JP2006238202A - 撮像装置および電子装置 - Google Patents

撮像装置および電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006238202A
JP2006238202A JP2005051762A JP2005051762A JP2006238202A JP 2006238202 A JP2006238202 A JP 2006238202A JP 2005051762 A JP2005051762 A JP 2005051762A JP 2005051762 A JP2005051762 A JP 2005051762A JP 2006238202 A JP2006238202 A JP 2006238202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
negative
supply path
voltage
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005051762A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Ikebe
慶一 池辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005051762A priority Critical patent/JP2006238202A/ja
Publication of JP2006238202A publication Critical patent/JP2006238202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】正電圧および負電圧を電源とする撮像素子や半導体素子を使用した撮像装置等において、電源の利用効率を下げることなく、撮像素子や半導体の負電源をOFFする際に素子の破壊や性能の劣化に至ることを防止する。
【解決手段】電源回路200と撮像素子(CCD)30、CCD駆動回路160の負荷側との間の負電源ライン202にスイッチ回路700を設ける。撮像素子30の電源をOFFする際、スイッチ回路700をOFFして、電源回路200から負荷側の負電源ライン202を切り離す。これにより、負荷側の負電圧VLは急速に低下する。負電圧VLが所定電圧値以下になった時点で正電源ライン201の正電圧VHを下げる。
【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置や電子装置に関し、特に正電圧および負電圧を電源とする撮像素子や半導体素子が使用される撮像装置や電子装置における素子への電圧供給系統の構成に関する。
ここで、撮像装置としてはデジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、工業用カメラ、バーコードリーダ等が含まれ、電子装置としては撮像装置に加えて、半導体メモリ、増幅器、センサ駆動回路、その他の装置が含まれる。
図1は、撮像装置の一例として一般的なデジタルカメラの電気系統の構成例を示したものである。図1において、被写体からレンズユニット10に入射した光は、シャッタ20が開かれている期間、撮像素子(CCD)30で受光され、該撮像素子30上に像を形成する。撮像素子30は、CCD駆動回路160の制御下で、受光した光をその光電変換作用により電気的な信号に変換して出力する。シャッタ駆動回路170はシャッタ20を駆動し、撮像素子30に入射する光の量・タイミングを制御しているが、このシャッタ駆動回路170の制御はシステムコントローラ100により行われる。また、ストロボ発光モードでは、フラッシュ回路180がフラッシュ用コンデンサ(MC)190を充電してストロボを発光するが、このフラッシュ回路180の制御もシステムコントローラ100により行われる。なお、図1ではシャッタ20およびシャッタ駆動回路170を図示しているが、一般には撮像素子30が備える電子シャッタを併用する場合が多い。
撮像素子30で光電変換された電気的な信号は、S/H回路40に入力される。S/H回路40でサンプルホールドされた信号から、各画素に対応したアナログ信号を得る。このS/H回路40でサンプルホールドされたアナログ信号は、PGA回路50で増幅された後、A/D回路60に入力され、デジタル信号に変換される。このデジタル信号は画像データコントローラ70で補間処理や色処理、エッジ強調等の処理を行うとともに符号化される。この作業のために必要なデータの一時的な記憶場所としてメモリ110が使用される。デジタル信号は、更に圧縮/伸長回路80で圧縮され、圧縮画像データとして画像記録メディア90に保存される。この画像記録メディア90の圧縮画像データは必要に応じて圧縮/伸長回路80で伸長される。撮像中や伸長された画像データは、画像データコントローラ70を通して表示装置120に送られ、所定の表示形式に変換されて表示される。
撮像素子30やCCD駆動回路160、S/H回路40、PGA回路50、A/D回路60、画像データコントローラ70等はそれぞれが同期して動作する必要がある。それらを同期させるための信号はタイミングパルス発生回路150で生成され、それぞれのモジュールに供給される。
システムコントローラ100は、撮像装置全体の動作を制御する撮像装置を最適に動作させるために必要な設定値等のデータはEEPROM140に保存されており、システムコントローラ100が必要に応じてEEPROM140から読出し、各モジュールの設定や演算等に用いられている。操作スイッチ130は、この撮像装置の操作者が操作するためのもので、レリーズスイッチや電源スイッチ、記録・再生動作の切換や光量変化手段等もこのスイッチに含まれている。
電源回路200は電圧供給手段であり、撮像素子30およびCCD駆動回路160に正電圧および負電圧を供給すると共に、各モジュールに必要な電圧を供給する。この電源回路200の制御もシステムコントローラ100により行われる。
図2は、図1中の画像データコントローラ70からタイミング発生回路150、さらにタイミング発生回路150からS/H回路40、PGA回路、A/D回路60、及びCCD駆動回路160を通して撮像素子30に送られる信号の系統を示したものである。画像データコントローラ150は同期信号をタイミング発生回路150へ送り、タイミング発生回路150は同期信号を元に、撮像素子30の駆動方式に適した信号を生成して、CCD駆動回路160に送る。CCD駆動回路160はタイミング発生回路150から送られた信号を、撮像素子(CCD)30の駆動に必要な信号レベルに変換して撮像素子30を駆動する。CCD駆動回路160から撮像素子30に送られる信号は、撮像素子30の垂直方向の転送路を駆動するために必要な垂直転送信号(Vパルス)、水平方向の転送路を駆動する水平転送信号(Hパルス)と、撮像素子30の基板電位を変化させる信号や、撮像素子30の受光素子に蓄積された電荷を基板へ掃き出す電子シャッタパルス、受光素子から転送路へ電荷を移動させる読出しパルスなどがある。タイミング発生回路150は、同時にS/H回路40、PGA回路50、A/D回路60に必要な信号を送る。
ここで撮像素子30は、p型半導体とn型半導体とから構成され、逆バイアスをかけている。また、CCD駆動回路160が撮像素子30を駆動するVパルスやHパルスは、それぞれ転送路を直接駆動することが多く、撮像素子30の電源電圧と同等の信号レベルが必要である。これらの電圧は、一般的にVパルスでは−10V〜−5V、Hパルスでは3V〜5V、バイアス電圧に10V〜20V程度を必要とする。
図3は図2を構成する各ブロックを、電源系統毎に分けて示したものである。電源回路70はACまたはDCの電源から、本撮像装置を駆動・制御するために必要な電源電圧に変換するもので、VHは撮像素子30を駆動する正側電圧で、撮像素子30内の電子シャッタや撮像素子30のバイアスに使用される。VLは撮像素子30の垂直転送路のバイアスに使用される負側電圧である。これらVHおよびVLはCCD駆動回路160にも供給される。VCはS/H回路40、PGA回路50、A/D回路60、画像データコントローラ70等に使用される論理回路等、CMOS系回路の電源として使用される正側電圧である。
図4は、本発明に関係する電源回路200と、撮像素子30およびCCD駆動回路160のVH・VLの系統のみ示したものである。図4から分かるように、一般に電源回路200、CCD駆動回路160、撮像素子30とも、それぞれに容量性負荷が存在し、電荷が蓄積される。
撮像素子を使用する装置は多くあるが、特にデジタルカメラや携帯電話、PDAなど携帯機器では電源として容量が小さく出力電圧の低い電池を使用するにもかかわらず、長時間の使用に対応できることが求められる。一方で図4に示すように、撮像素子30を駆動するためには、電池電圧より高い正電圧VHや負電圧VLが必要であるが、一般に電源回路200で昇圧してVHやVLを生成するために電池のエネルギーの利用効率が低い。従って電池のエネルギーを有効に利用するためには、機器の状態遷移に応じて電源を細かく制御する必要がある。ここで、撮像素子30は正負の高い電圧がかかっているが、撮像素子30の電源をOFFする際、撮像素子30の基板に順バイアスがかかると順方向に電流が流れ、撮像素子30が破壊または性能劣化につながる危険性がある。このため、負電圧VLは正電圧VHより速く電位を下げる必要があるが、負電圧は電源回路200、撮像素子30ともにインピーダンスが高いため、電荷が抜けにくい構造となっている。
撮像素子30の電圧をOFFする際、負電圧VLを速やかに下げるためには、図5に示すように、負電圧側のみグランド(GND)との間に抵抗500を設け、抵抗500を通して放電させることが考えられるが、電源回路200にとって抵抗500は常に負荷となり、消費電流の増大を招く。これの解決策として、図6のように、負電圧VLの電源線に放電回路600を設け、撮像素子30の電源をOFFする際に、放電回路600で放電して負電圧VLの電位を速やかに下げるようにしたものがあるが(例えば、特許文献1)、上記のように電池のエネルギーの利用効率を考慮すると、負電圧を放電することは好ましくない。
特許第3517278号「撮像素子の電圧制御装置」
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、正電圧および負電圧を電源とする撮像素子や半導体素子を使用した撮像装置や電子装置において、電源の利用効率を下げることなく、撮像素子や半導体の負電源をOFFする際に素子の破壊や性能の劣化に至ることを、簡易な構成で防止することを目的とする。
本発明は、正電圧および負電圧を電源とする撮像素子と、該撮像素子に正電源路および負電源路を通して各々正電圧および負電圧を供給する電源供給手段を具備する撮像装置において、撮像素子と電源供給手段との間の負電源路上に、該負電源路を接続・遮断する切替え手段を設けたことを主要な特徴とする。
また、本発明の撮像装置においては、前記撮像素子と前記切替え手段との間の負電源路には、接地された抵抗性負荷がさらに有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置においては、前記撮像素子と前記切替え手段との間の負電源路には接地された第1の容量性負荷が、前記電源供給手段と前記切替え手段との間の負電源路には接地された第2の容量性負荷がさらに有し、前記第1の容量性負荷の容量値は前記第2の容量性負荷の容量値より小さいようにすることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置においては、前記撮像素子と前記電源供給手段との間の正電源路上に、該正電源路を接続・遮断する切替え手段をさらに有することを特徴とする。
上記構成においては、撮像素子への正電圧および負電圧の供給を停止する際、負電源路上の切替え手段を遮断した後に正電源路上の切替え手段を遮断する。一実施形態では、前記負電源路上の切替え手段を遮断して前記撮像素子の負電圧があらかじめ定めた閾値以下に低下した場合に、前記正電源路上の切替え手段を遮断する。あるいは、前記負電源路上の切替え手段を遮断してから、あらかじめ定めた時間が経過した時点で前記正電源路上の切替え手段を遮断する。
正電圧および負電圧を電源とする半導体素子と、該半導体素子に正電源路および負電源路を通して各々正電圧および負電圧を供給する電源供給手段を具備する電子装置においても、上述した撮像装置の場合と同様の構成とする。
本発明では、正負電源を必要とし逆バイアスをかけて使用する撮像素子や半導体素子を備える装置において、素子の負電源端子と電源回路の負電源出力端子との間に切替え手段を設けることで、負電源端子をOFFする際に負電源系統につながる容量性負荷を分離し、短時間で放電することが可能となる。また、電源回路側の容量性負荷には、電荷が蓄積したまま保持されており、再度電源を投入する場合に短時間で起動でき、また負電源側の起動時の電流を少なくすることができるため、省エネルギーに寄与する。
また、切替え手段と負荷側の間に抵抗性負荷を設けることで、放電時により短時間で放電を完了することができる。さらに、負荷側の容量性負荷を少なくし、電源回路側に移動させることで、切替え手段を動作させる際に、負荷側の容量性負荷が小さくなり、より短時間で放電することが可能となる。
また、正電源側にも切替え手段を設け、負電源側の切替え手段をOFFした後に、該正電源側の切替え手段をOFFするようにすることにより、素子の破壊や性能立夏を確実に防止できる。この場合、例えば、負荷側の負電圧値をモニタすることで、切替え手段を動作させた場合に、負電圧値が確実に下がったことを確認でき、正電圧をOFFする動作に入ることができる。また、タイマー回路等を備えることで、負電源をOFFしてから所定時間後に信号を得られ、負電圧値をモニタすることなく正電源をOFFすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態でも撮像装置や電子装置としてデジタルカメラを取り上げ、その電気系統の全体的構成は図1の如くとし、また、電源系統は図3の如くとする。
図7は本発明の実施形態における電源系統の第1の構成例であり、図4と同様に、電源回路200と、撮像素子30およびCCD駆動回路160の正電圧VH、負電圧VLの電源供給系統のみを示したものである。201は正電圧VHの電源路(正電源ライン)、202は負電圧VLの電源路(負電源ライン)を示す。図5や図6との相違は、電源回路200から撮像素子30およびCCD駆動回路160に負電圧VLを供給する負電源ライン202上に、該負電源路202を接続(ON)・遮断(OFF)する切替え手段であるスイッチ(SW)回路700を設けたものである。SW回路700のON、OFFは制御信号Sにより行われるが、この制御信号Sはシステムコントローラ100から与えられるようにする。
前述のように、撮像素子30の電源をOFFする際に、負電圧VLは正電圧VHより先に振幅を下げなければならない。図7では、制御信号SによりSW回路700をOFFして、負電源ライン202を切り離す。この時、負電源ライン202の容量性負荷は、負電源ライン202とグランドGNDとの間の抵抗成分により、自然放電が行われる。一般的に電源回路200側には、電源電圧の安定化のため、負荷側に比べ大きな容量性負荷が接続されることが多い。SW回路700をOFFすることで、負電源ライン202につながる容量性負荷のうち、電源回路200側の大きな容量が分離されるため、撮像素子30およびCCD駆動回路160の負荷側の容量に蓄積される電荷は小さくなる。従って、SW回路700をOFFしたとき、自然放電に要する時間は短くて済み、撮像素子30およびCCD駆動回路160の負電圧VLは速みやかに低下する。その後、正電圧VHをOFFするが、正電圧VHをONに維持しておく期間は短かくできるため、電源の利用効率が向上する。又電源回路200側の容量性負荷には、電荷が蓄積したまま保持されており、再度電源を投入する場合には短時間で起動でき、さらに負電源側の起動時の電流を少なくすることができるため、この点からも電源の利用効率(省エネルギー)が向上する。
図8は、本発明の第2の構成例であり、撮像素子30及びCCD駆動回路160の負荷側の負電源ライン202上に、さらに抵抗性負荷800をグランドGNDとの間に接続したものである。SW回路700をOFFすると、撮像素子30およびCCD駆動回路160の負荷側の負電源ライン200につながる容量性負荷に蓄積された電荷は、この抵抗性負荷800を通してGNDへ放電される。この場合、図7のように抵抗性負荷が接続されていない場合に比べて、放電に要する時間はさらに短くなる。
図9は、図8の構成例において、実際の電源ラインには多くの容量が接続されている様子を示したものである。図9に示すように、一般的には電源ノイズが撮像素子30やCCD駆動回路に回りこむのを防いだり、電源回路200の安定化を図るため、撮像素子30やCCD駆動回路160の近傍、さらに電源回路200の近傍に容量性負荷を接続している。そして、撮像素子30やCCD駆動回路160側のよう容量性負荷に比べて、電源回路200側の容量性負荷の方が容量が大きい。容量性負荷に蓄積された電荷が放電に要する時間は、容量値と抵抗値の時定数により決まる。従って、放電時間をより短くするためには、SW回路700より撮像素子30側の容量値を小さくすればよい。また、抵抗性負荷800を追加することで、さらに放電時間を短くできる。
図10は本発明の第3の構成例であり、撮像素子30の正電源端子と負電源端子の電圧VH,VLを、電圧検知手段900でモニターすることを特徴としたものである。撮像素子30の電源をOFFする場合、正電源より負電源の方を先に下げ、その後、正電源をOFFする必要がある。そこで、SW回路700をOFFとした後、電圧検知手段900で撮像素子30の正電源素子と負電源端子の電圧VH,VLを検出し、負電圧VLが所定閾値以下に低下した場合、電源回路200の正電圧VHをOFFとする。この制御は、電源回路200で直接行ってもよいし、システムコントローラ100を介して行ってもよい。電源回路200で直接行う場合は、電源回路200が比較回路を内蔵し、比較回路において、電圧検知手段900の出力値と所定閾値を比較し、出力値が所定閾値以下になった場合、VHをOFFとする。また、システムコントローラ100を介して行う場合は、電圧検知手段900の出力値をシステムコントローラ100に送り、システムコントローラ100にてあらかじめ設定された閾値と比較し、出力値閾値以下になった場合、システムコントローラ100からの指令で、電源回路200がVHをOFFとする。この場合のシステムコントローラ100の処理フロー例を図11を示す。
図10では、負電源電圧VLの電圧値の低下を電圧を検知手段900で検知しているが、放電カーブは容量性負荷と抵抗性負荷から求まる時定数によって決まるので、放電に要する時間は容易に推測できる。従って、電圧値を検知する替わりに、システムコントローラ100のタイマー回路等を使って放電を開始してからの時間をカウントし、所定カウント数だけの時間が経過したところで負電源電圧が充分に下がったとみなし、正電源電圧の放電を開始しても、同様の効果を得られる。この場合のシステムコントローラ100の処理フロー例を図12に示す。
図13は本発明の第4の構成例であり、負電源ライン202のSW回路700−1と同様に、正電源側ライン201にもSW回路700−2を設けたものである。撮像素子30の電源をOFFする場合、まず、制御信号S1により負電源側ライン202のSW回路700−1をOFFし、撮像素子30の負電圧値VLが充分に下がることを検知した上で、制御信号S2により正電源ライン201のSW回路700−2をOFFする。SW回路700−2の制御信号S2は、SW回路700−1の制御信号S1と同様にシステムコントローラ100から与えられるようにする。
図13では、正電源ライン201もSW回路700−2により、撮像素子側の容量性負荷と電源回路側の容量性負荷とを分離することから、より短時間での放電特性が得られる。なお、負電源ライン側と同様に、撮像素子30およびCCD]駆動回路160の負荷側とSW回路700−2の間の正電源ライン701に抵抗を接続して他方を接地すると、より正側電圧の放電時間を短縮することができる。
図14は撮像素子30の電源をOFFする際の負電圧VLの低下の様子を示したものである。図14では初期状態は負電源が入った状態であり、時刻t0にSW回路700に“OFF”の制御信号が入力される。電源OFFした際、負電源電圧VLは容量値と抵抗値による時定数で定まる時間をかけて放電する。図14の破線はSW回路700がない場合で、実線はSW回路700を有する場合である。SW回路700がない場合には、負電源電圧VLは時間t0からt2経過後、グランドレベルになるが、SW回路700がある場合は、時間t0からt1経過後(t1<t2)、負電源電圧VLはグランドレベルになる。ここで、SW回路700の撮像素子側の容量値と電源回路側の容量値とが同じ値の場合は、SW回路700を動作させて負電源路201を切り離すことで、放電時間は半分で済む。また、撮像素子側の容量値を電源回路側の容量値より小さくすると、放電時間は半分以下で済むことになる。
図15および図16に、一例としてストロボ撮影モードを例に、SW回路700がない場合とある場合の撮像素子における電源電圧の変化の様子を示す。
図15はSW回路700がない場合の撮像素子の電源電圧の様子を示したものである。図15において、時刻t0でカメラが起動し、撮像素子の正負電源電圧VH,VLが立ち上がり、撮像可能な状態となる。レリーズ信号を受信し、フラッシュ用コンデンサ(MC)の電圧を確認し、それが不足していた場合、撮像素子の正負電源を一度OFFとしてMCを充電する必要がある。この場合、時刻t1で負電源をOFFとし、負電源電圧VLの電圧値が十分下がった時刻t2で正電源電圧VHを下げ、MCの充電を開始せしめる。ここで、SW回路700がない場合、負電源電圧VLが下がるのに時間がかかり、時刻t1から時刻t2までの時間T1は長くなる。その間、正電源電圧VHをOFFとすることができず、電源の利用効率が低下する。また、MCの充電開始、次の撮像可能も遅れ、操作性も低下する。時刻t2から所定時間経過後、時刻t3で撮像素子の正負電源をONとすることで、撮像素子は撮像可能となり、MCの充電が完了後、本露光が開始する。
図16は、本発明のSW回路700がある場合の撮像素子の電源電圧の様子を示したものである。図15と同様に、時刻t0でカメラが起動し、撮像素子の正負電源電圧VH,VLが立ち上がり、撮像可能な状態となる。その後、MCの電圧を確認し、不足している場合、一度、撮像素子の電源をOFFとする。図16では、時刻t1でSW回路700を動作させ、負電源電圧VLの電圧値が十分下がった時刻t2で正電源電圧VHを下げ、MCの充電を開始せしめる。その後、時刻t3で撮像素子の正負電源を再びONとすることで、撮像素子は撮像開始となり、MCの充電が完了後、本露光が開始する。ここで、SW回路700が存在する場合、SW回路700の動作で負電源電圧VLが急速に下がり、時刻t1から時刻t2までの時間T2は、図15に示したSW回路700がない場合の時間T1に比べて非常に短くなる。従って、正電源電圧VHをONに維持しておく時間(T2)は短縮され、電源の省エネルギーが可能になる。また、MCの充電開始、次の撮像可能も早まり、操作性も向上する。
ここでは、ストロボ撮影を例にしたが、撮像素子の正負電源をONからOFFに切替えて、画像の再生等を行う場合にも、SW回路700の有無により、その効果の差は顕著である。
図17はSW回路700の具体的例を示したものである。正電源側のSW回路も基本的に同様である。勿論、SW回路700は図17の構成に限らないことはいうまでもない。図17において、制御信号Sがハイ(H)の時、トランジスタTR1がON状態をとり、トランジスタTR2がONし、トランジスタTR3もONして、電源回路200と撮像素子30およびCCD駆動回路160との間の負電源ライン202がトランジスタTR3を介して接続状態となる。一方、制御信号Sをロウ(L)にすると、トランジスタTR1がOFFとなり、トランジスタTR2、TR3もOFFし、負電源ライン202はトランジスタTR3により遮断される。
以上、本発明の一実施の形態を説明したが、本発明は、デジタルカメラに限らず、正電圧および負電圧を電源とする撮像素子を備える撮像装置全般、同様に、正電圧および負電圧を電源とする半導体素子を備える電子装置全般に広く適用可能である。
本発明の一実施の形態を説明するための撮像装置における電気系統の全体構成図。 図1の主要部を示す図。 図2を電源系統毎に分けて示した図。 撮像素子に関係する電源系統の一般的構成を示す図。 撮像素子の負電源制御の従来の構成図。 同じく撮像素子の負電源制御の従来の構成図。 本発明の第1の実施例の構成図。 本発明の第2の実施例の構成図。 図8において電源ラインに容量負荷が接続されている様子を示した図。 本発明の第3の実施例の構成図。 システムコントロール側で正電源をOFF制御する第1の処理フロー図。 システムコントロール側で正電源をOFF制御する第2の処理フロー図。 本発明の第4の実施例の構成図。 撮像素子の負電源の低下の様子を示す図。 ストロボ撮影モードにおけるSW回路がない場合の正負電圧の変化の様子を示す図。 ストロボ撮影モードにおけるSW回路がある場合の正負電圧の変化の様子を示す図。 SW回路(切替え手段)の具体的構成例を示す図。
符号の説明
30 撮像素子
160 CCDE駆動回路
200 電源回路
201 正電源路
202 負電源路
700 SW回路(切替え手段)
800 抵抗性負荷
900 電圧検知手段

Claims (12)

  1. 正電圧および負電圧を電源とする撮像素子と、該撮像素子に正電源路および負電源路を通して各々正電圧および負電圧を供給する電源供給手段を具備する撮像装置において、前記撮像素子と電源供給手段との間の負電源路上に、該負電源路を接続・遮断する切替え手段を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、前記撮像素子と前記切替え手段との間の負電源路には、接地した抵抗性負荷がさらに有することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置において、前記撮像素子と前記切替え手段との間の負電源路には接地した第1の容量性負荷が、前記電源供給手段と前記切替え手段との間の負電源路には接地した第2の容量性負荷がさらに有し、前記第1の容量性負荷の容量値は前記第2の容量性負荷の容量値より小さいことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1記載の撮像装置において、前記撮像素子と前記電源供給手段との間の正電源路上に、該正電源路を接続・遮断する切替え手段をさらに有することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4記載の撮像装置において、前記撮像素子への正電圧および負電圧の供給を停止する際、前記負電源路上の切替え手段を遮断した後に前記正電源路上の切替え手段を遮断することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5記載の撮像装置において、前記負電源路上の切替え手段を遮断して前記撮像素子の負電圧があらかじめ定めた閾値以下に低下した場合に、前記正電源路上の切替え手段を遮断することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5記載の撮像装置において、前記負電源路上の切替え手段を遮断してから、あらかじめ定めた時間が経過した時点で前記正電源路上の切替え手段を遮断することを特徴とする撮像装置。
  8. 正電圧および負電圧を電源とする半導体素子と、該半導体素子に正電源路および負電源路を通して各々正電圧および負電圧を供給する電源供給手段を具備する電子装置において、前記半導体素子と前記電源供給手段との間の負電源路上に、該負電源路を接続・遮断する切替え手段を有することを特徴とする電子装置。
  9. 請求項8記載の電子装置において、前記半導体素子と前記切替え手段との間の負電源路には、接地した抵抗性負荷がさらに有することを特徴とする電子装置。
  10. 請求項8記載の電子装置において、前記半導体素子と前記切替え手段との間の負電源路には接地した第1の容量性負荷が、前記電源供給手段と前記切替え手段との間の負電源路には接地した第2の容量性負荷がさらに有し、前記第1の容量性負荷の容量値は前記第2の容量性負荷の容量値より小さいことを特徴とする電子装置。
  11. 請求項8記載の電子装置において、前記半導体素子と前記電源供給手段との間の正電源路上に、該正電源路を接続・遮断する切替え手段をさらに有することを特徴とする電子装置。
  12. 請求項11記載の電子装置において、前記半導体素子への正電圧および負電圧の供給を停止する際、前記負電源路上の切替え手段を遮断した後に前記正電源路上の切替え手段を遮断することを特徴とする電子装置。
JP2005051762A 2005-02-25 2005-02-25 撮像装置および電子装置 Pending JP2006238202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051762A JP2006238202A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 撮像装置および電子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051762A JP2006238202A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 撮像装置および電子装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006238202A true JP2006238202A (ja) 2006-09-07

Family

ID=37045343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005051762A Pending JP2006238202A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 撮像装置および電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006238202A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148191A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Casio Comput Co Ltd 撮像装置
JP2009177866A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Canon Inc 電源回路及びその制御方法
JP2010068095A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2014020702A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP2018137748A (ja) * 2013-12-27 2018-08-30 株式会社ニコン 撮像ユニット及び撮像装置
WO2022054494A1 (ja) * 2020-09-08 2022-03-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744246A (ja) * 1993-05-27 1995-02-14 Fujitsu Ltd 電源接続回路及び電源線用スイッチic
JPH07336610A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Asahi Optical Co Ltd 撮像素子の電圧制御装置
JP2000037036A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Seiko Precision Inc 省電力駆動回路
JP2003341192A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Canon Inc 電子機器及び該機器の制御方法、記録装置及び該装置の制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744246A (ja) * 1993-05-27 1995-02-14 Fujitsu Ltd 電源接続回路及び電源線用スイッチic
JPH07336610A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Asahi Optical Co Ltd 撮像素子の電圧制御装置
JP2000037036A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Seiko Precision Inc 省電力駆動回路
JP2003341192A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Canon Inc 電子機器及び該機器の制御方法、記録装置及び該装置の制御方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148191A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Casio Comput Co Ltd 撮像装置
JP2009177866A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Canon Inc 電源回路及びその制御方法
JP2010068095A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2014020702A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP2018137748A (ja) * 2013-12-27 2018-08-30 株式会社ニコン 撮像ユニット及び撮像装置
US10692916B2 (en) 2013-12-27 2020-06-23 Nikon Corporation Image-capturing unit and image-capturing apparatus
US11089223B2 (en) 2013-12-27 2021-08-10 Nikon Corporation Image-capturing unit and image-capturing apparatus
US11974056B2 (en) 2013-12-27 2024-04-30 Nikon Corporation Image-capturing unit and image-capturing apparatus
WO2022054494A1 (ja) * 2020-09-08 2022-03-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置
US11997407B2 (en) 2020-09-08 2024-05-28 Sony Semiconductor Solutions Corporation Photodetection device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110012244B (zh) 固态图像传感器、摄像设备和摄像方法
US8629935B2 (en) Solid-state imaging device and imaging apparatus
US9473701B2 (en) Electronic camera
JP2006238202A (ja) 撮像装置および電子装置
JP6333466B2 (ja) 自動検出機能を有する撮像器及び撮像器の作動方法
JP2010218406A (ja) 電子機器
JP4307602B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の動作モード設定方法
JP4957122B2 (ja) 電源回路、および撮像装置
JP4788589B2 (ja) 撮像装置
US8538251B2 (en) Focus detecting apparatus and driving method therefor
JP2008301288A (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに電子情報機器
JP4810162B2 (ja) 撮像装置、固体撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
JP6057594B2 (ja) 発光装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5157466B2 (ja) 固体撮像装置、及び、電子カメラ
JP2005236702A (ja) 撮像装置
US8730385B2 (en) Method of economizing power in image pickup system and image pickup system using the method
WO2013069422A1 (ja) 電源回路、撮像モジュール、及び撮像装置
JP2006191729A (ja) 充電装置及び充電方法
JP6162972B2 (ja) 画素周辺記録型撮像素子用駆動装置
JP2009273007A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6349625B2 (ja) 画像記録装置及び方法
JP4502630B2 (ja) カメラ
JP2006129127A (ja) 電圧供給回路及びそれを用いた固体撮像装置
JP2005064763A (ja) 撮像装置
JP2006325310A (ja) 電源回路および電源回路を備えたデジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100414