JP3217635U7 - - Google Patents

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Description

本考案は、キャビネット及び当該キャビネットに使用される引出に関する。
近年、引出自体がスライドから脱落することを防止するため、そのスライドに引出脱落防止用ストッパーが取り付けられている(特開2000−342365号公報参照)。
特開2000−342365号公報
しかしながら、上記スライドにそのようなストッパーが取り付けられることで、引出の取り外しが困難となり、そのため、引出から落下した落下物の回収も困難となっている。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、落下物を容易に回収することができるキャビネット及びそれに使用される引出を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係るキャビネットは、前方が開放されたキャビネット本体と、上方が開口する箱状の形状を有し、前後に摺動可能であり、上記キャビネット本体に収容される引出と、を備え、上記引出を構成する部材のうちその開方向に関して後方側に配置された背面板が開閉可能に構成され、アクチュエータ手段が、上記引出を構成する部材のうちその開方向に関して前方側に配置された正面板に設けられ、上記アクチュエータ手段を動作させることで、上記背面板を開閉させることができるよう構成されていることを特徴とする。ここで、開方向に関して後方側とは、引出の摺動する方向を軸として、その軸の中間点を含む面から奥面までの領域を意味する。
当該キャビネットは、上記引出がその開方向に関して後方側に開閉可能な扉を有するため、当該扉から手や把持手段を挿入することができ、それによって落下物を容易に回収することができる。
上記扉は、2枚の板材を含んでなり、それらの板材は観音開き式に建て付けられているとよい。このように、上記扉が2枚の板材を含み、これらの板材が観音開き式に建て付けられる構成とすることで、手や把持手段を挿入しやすくなり、落下物の回収をより容易に行うことができる。
上記扉は、1枚の板材を含んでなり、上記板材は一方端が軸着され他方端が円弧状に移動するように建て付けられているとよい。このように、上記扉が、1枚の板材を含み、上記板材が一方端が軸着され他方端が円弧状に移動するように建て付けられる構成とすることで、より簡単な構成で、落下物の回収を行うことができる。
上記扉は、閉状態となるように付勢されているとよい。このように、上記扉をこれが閉状態になるように付勢することで、挿入した手や把持手段を上記扉から抜き出せば、上記引出の扉は元の状態に戻る。そのため、落下物の回収作業を効率的に行うことができる。
また、上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る引出は、開方向に関して後方側に設けられた背面板が開閉可能に構成され、アクチュエータ手段が、開方向に関して前方側に配置された前面板に設けられ、上記アクチュエータ手段を動作させることで、上記背面板を開閉させることができるよう構成されていることを特徴とする。当該引出はその開方向に関して後方側に開閉可能な扉を有するため、当該扉から手や把持手段を挿入することができ、そのためこれをキャビネットに使用した場合落下物を容易に回収することができる。
本考案によれば、落下物を容易に回収することができるキャビネット及びそれに使用される引出を提供することができる。
図1は、本考案の第一実施形態に係るキャビネットの概略側面図である。 図2は、図1のキャビネットに使用される引出の概略斜視図である。 図3は、図2の引出の側面図である。 図4は、図2の引出の平面図である。 図5は、別の態様に係る引出の概略斜視図である。 図6は、本考案の第二実施形態に係る引出の概略斜視図である。 図7は、本考案の第三実施形態に係る引出の概略斜視図である。 図8は、図7の引出の側面図である。 図9は、図7の引出の平面図である。
以下、図面に基づいて、本考案の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、本考案の理解を容易にするためのものであって、本考案を限定するものではない。以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」を含む用語)を用いるが、その用語の使用は図面を参照した考案の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本考案の技術的範囲は限定されない。
<第一実施形態>
図1は、本考案の第一実施形態に係るキャビネットの概略側面図であり、図2は、そのキャビネットに使用される引出の概略斜視図、図3はその側面図、図4はその平面図である。第一実施形態に係るキャビネット1は、前方が開放されたキャビネット本体2と、キャビネット本体2に収容される引出3と、を備える。引出3は、上方が開口した箱状の形状を有し、前後に摺動可能であり、引出3がその開方向に関して後方側に開閉可能な扉4を有する。当該キャビネット1は、引出3がその開方向に関して後方側に開閉可能な扉4を有することで、この扉4から手や把持手段を挿入することができ、それによって引出3から後方に落下した落下物5を容易に回収することができる。以下、引出及びキャビネットの各構成要素について詳細に説明する。
(引出)
図2の引出3は、正面板10、背面板11、右側面板12、左側面板13、底面板14から構成され、これらが組み合わされることで上方が開口した立方体形状となっている。背面板11は、その下端が底面板14に対して軸着され、その上端が正面側に倒れるように構成されている。このように背面板11の下端が底面板14の後端に軸着され背面板11の上端が正面側に倒れるよう構成することで、背面板11があった箇所から手や把持手段(不図示)を挿入することができ、引出3から後方に落下した落下物を容易に回収することができる。図2に示すように、背面板11と底面板14とは蝶番等の接続部材15により接続されている。このように背面板11と底面板14とを接続部材15により接続することで、 背面板11を底面板14に対してスムーズに動作させることができる。背面板11と底面板14とを接続する接続部材15としては、蝶番に限られず、背面板11が底面板14に対して回動しうる限り如何なるものであってもよい。この接続部材15は、金属又は合金から構成されるとよい。接続部材15を金属又は合金により構成することで繰り返し動作にも耐えうる強度を得ることができる。接続部材15は、一定の強度を得ることができる限り、金属又は合金に限らず、プラスティック、紙類であってもよい。
背面板11は元の位置に戻るようにバネ等により付勢されているとよい。このように背面板11を元の位置に戻るように付勢することで、落下物の回収後、引出3を通常通りの状態に即座に戻すことができる。付勢手段としては、螺旋状バネ、板バネ等が挙げられ、好ましくは、螺旋状バネである。付勢手段として、螺旋状バネを用いることで、背面板11を容易に元の位置に戻すことができる。螺旋状バネは、その一端が背面板11の上端に、他端が後述するストッパー20の上端に接続されるように設けられるとよい。このように螺旋状バネを設けることで、背面板11を効率的に元の位置に戻すことができる。
図5は、アクチュエーター手段を用いて背面板を動作させることができるよう構成された引出の概略斜視図である。図5に示すように、背面板11は、正面板10に設けられたアクチュエーター手段30を作動させることで、元の位置に戻るよう構成されている。具体的には、正面板10の正面側に設けられた取手部分の奥側に取手部分と略平行にアクチュエーター手段30が設けられ、このアクチュエーター手段30と背面板11とがワイヤー31で接続されている。上述のストッパー20に滑車32が設けられ、この滑車32よってワイヤー31が折り返されている。取手部分を手で握ることでアクチュエーター手段30が正面側に移動し、このアクチュエーター手段30に接続されたワイヤー31が背面板11を後面側へ引き起こす。このように背面板11を正面板10に設けられたアクチュエーター手段30を作動させ元の位置に戻るよう構成することで、落下物の回収後、引出3を通常通りの状態に即座に戻すことができる。
図2に示す引出3は、背面板11の後方にその背面板11がそれより後方側に移動しないよう設けられたストッパー20を備える。このように背面板11の後ろに上述のようなストッパー20を設けることで、背面板11が後方側に倒れることを抑制することができる。このストッパー20は、右側面板12及び左側面板13の奥側端部の全面に取り付けられている。このようにストッパー20が右側面板12及び左側面板13の奥側端部に取り付けられる箇所を奥側端部の全面とすることで、ストッパー20の対抗力を増加させることができ、背面板11がストッパー20を超えて後方側に移動する可能性を低減させることができる。また、図2の引出3の右側面板12と左側面板13との間にはスペースが設けられている。このように右側面板12と左側面板13との間にスペースを設けることで、落下物の回収時、手や把持手段の挿入の容易性を向上させることができる。
図2に示すように、背面板11は正面側に移動しないように固定するための固定金具16を備え、左側面板13は固定金具16を受ける穴部17を備える。固定金具16は、Y方向、すなわち、左側面板13の主面に対して略垂直方向で且つ背面板11の主面に対して略平行な方向に移動可能である。この固定金具16を左側(Y方向負側)へ摺動させ穴部17に固定金具の先端を挿入することで、背面板11を左側面板13に対して固定することができる。
図2に示すように、右側面板12及び左側面板13の外側に摺動用のレールが設けられ、キャビネット1の内壁に、それらのレールを受ける部材が設けられている。レールをこの部材上を摺動させることで、引出3をキャビネット1から出し入れすることが可能である。
当該引出3は、その開方向に関して後方側に開閉可能な扉4を有するため、扉4から手や把持手段を挿入することができ、それによって引出3から後方に落下した落下物を容易に回収することができる。
<第二実施形態>
図6は、本考案の第二実施形態に係る引出の概略斜視図である。第一実施形態では、背面板11が開閉可能な扉4を担っていたのに対して、第二実施形態では、図6に示すように、底面板14に開閉可能な扉4が設けられている点で、第二実施形態に係る引出3は第一実施形態のものと異なる。このように底面板14に開閉可能な扉4を設けることで、手や把持手段の挿入容易性が向上し、落下物をより容易に回収することができる。その他の構成については、第一実施形態と同様のため、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、開閉可能な扉4は、底面板14の後方側に設けられている。ここで、底面板14の後方側とは、Y軸に平行でX軸に関して中間の線からX軸負側を意味する。図6に示すように、開閉可能な扉4は、その前方端が底面板14の後方端に回動可能に取り付けられ開閉可能な扉4の後方端が下方に移動するように設けられている。このように開閉可能な扉4を設けることで、手や把持手段の挿入容易性が向上し、落下物をより容易に回収できるとともに、製造容易性を向上させることができる。開閉可能な扉4の後方端は背面板11の下端と一致するとよい。このように開閉可能な扉4を配置することで、引出3に収納されたものが背面板11と開閉可能な扉4との隙間から落下することを抑制することができる。
付勢手段として、螺旋状バネを使用する場合、その一端が背面板11(好ましくはその上端付近)に、他端が開閉可能な扉4の後端付近に接続されるとよい。このように螺旋状バネを設けることで、開閉可能な扉4を閉じた状態に保持することができ、この開閉可能な扉4を下方に案内することで、落下物を回収することができる。
当該引出3は、底面板14に開閉可能な扉4が設けられているため、手や把持手段が落下物にアクセスしやすく、落下物をより容易に回収することができる。
<第三実施形態>
図7は、本考案の第三実施形態に係る引出の概略斜視図であり、図8は、その側面図、図9は、その平面図である。第一実施形態では、開閉可能な扉4を構成する一枚の板がその下端が軸着されその上端が回動するように開閉するのに対して、第三実施形態では、図7に示すように、開閉可能な扉4を構成する2枚の板が観音開き式に開閉する点で、第三実施形態に係る引出3は第一実施形態のものと異なる。このように、開閉可能な扉4を観音開き式に設けることで、手や把持手段の挿入容易性が向上し、落下物をより容易に回収することができる。その他の構成については、第一実施形態と同様のため、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、開閉可能な扉4は、2枚の板から構成され、一方の板が左側面板13に、他方の板が右側面板12に回動可能に取り付けられている。これらの板は正面側に開くように接続部材が設けられている。このようにこれらの板が正面側に開くよう接続部材を構成することで、開閉可能な扉4の扱い容易性を向上させることができる。これらの板の背面側にはストッパー(不図示)が設けられているとよい。このように構成することで、これらの板が背面側に移動することを抑制することができる。
付勢手段として、螺旋状バネを使用する場合、螺旋状バネを2本用い、そのうち一方(第1の螺旋状バネ)が、第1の板に、もう一方(第2の螺旋状バネ)が第2の板に使用される。第1の螺旋状バネの一端が背面板11を構成する第1の板の中心側に、他端が底面板14の後端付近に接続されるとよい。第2の螺旋状バネも同様に設ける。このように螺旋状バネを設けることで、開閉可能な扉4を閉じた状態に保持することができ、この開閉可能な扉4を下方に案内することで、落下物を回収することができる。
当該引出3は、背面版11が開閉可能な扉4として機能するため、扉4から手や把持手段を挿入することができ、落下物を容易に回収することができる。また、観音開き式に開閉するため、より容易に落下物を回収することができる。
1 キャビネット
2 キャビネット本体
3 引出
4 開閉可能な扉
5 落下物
10 正面板
11 背面板
12 右側面板
13 左側面板
14 底面板
15 接続部材
16 固定金具
17 穴部

Claims (5)

  1. 前方が開放されたキャビネット本体と、
    上方が開口する箱状の形状を有し、前後に摺動可能であり、上記キャビネット本体に収容される引出と、を備え、
    上記引出を構成する部材のうちその開方向に関して後方側に配置された背面板が開閉可能に構成され、
    アクチュエータ手段が、上記引出を構成する部材のうちその開方向に関して前方側に配置された前面板に設けられ、上記アクチュエータ手段を動作させることで、上記背面版を開閉させることができるよう構成されているキャビネット。
  2. 上記扉は、2枚の板材を含んでなり、それらの板材は観音開き式に建て付けられている請求項1に記載のキャビネット。
  3. 上記扉は、1枚の板材を含んでなり、上記板材は一方端が軸着され他方端が円弧状に移動するように建て付けられている請求項1に記載のキャビネット。
  4. 上記扉は、閉状態となるように付勢されている請求項1、請求項2又は請求項3に記載のキャビネット。
  5. 開方向に関して後方側に設けられた背面板が開閉可能に構成され、
    アクチュエータ手段が、開方向に関して前方側に配置された前面板に設けられ、上記アクチュエータ手段を動作させることで、上記背面板を開閉させることができるよう構成されている引出。
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JP2005065933A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Kazuo Chiba 引出し式収納容器
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