JP3363581B2 - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents

プリンタ及びその制御方法

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JP3363581B2 JP10968794A JP10968794A JP3363581B2 JP 3363581 B2 JP3363581 B2 JP 3363581B2 JP 10968794 A JP10968794 A JP 10968794A JP 10968794 A JP10968794 A JP 10968794A JP 3363581 B2 JP3363581 B2 JP 3363581B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ及びその制御方
、詳しくはAC電源及び二次電池電源からの電源によ
って動作を行うプリンタ及びその制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナル・プリンタ等で代表さ
れる装置は、ACアダプタにより、或いはニッカド電池
や鉛電池などの再充電可能な2次電池により駆動可能に
なっている。これらの電池を充電するための充電機構と
しては、本体装置とは別に用意したオプションの専用充
電器、或いは本体内に設けた定電流回路による簡易充電
機構などを使用する。また、これらの充電手段による満
充電検出方法としては、デルタV方式と称される満充電
後の電池の端子間電圧の下降現象を検出して判断するこ
とのが一般的である。
【0003】ところで、今日、次世代電池としてリチウ
ム・イオン2次電池、或いはニッケル水素2次電池など
が注目されている。理由は、これらの電池は従来のニッ
カド電池或いは鉛電池と比較して、エネルギー密度が高
い点、及びそれに伴い小型化が可能である点が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た電池の中でも実用化が進んでいるリチウム2次電池
は、その充電電圧の精度を高く維持しなければならない
といった回路上の工夫が要求される。具体的にはリチウ
ム・イオン2次電池(以降、リチウム・イオン電池と称
する)の充電電圧は8.4±0.1[V]に維持しなけ
ればならない。こうした電圧を専用に生成するために
は、コスト的な面、及び実装上のスペース面で大きな負
担となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、例えば本発明のプリンタは以下に示す構成を備え
る。すなわち、AC電源及びリチウムイオン二次電池電
源のうちの一方の電源で動作するプリンタであって、供
給された電源に基づいて複数の異なるDC電圧を生成す
るDC電圧生成手段と、第1のDC電圧を供給すること
で前記プリンタに有する記録ヘッドの駆動を行う記録ヘ
ッド駆動回路と、前記DC電圧生成手段で生成されたD
C電圧を、前記記録ヘッド駆動回路、前記リチウムイ
オン二次電池充電用として排他的に供給可能とし、非印
刷時には充電のために特定電圧である第2のDC電圧に
切換えて前記リチウムイオン二次電池に供給するDC電
源供給手段と、前記リチウムイオン二次電池がほぼ満充
電状態か否かを判断する判断手段と、 前記記録ヘッド駆
動回路に基づいて印刷が完了して前記二次電池を充電し
ている最中に、当該リチウムイオン二次電池が満充電状
態になったと前記判断手段が判断した場合、前記DC電
圧生成手段を消勢する消勢手段とを備える。
【0006】この課題を解決するため、例えば本発明の
プリンタは以下に示す構成を備える。すなわち、AC電
源及び二次電池電源のうちの一方の電源で動作するプリ
ンタであって、供給された電源に基づいて所定のDC電
圧を生成するDC電圧生成手段と、DC電圧を供給する
ことで前記プリンタに有する記録ヘッドの駆動を行う記
録ヘッド駆動回路と、前記DC電圧生成手段で生成され
たDC電圧を、前記記録ヘッド駆動回路、前記二次電池
充電用電圧として排他的に供給可能とし、非印刷時には
前記二次電池充電用電圧を前記二次電池に供給するDC
電源供給手段とを備える。
【0007】かかる構成において、DC電圧生成手段が
いずれか一方のみに高精度のDC電圧を供給させる。従
って、二次電池に供給するDC電圧は安定したものとす
ることを可能にすることが可能になる。
【0008】
【0009】
【0010】また、更に、前記二次電池がほぼ満充電状
態か否かを判断する第1の判断手段と、前記記録ヘッド
駆動回路に基づいて印刷が完了して前記二次電池を充電
している最中に、当該二次電池が満充電状態になったと
前記判断手段が判断した場合、前記DC電圧生成手段を
消勢する消勢手段とを備えることが望ましい。これによ
って二次電池の過充電を防止することが可能になる。
【0011】また、前記DC電圧生成手段は、前記2次
電池充電手段として機能し始めて所定時間経過後、前記
充電機能を遮断するようにしても良い。これによれば、
二次電池充電処理を簡単にさせることが可能になる。
【0012】前記2次電池充電手段は、前記二次電池を
充電するための充電モードを2つ備え、当該二次電池の
電源供給能力が所定以上ある場合にはフロート充電電圧
を生成し、所定以下の場合には急速充電を行うための充
電電圧を生成することが望ましい。これによれば、二次
電池の消耗度に応じて適切な充電を行うことが可能にな
る。
【0013】また、前記二次電池は、リチウムイオン電
池であることが望ましい。理由は、この電池は既に実用
化が進んでおり、現実的な有用性が増すことになる。
【0014】また、更に、印刷指示がなされたか否かを
判断する判断手段と、前記DC電圧生成手段が充電電圧
を生成し出力中に、前記判断手段によって印刷指示がな
されたと判断した場合には、前記DC電圧生成手段に記
録ヘッド駆動回路用電圧を生成させる制御手段とを備え
ることが望ましい。これによれば即座に印刷指示に基づ
く印刷処理を開始することが可能になる。
【0015】また、更に、記録ヘッドを交換中は、前記
DC電圧生成手段の前記記録ヘッド駆動用電圧としての
出力を消勢させる制御手段を備えることが望ましい。こ
れによれば、記録ヘッド交換中における期間を有効的に
活用することが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。尚、実施例では電池を装着する装置
としてパーソナル・プリンタ(以下、単にプリンタ)に
適応した例を説明する。
【0017】<第1の実施例の説明>図1は、実施例に
おけるプリンタ装置の電源ラインから見たブロック図を
示したものである。本実施例での記録装置は、電源供給
としてACアダプタからのDC入力101と二次電池1
13からの供給手段に対応しており、どちらかでも供給
可能である。
【0018】電源切り替えは、切りえSW102で行わ
れ、ACアダプタが接続されている場合にはACアダプ
タ出力電圧であるDC入力101が印加され、ACアダ
プタが接続されていない場合、つまりDC入力101が
印加されていない場合には二次電池113からの電圧が
印加される。
【0019】ここで前記電圧は、ACアダプタ出力電圧
>二次電池出力電圧に設定されていて、DC入力端子に
供給されている電圧が上記不等式を満足するとき、すな
わち、ACアダプタがコンセント等に接続されていると
き、ACアダプタからのDC電源を本装置の電源として
取りいれる。印加された電源電圧は、記録装置内の各駆
動系に応じた電圧値に変換される。変換電圧としては、
モータ駆動電圧、ロジック回路用電圧、記録ヘッド駆動
電圧、二次電池電圧がそれぞれ生成される。
【0020】モータ駆動電圧は生成手段103によって
生成される。そして、その電圧は、記録紙を搬送するL
Fモータ109、記録ヘッドを搭載したキャリッジを走
査運動させるCRモータ110を駆動するモータドライ
バ106、107に供給される。LFモータ109、C
Rモータ110それぞれはステッピングモータであり、
プリンタ制御部108(CPU、ROM、RAM等で構
成される)によって制御される。
【0021】プリンタ制御部108への電源電圧である
ロジック電圧は、ロジック回路生成部104で生成され
る。尚、供給先としてはプリンタ制御部108のみでは
なく、その周辺の各ロジック回路にも供給される。
【0022】DC−DCコンバータ105は、記録ヘッ
ド駆動電圧、2次電池充電電圧を生成するが、それらは
排他的に生成される。この制御は、ヘッド駆動電圧VH
と充電電圧Vの生成を切り換えるため、プリンタ制御部
108から供給されるを切り換えるプリンタ/充電選択
信号、そして、その電圧を出力を行うか否かをON/O
FF信号によって行われる。尚、排他的に電圧を供給す
る理由は、DC−DCコンバータ105の供給能力を考
慮してのことである。換言すれば、排他的に電力供給を
行うことで、このDC−DCコンバータを小型で安価な
ものを使用することを可能にしている。
【0023】次に印字時と充電時におけるDC電圧生成
手段であるDC−DCコンバータ105の制御方法を、
図2を用いて説明する。尚、以下では本装置はAC電源
に接続されている例を説明する。
【0024】印字状態の動作としては、プリンタ制御部
108からプリント信号として印字開始信号が出力され
る。DC−DCコンバータ105はプリント信号を受信
すると、出力電圧を記録ヘッド駆動電圧VHに設定し、
VHを出力する。これにより、記録ヘッド112をヘッ
ドドライバー111により駆動し印字を行う。記録が行
われていくにつれて電池電圧を初期電圧値(満充電時の
電圧)から徐々に低下する。この電圧低下は印字時間に
対してほぼリニアに低下する。これをプリンタ制御部1
08内の電圧比較器114によりモニタすることによ
り、容易に検出できる。電圧比較器114は、予め比較
対象の閾値を記憶保持していて、2次電池からの出力電
位を例えばA/D変換し、それと閾値と比較すること
で、エンプティ状態(以後ローバッテリーと称する)か
どうかを検出する。この検出結果に基づいて、プリンタ
制御部108はDC−DCコンバータ105に充電開始
信号を送出し、出力電圧をVC に切り換え、二次電池1
13の充電を行う。
【0025】次に同図における非印字状態の動作を説明
する。印字が終了するとプリント信号の出力を停止し、
充電制御信号がDC−DCコンバータ105に対して出
力され充電が開始される。DC−DCコンバータ105
は充電制御信号を受信すると出力電圧をヘッド駆動電圧
VHから充電電圧VCに電圧切り換えを行って充電を行
う。
【0026】充電中はプリンタ制御部108内の電圧比
較部114で二次電池113の電池電圧を検出する。そ
して満充電であることを検出すると(予め設定された閾
値比較することで検出する)、充電終了信号及びDC−
DCコンバータON/OFF信号をプリンタ制御部10
8からDC−DCコンバータ105に送出し、DC−D
Cコンバータ105の出力を停止させる。
【0027】図3は二次電池113を充電中にプリント
信号が発生した場合の動作を示したものである。
【0028】非印字状態(二次電池113充電状態)に
おいては、充電制御信号はON状態であって、DC−D
Cコンバータ105は充電電圧VCを出力し二次電池1
13を充電している。但し、二次電池113の電池電圧
をプリンタ制御部108内の電圧比較回路114にてモ
ニタし満充電検出した場合には、この限りではない。さ
て、満充電が検出されるまでにプリンタ制御部108か
ら、図示の如くプリント信号が出力されるとプリンタ装
置は印字状態に移行し、DC−DCコンバータ105は
出力電圧切り換え回路によって記録ヘッド駆動電圧VH
を印字し印字を行う。よって二次電池113への充電は
印字が終了するまで一時的に中断される。
【0029】図4は二次電池113を印字中もしくは充
電中に記録ヘッド112が交換された場合のDC−DC
コンバータ105の動作状態を示したものである。印字
中、或いは二次電池113を充電中に、記録ヘッドを交
換する等でキャリッジから記録ヘッドを取り外すと、ヘ
ッド有/無信号線にその旨の信号が出力される。プリン
タ制御部108が、かかる状態をその信号に基づいて検
出すると、DC−DCコンバータ105に対して出力電
圧をOFFするように指令する。
【0030】以上説明したような本実施例における二次
電池充電機能を有するDC−DCコンバータ105の回
路図の一例を図5に示す。
【0031】よって、記録ヘッド112の駆動用に生成
する高精度のDC−DCコンバータ105(電源装置)
を二次電池の充電用として排他的に共用し、記録ヘッド
112駆動用の第1の電圧、及び二次電池113充電用
の第2の電圧を排他的に出力することにより、低コスト
且つ、実装スペースが節約可能な装置の小型化に適した
充電回路が提供可能である。
【0032】図6は、上記実施例における印刷装置にお
ける処理系のブロック構成を示している。図示におい
て、1は装置全体を制御するCPU、2はCPU1の動
作処理手順(後述する図7のフローチャートに係るプロ
グラム)、フォントデータ、更には上記各閾値(二次電
池のエンプティ判断のための閾値と満充電判断のための
閾値)を記憶しているROMである。3はCPUのワー
ク領域として使用されると共に、上位装置(例えばコン
ピュータ等)から転送されてきたデータを一時的に記憶
する受信バッファ、更には、記録ヘッドの走査運動によ
って記録される画像を展開する画像バッファを備えてい
る。尚、CPU1、ROM2、RAM3のみでプリンタ
制御部108が構成されるわけでない。例えば、二次電
池113の電圧をデジタルデータに変換するA/Dコン
バータ等も当然のことながら、この中に含まれる。4は
ホストコンピュータから印刷データを受信するためのイ
ンターフェース、5は記録ヘッド及びその駆動系で構成
される印刷部である。
【0033】以下、図7のフローチャートに従って、実
施例におけるCPU1の動作処理手順を説明する。但
し、インターフェース4はホストコンピュータからのデ
ータの受信があった場合、CPU1に割り込み信号を発
生する。CPU1はその割り込み処理で受信したデータ
をRAM3内の受信バッファに格納する処理を行ってい
る。
【0034】従って、図7におけるメイン処理では、受
信バッファを調べることで、未印刷データがあるかどう
かを判断できる。
【0035】さて、図7において、先ず、ステップS1
ではキャリッジに記録ヘッドが装着あるかどうか、すな
わち、ヘッド交換中であるかどうかを判断する。尚、説
明が前後するが、実施例の印刷装置における記録ヘッド
は、インク液タンクとインク吐出口が一体になったカー
トリッジ方式であるため、記録ヘッドの交換が行われ
る。
【0036】さて、記録ヘッドがキャリッジに搭載され
ていると判断した場合には、ステップS2に進んで、受
信データがあるかどうかを判断する。受信データがない
場合、もしくは、記録ヘッドの交換中であると判断した
場合には、ステップS3に進んで、二次電池からの電池
電圧を調べ、それが満充電状態であるかどうかを判断す
る。満充電状態ではないと判断した場合には、ステップ
S4に進んでDC−DCコンバータ105に充電電圧を
発生するよう指示すると共に、そのON/OFF信号を
ON状態にする。また、二次電池113が満充電状態で
あると判断した場合には、ステップS5に進んで、DC
−DCコンバータ105に対するON/OFF信号をO
FF状態にし、電圧出力をとめる。
【0037】一方、記録ヘッドがキャリッジに搭載さ
れ、尚且つ、受信バッファに印刷データがあると判断し
た場合、処理はステップS6に進む。ここでは、DC−
DCコンバータ105にプリント駆動電圧を発生する指
示信号を出力し、且つ、ON/OFF信号をON状態に
する。これによって、ヘッドドライバ111には印刷に
係る電圧を供給を行なわせる。次いで、処理はステップ
S7に進み、受信バッファに格納された印刷データに基
づいて、記録ヘッドの1走査運動で記録される画像デー
タをRAM3内の画像バッファに展開させ、印刷させる
処理を行う。尚、この印刷処理では、CRモータ11
0、LFモータを所定のタイミングで駆動させるのは勿
論である。
【0038】<第2の実施例の説明>図8は、本第2の
実施例におけるプリンタ装置の電源系のブロック図を示
したものである。本第2の実施例でのプリンタ装置は、
電源供給としてACアダプタからのDC入力101と二
次電池113からの供給手段に対応しており、どちらか
らでも供給可能である。
【0039】電源の切り換えは切り換えSW102で行
われ、ACアダプタが接続されている場合にはACアダ
プタ出力電圧であるDC入力1010が印加され、AC
アダプタが接続されていない場合、つまりDC入力10
1が印加されていない場合には二次電池からの電圧が印
加される。ここで電圧は、ACアダプタ出力電圧>二次
電池出力電圧に印加される。印加された電源電圧は記録
装置内で各電圧値に変換される。生成電圧としては、モ
ータ駆動電圧、ロジック回路用電圧、記録ヘッド駆動電
圧、二次電池充電電圧がそれぞれ生成される。モータ駆
動電圧は生成手段103によってモータ電圧を生成し記
録紙を搬送するLFモータ109と記録ヘッド112を
搭載したキャリッジを移動するためのCRモータ110
を駆動する各モータドライバー106,107に供給さ
れる。各モータはステッピングモータであり、プリンタ
制御部108によって制御される。ロジック電圧はロジ
ック回路生成部104で生成され装置内の各ロジック回
路に供給される。記録ヘッド駆動電圧及び、二次電池充
電電圧はDC−DCコンバータ105でそれぞれ排他的
に生成される。
【0040】DC−DCコンバータ105は、プリンタ
制御部108の制御下で、出力ON/OFF、ヘッド電
圧VHと充電電圧VCの出力電圧の切り換え制御、二次
電池充電手段として複数の充電モードの電圧/電流切り
換え制御を行う。
【0041】次に印字時と充電時におけるDC電圧生成
手段であるDC−DCコンバータ105の制御手順を示
したものが図9である。以下、本第2の実施例における
制御内容を詳細に説明する。
【0042】印字状態の動作としては、プリンタ制御部
108からプリント信号として1回目の印字開始信号が
出力された場合、DC−DCコンバータ105は出力電
圧を記録ヘッド駆動電圧VHに設定し、電圧VHを出力
する。これにより、記録ヘッド112はヘッドドライバ
ー111により駆動され印字を行う。記録が行われてい
くにつれて電池電圧を初期電圧値Vfull(満充電時
の電圧)から徐々に低下する。電圧低下は印字時間に対
してほぼリニアに低下するため電池電圧をプリンタ制御
部内の電圧比較器114によりモニタすることが容易で
あり、ローバッテリー電圧Vempが検出されるとプリ
ンタ制御部108はDC−DCコンバータ105に充電
開始信号を送出することによって二次電池の充電を行
う。図9においては、1回目の印字によって二次電池電
圧がVempまで低下していない。従ってこの場合、つ
まり、プリンタ制御部108内の電圧比較回路114に
よって電池電圧をモニタしてその電池電圧がVemp値
まで低下していないことを検知した場合には、その旨を
充電モード設定部115に知らしめる。
【0043】電圧比較回路114より指令を受けた充電
モード設定部115は、電池電圧がVempまで低下し
ていなければ、DC−DCコンバータ105に対して充
電モード1であるフロート充電を充電モードとして設定
する。DC−DCコンバータ105は、フロート充電時
には出力電圧としてVc′を出力し、充電電流0.5C
(“0.5C”は充電電流を示す値であり、二次電池1
13の公称容量を通常1Cと表わす。この場合は電池容
量の半分の電流にて充電を行うことを意味する)で充電
を行う。フロート充電は満充電が検出されるまで行われ
る。
【0044】次に2回目の印字状態の動作を説明する。
図9においてフロート充電が終了している場合、或いは
継続中に印字開始信号が発生すとDC−DCコンバータ
105は出力電圧として記録ヘッド駆動電圧であるVH
を出力し、記録ヘッド112がヘッドドライバー111
により駆動して印字可能状態にさせる。記録が行われて
いくにつれて電池電圧は徐々に低下し始める。電圧低下
は印字時間に対してリニアに低下するため電池電圧をプ
リンタ制御部内の電圧比較器114によりモニタする。
印字中、ローバッテリー電圧であるVemp(もしくは
それ以下の電圧)が検出されるとプリンタ制御部108
は印字を中断し、充電モード設定部115にその旨を報
知する。この結果、プリンタ制御部108は、DC−D
Cコンバータ105に急速充電モード設定、及び充電開
始信号を送出することによって二次電池の急速充電を行
う。急速充電に設定されたDC−DCコンバータ105
は出力電圧Vcに切り換え充電電流1Cを出力する。こ
こで急速充電出力電圧Vcと、フロート充電時出力電圧
Vc′はVc>Vc′である。
【0045】よって、記録ヘッド11の駆動用に生成す
る高精度のDC−DCコンバータ105(電源装置)を
二次電池の充電用として共用し、記録ヘッド112駆動
用の第1の電圧、及び二次電池113充電用の第2の電
圧であるVcまたはVc′を排他的に出力することによ
り、低コスト且つ実装スペースが節約可能な装置の小型
化に適した充電回路が提供可能である。
【0046】尚、実施例ではプリンタ装置、特にインク
ジェットプリンタを例にして説明したが、これに限らず
他の装置に適応させても良いのは勿論である。但し、本
発明は高精度のDC電圧を生成する電源装置を備える装
置に適応することが望まれる。
【0047】また、上記説明は、装置がAC電源に接続
されている場合であって、AC電源に非接続状態の場合
には、記録ヘッド駆動用の電圧の発生・非発生のみを制
御し、二次電池用の充電電圧は発生しないのは勿論であ
る。このために、電源切換スイッチ102に供給されて
いるDC入力の電圧を検出するか、もしくは電源切換ス
イッチ102の切換状態を検出すれば良い。
【0048】尚、図5においては、二次電池の充電用電
圧と、ヘッド駆動電圧VHとが同じ電圧としたが、これ
らが異なる場合には、図10に示す様な回路を付加して
も良い。図示の如く、2つのトランジスタを設け、それ
らのON/OFFを排他的に制御することで、それぞれ
に適した電圧を供給することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子回路用の高精度なDC電圧を生成するDC電源生成手
段を、2次電池充電用の充電手段として排他的に共用す
ることにより、低コスト且つ実装スペースが節約可能に
し、装置を小型化することも可能になる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のインクジェットプリンタの電源ライン
から見たブロック構成図である。
【図2】実施例における印字時と充電時のDC電圧生成
手段の動作タイミングを示す図である。
【図3】本実施例のインクジェットプリンタにおける充
電時に印字開始信号が発生した場合のDC電圧生成手段
の動作タイミングを示す図である。
【図4】本実施例のインクジェットプリンタにおける記
録ヘッド交換時のDC電圧生成手段の動作タイミングを
示す図である。
【図5】本実施例のインクジェットプリンタにおけるD
C電圧生成手段の具体的な回路例を示す図である。
【図6】実施例におけるインクジェットプリンタの制御
系から見たブロック構成図である。
【図7】実施例のCPUにおける処理内容を示すフロー
チャートである。
【図8】第2の実施例のインクジェットプリンタの電源
ラインから見たブロック構成図である。
【図9】第2の実施例のインクジェットプリンタにおけ
る印字時と充電時のDC電圧生成手段の動作タイミング
を示す図である。
【図10】他の実施例における、電圧発生回路の例を示
す図である。
【符号の説明】
101 ACアダプタからのDC入力 102 電源供給切り換えSW(ACアダプタ/二次電
池) 103 モータ駆動電圧生成部 104 ロジック回路供給電圧生成部 105 DC−DCコンバータ 106 LF(ラインフィード)モータドライバー 107 CR(キャリッジ)モータドライバー 108 プリンタ制御部 109 LF(ラインフィード)モータ 110 CR(キャリッジ)モータ 111 記録ヘッド用ドライバー 112 記録ヘッド 113 二次電池(リチウム・イオン二次電池) 114 二次電池電圧検出のための電圧比較回路 115 充電モード設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/36 B41J 29/00 - 29/70

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC電源及びリチウムイオン二次電池電
    源のうちの一方の電源で動作するプリンタであって、 供給された電源に基づいて複数の異なるDC電圧を生成
    するDC電圧生成手段と、第1の DC電圧を供給することで前記プリンタに有する
    記録ヘッドの駆動を行う記録ヘッド駆動回路と、 前記DC電圧生成手段で生成されたDC電圧を、前記記
    録ヘッド駆動回路、前記リチウムイオン二次電池充電
    用として排他的に供給可能とし、非印刷時には充電のた
    めに特定電圧である第2のDC電圧に切換えて前記リチ
    ウムイオン二次電池に供給するDC電源供給手段と、前記リチウムイオン二次電池がほぼ満充電状態か否かを
    判断する判断手段と、 前記記録ヘッド駆動回路に基づいて印刷が完了して前記
    二次電池を充電している最中に、当該リチウムイオン二
    次電池が満充電状態になったと前記判断手段が判断した
    場合、前記DC電圧生成手段を消勢する消勢手段と を備
    えることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記DC電圧生成手段は、リチウムイオ
    二次電池充電手段として機能し始めて所定時間経過
    後、その充電機能を遮断することを特徴とする請求項1
    に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 更に、印刷指示がなされたか否かを判断
    する第2の判断手段と、前記充電用の電圧を生成中に、
    前記第2の判断手段によって印刷指示がなされたと判断
    した場合には、前記DC電圧生成手段に記録ヘッド駆動
    回路用の電圧を生成させる制御手段とを備えることを特
    徴とする請求項第1項に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 更に、記録ヘッドを交換中は、前記DC
    電圧生成手段の前記記録ヘッド駆動用電圧としての出力
    を消勢させる制御手段を備えることを特徴とする請求項
    第1項に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 供給された電源に基づいて複数のDC電
    圧を生成するDC電圧生成手段と、DC電圧を供給する
    ことで記録ヘッドの駆動を行う記録ヘッド駆動回路と、
    を備え、AC電源及びリチウムイオン二次電池電源のう
    ちの一方の電源で動作するプリンタの制御方法であっ
    て、前記リチウムイオン二次電池がほぼ満充電状態か否かを
    判断する工程と、 DC電源供給手段によって前記DC電圧生成手段で生成
    されたDC電圧を、前記記録ヘッド駆動回路用電圧、前
    リチウムイオン二次電池充電用電圧として排他的に供
    給可能とし、非印刷時には前記リチウムイオン二次電池
    充電用電圧として、前記記録ヘッド駆動回路用電圧とは
    異なる特定電圧を前記リチウムイオン二次電池に供給
    し、 前記記録ヘッド駆動回路に基づいて印刷が完了して前記
    リチウムイオン二次電池を充電している最中に、前記判
    断工程によって当該リチウムイオン二次電池が満充電状
    態になったと判断した場合、前記DC電圧生成手段を消
    勢することを特徴とするプリンタの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記DC電圧生成手段がリチウムイオン
    二次電池充電手段として機能し始めて所定時間経過後、
    その充電機能を遮断することを特徴とする請求項に記
    載のプリンタの制御方法。
  7. 【請求項7】 更に、印刷指示がなされたか否かを判断
    する工程と、前記DC電圧生成手段が充電電圧を生成し
    出力中に、前記判断する工程によって印刷指示がなされ
    たと判断した場合には、前記DC電圧生成手段に記録ヘ
    ッド駆動回路用電圧を生成させる工程とを備えることを
    特徴とする請求項第項に記載のプリンタの制御方法。
  8. 【請求項8】 更に、記録ヘッドを交換中は、前記DC
    電圧生成手段の前記記録ヘッド駆動用電圧としての出力
    を消勢させる工程を備えることを特徴とする請求項第
    項に記載のプリンタの制御方法。
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