JP2003341192A - 電子機器及び該機器の制御方法、記録装置及び該装置の制御方法 - Google Patents

電子機器及び該機器の制御方法、記録装置及び該装置の制御方法

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JP2003341192A
JP2003341192A JP2002157403A JP2002157403A JP2003341192A JP 2003341192 A JP2003341192 A JP 2003341192A JP 2002157403 A JP2002157403 A JP 2002157403A JP 2002157403 A JP2002157403 A JP 2002157403A JP 2003341192 A JP2003341192 A JP 2003341192A
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Hiroki Kitamura
宏記 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドの駆動回路のコンデンサに電圧が
印加されている場合、制御回路の電源をオフすること
で、記録ヘッドの抵抗体に電流が流れ、抵抗体が破損す
る場合がある。また、電池を用いた記録装置の電源とし
て使用するために、電源の有効利用が求められている。 【解決手段】 記録ヘッドなどの駆動素子を使用し、駆
動素子への電力供給を停止した後、コンデンサに蓄積さ
れた電荷を再利用して、省電力化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電池などを使用する電子機器
に関し、電子機器の使用状況に応じて電子機器の電源制
御装置、および電源の制御方法に関する。特に、記録ヘ
ッドを用いた記録装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電池を使用して動作させる電子機器で
は、新しい電池(フル充電した電池)で使用できる時間
を長くするための工夫がされている。例えば、携帯電話
におけるバックライトは通常は消灯されており、使用す
るためにキーが押下されると点灯することにより、常時
バックライトが点灯されている状態よりも使用時間を長
くしている。
【0003】電源のオン/オフ制御を実施する電源電圧
がLEDのように低い電圧では、電源オフ時に電源の安
定化用に使用されるコンデンサに充電されている電荷を
そのままLEDに放電するかそのまま充電した状態で放
置しておくことが一般的である。
【0004】この安定化用のコンデンサに蓄えられた電
荷の処理に関し、特開2000−37036号公報で記
載されている技術は、コンデンサ自体を他の回路から完
全に切り離し、電荷の放電をコンデンサの自己放電のみ
とすることで省電力化を図るものである。しかしこの方
法では、電子機器全体の電源を停止した場合、電荷がコ
ンデンサに残った状態になる。
【0005】また、特開2000−238251号公報
に記載されている技術は、切り離されたコンデンサの電
荷をインクジェットヘッドのヒータに流し電荷を有効利
用するものである。この方式では、インクジェットプリ
ンターの電源をオフする時にも、コンデンサに蓄えられ
た電荷をインクジェットヘッドの温調ヒータに流すこと
が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、インクジ
ェットヘッドや、サーマルヘッド等の抵抗体に電流を流
すことにより発生する熱により画像を形成するプリンタ
などでは、この記録用の素子に流す電流を補償するため
に容量の大きなコンデンサを使用している。熱の発生を
効率よく行う面から抵抗体の抵抗値により、素子に印加
される電圧は7〜20Vが使用されている。
【0007】この抵抗体を制御する論理回路(制御回
路)は、記録する抵抗体側に存在しており、制御回路の
構成によっては、抵抗体にかかる電圧をオフ(オープ
ン)にしたとしても抵抗体側にあるコンデンサなどによ
り、抵抗体に電圧が印加された状態で制御回路の電源を
オフすると抵抗体に電流が流れ、抵抗体を破損や故障さ
せる場合がある。このようなことを防ぐため、抵抗体へ
の電源を抵抗体に行く前の段で、電荷を抜くようにGN
Dとの間にスイッチを設けることがあるが、コンデンサ
の容量および抵抗体への電圧を0ボルトにするための時
定数の関係でスイッチ用のトランジスタに容量の大きい
ものを使用する必要がある。
【0008】電池を電源とする電子機器においてその機
器の制御電圧は1.8〜5ボルトであり、近年の省電力
化/高集積化により、制御電圧の低電圧化が進んでい
る。このように、駆動電圧と制御電圧の電圧差が大きい
場合がある。
【0009】本発明の目的は、このコンデンサに印加さ
れた電圧(蓄積された電荷)を利用して、電子機器、記
録装置の省電力化を図ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子機器は、電池からの電力供給をうけ
て、素子を駆動するための駆動電圧を生成する駆動用電
源回路と、素子を制御するための制御電圧を生成する制
御用電源回路とを有する電子機器であって、前記駆動用
電源回路から出力される前記駆動電圧を平滑化する蓄電
手段と、前記駆動用電源回路のオン・オフを制御する電
源制御手段と、前記電源制御手段が前記駆動用電源回路
をオフする際、前記蓄電手段に蓄積された電力を前記制
御用電源回路へ供給する。
【0011】本発明の電子機器の制御方法は、電池から
の電力供給をうけて、素子を駆動するための駆動電圧を
生成する駆動用電源回路と、素子を制御するための制御
電圧を生成する制御用電源回路とを有する電子機器の制
御方法であって、前記駆動電圧を平滑化するための蓄電
工程と、前記駆動用電源回路のオン・オフを制御する電
源制御工程と、前記電源制御工程において、前記駆動用
電源回路をオフする際、前記蓄電工程において蓄積され
た電力を前記制御用電源回路へ供給する電力供給工程と
を有する。
【0012】本発明の記録装置は、電池からの電力供給
をうけて、記録ヘッドを駆動するための駆動電圧を生成
する駆動用電源回路と、記録ヘッドを用いた記録動作を
制御するための制御電圧を生成する制御用電源回路とを
有する記録装置であって、前記駆動用電源回路から出力
される前記駆動電圧を平滑化する蓄電手段と、前記駆動
用電源回路のオン・オフを制御する電源制御手段と、前
記電源制御手段が前記駆動用電源回路をオフする際、前
記蓄電手段に蓄積された電力を前記制御用電源回路へ供
給する。
【0013】本発明の記録装置の制御方法は、電池から
の電力供給をうけて、記録ヘッドを駆動するための駆動
電圧を生成する駆動用電源回路と、記録ヘッドを用いた
記録動作を制御するための制御電圧を生成する制御用電
源回路とを有する記録装置の制御方法であって、前記駆
動電圧を平滑化する蓄電工程と、前記駆動用電源回路の
オン・オフを制御する電源制御工程と、前記駆動用電源
回路をオフする際、前記蓄電工程において蓄積された電
力を前記制御用電源回路へ供給する電力供給工程とを有
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】<第1の実施形態>図1は第1の実施形態
において、電子機器に適用した場合の構成ブロックを示
す。駆動用電源回路4は、電池2から電力を入力して、
素子(負荷)3に電力を供給する電源回路である。素子
3を駆動するための電圧を生成する。この駆動用電源回
路4は電源制御部からのオン・オフ信号を受けて、電力
出力のオン・オフを行う。駆動用電源回路4と素子(負
荷)3の間にはスイッチ5、コンデンサ6、コンデンサ
7が配置されている。
【0016】コンデンサ6は電圧の平滑化を行い、コン
デンサ7は素子3の電圧の安定化を行う。
【0017】スイッチ5のオン/オフを制御する信号9
は電源制御部8が供給しており、この電源制御部8はさ
らに駆動用電源回路4に対しても出力のオン/オフの制
御信号10、電源回路12へコンデンサ6からの電荷供
給のオン/オフ用のスイッチ13を制御する制御信号1
1を供給している。制御用電源回路12は、電子機器1
の動作を実行させる基本機能部(機器制御部)14に使
用される電源を生成し、電源制御部8の動作用の電源で
もある。
【0018】基本機能部14は電子機器1を動作させる
ための動作/処理を管理(制御)する機能を有してい
る。例えばマイクロコンピュータにより構成されてい
る。処理の中には、動作状況における電力消費量を管理
していることがあり、使用する電力の状況により電源制
御部8にどの電源を稼動させるか指定を行う。電源制御
部8は、例えばマイクロコンピュータで構成されてお
り、制御信号9、10、11はそのマイクロコンピュー
タの出力信号であって構わない。この出力信号に対する
論理関係は、構成する回路により決定されるが、ここで
は、論理レベルが’H’のとき電源をオフとなり’L’
のときに電源がオンとなる事とする。基本機能部14と
電源制御部8は、別々に設けることもあるが、1つのマ
イクロコンピュータで基本機能部14と電源制御部8の
処理を行っても構わない。
【0019】図2は、本実施形態の処理フローを示す。
電子機器1のシステムが電源オン状態になると、基本機
能部14は、電子機器1の状態を検証し必要であれば初
期化を行い、電子機器1を待機状態にし(S1〜S
4)、使用者からの指示を待つ(S5)。この待機状態
で、ある所定の時間、使用者から処理を実行する指示が
無い時は、システムを電源オフ状態になり、システムを
電源オン状態とする指示を待つ最低消費電力状態になる
(S14〜S16)。
【0020】使用者から一定の時間以上処理実行の指示
が無い時は、駆動を終了するための処理を行い、駆動を
終了し使用者にとっては電源終了の状態になり、処理を
終了する。この後、使用者から電源をオンする指示をう
けると、駆動を開始しS1の状態を経由しS5になる。
【0021】S5の状態で、使用者から処理を実行する
よう指示があった時、電子機器1はスイッチ13がオン
であればオフし、オフであることを確認した後、省電力
モードから動作モードに移行して、処理に必要な電源を
すべてオンにして(S6)、指定された処理を実行する
(S7)。次に、S8における判断処理は、処理が終了
すると使用者が連続して使用するよう指示を出している
場合は、S7に戻り処理を実行する。一方、S8で使用
者が連続して使用しない場合には、つまり、素子3を動
作させない場合には、駆動用電源回路4をオフする(S
9)。
【0022】S9の次にスイッチ13をオンし、コンデ
ンサ6に蓄えられた電荷を電源12に供給する(S1
0)。なお、この時には、スイッチ5がオフされてい
る。使用者からの処理の要求を確認し、要求が無く所定
の時間経過した場合(S11,S12)、スイッチ13
をオフし、スイッチ5をオンし、S6の処理に戻る。こ
の所定の時間の間は、制御用電源回路12は電池2とコ
ンデンサ6の両方から電力供給を受ける状態であり、基
本機能部14や電源制御部8に電力を供給している。
【0023】S12における所定の時間は、電荷を蓄え
たコンデンサ6の電荷量と電荷を再利用する電源12で
の電荷量により決定される。S12は、所定の時間とし
たが、時間に限る必要はなくコンデンサ6の残電荷量を
決定する手段(例えばコンデンサ6の電圧)により、判
定してスイッチ13をオフすることもできる。
【0024】S11において要求される処理は、本実施
例ではS7で実行される処理あるいは電子機器の終了
(電源オフ)処理の要求である(S17)。S7で実行
される処理要求の場合は、ステップS6に移動し、スイ
ッチ13をオフし、全ての電源をオンして要求された処
理を実行する(S18)。電子機器の終了が要求された
場合は、S15に移動し駆動終了処理を行い、電子機器
の動作を終了する。
【0025】電源回路12は電池2を入力とし、電源制
御部8、基本機能部14に電池2から電源が供給されて
いる間は、電力を供給する。S16における装置駆動の
停止は、例えば電子機器1に電源オン用のスイッチがあ
る場合、このスイッチの入力により、電子機器1が使用
者に対しては電源が投入されていないように見せるた
め、電源用のLEDを設け、そのLEDの発光・非発光
で電子機器1の電源オン/オフを使用者に認識させる。
【0026】電子機器1が非駆動状態である場合の基本
機能部14の動作は、電源スイッチの状態を確認する処
理のみでよく、例えば電源スイッチの状態を基本機能部
14で使用しているCPUの割り込み入力とすることに
より、電源スイッチの入力に変化があったことを確認す
ることが可能である。
【0027】さらには、基本機能部14の消費電力を最
小限にするために、基本機能部14で使用されている制
御回路用のクロックを停止させることも可能である。こ
のクロックが停止されている状態でも、電源スイッチの
入力確認は前記の割り込みを用いた方式で実施可能であ
る。
【0028】以上のように、第1の実施形態において、
電源回路12に電荷を供給することにより、電池2の電
力使用量を低く抑えられるので、電池の使用時間を長く
することができる。また、コンデンサの不要な電荷の蓄
積をなくすことができる。
【0029】<第2の実施形態>第2の実施形態を図3
により説明する。第2の実施形態は、電子機器1を、例
えば発熱によりインクを吐出させるインクジェットヘッ
ド(記録ヘッド)を用いたインクジェット方式のプリン
タ(記録装置)31に適用したものである。
【0030】駆動用電源回路314は電池32から電源
供給を受け、制御部38を動作させるための電圧(例え
ば5ボルト)を生成する。また、制御用電源回路34
は、電池32から電源供給を受け、インクジェットヘッ
ド(記録ヘッド)33を駆動するための電圧(例えば1
9ボルト)を生成する。
【0031】コンデンサ36は電圧の平滑化を行い、コ
ンデンサ37は素子3の電圧の安定化を行う。
【0032】この電池はプリンタ31を動作させるのに
十分な電池容量があるものとする。制御部38は、プリ
ンタの動作の制御を行うプリンタ制御部と、電源の制御
を行う電源制御部とで構成されている。この電池32
は、制御部38に電源スイッチ317の入力を確認でき
るよう電力を供給する。
【0033】制御部38はCPUで管理されており、C
PUの動作はROM(Read Only Memor
y)によりプログラムが供給されプリンタ/電源の制御
を行う。またプログラムを実行するの必要なRAM(R
andam AccessMemory)も使用されて
いる。さらには、電池で駆動される装置であることから
電池32の電圧により電池の残量を確認する機能も有し
ている。この電池の残量確認には、一般的にはA/Dコ
ンバータが使用される。また、電池の最低電圧以下にお
いては、A/Dコンバータを使用できない場合があるた
め、この場合では、OPアンプにより基準電源以下の電
圧に対しては、プリンタの動作を完全に停止できような
回路を用いても構わない。
【0034】電源制御用の信号はCPUの出力用の信号
を使用するが、外部にある制御回路で構成される出力専
用の信号を使用することが可能である。
【0035】他の制御用の信号および回路としては、プ
リンタの紙送りやキャリッジの移動などのメカ駆動用に
モータ駆動回路・モータ制御用回路・センサー回路があ
る。
【0036】制御部38では、電源スイッチ317の入
力により、プリンタ31を動作状態にし、使用者からの
処理要求を操作スイッチ318、もしくはプリンタ31
が接続されている外部装置30(例えばコンピュータ
ー)からの印刷要求(記録動作指示)により、印刷動作
(記録動作)を開始する。
【0037】制御用電源回路314の電力はスイッチ3
16を経由してインクジェットヘッド33の制御回路部
に供給される。記録動作の開始にあたり、スイッチ31
6は制御信号315が‘H’になることでオン状態にな
り、インクジェットヘッド33に制御回路用の電源を供
給する。
【0038】制御部38はさらに、制御信号311を
‘L’にすることでスイッチ313をオフの状態にして
から、駆動用電源回路34に310の制御信号を‘H’
レベルにしインクジェットヘッド用電源を駆動させると
同時に、スイッチ35のオン/オフを制御する信号39
を‘H’レベルにしてスイッチ35をオン状態にする。
これによりコンデンサ37にも電荷の充電が行われイン
クジェットヘッド33の駆動用電源が供給される。な
お、インクジェットヘッド33は、例えばフレキシブル
ケーブルを介して駆動用電源回路34、制御部38、制
御用電源回路314と接続されている。そして、コンデ
ンサ37、スイッチ35の配置は、このフレキシブルケ
ーブルからみて、コンデンサ37はインクジェットヘッ
ド側に配置され、スイッチ35は駆動用電源回路34側
に配置されている。
【0039】インクジェットヘッド33は、記録ヘッド
の解像度は600DPIである。この記録ヘッドは、イ
ンクジェット方式でブラック用は320本、カラー用は
128本の記録素子が配列されている。記録素子は駆動
部とノズルから構成されており、駆動部は、電気熱変換
体によりインクに熱を与えることが可能になっている。
【0040】制御部38から印刷に応じた制御信号と印
刷信号(記録信号)を受け、この印刷信号に応じて、イ
ンクジェットヘッド内にある電気熱変換体に電源回路3
4で作成された電圧を加え、電流を流すことにより、熱
を発生させインクを加熱させる。この熱によりインクは
膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によ
って生じる圧力変化によって、ノズルからインクが吐出
される。このインクにより記録紙に記録を行う。
【0041】図6はインクジェット方式のプリンタ(記
録装置)の斜視図であり、図6を用いてインクジェット
方式のプリンタ(記録装置)を説明する。記録ヘッドに
は、フレキシブルケーブル1119を介して画像データ
に応じて吐出信号が供給される。なお、1114はキャ
リッジ1104をシャフト1103に沿って走査させる
ためのキャリッジモーターである。1113はモーター
1114の駆動力をキャリッジ1104に伝達するワイ
ヤである。また、1118はプラテンローラー1101
に結合して被記録材1102を搬送させるための搬送モ
ーターである。このインクジェット記録装置はパソコン
などの外部装置とUSBインターフェースで接続されて
おり、パソコンから送られてくる画像データを受信す
る。
【0042】第1の実施形態の説明した図2の制御フロ
ーは、第2の実施形態にも適用できる。S6において、
例えば、外部装置30からの印刷要求の有無を判断し、
印刷要求をうけてS7において印刷動作を行う。そし
て、印刷動作が終了して、S8において引き続き印刷を
行うか判断する。
【0043】外部装置30から連続して印刷(記録動
作)の要求が入力されない場合は、S9において、スイ
ッチ35の制御信号39を‘L’にしスイッチ35をオ
フにした後、駆動用電源回路34をオフする。S10に
おいて、制御信号311を‘H’レベルにしてスイッチ
313をオンにして、コンデンサ36に蓄えられた電荷
をバックアップ電源回路312へ供給する。これによ
り、バックアップ電源回路213には、電池32とコン
デンサ36の両方から電力供給を受ける状態になってい
る。このバックアップ電源回路312は、制御部38に
供給され、オフ状態においてバックアップ用の電池の電
源を供給する回路である。
【0044】コンデンサ36の電圧は制御部38により
監視し、コンデンサ36の電圧が例えば5ボルト以下に
なった時に、制御信号311を‘L’にすることでスイ
ッチ313をオフにし、バックアップ電源回路312へ
の入力を制御する。
【0045】コンデンサ36の電荷をバックアップ電源
回路312内で、所定の電圧に変換する方式としては、
図示はしないが一般的なレギュレータ回路もしくは、ス
テップダウン回路により実施する。コンデンサ36の電
荷を最大限まで使用するには、フライバックトランスな
どを使用したステップアップ/ダウンコンバータを使用
することも可能である。
【0046】電源の切り替え手段としては、図示はしな
いがダイオードにより電圧の高い方を排他的に切り替え
て供給することで達成できる。
【0047】以上のように、第2の実施形態において、
バックアップ電源回路312は、電池32からの電力供
給をうけるだけでなく、コンデンサ36から電荷の供給
を受けることになる。これにより、電池2の電力使用量
を低く抑えられるので、電池の使用時間を長くすること
ができる。
【0048】また、コンデンサの不要な電荷の蓄積をな
くすことができ、不要な電荷による記録ヘッドの故障を
防止することができる。例えば、コンデンサの容量が1
000μFで、電流値8ミリアンペア(mA)で消費す
る場合、コンデンサの電圧が19ボルトから5ボルトま
で低下するまでに約2秒程度かかる。従って低消費電力
モード時の消費電流が8mAであれば、再利用した電荷
を利用することで省電力モードにおいて約2秒の動作を
実行できる。
【0049】従って、毎回の印刷処理ごとに(例えばA
4サイズの記録用紙を1枚印刷するごとに)、プリント
ヘッドへの電源オフされると(オフ処理が行われる
と)、例えば20枚分の印刷処理を行うことで、40秒
(20枚×2秒)ほどの省電力モードでの使用時間が延
長されることになる。つまり電池にとって40秒の動作
時間分の電力を確保できる。
【0050】従って、本願発明を用いない場合には、電
池の寿命の印刷可能枚数が例えば20枚であれば、20
枚の印刷処理を実施したあと、電池の容量が足りなくな
り、突然の動作途中で停止することが発生するが、本実
施形態においては、電池に余裕があるので、印刷動作の
後の終了処理(例えば、記録ヘッドのキャッピング動作
や、ホームポジションへの移動動作等)を完了させるこ
とができる。この記録ヘッドのキャッピング動作は、記
録動作後に記録ヘッドの状態を良好な状態に維持できる
ために有効である。
【0051】<第3の実施形態>第3の実施形態を図4
に示す。第3の実施形態は、第2の実施形態におけるプ
リンタがインクシートにあるインクを熱により溶融する
か、もしくは昇華して記録紙などの被記録媒体に印刷を
行うプリンタに適用したものである。サーマルヘッド
(記録ヘッド)43を第2の実施形態のインクジェット
ヘッド33と置き換えて図示している。
【0052】コンデンサ46、47はそれぞれコンデン
サ36、37と同様の働きをする。
【0053】なお、第3の実施形態では、コンデンサ4
6に蓄積された電荷の供給をバックアップ電源ではな
く、制御用電源回路414に行っている。この制御用電
源回路414は、第2の実施例で説明した制御用電源回
路314と同様の働きをする。また駆動用電源回路44
も駆動用電源回路34と同様の働きをする。
【0054】以上のように、第3の実施形態において、
第1の実施形態と同様に、電源回路414に電荷を供給
することにより、電池2の電力使用量を低く抑えられる
ので、電池の使用時間を長くすることができる。
【0055】また、第2の実施形態と同様に、印刷動作
の後の終了処理を完了させることができる。
【0056】<第4の実施形態>第4の実施形態を図5
に示す。図5において、第2の実施形態と同様の構成、
働きをするものについては説明を省略する。制御部58
は制御部38と同様の働きをする。また、駆動用電源回
路54、制御用電源回路514、はそれぞれ駆動用電源
回路34、制御用電源回路314と同様の働きをする。
コンデンサ56、57はそれぞれコンデンサ36、37
と同様の働きをする。プリンタ51は第2の実施例で説
明した図6に示す構成である。
【0057】プリンタ53において、第2の実施形態と
異なるのは、充電回路512を有し、外部DC入力51
9からのDC電圧を充電回路512によって、電池52
を充電する機能を有していることである。52は繰り返
し充電可能な二次電池である。この充電処理は、例え
ば、使用者の指示で二次電池52に充電が行われる。
【0058】本実施形態において、スイッチ513をオ
ンすることで、この充電回路512にコンデンサ56に
蓄積された電荷を供給し、充電回路512を経由して二
次電池52に充電することができる。
【0059】第1の実施形態の説明した図2の制御フロ
ーは、第4の実施形態にも適用できる。S6において、
例えば、外部装置30からの印刷要求の有無を判断し、
印刷要求をうけてS7において印刷動作を行う。そし
て、印刷動作が終了して、S8において引き続き印刷を
行うか判断する。
【0060】外部装置30から連続して印刷(記録動
作)の要求が入力されない場合は、S9において、スイ
ッチ55の制御信号59を‘L’にしスイッチ55をオ
フにした後、電源回路54をオフする。S10におい
て、制御信号511を‘H’レベルにしてスイッチ51
3をオンにして、コンデンサ56に蓄えられた電荷を充
電回路512へ供給する。充電回路512から電池52
に対して充電が行われる。
【0061】これにより、1枚の印刷毎にプリントヘッ
ドへの電源がオフされるたびに、充電回路512に、コ
ンデンサ56に蓄えられた電荷が供給され充電が行われ
る。
【0062】以上のように、第4の実施形態において、
印刷処理が終了するたびに、充電回路512によって電
池2に対して充電処理が行われるので、電池の使用時間
を長くすることができる。
【0063】また、第2の実施形態と同様に、印刷動作
の後の終了処理を完了させることができる。
【0064】以上第1〜4の実施形態について説明した
が、第2の実施形態で説明したコンデンサの容量の値
(1000μF)や消費電流値(8mA)に限定するも
のではなく、他の値でも構わない。また、電池の印刷可
能枚数も20枚に限定するものではない。電源回路が出
力する電圧値も説明した値(5ボルトや19ボルト)に
限定するものではない。
【0065】また、印刷動作の後の終了処理は、第2の
実施形態で説明した処理の他に、データのバックアップ
処理などでも構わない。
【0066】また、第2の実施形態においては、バック
アップ電源回路312へ蓄積された電荷を供給する形態
であったが、電源回路314に供給する形態でも構わな
い。
【0067】
【発明の効果】本発明により、コンデンサに蓄積された
電荷を再利用することにより、電池の電力使用量を低く
抑えられ、電池の使用期間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のブロック図
【図2】実施形態において実行する処理のフローチャー
【図3】第2の実施形態のブロック図
【図4】第3の実施形態のブロック図
【図5】第4の実施形態のブロック図
【図6】プリンタ(記録装置)の斜視図
【符号の説明】
1 電子機器 31、41、51 プリンタ 2、32、42 電池 52 二次電池 3 素子 4、34、44、54 駆動用電源回路 12、314、414、514 制御用電源回路 5、35、45、55 電荷再利用スイッチ 13、313、413、513 スイッチ 6、36、46、56 電圧平滑用コンデンサ 7、37、47、57 電圧安定化用コンデンサ 8 電源制御部 38、48、58 制御部 14 基本機能部(基本制御部) 33、53 インクジェットヘッド 43 サーマルヘッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池からの電力供給をうけて、素子を駆
    動するための駆動電圧を生成する駆動用電源回路と、素
    子を制御するための制御電圧を生成する制御用電源回路
    とを有する電子機器であって、 前記駆動用電源回路から出力される前記駆動電圧を平滑
    化する蓄電手段と、 前記駆動用電源回路のオン・オフを制御する電源制御手
    段と、 前記電源制御手段が前記駆動用電源回路をオフする際、
    前記蓄電手段に蓄積された電力を前記制御用電源回路へ
    供給することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 電池からの電力供給をうけて、素子を駆
    動するための駆動電圧を生成する駆動用電源回路と、素
    子を制御するための制御電圧を生成する制御用電源回路
    とを有する電子機器の制御方法であって、 前記駆動電圧を平滑化するための蓄電工程と、 前記駆動用電源回路のオン・オフを制御する電源制御工
    程と、 前記電源制御工程において、前記駆動用電源回路をオフ
    する際、前記蓄電工程において蓄積された電力を前記制
    御用電源回路へ供給する電力供給工程とを有することを
    特徴とする電子機器の制御方法。
  3. 【請求項3】 電池からの電力供給をうけて、記録ヘッ
    ドを駆動するための駆動電圧を生成する駆動用電源回路
    と、記録ヘッドを用いた記録動作を制御するための制御
    電圧を生成する制御用電源回路とを有する記録装置であ
    って、 前記駆動用電源回路から出力される前記駆動電圧を平滑
    化する蓄電手段と、 前記駆動用電源回路のオン・オフを制御する電源制御手
    段と、 前記電源制御手段が前記駆動用電源回路をオフする際、
    前記蓄電手段に蓄積された電力を前記制御用電源回路へ
    供給することを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記電力供給の遮断は、前記記録動作の
    終了後に行うことを特徴とする請求項3に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置は、さらに前記制御用電源
    回路へ電力を供給する際、前記記録ヘッドへ電力供給を
    遮断するためのスイッチ手段を有することを特徴とする
    請求項3に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置は、さらに前記駆動電圧を
    安定化させる蓄電手段とを有し、前記スイッチ手段は、
    前記駆動電圧を平滑化する蓄電手段と前記駆動電圧を安
    定化させる蓄電手段との間に配置されていることを特徴
    とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録装置は、さらに前記記録装置が
    オフの場合にデータを保存する記憶手段と、前記記憶手
    段に電力供給するバックアップ用電源回路とを有し、前
    記電源制御手段によって、前記記録ヘッド用電源回路か
    らの電力供給を遮断する際、前記電圧安定化手段に蓄積
    された電力を前記バックアップ用電源回路へ供給するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記電池は、充電可能な二次電池であっ
    て、前記記録装置は、さらに前記二次電池に充電可能な
    充電回路を有し、前記電源制御手段によって、前記記録
    ヘッド用電源回路からの電力供給を遮断する際、前記電
    圧安定化手段に蓄積された電力を前記充電回路へ供給す
    ることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
    めのエネルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変
    換体を含む複数の記録素子を有することを特徴とする請
    求項3に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクシートのイ
    ンクを加熱する複数の発熱素子を有することを特徴とす
    る請求項3に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 電池からの電力供給をうけて、記録ヘ
    ッドを駆動するための駆動電圧を生成する駆動用電源回
    路と、記録ヘッドを用いた記録動作を制御するための制
    御電圧を生成する制御用電源回路とを有する記録装置の
    制御方法であって、 前記駆動電圧を平滑化する蓄電工程と、 前記駆動用電源回路のオン・オフを制御する電源制御工
    程と、 前記駆動用電源回路をオフする際、前記蓄電工程におい
    て蓄積された電力を前記制御用電源回路へ供給する電力
    供給工程とを有することを特徴とする記録装置の制御方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238202A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 撮像装置および電子装置
US20210245536A1 (en) * 2020-02-12 2021-08-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing apparatus

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