JP2009172872A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルプリンタを安価な汎用の直流電源装置で充電池を充電できるようにする。
【解決手段】サーマルヘッド301、用紙駆動装置302を含む印字機構300と、印字機構300を制御する印字制御装置290と、直流電力入力部210と、充電池270と、を備えるサーマルプリンタ100において、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されている状態ではこの直流電力入力部からの電力を前記印字制御装置に供給し、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されていない状態では前記充電池からの電力を前記印字制御装置に供給するシステム電源供給回路280と、印字制御装置290からの印字開始信号を受けたとき電源切替装置260を作動させ印字機構300に充電池から電力を供給する電力制御装置240とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明はサーマルプリンタに係り、特に印字用紙を加熱して印字を行うサーマルヘッド及び前記印字用紙を副走査方向に駆動する用紙駆動装置を含む印字機構と、前記印字機構を制御して印字を実行する印字制御装置と、外部から直流電力が供給される直流電力入力部と、前記入力された直流電力で充電可能な充電池とを備えるサーマルプリンタに関する。
サーマルプリンタとして、商品に貼付するラベル等を印刷するハンディタイプのものがある。このようなサーマルプリンタは、バーコード等の商品コードシンボルを含む商品情報を印刷したラベルを印刷する。
このようなサーマルプリンタは、内部に搭載された充電池を電源として作動する。充電池としては、リチウムイオン電池、ニッケル・水素電池などが採用される。このため、ハンディタイプのサーマルプリンタでは、そのサーマルヘッドとして低い電圧(〜10V)で作動するものを使用するのが一般的である。
また、充電池を備えるサーマルプリンタは外部直流入力端子を備え、直流電源装置から直流電力を取り入れ充電池に充電する。直流電源装置としては、商用交流電力から直流電力を供給するACアダプタ、車両のバッテリなどから直流電力を取り出すカーアダプタなどが使用される。
ACアダプタを使用する場合について説明する。サーマルプリンタに接続するACアダプタとしては、充電専用ACアダプタと、充電とプリンタの駆動とを行うAC駆動用アダプタがある。
図6はサーマルプリンタと充電用のACアダプタの接続状態を示す概略ブロック図である。この例では、サーマルプリンタ500には、許容電圧10Vのサーマルヘッド510と、充電電圧8.4Vの充電池520とが備えられている。このACアダプタ550は、入力交流100Vで直流出力9〜9.5Vの定格であり充電専用品である。このACアダプタ550の供給電力量は少なく、サーマルヘッド510等を駆動することはできない。従って、サーマルプリンタ500で印字を行うときサーマルヘッド510等は充電された充電池520で駆動される。
図7はサーマルプリンタと充電・装置駆動兼用のACアダプタを示す概略ブロック図である。この例では、サーマルプリンタ600には、許容電圧10Vのサーマルヘッド610と、充電電圧8.4Vの充電池620と、充電駆動回路630が備えられている。このACアダプタ650は、入力交流100Vで直流出力9〜9.5Vの定格である。ACアダプタ650は、サーマルヘッド610等を駆動できる大電力を供給可能なものである。充電駆動回路630は、ACアダプタ650からの直流電力で充電池620の充電を行いつつサーマルヘッド610等の駆動を行うことができる。
特許文献1には、充電池又は外部電源のどちらか一方からの電力供給により駆動されてサーマルヘッドにより印字するポータブルプリンタが記載されている。このポータブルプリンタは、駆動電圧を測定し、その測定値により充電池と外部電源とのどちらからの電力供給であるかを判別し、その判別結果に応じて印字動作を差別化することにより、得られる電圧値に差がある充電池と外部電源とのそれぞれに適する制御条件を選択し、安定した印字品質が得られるようにしている。
特開2000−211194号公報
このように、上述した、ACアダプタは、使用するサーマルプリンタのサーマルヘッドの許容電圧(〜10V)及び、このサーマルプリンタを駆動する充電池の仕様に合わせて、比較的低い電圧(9V〜9.5V)を出力する特殊なものを使用する必要がある。
しかし汎用のACアダプタは、出力直流電圧が高い(例えば20V等)ものが一般的である。このため、このサーマルプリンタ充電用のACアダプタは、当該サーマルプリンタの専用品とならざるを得ない。同様に、充電・装置駆動用のACアダプタも低電圧で大電力が求められ、これも専用品とならざるを得ない。いずれにせよ、このような専用のACアダプタは汎用のACアダプタに比べて製造数が少なく高価なものとなり、コストが嵩むという問題がある。また、充電電圧が異なる充電池や、許容電圧が異なるサーマルヘッドを使用したサーマルプリンタには、それぞれに専用のACアダプタを準備しなければならず、コストが嵩むという問題がある。
そこで、本発明は、安価な汎用の直流電源装置で充電池を充電できるサーマルプリンタを提供することを課題とする。
本発明において、上記の課題を解決するための手段は、印字用紙を加熱して印字を行うサーマルヘッド及び前記印字用紙を副走査方向に駆動する用紙駆動装置を含む印字機構と、前記印字機構を制御して印字を実行する印字制御装置と、外部から直流電力が供給される直流電力入力部と、前記入力された直流電力で充電可能な充電池と、を備えるサーマルプリンタにおいて、入力された直流電力を前記充電池の充電に適した電圧に変更する電圧変更装置と、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されている状態ではこの直流電力入力部からの電力を前記印字制御装置に供給し、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されていない状態では前記充電池からの電力を前記印字制御装置に供給する電源供給装置と、前記直流電力入力部からの直流電力の電圧を監視する電力監視装置と、この電力監視装置が検出した直流電圧の電圧が所定範囲から外れた場合に前記直流電力入力部からの直流電力を遮断状態にする電力遮断装置と、前記印字機構の駆動電力を直流電力入力部からの電力及び前記充電池からの電力のうちの一方とする電源切替装置と、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されている状態で前記印字制御装置からの印字信号を受けたとき、前記電源切替装置を作動させて前記印字機構の駆動電力を前記充電池の電力とする電力制御装置と、を備えることを特徴とするサーマルプリンタである。
本発明に係るサーマルプリンタによれば、充電許容電圧を超える高い電圧の直流電力が直流電力入力部から入力されても、電圧変更装置で充電池の充電に適した電圧に変換できるので、サーマルヘッドの許容電圧以上の電圧を出力する汎用のACアダプタを使用することができ、サーマルプリンタのコストを低減することができる。しかも、充電中に印字指示が入力された場合には、電力制御装置の指示で電源切替装置が印字機構への電力供給を充電池に変更するので、サーマルヘッドを破損することなく充電中でも印字することができる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。本実施の形態例では、サーマルプリンタは、感熱紙を巻き取った用紙ロールを内部に収納し、充電池でサーマルヘッドを駆動して印刷を行う感熱式の携帯プリンタである。
サーマルプリンタ100の概略構造について説明する。図1は実施形態例に係るプリンタの外観を示す斜視図である。
サーマルプリンタ100は、直方体形状の外観を有しており、サーマルプリンタ100の印字機能、用紙送り機能をなす各機能部、及び充電池は、ハウジング101内に収納されている。本例では、充電池としてリチウムイオン充電池を使用している。ハウジング101は、感熱紙からなる印字用紙を巻き取った用紙ロールを収納することができる内部構造を有しており、用紙ロールを内部に導入できるように上面に開口部102が形成されている。開口部102にはカバー103が回動自在に配置され、開口部102は前記カバー103を開閉することにより開状態、又は閉状態にされる。
前記カバー103は、開口部102の一辺をなすハウジング101奥側に取り付けられており、カバー103を閉じた状態で、カバー103の先端側である外側辺104と、開口部102の一辺である手前側辺105との間にサーマルプリンタ100の幅方向に印字された印字用紙を取り出すための細長い隙間部である用紙排出口106が形成される。
また、ハウジング101の一側面には、接続コネクタ部107及びバッテリ収納部108が配置されている。
また、ハウジング101には、外部から直流電力を供給する直流電力入力部210が配置されている。この直流電力入力部210には、ACアダプタ400のプラグ404が差し込まれ、サーマルプリンタ100に直流電力が供給される。
ACアダプタ400は、サーマルプリンタ100と別体に形成され、外部の商用電力コンセントに差し込まれて、直流電力を出力する。ACアダプタ400は、内部に直流変換回路を備えた本体401と、本体401に取り付けられたコンセントプラグ402と、直流電力出力用のケーブル403と、プラグ404とを備え、コンセントプラグ402から入力されたAC100Vの電力をケーブル403先端のプラグ404にDC20Vとして出力する。
なお、直流電力入力部210から直流電力を供給する装置としては、前記汎用ACアダプタの他、カーアダプタ(入出力12V)、DC−DCコンバータ(入力10〜60V、出力20V)等を使用することができる。
そして、プラグ404を前記直流電力入力部210に接続することにより、サーマルプリンタ100に直流電力が供給され、充電池270(図2参照)が充電可能な状態になる。
次にサーマルプリンタ100の充電制御について説明する。図2は本例に係るプリンタの制御系を概念的に示すブロック図である。
サーマルプリンタ100は、ハウジング101の内部に電力制御回路200を備える。電力制御回路200は、直流電力入力部210と、電圧変更装置220と、電力監視装置230と、電力制御装置240と、電力遮断装置250と、電源切替装置260と、電源供給装置であるシステム電源供給回路280と、印字制御装置290とを備える。また、サーマルプリンタ100は、充電池270と、印字機構300を備える。
前記印字制御装置290は、前記印字機構を制御する印字機構制御回路291と、外部と信号の授受を行うインターフェース回路292と、サーマルプリンタ100全体の制御を行うために必要な演算等、制御を行う演算/制御回路293とを備える。
また、前記印字機構300は、前記印字制御装置290からの印字データに基づいて印字用紙を加熱印字するサーマルヘッド301と、印字機構制御回路291の制御に従って印字用紙を搬送するステッピングモータ、変速機、用紙搬送ローラ等からなる用紙駆動装置302と、印字用紙の位置、環境温度を検知するセンサ303とを備える。
電圧変更装置220は、直流電力入力部210から入力された所定電圧範囲(例えば10V〜25V)の直流電力の電圧を前記充電池270の充電に適した電圧(例えば8.4V、又は、16.8V:充電池の仕様により異なる)に変更する。本例では、充電池270はリチウムイオン充電池であるので、CC/CV充電方式、即ち、外部DC電圧を降圧して、電流電圧一定充電を行う。
また、電圧変更装置220は、充電に際して、充電電圧、電流を可変にすることや、再充電の閾値を調節することにより、電池の寿命を延ばすことができる長寿命モードに設定することができる。
電力監視装置230は、前記直流電力入力部210からの直流電力の電圧を監視する。
電力遮断装置250は、前記電力監視装置230が検出した直流電圧の電圧が所定範囲(10V〜25V)から外れた場合、前記直流電力入力部210からの直流電力を遮断状態にする。
電源切替装置260は、前記印字機構300に供給される駆動電力を直流電力入力部210からの電力及び前記充電池からの電力のうちの一方に切り替える。
電力制御装置240は、電力遮断装置250及び電源切替装置260に対して以下の制御を行う。
まず、電力監視装置230の検出結果に基づいて、直流電力入力部210からの直流電力が前記所定範囲(10V〜25V)であるとき、電源切替装置260を動作させ、直流電力入力部210からの直流電力を電圧変更装置220に導通させる。これにより、電圧変更装置220から充電池270に充電用の直流電力(8.4V)を供給する。この状態で、システム電源供給回路280にも直流電力入力部210からの電力が供給される。
また、電力制御装置240は、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されている状態で前記印字制御装置290からの印字信号を受けると、前記電源切替装置260を作動させて前記印字機構300の駆動電力を前記充電池の電力とする。これにより、印字指示があったとき印字機構300への直流電力入力部210からの電力は遮断される。ただし、印字制御装置290への電力は、直流電力入力部210からの電圧が所定範囲であるときには直流電力入力部210から供給されるものとする。
更に、電力制御装置240は、印字指示がないときでも、電力監視装置230で検出された直流電力の電圧が充電池の電圧より低いとき、前記電源切替装置260を駆動してシステム電源供給回路280への電力を充電池から供給する。
システム電源供給回路280は、印字制御装置290を介して印字機構300の各部に電力を供給する。印字機構300のサーマルヘッド301には、許容電圧の範囲で電力を印加する。即ち、プリンタが印刷を行うときには、電力遮断装置250により、直流電力入力部210からの電力は遮断されている他、電源切替装置260により、充電池270からの電力が供給されており、サーマルヘッド301の許容電圧を超える電圧は供給されない。
また、システム電源供給回路280は、印字制御装置290を駆動する電力(電圧、5V,3.3V,1.5V等)を供給する。このように、システム電源供給回路280は、外部直流電力及び充電池の電圧の範囲で適正に動作できるように各部への動作入力電圧が設定されている。
システム電源供給回路280は、充電池270及び直流電力入力部210からの直流電力で駆動する各電源系のオン、オフの制御を行う。即ち、システム電源供給回路280は、前記直流電力入力部210に直流電力が供給されている状態では直流電力入力部210からの直流電力を前記印字制御装置290に供給し、前記直流電力入力部210に直流電力が供給されていない状態では前記充電池270からの直流電力を前記印字制御装置290に供給する。
また、システム電源供給回路280は、前記電力制御装置240によって、印字制御装置290へ充電池270からの直流電力が供給されたとき、この直流電力を印字制御装置290経由で印字機構300に供給する。
印字制御装置290は、サーマルプリンタ100全体の制御を行う。即ち、印字制御装置290は、印字機構300の制御を行う他、電力供給に際しては、電圧変更装置220及びシステム電源供給回路280からの情報を取得し、電圧変更装置220及びシステム電源供給回路280が充電できる条件であるとき、電力制御装置240に充電開始の指示を送る。
また、印字制御装置290は、サーマルプリンタ100全体を制御する。即ち本例に係るサーマルプリンタ100は、状況に応じてさまざまな状態モードに設定される。モードとしては、前記サーマルヘッド301による印刷が直ちに行われる待機モード、電力消費を低減するためシステムを省エネルギー状態としたスリープモード、サーマルヘッドで印字を行う印字モード、充電池を充電する充電モード、充電池の寿命を縮めることがない低電圧で充電を行う長寿命充電モードが設定されている。
各モードへの移行は以下のように制御されている。
まず、充電池での駆動時において、待機モードから所定時間経過した後にスリープモードに入る。スリープモードでは、不要な機能部の電源を閉じ、インターフェース回路292の待ち受けのみを行う。スリープモードであるとき、印字機構300を動作する必要が出た場合や、インターフェース回路292の送受信が発生した場合は、通常の待機モードに戻す。
また、外部からの直流電力の供給時においては、スリープモードには入らず、通常の待機モードとする。これにより、印字モードへの起動を速くできる。待機モードでは、インターフェース回路292の待ち受けを行いつつ、電圧変更装置220で充電池270の充電制御を行う。
上述した構成により、サーマルプリンタ100は、以下のように制御され動作する。図3はプリンタの作動を示すフローチャートである。
まず、待機モードあるいは、スリープモードにおいて、電力監視装置230によって、入力される直流電圧が所定の電力範囲(10V〜25V)の範囲にあるかが判定される(ST1)。
入力された直流電力の電圧が所定の範囲にないとき(ST1のno)、即ち、直流電力が供給されていないとき、また、直流電圧が5V未満であるとき、25Vを超えるときには、省電力モードの設定状態(ST2)によって、サーマルプリンタ100は、スリープモード(ST3)、又は、待機モード(ST4)になる。この状態で印字指示がされたときには、サーマルプリンタ100は充電池270で動作する。
なお、待機モードになったときには、一定時間経過後、スリープモードに入り、充電池の消耗を防止するようにできる。また、スリープモードにあるとき、印字駆動部の動作や、インターフェース入出力が発生したとき通常の待機モードに戻るようにすることができる。
電圧が所定の範囲であるとき(ST1のyes)、印字制御装置290からの印字指令の有無により以下の処理がなされる(ST5)。
即ち、印字指示がないとき(ST5のno)には、充電池270が直流電力入力部210から電圧変更装置220を経た直流電力によって充電される。このとき、長寿命充電モードの設定状態(ST6)によって、サーマルプリンタ100は、通常の充電モード(ST7)、又は、長寿命充電モード(ST8)になる。
なお、各充電モードのとき、サーマルプリンタ100は、システムの早期起動を可能とする待受モードでもあり、また、外部直流電力が設定した最低電圧を下回る場合は、システムをスリープモードにするようにすることができる。
一方、直流電力入力部210に所定の電圧が供給されている状態で印字制御装置290からの印字指示があると(ST5のyes)、電力制御装置240は、直流電力入力部210からの直流電力を遮断し、充電池270からシステム電源供給回路280を経て印字機構300に電力を供給し(ST9)、サーマルプリンタ100を印字モード(ST10)とし、印字制御装置290の制御のもと、印字機構300のサーマルヘッド301、用紙駆動装置302を充電池270で駆動させて印字を行う。このとき、印字制御装置290にはシステム電源供給回路280から直流電力入力部210からの直流電力が供給される。
なお、ステップ9で印字機構300に充電池270から電力を供給する前に、外部からの直流電力を遮断する理由は以下のとおりである。すなわち、充電中は、図2において電源切替装置260側の電圧の方が充電池270よりも電圧が高いため、電流を流すことができないからである。
次に本例に係るサーマルプリンタ100で使用することができる直流電源装置の種類について説明する。
図4は実施の形態例に係るサーマルプリンタで使用することができる直流電源装置の例を示すブロック図である。
図4に示す例では、サーマルプリンタ100は、サーマルヘッド301と、充電池270と、電力制御回路200とを備えている。このサーマルプリンタ100において、サーマルヘッド301は許容電圧10Vであり、充電池270は2cellタイプのものであり、8.4Vで充電される。そして、電力制御回路200の電圧変更装置220は、入力されたDC10V〜25Vを8.4Vに変換して、充電池270を充電する。
本例では、汎用品であるACアダプタ410を使用することができる。このACアダプタ410は、入力AC100V〜240V、出力DC20Vである。サーマルプリンタ100に入力されたDC20Vの電力は、電力制御回路200の電圧変更装置220で8.4Vに変換され充電池270が充電される。
また、本例では、汎用品であるカーアダプタ420を使用することができる。このカーアダプタ420は、DC12Vである車両のバッテリからの電力をそのまま出力する。サーマルプリンタ100に入力されたDC12Vの電力は、電力制御回路200の電圧変更装置220で8.4Vに変換され充電池270が充電される。
更に、本例では、汎用品であるDC−DCコンバータ430を使用することができる。このDCコンバータ430は、DC24Vである車両のバッテリからの電力をDC20Vとして出力する。サーマルプリンタ100に入力されたDC20Vの電力は、電力制御回路200の電圧変更装置220で8.4Vに変換され充電池270が充電される。
図5は他の実施の形態例に係るサーマルプリンタで使用することができる直流電源装置の例を示すブロック図である。この例では、サーマルプリンタ100Aは、サーマルヘッド301Aと、充電池270Aと、電力制御回路200Aとを備えている。このサーマルプリンタ100Aにおいて、サーマルヘッド301Aは耐圧18Vであり、充電池270Aは4cellタイプのものであり、16.8Vで充電される。そして、電力制御回路200Aの電圧変更装置220は、入力されたDC19V〜25Vを16.8Vに変換して、充電池270Aを充電する。
本例では、汎用品であるDC−DCコンバータ440を使用することができる。このDCコンバータ440は、DC24Vである車両のバッテリからの電力をDC20Vとして出力する。サーマルプリンタ100Aに入力されたDC20Vの電力は、電力制御回路200Aの電圧変更装置で16.8Vに変換され充電池270Aが充電される。
以上説明したように、実施の形態例に係るサーマルプリンタ100によれば、サーマルヘッドを駆動できないサーマルヘッドの許容電圧以上の電圧を出力する汎用の直流電源装置を使用することができ、サーマルプリンタのコストを低減することができる。また、本実施の形態例によれば、異なる仕様の充電池、サーマルヘッドを使用するサーマルプリンタであっても、個別に専用品を準備することなく、汎用の直流電源装置で充電池の充電を行えるため、多くの機種で充電用の専用直流電源装置を準備する必要がなくなる。
なお、上記の実施の形態例では、直流電力入力部からの入力電力を監視する電力監視装置及び電力制御装置を、電力の遮断制御を行う電力遮断装置、切替制御を行う電源切替装置、と別個に設けて制御を行った例を示したが、電力遮断装置に印字指示を受けたとき直流電力入力部からの電力を遮断する機能、電源切替装置に電力の状態及び印字指示によって電力を充電池から供給するように切り替える機能を設けるように構成しても前記実施の形態例と同様の装置を実現できる。
実施形態例に係るプリンタの外観を示す斜視図である。 本例に係るプリンタの制御系を概念的に示すブロック図である。 プリンタの作動を示すフローチャートである。 実施の形態例に係るサーマルプリンタで使用することができる直流電源装置の例を示すブロック図である。 他の実施の形態例に係るサーマルプリンタで使用することができる直流電源装置の例を示すブロック図である。 サーマルプリンタと充電用のACアダプタの接続状態を示す概略ブロック図である。 サーマルプリンタと充電・装置駆動兼用のACアダプタを示す概略ブロック図である。
符号の説明
100 サーマルプリンタ、210 直流電力入力部、220 電圧変更装置、230 電力監視装置、240 電力制御装置、250 電力遮断装置、260 電源切替装置、270 充電池、280 システム電源供給回路(電源供給装置)、300 印字機構、301 サーマルヘッド、302 用紙駆動装置

Claims (3)

  1. 印字用紙を加熱して印字を行うサーマルヘッド及び前記印字用紙を副走査方向に駆動する用紙駆動装置を含む印字機構と、前記印字機構を制御して印字を実行する印字制御装置と、外部から直流電力が供給される直流電力入力部と、前記入力された直流電力で充電可能な充電池と、を備えるサーマルプリンタにおいて、
    入力された直流電力を前記充電池の充電に適した電圧に変更する電圧変更装置と、
    外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されている状態ではこの直流電力入力部からの電力を前記印字制御装置に供給し、外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されていない状態では前記充電池からの電力を前記印字制御装置に供給する電源供給装置と、
    前記直流電力入力部からの直流電力の電圧を監視する電力監視装置と、
    この電力監視装置が検出した直流電圧の電圧が所定範囲から外れた場合に前記直流電力入力部からの直流電力を遮断状態にする電力遮断装置と、
    前記印字機構の駆動電力を直流電力入力部からの電力及び前記充電池からの電力のうちの一方とする電源切替装置と、
    外部から直流電力が前記直流電力入力部に供給されている状態で前記印字制御装置からの印字信号を受けたとき、前記電源切替装置を作動させて前記印字機構の駆動電力を前記充電池の電力とする電力制御装置と、
    を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記サーマルプリンタは、直ちに印字ができるよう特定の構成装置に電力が供給された待受モードと、装置が停止しないよう特定の構成装置だけに電力が供給される省電力モードとに設定できるものであり、
    前記直流電力で充電池の充電を行うときサーマルプリンタを前記待受モードに設定し、
    前記印字制御装置は、前記直流電力が供給されていないとき、及び前記電力制御装置で充電池の充電ができないとしたときサーマルプリンタを前記省電力モードに設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記充電池は、充電池の寿命を延長するため、常用される充電電圧より低い電圧で長時間かけて充電される長寿命充電モードで充電できるものであり、
    前記電力制御装置は、入力された直流電力が前記長寿命充電モードに適する電圧にする設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルプリンタ。
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