JP2004056909A - 電源制御方式およびその方式を使用した装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】USB等の電源供給が可能なI/FでPCなどと接続されるプリンタで、消費電力がI/Fで供給できる電力よりも大きい場合でも印刷を可能とする装置を提供する。
【解決手段】二次電池、二次電池の充電制御回路、二次電池から大電力消費部へのスィッチ、電源制御部により、電力消費が大きい状態の時、充電電池の電力を供給することで、目的を達成する。
【選択図】 図1
【解決手段】二次電池、二次電池の充電制御回路、二次電池から大電力消費部へのスィッチ、電源制御部により、電力消費が大きい状態の時、充電電池の電力を供給することで、目的を達成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
内蔵した電池により動作可能な電子機器が、外部機器と接続され、接続されている端子に電力供給が可能であるシステムにおける電源制御方式に関し、外部機器から供給される電力では完全動作ができない時の電源制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型の機器では、電池を電源として駆動している。この使用されている電池の種類として、充電不可能な一次電池と充電可能な二次電池があり、機器の使用形態により、使用される電池が決定されている。最近の電池技術の発達により、携帯電話ではLi+イオンを基本技術とした二次電池が使用され、小型軽量化が進んでいる。二次電池の充電は、専用の充電器により行っている。
【0003】
携帯電話以外で代表的な二次電池を使用する機器としてノート型のコンピュータがある。この機器は充電回路を内蔵しており、外部からのDC入力により電池に充電を行っている。このノート型のPCと接続して使用する機器においては、電源供給端子を持つI/F(USB)からの電源を駆動電源として動作する機器(マウス、キーボード)がある。これらの機器はI/Fの規定による電力で動作をしている。
【0004】
I/Fからの電源を充電し動作を行う機器の他の例として、特開平1−187920号公報に開示されているように、機器本体の動作電源はACあるいは他の電源装置から入力であり、I/Fからの電力は、機器の電源をオン/オフ制御するための電力として使用していることがある。
【0005】
また、電力を必要とする機能部に対してで電力を補完するために、特開2000−315567に開示されているように、機能部を使用しない間に電力を補完するための充電部に充電を行う構成がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯型の機器で外部からの制御により動作するプリンタなどの機器では、印刷動作の時にI/Fの規定電力で駆動することが不可能なものがあり、機器にI/Fの線とは別に電源を供給するための線を接続する必要がある。外部電源が必要な状態では、電源を供給できる場所でしか使用ができない不便さがある。
【0007】
これを解決する手段として機器に電池を内蔵させることができる。この例では、電池の充電量がなくなってくると使用できない状態になり、充電するために専用の充電器に接続をするかもしくは、電池のみを充電することになり、使用したいときに使用できないことが発生する。
【0008】
機器が接続されるその他の外部機器が十分な電力を持っている場合、その外部機器の電力によって機器が駆動されればよいが、I/Fの規定によりI/Fで供給される電力が制限されているため、機器の駆動する電力がこの規定を超えている場合は、これを実現する手段が無かった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
充電可能な電池を内蔵する装置であって、外部からの電源供給が可能な外部機器との接続機能を有し、前記外部からの電源供給を前記充電可能な電池に充電機能を有する電源制御方式において、
前記装置における電力消費が前記外部からの電源供給能力よりも大きい時に、前記充電可能な電池に充電された電力をもっとも電力を必要とする機能に供給することで、外部からの電源供給のみで処理を可能とすることを特徴とする電源制御方式を、
提供することにより、機器が接続されるその他の外部機器が十分な電力を持っている場合、その外部機器の電力によって機器が駆動されることを可能とする
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に実施形態のブロック図を示す。
【0011】
機器1はI/F4を有し、I/F4は外部機器2との接続に使われ、I/F4は機器1と外部機器2の間の制御用信号3と電源ラインを有している。印刷情報や、制御情報はこのI/F4の制御用信号3を経由して、外部機器2と機器1の間でやり取りが行われる。電源ラインは、機器1と外部機器2の電位を確定させるGND5と電力を供給するVcc6から構成される。
【0012】
Vcc6は機器1内の主電源制御部7とスィッチ9を経由して充電制御部8に入力される。主電源制御部7では、基本機能部10を駆動するのに必要な電源を生成する。基本機能部10では電池11の容量や機器1の動作状態を管理し、充電制御部8・スィッチ9・大電力消費部12に制御信号を供給し電力制御を行う。
図2のフローチャートとあわせて、上記各ブロックの動作をさらに詳細に説明する。
【0013】
機器1と外部機器2がI/F4により接続され、I/F4上の電源供給ラインであるVcc6が能動状態になると、機器1の主電源制御部7に電力が供給され、機器1の動作が開始される。外部機器2はVcc6を能動状態にすると、I/F4に接続されている機器が存在をしているか確認を行う。この確認が行われている時に、動作を開始した機器1の基本機能部10では、外部機器2に対して接続されていることを通知し、かつ外部機器2のI/F4を経由した供給可能電力量を確認する。外部機器2の供給可能電力量が機器1の動作を保証する電力を供給可能であれば、外部機器2に対して、最大電力量の供給を要求する。
【0014】
これと同時に、電池11の充電容量を確認し、充電容量が機器1の動作分に足りない場合は、スィッチ9をオンにしVcc6を充電制御部8に入力し、充電制御部8で電池11用の充電電圧・制御を行って、電池11に充電する。電池の充電容量が一杯である時は、スィッチ9をオフの状態にし、電池11への充電を行わない。基本機能部10は、電池11の容量を管理しており、充電容量が機器1の処理を行うのに十分であるか判断し、十分であれば外部機器2に対して準備が完了していることを通知する。
【0015】
通知を受けた外部機器2は、機器1を動作させる処理を要求された時に、機器1に対して要求された処理を実行するための要求を発行する。処理要求を受けた機器1は、基本機能部10で、処理を実行するために必要な電池11の充電容量を含めた電源制御を開始する。
【0016】
処理実行に関して、大電力消費部12が処理開始以前に大電力消費部12内に充電する機構をもち、事前に要求された処理開始以前に充電を必要とする場合は、大電力消費部12での処理開始に先立ち、スィッチ9をオフし、電池11と大電力消費部12の間に挿入されているスィッチ13をオンにし、大電力消費部12の駆動を行う。
【0017】
大電力消費部12内の充電機構(電圧安定化コンデンサ)が、大電力消費部12での処理直前でも時間的に十分な場合は、基本機能部10は、大電力消費部12で処理を行う段階までの処理を行い、大電力消費部12の処理を必要とした段階で、スィッチ9をオフしスィッチ13をオンし、大電力消費部12で使用される電源回路を起動した後、大電力消費部12で必要とされる処理を実行する。基本機能部10は、大電力消費部12を起動する前に全ての処理を終了する必要は無く、要求された処理を実行していく過程で大電力消費部12が必要になった段階で、上記電源制御を行うことも可能で、この場合は基本機能部10の処理が実行されながら、大電力消費部12での処理も実行される。
【0018】
基本機能部10を駆動する主電源制御部7への入力は、外部機器2と接続されるI/F4のVcc6が入力されており、外部機器2からの動作要求により動作をしている間は、基本機能部10に対して十分な電力が供給されている。
【0019】
スィッチ9をオフにし、充電制御部8への入力を遮断することにより、I/F4のVcc6からの電力は、基本機能部10だけで使用することになる。必要に応じて充電制御部8には、スィッチ9をオフにするのみではなく、充電制御回路の動作を停止する信号が供給される。
【0020】
外部機器2から指示を受けた処理を基本機能部10での処理が終了した段階で、連続処理の指示がきている場合は、スィッチ13はオンの状態のままで引き続き処理を継続する。
【0021】
外部機器2から指示を受けた処理を、基本機能部10での処理が終了した段階で、外部機器2から連続して処理実行の指示がこない場合は、基本機能部10は大電力消費部12での処理が終了するのを確認し、処理が終了した段階でスィッチ13をオフにし、大電力消費部12の電源回路への電力入力を切断する。
【0022】
大電力消費部12での処理が終了し、スィッチ13をオフにした後、基本機能部10は、電池11の電圧レベルを読み取り、充電の必要がある場合は、スィッチ9をオンにし、充電制御部8を動作させ、電池11への充電を開始する。
【0023】
外部機器2から機器1の電源をオフにする要求がきた場合は、機器1の電力消費状態を最小にし、機器1に電源表示用のLEDなどがある場合は、LEDを消灯し電源オフの状態を使用者に明示する処理を行う。この時の、充電制御は、I/F4の状態により、低電流による充電かもしくは未充電状態にする。
【0024】
主電源制御部7には、電池11の出力も入力されており、I/F4のVcc6がオフされた場合に、電池11に基本機能部10の基本動作を行うのに十分な電力がある場合、主電源制御部7から基本機能部10に電力を供給し、基本機能部10は基本動作を行う。ここでいう基本動作とは、機器1内の各機能部に関して、電力消費を最小にする処理、メモリーの内容を保存する処理、機器1として電源を落とす処理などを含む。
【0025】
外部機器2のI/F4への電力可能供給量が充電する電力を満たさない場合は、電池11の充電容量を確認し、動作可能な充電量であれば、外部機器2に動作可能であることを通知し、処理の要求を待つ。充電量が必要量に満たない場合は、外部機器2に対し処理が不可能であることを通知し、使用者に他の機器に接続するか専用の充電器に接続するかにより充電を行うことを通知する。
【0026】
(実施例)
図3に第1の実施例の構成図を示す。本構成は、プリンタに対応する。図1における大電力消費部312は印刷用のヘッド駆動回路、およびモータの駆動回路である。I/F34はUSBである。外部機器32はパーソナルコンピュータ(PC)である。電池は二次リチウムイオン電池である。
【0027】
ヘッド駆動回路は、記録するデータにより記録ヘッドより噴射されるインク量を制御する回路であり、インクの噴射を行う形式として、ヘッドに抵抗体を有し、抵抗体の発熱によりインクを噴射し制御する方式を有するヘッド駆動回路が代表的である。他の方式としては、ピエゾ素子によりインクを噴射するインクジェット方式の駆動回路を使用することもある。
【0028】
また、上記インクジェット方式のみではなく、抵抗体で発生する熱量によりインクの状態を変化させて記録紙上に印刷情報を記録する方式のプリンタ(熱昇華転写型、熱溶融転写型)であってもよい。
【0029】
USBで規定されている電源ラインにおける電力の供給可能能力は、接続される装置により決定され、最大でも500mAである。このI/Fに接続されるプリンタの印刷時消費電力が5Wであるとすると、USBの電源ラインの電圧が5Vであるとしても、最大供給可能電力が2.5Wしかなく、I/Fの電力でプリンタを駆動するにも、電力不足になる。この電力不足を補うために、二次リチウムイオン電池を用いる。プリンタが印刷動作を行っていない間にI/Fからの電力を二次リチウムイオン電池に蓄え、印刷時にこの電池の充電電力を使うことで、印刷時の電力不足を補うことが可能となり、印刷動作が可能となる。
【0030】
また、従来のバッテリのみで動作するプリンタと異なる点は、電池の容量は印刷動作時の電力をすべて補う必要が無いため、同じ5Wを必要とする電池で動作するプリンタと比較して、容量の小さい電池を使用することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
装置の電池を小容量化可能とすることにより、コストダウンおよび装置の小型化が提供でき、あわせてI/Fからの供給電力が小さい装置と接続しても使用することが可能で、より小型な携帯型のシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図
【図2】フローチャート
【図3】第1の実施例の構成図
【符号の説明】
1 本発明の機器
2 外部機器
3 機器1−外部機器2間の制御信号
4 機器1−外部機器2間のI/F
5 機器1−外部機器2間のGND
6 機器1−外部機器2間のVcc
7 主電源制御部
8 充電制御部
9 Vcc―充電制御間のスィッチ
10 基本機能部
11 電池
12 大電力消費部
13 電池―大電力消費部間のスィッチ
【発明の属する技術分野】
内蔵した電池により動作可能な電子機器が、外部機器と接続され、接続されている端子に電力供給が可能であるシステムにおける電源制御方式に関し、外部機器から供給される電力では完全動作ができない時の電源制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型の機器では、電池を電源として駆動している。この使用されている電池の種類として、充電不可能な一次電池と充電可能な二次電池があり、機器の使用形態により、使用される電池が決定されている。最近の電池技術の発達により、携帯電話ではLi+イオンを基本技術とした二次電池が使用され、小型軽量化が進んでいる。二次電池の充電は、専用の充電器により行っている。
【0003】
携帯電話以外で代表的な二次電池を使用する機器としてノート型のコンピュータがある。この機器は充電回路を内蔵しており、外部からのDC入力により電池に充電を行っている。このノート型のPCと接続して使用する機器においては、電源供給端子を持つI/F(USB)からの電源を駆動電源として動作する機器(マウス、キーボード)がある。これらの機器はI/Fの規定による電力で動作をしている。
【0004】
I/Fからの電源を充電し動作を行う機器の他の例として、特開平1−187920号公報に開示されているように、機器本体の動作電源はACあるいは他の電源装置から入力であり、I/Fからの電力は、機器の電源をオン/オフ制御するための電力として使用していることがある。
【0005】
また、電力を必要とする機能部に対してで電力を補完するために、特開2000−315567に開示されているように、機能部を使用しない間に電力を補完するための充電部に充電を行う構成がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯型の機器で外部からの制御により動作するプリンタなどの機器では、印刷動作の時にI/Fの規定電力で駆動することが不可能なものがあり、機器にI/Fの線とは別に電源を供給するための線を接続する必要がある。外部電源が必要な状態では、電源を供給できる場所でしか使用ができない不便さがある。
【0007】
これを解決する手段として機器に電池を内蔵させることができる。この例では、電池の充電量がなくなってくると使用できない状態になり、充電するために専用の充電器に接続をするかもしくは、電池のみを充電することになり、使用したいときに使用できないことが発生する。
【0008】
機器が接続されるその他の外部機器が十分な電力を持っている場合、その外部機器の電力によって機器が駆動されればよいが、I/Fの規定によりI/Fで供給される電力が制限されているため、機器の駆動する電力がこの規定を超えている場合は、これを実現する手段が無かった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
充電可能な電池を内蔵する装置であって、外部からの電源供給が可能な外部機器との接続機能を有し、前記外部からの電源供給を前記充電可能な電池に充電機能を有する電源制御方式において、
前記装置における電力消費が前記外部からの電源供給能力よりも大きい時に、前記充電可能な電池に充電された電力をもっとも電力を必要とする機能に供給することで、外部からの電源供給のみで処理を可能とすることを特徴とする電源制御方式を、
提供することにより、機器が接続されるその他の外部機器が十分な電力を持っている場合、その外部機器の電力によって機器が駆動されることを可能とする
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に実施形態のブロック図を示す。
【0011】
機器1はI/F4を有し、I/F4は外部機器2との接続に使われ、I/F4は機器1と外部機器2の間の制御用信号3と電源ラインを有している。印刷情報や、制御情報はこのI/F4の制御用信号3を経由して、外部機器2と機器1の間でやり取りが行われる。電源ラインは、機器1と外部機器2の電位を確定させるGND5と電力を供給するVcc6から構成される。
【0012】
Vcc6は機器1内の主電源制御部7とスィッチ9を経由して充電制御部8に入力される。主電源制御部7では、基本機能部10を駆動するのに必要な電源を生成する。基本機能部10では電池11の容量や機器1の動作状態を管理し、充電制御部8・スィッチ9・大電力消費部12に制御信号を供給し電力制御を行う。
図2のフローチャートとあわせて、上記各ブロックの動作をさらに詳細に説明する。
【0013】
機器1と外部機器2がI/F4により接続され、I/F4上の電源供給ラインであるVcc6が能動状態になると、機器1の主電源制御部7に電力が供給され、機器1の動作が開始される。外部機器2はVcc6を能動状態にすると、I/F4に接続されている機器が存在をしているか確認を行う。この確認が行われている時に、動作を開始した機器1の基本機能部10では、外部機器2に対して接続されていることを通知し、かつ外部機器2のI/F4を経由した供給可能電力量を確認する。外部機器2の供給可能電力量が機器1の動作を保証する電力を供給可能であれば、外部機器2に対して、最大電力量の供給を要求する。
【0014】
これと同時に、電池11の充電容量を確認し、充電容量が機器1の動作分に足りない場合は、スィッチ9をオンにしVcc6を充電制御部8に入力し、充電制御部8で電池11用の充電電圧・制御を行って、電池11に充電する。電池の充電容量が一杯である時は、スィッチ9をオフの状態にし、電池11への充電を行わない。基本機能部10は、電池11の容量を管理しており、充電容量が機器1の処理を行うのに十分であるか判断し、十分であれば外部機器2に対して準備が完了していることを通知する。
【0015】
通知を受けた外部機器2は、機器1を動作させる処理を要求された時に、機器1に対して要求された処理を実行するための要求を発行する。処理要求を受けた機器1は、基本機能部10で、処理を実行するために必要な電池11の充電容量を含めた電源制御を開始する。
【0016】
処理実行に関して、大電力消費部12が処理開始以前に大電力消費部12内に充電する機構をもち、事前に要求された処理開始以前に充電を必要とする場合は、大電力消費部12での処理開始に先立ち、スィッチ9をオフし、電池11と大電力消費部12の間に挿入されているスィッチ13をオンにし、大電力消費部12の駆動を行う。
【0017】
大電力消費部12内の充電機構(電圧安定化コンデンサ)が、大電力消費部12での処理直前でも時間的に十分な場合は、基本機能部10は、大電力消費部12で処理を行う段階までの処理を行い、大電力消費部12の処理を必要とした段階で、スィッチ9をオフしスィッチ13をオンし、大電力消費部12で使用される電源回路を起動した後、大電力消費部12で必要とされる処理を実行する。基本機能部10は、大電力消費部12を起動する前に全ての処理を終了する必要は無く、要求された処理を実行していく過程で大電力消費部12が必要になった段階で、上記電源制御を行うことも可能で、この場合は基本機能部10の処理が実行されながら、大電力消費部12での処理も実行される。
【0018】
基本機能部10を駆動する主電源制御部7への入力は、外部機器2と接続されるI/F4のVcc6が入力されており、外部機器2からの動作要求により動作をしている間は、基本機能部10に対して十分な電力が供給されている。
【0019】
スィッチ9をオフにし、充電制御部8への入力を遮断することにより、I/F4のVcc6からの電力は、基本機能部10だけで使用することになる。必要に応じて充電制御部8には、スィッチ9をオフにするのみではなく、充電制御回路の動作を停止する信号が供給される。
【0020】
外部機器2から指示を受けた処理を基本機能部10での処理が終了した段階で、連続処理の指示がきている場合は、スィッチ13はオンの状態のままで引き続き処理を継続する。
【0021】
外部機器2から指示を受けた処理を、基本機能部10での処理が終了した段階で、外部機器2から連続して処理実行の指示がこない場合は、基本機能部10は大電力消費部12での処理が終了するのを確認し、処理が終了した段階でスィッチ13をオフにし、大電力消費部12の電源回路への電力入力を切断する。
【0022】
大電力消費部12での処理が終了し、スィッチ13をオフにした後、基本機能部10は、電池11の電圧レベルを読み取り、充電の必要がある場合は、スィッチ9をオンにし、充電制御部8を動作させ、電池11への充電を開始する。
【0023】
外部機器2から機器1の電源をオフにする要求がきた場合は、機器1の電力消費状態を最小にし、機器1に電源表示用のLEDなどがある場合は、LEDを消灯し電源オフの状態を使用者に明示する処理を行う。この時の、充電制御は、I/F4の状態により、低電流による充電かもしくは未充電状態にする。
【0024】
主電源制御部7には、電池11の出力も入力されており、I/F4のVcc6がオフされた場合に、電池11に基本機能部10の基本動作を行うのに十分な電力がある場合、主電源制御部7から基本機能部10に電力を供給し、基本機能部10は基本動作を行う。ここでいう基本動作とは、機器1内の各機能部に関して、電力消費を最小にする処理、メモリーの内容を保存する処理、機器1として電源を落とす処理などを含む。
【0025】
外部機器2のI/F4への電力可能供給量が充電する電力を満たさない場合は、電池11の充電容量を確認し、動作可能な充電量であれば、外部機器2に動作可能であることを通知し、処理の要求を待つ。充電量が必要量に満たない場合は、外部機器2に対し処理が不可能であることを通知し、使用者に他の機器に接続するか専用の充電器に接続するかにより充電を行うことを通知する。
【0026】
(実施例)
図3に第1の実施例の構成図を示す。本構成は、プリンタに対応する。図1における大電力消費部312は印刷用のヘッド駆動回路、およびモータの駆動回路である。I/F34はUSBである。外部機器32はパーソナルコンピュータ(PC)である。電池は二次リチウムイオン電池である。
【0027】
ヘッド駆動回路は、記録するデータにより記録ヘッドより噴射されるインク量を制御する回路であり、インクの噴射を行う形式として、ヘッドに抵抗体を有し、抵抗体の発熱によりインクを噴射し制御する方式を有するヘッド駆動回路が代表的である。他の方式としては、ピエゾ素子によりインクを噴射するインクジェット方式の駆動回路を使用することもある。
【0028】
また、上記インクジェット方式のみではなく、抵抗体で発生する熱量によりインクの状態を変化させて記録紙上に印刷情報を記録する方式のプリンタ(熱昇華転写型、熱溶融転写型)であってもよい。
【0029】
USBで規定されている電源ラインにおける電力の供給可能能力は、接続される装置により決定され、最大でも500mAである。このI/Fに接続されるプリンタの印刷時消費電力が5Wであるとすると、USBの電源ラインの電圧が5Vであるとしても、最大供給可能電力が2.5Wしかなく、I/Fの電力でプリンタを駆動するにも、電力不足になる。この電力不足を補うために、二次リチウムイオン電池を用いる。プリンタが印刷動作を行っていない間にI/Fからの電力を二次リチウムイオン電池に蓄え、印刷時にこの電池の充電電力を使うことで、印刷時の電力不足を補うことが可能となり、印刷動作が可能となる。
【0030】
また、従来のバッテリのみで動作するプリンタと異なる点は、電池の容量は印刷動作時の電力をすべて補う必要が無いため、同じ5Wを必要とする電池で動作するプリンタと比較して、容量の小さい電池を使用することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
装置の電池を小容量化可能とすることにより、コストダウンおよび装置の小型化が提供でき、あわせてI/Fからの供給電力が小さい装置と接続しても使用することが可能で、より小型な携帯型のシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図
【図2】フローチャート
【図3】第1の実施例の構成図
【符号の説明】
1 本発明の機器
2 外部機器
3 機器1−外部機器2間の制御信号
4 機器1−外部機器2間のI/F
5 機器1−外部機器2間のGND
6 機器1−外部機器2間のVcc
7 主電源制御部
8 充電制御部
9 Vcc―充電制御間のスィッチ
10 基本機能部
11 電池
12 大電力消費部
13 電池―大電力消費部間のスィッチ
Claims (3)
- 充電可能な電池を内蔵する装置であって、外部からの電源供給が可能な外部機器との接続機能を有し、前記外部からの電源供給を前記充電可能な電池に充電機能を有する電源制御方式において、
前記装置における電力消費が前記外部からの電源供給能力よりも大きい時に、前記充電可能な電池に充電された電力をもっとも電力を必要とする機能に供給することで、外部からの電源供給のみで処理を可能とすることを特徴とする電源制御方式。 - 充電可能が電池を内蔵する装置であって、外部からの電源供給が可能な外部機器との接続機能を有し、前記外部からの電源供給を充電可能な電池に充電機能を有する装置において、
前記装置における電力消費が前記外部からの電源供給能力よりも大きい時に、前記充電可能な電池に充電された電力をもっとも電力を必要とする機能に供給することで、外部からの電源供給のみで処理を可能とすることを特徴とする電源制御方式を有する装置。 - 請求項2に記載の装置において、装置がインクを紙面に噴射することにより記録を行うインクジェット方式のプリンタである。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002210386A JP2004056909A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 電源制御方式およびその方式を使用した装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002210386A JP2004056909A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 電源制御方式およびその方式を使用した装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004056909A true JP2004056909A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31933902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002210386A Pending JP2004056909A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 電源制御方式およびその方式を使用した装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004056909A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007099631A1 (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-07 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | Fmトランスミッタ |
JP2015104152A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 古野電気株式会社 | 電圧低下保護装置、送信装置、及び電圧低下保護システム |
US11742626B2 (en) * | 2021-11-12 | 2023-08-29 | Everpro Technologies Company Ltd | Active cable avoiding influence of RX power consumption |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002210386A patent/JP2004056909A/ja active Pending
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