JP3219552B2 - ポール材の製造方法 - Google Patents

ポール材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旗竿その他各種の用途
に用いられるポール材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、旗竿や野外に設置される照明用の
ポール等のポール材として、図12に示すようなものが
知られている。このポール材10は、金属製の六角筒状
の本体10aによって形成されている。このようなポー
ル材10の基端側は太く設定され、先端に向かって外径
が漸減され、先端側の外径は最小に設定されている。そ
して外周長の大きい基端側が接地された状態でポール材
10は立設され、旗竿その他の用途に適用されている。
【0003】ポール材10が中空の筒状体でつくられる
理由は、本来的にポール材10は、非常に重い重量物を
支持する用に供される構造物ではなく、旗や照明器具等
の比較的軽量なものを支えるためのものであり、中身が
詰まったむく物である必要がないためである。
【0004】また、このようなポール材10は、人目に
つき易い場所に設置されるのが通常であるため、デザイ
ン的な工夫が凝らされることも多く、特に縦方向に複数
の溝が等間隔で外周面を取り囲むように形成されている
こともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記外周長
が漸減するようなポール材10は、通常断面が円形ある
いは多角形の金属製のパイプを叩いてテーパーをつけ
る、いわゆる鍛造によって製造されることが多い。図1
3は鍛造でパイプの径を細くする状態を説明するための
六角筒状パイプの断面図である。鍛造においては、パイ
プ状の本体10a基端部分から順次先端部分に向けて外
周長が小さくなるように叩いていかなければならない
が、図13においては、その一断面だけを示している。
【0006】この図に示すように、鍛造によって先細り
のポール材10をつくるには、当初、実線で示すポール
本体10aを、白抜き矢印で示すようにハンマー等で強
く叩くことにより、外周長を小さくすることが行われ
る。そして、外周長が小さくなった結果、当初の六角筒
状の一辺の長さL1は、二点鎖線で示すようにL1より
も短いL2になるが、逆に本体10aの肉厚は当初t1
であったものが、それよりも厚いt2になっている。
【0007】鍛造によって、テーパーを備えたポール材
10を製造するためには、上記のようなハンマーで強く
叩く操作を、長手方向に亘りすべての外周面を対象とし
て行わなければならず、非常に多くの手間と時間とを要
し、大量生産には適していないという欠点を有してい
た。
【0008】そこで、図14に示すような製造方法が採
用されることもある。この方法は、金属製の平板をプレ
ス加工することによってまず筒状体を縦割りしたような
一対の台形状体10bをつくり、これら一対の台形状体
10bの窪み部分を互いに対向させて矢印で示すように
それぞれの両側壁部を当接させ、当接部分を溶接するこ
とによって筒状の本体10aを製造するというものであ
る。ポール材10が長いときには、図12の点線で示す
ように、縦方向に複数の本体10aが溶接されてポール
材10が形成されていることも多い。
【0009】しかしながら、このような方法において
は、まず金属製の平板を所定のサイズに切断する切断工
程、この切断された平板を所定の形状にプレスするプレ
ス工程、プレスされて形成した一対の台形状体10bを
溶接する工程、および溶接されて形成した複数の筒状の
本体10aを長手方向に溶接する工程と、非常に多くの
工程を必要とし、やはり製造が面倒であるとともに、溶
接部が外部に露出し外観が美麗でないという問題点を有
していた。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、複雑な形状であっても製造
が容易であるとともに、継ぎ目がなく外観が美麗なポー
ル材の製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のポール材の製造
方法は、外周面に中心に向かって陥没した長手方向に延
びる複数条の陥没溝が略等間隔に形成されている筒状の
本体を作成した後、この筒状の本体に狭窄条を巻き付
け、この狭窄条の一側部または両側部を引き絞ることに
よってこの部分の陥没溝の両側壁部が互いに接近するよ
うに陥没溝を変形させることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1記載のポール材の製造方法によれば、
陥没溝による縦筋の入った筒状の本体の一側部を矯正金
型の先細りの狭窄室の基端部に対向させ、同他側部を押
圧手段によって押圧してポール材を矯正金型の狭窄室に
押し込むことによって陥没溝はその両側壁部が互いに接
近するように変形し、先端部に向かって外周長が漸減し
た先細りの美麗なポール材を容易に製造することができ
る。
【0013】本発明のポール材の製造方法によれば、筒
状の本体に狭窄条が巻き付けられ、この狭窄条の一側部
または両側部が引き絞られるため、この部分の本体の陥
没溝の両側壁部が互いに接近するように陥没溝を曲げ変
形させて本体部の外周長は変化する。このような操作を
本体の長手方向の複数個所で行えば、本体は引き絞られ
た部分だけ外周長が小さい提灯状等のポール材が得ら
れ、ポール材をより変化に富んだデザイン的に優れたも
のにすることができる。
【0014】このように、本発明の製造方法は、外周面
には中心に向かって陥没した長手方向に延びる複数条の
陥没溝が予め略等間隔に形成されている筒状の本体を使
用するものであり、かかる筒状の本体に対してその中心
部に向かって締め付けるような力を加えるようにしてい
るため、本体の表面を結んだ軌跡で形成される外周長を
長手方向に亘って容易に変化させることができるのであ
る。
【0015】つまり、陥没溝はすでに円弧状等に湾曲し
て表面から陥没した状態になっており、本体の表面はこ
の陥没溝によって接続された状態になっている。従っ
て、上記締め付け力は分断している本体の表面を互いに
接近させるように作用し、この接近によって円弧溝は溝
幅が狭まるように曲げ変形するのである。そして曲げ変
形に要する力は、従来行われていた肉厚を増加させるよ
うな圧縮変形に要する力に比較して格段に小さいため、
極めて容易に上記外周長を小さくすることができるので
ある。
【0016】
【実施例】図1は、本発明において使用するポール材
(筒状の本体)の一例(第一の例)を示す斜視図であ
る。また、図2は図1の正面図であり、図3は平面図で
ある。なお、これらの図においては、平面視の基本形状
が円形のものが示されているが、平面視の基本形状につ
いては円形に限定されるものではなく、三角形以上の正
多角形、長方形、菱形、あるいはハート形等の異形であ
ってもよい。
【0017】上記の図に示すように、ポール材1は、内
部が空洞である一体物の筒状の本体1’から基本構成さ
れている。この筒状本体1’の外周面には中心に向かっ
て陥没した長手方向に延びる陥没溝11が等間隔で複数
条凹設されている。そして、この陥没溝11によって接
続された状態で陥没溝11と同数の分断表面部12が筒
状本体1’に形成されている。
【0018】本実施例においては、上記陥没溝11は八
条が設けられている。なお、陥没溝11は八条に限定さ
れるものではなく、八条未満であってもよいし八条以上
であってもよい。
【0019】そして、本実施例においては、このような
筒状本体1’は、アルミニウムの押出し成形によって製
造されているが、押出し成形に限定されるものではな
く、平板に長手方向に延びる凹凸を形成させ、この凹凸
が形成された板を円筒状に巻き、互いに当接した両側壁
部を溶接することによってポール材1を形成させるよう
にしてもよい。
【0020】第一の例のポール材1は以上のように構成
されているので、ポール材1が押出し成形で製造された
場合は、筒状本体1’の長さに拘らず横方向および縦方
向のいずれの方向においても溶接等による接続部分は存
在しないため、外観が美麗である。
【0021】また、筒状本体1’の外周面には、中心に
向かって陥没した長手方向に延びる陥没溝11と、この
陥没溝11によって接続された長手方向に延びる分断表
面部12とが交互に形成されているため、図4の白抜き
矢印で示すように、上記筒状本体1’に対してその中心
部に向かって締め付けるような力を加えることにより、
容易に本体1’の外周長を、同図の二点斜線で示すよう
に、長手方向に亘って変化させることができるという優
れた特徴を備えている。
【0022】この理由は、図4に示すように、上記陥没
溝11は円弧状等に湾曲して筒状本体1’の内部に向か
って突出し、上記分断表面部12は側縁部で陥没溝11
に接続している。従って、上記締め付け力は分断してい
る本体1’の表面を互いに接近させるように作用し、円
弧溝11は溝幅が狭まるように曲げ変形する。そして曲
げ変形に要する力は、従来行われていた肉厚を増加させ
るような圧縮変形に要する力に比較して格段に小さいた
め、極めて容易に上記外周長を小さくすることができる
のである。
【0023】従って、図4の実線で示す外周長が長い状
態の筒状本体1’の分断表面部12の幅Lおよび厚さt
は、同図の二点鎖線で示すように外周長が短くなった状
態においても、それぞれLおよびtであり、変化がない
のである。すなわち、従来の図13に例示した鍛造加工
においては、幅や厚さに変化が生じるため、加工に非常
に多くのエネルギーが必要とされるのに対して、本発明
においては、単に陥没溝11が曲げ変形するだけである
ため、それほど多くのエネルギーは必要とされず、容易
に加工することができるという優れた利点を備えている
のである。
【0024】図5は、他の例(第二の例)のポール材1
00の斜視図である。この例のポール材100は、上記
図1〜図3に示す第一の例のポール材1を、その長手方
向に直線的に縮径(先細り)させたものである。すなわ
ち、このポール材100は、上記筒状本体1’の先端部
において上記複数の陥没溝11の両側壁部が互いに接近
するように陥没溝11が曲げ変形させられているのであ
る。従って、筒状本体1’の外周長(上記分断表面部1
2の最外側部を結んで形成される環状軌跡の径)が基端
部から先端部に向けて漸次減少するようになっているの
である。この例のポール材100は以上のように構成さ
れているので、外周長の大きい基端側を根本部分として
立設すれば、上方に向かって先端が尖り立設状態が安定
して見えるとともに、縦に先細りの複数の筋の入った美
麗なものになる。
【0025】以下、この直線的に縮径された先細りの筒
状本体1’の製造方法の一例について、図6を基に説明
する。図6は、上記筒状本体1’の製造方法の一例を示
す側面断面視の説明図である。この図に示すように、先
細りの筒状本体1’を製造するためには、内部に先細り
に内壁面が傾斜した狭窄室21を有する矯正金型2が使
用される。この矯正金型2の上記狭窄室21は得られる
べき先細りの筒状本体1’の凹凸を除いた外周面に沿う
形状に設定されており、その左端壁面に設けられた挿入
口22は、原料として用いられる押出し成形で得られた
筒状本体1’の外径よりも若干大きな外径を有してい
る。右端壁面には押出用の治具挿入口23が形成されて
いる。
【0026】一方、矯正金型2の挿入口22の右方には
相当の間隔をおいて押圧手段である図外の油圧シリンダ
が配設され、この油圧シリンダから突出したシリンダロ
ッド3の先端部が上記挿入口22に対向させられてい
る。
【0027】このようなシリンダロッド3と上記矯正金
型2の挿入口22との間に原料となる筒状本体1’が装
着され、この状態で図外の油圧シリンダが作動させら
れ、シリンダロッド3によって挿入口22から狭窄室2
1の中に押し込まれるのである。そうすると、筒状本体
1’は狭窄室21の傾斜した内壁面から中心方向に向か
って力を受け、狭窄室21内における進行に従って、陥
没溝11が溝幅を狭めるように曲げ変形し、漸次先端側
から外径が小さくなっていく。
【0028】そして、筒状本体1’が完全に狭窄室21
内に押し込まれた状態で、先細りの図5に示す第二の例
のポール材100が得られる。狭窄室21内にポール材
100が得られたら、シリンダロッド3を引き戻し、上
記治具挿入口23から適当な治具を差し入れて狭窄室2
1の方向に力を加えることにより、ポール材100を挿
入口22から外部に抜き出すことができる。
【0029】なお、上記押出し手段としてシリンダロッ
ド3の代りにロープを用い、このロープを治具挿入口2
3から狭窄室21内に挿通させ、その先端部を筒状本体
1’に適切な方法で係止し、このロープを引くことによ
って筒状本体1’を挿入口22内に導入するようにして
もよい。
【0030】図7は、ポール材の製造方法の他の例(
発明の製造方法の実施例)を示す正面断面視の説明図で
あり、(イ)は狭窄用のロープを本体に装着した状態、
(ロ)は狭窄用のロープを引き絞って本体の外周長を小
さくした状態を示している。この例の場合は、押出し成
形によって製造された原料としての筒状本体1’の外周
面に、図7に示すように、狭窄条としてのロープ4を巻
き付け、このロープ4の一側部または両側部を引き絞る
ことによってこの部分の陥没溝11の溝幅を狭ませるよ
うにしてもよい。
【0031】このようなロープ4による操作を容易に行
うために、本実施例においては、ロープ4を支持する狭
窄治具5が用いられている。この狭窄治具5の中央部に
は上方に開口した縦穴51が設けられており、その底部
には先端部が縦穴51内に位置するように二本のボルト
52が螺着されている。このボルト52の先端部にはロ
ープ4の両端部が連結されており、ボルト52を軸心回
りに正逆回転させるとことによってロープ4による筒状
本体1’の締弛が行われるようになっている。
【0032】従って、筒状本体1’をロープ4で締め付
ける方向にボルト52を回転させることによって、
(ロ)に示すように、筒状本体1’の陥没溝11の溝幅
は狭まり、この部分が縊れた状態になる。
【0033】この方法によれば、筒状本体1’の適宜の
位置で外周長を小さくさせることができるため、複数個
所に縊れ部が形成されたポール材を製造することができ
る。
【0034】なお、ポール材1の陥没溝11および分断
表面部12が設けられた平面視の形状は、上記図1〜図
7に例示した形状に限定されるものではなく、種々のも
のが考えられる。それらを図8〜図11に例示してい
る。
【0035】図8は第三の例のポール材の平面図であ
る。この例のポール材1aの場合は、その陥没溝がV形
溝11aになっていること、および溝の数が多いことの
他は第一の例ポール材1と同じである。陥没溝がV形溝
11aであるため、溝幅を狭くする変形が行いやすく、
先細りの押圧加工が容易であるという利点を有する。
【0036】図9は第四の例のポール材の平面図であ
る。この例の場合は、ポール材1bの平面視の形状は基
本的に八角形とされ、それぞれの角部に開口部が狭い陥
没溝としての円形溝11bが設けられている。そして一
の円形溝11b側縁部と他の円形溝11bの側縁部とを
つなぐように第一の例の分断表面部12に相当する側面
壁12bが形成されている。この例の場合、円形溝11
bは平面視で直径部分が内部に没入し、開口部が縊れた
状態になっているため、溝の両側縁部を互いに接近させ
るような押圧加工は容易である。
【0037】図10は第五の例のポール材の平面図であ
る。この例の場合は、ポール材1cは、平面視で八角形
を基本とし、この八角形の各辺部に平面視で台形状に陥
没した陥没溝としての台形溝11cが二条づつ設けられ
ている。そして、各辺部の中央部に逆台形状に突出した
分断表面部12cが形成されているとともに、各角部に
角部リブ12c’が形成されている。この例の場合も台
形溝11cの両側縁部の押圧接近加工が容易である。
【0038】図11は第六の例のポール材の平面図であ
る。この例の場合もポール材1dの平面視の形状は八角
形を基本にしている。そして、角辺部に二条の陥没溝と
してのV形溝11dが設けられている。溝と溝との間に
分断表面部12dが形成されているが、この例の場合、
分断表面部12dの両側部に突出縁部13が突設されて
いる。従って、ポール材1dの一側部を絞り込んで先細
り加工を施した際には、隣接する突出縁部13が相互に
当接した状態になり、ポール材1dをデザイン的に美麗
なものにすることができる。
【0039】なお、本実施例においては、上記ポール材
は、旗竿や鯉上りの竿等に適用されるものを例示してい
るが、本発明に係るポール材は旗竿や鯉上りの竿のみに
限定して適用されるものではなく、屋外照明用のポー
ル、建築用材としての支柱や梁材、室内インテリア用の
装飾品や各種の支柱、カーポートの支柱、公園の柵の支
柱、橋や歩道橋の手摺りの支柱、ベランダやテラスの支
柱、広告塔や看板の支柱、バットやスキーのストック等
のスポーツ用品、優勝カップや賞杯等の顕賞用品、舞台
装置として使用される各種のポール、装飾的あるいは意
匠的に使用される長尺物等にも適用することができるも
のである。
【0040】但し、図1に示す第一の例のポール材1
を、複雑な形状をした優勝カップや賞杯等あるいはその
他のものに加工するためには、原料となるポール材1の
筒状の本体1’の一側部からポール材1の内部に、先細
りの先端部を有しかつ胴部外径がポール材の内径よりも
大きい拡径部材を先端部から押圧挿入することが行われ
る。こうすることにより、ポール材1の一部を当初の外
周長より大きな外周長にすることができる。そして、上
記図6に示す第一の製造方法や、図7に示す第二の製造
方法との併用によって複雑な形状にも容易に対応するこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のポール材の
製造方法によれば、筒状の本体に狭窄条を巻き付け、こ
の狭窄条の一側部または両側部が引き絞るようにしてい
るため、この引き絞り力によって陥没溝の両側壁部が互
いに接近するように曲げ変形し、その結果本体部の外周
長は変化する。このような操作を本体の長手方向の複数
個所で行えば、本体は引き絞られた部分だけ外周長が小
さい提灯状等のポール材が得られ、ポール材をより変化
に富んだデザイン的に優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用するポール材の一例(第一
の例)を示す斜視図である。
【図2】図1のポール材の正面図である。
【図3】図1のポール材の平面図である。
【図4】図1のポール材の断面図であり、元の状態を実
線で示し、外周長が小さくなった状態を二点鎖線で示し
ている。
【図5】ポール材の他の例(第二の例)を示す斜視図で
ある。
【図6】ポール材の製造方法の一例を示す側面断面視の
説明図である。
【図7】ポール材の製造方法の他の例(本発明の製造方
法の実施例)を示す正面断面視の説明図であり、(イ)
は狭窄用のロープを本体に装着した状態、(ロ)は狭窄
用のロープを引き絞って本体の外周長を小さくした状態
を示している。
【図8】ポール材の第三の例を示す平面図である。
【図9】ポール材の第四の例を示す平面図である。
【図10】ポール材の第五の例を示す平面図である。
【図11】ポール材の第六の例を示す平面図である。
【図12】従来の筒体からなるポール材を例示する正面
図である。
【図13】従来のポール材の製造方法の一例を示すため
のポール材の断面説明図であり、実線でポール材の元の
状態を示し、二点鎖線で外周長が小さくなった状態を示
している。
【図14】従来のポール材の製造方法の他の例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d ポール材 11 陥没溝 11a、11d V形溝 11b 円形溝 11c 台形溝 12、12c、12d 分断表面部 12b 側面壁 2 矯正金型 21 狭窄室 22 挿入口 3 シリンダロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に中心に向かって陥没した長手方
    向に延びる複数条の陥没溝が略等間隔に形成されている
    筒状の本体を作成した後、この筒状の本体に狭窄条を巻
    き付け、この狭窄条の一側部または両側部を引き絞るこ
    とによってこの部分の陥没溝の両側壁部が互いに接近す
    るように陥没溝を変形させることを特徴とするポール材
    の製造方法。
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