JP3218718U - イーゼルスタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】正しい設置姿勢から倒れにくく安定しており、構造が簡単で組み立てが容易なイーゼルスタンドを提供する。
【解決手段】イーゼルスタンド1は、シート体10と、シート体10を折曲線11に沿って折り曲げた一方の領域に形成される載置部20と、シート体10を折曲線11に沿って折り曲げた他方の領域に形成されるスタンド部30と、載置部20からスタンド部30に向かって延びる載置部側腕部40と、スタンド部30から載置部20に向かって延びるスタンド部側腕部50と、載置部側腕部40とスタンド部側腕部50の一方に形成された係合爪43と、載置部側腕部40とスタンド部側腕部50の他方に形成された係合孔52と、を有し、係合爪43を係合孔52に係合することにより、載置部20とスタンド部30が鋭角をなした状態で連結される。
【選択図】図3
【解決手段】イーゼルスタンド1は、シート体10と、シート体10を折曲線11に沿って折り曲げた一方の領域に形成される載置部20と、シート体10を折曲線11に沿って折り曲げた他方の領域に形成されるスタンド部30と、載置部20からスタンド部30に向かって延びる載置部側腕部40と、スタンド部30から載置部20に向かって延びるスタンド部側腕部50と、載置部側腕部40とスタンド部側腕部50の一方に形成された係合爪43と、載置部側腕部40とスタンド部側腕部50の他方に形成された係合孔52と、を有し、係合爪43を係合孔52に係合することにより、載置部20とスタンド部30が鋭角をなした状態で連結される。
【選択図】図3
Description
本考案は、イーゼルスタンドに関する。
特許文献1には、1枚のシート状のブランクを折罫線によるヒンジに沿って折り曲げることにより組立て可能なイーゼルスタンドが開示されている。
特許文献1のイーゼルスタンドは、その一態様では、正面板とこれに折罫線を介して連設された底面板とからなる商品支持部と、商品支持部を自立せしめるスタンド部とを有している。スタンド部は、正面板の最上部からトップヒンジを介して連設された背面板と、背面板から左右の足板ヒンジを介して連設された左右の足板と、背面板から足板固定板ヒンジを介して連設された足板固定板とを有している。左右の足板は、足板固定板を足板固定板ヒンジを軸として回転させて引き起こすことによって固定される。左右の足板の先端に設けられた係止突起が、底面板の先端に係止することにより、商品支持部とスタンド部とが一体に固定される。
特許文献1のイーゼルスタンドは、別の態様では、正面板とこれに折罫線を介して順次連設された底面板と、前垂れ板とからなる商品支持部と、商品支持部を自立せしめるスタンド部とを有している。スタンド部は、正面板の最上部からトップヒンジを介して連設された背面板と、背面板から左右の足板ヒンジを介して連設された左右の足板と、背面板から足板固定板ヒンジを介して連設された足板固定板とを有している。左右の足板は、足板固定板を足板固定板ヒンジを軸として回転させて引き起こすことによって固定される。正面板と底面板の間の折罫線上に設けられた切込みによって形成された係止突起と、足板の先端の付け根部分に設けられた底板係止溝とが係合することによって、商品支持部とスタンド部とが一体に固定される。
しかしながら、特許文献1を含む従来のイーゼルスタンドは、正しい設置姿勢から倒れやすく、不安定であるという問題がある。この問題を解決するためにイーゼルスタンドに工夫を施すと、イーゼルスタンドの構造が複雑になり、組み立てが困難になってしまう。
本考案は、上記の問題意識に基づいて完成されたものであり、正しい設置姿勢から倒れにくく安定しており、構造が簡単で組み立てが容易なイーゼルスタンドを提供することを目的とする。
本実施形態のイーゼルスタンドは、シート体と、前記シート体を折曲線に沿って折り曲げた一方の領域に形成される載置部と、前記シート体を折曲線に沿って折り曲げた他方の領域に形成されるスタンド部と、前記載置部から前記スタンド部に向かって延びる載置部側腕部と、前記スタンド部から前記載置部に向かって延びるスタンド部側腕部と、前記載置部側腕部と前記スタンド部側腕部の一方に形成された係合爪と、前記載置部側腕部と前記スタンド部側腕部の他方に形成された係合孔と、を有し、前記係合爪を前記係合孔に係合することにより、前記載置部と前記スタンド部が鋭角をなした状態で連結される、ことを特徴としている。
前記係合爪は、単一の係合爪から構成されており、前記係合孔は、単一の係合孔から構成されていてもよい。
前記係合爪は、単一の係合爪から構成されており、前記係合孔は、複数の係合孔から構成されており、前記単一の係合爪を前記複数の係合孔のいずれかに選択的に係合することにより、前記載置部と前記スタンド部がなす角度が変更されてもよい。
前記複数の係合孔は、前記折曲線と平行な方向と前記折曲線と直交する方向の少なくとも一方の位置を異ならせて配置されていてもよい。
前記載置部側腕部は、前記載置部の一部をカットして載置部側折曲線に沿って折り曲げることで形成されており、前記スタンド部側腕部は、前記スタンド部の一部をカットしてスタンド部側折曲線に沿って折り曲げることで形成されていてもよい。
本考案によれば、正しい設置姿勢から倒れにくく安定しており、構造が簡単で組み立てが容易なイーゼルスタンドを提供することができる。
≪第1実施形態≫
図1〜図3を参照して、第1実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。イーゼルスタンド1は、所定の厚み(例えば数ミリメートル)を持つ単一のシート体10を有している。すなわち、単一のシート体10に適宜の工夫を施してこれを組み立てることによって、イーゼルスタンド1が構成される。
図1〜図3を参照して、第1実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。イーゼルスタンド1は、所定の厚み(例えば数ミリメートル)を持つ単一のシート体10を有している。すなわち、単一のシート体10に適宜の工夫を施してこれを組み立てることによって、イーゼルスタンド1が構成される。
シート体10は、折曲線11に沿って折り曲げられる。シート体10を折曲線11に沿って折り曲げた一方の領域には、載置部20が形成される。シート体10を折曲線11に沿って折り曲げた他方の領域には、スタンド部30が形成される。
載置部20の一方の面(折曲線11による折曲方向と反対の面)は、イーゼルスタンド1の載置平面(図示略)に沿って載置される。スタンド部30の一方の面(折曲線11による折曲方向と反対の面)は、メッセージボード等の取付体(図示略)が取り付けられる。
載置部20の他方の面(折曲線11による折曲方向の面)と、スタンド部30の他方の面(折曲線11による折曲方向の面)は、折曲線11による折り曲げによって互いに接近した状態で対向している。以下の説明において、シート体10を折曲線11に沿って折り曲げると言ったときには、図1A、図1B及び図3A〜図3Cに示すように、載置部20とスタンド部30の他方の面(折曲線11による折曲方向の面)どうしが互いに接近する方向に折り曲げることを意味する(折曲方向についても同様である)。
載置部20は、当該載置部20からスタンド部30に向かって延びる載置部側腕部40を有している。載置部側腕部40は、載置部20の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分を載置部側折曲線41に沿って折り曲げることで形成されている。載置部側腕部40の先端部(スタンド部30側の端部)には、スリット42が形成されており、このスリット42の内部には、係合爪(単一の係合爪)43が形成されている。
スタンド部30は、当該スタンド部30から載置部20に向かって延びるスタンド部側腕部50を有している。スタンド部側腕部50は、スタンド部30の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分をスタンド部側折曲線51に沿って折り曲げることで形成されている。スタンド部側腕部50の先端部(載置部20側の端部)には、係合孔(単一の係合孔)52が形成されている。
以上のように構成されたイーゼルスタンド1は、次のようにして組み立てる。
図3Aに示すように、シート体10の載置部20から載置部側折曲線41に沿って載置部側腕部40を折り曲げるとともに、シート体10のスタンド部30からスタンド部側折曲線51に沿ってスタンド部側腕部50を折り曲げる。
図3Bに示すように、シート体10を折曲線11に沿って折り曲げることにより、載置部20とスタンド部30ひいては載置部側腕部40とスタンド部側腕部50を接近させる。
図3Cに示すように、載置部側腕部40の係合爪(単一の係合爪)43をスタンド部側腕部50の係合孔(単一の係合孔)52に係合することにより、載置部20とスタンド部30が所定の鋭角をなした状態で連結される。
ここで、従来のイーゼルスタンドは、静かに立っているだけの機能で十分であったが、例えば、売場での商品説明のためのメッセージボードを支持するために用いたときには、雑然とした環境に置かれるため、例えば、商品補充の邪魔になる、商品購入者の邪魔になる、清掃の邪魔になる、直ぐに倒れてしまうといった不具合が起こり易い。
これに対し、本実施形態では、シート体10の載置部20が床面積を広くとるとともに、イーゼルスタンド1の載置平面(図示略)に沿って載置される。このため、シート体10の載置部20の上面に倒れ防止用の重り(図示略)を置き、且つ/又は、シート体10の載置部20の下面(載置面)に倒れ防止用の接着剤を塗布することができる。また、載置部側腕部40の係合爪43をスタンド部側腕部50の係合孔52に係合することにより、載置部20とスタンド部30が所定の鋭角をなした状態で連結される。このため、イーゼルスタンド1の重心を後方にして、イーゼルスタンド1の倒れ(特に前倒れ)を防止することができる。このように、イーゼルスタンド1を正しい設置姿勢から倒れにくく安定させることができる。さらに、スタンド部30の一方の面(折曲線11による折曲方向と反対の面)である表示板の角度を決めるトラス構造のシンプルさと組み立ての容易さを実現することができる。
≪第2実施形態≫
図4、図5を参照して、第2実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第1実施形態と同一の構成部分については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図4、図5を参照して、第2実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第1実施形態と同一の構成部分については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第1実施形態では、載置部側腕部40に係合爪43が形成されており、スタンド部側腕部50に係合孔52が形成されていたが、第2実施形態では、係合爪と係合孔の位置関係を逆にしている。また、係合孔を複数設けて、係合爪を複数の係合孔のいずれかに選択的に係合可能としている。
スタンド部側腕部50の先端部(載置部20側の端部)には、スリット53が形成されており、このスリット53の先端部(載置部20側の端部)には、スリット53の内側にせりだすように係合爪(単一の係合爪)54が形成されている。
載置部側腕部40の先端部(スタンド部30側の端部)には、3つの係合孔(複数の係合孔)44A、44B、44Cが形成されている。3つの係合孔44A〜44Cは、シート体10の折曲線11と平行な方向の位置を略同一として、シート体10の折曲線11と直交する方向の位置を異ならせて配置されている。最も先端側(スタンド部側腕部50の係合爪54に近い側)に係合孔44Aが配置されており、最も基端側(スタンド部側腕部50の係合爪54から遠い側)に係合孔44Cが配置されており、係合孔44Aと係合孔44Cの間に係合孔44Bが配置されている。
本実施形態では、スタンド部側腕部50の係合爪(単一の係合爪)54を載置部側腕部40の3つの係合孔(複数の係合孔)44A〜44Cのいずれかに選択的に係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を変更することができる。例えば、係合爪54を係合孔44Aに係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を最も大きくし、係合爪54を係合孔44Cに係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を最も小さくし、係合爪54を係合孔44Bに係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を最大と最小の中間とすることができる。図5では、係合爪54を係合孔44Bに係合した状態を実線で描くとともに、係合爪54を係合孔44A、44Cに係合した状態を仮想線(二点鎖線)で描いている。このように、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を変更可能とすることで、例えば、売場の棚の上下方向の中間部(直立した人間の目線に合う高さ)にイーゼルスタンド1を設置する場合は、載置部20とスタンド部30がなす角度を最大にする一方、売場の棚の下方にイーゼルスタンド1を設置する場合は、載置部20とスタンド部30がなす角度を最小にして、イーゼルスタンド1に取り付けられるメッセージボード等の表示内容を視認しやすくすることができる。
≪第3実施形態≫
図6、図7を参照して、第3実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第1実施形態と同一の構成部分については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図6、図7を参照して、第3実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第1実施形態と同一の構成部分については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第1実施形態では、スタンド部側腕部50に単一の係合孔52が形成されていたが、第3実施形態では、スタンド部側腕部50に3つの係合孔(複数の係合孔)55A、55B、55Cが形成されている。3つの係合孔55A〜55Cは、シート体10の折曲線11と平行な方向の位置と、シート体10の折曲線11と直交する方向の位置とをそれぞれ異ならせて配置されている。
本実施形態では、載置側腕部40の係合爪(単一の係合爪)43を、スタンド側腕部50の3つの係合孔(複数の係合孔)55A、55B、55Cのいずれかに選択的に係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を変更することができる。例えば、係合爪43を係合孔55Aに係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を最も大きくし、係合爪43を係合孔55Cに係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を最も小さくし、係合爪43を係合孔55Bに係合することにより、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を最大と最小の中間とすることができる。図7では、係合爪43を係合孔55Bに係合した状態を実線で描くとともに、係合爪43を係合孔55A、55Cに係合した状態を仮想線(二点鎖線)で描いている。このように、載置部20とスタンド部30がなす角度(鋭角)を変更可能とすることで、例えば、売場の棚の上下方向の中間部(直立した人間の目線に合う高さ)にイーゼルスタンド1を設置する場合は、載置部20とスタンド部30がなす角度を最大にする一方、売場の棚の下方にイーゼルスタンド1を設置する場合は、載置部20とスタンド部30がなす角度を最小にして、イーゼルスタンド1に取り付けられるメッセージボード等の表示内容を視認しやすくすることができる。
≪第4実施形態≫
図8を参照して、第4実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第4実施形態は、第1実施形態の載置部20とスタンド部30の位置を入れ替えて、載置部60とスタンド部70としたものである。
図8を参照して、第4実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第4実施形態は、第1実施形態の載置部20とスタンド部30の位置を入れ替えて、載置部60とスタンド部70としたものである。
載置部60は、当該載置部60からスタンド部70に向かって延びる載置部側腕部80を有している。載置部側腕部80は、載置部60の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分を載置部側折曲線81に沿って折り曲げることで形成されている。載置部側腕部80の先端部(スタンド部70側の端部)には、係合孔(単一の係合孔)82が形成されている。
スタンド部70は、当該スタンド部70から載置部60に向かって延びるスタンド部側腕部90を有している。スタンド部側腕部90は、スタンド部70の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分をスタンド部側折曲線91に沿って折り曲げることで形成されている。スタンド部側腕部90の先端部(載置部60側の端部)には、スリット92が形成されており、このスリット92の内部には、係合爪(単一の係合爪)93が形成されている。
スタンド部側腕部90の係合爪(単一の係合爪)93を載置部側腕部80の係合孔(単一の係合孔)82に係合することにより、載置部60とスタンド部70が所定の鋭角をなした状態で連結される。
≪第5実施形態≫
図9を参照して、第5実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第5実施形態は、第2実施形態の載置部20とスタンド部30の位置を入れ替えて、載置部100とスタンド部110としたものである。
図9を参照して、第5実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第5実施形態は、第2実施形態の載置部20とスタンド部30の位置を入れ替えて、載置部100とスタンド部110としたものである。
載置部100は、当該載置部100からスタンド部110に向かって延びる載置部側腕部120を有している。載置部側腕部120は、載置部100の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分を載置部側折曲線121に沿って折り曲げることで形成されている。載置部側腕部120の先端部(スタンド部110側の端部)には、スリット122が形成されており、このスリット122の先端部(スタンド部110側の端部)には、スリット122の内側にせりだすように係合爪(単一の係合爪)123が形成されている。
スタンド部110は、当該スタンド部110から載置部100に向かって延びるスタンド部側腕部130を有している。スタンド部側腕部130は、スタンド部110の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分をスタンド部側折曲線131に沿って折り曲げることで形成されている。スタンド部側腕部130の先端部(載置部100側の端部)には、3つの係合孔(複数の係合孔)132A、132B、132Cが形成されている。3つの係合孔132A〜132Cは、シート体10の折曲線11と平行な方向の位置を略同一として、シート体10の折曲線11と直交する方向の位置を異ならせて配置されている。最も先端側(載置部側腕部120の係合爪123に近い側)に係合孔132Aが配置されており、最も基端側(載置部側腕部120の係合爪123から遠い側)に係合孔132Cが配置されており、係合孔132Aと係合孔132Cの間に係合孔132Bが配置されている。
本実施形態では、載置部側腕部120の係合爪(単一の係合爪)123をスタンド部側腕部130の3つの係合孔(複数の係合孔)132A〜132Cのいずれかに選択的に係合することにより、載置部100とスタンド部110がなす角度(鋭角)を変更することができる。例えば、係合爪123を係合孔132Aに係合することにより、載置部100とスタンド部110がなす角度(鋭角)を最も大きくし、係合爪123を係合孔132Cに係合することにより、載置部100とスタンド部110がなす角度(鋭角)を最も小さくし、係合爪123を係合孔132Bに係合することにより、載置部100とスタンド部110がなす角度(鋭角)を最大と最小の中間とすることができる。
≪第6実施形態≫
図10を参照して、第6実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第6実施形態は、第3実施形態の載置部20とスタンド部30の位置を入れ替えて、載置部140とスタンド部150としたものである。
図10を参照して、第6実施形態に係るイーゼルスタンド1について説明する。第6実施形態は、第3実施形態の載置部20とスタンド部30の位置を入れ替えて、載置部140とスタンド部150としたものである。
載置部140は、当該載置部140からスタンド部150に向かって延びる載置部側腕部160を有している。載置部側腕部160は、載置部140の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分を載置部側折曲線161に沿って折り曲げることで形成されている。載置部側腕部160には、3つの係合孔(複数の係合孔)162A、162B、162Cが形成されている。3つの係合孔162A〜162Cは、シート体10の折曲線11と平行な方向の位置と、シート体10の折曲線11と直交する方向の位置とをそれぞれ異ならせて配置されている。
スタンド部150は、当該スタンド部150から載置部140に向かって延びるスタンド部側腕部170を有している。スタンド部側腕部170は、スタンド部150の中央部の一部をカットするとともに、当該カット部分をスタンド部側折曲線171に沿って折り曲げることで形成されている。スタンド部側腕部170の先端部(載置部140側の端部)には、スリット172が形成されており、このスリット172の内部には、係合爪(単一の係合爪)173が形成されている。
本実施形態では、スタンド部側腕部170の係合爪(単一の係合爪)173を載置部側腕部160の3つの係合孔(複数の係合孔)162A〜162Cのいずれかに選択的に係合することにより、載置部140とスタンド部150がなす角度(鋭角)を変更することができる。例えば、係合爪173を係合孔162Aに係合することにより、載置部140とスタンド部150がなす角度(鋭角)を最も大きくし、係合爪173を係合孔162Cに係合することにより、載置部140とスタンド部150がなす角度(鋭角)を最も小さくし、係合爪173を係合孔162Bに係合することにより、載置部140とスタンド部150がなす角度(鋭角)を最大と最小の中間とすることができる。
なお、第2実施形態、第3実施形態、第5実施形態及び第6実施形態では、載置側腕部又はスタンド側腕部に複数の係合孔を設けているが、複数の係合孔の数や配置等には自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、複数の係合孔は、2つ又は4つ以上であってもよい。また、複数の係合孔は、シート体10の折曲線11と平行な方向と折曲線11と直交する方向の少なくとも一方の位置を異ならせて配置されていてもよい。
1 イーゼルスタンド
10 シート体
11 折曲線
20 載置部
30 スタンド部
40 載置部側腕部
41 載置部側折曲線
42 スリット
43 係合爪(単一の係合爪)
44A 44B 44C 係合孔(複数の係合孔)
50 スタンド部側腕部
51 スタンド部側折曲線
52 係合孔(単一の係合孔)
53 スリット
54 係合爪(単一の係合爪)
55A 55B 55C 係合孔(複数の係合孔)
60 載置部
70 スタンド部
80 載置部側腕部
81 載置部側折曲線
82 係合孔(単一の係合孔)
90 スタンド部側腕部
91 スタンド部側折曲線
92 スリット
93 係合爪(単一の係合爪)
100 載置部
110 スタンド部
120 載置部側腕部
121 載置部側折曲線
122 スリット
123 係合爪(単一の係合爪)
130 スタンド部側腕部
131 スタンド部側折曲線
132A 132B 132C 係合孔(複数の係合孔)
140 載置部
150 スタンド部
160 載置部側腕部
161 載置部側折曲線
162A 162B 162C 係合孔(複数の係合孔)
170 スタンド部側腕部
171 スタンド部側折曲線
172 スリット
173 係合爪(単一の係合爪)
10 シート体
11 折曲線
20 載置部
30 スタンド部
40 載置部側腕部
41 載置部側折曲線
42 スリット
43 係合爪(単一の係合爪)
44A 44B 44C 係合孔(複数の係合孔)
50 スタンド部側腕部
51 スタンド部側折曲線
52 係合孔(単一の係合孔)
53 スリット
54 係合爪(単一の係合爪)
55A 55B 55C 係合孔(複数の係合孔)
60 載置部
70 スタンド部
80 載置部側腕部
81 載置部側折曲線
82 係合孔(単一の係合孔)
90 スタンド部側腕部
91 スタンド部側折曲線
92 スリット
93 係合爪(単一の係合爪)
100 載置部
110 スタンド部
120 載置部側腕部
121 載置部側折曲線
122 スリット
123 係合爪(単一の係合爪)
130 スタンド部側腕部
131 スタンド部側折曲線
132A 132B 132C 係合孔(複数の係合孔)
140 載置部
150 スタンド部
160 載置部側腕部
161 載置部側折曲線
162A 162B 162C 係合孔(複数の係合孔)
170 スタンド部側腕部
171 スタンド部側折曲線
172 スリット
173 係合爪(単一の係合爪)
Claims (5)
- シート体と、
前記シート体を折曲線に沿って折り曲げた一方の領域に形成される載置部と、
前記シート体を折曲線に沿って折り曲げた他方の領域に形成されるスタンド部と、
前記載置部から前記スタンド部に向かって延びる載置部側腕部と、
前記スタンド部から前記載置部に向かって延びるスタンド部側腕部と、
前記載置部側腕部と前記スタンド部側腕部の一方に形成された係合爪と、
前記載置部側腕部と前記スタンド部側腕部の他方に形成された係合孔と、
を有し、
前記係合爪を前記係合孔に係合することにより、前記載置部と前記スタンド部が鋭角をなした状態で連結される、
ことを特徴とするイーゼルスタンド。 - 前記係合爪は、単一の係合爪から構成されており、
前記係合孔は、単一の係合孔から構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイーゼルスタンド。 - 前記係合爪は、単一の係合爪から構成されており、
前記係合孔は、複数の係合孔から構成されており、
前記単一の係合爪を前記複数の係合孔のいずれかに選択的に係合することにより、前記載置部と前記スタンド部がなす角度が変更される、
ことを特徴とする請求項1に記載のイーゼルスタンド。 - 前記複数の係合孔は、前記折曲線と平行な方向と前記折曲線と直交する方向の少なくとも一方の位置を異ならせて配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のイーゼルスタンド。 - 前記載置部側腕部は、前記載置部の一部をカットして載置部側折曲線に沿って折り曲げることで形成されており、
前記スタンド部側腕部は、前記スタンド部の一部をカットしてスタンド部側折曲線に沿って折り曲げることで形成されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のイーゼルスタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003272U JP3218718U (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | イーゼルスタンド |
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Family Applications (1)
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2018
- 2018-08-24 JP JP2018003272U patent/JP3218718U/ja not_active Expired - Fee Related
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