
ることが可能となる。
【0021】さらに、ポリシリコン層の膜厚は、MIS
型コンデンサの耐圧が30V以下の際に1500Å以上
2500Å以下に形成されている。このため、MIS型
コンデンサの耐圧が30V以下の場合には、この膜厚が
厚すぎて容量が低下したり、薄すぎて短絡してしまうと
いうことを抑止できる。また、本発明に係るMIS型コ
ンデンサの製造方法によれば、MIS型コンデンサの誘
電体層となるシリコン窒化膜を形成した後に、引き続い
てポリシリコン層を形成している。
【0022】このため、シリコン窒化膜の表面がポリシ
リコン層によって被覆されることで保護され、エッチャ
ントや酸化雰囲気などにシリコン窒化膜の表面がさらさ
れないのでこれが劣化することを抑止することが可能に
なる。しかもポリシリコン層に不純物を導入しているの
で電極としての機能を持たせることができ、これより完
成するまでポリシリコン層はシリコン窒化膜の上に載っ
て保護し続ける。
【0023】さらに、ポリシリコン層を形成するとき
に、シリコン窒化膜を酸化雰囲気に晒されないで形成し
ている。このためシリコン窒化膜を形成する装置から基
板を搬出して、ポリシリコン層を形成する装置に入れる
際に表面が露出しているシリコン窒化膜が酸化雰囲気な
どに晒されてしまって表面が劣化してしまうことを抑止
することが可能になる。
【0024】さらに、ポリシリコン層及びシリコン窒化
膜の少なくとも周辺部にフォトレジストを選択形成して
第2の絶縁膜をエッチングし、残存したポリシリコン層
及びシリコン窒化膜の周辺部以外の領域を露出させてい
る。このため、露光ずれなどによってフォトレジストの
形成領域がずれてしまっても、フォトレジストの開口が
ポリシリコン層及びシリコン窒化膜の形成領域からずれ
て他の領域に開口が形成され、この領域がその後のエッ
チング工程などで除去されてしまうという不都合を抑止
することが可能となる。
【0025】さらに、MIS型コンデンサの誘電体層と
なるシリコン窒化膜を第1の絶縁膜上に形成した後に、
シリコン窒化膜の上に引き続いてポリシリコン層を形成
している。このため、シリコン窒化膜の表面がポリシリ
コン層によって被覆されることで保護され、エッチャン
トや酸化雰囲気などにシリコン窒化膜の表面がさらされ
ないのでこれが劣化することを抑止することが可能にな
る。
【0026】さらに、その後ポリシリコン層及びシリコ
ン窒化膜を、少なくとも拡散層上に残存するようにパタ
ーニングし、第1の絶縁膜及びポリシリコン層上に第2
の絶縁膜を形成し、拡散層の第1の開口部と異なる領域
の第2の絶縁膜を選択的にエッチングして第2の開口を
形成してポリシリコン層及び第2の開口に同一の不純物
を導入し、ポリシリコン層を導電体とするのと同時に第
2の開口に拡散層のコンタクト層を形成しているので、
不純物導入の工程を共用することが可能になる。
【0027】さらに、MISコンデンサの耐圧が30V
以下の場合において、第2の開口を形成するエッチング
工程の後に残存するポリシリコン層の膜厚は、1500
Å以上2500Å以下である。このため、ポリシリコン
層の膜厚が厚すぎて容量が低下したり、薄すぎて短絡し
てしまうということを抑止できる。
【0028】また、本発明に係る半導体集積回路の製造
方法によれば、第1に、MISコンデンサの下部電極と
なる拡散層の形成領域の第1の絶縁膜に第1の開口を形
成し、第1の開口の形成された第1の絶縁膜上にシリコ
ン窒化膜を形成し、シリコン窒化膜の上に引き続いてポ
リシリコン層を形成している。このため、その後第1の
絶縁膜を選択エッチングしてベース領域に第2,第3の
開口を形成し、第1の領域のベース領域以外の領域に第
4の開口を形成し、拡散層上に第5の開口を形成する工
程や、ポリシリコン層及びシリコン窒化膜を、少なくと
も拡散層上に残存するようにパターニングする工程など
で行われるエッチング工程で、シリコン窒化膜の表面が
ポリシリコン層によって被覆されることで保護され、エ
ッチャントや酸化雰囲気などにシリコン窒化膜の表面が
さらされないのでこれが劣化することを抑止することが
可能になる。
【0029】また、少なくとも第3の開口と残存したポ
リシリコン層に、同一の導電性不純物を導入して第3の
開口にエミッタ領域を形成し、同時にポリシリコン層を
導電体としているので工程を共用化することができる。
さらに、ポリシリコン層を形成する際に、シリコン窒化
膜が、酸化雰囲気に晒されないで形成しているので、シ
リコン窒化膜を形成する装置から基板を搬出して、ポリ
シリコン層を形成する装置に入れる際に表面が露出して
いるシリコン窒化膜が酸化雰囲気などに晒されてしまっ
て表面が劣化してしまうことを抑止することが可能にな
る。
【0030】さらに、残存したポリシリコン層及びシリ
コン窒化膜の一部が露出するように第2の絶縁膜を残存
させる工程では、残存したポリシリコン層及びシリコン
窒化膜の周辺部を被覆するように第2の絶縁膜を残存さ
せているので、露光ずれなどによってフォトレジストの
形成領域がずれてしまっても、フォトレジストの開口が
ポリシリコン層及びシリコン窒化膜の形成領域からずれ
て他の領域に開口が形成され、この領域がその後のエッ
チング工程などで除去されてしまうことを抑止すること
が可能となる。
【0031】第4に、第2,第3,第4及び第5の開口
を形成するエッチング工程後にもポリシリコン層が残存
しており、その膜厚は1500Å以上2500Å以下で
あるため、ポリシリコン層の膜厚が薄すぎてコンデンサ
が短絡してしまったり、逆に厚すぎてコンデンサの容量
が低下してしまうことを抑止することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の製造方法を詳述す
る。先ず図1の如く、P型シリコン半導体基板21の表
面に熱酸化膜22を形成した後、N+型の埋込み層23
の形成予定領域を蝕刻した後、この開口部を介してN型
の不純物であるアンチモンやヒ素をドープし、約100
0度程度で数時間程度拡散する。
【0033】続いて図2のように、前記熱酸化膜22を
全面に渡り除去した後に、再度〜400オングストロー
ム程度の熱酸化膜24を形成し直し、P+型の上下分離
領域の下側の拡散領域の形成予定領域25上が露出する
ように、熱酸化膜の上にホトレジスト膜26を形成し、
この開口部を介してP型の不純物であるボロンをイオン
注入する。ここでは、イオン注入以外に酸化膜を開口
し、デポジーションで拡散しても良い。
【0034】次に前記ホトレジスト膜26を除去した
後、若干の熱拡散を経て、第3図のように、前記半導体
基板21上に周知の気相成長法によって比抵抗0.1〜
5Ω・cmのN型のエピタキシャル層27を約4μmの厚
さに形成する。この時は、先にドープした不純物は上下
方向に若干拡散されている。次に、温度約1000℃、
熱酸化によって、前記エピタキシャル層27表面に、5
00オングストローム程度の熱酸化膜を形成した後、こ
の半導体基板全体を約1000℃、約1〜2時間の条件
で処理して、先にドープした不純物を再拡散する。
【0035】従って前記下側の拡散領域は、前記エピタ
キシャル層27の約半分以上(基板表面から約3μm)
まで上方拡散される。また本工程は、酸素雰囲気、N2
雰囲気およびスチーム雰囲気で上拡散され、エピタキシ
ャル層27表面の熱酸化膜28は数千オングストローム
の厚さまで成長する。続いてMIS型コンデンサの下層
電極となる下層電極領域に対応する前記熱酸化膜28を
除去し、N型の不純物を有したデポジーション膜、例え
ばリングラス29を被覆した後エピタキシャル層27内
にリンを拡散し、下層拡散領域30を形成する。ここで
下層拡散領域30の表面にも、酸化膜が生成され、後述
の上側の分離領域、およびベース領域のイオン注入時
は、十分にマスクとして働くことになる。ただし、前記
熱酸化膜を全て除去し、例えばシリコン窒化膜やSi酸
化膜等を付け直して拡散マスクとしても良いし、CVD
法で形成しても良い。
【0036】続いて、図4の如く、予定の上下分離領域
の上側の拡散領域、予定のベース領域および拡散抵抗領
域に対応する前記熱酸化膜28に不純物の導入孔31,
32,33を形成する工程がある。ここではポジ型レジ
スト膜をマスクとし、ドライエッチングによって形成す
る。この後、図5のようにエピタキシャル層27の露出
している開孔領域をダミー酸化して、薄く酸化膜を形成
する。このダミー酸化膜は、後のイオン注入工程による
エピタキシャル層27のダメージを減少し、またイオン
をランダムに分散して均一に注入するために用いる。
【0037】続いて、図5の如く、前記予定のベース領
域上の前記導入孔32と拡散抵抗の導入口33にマスク
34を設け、不純物を導入して前記上側の拡散領域を形
成する。ここでは注入イオンのブロックが可能なレジス
ト膜、いわゆるマスク34を全面に被覆した後、前記上
側の拡散領域に対応するマスク34を除去し、P型の不
純物であるボロンを所定条件で注入し、図6のように上
側の拡散領域35を形成する。
【0038】本工程は、図の如くマスクの開口部を熱酸
化膜の導入孔31より大きく形成することで、この熱酸
化膜28がマスクとして働くので前記導入孔31と前記
上側の拡散領域35の形成位置が一致するようになって
いる。その後、前記マスク33の除去、所定の熱処理を
行ない、前記上側の拡散領域35を下側の拡散領域36
へ到達させる。
【0039】本工程では、上下分離領域の下側の拡散領
域36をエピタキシャル層27の厚みの半分以上はい上
げて拡散した後に上側の拡散領域35を拡散しているの
で、上側の拡散領域35の拡散深さを約1μm程度と浅
くでき、その拡散時間を約1000℃、1時間に短縮で
きる。このため上側の拡散領域の横方向拡散を約1μm
と大幅に抑制でき、上側の拡散領域35の表面占有面積
を大幅に縮小できる。具体的には、拡散窓の幅が4μm
であれば上側の拡散領域35の幅は約6μmになる。
【0040】従って、上下分離領域はエピタキシャル層
27の厚みの半分より小さい長さ、つまりエピタキシャ
ル層表面から浅い位置で連結され、且つ下側の拡散領域
36は上側の拡散領域35より幅広に形成される。とこ
ろが、集積度はエピタキシャル層27表面での占有面積
で決まるので、上下分離領域の占有面積は下側の拡散領
域によらず上側の拡散領域で決まる。よって、上側の拡
散領域の横方向拡散を大幅に抑えたので、上下分離領域
の占有面積を大幅に減少できる。また、上側の拡散領域
より下側の拡散領域を幅広にしたので、多少のマスクず
れ等があっても完全な接合分離が得られる。
【0041】しかも図4の如く、一度に不純物の導入孔
31,32,33を決めているので、上側の拡散領域の
形成位置はこの導入孔31の形成位置で決められる。そ
れ故ベース領域と上拡散層との位置合わせによる余裕を
省くことができる。続いて、図6の如く前記全ての導入
孔31,32,33から不純物を拡散して前記ベース領
域37、拡散抵抗領域38を形成する工程がある。
【0042】ここでは、前工程でマスク34が全て除去
され、前記上側の拡散領域35、ベース領域37および
拡散抵抗領域38の導入孔31,32,33が露出され
る。この状態でボロン(B)をイオン注入する。従ってベ
ース領域37が形成され、同時に拡散抵抗領域38が形
成される。しかも同時に上側の拡散領域35に再度不純
物が導入され、分離領域のインピーダンスを下げてい
る。
【0043】また図6の工程では、マスクを形成せずに
注入していたが、本願は分離領域上の導入孔31にマス
クを設け、その後ベース領域37および拡散抵抗領域3
8にのみ注入しても良い。また必要によっては前記2つ
の領域を1つずつ別々に注入しても良い。またここで
も、ベース領域37と拡散抵抗領域38に対応するレジ
ストマスクの開口部を、前記導入孔32,33よりやや
大きくするだけで、精度良くベース領域37および拡散
抵抗領域38を決定できる。ここではマスクによって余
剰な不純物が分離領域へ注入されるのを防止できる。
【0044】続いて図面では省略したが、ベース領域3
7内に形成予定のベースコンタクト領域39に対応する
領域と、分離領域および拡散抵抗領域38の形成予定の
コンタクト領域40上が開孔されるように、マスクとな
るホトレジスト膜を形成する工程がある。その後、ボロ
ン(B)がイオン注入され、ベース領域37、ベースコン
タクト39、拡散抵抗領域38,拡散抵抗のコンタクト
領域40が約1000度、1時間で拡散される。
【0045】続いて全面に形成されているマスクと成っ
た熱酸化膜28を除去し、絶縁膜41,42を形成する
工程がある。ここではノンドープのシリコン酸化膜4
1、リンドープのシリコン酸化膜42を夫れ夫れ数千オ
ングストローム積層し、全面の膜厚にあまり差が生じな
いようにしている。これは、図6で示したシリコン酸化
膜であると、予定のエミッタ領域上のシリコン酸化膜
は、予定のコレクタコンタクト領域上のシリコン酸化膜
より薄いため、コレクタコンタクト領域の導入孔が完全
に開くまでには、エミッタ領域となるエピタキシャル層
がエッチングされてしまう。そのために、前述の如く、
シリコン酸化膜を形成し直し、膜厚差を無くしてエミッ
タ領域のエピタキシャル層のエッチングを防止してい
る。またこの2種類の膜は、膜の接合性、金属イオンの
エピタキシャル層への浸入等を防止しているものであ
り、これを考える必要がなければ、いわゆる半導体絶縁
膜、例えばSi酸化膜、Si窒化膜等の絶縁膜を1層で
達成しても良い。
【0046】例えば2層の絶縁膜であれば3000オン
グストロームずつ6000オングストロームの厚みとな
り、1層で有れば2〜3000オングストローム程度で
ある。続いて、前記膜41,42は、膜の緻密度を向上
させるために、デンシファイと称する酸素雰囲気内で約
800度、約1時間の酸化処理がある。
【0047】本工程も本発明の特徴であり、このデンシ
ファイ工程を窒化膜成膜前に行うこともポイントとな
る。従って、Si窒化膜の前述したような組成変化を抑
制させることができる。更に図7に示す如く、ネガ型の
ホトレジスト膜を使って、MIS型容量素子の予定の誘
電体薄膜が形成されるシリコン酸化膜41,42を除去
し、誘電体薄膜を形成する工程がある。
【0048】ここでシリコン酸化膜41,42は、ウエ
ットエッチングにより開口され、全面に数百オングスト
ロームのシリコン窒化膜43および数千オングストロー
ムのポリSi44が減圧CVDで連続で形成され、そし
てケミカルドライエッチングによって図8の如くエッチ
ングされる。一例としてSi窒化膜は約400オングス
トローム、ポリSiは2000〜3000オングストロ
ームである。
【0049】本工程は、本発明の特徴とするところであ
り、第1に、Si窒化膜43を形成した後、別にエッチ
ング工程を経ず直ちにポリSi膜を生成することにあ
る。つまりSi窒化膜の中には、完全に反応されていな
い物質あるいは中間生成物(例えばSi−O−N等)が
程度の差は有るが存在しているために、酸化が発生しな
いようにポリSi膜を形成すれば、この後酸化雰囲気に
さらされてもSi窒化膜の中の未反応物質は、酸化され
ない。またポリSiがあるために、エッチング液にSi
窒化膜が晒されないためウィークスポット等が除去され
ることもない。また後述するが、連続してポリSi膜を
付け、その後の保護膜として活用すると同時に、このポ
リSiを電極として活用して、後でポリSiを全て取り
除いてSi窒化膜をエッチング液や酸化雰囲気に露出さ
せないことに意義がある。
【0050】ここで、Si窒化膜とポリSiは、減圧C
VDで成膜されるが、非酸化性雰囲気で、しかも連続で
成膜されることにより、Si窒化膜成膜後に非酸化性雰
囲気で直ちにポリSi膜をこの上に成膜する事ができ
る。また第2にベース拡散工程の後、エミッタ拡散の前
にSi窒化膜を成膜する事で、ベース拡散の熱処理が加
わることがないので、ウィークスポットの増加(例えば
Si−O−Nの一部がSiO2やSiNに変換する)量
を抑制できる。しかも、エッチング工程がこの後にあっ
ても、Si窒化膜43は直接エッチング液にさらされな
いため誘電特性は維持できる。
【0051】続いて、フッ素系エッチング材料により図
8のようにエッチングを行い、再度全面に渡り新しい酸
化膜が生成されるように、ベイキング処理が行われる。
ここでエッチングガスは、ポリSiがCF4+O2、Si
窒化膜は、CF4+O2+N2ガスでドライエッチングし
ている。殆どそのガスは同じであるため、1つのチャン
バー内で連続してエッチングできる。
【0052】本工程も本発明の特徴とするところであ
り、このフッ素系ドライエッチング材料は、Si窒化膜
のSi酸化膜をエッチングするがポリSiでカバーされ
ているためにこのエッチングの問題が無くなる。またこ
こでエッチング方法は、湿式、ドライの2つがあるがど
ちらにしても、リンドープのSi酸化膜42の膜質が荒
れるため、表面に新しい酸化膜を成長させて後の工程の
レジストの密着性を向上させるために、このベイキング
を行っている。従って、ポリSi44の表面に酸化膜4
5が生成される。よって、後述のコンタクト孔形成がレ
ジスト剥離もなく良好にエッチングできる。またここで
は別途Si酸化膜やSi窒化膜等の絶縁膜をCVD法等
で被着させても良い。
【0053】続いて、図9の如く全面にホトレジスト膜
を形成し、異方性エッチングによって、予定のエミッタ
領域、ベースコンタクト領域、予定のコレクタコンタク
ト領域、予定の下層電極のコンタクト領域、拡散抵抗領
域のコンタクト領域およびMIS型コンデンサのポリS
i電極上のシリコン酸化膜41,42,45を除去し、
開孔部46〜51を形成する。つまりポリSiの上に生
成されている酸化膜45は、このエッチング工程により
除去されるが、図のように側辺には残している。
【0054】ここで重要なことは、コンタクト46〜5
0の開口の際に、ポリSiの上の酸化膜が取れ更にこの
ポリSiが完全にエッチングされては成らないことであ
る。つまりコンデンサの誘電体となるSi窒化膜がエッ
チングに晒されて特性劣化を引き起こすからである。例
えばこのコンタクト孔のエッチングガスをCHF3+O2
ガスで行うと、そのエッチングレート比は、SiO2:
ポリSi=8:1程度である。またドライエッチングで
は、コンタクト孔内のエピタキシャル表面に欠陥が入る
ため、更にNF3ガスでエネルギーを下げ、軽くエッチ
ングしている。つまり6000オングストロームの酸化
膜41,42とエピ表面から100オングストローム程
度がエッチングされる時に、ポリSi膜52は、約10
00オングストロームエッチングされ、約2000オン
グストロームのポリSiが残ることになる。
【0055】図21は、専用のテストパターンを用いて
ポリSiの付着膜厚と耐圧不良率について調べたもので
ある。ポリSiは、500,1000,1500,20
00,2500,3000,4000オングストローム
と7種類用意し、電圧は、0.5ボルト以下、1〜10
ボルト、1〜30ボルトでふってみた。つまり1000
オングストローム以下で急速に不良が増加する。約15
00オングストローム以上であれば、不良率を2パーセ
ント以下にすることができる。従って1500オングス
トローム以上のポリSiが残存するように、エッチング
レートを考慮しながら絶縁膜41,42の膜厚および最
初に付けるポリSiの膜厚を決定しなければならないこ
とが判る。
【0056】一方、このポリSiを3000オングスト
ロームから2000オングストロームに薄くすることに
は別の効果もある。つまりこの後にエミッタの不純物を
導入するが、この工程を利用して薄くなったポリSiに
も不純物を導入している。つまり3000オングストロ
ームのポリSiに対して2000オングストロームの薄
いポリSiは、単位体積当たりの不純物濃度が約1/3
だけ増加することになり、より抵抗値の低いポリSi電
極を実現できる。
【0057】そして前記ホトレジスト膜を除去した後、
再度予定のエミッタ領域、予定のコレクタコンタクト領
域および前記下層電極領域のコンタクト領域に対応する
エピタキシャル層が露出する様にホトレジスト膜を形成
し、このホトレジスト膜をマスクとして、ヒ素(As)をイ
オン注入し、拡散工程を経てエミッタ領域、コレクタコ
ンタクト領域および下層電極領域のコンタクト領域を形
成する。
【0058】本発明は、第3の特徴であり、このイオン
注入の工程で、ポリSi電極52にもAsを注入するこ
とで、前述したような原理でポリSi自体の抵抗値を更
に下げている。更には、前述したように、トランジスタ
の心臓部であるエミッタ領域は、窒化膜の形成の後で拡
散が行われ、エミッタ拡散を行った後でSi窒化膜の成
膜を行わないことに特徴を有する。つまり窒化膜成膜時
およびその後の熱処理が加わることでトランジスタのh
FEの変化を防止することができる。
【0059】続いて、前記拡散時に表面に酸化膜が生成
するので開孔部48〜51の露出面をライトエッチング
をして、図10の如くアルミニウム電極を形成してい
る。前述したようにNF3ガスでエネルギーを下げ、軽
くエッチングしている。従って、エミッタ領域53、ベ
ースコンタクト領域39、コレクタコンタクト領域5
4、下層拡散領域のコンタクト領域55およびベースコ
ンタクト領域の開孔部には、エミッタ電極56、ベース
電極57、コレクタ電極58、下層電極59、拡散抵抗
の電極60,60およびMIS型コンデンサの上層電極
61がそれぞれオーミックコンタクトされて形成され
る。
【0060】またここでは、1層メタルで説明したが、
多層メタルが実現される場合は、PIX等の絶縁膜の上
に更に2層目のメタルが設けられ、パシベーション膜が
成膜され完成される。以下Si窒化膜の上に酸化膜が生
成されないようにしてポリSiを生成することが重要な
点であるが、それを立証する実験を行ったので以下に述
べる。図22は、電圧のかけ方を4種類用意し、それぞ
れAは、1ボルト未満、Bは1から10ボルト、Cは、
1から20ボルト、Dは1から30ボルトに振った。右
の表のPoly法は、今まで説明した本発明の工程を採
用したもので、左の従来法は、以下に述べるポリSiを
載せずに直接メタルを載せたものである。またコンデン
サの面積は6mm2で2枚のウェハにそれぞれ174点
作った。
【0061】従来方法は、図7の所でSi窒化膜43が
積層されたら、予定の誘電体層の上にホトレジストを残
し、Si窒化膜のパターニングをしている。その後は、
ベイキング処理からエミッタの拡散までは同じで、コン
タクトのライトエッチングの時、Si窒化膜の上にレジ
ストを載せ希フッ酸で表面の酸化膜を取り、レジストを
取り除き再度希フッ酸で短い時間エッチングをし、メタ
ルを形成している。
【0062】つまりSi窒化膜は、パターニングの後に
行われるホトレジの密着性を上げるためのベーキングで
酸化され、最後のエッチングで希フッ酸液にさらされて
いる。また定かではないがベーキングからエミッタ拡散
までにはコンタクトエッチング、エミッタインプラのた
めのホトレジ付着、除去等の工程で酸化や熱が加わり、
レジストによってはレジストの穴を介してエッチング液
がSi窒化膜に触れることも考えられる。
【0063】ポリSiを載せない方の従来方法が3%か
ら25パーセントであるに対して、ポリ法では全てが5
パーセント以下であった。次に第2の実施の形態を図1
4〜図20を参照しながら説明する。図3の下層拡散領
域の工程までは、実質同じであるので説明は省略する。
図14は、図3の熱酸化膜28を全面に除去した後、約
500オングストローム程度の薄い酸化膜70を形成
し、上側の拡散領域が露出されるように、レジスト71
を形成し、このレジストをマスクとして、P型の不純物
をイオン注入する。
【0064】この後レジストの除去を経て、拡散を行い
下側の分離領域と上側の分離領域をリンクさせる。(図
15参照) 続いて、ベース領域、拡散抵抗領域が露出されるように
レジスト72を形成し、P型の不純物をイオン注入す
る。(図16参照) 更に、ベースコンタクト領域、拡散抵抗のコンタクト領
域が露出されるようにレジスト73を形成し、やはりP
型の不純物をイオン注入する。ここで本工程および前工
程で注入された不純物が拡散される。(図17参照) 続いて、MIS型コンデンサの下層拡散領域に対応する
酸化膜70を除去し、Si窒化膜およびポリSi膜を非
酸化性雰囲気、LP−CVDにより連続して成膜する。
更には、前記2種類の膜をエッチングして所定の形状に
パターニングする(図18参照) 続いて、全面に渡り、ノンドープのSi酸化膜74とリ
ンドープのSi酸化膜75を成膜し、前述したレジスト
の密着性を考え、若干の熱酸化を経て、必要なコンタク
ト口を開口する。ここでは、エミッタ、ベース、コレク
タコンタクト、MIS型コンデンサの上部電極、下層電
極領域、拡散抵抗のコンタクト領域に夫々開孔部が設け
られる。(図19参照) ここでは、絶縁膜として70、74,75で、膜厚は更
に厚くなる。従って前実施の形態でも説明したように、
この絶縁膜のコンタクト孔が開口したとき、ポリSiの
膜厚は約1500オングストローム程度は残るように設
定しておく必要がある。
【0065】この工程は、前実施の形態でも説明したよ
うに、Si窒化膜、ポリSi膜のドライエッチングによ
る膜粗面化を防止するものであり、レジストの密着性を
向上させるものである。続いてエミッタ、コレクタコン
タクト、MIS型コンデンサの下層電極領域、のみレジ
ストにより開口し、N型の不純物をイオン注入し、これ
を拡散し、電極を形成する。(図20参照) 以上のように、2層メタル構造を実現するために、ノン
ドープ、リンドープの膜付けで熱処理工程が付加される
が、エミッタ形成前に、ポリSi、Si窒化膜を付け、
その後で、エミッタの注入、拡散を行っているので、S
i窒化膜の劣化を抑えつつ、所望のhFEを得られる特
徴を有する。
【0066】
【発明の効果】以上の説明からも明らかな様に、シリコ
ン窒化膜の上には実質他の物質が介在されずに不純物の
入ったポリシリコン層が形成されているので、シリコン
窒化膜は製造工程に於いて、ポリシリコン層で保護され
る。しかもポリシリコンが電極として働くために製品に
なるまでずっと保護し続けることができる。従ってコン
デンサが劣化せず、歩留まりの高い製品が可能となる。
【0067】またトランジスタ工程のエミッタ不純物導
入工程を活用しているので、工程も簡略化でき、また電
極を薄くしてここに不純物が導入されているので単位体
積当たりの不純物濃度を高くし、より一層メタル電極に
近づけている。従って、抵抗分が小さい分コンデンサの
特性を向上させることができる。また1500オングス
トローム〜2500オングストロームの間に設定するこ
とで、あまり薄くて歩留まりが低下することもなく、ま
た厚過ぎで不純物濃度が低下し、容量値が低下すること
もなく、目的の容量値を実現できる。
【0068】続いて製法に於いては、まずSi窒化膜上
に連続してポリSi膜を被覆すると、その後の工程で、
酸化雰囲気に晒されても、或いはエッチング工程でエッ
チャントに晒されても、ポリSiがあるために良質な膜
を維持することができる。また絶縁物では容量値の低下
を防止するため取り除かれるが、本発明ではポリSiに
不純物が導入され、メタルとして活用しているので、ポ
リSiをエッチングする必要がない。従って最後までS
i窒化膜はポリSiで保護される。またポリSi層が露
出したところをエッチングし、膜厚を薄くし、ここに不
純物を導入すれば、薄くなった分単位体積当たりの不純
物濃度が高くなり、ポリSiをよりメタル特性に近づけ
て使用することができる。従ってコンデンサは、特性劣
化もなく歩留まりの高いものが実現できる。
【0069】またMIS型コンデンサのコンタクト孔を
開ける際に、同時にポリシリコン層をエッチングして薄
くしているので、前述のことを同時に実現できる。しか
も膜厚の関係では、ポリシリコンが完全に取り除かれて
は、本発明の主旨と逸脱する。つまりコンタクトが完全
に開いてもポリSiが残ることで、製品の歩留まりを維
持することができる。特に前述したように1500〜2
500オングストローム程度が好ましい。
【0070】また本工程は、トランジスタを組み込んだ
ICでも良く、その場合は、トランジスタのコンタクト
孔、またエミッタの拡散孔およびコンタクト孔となる部
分も含めて開口しても、前述したようにポリシリコン層
は、シリコン窒化膜の上に残存する必要があり、これに
より歩留まりの向上を実現できる。しかも、MIS型コ
ンデンサをICの素子と一緒に作り込む際、エミッタの
不純物導入の際にポリSiにも導入すれば、工程が簡略
化でき、またエミッタ拡散の前にSi窒化膜、ポリSi
膜の熱処理が加わるため、回路特性の重要要素であるト
ランジスタのエミッタ特性変化を回避することができ
る。また決められた値の不純物濃度であっても、厚みを
薄くする分ポリSiの抵抗値を下げることができる例え
ば、トランジスタのコレクタ、ベースのコンタクト孔、
エミッタの拡散孔およびコンデンサの下層電極領域のコ
ンタクト孔を開けると同時に、ポリSiの表面の第2の
絶縁膜開けを同時にすることができる。また第1の絶縁
膜は厚く、ポリSiの上に成長する絶縁膜は薄くまた実
質その組成が同じであるため、ポリSiを若干エッチン
グすることができる。このエッチング工程の後のエミッ
タ不純物導入時にポリSiにも不純物が導入でき、エミ
ッタの不純物を有効に活用し、より抵抗値の低いメタル
に近いポリSi膜が実現できる。
【0071】また再度繰り返すことになるが、ポリSi
をSi窒化膜の保護膜と使用すると同時に電極として活
用することに重要な意味がある。つまりポリSiの保護
膜として絶縁膜を使えば、絶縁膜が載っている間は保護
膜として活用できる。しかし一般にはこの絶縁膜も誘電
体の1つでありその分コンデンサの膜厚が厚くなり容量
値は低下することになる。つまり容量値の高いものを実
現するためには、この絶縁膜をエッチングする必要が出
てくる。その結果絶縁膜のエッチング最終あたりでエッ
チャントはSi窒化膜と接触し誘電体特性を劣化させ
る。その点、ポリSiは、不純物が導入されておりメタ
ルとして活用できる。実際はこの上にAlが載るが、メ
タルとして活用されるためにこのポリSiを取り除く必
要は全くなく、容量値の低下もない。
【0072】従って誘電体の膜質低下の防止、ポリSi
電極の抵抗値の低下を実現でき、コンデンサとして特性
の優れたものが容量値の変化もなく実現できる。最後
に、前述したように、ポリSiを電極として活用できる
が、更にこの上にはメタルがあるために二重電極構造と
なっている。しかしこのポリSiを取り除くと、Si窒
化膜はエッチング液にさらされ、窒化膜に劣化が生ず
る。またいわゆるウォッシュドエミッタの前にSi窒化
膜が露出していれば、エミッタ拡散の時にSi窒化膜が
酸化される。従ってウォッシュドエミッタの前にもポリ
Si膜を残存させることで、誘電体膜の特性劣化を防止
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図2】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図3】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図4】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図5】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図6】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図7】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図8】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図9】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図10】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図11】従来の製造方法を説明する断面図である。
【図12】従来の製造方法を説明する断面図である。
【図13】従来の製造方法を説明する断面図である。
【図14】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図15】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図16】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図17】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図18】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図19】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図20】本発明の他の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図21】本発明のポリSi膜の膜厚と耐圧不良の関係
を説明した図である。
【図22】従来法とpoly法による不良率を調べた図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石橋 康雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−268155(JP,A) 特開 昭63−177454(JP,A) 特開 平1−232757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/04 H01L 21/822 H01L 21/8222 H01L 27/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタのコレクタ領域となる半導
    体層と、 このコレクタ領域に形成されたベース領域とおよびこの
    ベース領域に形成されたエミッタ領域とで成るトランジ
    スタの領域と、 前記半導体層に不純物が拡散されることで形成され、M
    IS型コンデンサの下層の電極となる下層拡散領域と、 前記トランジスタ領域および下層拡散層領域上に形成さ
    れたシリコンを主体とする第1の絶縁膜と、 前記コレクタ領域、前記ベース領域および前記エミッタ
    領域が露出した前記トランジスタ領域への開口部と、 前記MIS型コンデンサの誘電体膜となるシリコン窒化
    膜が被着される領域および前記下層拡散領域のコンタク
    ト領域が露出した前記MIS型コンデンサ領域への開口
    部と、 前記誘電体膜が形成される領域に積層されたシリコン窒
    化膜と、 前記シリコン窒化膜上に積層されたポリシリコン層と、 前記トランジスタ領域への開口部および前記MIS型コ
    ンデンサ領域への開口部および前記ポリシリコン層上に
    形成されたコレクタ電極、ベース電極、エミッタ電極、
    前記MIS型コンデンサの上層電極および下層電極とを
    少なくとも有する半導体集積回路において、 前記ポリシリコン層は周辺部が第2の絶縁膜で覆われ、
    中心部は前記第2の絶縁膜を開口してコンタクト孔が設
    けられ、前記ポリシリコン層周辺部よりも前記中心部の
    ポリシリコン層が薄く形成され、前記中心部に前記トラ
    ンジスタのエミッタ領域を形成するヒ素が導入されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 半導体層の上部に第1の不純物を拡散し
    てMIS型コンデンサの下層電極となる拡散層を形成す
    る工程と、 前記半導体層上に第1の絶縁膜を形成し、前記拡散層の
    形成領域上の前記第1の絶縁膜に開口部を形成し、前記
    開口部が形成された第1の絶縁膜上にMIS型コンデン
    サの誘電体層となるシリコン窒化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜の形成工程に連続してノンドープの
    ポリシリコン層を積層 する工程と、 前記ポリシリコン層および前記シリコン窒化膜を、少な
    くとも前記拡散層上に残存するようにパターニングする
    工程と、 前記ポリシリコン層上に第2の絶縁膜を形成する工程
    と、 前記ポリシリコン層の周辺部を残してエッチングし、中
    心部が周辺部よりも薄いポリシリコン層を形成する工程
    と、 前記ポリシリコン層に第2の不純物を導入する工程と、 少なくとも前記ポリシリコン層上にMIS型コンデンサ
    の上層電極となる金属層を形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とするMIS型コンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体層の上部に第1の不純物を拡散し
    てMIS型コンデンサの下層電極となる拡散層を形成す
    る工程と、 前記半導体層上に第1の絶縁膜を形成し、前記拡散層の
    形成領域上の前記第1の絶縁膜に第1の開口部を形成
    し、前記第1の開口部が形成された第1の絶縁膜上にM
    IS型コンデンサの誘電体層となるシリコン窒化膜を形
    成する工程と、 前記シリコン窒化膜の形成工程に連続してノンドープの
    ポリシリコン層を積層する工程と、 前記ポリシリコン層および前記シリコン窒化膜を、少な
    くとも前記拡散層上に残存するようにパターニングする
    工程と、 前記ポリシリコン層上に第2の絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第1の絶縁膜を選択的にエッチングして第2の開口
    部を形成し、同時に前記第2の絶縁膜および前記ポリシ
    リコン層を選択的にエッチングして前記ポリシリコンの
    中心部が周辺部よりも薄いポリシリコン層を形成する工
    程と、 前記ポリシリコン層および前記第2の開口部に同時に第
    2の不純物を導入する工程と、 少なくとも前記ポリシリコン層上にMIS型コンデンサ
    の上層電極となる金属層を形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とするMIS型コンデンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 バイポーラトランジスタのコレクタとな
    る第1の領域と、前 記第1の領域と電気的に分離され、
    前記半導体層上に形成された第2の領域に、MIS型コ
    ンデンサの下層電極となる拡散層とを形成する工程と、 前記第1の領域に第1の不純物を拡散してベース領域を
    形成し、 全面に第1の絶縁膜を形成し、 前記拡散層の形成領域の前記第1の絶縁膜に第1の開口
    部を形成し、 前記第1の開口部が形成された第1の絶縁膜上にシリコ
    ン窒化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜の形成工程と連続してポリシリコン
    層を積層する工程と、前記ポリシリコン層およびシリコ
    ン窒化膜を、少なくとも前記拡散層上に残存するように
    パターニングする工程と、 前記ポリシリコン層上に第2の絶縁膜を形成し、 前記第1および第2の絶縁膜を選択的にエッチングし
    て、前記ベース領域に第2、第3の開口部を形成し、前
    記第1の領域の前記ベース領域以外の領域に第4の開口
    部を形成し、前記拡散層上に第5の開口部を形成し、同
    時に前記ポリシリコン層の周辺部を残してエッチングし
    中心部が周辺部よりも薄いポリシリコン層を形成する工
    程と、 少なくとも前記第3の開口部と同時に前記ポリシリコン
    層にヒ素を導入して前記第3の開口部にエミッタ領域を
    形成し、同時に前記ポリシリコン層を導電体とする工程
    と、 金属層を全面に形成した後にパターニングして、前記第
    2の開口部にはベース電極を、前記第3の開口部にはエ
    ミッタ電極を、前記第4の開口部にはコレクタ電極を、
    前記第5の開口部にはMIS型コンデンサの下層電極の
    引出電極を、前記ポリシリコン層上にはMIS型コンデ
    ンサの上層電極をそれぞれ形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とする半導体集積回路の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ポリシリコン層の中心部はエッチン
    グ後に1500Å以上2000Å以下の厚さを有するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記シリコン窒化膜は酸化雰囲気に晒さ
    れずにポリシリコン層が積層されることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体集積回路の製造方法。
JP06324496A 1995-03-30 1996-03-19 半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法 Expired - Fee Related JP3219676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06324496A JP3219676B2 (ja) 1995-03-30 1996-03-19 半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7399495 1995-03-30
JP7-73993 1995-03-30
JP7399395 1995-03-30
JP7-73994 1995-03-30
JP06324496A JP3219676B2 (ja) 1995-03-30 1996-03-19 半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001118988A Division JP3902417B2 (ja) 1995-03-30 2001-04-18 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08330524A JPH08330524A (ja) 1996-12-13
JP3219676B2 true JP3219676B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=27298099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06324496A Expired - Fee Related JP3219676B2 (ja) 1995-03-30 1996-03-19 半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219676B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08330524A (ja) 1996-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004526299A (ja) 集積されたcmos容量型圧力センサ
US5966606A (en) Method for manufacturing a MOSFET having a side-wall film formed through nitridation of the gate electrode
JP2757782B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05326874A (ja) 半導体素子の製造方法
JP2002170941A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US4780428A (en) Mosfet semiconductor device and manufacturing method thereof
US6261976B1 (en) Method of forming low pressure silicon oxynitride dielectrics having high reliability
JP3902417B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3219676B2 (ja) 半導体集積回路、mis型コンデンサの製造方法および半導体集積回路の製造方法
KR100374464B1 (ko) 반도체 집적 회로 장치
US5998302A (en) Method of manufacturing semiconductor device
KR19990015384A (ko) 복합 반도체 장치의 커패시터 제조 방법
JPH02218136A (ja) Mos半導体デバイス製造方法
JP3071133B2 (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPH04316333A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP3001588B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0454390B2 (ja)
JP3229790B2 (ja) 半導体集積回路の製造方法
JP2668528B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05226466A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08321607A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4244396B2 (ja) 半導体集積回路の容量及びその製造方法
JP2722506B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10223841A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPH0669152A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070810

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees