JP7114418B2 - プリンタ及びプリンタの制御方法 - Google Patents

プリンタ及びプリンタの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、充電バッテリを備える携帯式のプリンタ及びその制御方法に関する。
内部に充電バッテリを備え、バッテリのみの電力により印字を行なう携帯式のプリンタが知られている。携帯式プリンタに設けられる印字ヘッドは、複数本の発熱素子を列状に配置したサーマルヘッド等が用いられることが一般的であり、ラベル連続体その他の印字媒体への印字の際に、発熱素子に電力が供給される(特許文献1参照)。
特開2014-188709号公報
しかしながら、このような従来のプリンタでは、印字を行なうときに、電力がバッテリから十分に供給されないと発熱素子が適切に加熱されず、印字の掠れや欠け等の印字不良が発生する場合がある。そのため、印字の開始前にバッテリの充電容量が十分であるかの確認を行なっている。
印字の開始前にバッテリの充電容量を確認すると、充電容量の確認のための処理(電圧センサーによる電圧の検出、AD変換等)によって処理時間がかかり、実際に印字が開始されるまでの時間が延びてしまうという課題がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、バッテリを用いたプリンタにおいて、印字時間が延びることを防止しながら、印字不良を防止することを目的とする。
本発明のある態様によれば、バッテリから供給される電力を用いて印字媒体に印字を行なうプリンタであって、バッテリの電圧情報を検出して記憶する電圧情報記憶部と、印字の指示があった場合に、印字媒体への印字を制御する印字制御部と、を備え、印字制御部は、印字の指示を受信するよりも前に記憶された電圧情報を電圧情報記憶部から取得し、取得した電圧情報に基づき、印字媒体への印字の可否を決定し、印字を行うことを決定した場合に、印字を実行し、印字の実行後、次の印字のための充電容量が十分であると推測した場合には、電圧情報記憶部に前記バッテリの電圧情報を取得させず、次の印字のための充電容量が十分であるか否かが不明であると推測した場合には、電圧情報記憶部にバッテリの電圧情報を取得させることを特徴とする。
これによれば、印字の指示を受信する前に記憶された電圧情報に基づいて印字媒体への印字の可否を決定するので、印字時に電圧センサーによる電圧の検出やAD変換等の処理を行なう必要がなくなり、電圧を確認するための処理時間を短縮することができる。従って、印字時間が延びることを防止しながらバッテリの充電状態が十分であることを確認でき、印字不良を防止することができる。
本発明の実施形態に係る携帯式プリンタの外観斜視図である。 本発明が実施形態に係る携帯式プリンタの概略縦断面図である。 本発明の実施形態に係る制御部の構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るバッテリ電圧チェック処理のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る所定条件を説明するための図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態の携帯型プリンタについて詳説する。
図1は、本発明が適用された携帯式プリンタ1の外観斜視図であり、図2は、携帯式プリンタ1の内部構成を示した概略縦断面図である。
携帯式プリンタ1(以下、プリンタ1と呼ぶ)は、図2に示すような機構部品がハウジング2に収装されて構成される。
ハウジング2は、プリンタ1の外壁を形成してプリンタ1の内部と外部とを区画すると共に、プリンタ1を構成する各種部品を支持してプリンタ1として一体の装置を構成している。
ハウジング2は、プリンタ1を作業者が携帯できるような大きさに形成されている。ハウジング2の上部、すなわち、プリンタ1の上面の左右隅部には一対のベルト掛け部32が設けられている。作業者は、一対のベルト掛け部32に肩掛けベルトを取り付けて肩に掛けることで、ベルト掛け部32を上側にした状態でプリンタ1を肩から吊り下げて携帯できる。
ハウジング2には、図2に示すように、機構部品としての供給部21、位置検出部22、印字部23、バッテリ収納室25、アダプター接続端子26(外部電源接続端子)、入力部27、表示部28(表示手段)、制御部29及び電源スイッチ30が備えられる。
供給部21は、プリンタ1内の底部に設けられており、印字媒体としての未使用のラベル連続体9を収容し、ラベル連続体9を印字部23に供給する。
ラベル連続体9は、帯状の台紙34と、台紙34上に一定間隔で仮着された複数枚のラベル片35とから構成されている。供給部21には、ラベル連続体9をロール状に巻回したものが収容される。供給部21から印字部23にラベル連続体9を供給する際には、供給部21のロール状のラベル連続体9が外周側から帯状に繰り出される。
ラベル片35は、いわゆるサーマルラベルであって、その表面に感熱発色層が塗工されている。ラベル片35に熱を加えると、熱が加えられた部分が発色する。
なお、台紙34の裏面側には、所定ピッチで位置検出用マーク36があらかじめ印刷されている。
プリンタ1の前面(正面)の下部には、開閉カバー3が設けられている。開閉カバー3は、下方隅部のカバー軸17のまわりに回転可能に支持されており、開閉カバー3の開閉によってプリンタ1の内部を外部に露呈させ、又は、内部を外部から遮蔽する。これにより、ラベル連続体9をプリンタ1の内部に収容することができる。
開閉カバー3は、プリンタ1の前面に設けられた開放用押しボタン43を押すことにより開放状態とされる。ラベル連続体9を供給部21に挿入した後、開閉カバー3を閉鎖することにより、ラベル連続体9が供給部21の規定位置に収容される。
位置検出部22は位置検出センサー37を有している。位置検出センサー37は、例えば開閉カバー3に取り付けられており、供給部21から繰り出されたラベル連続体9が搬送される用紙搬送路のうち、印字部23(サーマルヘッド7)よりも上流側の位置において用紙搬送路に対向して配置されている。
位置検出センサー37が用紙搬送路に沿って搬送されているラベル連続体9の位置検出用マーク36を検出することによって、印字部23に対するラベル連続体9(ラベル片35)の相対位置が検出され、ラベル片35に対して適切な位置に印字が行われる。
印字部23は、プリンタ1内の前側であって上下方向の中央付近に配置されており、サーマルヘッド7と、プラテンローラー8と、駆動モーター38とを備えている。
サーマルヘッド7はハウジング2に取り付けられており、ラベル連続体9を搬送する用紙搬送路よりも上側に配置されている。サーマルヘッド7には、用紙搬送路の搬送面(ラベル連続体9が走行する面)に平行で、かつ、ラベル連続体9の搬送方向に対して直交する方向に沿って列状に配列された複数の発熱素子7Aが設けられており、それらの発熱素子7Aが用紙搬送路のラベル連続体9のラベル片35に接触すると共にラベル片35に熱を加えてラベル片35を発色させる。
プラテンローラー8は開閉カバー3に取り付けられおり、用紙搬送路の下側においてサーマルヘッド7に対向して配置されている。プラテンローラー8が用紙搬送路のラベル連続体9の裏面に当接することによって、ラベル連続体9の表面側のラベル片35をサーマルヘッド7の発熱素子7Aに押し当てる。
また、プラテンローラー8は中心軸となるプラテンローラー軸13を備え、プラテンローラー軸13が用紙搬送路の搬送面に平行で、かつ、ラベル連続体9の搬送方向に対して直交する方向に沿って配置されると共に回転可能に支持されている。
プラテンローラー軸13の一方の端部には、プラテンローラーギア39が設けられている。
駆動モーター38はハウジング2に取り付けられており、プリンタ1内の前側であってサーマルヘッド7よりも上側に配置されている。駆動モーター38には、駆動モーター38の動力により回転する連結ギア40が不図示の動力伝達機構を介して連結されている。連結ギア40はプラテンローラーギア39に噛合する。
このような構成によって、駆動モーター38の動力によりプラテンローラー8が回転し、用紙搬送路のラベル連続体9(ラベル片35)がサーマルヘッド7の発熱素子7Aに接触しながら搬送される。
このように構成された印字部23によれば、供給部21から印字部23に供給されたラベル連続体9がサーマルヘッド7の発熱素子7Aとプラテンローラー8との間に挟持されると共に、駆動モーター38によりプラテンローラー8が回転駆動されてラベル連続体9がラベル片35を発熱素子7Aに接触させながら搬送される。そして、ラベル連続体9の搬送と共に制御部29からサーマルヘッド7に与えられる印字データに基づいて発熱素子7Aの発熱が制御されることで、ラベル連続体9(ラベル片35)にサーマル印字が行われる。
印字が行われたラベル連続体9は、プリンタ1の前面に設けられた発行口44を通じてプリンタ1の内部から外部に排出される。
バッテリ収納室25は、プリンタ1内の後側であって上下方向の中央付近に配置されており、充電バッテリ24を収脱可能に収容している。
充電バッテリ24は、リチウムイオン二次電池であり、プリンタ1の各部に電力を供給する。
なお、充電バッテリ24として、ニッケル・水素蓄電池やニッケル・カドミウム蓄電池等のリチウムイオン二次電池以外の種類の二次電池を採用することもできる。
プリンタ1の一方の側面には、開閉可能なバッテリーカバー25Aが設けられている。バッテリーカバー25Aを開放することによって、バッテリ収納室25に充電バッテリ24を収容し、または、バッテリ収納室25から充電バッテリ24を取り外すことできる。
アダプター接続端子26は、プリンタ1のバッテリーカバー25Aと反対側の側面に設けられている。アダプター接続端子26には、外部電源として、交流商用電源に接続したACアダプター41を接続することができ、それによりバッテリ収納室25に収容された充電バッテリ24の充電を行うことができる。
なお、交流商用電源の電源コンセントにACアダプター41の電源プラグを差し込むことによってACアダプター41が交流商用電源に接続され、ACアダプター41の出力端子(出力プラグ)をプリンタ1のアダプター接続端子26(ジャック)に差し込むことによってACアダプター41がアダプター接続端子26に接続される。ACアダプター41は、交流商用電源を所定電圧の直流電源に変換してプリンタ1に供給する。
入力部27は、プリンタ1の前面の上側に設けられており、入力部27に対する操作によりプリンタ1に必要なデータやコマンドの入力を行うことができる。
表示部28は、プリンタ1の前面において入力部27に隣接して設けられており、入力部27により入力された情報やその他の必要な情報が表示部28により表示される。
制御部29は、プリンタ1内の上部に配置されており、電子基板29A、29B上に実装された電子部品等から構成されている。制御部29は、位置検出部22、印字部23、充電バッテリ24、アダプター接続端子26、入力部27、表示部28との間でデータ、コマンド、電源の授受を行うと共に、これらを適宜制御する。
電源スイッチ30は、プリンタ1の前面のほぼ中央部に設けられており、電源スイッチ30を押下操作するごとに、プリンタ1の電源がオンとオフとで切り替えられる。
図3は、本実施形態の制御部29の構成ブロック図である。
制御部29は、CPU(central processing unit:中央演算装置)51、ROM(read only memory)52、RAM(random access memory)53、搬送制御回路54、印字制御回路55、用紙検出回路57、通信インタフェース58(通信手段)、IOポート59及び電源部60を備えて構成される。これらはバス65を介して相互に接続されており、相互に各種データの送受信が行なえるように構成されている。
CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムを実行することによって、制御部29全体を統括的に制御すると共に、各部に所要の処理や制御を実行させる。
ROM52は、CPU51が読み出して実行するプログラムを記憶している。
RAM53は、CPU51が実行する処理に必要な各種情報や印字に必要な印字データ、印字フォーマットなどを記憶する。
搬送制御回路54は、CPU51からの指示信号に従いプラテンローラー8に連結された駆動モーター38を制御して、プラテンローラー8の回転/停止を制御する。これにより、用紙搬送路のラベル連続体9の搬送が制御される。
印字制御回路55は、CPU51から供給される印字すべき文字、図形及びバーコードなどの印字データに対応する印字信号を生成し、生成された印字信号をサーマルヘッド7に供給することで、ラベル連続体9に印字が行なわれる。
用紙検出回路57は、位置検出部22の位置検出センサー37が取得した情報に基づいて用紙搬送路のラベル連続体9が有する位置検出用マーク36を検出してCPU51にその情報を送る。CPU51は、用紙検出回路57からの情報に基づいて搬送制御回路54によるラベル連続体9の搬送を制御すると共に、サーマルヘッド7による印字のタイミングを制御してラベル片35の適切な位置へと印字を実行する。
通信インタフェース58は、パーソナルコンピュータ(PC)などの外部機器(ホスト機器70)と接続して通信を行うためのものであり、印字データを供給するホスト機器70との間で印字データやコマンドの送受信を行うことができる。
通信インタフェース58としては無線によるものが望ましく、例えば、2.45GHz帯の電波を利用したBluetooth(登録商標)規格のインタフェースが採用される。ただし、通信インタフェース58は、赤外線を利用したIrDA(Infrared Data Association)規格の通信インタフェースや、無線LANに用いられる規格の通信インタフェース等、任意の規格の無線通信インタフェースでよい。また、USB(Universal Serial Bus)規格等の有線による通信を行う通信インタフェースであってもよい。
IOポート59は、表示部28及び入力部27へと接続され、CPU51から供給される表示データを表示部28に出力する。また、IOポート59は、ユーザーによる入力部27への操作に対応した操作信号をCPU51に送る。
電源部60は、電源スイッチ30に対する押下操作を監視し、電源スイッチ30の操作に基づいて、充電バッテリ24から各部への電力供給の実施と停止とを切り替えることにより、プリンタ1の電源をオン/オフする。また、電源部60は、ACアダプター41のアダプター接続端子26への接続を監視しており、アダプター接続端子26にACアダプター41が接続された場合には、ACアダプター41からの電力を用いて充電バッテリ24への充電を制御する。
また、電源部60は、電圧センサー60A、AD変換器60Bを有し(図4参照)、電圧情報記憶部120からの指示により、充電バッテリ24の電圧情報を取得する。
次に、本実施形態の印字時の充電バッテリ24の電圧チェックについて説明する。
本実施形態のプリンタ1は、充電バッテリ24から供給される電力を用いてサーマルヘッド7の発熱素子7Aを発熱させることで、サーマル印字が行なわれる。
そのため、充電バッテリ24の充電容量が十分でない場合は、発熱素子7Aに十分に電力が供給されず、発熱素子7Aが適切に加熱されないので、印字に掠れや欠けなどが発生して印字不良となる場合がある。
そのため、従来のプリンタでは、制御部29が、印字の開始前に、より具体的には印字コマンドを受信してから印字を開始するまでの間、充電バッテリ24の充電容量が十分であるかを確認する。
充電バッテリ24の充電状態は、充電バッテリ24の出力電圧により検出される。制御部29において、電源部60に備えられている電圧検出素子により電圧値を検出し、これをAD変換することにより、充電バッテリ24の電圧情報を取得する。
充電バッテリ24の充電容量(残容量)と充電バッテリ24の電圧情報とは所定の関係を有しているので、制御部29にこの関係を予め記憶しておくことで、取得した電圧情報に基づいて、充電バッテリ24の充電容量が十分であるか否かを判断できる。
一方で、印字の開始前にこのように充電容量を確認する処理を行なった場合には、この処理により印字時間が延びてしまうという課題がある。
そこで、本実施形態では、充電バッテリ24の電力により動作するプリンタ1において、充電バッテリ24の充電容量のチェックにより印字時間が延びることを防止するために、次のように構成した。
図4は、本実施形態の制御部29における制御ブロック図である。
図4において、点線はCPU51がプログラムを実行することにより実現される機能ブロックであり、印字制御部110、電圧情報記憶部120及び記憶領域130が構成される。
印字制御部110は、印字コマンドを受信した場合に、印字コマンドに基づいて印字制御回路55に指示を送ることにより、印字媒体への印字を制御する。
電圧情報記憶部120は、電源部60に指示を送ることにより、充電バッテリ24の電圧情報を取得し、取得した電圧情報を記憶領域130へと記憶する。
このような構成において、印字制御部110は、入力部27へのユーザーの操作等により印字の指示である印字コマンドを受信した場合に、電圧情報記憶部120に既に記録されている電圧情報を取得し、取得した電圧情報に基づいて充電バッテリ24の充電容量が十分であるか否かを判断する。
印字制御部110は、充電バッテリ24の充電容量が十分であると判断した場合は、印字制御回路55に対して印字コマンドに基づいた印字を実行させる。
印字後、電圧情報記憶部120は、後述する所定条件が成立した場合に、電源部60から充電バッテリ24の電圧情報を取得して、取得した電圧情報を記憶領域130に記録する。
図5は、本実施形態の制御部29において実行されるバッテリ電圧チェック処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、制御部29のCPU51が制御プログラムを実行することにより実現される機能ブロックである印字制御部110及び電圧情報記憶部120の制御の内容を示している。
まず、ステップS10において、印字制御部110は、印字コマンドを受信したか否かを判定する。印字コマンドを受信した場合はステップS20に移行し、そうでない場合はこのステップを繰り返し、待機する。
印字コマンドは、例えば、入力部27を介してユーザーによる印字開始の指示がなされた場合に、印字制御部110が受信する。
次に、ステップS20において、印字制御部110は、記憶領域130に記録されている充電バッテリ24の電圧情報を取得する。そして、ステップS30において、印字制御部110は、取得した電圧情報が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
より具体的には、印字制御部110は、受信した印字コマンドに基づいて印字されるラベル片35の枚数に基づく消費電力を推定し、取得した電圧情報により、充電バッテリ24が推定した消費電力を供給するのに十分であるか否かによって、取得した電圧情報が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
電圧情報が所定の閾値以上である場合は、ステップS40に移行して、印字制御部110は、ステップS10で受信した印字コマンドに基づいて、印字制御回路55に対して印字を指示する。その後、ステップS60に移行する。
電圧情報が所定の閾値未満である場合は、ステップS50に移行して、印字制御部110は、充電バッテリ24が印字を行なうのに十分に電圧を有していないと判断し、エラー処理を実行する。
エラー処理は、例えば、印字制御部110が、表示部28に充電バッテリ24の電圧が十分でなく印字を行なうことができない旨(LowBattery)を表示させる。このとき、充電バッテリ24の充電を促す旨のメッセージ等を表示してもよい。その後、本フローチャートによる処理を終了して、他の処理に戻る。
ステップS60において、印字制御部110は、充電バッテリ24の電圧情報を取得するか否かを判断する所定条件が成立したか否かを判定する。
所定条件が成立した場合は、ステップS70に移行して、印字制御部110は、電圧情報記憶部120に対して、充電バッテリ24の電圧情報を取得する指示を送る。電圧情報記憶部120は、電源部60に対して、充電バッテリ24の電圧情報を取得する指示を送る。電源部60は、電圧センサー60A及びAD変換器60Bにより電圧情報を生成して電圧情報記憶部120に送る。電圧情報記憶部120は、送られた電圧情報を記憶領域130へと記憶する。
ステップS60において、所定条件が成立していなければ本フローチャートによる処理を終了して、他の処理に戻る。
図6は、本実施形態の図5のステップS60に示す所定条件の説明図である。
図6では、所定条件として、パターン1、パターン2、パターン3及びパターン4の四種類の所定条件を例示する。
制御部29は、ステップS60において、これらパターンの少なくとも一つの条件が成立した場合に、充電バッテリ24の電圧情報を取得する。
パターン1では、前回電圧情報を取得してから所定枚数以上のラベル片35の印刷が行なわれたことを所定条件とする。
なお、所定枚数とは1以上の整数とし、ラベル片35が一枚印刷される毎に電圧情報を取得してもよいし、二枚以上のラベル片35が印刷された毎に電圧情報を取得してもよい。
パターン2では、前回電圧情報を取得してから所定搬送距離以上のラベル連続体9が搬送されたことを所定条件とする。
なお、所定搬送距離とは、例えば、ラベル片35の一枚当たりの搬送距離でもよいし、二以上のラベル片35に相当する搬送距離であってもよい。
パターン3では、印字後、所定時間以上経過した場合を所定条件とする。例えば、印字後、無操作状態が所定時間(例えば10秒)経過した場合を所定条件とする。
パターン4では、前回電圧情報を取得してから所定時間以上経過した場合を所定条件とする。例えば、印字後、電源のオフにしたまま数時間又は数日間印字操作がない場合は、充電バッテリ24が自然放電して電圧が低下している場合がある。そこで、このような場合、例えば、前回電圧情報を取得してから3日経過した後に、電圧情報を取得するようにする。
なお、印字制御部110は、前述の図5のステップS60において、これらパターン1かパターン4のいずれか一つの条件が成立した場合、又は、複数の条件が同時に成立した場合に、ステップS70に移行して、電圧情報を取得するように制御することができる。
また、図6に示すパターン1から4はあくまで例示である。充電バッテリ24の充電容量は印字が行なわれる毎に消費されるため、これに対応して、印字後、次の印字のための充電容量が十分であると推測できる場合は電圧情報の取得を省略し、十分であるか否かが不明である場合に電圧情報を取得するように、所定条件を設定すればよい。
以上述べたように、本実施形態によれば、充電バッテリ24から供給される電力を用いて印字媒体であるラベル連続体9に印字を行なうプリンタ1であって、充電バッテリ24の電圧を取得して記憶する電圧情報記憶部120と、印字コマンドを受信した場合に印字媒体への印字を制御する印字制御部110と、を備える。印字制御部110は、印字コマンドを受信するよりも前に記憶された電圧情報を電圧情報記憶部120から取得して、取得した電圧情報に基づき、印字媒体への印字の可否を決定する。
これによれば、印字コマンドを受信するよりも前に記憶された電圧情報により充電バッテリ24の充電容量を確認することにより、印字時に電圧センサー60Aによる電圧の検出やAD変換器60BによるAD変換等の処理を行なう必要なくなり、電圧を確認するための処理時間を短縮することができる。従って、印字時間が延びることを防止しながら、充電バッテリ24の充電状態が十分であることを確認することができて、印字不良を防止することができる。
具体的には、電圧情報記憶部120は、印字媒体に印字が行なわれた後に充電バッテリ24の電圧情報を取得して記憶するので、印字時に電圧センサー60Aによる電圧の検出やAD変換器60BによるAD変換処理等が必要なくなり、電圧を確認するための処理時間を短縮することができる。
また、印字媒体は、一定間隔で仮着された複数のラベル片35を有しており、電圧情報記憶部120は、所定枚数以上のラベル片35に印字が行なわれた場合に、充電バッテリ24の電圧情報を取得して記憶するので、必ずしも一つの印字処理毎に電圧情報を取得する処理を行なう必要がなくなり、電圧を確認するための処理時間を短縮することができる。
また、電圧情報記憶部120は、印字により印字媒体が所定距離以上搬送された場合に、充電バッテリ24の電圧情報を取得して記憶するので、必ずしも一つの印字処理毎に電圧情報を取得する処理を行なう必要がなくなり、電圧を確認するための処理時間を短縮することができる。
また、電圧情報記憶部120は、電圧を記憶してから所定時間以上経過した後に、充電バッテリ24の電圧情報を取得して記憶するので、必ずしも一つの印字処理毎に電圧情報を取得する処理を行なう必要がなくなり、電圧を確認するための処理時間を短縮することができる。
また、印字媒体は感熱紙であり、印字媒体にサーマルヘッド7により印字を行なうので、電力を必要とするサーマルヘッド7を用いるプリンタ1において、印字時間が延びることを防止しながら、充電バッテリ24の充電状態が十分であることを確認することができて、印字不良を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、充電バッテリ24の電圧情報に基づいて充電バッテリ24の充電容量を判断するように構成したがこれに限られない。例えば、充電バッテリ24の充放電積算量を算出して、充電バッテリ24の充電容量を判断してもよい。
1 プリンタ(携帯式プリンタ)
2 ハウジング
3 開閉カバー
4 パターン
7 サーマルヘッド
7A 発熱素子
8 プラテンローラー
9 ラベル連続体(印字媒体)
13 プラテンローラー軸
17 カバー軸
21 供給部
22 位置検出部
23 印字部
24 充電バッテリ
25 バッテリ収納室
25A バッテリーカバー
26 アダプター接続端子
27 入力部
28 表示部
29 制御部
29A 電子基板
29B 電子基板
30 電源スイッチ
32 ベルト掛け部
34 台紙
35 ラベル片
36 位置検出用マーク
37 位置検出センサー
38 駆動モーター
39 プラテンローラーギア
40 連結ギア
41 ACアダプター
43 開放用押しボタン
44 発行口
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 搬送制御回路
55 印字制御回路
57 用紙検出回路
58 通信インタフェース
59 IOポート
60 電源部
60A 電圧センサー
60B AD変換器
65 バス
70 ホスト機器
110 印字制御部
120 電圧情報記憶部
130 記憶領域

Claims (6)

  1. バッテリから供給される電力を用いて印字媒体に印字を行なうプリンタであって、
    前記バッテリの電圧情報を取得して記憶する電圧情報記憶部と、
    印字の指示があった場合に、前記印字媒体への印字を制御する印字制御部と、
    を備え、
    前記印字制御部は、
    前記印字の指示を受信するよりも前に記憶された電圧情報を前記電圧情報記憶部から取得して、取得した前記電圧情報に基づき、前記印字媒体への印字の可否を決定し、
    印字を行うことを決定した場合に、印字を実行し、
    印字の実行後、次の印字のための充電容量が十分であると推測した場合には、前記電圧情報記憶部に前記バッテリの電圧情報を取得させず、次の印字のための充電容量が十分であるか否かが不明であると推測した場合には、前記電圧情報記憶部に前記バッテリの電圧情報を取得させる、
    プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記印字媒体は、一定間隔で仮着された複数のラベル片を有しており、
    前記電圧情報記憶部は、所定枚数以上の前記ラベル片に印字が行なわれた場合に、次の印字のための充電容量が十分であるか否かが不明であると推測し、前記バッテリの電圧情報を取得して記憶する、
    プリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプリンタであって、
    前記電圧情報記憶部は、印字により前記印字媒体が所定距離以上搬送された場合に、次の印字のための充電容量が十分であるか否かが不明であると推測し、前記バッテリの電圧情報を取得して記憶する、
    プリンタ。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記電圧情報記憶部は、前回電圧情報を記憶してから所定時間以上経過した後に、次の印字のための充電容量が十分であるか否かが不明であると推測し、前記バッテリの電圧情報を取得して記憶する、
    プリンタ。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記印字媒体は感熱紙であり、前記印字媒体にサーマルヘッドにより印字を行なう、
    プリンタ。
  6. バッテリから供給される電力を用いて印字媒体に印字を行なうプリンタの制御方法であって、
    印字の指示があった場合に、
    印字の指示を受信するよりも前に記憶された前記バッテリの電圧情報を取得し、
    取得した前記電圧情報に基づき、前記印字媒体への印字の可否を決定し、
    前記決定に基づいて、前記印字媒体への印字を制御し、
    印字の実行後、次の印字のための充電容量が十分であると推測した場合には、前記バッテリの電圧情報を取得させず、次の印字のための充電容量が十分であるか否かが不明であると推測した場合には、前記バッテリの電圧情報を取得する、
    プリンタの制御方法。
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