JP3218098B2 - 電池駆動プリンタ - Google Patents
電池駆動プリンタInfo
- Publication number
- JP3218098B2 JP3218098B2 JP27572692A JP27572692A JP3218098B2 JP 3218098 B2 JP3218098 B2 JP 3218098B2 JP 27572692 A JP27572692 A JP 27572692A JP 27572692 A JP27572692 A JP 27572692A JP 3218098 B2 JP3218098 B2 JP 3218098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- battery voltage
- discharge capacity
- voltage value
- printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池駆動プリンタに係
り、特に印字中に印字品質が劣化したり、印字停止を起
さないようにした電池駆動プリンタに関する。
り、特に印字中に印字品質が劣化したり、印字停止を起
さないようにした電池駆動プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、宅配便等のトラックに小型の電池
駆動プリンタを取付け、ドライバーが自ら外部ターミナ
ルを前記電池駆動プリンタに接続し、必要な書類等をプ
リントアウトをするようになってきた。かかる電池駆動
プリンタを使用すれば、当然電池の放電容量は増加す
る。その結果、閉路電圧は下がるので電池駆動プリンタ
は正常駆動が不可能となり、例えば印字ヘッドの印字抜
け,紙送り不調等が発生する。
駆動プリンタを取付け、ドライバーが自ら外部ターミナ
ルを前記電池駆動プリンタに接続し、必要な書類等をプ
リントアウトをするようになってきた。かかる電池駆動
プリンタを使用すれば、当然電池の放電容量は増加す
る。その結果、閉路電圧は下がるので電池駆動プリンタ
は正常駆動が不可能となり、例えば印字ヘッドの印字抜
け,紙送り不調等が発生する。
【0003】かかる不都合を回避するために、印字ヘッ
ドの「インパクト直前の電池電圧データ」を検知し、検
知した電池電圧データに基づいて印字ヘッドのインパク
ト力を制御したり、規定の電池電圧を下回った場合に
は、印字を停止する等の印字制御を行っていた。
ドの「インパクト直前の電池電圧データ」を検知し、検
知した電池電圧データに基づいて印字ヘッドのインパク
ト力を制御したり、規定の電池電圧を下回った場合に
は、印字を停止する等の印字制御を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池の
放電容量が多くなった場合における「インパクト直前の
電池電圧からインパクト中の電池電圧への電圧降下」
は、電池の放電容量が少ない場合における「インパクト
直前の電池電圧からインパクト中の電池電圧への電圧降
下」に比べて、より大きい。
放電容量が多くなった場合における「インパクト直前の
電池電圧からインパクト中の電池電圧への電圧降下」
は、電池の放電容量が少ない場合における「インパクト
直前の電池電圧からインパクト中の電池電圧への電圧降
下」に比べて、より大きい。
【0005】従って、電池の放電容量が多くなった場合
には、インパクト直前の電池電圧データを検知し、その
電池電圧データに基づいて印字ヘッドのインパクト力を
制御すると、印字中に電圧降下が大きいため、所望の印
字ヘッドのインパクト力が得られないという問題点があ
る。
には、インパクト直前の電池電圧データを検知し、その
電池電圧データに基づいて印字ヘッドのインパクト力を
制御すると、印字中に電圧降下が大きいため、所望の印
字ヘッドのインパクト力が得られないという問題点があ
る。
【0006】また、一般に、電池の放電容量とは、電池
メーカー等が特定の条件において測定した保証値である
ため、実際の放電容量は使用する条件によって異なるこ
とがある。例えば、電池メーカー等が、消費電流を1m
Aと設定し、この条件で100時間使用できる電池は、
放電容量が100mAhと表示される。しかし、このよ
うに放電容量が100mAhと表示された電池を用いた
場合であっても、実際の消費電流が5mAの場合には、
18時間しか使用できず、また、消費電流が0.5mA
の場合には、240時間使用できるということが生ず
る。従って、この場合の実際の放電容量は、5mAの場
合には、5mA×18h=90mAhとすべきであり、
また、0.5mAの場合には、0.5mA×240h=
120mAhとすべきである。これをパーセントで表す
と、5mAの場合には、保証値に対して90%の放電容
量があり、0.5mAの場合には、保証値に対して12
0%の放電容量があることになる。
メーカー等が特定の条件において測定した保証値である
ため、実際の放電容量は使用する条件によって異なるこ
とがある。例えば、電池メーカー等が、消費電流を1m
Aと設定し、この条件で100時間使用できる電池は、
放電容量が100mAhと表示される。しかし、このよ
うに放電容量が100mAhと表示された電池を用いた
場合であっても、実際の消費電流が5mAの場合には、
18時間しか使用できず、また、消費電流が0.5mA
の場合には、240時間使用できるということが生ず
る。従って、この場合の実際の放電容量は、5mAの場
合には、5mA×18h=90mAhとすべきであり、
また、0.5mAの場合には、0.5mA×240h=
120mAhとすべきである。これをパーセントで表す
と、5mAの場合には、保証値に対して90%の放電容
量があり、0.5mAの場合には、保証値に対して12
0%の放電容量があることになる。
【0007】しかしながら、従来は、このような実際の
放電容量が考慮されていなかったため、適正な制御が行
われていなかった。
放電容量が考慮されていなかったため、適正な制御が行
われていなかった。
【0008】また、印字中に規定の電池電圧を下回った
場合には印字途中で印字が停止してしまう。その場合、
ユーザーが電池を新品に交換してプリンタを再使用する
ためには、再度同一操作の繰り返しをユーザーに強要す
ることになる。
場合には印字途中で印字が停止してしまう。その場合、
ユーザーが電池を新品に交換してプリンタを再使用する
ためには、再度同一操作の繰り返しをユーザーに強要す
ることになる。
【0009】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであり、良好な印字結果が得られ、脱
調やビビリ音の発生がなく、印字の途中で印字停止を起
すことのない電池駆動プリンタを提供することを目的と
する。
めになされたものであり、良好な印字結果が得られ、脱
調やビビリ音の発生がなく、印字の途中で印字停止を起
すことのない電池駆動プリンタを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電池駆動される印字ヘッドにより被印字物
に印字する電池駆動プリンタにおいて、電池の閉路電圧
を検出する閉路電圧検出装置と、消費電流をパラメータ
とする前記電池の放電容量−電池電圧特性を格納した記
憶装置と、前記閉路電圧検出装置により、印字ヘッド駆
動時以前の消費電流の異なる状態における第1電池電圧
値及び第2電池電圧値を検出し、その検出した第1電池
電圧値と第2電池電圧値との差と、第2電池電圧値とに
基づいて前記記憶装置に記憶された放電容量−電池電圧
特性から電池の放電容量を求める制御装置と、を備えて
構成した。
するために、電池駆動される印字ヘッドにより被印字物
に印字する電池駆動プリンタにおいて、電池の閉路電圧
を検出する閉路電圧検出装置と、消費電流をパラメータ
とする前記電池の放電容量−電池電圧特性を格納した記
憶装置と、前記閉路電圧検出装置により、印字ヘッド駆
動時以前の消費電流の異なる状態における第1電池電圧
値及び第2電池電圧値を検出し、その検出した第1電池
電圧値と第2電池電圧値との差と、第2電池電圧値とに
基づいて前記記憶装置に記憶された放電容量−電池電圧
特性から電池の放電容量を求める制御装置と、を備えて
構成した。
【0011】
【作用】閉路電圧検出装置は、例えばアイドリング期間
における第1電池電圧値と、通電期間における第2電池
電圧値を検出する。制御装置は、その検出した第1電池
電圧値と第2電池電圧値との差と、第2電池電圧値とに
基づき記憶装置に記憶された放電容量−電池電圧特性か
ら、電池の放電容量を求める。そして、例えば印字ヘッ
ド駆動時の放電容量が70%以上であれば、印字ヘッド
の駆動には不十分であるとして当該プリンタに「動作不
可」の表示をする。また、放電容量が70%以下であれ
ば、「動作可能」の表示をする。
における第1電池電圧値と、通電期間における第2電池
電圧値を検出する。制御装置は、その検出した第1電池
電圧値と第2電池電圧値との差と、第2電池電圧値とに
基づき記憶装置に記憶された放電容量−電池電圧特性か
ら、電池の放電容量を求める。そして、例えば印字ヘッ
ド駆動時の放電容量が70%以上であれば、印字ヘッド
の駆動には不十分であるとして当該プリンタに「動作不
可」の表示をする。また、放電容量が70%以下であれ
ば、「動作可能」の表示をする。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1に本発明を適用したプリンタの外観斜視図を
示す。
する。図1に本発明を適用したプリンタの外観斜視図を
示す。
【0013】図1に示すように、このプリンタの動作概
要は、先ずユーザーが電源スイッチ8をオンすると、電
池19からプリンタ本体1に電源が供給される。この状
態で、外部ターミナル18から印字データをプリンタ本
体1が受信し、印字データに応じて印字ヘッド4のピン
(図示せず)がインパクトされる。このインパクトされ
たピンが印字リボン5を介して印字用紙7に印字する。
要は、先ずユーザーが電源スイッチ8をオンすると、電
池19からプリンタ本体1に電源が供給される。この状
態で、外部ターミナル18から印字データをプリンタ本
体1が受信し、印字データに応じて印字ヘッド4のピン
(図示せず)がインパクトされる。このインパクトされ
たピンが印字リボン5を介して印字用紙7に印字する。
【0014】図2にプリンタのブロック図を示す。図2
に示すように、プリンタは、前記電池19と、前記電源
スイッチ8と、電池電圧検出回路22と、ロジック回路
に供給する5V電源20と、次に説明するCPU24を
リセットするリセット回路21と、外部ターミナル18
との間で印字データを送受信するインターフェイス回路
23と、プリンタ全体を制御するCPU24と、プリン
タの状態をユーザーに知らせるパネル表示器3と、この
パネル表示器3を駆動するパネル表示器ドライバ29
と、印字ヘッド4と、印字ヘッド4を駆動する印字ヘッ
ドドライバ41と、印字ヘッド4を移行する4相ステッ
ピングモータであるCAモータ35と、CA−A,CA
−B,CA−C,CA−D信号でCAモータ35の4相
を制御し、CA−HLでCAモータ35に流す電流値を
制御可能なCAモータドライバ34と、印字用紙を移行
する4相ステッピングモータであるLFモータ40と、
LF−A,LF−B,LF−C,LF−D信号でLFモ
ータ40の4相を制御可能なLFモータドライバ39
と、印字ヘッド4の原点を検出するCAホームセンサ3
2と、このCAホームセンサ32からの信号を受信する
CAホームセンサレシーバ31と、印字用紙のエンドを
検出するペーパエンドセンサ38と、このペーパエンド
センサ38からの信号を受信するペーパエンドセンサレ
シーバ37と、前記ドライバ,レシーバ等をCPU24
から制御するための拡張I/O30と、CPU24を動
作させるプログラムが格納されたROM26と、印字に
必要なデータを格納するRAM28と、前記ROM26
およびRAM28をセレクトするデコード回路27と、
プリンタ車載の固有条件を設定するためのディップスイ
ッチ42と、ユーザーが入力事項を設定するパネルスイ
ッチ2と、このパネルスイッチ2からの信号を受信する
パネルスイッチレシーバ33と、プリンタの設定データ
を格納するEEPROM25等から構成されている。
に示すように、プリンタは、前記電池19と、前記電源
スイッチ8と、電池電圧検出回路22と、ロジック回路
に供給する5V電源20と、次に説明するCPU24を
リセットするリセット回路21と、外部ターミナル18
との間で印字データを送受信するインターフェイス回路
23と、プリンタ全体を制御するCPU24と、プリン
タの状態をユーザーに知らせるパネル表示器3と、この
パネル表示器3を駆動するパネル表示器ドライバ29
と、印字ヘッド4と、印字ヘッド4を駆動する印字ヘッ
ドドライバ41と、印字ヘッド4を移行する4相ステッ
ピングモータであるCAモータ35と、CA−A,CA
−B,CA−C,CA−D信号でCAモータ35の4相
を制御し、CA−HLでCAモータ35に流す電流値を
制御可能なCAモータドライバ34と、印字用紙を移行
する4相ステッピングモータであるLFモータ40と、
LF−A,LF−B,LF−C,LF−D信号でLFモ
ータ40の4相を制御可能なLFモータドライバ39
と、印字ヘッド4の原点を検出するCAホームセンサ3
2と、このCAホームセンサ32からの信号を受信する
CAホームセンサレシーバ31と、印字用紙のエンドを
検出するペーパエンドセンサ38と、このペーパエンド
センサ38からの信号を受信するペーパエンドセンサレ
シーバ37と、前記ドライバ,レシーバ等をCPU24
から制御するための拡張I/O30と、CPU24を動
作させるプログラムが格納されたROM26と、印字に
必要なデータを格納するRAM28と、前記ROM26
およびRAM28をセレクトするデコード回路27と、
プリンタ車載の固有条件を設定するためのディップスイ
ッチ42と、ユーザーが入力事項を設定するパネルスイ
ッチ2と、このパネルスイッチ2からの信号を受信する
パネルスイッチレシーバ33と、プリンタの設定データ
を格納するEEPROM25等から構成されている。
【0015】次に、動作を説明する。図3に印字タイム
チャートを示し、図4に処理手順のフローチャートを示
し、図5に電池の放電特性を示す。
チャートを示し、図4に処理手順のフローチャートを示
し、図5に電池の放電特性を示す。
【0016】図3に示すように、プリンタ本体1の「ア
イドリング期間」における消費電流はi0 であり、「通
電期間」における消費電流はi1 であり、「CAモータ
動作期間」における消費電流はi2 であり、「印字ヘッ
ド動作期間」における消費電流はi3 である。このよう
に、プリンタ本体1は、各期間において消費電流が異な
る。なお、前記アイドリング期間とは、電源スイッチを
投入した後に各種初期設定を終了し、オペレータの入力
待ちになっている期間をいう。
イドリング期間」における消費電流はi0 であり、「通
電期間」における消費電流はi1 であり、「CAモータ
動作期間」における消費電流はi2 であり、「印字ヘッ
ド動作期間」における消費電流はi3 である。このよう
に、プリンタ本体1は、各期間において消費電流が異な
る。なお、前記アイドリング期間とは、電源スイッチを
投入した後に各種初期設定を終了し、オペレータの入力
待ちになっている期間をいう。
【0017】前記図5は、消費電流i0 ,i1 ,i2 ,
i3 における電池電圧−放電容量特性を示す。即ち、例
えば印字ヘッドの印字保証最低電圧を11Vとすると、
消費電流が少なければ(例えば、i0 )、放電容量約1
10%でも電池電圧11Vを維持できるが、消費電流が
多ければ(例えば、i3 )、電池電圧11Vを維持する
には放電容量が約76%以下でなければならない。な
お、図5における放電容量の%表示は、従来で説明した
意味での%表示である。
i3 における電池電圧−放電容量特性を示す。即ち、例
えば印字ヘッドの印字保証最低電圧を11Vとすると、
消費電流が少なければ(例えば、i0 )、放電容量約1
10%でも電池電圧11Vを維持できるが、消費電流が
多ければ(例えば、i3 )、電池電圧11Vを維持する
には放電容量が約76%以下でなければならない。な
お、図5における放電容量の%表示は、従来で説明した
意味での%表示である。
【0018】図4に示すように、外部ターミナル18か
ら印字データが入力され、CPU24は、プリンタ本体
1の印字がスタートする直前の「アイドリング期間」の
ある一定周期Ta 毎に電池電圧検出回路22からの電池
電圧データを数回読み取り、「アイドリング期間」の電
池電圧データの平均値v0 を演算し、その平均値v0を
RAM28に格納する(ステップS1)。次いで、その
後、印字を開始する場合には(ステップS2;Ye
s)、CPU24は、印字直前のCAモータ35の停止
相AB相とLFモータの停止相AB相に、或る一定時間
t1 通電する「通電期間」において、或る一定周期Tb
毎に電池電圧検出回路22からの電池電圧データを数回
読み取り、「通電期間」の平均値v1 を演算する(ステ
ップS3)。CPU24は、前記通電期間の電池電圧デ
ータの平均値v1とアイドリング期間にRAM28に格
納された平均値v0 データとの差dVと、平均値v1 か
ら電池の放電容量を判断する(ステップS4)。このス
テップS4の例として、図5において、アイドリング期
間(消費電流:i0 )での電池電圧データ平均値がv0
(dsc1)、通電期間(消費電流:i1 )の電池電圧
データ平均値v1 (dsc1)であったとき、放電容量
dsc1:50%と判断できる。また、アイドリング期
間での電池電圧データ平均値がv0 (dsc2)、通電
期間の電池電圧データ平均値v1 (dsc2)であった
とき、放電容量dsc2:80%と判断できる。但し、
電池の放電特性は、事前に分かっており、平均値v1 と
差dVに対応する放電容量データをROM26に持って
いるものとする(図示せず)。なお、前記「差」をとる
理由は、電池電圧の検出誤差をキャンセルするためであ
る。
ら印字データが入力され、CPU24は、プリンタ本体
1の印字がスタートする直前の「アイドリング期間」の
ある一定周期Ta 毎に電池電圧検出回路22からの電池
電圧データを数回読み取り、「アイドリング期間」の電
池電圧データの平均値v0 を演算し、その平均値v0を
RAM28に格納する(ステップS1)。次いで、その
後、印字を開始する場合には(ステップS2;Ye
s)、CPU24は、印字直前のCAモータ35の停止
相AB相とLFモータの停止相AB相に、或る一定時間
t1 通電する「通電期間」において、或る一定周期Tb
毎に電池電圧検出回路22からの電池電圧データを数回
読み取り、「通電期間」の平均値v1 を演算する(ステ
ップS3)。CPU24は、前記通電期間の電池電圧デ
ータの平均値v1とアイドリング期間にRAM28に格
納された平均値v0 データとの差dVと、平均値v1 か
ら電池の放電容量を判断する(ステップS4)。このス
テップS4の例として、図5において、アイドリング期
間(消費電流:i0 )での電池電圧データ平均値がv0
(dsc1)、通電期間(消費電流:i1 )の電池電圧
データ平均値v1 (dsc1)であったとき、放電容量
dsc1:50%と判断できる。また、アイドリング期
間での電池電圧データ平均値がv0 (dsc2)、通電
期間の電池電圧データ平均値v1 (dsc2)であった
とき、放電容量dsc2:80%と判断できる。但し、
電池の放電特性は、事前に分かっており、平均値v1 と
差dVに対応する放電容量データをROM26に持って
いるものとする(図示せず)。なお、前記「差」をとる
理由は、電池電圧の検出誤差をキャンセルするためであ
る。
【0019】このように、CPU24は、以後の印字を
開始する前に、放電容量から印字負荷による動作時の電
池電圧を予測する。例えば、放電容量dsc1のとき、
CAモータ35が動作を開始し、印字ヘッド4が動作す
るまでの「CAモータ動作期間」での電池電圧は、電圧
v2 (dsc1)と判断でき、印字ヘッド4の「動作期
間」での電池電圧は、電圧v3 (dsc1)と判断でき
る。但し、CAモータ35の動作期間時の電池出力電流
i2 および印字ヘッド動作期間での電池出力電流i3
は、予め測定により判明しているものとする。
開始する前に、放電容量から印字負荷による動作時の電
池電圧を予測する。例えば、放電容量dsc1のとき、
CAモータ35が動作を開始し、印字ヘッド4が動作す
るまでの「CAモータ動作期間」での電池電圧は、電圧
v2 (dsc1)と判断でき、印字ヘッド4の「動作期
間」での電池電圧は、電圧v3 (dsc1)と判断でき
る。但し、CAモータ35の動作期間時の電池出力電流
i2 および印字ヘッド動作期間での電池出力電流i3
は、予め測定により判明しているものとする。
【0020】前記ステップS4についで、プリンタ本体
1の印字保証最低電圧vlimit と、印字ヘッドの動作期
間の最低電圧v3 との大小を比較し(ステップS5)、
v3<vlimit でなければ(ステップS5:No)、電
池電圧v3 (dsc1)で所望の印字インパクト力に対
応する印字ヘッド4のオンタイムton(dsc1)を
セットし(ステップS6)、印字動作に入る(ステップ
S7)。このようにすれば、印字品質が保証された印字
を行うことができる。
1の印字保証最低電圧vlimit と、印字ヘッドの動作期
間の最低電圧v3 との大小を比較し(ステップS5)、
v3<vlimit でなければ(ステップS5:No)、電
池電圧v3 (dsc1)で所望の印字インパクト力に対
応する印字ヘッド4のオンタイムton(dsc1)を
セットし(ステップS6)、印字動作に入る(ステップ
S7)。このようにすれば、印字品質が保証された印字
を行うことができる。
【0021】また、ステップS5において、Vlimit >
V3 と判断すれば(ステップS5:Yes)、印字実行
前に印字をストップし、パネル表示器3でユーザーに予
め印字できない状態であることを報知する。
V3 と判断すれば(ステップS5:Yes)、印字実行
前に印字をストップし、パネル表示器3でユーザーに予
め印字できない状態であることを報知する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
イドリング期間等の閉路電圧に基づいて印字ヘッド駆動
時の放電容量を求めているので、印字ヘッドの印字の可
否を正確に判断できる。
イドリング期間等の閉路電圧に基づいて印字ヘッド駆動
時の放電容量を求めているので、印字ヘッドの印字の可
否を正確に判断できる。
【図1】本発明を適用した実施例のプリンタ装置の外観
斜視図である。
斜視図である。
【図2】前記実施例のブロック図である。
【図3】前記実施例のタイミングチャートである。
【図4】前記実施例の動作フローチャートである。
【図5】前記実施例に使用する電池の放電容量−電池電
圧特性を示す図である。
圧特性を示す図である。
3…パネル表示器 4…印字ヘッド 18…外部ターミナル 19…電池 22…電圧検出回路(閉路電圧検出装置) 24…CPU(制御装置) 26…ROM(記憶装置) 35…CAモータ 40…LFモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/46 B41J 29/38
Claims (2)
- 【請求項1】 電池駆動される印字ヘッドにより被印
字物に印字する電池駆動プリンタにおいて、 電池の閉路電圧を検出する閉路電圧検出装置と、 消費電流をパラメータとする前記電池の放電容量−電池
電圧特性を格納した記憶装置と、 前記閉路電圧検出装置により、印字ヘッド駆動時以前の
消費電流の異なる状態における第1電池電圧値及び第2
電池電圧値を検出し、その検出した第1電池電圧値と第
2電池電圧値との差と、第2電池電圧値とに基づいて前
記記憶装置に記憶された放電容量−電池電圧特性から電
池の放電容量を求める制御装置と、 を備えることを特徴とする電池駆動プリンタ。 - 【請求項2】 前記第1電池電圧値及び第2電池電圧値
は、所定期間内に複数回測定した電池電圧値の平均値で
あることを特徴とする請求項1記載の電池駆動プリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27572692A JP3218098B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 電池駆動プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27572692A JP3218098B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 電池駆動プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127086A JPH06127086A (ja) | 1994-05-10 |
JP3218098B2 true JP3218098B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=17559529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27572692A Expired - Fee Related JP3218098B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 電池駆動プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218098B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7114418B2 (ja) * | 2018-09-10 | 2022-08-08 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタ及びプリンタの制御方法 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP27572692A patent/JP3218098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06127086A (ja) | 1994-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6851781B2 (en) | Printing apparatus controlling method, printing apparatus controlling program, recording medium for storing printing apparatus controlling program and printing system | |
KR100739773B1 (ko) | 프린터 헤드 전원 공급 제어 장치 및 방법 | |
JPH10153647A (ja) | 電池残量検知方法 | |
US7052105B2 (en) | Battery residual capacity detection method and printing apparatus using the method | |
JP3218098B2 (ja) | 電池駆動プリンタ | |
JP4621135B2 (ja) | 2次電池駆動プリンタ | |
JP6070129B2 (ja) | プリンター、およびプリンターの制御方法 | |
JP2002051482A (ja) | プリンタ及びプリンタ用バックアップ電源の充電装置 | |
JP3242216B2 (ja) | 複数の駆動電源を使用するプリンタ | |
JP3363581B2 (ja) | プリンタ及びその制御方法 | |
JP2003140785A (ja) | 携帯情報端末及び携帯決済端末 | |
JP2005331462A (ja) | ラインプリンタにおける減電圧検出方法および装置 | |
JP2002059615A (ja) | 携帯用プリンタ装置 | |
JPH07186432A (ja) | 印刷装置 | |
JPS6087083A (ja) | プリンタ制御方式 | |
JP2878465B2 (ja) | ドットプリンタのヘッド駆動時間設定方法 | |
JPH08267793A (ja) | ドットインパクトプリンタ | |
JPH0732703A (ja) | 印字装置 | |
JPH0687224A (ja) | ドットプリンタにおけるプリントヘッドの過大負荷電流限定装置 | |
JPH054427A (ja) | プリンタ | |
JPS5848135Y2 (ja) | テイデンニヨルゴドウサテイセイソウチ | |
JPH04368425A (ja) | 電子機器 | |
JPH0580897A (ja) | 情報処理装置及びその制御方法 | |
JP2003341192A (ja) | 電子機器及び該機器の制御方法、記録装置及び該装置の制御方法 | |
JPH05104835A (ja) | 記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |