JP6719361B2 - 陳列フック用表示具 - Google Patents

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本発明は、商品を吊り下げて陳列するための陳列フックに用いられる陳列フック用表示具に関するものである。
従来において、陳列フック用表示具としては、例えば、POP表示具の名称で特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の陳列フックは、上側のプライスカード用フックと、下側の商品陳列用フックとを平行に備えると共に、後端部に、格子への取付部を備えている。この陳列フックは、プライスカード用フックの前端に、プライスカードを設けると共に、商品陳列用フックに、複数の商品を吊り下げた状態にして陳列する。そして、特許文献1に記載のPOP表示具は、同じ高さに配置した複数の陳列フックによって支持される棚状を成すものである。
特開2011−167256号公報
ところで、上記したような従来のPOP表示具は、複数の陳列フックにより支持される棚状を成しているので、商品群の間に空間的余裕がある場合には好適である。しかしながら、店舗等では、格子や壁等の構造体に対して陳列フックを縦横に配置し、限られた空間に多種類の商品群を陳列している状況においては、POP用品を配置することが難しいという問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、前端にプライスカードの表示部を有する上側ロッドと、商品を吊り下げるための下側ロッドとを上下に備えた陳列フックに用いる表示具であって、商品群の前方空間を有効利用するようにし、陳列フックの機能を妨げることなく、商品の宣伝広告を行うことができる陳列フック用表示具を提供することを目的としている。
本発明に係わる陳列フック用表示具は、前端にプライスカードの表示部を有する上側ロッドと、上側ロッドの表示部よりも前方に延出し且つ商品を吊り下げるための下側ロッドとを上下に備えた陳列フックに用いる表示具であって、前記表示部を含む上側ロッドの前端部分に装着するベースと、前記ベースの左右両側から互いに間隔をおいて前方に延出する一対のアームと、両アーム部の前端の間に対して上下方向に回転自在に設けた表示板とを備え、前記陳列フックにベースを装着した状態において、前記一対のアームが、下側ロッドよりも前方に延出することを特徴としている。
本発明に係わる陳列フック用表示具は、格子や壁等の構造体に取り付けた陳列フックに装着される。陳列フックは、上側ロッドの表示部に、プライスカードを設けると共に、下側ロッドに、複数の商品を吊り下げた状態にして陳列する。陳列フック用表示具は、陳列フックの上側ロッドの前端部分にベースを装着し、この状態で、一対のアームが下側ロッドよりも前方に延出している。そして、陳列フック用表示具は、両アームの前端に設けた表示板に、商品の宣伝広告を表示する。
つまり上記の陳列フック用表示具は、陳列フックの前方空間に配置した表示板に宣伝広告を表示する。この際、陳列フック用表示具は、上側ロッドの表示部に設けたプライスカードを遮ることはなく、下側ロッドから商品を取り出す際には、表示板が回転するので商品の取り出しを妨げることもない。
このようにして、本発明に係わる陳列フック用表示具は、前端にプライスカードの表示部を有する上側ロッドと、上側ロッドの表示部よりも前方に延出し且つ商品を吊り下げるための下側ロッドとを上下に備えた陳列フックに用いられ、商品群の前方空間を有効利用するようにし、陳列フックの機能、すなわちプライスカードの表示や商品の取り外しなどの機能を妨げることなく、商品の宣伝広告を表示することができる。
本発明に係わる陳列フック用表示具の第1実施形態において、陳列フックへの装着前の状態を示す側面図である。 陳列フック用表示具の展開図である。 陳列フック用表示具の斜視図である。 図1の状態から陳列フックに装着した状態を示す側面図である。 本発明に係わる陳列フック用表示具の第2実施形態を示す側部断面図(A)、及び図A中のA−A線矢視に基づく背面図(B)である。 (A)及び(B)は図5A中のA−A線矢視に基づく図であって、陳列フック用表示具の第3実施形態を示す背面図(A)、第4実施形態を示す背面図(B)、及び第5実施形態を示す正面図(C)である。 本発明に係わる陳列フック用表示具の第6実施形態を説明する側面図(A)、平面図(B)、及び陳列フックに装着した状態を示す側面図(C)である。 本発明に係わる陳列フック用表示具の第7実施形態を説明する側面図(A)、正面図(B)、及び平面図(C)である。
〈第1実施形態〉
図1に示す陳列フック用表示具A(以下、「表示具A」と略記する)は、前端にプライスカードの表示部51を有する上側ロッド52と、商品Cを吊り下げるための下側ロッド53とを上下に備えた陳列フックHに用いるものである。なお、実施形態では、陳列した商品群に向かって手前側の端部を前端部とし、奥側の端部を後端部とする。
図示例の陳列フックHは、例えば金属製の棒材を曲成したものであり、後端側の連続部54と、互いに平行な上下のロッド52,53とを連続的に有している。上側ロッド52は、前端に、例えばプラスチック製の表示部51が設けてある。表示部51は、前面(正面)に、プライスカードを差し込むポケット部51Aを有し、後面に、上側ロッド52との固定部51Bを有する。他方、下側ロッド53は、前端に、商品Cの脱落を防止するための上向きの傾斜部53Aが設けてある。傾斜部53Aは、上側ロッド52の表示部51よりも前方に延出した位置にある。
上記の陳列フックHは、下側ロッド53の後端下部に、下方に開放された取付部材55が固定してあり、格子Gの横桟G1に上側から取付部材55を嵌合することで、格子Gから張り出した状態に取り付けられる。なお、この実施形態では、構造体として格子Gを例示したが、構造体の形態により取付部材の構成を適宜変更することができる。
表示具Aは、陳列フックHの表示部51を含む上側ロッド52の前端部分に装着するベース1と、ベース1の左右両側から前方に延出する一対のアーム2,2と、両アーム2,3の前端に対して上下方向に回転自在に設けた表示板3とを備えている。表示具Aは、その材料がとくに限定されるものではないが、製造コストや生産性を考慮すれば、プラスチック製であることがより望ましい。
ここで、表示具Aは、例えばプラスチック製とした場合、図2に示すように、展開したシート状に形成することができる。図示の表示具Aは、矩形状を成す中央の基板1Aと、基板1Aの上辺に連続する連結板1Bと、連結板1Bの上辺に連続する保持板1Cを有しており、基板1A、連結板1B及び保持板1Cによりベース1を構成している。また、基板1Aの左右両辺には、夫々のアーム2,2が連続している。
基板1Aは、中央の下部に、表示部51の固定部51Bとの干渉を避けるための回避用切欠1Dを有すると共に、保持板1Cの中央上部に、上側ロッド52に係合する係合用切欠1Eを有している。両アーム2,2は、前方向に向けて上辺が下り傾斜した形状であり、その前端部分には、表示板3を取り付けるための取付孔2Aが形成してある。各取付孔2Aは、上側の切り込み2Bにより開放されている。
また、両アーム2,2の後端上部には、ベース1の基板1Aから離間した位置に、竪の突条4が形成してある。このとき、基板1Aと突条4との間隔は、前記表示部51におけるポケット部51Aの厚さに対応している。
上記の表示具Aは、図2に示す展開状態から、基板1Aと連結板1Bとの間、及び連結板1Bと保持板1Cとの間を山折りすると共に、基板1Aと各アーム2,2との間を谷折りすることで、図3に示す立体構造になる。これにより、表示具Aは、ベース1が、プライスカードの表示部51の後面に相対向する基板1Aを有し、この基板1Aに一対のアーム2,2を設けた構成になる。
表示板3は、図3に示すように、矩形状を成すと共に、上部の左右両端に、軸部3A,3Aを介して係止部3B,3Bを有している。表示板3は、その軸部3Aを、アーム2の切り込み2Bから取付孔2Aに通すことにより、アーム2に対して上下方向に回転自在に取り付けられ、係止部3Bにより取付孔2Aからの脱落が阻止される。そして、表示板3は、前面に宣伝広告60を設ける。宣伝広告60は、とくに限定されるものではなく、例えば、紙等のシートや粘着面付のシール等である。
ここで、表示具Aは、より好ましい実施形態として、少なくとも一対のアーム2,2が透明である構成にすることができる。上記の表示具Aは、図2に示す如くベース1及びアーム2が一体成形してあるので、全体的に透明な材料を使用している。なお、表示具Aの材料は、実質的に透明であれば良く、厳密に透明でなくても構わないし、少なくとも一部に模様やマーク等を設けても良い。
上記構成を備えた表示具Aは、図4に示すように、陳列フックHに対し、表示部51のポケット部51Aの左右両側に、基板1Aと突条4との隙間を嵌合して、表示部51の後面にベース1の基板1Aを配置し、さらに、上側ロッド52に、ベース1における保持板1Cの係合用切欠1Eを係合する。
このようにして、表示具Aは、陳列フックHに対し、表示部51を含む上側ロッド52の前端部分に簡単に装着することができる。そして、表示具Aは、陳列フックHに装着した状態において、一対のアーム2,2が、下側ロッド53よりも前方に延出し、陳列フックHの前方空間に表示板3を吊り下げ状態に保持する。つまり、表示具Aは、陳列フックHの前方空間に配置した表示板3に宣伝広告60を表示する。
この際、表示具Aは、両アーム2,2の間に、表示部51のポケット部51Aが位置するので、ポケット部51Aに設けたプライスカードを遮ることはない。さらに、表示具Aは、図4中に仮想線で示すように、下側ロッド53から商品Cを取り出す際には、表示板3が回転するので、商品Cの取り出しを何ら妨げることもない。
このようにして、上記表示具Aは、前端にプライスカードの表示部51を有する上側ロッド52と、商品Cを吊り下げるための下側ロッド53とを上下に備えた陳列フックHに用いられ、商品群(C)の前方空間を有効利用するようにし、陳列フックHの機能、すなわちプライスカードの表示や商品Cの取り外しなどの機能を全く妨げることなく、商品Cの宣伝広告60を表示することができる。
また、上記表示具Aは、ベース1が、プライスカードの表示部51の後面に相対向する基板1Aを有すると共に、基板1Aに一対のアーム2,2を設けたことから、全体をシート状に一体成形することが可能であり、生産性、運搬性及び収納性に優れると共に、組み立てて上側ロッド52に装着することも容易である。
さらに、上記表示具Aは、少なくとも一対のアーム2,2を透明にしたことから、遮蔽感の無いものとなり、プライスカードの表示部51や商品Cの視認性を良好に維持しつつ宣伝広告60を表示することができる。
さらに、上記表示具Aは、例えば、回転する表示板3と下側ロッド53とが干渉しない寸法関係にしておけば、下側ロッド53に商品Cを補充する際、表示板3が補充作業の妨げになることがない。また、上記表示具Aは、回転する表示板3と下側ロッド53とが干渉する寸法関係でも構わない。ただし、この場合、回転した表示板3が上側ロッド53の上側に引っ掛かるので、商品Cの補充作業には好適であるものの、そのまま放置することは避けたい。そこで、表示具Aは、例えば、表示板3の前方側での回転範囲を180度未満に規制して、表示板3が常に垂下状態に戻るようにしても良い。
図5〜図8は、本発明に係わる陳列フック用表示具の第2〜第7の実施形態を示す図である。なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、図5(B)、図6(A)及び(B)は、図5(A)中のA−A線矢視に基づく図であり、ベース1の一部を省略している。
〈第2実施形態〉
図5に示す表示具Aは、一対のアーム2,2の間隔を変更するためのアーム調節機構を備えている。一般に、上下のロッド52,53を備えた陳列フックHには、プライスカードの表示部51の幅寸法(左右寸法)が異なるものがある。この実施形態の表示具Aは、表示部51の幅寸法が異なる複数種の陳列フックHに対応するものである。
図示例の表示具Aは、ベース1と一対のアーム2,2とが別体の構成である。ベース1は、基板1Aが、スリット1Fを有する二重構造になっている。スリット1Fは、基板1Aの左右両側に開放されている。他方、各アーム2は、その後端に、直角方向に屈曲した上下の差し込み片2C,2Dを有する。これらの差し込み片2C,2Dは、ベース1のスリット1Fに対応する諸寸法を有している。
すなわち、上記の表示具Aは、ベース1のスリット1Fと、アーム2の差し込み片2C,2Dとにより、アーム調節機構を構成している。そして、表示具Aは、スリット1Fに、差し込み片2C,2Dを挿入することにより、図5(B)中の矢印で示すように、各アーム2の位置を調整する。これにより、表示具Aは、陳列フックHの表示部51の幅寸法に応じて一対のアーム2,2の間隔を自在に変更することができる。
なお、上記構成の表示具Aでは、例えば、スリット1Fと差し込み片2C,2Dとの間において、適当な摩擦力が生じるように双方の寸法関係を設定したり、係脱自在な凹凸を相対的に設けたりすることで、一対のアーム2,2の間隔を連続的又は段階的に調整可能にし、任意の調整位置でアーム2を保持する。凹凸の具体例としては、スリット1F及び差し込み片2Cのいずれか一方に、一つの凸部(又は凹部)を設けると共に、他方に、凸部(又は凹部)が係脱自在な複数の凹部(又は凸部)を所定間隔で配置し、凸部と選択した凹部とを係合させる構成である。
さらに、上記の表示具Aでは、両アーム2,2の間隔が変わるので、その間隔に応じた幅寸法を有する表示板3を選択的に使用しても良いし、アーム2を撓み易い材料で形成することにより、必要に応じてアーム2を撓ませた状態にして表示板1を装着することも可能である。
〈第3実施形態〉
図6(A)に示す表示具Aは、第2実施形態と同様に、ベース1と一対のアーム2,2とが別体の構成である。ベース1は、基板1Aが、スリット1Fを有する二重構造になっている。
図中で左側に示す一方のアーム2は、その後端に、直角方向に屈曲した状態で、ガイドバー2Eと、上面に歯列を有するラック2Fとを上下に所定間隔で平行に有している。また、他方のアーム2は、同じく直角方向に屈曲した状態で、ラック2Gと、下面に歯列を有するガイドバー2Hとを上下に所定間隔で平行に有している。
そして、両アーム2,2は、夫々のガイドバー2E,2H及びラック2F,2Gをベース1のスリット1Fに挿入し、その際、互いのラック2F,2Gの歯列を対向させると共に、夫々のガイドバー2E,2Hで相手側のラック2F,2Gを案内するように組み合わせる。そして、両ラック2F,2Gの間に、双方に係合するピニオン56を配置している。ピニオン56は、図示しない回転軸によりベース1側に保持されている。
すなわち、上記の表示具Aは、ベース1のスリット1Fと、アーム2,2のガイドバー2E,2H及びラック2F,2Gと、ピニオン56とにより、アーム調節機構を構成している。そして、表示具Aは、両ラック2F,2G及びピニオン56により、両アーム2,2を同時に動かして位置を調整する。これにより、表示具Aは、陳列フックHの表示部51の幅に応じて一対のアーム2,2の間隔を自在に変更することができる。
〈第4実施形態〉
図6(B)に示す表示具Aは、ベース1と一対のアーム2,2とが一体の構成であり、アーム2,2が、基板1Aとの間に、アーム調整機構としての蛇腹部2J,2Jを有している。蛇腹部2Jは、横方向に伸縮可能である。
すなわち、上記の表示具Aは、蛇腹部2Jを伸縮させることで、各アーム2の位置を調整し、陳列フックHの表示部51の幅寸法に応じて一対のアーム2,2の間隔を自在に変更することができる。
〈第5実施形態〉
図6(C)に示す表示具Aは、表示板3の前面に、透明なポケット部3Cを設けたものである。この表示具Aは、表示板3のポケット部3Cに宣伝広告60を差し込むことにより、陳列フックHの前方空間に宣伝広告60を表示することとなり、宣伝広告60の交換にも容易に対処することができる。
〈第6実施形態〉
図7に示す表示具Aは、ベース1及び一対のアーム2,2を一体的に備えており、ベース1における基板1Aの後面(背面)に、一対のフック5,5を備えている。両フック5,5は、陳列フックHにおける表示部51のポケット部51Aに対して、その上側から弾性的に係合するものであり、表示部51の固定部51Bを避けるように、基板1Aの左右両側に配置してある。
また、この実施形態の表示具Aは、図7(C)に示すように、表示板3が、後面側(背面側)への折り返し部3Dを有している。この表示具Aの表示板3は、同図中に点線及び矢印で示すように、折り返し部3Dを弾性的に湾曲させて、その内側に宣伝広告60を挟み込むことができる。なお、折り返し部3Dは、表示板3の前面側に設けても良い。
上記の表示具Aは、図7(C)に示すように、陳列フックHに装着した状態において、一対のアーム2,2が、下側ロッド53よりも前方に延出し、陳列フックHの前方空間に表示板3を吊り下げ状態に保持する。
ここで、上記の表示具Aは、陳列フックHに装着すると、ベース1の基板1Aが、陳列フックHの表示部51の前面に相対向する。そこで、表示具Aは、基板1Aを透明にして、表示部51のポケット部51Aに設けたプライスカードを視認可能にする。また、表示具Aは、基板1Aを透明にするか否かに係わらず、基板1Aの前面をプライスカードの表示箇所にすることができ、基板1Aの前面にプライスカード用のポケットを設けることも可能である。
上記の表示具Aは、第1実施形態と同様に、商品群(C)の前方空間を有効利用するようにし、陳列フックHの機能、すなわちプライスカードの表示や商品Cの取り外しなどの機能を全く妨げることなく、商品Cの宣伝広告を表示することができる。
また、一般に、上下のロッド52,53を備えた陳列フックHには、プライスカードの表示部51の高さ寸法が異なるものがある。これに対して、上記の表示具Aは、フック5を有するベース1を採用しているので、表示部51の高さ寸法に左右されることなく、陳列フックHに容易に装着することができ、さらに、取り外しも容易である。
〈第7実施形態〉
図8に示す表示具Aは、ベース1及び一対のアーム2,2を一体的に備えており、ベース1における基板1Aの前面(正面)に、一対のフック6,6を備えている。両フック6,6は、陳列フックHにおける表示部51のポケット部51Aに対して、その上側から弾性的に係合可能であり、プライスカードの表示部51の中央領域を避けて、基板1Aの左右両側に配置してある。
上記の表示具Aにあっても、先の実施形態と同様に、商品群(C)の前方空間を有効利用するようにし、プライスカードの表示や商品Cの取り外し等の陳列フックHの機能を全く妨げることなく、商品Cの宣伝広告を表示することができる。また、上記の表示具Aは、表示部51の高さ寸法に左右されずに、陳列フックHに対して容易に着脱し得る。
本発明に係わる陳列フック用表示具は、その構成が上記各実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成を適宜変更することが可能であり、上記各実施形態で説明した構成を組み合わせることも可能である。つまり、表示具は、高さ寸法及び幅寸法の両方が異なる表示部に対処する構成にすることも可能である。また、アーム調整機構としては、両アームの間隔を変更し得るものであればとくに限定されることはなく、様々な構造を採用することができる。
A 表示具
C 商品
H 陳列フック
1 ベース
1A 基板
1F スリット(アーム調整機構)
2 アーム
2C,2D 差し込み片(アーム調整機構)
2E,2H ガイドバー(アーム調整機構)
2F,2G ラック(アーム調整機構)
2J 蛇腹部(アーム調整機構)
3 表示板
51 表示部
52 上側ロッド
53 下側ロッド
56 ピニオン(アーム調整機構)

Claims (3)

  1. 前端にプライスカードの表示部を有する上側ロッドと、上側ロッドの表示部よりも前方に延出し且つ商品を吊り下げるための下側ロッドとを上下に備えた陳列フックに用いる表示具であって、
    前記表示部を含む上側ロッドの前端部分に装着するベースと、
    前記ベースの左右両側から互いに間隔をおいて前方に延出する一対のアームと、
    両アームの前端の間に対して上下方向に回転自在に設けた表示板とを備え、
    前記陳列フックにベースを装着した状態において、前記一対のアームが、下側ロッドよりも前方に延出することを特徴とする陳列フック用表示具。
  2. 前記ベースが、プライスカードの表示部に相対向する基板を有すると共に、前記基板に前記一対のアームが設けてあることを特徴とする請求項1に記載の陳列フック用表示具。
  3. 少なくとも前記一対のアームが、透明であることを特徴とする請求項1又は2に記載の陳列フック用表示具。
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