JP3177436U - 商品陳列具用ポップ表示具 - Google Patents

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俊樹 雨森
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Abstract

【課題】前方に並行して延出する上下2本の略棒状フック材を有するダブルフック状の商品陳列具に脱着可能な、簡易な構造を有するポップ表示具を提供する。
【解決手段】少なくとも前後に対向する略シート状の第一の片及び第二の片を有し、それぞれ前記第一の片及び前記第二の片において対向する位置に設けられた第一開口部及び第二開口部と、前記第一の片において、前記第一開口部の上方又は下方に設けられた第三開口部と、を具備することを特徴とするポップ表示具。
【選択図】図1

Description

本考案は、前方に並行して延出する上下2本の略棒状フック材を有するダブルフック状の商品陳列具に脱着可能なポップ表示具に関する。
従来、スーパーマーケット、ドラッグストアー及び家電量販店等で用いられているフック状の商品陳列具として、例えば特許文献1(特開平10−085094号公報)には、図8に示される商品陳列具が開示されている。
上記特許文献1で開示されている商品陳列具100は、前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材104及び下側フック材106を有し、上側フック材104及び下側フック材106は、図示しないが連続しており、例えば1本の棒状材を略コの字状に折り曲げて形成された構造を有している。
そして、このようなダブルフック状の商品陳列具100では、下側フック材106には、その先端部106aから商品を吊り下げ、上側フック材104には、その先端部に商品表示具102が取り付けられて利用されている。
商品表示具102は、カード挟持板102a及びカード支持基板部102bで構成されており、カード挟持板102aは、カード支持基板部102bの前面にセットされるカード(図示せず。)を挟持するもので、カード支持基板部102bの前面に重ね合わせ状態に配置される。このカード挟持板102aの下端縁は断面が略円弧状となる連接部を介してカード支持基板部102bの下端縁に一体に連接され、カードの差し込み及び抜き取りが可能なように開放された上端縁102c及び両端縁102dを有する。
他方、例えば特許文献2(実用新案登録第3163481号明細書)においては、筒状広告体を内方より簡易に保形支持して安定的に自立させることができ、分解、組立を繰り返すことなく搬送でき、かつ広告体としてすっきりとした形状に形成できるポップアップ広告体が提案されている。
特開平10−085094号公報 実用新案登録第3163481号明細書
しかしながら、上記特許文献2のポップアップ広告体は、安定的に自立できるものではあるが、上記特許文献1のダブルフック状の商品陳列具100に取り付けられるものではなかった。
即ち、上記特許文献1のダブルフック状の商品陳列具100においては、例えば複数の商品陳列具100のうちの一つに、又は、例えば商品が欠品している場合の当該商品陳列具100に、商品の名称、品質又は用途等を表示するポップ表示具を取り付けることが求められているものの、かかる要請を満たすポップ表示具はなかった。
そこで、本考案の目的は、前方に並行して延出する上下2本の略棒状フック材を有するダブルフック状の商品陳列具に脱着可能な、簡易な構造を有するポップ表示具を提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決すべく、
前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材及び下側フック材を有するダブルフック状の商品陳列具に脱着可能なポップ表示具であって、
少なくとも前後に対向する略シート状の第一の片及び第二の片を有し、
それぞれ前記第一の片及び前記第二の片において対向する位置に設けられた第一開口部及び第二開口部と、
前記第一の片において、前記第一開口部の上方又は下方に設けられた第三開口部と、
を有すること、を特徴とするポップ表示具を提供する。
このような構成を有する本考案のポップ表示具は、簡易な構造を有しており、前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材及び下側フック材を有するダブルフック状の商品陳列具の上側フック材及び下側フック材のいずれか一方が、第一開口部及び第二開口部に挿入され、かつ、上記上側フック材及び下側フック材のいずれか他方が、第三の開口部に挿入されて、設置される。したがって、本考案のポップ表示具は、ダブルフック状の商品陳列具に対して、前後に位置する第一開口部及び第二開口部によって左右横方向にブレることなく固定され、上下に位置する第一開口部及び第三開口部によって前後縦方向にブレることなく固定されるという効果を奏する。また、第一の片又は第二の片に広告を表示することができ便利である。
上記本考案のポップ表示具においては、前記第一開口部及び前記第二開口部が上下に延びる略スリット状の開口部であり、前記第三開口部が水平に延びる略スリット状の開口部であること、が好ましい。
このような構成を有する本考案のポップ表示具は、前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材及び下側フック材を有するダブルフック状の商品陳列具の上側フック材及び下側フック材のいずれか一方を、第一開口部及び第二開口部に挿入し易くかつ左右横方向にブレることなく固定し易い。また、上記商品陳列具の表品表示具を、第三開口部に挿入し易くかつ前後縦方向にブレることなく固定し易いという効果を奏する。
上記本考案のポップ表示具においては、前記第一の片と前記第二の片とが別の片を介して連続していること、が好ましい。
このような構成を有する本考案のポップ表示具は、著しく簡易な構造を有しており、かつ、折り畳むことができ収納及び搬送が便利であるという効果を奏する。
上記本考案のポップ表示具は、更に、前記第二の片に連続する更に別の片を有すること、が好ましい。
このような構成を有する本考案のポップ表示具は、簡単な構造を有し、第二の片に連続する更に別の片に広告を表示することができ便利である。
本考案に係るポップ表示具は、簡易な構造を有し、前方に並行して延出する上下2本の略棒状フック材を有するダブルフック状の商品陳列具に容易に脱着可能なポップ表示具である。
本考案の一実施形態に係るポップ表示具の斜視図である。 図1に示すポップ表示具1の展開図である。 図2に示す展開図から図1に示すポップ表示具1を組み立てる様子を示す斜視図である。 図1に示すポップ表示具1を折り畳む様子を示す斜視図である。 本考案のポップ表示具のサンプルをダブルフック状の商品陳列具に設置した様子を示す写真である。 図1に示すポップ表示具1を図8に示すダブルフック状の商品陳列具100に設置する様子を示す図である。 図1に示すポップ表示具1を図8に示すダブルフック状の商品陳列具100に設置した様子を示す図である。 前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材104及び下側フック材106を有するダブルフック状の商品陳列具100の部分斜視図である。
以下において、本考案のポップ表示具の一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本考案はこれらのみに限定されるものではない。また、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。図面は、本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
図1及び図2に示す本実施形態のポップ表示具1は、図8に示すように前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材104及び下側フック材106を有するダブルフック状の商品陳列具100に脱着可能なポップ表示具である。
図8に示す商品陳列具100は、前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材104及び下側フック材106を有し、上側フック材104及び下側フック材106は、図示しないが、後方において連続しており、1本の棒状材を略コの字状に折り曲げて形成された構造を有している。
この商品陳列具100の下側フック材106には、その先端部106aから商品を吊り下げられ、上側フック材104には、その先端部に商品表示具102が取り付けられる。商品表示具102は、断面が略円弧状となる連接部を介して下端縁で一体に連接されたカード挟持板102a及びカード支持基板部102bで構成されている。
カード挟持板102aは、カード支持基板部102bの前面にセットされるカード(図示せず。)を、カード支持基板部102bとの間で挟持するものであり、カードの差し込み及び抜き取りが可能なように開放された上端縁102c及び両端縁102dを有し、カード挟持板102a及びカード支持基板部102bは、上側フック材104及び下側フック材106が延びる方向に対して略垂直方向に延びている。
かかる商品陳列具100に脱着可能な本実施形態のポップ表示具1は、図1に示すように、前後に対向する略シート状の第一の片2a及び第二の片2bを有し、それぞれ第一の片2a及び第二の片2bにおいて対向する位置に設けられた第一開口部10a及び第二開口部10bと、第一の片2aにおいて、第一開口部10aの上方に設けられた第三開口部8と、を有する。
これにより、図6及び図7を参照して後述するように、商品陳列具100の下側フック材106が、本考案のポップ表示具1の第一開口部10a及び第二開口部10bに挿入され、かつ、商品陳列具100の上側フック材104が、第三の開口部8に挿入されて、設置され、ポップ表示具1は、前後に位置する第一開口部10a及び第二開口部10bによって左右横方向にブレることなく固定され、上下に位置する第一開口部10a及び第三開口部8によって前後縦方向にブレることなく固定されるという効果を奏する。
また、本実施形態において、第三開口部8の横幅は、商品表示具102の横幅と略同じに形成されている。これにより、商品陳列具100の上側フック材104が、第三の開口部8に挿入されて、設置された場合、第三開口部8の下端が商品表示具102の下端を固定する役割も果たし、このことによっても、ポップ表示具1は左右横(回転)方向及び前後縦(回転)方向のブレを抑制しつつ固定される。
続いて、図面を参照しながら、本実施形態のポップ表示具1を更に詳細に説明すると、本実施形態のポップ表示具1は、図1に示すように、前後に対向する略矩形で略シート状の第一の片2a、第二の片2b及び第三の片2cを有している。
そして、図2にも示すように、第一の片2aと第二の片2bとが、略矩形で略シート状の別の片6aを介して横方向に連続して設けられており、第一の片2aと第三の片2cとが、略矩形で略シート状の更に別の片4aを介して横方向に連続して設けられている。片4aには、第一の片2aとは反対側において、横方向に片4bが連続して設けられており、図1に示すように、片4aと片4bとは対向している。更に、第二の片2bには、片6aとは反対側において、のり代となる片6bが連続して設けられている。
第一開口部10a及び第二開口部10bは、概してそれぞれ上下略垂直方向に延びる略スリット状の開口部であり、互いに対向しており、左右方向及び上下方向において略一致する位置に設けられている。第一開口部10aは、スリット状部分10a1と、当該スリット状部分10a1の下端側に位置する略円状部10a2と、で構成されており、第二開口部10bは、スリット状部分10b1と、当該スリット状部分10b1の下端側に位置する略円状部10b2と、で構成されている。
略円状部10a2及び略円状部10b2の直径は、それぞれスリット状部分10a1及びスリット状部分10b1の幅よりも大きく構成されている。更には、スリット状部分10a1及びスリット状部分10b1の幅は、商品陳列具100の下側フック材106の直径と略同一か又は若干大きい。これにより、商品陳列具100の下側フック材106を、より容易に第一開口部10a及び第二開口部10bに挿入することができ、かつ、ポップ表示具1は左右横方向にブレることなく固定できる。
第三開口部8は、概して左右略水平方向に伸びるスリット状の開口部であり、第一開口部10aの上方に設けられている。これには、商品陳列具100の上側フック材104に設けられたカード挟持板102aを容易に挿入することができ、カード挟持板102a及びカード支持基板部102bとの間で第一の片2aを挟持して、ポップ表示具1は、前後縦方向にブレることなく固定される。
上記のような図1に示す本実施形態のポップ表示具1は、図2に示す展開図を図3に示す方法で組み立てることによって形成することができる。即ち、図2において各片を隔てる上下の線部分を全て山折りにし、のり代となる片6bを、例えば接着剤で片4aの裏面に接着し、片6bに対向する片6aを、例えば接着剤で片4bの裏面に接着することにより、図1に示すポップ表示具1を形成することができる。
また、図1に示す本実施形態のポップ表示具1は、設置時には、商品陳列具100の上側フック材104に設けられた商品表示具102と、下側フック材106とで、立体的な広告材として有効に利用されるが、図4に示す矢印の方向に折り畳むことができ、したがって、収納及び搬送が便利である。したがって、本実施形態のポップ表示具1は、製造(組立)を工場等で行い、設置を商品の売場で行うことが、好適である。
図1に示す本実施形態のポップ表示具1を図8に示す商品陳列具100に設置すると、概ね図5に示すような態様となる。ここで、図1に示す本実施形態のポップ表示具1を図8に示す商品陳列具100に設置する方法を説明する。
図6に示すように、商品陳列具100の上側フック材104の先端に設けられた商品表示具102のうちの、カード挟持板102aのみを、本考案のポップ表示具1の第一開口部10aに挿入するとともに、商品陳列具100の下側フック材106をその先端部106aから、ポップ表示具1の第一開口部10a及び第二開口部10bに挿入していく。
そして、最終的に、図7に示すように、商品陳列具100の商品表示具102のカード挟持板102a及びカード支持基板部102bで第一の片2aを挟持させるとともに、商品陳列具100の下側フック材106で、第一の片2aの第一開口部10aの上端及び第二の片2bの第二開口部10bの上端を支持するように、保持させる。
これにより、本考案のポップ表示具1は、前後に位置する第一開口部10a及び第二開口部10bによって、下側フック材106に左右横方向にブレることなく固定され、上下に位置する第三開口部8及び第一開口部10aによって、上側フック材104の先端に設けられた商品表示部102に前後縦方向にブレることなく固定される。
以上、本考案のポップ表示具の代表的な実施形態について説明したが、本考案はこれらのみに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。第一開口部、第二開口部及び第三開口部の形状や寸法は上記のものに限定されるものではない。また、更に多くの開口部を有していてもよい。
また、上記実施形態においては、第一開口部の上方に第三開口部が位置する場合について説明したが、商品陳列具の形状によっては、第一開口部の下方に第三開口部を設けてもよい。
また、上記本実施形態においては、略直方体形状のポップ表示具について説明したが、本考案のポップ表示具は、略立方体形状であってもよく、略円筒形状であってもよい。例えば、第一の片、第二の片、第三の片、片4a又は片4bのいずれか一つ(以上)が湾曲していてもよい。また、第一の片、第二の片、第三の片、片4a又は片4bのいずれか一つ(以上)が、略円形状部分を有していてもよい。
1・・・ポップ表示具、
2a・・・第一の片、
2b・・・第二の片、
2c・・・第三の片、
4a、4b、6a、6b・・・片、
8・・・第三開口部、
10a・・・第一開口部、
10b・・・第二開口部、
100・・・商品陳列具、
102・・・商品表示具、
104・・・上側フック材、
106・・・下側フック材。

Claims (4)

  1. 前方に並行して延出する上下2本の略棒状の上側フック材及び下側フック材を有するダブルフック状の商品陳列具に脱着可能なポップ表示具であって、
    少なくとも前後に対向する略シート状の第一の片及び第二の片を有し、
    それぞれ前記第一の片及び前記第二の片において対向する位置に設けられた第一開口部及び第二開口部と、
    前記第一の片において、前記第一開口部の上方又は下方に設けられた第三開口部と、
    を有すること、を特徴とするポップ表示具。
  2. 前記第一開口部及び前記第二開口部が上下に延びる略スリット状の開口部であり、前記第三開口部が水平に延びる略スリット状の開口部であること、を特徴とする請求項1に記載のポップ表示具。
  3. 前記第一の片と前記第二の片とが別の片を介して連続していること、を特徴とする請求項1又は2に記載のポップ表示具。
  4. 更に、前記第二の片に連続する更に別の片を有すること、を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載のポップ表示具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014033858A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Doggy Man H A Co Ltd ポップカード保持具の展開物およびポップカード保持具

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