JP3217810B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP3217810B2
JP3217810B2 JP19747891A JP19747891A JP3217810B2 JP 3217810 B2 JP3217810 B2 JP 3217810B2 JP 19747891 A JP19747891 A JP 19747891A JP 19747891 A JP19747891 A JP 19747891A JP 3217810 B2 JP3217810 B2 JP 3217810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面原稿に対して自動
的に画像形成が行われる複写機であつて、無駄な両面画
像形成動作を省くことが可能な複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の複写機では操作性の向上と、コピ
ー紙が嵩高になるのを防止すると共に転写紙使用量を削
減するため、両面原稿モードおよび両面コピーモードを
操作板上で選択可能なものが知られている。かかる複写
機において両面原稿モードを選択した場合、原稿の一部
に裏面が白紙のものが含まれていても、その白紙もその
ままコピーされてしまい、転写紙が無駄になつてしま
う。そこで特開昭64−11271号公報においては、
光電露光系を備えて、該光電露光系により原稿裏面が白
紙であると検知した時はその裏面原稿の複写は行わず、
転写紙送りを留保して次の原稿を複写する技術が開示さ
れている。
【0003】一方、従来の複写機では、両面原稿/両面
コピーモード時において、原稿をコピーする順番が、偶
数頁目から、かつ最初の原稿あるいは最終原稿からコピ
ーする場合、両面原稿の最終原稿裏面が白紙状態か否か
に係わらず、コピー動作を実行しており、全ての片面コ
ピー済みの用紙を、両面トレイへ一度格納し、次に片面
コピー済みの用紙を両面トレイから再給紙して他面に対
し、コピー動作を行つていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、光電露光系を備える必要があり装置の価格
上昇を招くと共に、両面原稿/両面コピーモードを選択
した場合、元原稿の一部に白紙が含まれていると、その
頁が飛ばされるので複写されたコピーと元原稿の頁が対
応しないという不具合が生じた。
【0005】本発明の目的は、簡単な構成で最終原稿の
裏面が白紙状態である場合に効率よく画像形成が行われ
る複写機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、自動原稿
給送装置と、両面トレイと、原稿および用紙を自動的に
反転させる反転機構を備えて、1枚目の原稿の表を1枚
目の用紙の表に像形成し、次に1枚目の原稿の裏を1枚
目の用紙の裏に像形成し、次に2枚目の原稿の表を2枚
目の用紙の表に像形成し、次に2枚目の原稿の裏を2枚
目の用紙の裏に像形成し、の手順を反復して両面原稿を
両面コピーする複写機において、両面原稿の最終頁が白
紙かどうかを表す情報を入力可能な最終原稿裏面情報入
力手段と、この最終原稿裏面情報入力手段により白紙情
報が入力され、かつ画像形成順が最初の両面原稿の偶数
頁目から用紙両面に画像形成する場合、最終頁原稿の裏
面に対しては原稿搬送のみを行つて画像形成動作を禁止
する制御を行う制御手段を有した第1の手段により達成
される。また、第1の手段において、制御手段は最終原
稿の表面に対して画像形成動作を実施した後、画像形成
済の用紙を両面トレイに格納せずに反転排紙する制御を
行う第2の手段によつても達成される。また、第1の手
段において、制御手段は最終原稿以外の原稿の画像形成
動作において、原稿の裏面に対する画像形成済の用紙を
両面トレイに格納し、前記原稿の表面に対する画像形成
動作を実施した後、両面画像形成済の用紙を反転排紙す
る制御を行う第3の手段によつても達成される。さら
に、自動原稿給送装置と、両面トレイと、原稿および用
紙を自動的に反転させる反転機構を備えて、1枚目の原
稿の表を1枚目の用紙の表に像形成し、次に1枚目の原
稿の裏を1枚目の用紙の裏に像形成し、次に2枚目の原
稿の表を2枚目の用紙の表に像形成し、次に2枚目の原
稿の裏を2枚目の用紙の裏に像形成し、の手順を反復し
て両面原稿を両面コピーする複写機において、両面原稿
の最終頁が白紙かどうかを表す情報を入力可能な最終原
稿裏面情報入力手段と、この最終原稿裏面情報入力手段
により白紙情報が入力され、かつ画像形成順が最終の両
面原稿の偶数頁目から用紙両面に画像形成する場合、当
該最終頁原稿の裏面に対しては原稿搬送のみを行つて画
像形成動作を禁止する制御を行う制御手段を有した第4
の手段によつても達成される。また、第4の手段におい
て、制御手段は最終原稿の表面に対して画像形成動作を
実施した後、画像形成済の用紙を両面トレイに格納せず
に非反転排紙する制御を行う第5の手段によつても達成
される。また、第4の手段において、制御手段は最終原
稿以外の原稿の画像形成動作において、前記原稿の裏面
に対する画像形成済の用紙を両面トレイに格納し、原稿
の表面に対する画像形成動作を実施した後、両面画像形
成済の用紙を非反転排紙する制御を行う第6の手段によ
つても達成される。
【0007】
【作用】第1ないし第3の手段においては、両面原稿の
最終頁が白紙であつた場合、操作者が最終原稿裏面情報
入力手段により白紙情報を入力すると、画像形成順が最
初の両面原稿の偶数頁目から画像形成する時には、制御
手段は原稿の最終頁に対しては原稿搬送のみを行い画像
形成を行わないように制御する。また制御手段は最終原
稿の表面に対する画像形成済の用紙は、両面トレイに格
納せずに反転排紙させる制御を行う。さらに最終以外の
原稿の画像形成時には、制御手段は表面画像形成済用紙
の両面トレイへの格納と、反転排紙を行うように制御す
る。第4ないし第6の手段において、両面原稿の最終頁
が白紙であつた場合、操作者が最終原稿裏面情報入力手
段により白紙情報を入力すると、画像形成順が最終の両
面原稿の偶数頁目から画像形成する時には、制御手段は
原稿の当該最終頁に対しては原稿搬送のみを行い画像形
成を行わないように制御する。また制御手段は最終原稿
の表面に対する画像形成済の用紙は、両面トレイに格納
せずに非反転排紙させる制御を行う。さらに最終以外の
原稿の画像形成時には、制御手段は表面画像形成済用紙
の両面トレイへの格納と、非反転排紙を行うように制御
する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、本発明の一実施例を示す全体構成図であ
る。この複写機は、複写機本体1と自動原稿給送装置
(以下、「ADF」と略称する)40とによつて構成さ
れている。この複写機の複写動作は、複写機本体1に設
けられた後述する操作部から、両面コピーモード,セツ
ト枚数,コピー濃度,綴じ代寸法,および変倍率等の必
要なコピーモード(複写条件)を設定し、コピースター
トキーを押すことにより開始される。
【0009】ADF40には原稿台41が設けられてお
り、この原稿台41に載置された原稿は、原稿給紙ベル
ト42により給紙され、原稿搬送路43を通つてコンタ
クトガラス2上に搬送される。原稿がコンタクトガラス
2上を搬送されて所定位置にセツトされると、キセノン
ランプ3が発光し、反射鏡3aで反射されて、前記原稿
は所定時間だけ全面光照射される。原稿からの反射光
は、複写光学系を構成する第1ミラー4a,スルーレン
ズ4b,第2ミラー4cを順次介して、ベルト感光体5
を露光する。
【0010】ベルト感光体5には、帯電チヤージヤ6に
より予め電荷が一様に与えられており、露光により静電
潜像が形成される。ベルト感光体5上の静電潜像は、イ
レーサ7により不用部分の電荷が除去されてから、現像
ユニツト8により現像される。現像されたトナー像は、
転写部で転写チヤージヤ9により用紙に転写される。前
記用紙は、給紙トレイ10a,10b,10c、あるい
は両面トレイ10dの何れかより給紙され、搬送路11
を通り、レジストローラ12によりトナー像とタイミン
グをとつて転写部へ送られる。転写後の用紙は、搬送ベ
ルト13によつて定着ユニツト14に送り込まれて定着
され、定着後、搬送路23を通つて排出トレイ15へ排
紙される。
【0011】コンタクトガラス2上の原稿は、原稿搬送
ベルト44により光照射(露光)完了後送り出され、原
稿排出ローラ45により原稿台41に再び戻される。ま
た、ベルト感光体5上に残留している電荷とトナーは、
クリーニングユニツト16により除去され、ベルト感光
体5は、再び帯電チヤージヤ6によつて電荷が与えられ
て、露光される。一方、各種のコピーモードのうち、両
面原稿/片面コピーモードが設定されている時には、原
稿台41から給紙されてコンタクトガラス2上の所定位
置にセツトされた原稿の表面に対して上述のコピー動作
が行われ、その表面側の画像が用紙の片面にコピーされ
た後、その用紙は、そのまま排出トレイ15に排紙され
ると共に、コンタクトガラス2上の原稿は、図示しない
反転機構によつて反転されて、再びコンタクトガラス2
上の所定位置にセツトされ、今度は、その裏面に対して
コピー動作が行われて、その裏面側の画像が、次の用紙
の片面にコピーされた後、その用紙は排出トレイ15に
排紙される。
【0012】そして、原稿の両面に対するコピー動作が
終了した時点で、その原稿は原稿台41に再び戻され、
次の原稿が原稿台41からコンタクトガラス2上へ給紙
されると、再び上述したコピー動作が実行される。ま
た、片面原稿/両面コピーモードが設定されている時に
は、原稿台41から給紙されて、コンタクトガラス2上
の所定位置にセツトされた片面画像の原稿に対してコピ
ー動作が行われ、その画像が用紙の片面にコピーされた
後、その用紙は図示しない切替爪によつて進行方向が切
り替わつて、両面トレイ10dに送られると共に、コン
タクトガラス2上の原稿は原稿台41に戻され、次の原
稿が原稿台41からコンタクトガラス2上へ給紙され
る。
【0013】次の原稿が給紙されると、両面トレイ10
dに収納された用紙も反転して給紙され、コンタクトガ
ラス2上の所定位置にセツトされたその原稿に対してコ
ピー動作が行われて、その画像が両面トレイ10dから
の用紙の他方の面にコピーされ、その後、その用紙は排
出トレイ15に排紙されると共に、コンタクトガラス2
上の原稿も、原稿台41に戻される。その後、次の原稿
が原稿台41からコンタクトガラス2上へ給紙される
と、再び上述のコピー動作が行われる。なお、図中の2
1は反転ユニツト、22は外部排紙トレイである。
【0014】図3は、この実施例のシステム構成図であ
る。50はメイン制御部であり、この複写機本体1の制
御を司るマイクロコンピユータ(以下「CPU」と略称
する)51と、CPU51を動作させるためのプログラ
ムデータ等の固定データを格納するROM52と、各種
データを一時格納するRAM53と、CPU51と複写
プロセス部60,複写処理部61および操作部62との
インターフエースを司るI/O54とを備えている。複
写プロセス部60は、CPU51からのデータに基づい
てコピー(複写)動作、すなわち前述した、帯電,露
光,現像および定着の各プロセス制御を司る。複写処理
部61は、CPU51からのデータに基づいて、変倍モ
ード,用紙選択あるいは両面モード等の各モードの処理
を実行する。
【0015】操作部62は、図4に示すテンキー71,
コピースタートキー72,エンターキー73,割込キー
74および液晶(LCD)表示器75上の図示しないタ
ツチパネル等からなる入力部と、通常コピーモード画
面,エマージエンシー画面,あるいはユーザツール画面
等の各画面を表示する液晶表示器75を含む表示部から
構成されている。前記液晶表示器75は、表示エリア内
に多数のタツチセンサを内蔵(例えば、8×8表示画素
毎にある)したタツチパネルを備えており、電源が投入
されることによつて、例えば、図5に示すようなコピー
モード画面を表示する。図中の80は、両面原稿/両面
コピーモードの設定用の操作表示部である(図1の両面
原稿/両面コピーモード設定手段A)。この画面が表示
されている状態で、所望の表示をタツチすると、その表
示内容が選択されて白黒が反転する。
【0016】図6は、図3のCPU51による両面原稿
/両面コピーモード時のデータ処理の概略を示すフロー
チヤートである。このルーチンは、図示しないメインル
ーチンからコールされるとスタートし、まず自動原稿給
送モード(以下、ADFモードという)か否か、即ち、
図2の原稿台41上に原稿がセツトされているか否かを
図示しない原稿検知センサからの出力信号によつて判定
し(S1−1)、自動原稿給送モード(ADFモード)
でなければ(S1−1のN)、メインルーチンへ戻る。
また、ADFモードならば(S1−1のY)、コピーモ
ードが両面原稿/両面コピーモードか否かを判断する。
即ち、図4の液晶表示器75に表示されている図5のコ
ピーモード画面上で、「両→両」表示部80がタツチさ
れたか否かを判断する(S1−2)。そして両面原稿/
両面コピーモードでなければ(S1−2のN)、メイン
ルーチンへ戻る。
【0017】次に、最終原稿裏面情報の判定であるが、
ここでは本発明の主要手段を示すブロツク図である図1
での最終原稿裏面情報入力手段Bとして、例えば、図7
のように液晶表示器75に、入力手段81,82を設け
た例で説明する。ここで、両面原稿/両面コピーなら
ば、図4のコピースタートキー72が押下されると(S
1−3のY)、図5のコピーモード画面のうち左側半分
を図7に示すような最終原稿裏面情報入力画面に切り替
える(S1−4)。次いで、その画面上に表示された
「両面ラスト原稿の裏面は白紙状態ですか」の問に対
し、“No”の入力手段82がオンされると(S1−5
のN)、へ進み、通常のコピー動作ルーチンを実行す
る。
【0018】一方、図7画面において、“Yes”の入
力手段81がオンされると(S1−5のY)、つまり最
終原稿裏面が白紙状態である場合、最終裏面白紙処理の
サブルーチンへ進む(S1−6)。このサブルーチンは
偶数頁よりコピーで、かつ原稿1頁目よりコピーする時
の制御ルーチンである。このサブルーチンの実行を終え
ると、コピー動作を終了する。この最終原稿裏面が白紙
状態の場合に実行される制御サブルーチンにおけるコピ
ー動作を禁止する制御方法の詳細について、以下説明す
る。
【0019】図8は、原稿のセツトのされ方(偶数頁よ
りコピー、かつ1頁目よりコピーする)の概略説明図で
ある。また原稿のコピーされる順番は、ADF方式であ
るため、図9のようになる。なお、簡略化のため原稿が
3枚の場合について説明する。
【0020】次に最終裏面白紙処理の動作制御を図1
0、図11に示したフローチヤートに基づいて説明す
る。図9のようにコピー動作は1枚目原稿裏(すなわ
ち、原稿頁で2頁目)より始まる。両面原稿が3枚の場
合、2枚目まで(S2−1のN)は、モード2−Aの通
常の両面原稿/両面コピー動作が行われる(S2−2〜
S2−6)。つまり、3枚目原稿でなければ(S2−2
のN)、1枚目原稿裏面がコンタクトガラス2上にセツ
トされ、原稿裏面のコピー動作が実行される(S2−
2)。そして原稿裏面がコピーされた用紙は、図示しな
い切替爪によつて進行方向が切り替えられて両面トレイ
10dに送られる(S2−3)。また1枚目原稿は反転
されてコンタクトガラス2上にセツトされ、1枚目原稿
表(1頁目)のコピー動作に備える。引き続き1枚目原
稿表(1頁目)のコピー動作に移り(S2−4)、1枚
目原稿裏面(2頁目)をコピーした用紙が両面トレイ1
0dより給紙され、他方の面に原稿表面(1頁目)がコ
ピーされ、搬送路23を経て反転ユニツト21を動作さ
せ用紙を反転させた後に(S2−5)、排紙トレイ22
へ排紙する(S2−6)。そして2枚目原稿(3,4頁
目)のコピーが終了するまで上記動作が繰り返えされ
る。
【0021】次に、最終原稿(5,6頁目)に入ると
(S2−1のY)、モード2−Bを実行する。まず、3
枚目原稿裏(6頁目)がコンタクトガラス2上にセツト
されるが、これは事前に白紙状態であることが分かつて
いるので、3枚目原稿裏面(6頁目)のコピー動作を禁
止し(S2−7)、トレイ10a,10b,10cから
給紙も行われない。そして、原稿は搬送動作と反転動作
のみが行われ(S2−8)、3枚目原稿表(5頁目)が
コンタクトガラス2上にセツトされる。そして3枚目原
稿表(5頁目)のコピー動作が実行される(S2−1
0)。これに先立つて用紙がトレイ10a,10b,1
0cより給紙される(S2−9)。
【0022】また、3枚目原稿表面コピーが済んだ用紙
は、反転ユニツト21を動作させ用紙を反転させてから
(S2−11)、排紙トレイ22へ排出する(S2−1
2)。モード2−A,2−B共に用紙を排紙する前に反
転させる(S2−6,S2−11)のは非反転排紙では
排紙された用紙の頁順は図12のようになり、このよう
な頁狂いが生じるのを防ぐためである。上述のように偶
数頁目よりかつ原稿1枚目よりコピーする場合、最終原
稿裏面が白紙状態であるとの情報を入力して上記の動作
制御方法を実施することで、最終原稿裏面に対するコピ
ー動作の禁止と、用紙の反転排紙を組み合わせた動作制
御が行われるから、無駄なコピー動作が省かれると共
に、頁狂いのないコピー作成が可能となる。
【0023】図15、図16は、CPU51による両面
原稿/両面コピーモード時の他の最終裏面白紙処理の動
作制御を示すフローチヤートである。この最終裏面白紙
処理の動作制御は、図10のものとほぼ同様であるが、
原稿のコピー順序が偶数頁よりコピーで、かつ最終原稿
よりコピーする時の制御ルーチンである点が異なる。こ
の場合の原稿のセツトのされ方は図13に示すようにな
り、また原稿のコピーされる順番は、ADF方式てある
ため、図14のようになる。なお、簡単化のため原稿は
3枚の場合について述べる。
【0024】図14に示したようにコピー動作は、3枚
目原稿裏(すなわち、原稿頁の6頁目)より始まる。し
かし3枚目原稿裏(6頁目)は白紙状態であるため、モ
ード3−Aの動作が実行されて、まずコピー動作を禁止
する(S4−1)。また、トレイ10a,10b,10
cからも給紙は行われない。そして3枚目原稿裏は搬送
動作のみを行い(S4−2)、3枚目原稿表(5頁目)
がコンタクトガラス2上にセツトされる。そして3枚目
原稿表(5頁目)のコピー動作が行われる(S4−
4)。
【0025】この時、用紙は既にトレイ10a,10
b,10cより給紙されている(S4−3)。また、3
枚目原稿表がコピー済の用紙は反転せずにそのまま排紙
トレイ22へ排出する(S4−5)。残り2枚の原稿
(最終原稿でない原稿)は(S4−6のN)、モード3
−Bを実行する。これは通常のコピーモードに相当す
る。まず2枚目原稿裏(4頁目)がコンタクトガラス2
上にセツトされ、原稿裏面のコピー動作が実行される
(S4−7)。そして原稿裏面がコピーされた用紙は、
図示しない切替爪によつて進行方向が切り替わり両面ト
レイ10dに送られる(S4−8)。またコンタクトガ
ラス2上の原稿は図示しない反転機構によつて反転して
再びコンタクトガラス2上にセツトされ、2枚目原稿表
(3頁目)のコピー動作に備える(S4−9)。引き続
き2枚目原稿表(3頁目)のコピー動作に移り、2枚目
原稿裏面がコピーされた用紙が両面トレイ10dより給
紙され、他方の面に原稿表面がコピーされ搬送路23を
経て、用紙は反転されず排紙トレイ22へ排出される
(S4−10)。そして全ての原稿がコピーされるまで
前記モード3−Bが繰り返される。なお、原稿が偶数頁
目よりコピーかつ最終原稿よりコピーされる場合、排紙
トレイ22には図17のように排出されるので用紙を反
転させる必要がない。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、最
終原稿裏面に対し余分なコピー動作を禁止(露光,イレ
ース,現像,転写,定着,帯電,給紙)しているので、
各ユニツトへの負荷が軽減され、長寿命となる。また、
露光,給紙,搬送時の騒音、露光,転写・分離時のオゾ
ン排出、消費電力等も低減される。さらに最終原稿コピ
ー時は、両面トレイを介さずに排出されるので、コピー
時間が短縮され生産性の高い装置が得られる。さらに、
原稿のコピーされる順番に対して、コピー動作の禁止,
両面トレイへの非排出,用紙の反転−非反転が組み合わ
されており、頁狂いのない良好な両面原稿/両面コピー
モードが実現できる。
【0027】以上の実施例では、両面コピー1部作成の
場合を説明したが、両面コピーをn(整数)部作成する
場合、図2の外部排紙トレイ22の代わりに、公知の仕
分け用のソータを接続すればよい。この時、ラスト原稿
コピー時に上記の動作を実施すれば、従来のラスト原稿
表面コピー済み用紙を両面トレイにストツクする方法に
比べ、ラスト原稿裏面コピー時は、ADFでの原稿裏面
の搬送時間だけで済むことになり、作成部数が増大する
に従つてその効果(コピー時間減少)も増大する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3記載
の発明によれば、両面原稿の連続画像形成時、原稿の最
終頁が白紙で、かつ画像形成順が偶数頁目からで最初の
原稿より画像形成する場合、前記最終頁に対しては原稿
搬送のみで画像形成を行わず、また最終頁の前頁(最終
原稿の表面)に対しては、画像形成済の用紙を、両面ト
レイに格納せずに反転排紙し、さらに最終以外の原稿に
対する画像形成動作,用紙搬送は通常通り行えるので、
無駄な画像形成がなくなり、画像形成時間を短縮化で
き、高生産性で、かつ経済性のよい複写機を提供でき
る。さらに請求項4〜6記載の発明によれば、両面原稿
の連続画像形成時、原稿の最終頁が白紙で、かつ画像形
成順が偶数頁目からで最終の原稿より画像形成する場
合、前記最終頁に対しては原稿搬送のみで画像形成を行
わず、また最終頁の前頁(最終原稿の表面)に対して
は、画像形成済の用紙を、両面トレイに格納せずに非反
転排紙し、さらに最終以外の原稿に対する画像形成動
作,用紙搬送は通常通り行えるので、無駄な画像形成が
なくなり、画像形成時間を短縮化でき、高生産性で、か
つ経済性のよい複写機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例における制御
機能ブロツク図である。
【図2】本実施例である複写機の全体構成図である。
【図3】本実施例のシステムブロツク図である。
【図4】本実施例の操作部の平面図である。
【図5】操作部のコピーモード画面の説明図である。
【図6】本実施例のコピー動作の一例を示すフローチヤ
ートである。
【図7】操作部の最終原稿裏面情報入力画面の説明図で
ある。
【図8】原稿のセツトの一例を示す説明図である。
【図9】図8のセツト状態の原稿のコピー順序を示す説
明図である。
【図10】最終裏面白紙処理動作の一例を示すフローチ
ヤートである。
【図11】最終裏面白紙処理動作の一例を示すフローチ
ヤートである。
【図12】画像形成済みの用紙が排紙される状態を示す
説明図である。
【図13】原稿セツトの他の例を示す説明図である。
【図14】図13のセツト状態の原稿のコピー順序を示
す説明図である。
【図15】最終裏面白紙処理動作の他の例を示すフロー
チヤートである。
【図16】最終裏面白紙処理動作の他の例を示すフロー
チヤートである。
【図17】画像形成済みの用紙が排紙される状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
10d 両面トレイ 21 反転ユニツト 22 外部排紙トレイ 40 ADF 51 CPU 80 操作表示部 81,82 入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 B65H 5/06 G03G 15/04 G03G 15/043

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動原稿給送装置と、両面トレイと、原
    稿および用紙を自動的に反転させる反転機構を備えて、
    1枚目の原稿の表を1枚目の用紙の表に像形成し、次に
    1枚目の原稿の裏を1枚目の用紙の裏に像形成し、次に
    2枚目の原稿の表を2枚目の用紙の表に像形成し、次に
    2枚目の原稿の裏を2枚目の用紙の裏に像形成し、の手
    順を反復して両面原稿を両面コピーする複写機におい
    て、 両面原稿の最終頁が白紙かどうかを表す情報を入力可能
    な最終原稿裏面情報入力手段と、この最終原稿裏面情報
    入力手段により白紙情報が入力され、かつ画像形成順が
    最初の両面原稿の偶数頁目から用紙両面に画像形成する
    場合、最終頁原稿の裏面に対しては原稿搬送のみを行つ
    て画像形成動作を禁止する制御を行う制御手段を有した
    ことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 制御手段は最終原稿の表面に対して画像
    形成動作を実施した後、画像形成済の用紙を両面トレイ
    に格納せずに反転排紙する制御を行うことを特徴とした
    請求項1記載の複写機。
  3. 【請求項3】 制御手段は最終原稿以外の原稿の画像形
    成動作において、原稿の裏面に対する画像形成済の用紙
    を両面トレイに格納し、前記原稿の表面に対する画像形
    成動作を実施した後、両面画像形成済の用紙を反転排紙
    する制御を行うことを特徴とした請求項1記載の複写
    機。
  4. 【請求項4】 自動原稿給送装置と、両面トレイと、原
    稿および用紙を自動的に反転させる反転機構を備えて、
    1枚目の原稿の表を1枚目の用紙の表に像形成し、次に
    1枚目の原稿の裏を1枚目の用紙の裏に像形成し、次に
    2枚目の原稿の表を2枚目の用紙の表に像形成し、次に
    2枚目の原稿の裏を2枚目の用紙の裏に像形成し、の手
    順を反復して両面原稿を両面コピーする複写機におい
    て、 両面原稿の最終頁が白紙かどうかを表す情報を入力可能
    な最終原稿裏面情報入力手段と、この最終原稿裏面情報
    入力手段により白紙情報が入力され、かつ画像形成順が
    最終の両面原稿の偶数頁目から用紙両面に画像形成する
    場合、当該最終頁原稿の裏面に対しては原稿搬送のみを
    行つて画像形成動作を禁止する制御を行う制御手段を有
    したことを特徴とする複写機。
  5. 【請求項5】 制御手段は最終原稿の表面に対して画像
    形成動作を実施した後、画像形成済の用紙を両面トレイ
    に格納せずに非反転排紙する制御を行うことを特徴とし
    た請求項4記載の複写機。
  6. 【請求項6】 制御手段は最終原稿以外の原稿の画像形
    成動作において、原稿の裏面に対する画像形成済の用紙
    を両面トレイに格納し、前記原稿の表面に対する画像形
    成動作を実施した後、両面画像形成済の用紙を非反転排
    紙する制御を行うことを特徴とした請求項4記載の複写
    機。
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