JP2008014093A - 観音開き引出し付き式台の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】この観音開き引出し付き式台の構造は,上がり框及び玄関床の下の空間部を有効に利用するため,空間部に設置した枠体に取り付けた観音扉を開放して観音扉を支持体にして天板又は棚板を出し入れ可能に構成する。
【解決手段】この観音開き引出し付き式台の構造は,床下ベース2に設置された枠体5,枠体5の側部板9の前端部31に取り付けられた観音扉7,枠体5に摺動自在に取り付けられた引出しを構成する棚板6,及び枠体5と観音扉7との上面に摺動自在に載置された踏み板を構成する天板8を有する。観音扉7の開放状態で,天板8は上面33に引き出されて式台を構成し,棚板6は引き出されて収納部27を構成する。
【選択図】図8

Description

この発明は,例えば,玄関の土間と床との段差領域に渡した横木として設けられた上がり框及び玄関床と玄関ベースとの間の空間部を有効に利用するため,玄関ベースと土間との間を出入することができる引出しを備えた観音開き引出し付き式台の構造に関する。
一般に,玄関の上がり口であって履物を置く土間と廊下や玄関ホール等の床との段差領域に渡した横木として機能する上がり框が設けられており,該上がり框の下方,即ち,上がり框と土間との間には,見付け用の前面板が設けられている。
従来,玄関の床下を有効に利用するため床下収納装置が知られている。該床下収納装置は,式台の裏面側前後にわたってレール部材を設け,該レール部材にて少なくとも両側に設けた車輪を懸架させた箱体を式台の下方に設け,箱体を式台の前方へ向けてスライド自在に設け,それによって,床下の土間面状態のその動きが左右されずに玄関の床下空間を有効に利用でき,容易に床下から出し入れすることができるものである(例えば,特許文献1参照)。
また,玄関構造として,式台を備えながら車椅子などのスロープ手段として使用形態を変更できるものが知られている。該玄関構造は,上がり框の前方に,可動状態に式台が設けられ,式台を略水平状態に保持する保持手段と,式台の先端側を略接地状態とし,他方端側を上がり框の側に向けて斜上する傾斜状態に保持する保持式台とを備えたものである(例えば,特許文献2参照)。
特開平11−247427号公報 特開平9−32228号公報
しかしながら,玄関における廊下や玄関ホール等の床下を有効に利用するという有効なものが無いのが現状である。例えば,玄関の土間に設置する式台を移動させるため,土間にレールを埋め込んだ場合には,レールと土間との間の隙間に履物に付着した泥,砂等で目詰まり等を起こし,好ましくない状態になっていた。
また,上記の床下収納装置は,玄関の上がり框の前に式台が設置されているため,狭い土間等では,スペースが無くなり,履物,小物等の物の置き場が無くなり,必ずしも満足できるものではなかった。また,一般的に,玄関については,木材でフローリングした場合には,上がり框及び玄関床と土間との間の段差が高い程,風通しが良くなり,木材が長持ちして好ましい環境になるが,上がり框が余り高すぎると,近年のバリアフリーの精神に反することになる。そこで,従来から上がり框について,木材等の性質を考慮した場合に,土間と玄関床との段差を大きく形成して風通しを良くし,木材等の材料にとって良い環境に構成し,しかも1段の段差を低くして上がり下りが容易に安全になるようにするには,如何に構成すれば良いかの課題があった。
この発明の目的は,上記の問題を解決するものであり,玄関の上がり框及び玄関床と床下ベースとの空間部を有効に利用するものであり,その空間部に設置した枠体に式台と引出しとを床下ベースと土間との間で出し入れ可能に構成し,式台と引出しとの不使用時には天板と棚板とを床下ベースに収納し,式台の使用時には観音扉を開放状態にして天板を土間に引き出して観音扉を支持体にして式台を構成し,また,棚板を土間に引き出して観音扉を支持体にして引出しを構成し,玄関土間を広く有効に利用すると共に,収納スペースを確保することができ,また,玄関床が高く施工されて玄関床と土間との段差が高く形成されていても,天板を引き出してそれを式台として利用すれば,上がり下りを容易にし,バリアフリーに近づけることができる観音開き引出し付き式台の構造を提供することである。
この発明は,玄関に設置された横木から成る上がり框及び玄関床と床下ベースとの間に存在する空間部において前記床下ベースに設置された枠体,前記枠体の前面に取り付けられた観音扉,前記枠体に摺動自在に取り付けられた引出しを構成する棚板,及び前記枠体と前記観音扉との上面において摺動自在に載置された踏み板を構成する天板を有し,前記枠体は両側面を構成する一対の側部板を有し,前記観音扉はそれぞれの前記側部板の前端部にヒンジによって開閉自在に取り付けられ,前記天板は前記観音扉の開放状態で前記観音扉の前記上面に引き出されて前記観音扉が支持体になって式台が構成されることから成る観音開き引出し付き式台の構造に関する。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,前記側部板と前記観音扉との前記上面には前記観音扉の開放状態で互いに直線状に連通状態になるガイド溝が形成されており,前記天板の下面には前記ガイド溝に摺動自在に嵌入するガイド棒が設けられ,前記天板は前記観音扉の開放状態で前記ガイド棒が前記ガイド溝に沿って引き出されて前記式台になるものである。更に,前記観音扉に形成した前記ガイド溝は,前記側部板に形成した前記ガイド溝より深く形成されている。また,前記天板に設けた前記ガイド棒は,前方側が高く且つ後方側が低くなって途中に段部が形成され,前記観音扉を開放して前記天板を完全に引き出した状態で,前記ガイド棒の前記段部が前記側部板の前端面に当接して前記天板が静止状態になる。従って,前記天板は,完全に引き出した状態では静止状態を維持でき,前後方向の移動がなく,人の前記天板への上がり下りにおいて安全である。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,前記側部板と前記観音扉との内側には前記観音扉の開放状態で互いに直線状に連通状態になる支持ガイド溝が形成されており,前記棚板は前記観音扉の開放状態で前記支持ガイド溝に沿って引き出されて前記観音扉が支持体になって前記引出しの収納部が構成されるものである。
また,この観音開き引出し付き式台の構造では,前記枠体は,前記側部板の後端面に両端をそれぞれ固定した後部板,前記側部板の前部上面に両端をそれぞれ固定した上部板,及び前記側部板の前部下面と後部下面とに両端をそれぞれ固定した一対の下部板から構成されている。
また,この観音開き引出し付き式台の構造において,前記観音扉の前後部の下面には,前記土間を走行するボールキャスターがそれぞれ取り付けられ,前記観音扉は前記枠体の前記側部板を中心に開閉自在に作動できるものである。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,前記枠体における下部板の両端部には,アンカーがそれぞれ取り付けられ,前記アンカーによって前記枠体を前記床下ベースに据え付け固定している。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,前記観音扉には前記観音扉を開閉するための把手凹部が設けられ,前記天板には引出し収納のための把手凹部が設けられているものである。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,前記観音扉の開放状態で前記天板を前記ガイド溝に沿って引出した状態では,前記天板に設けた前記ガイド棒は前記枠体の前記側部板と前記観音扉との前記ガイド溝に跨がっており,前記観音扉の開放状態を安定して保持するものである。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,前記棚板には両側面と前面との上面に縁板が設けられ,前記収納部を形成しているものである。
この観音開き引出し付き式台の構造は,いずれか一方の前記観音扉の端面には前記観音扉の閉鎖状態で,両前記観音扉の境界部を隠蔽する飾り板が設けられており,前記飾り板は前記天板と前記棚板との前方への抜け出しを防止するストッパとして機能するものである。
この観音開き引出し付き式台の構造は,上記のように構成されているので,観音扉を開放した状態にすると,観音扉自体が高強度の支持体を構成し,観音扉の上面に摺動移動して載置された天板が安定して高強度の式台を構成することができ,また,棚板を引き出せば,スペースを効率的に利用した収納部を形成する引出しを構成することができる。観音扉には,その下面に高荷重を支持できるボールキャスターを使用すれば,開閉動作がスムーズであると共に,式台としての高荷重も支持できることになり,好ましいものである。また,この観音開き引出し付き式台の構造は,玄関の上がり框及び玄関床と床下ベースとの間のスペース即ち空間部を有効に利用できるものであり,その空間部に設置した枠体に式台を構成する天板と引出しを構成する棚板とを床下ベースと土間との間で出し入れ可能に構成し,式台と引出しとの不使用時には天板と棚板とを床下ベースに収納し,玄関土間を広く使用し,式台が必要な時には観音扉を開放状態にして天板を土間に引き出して式台を構成し,また,履物等を出し入れが必要な時には,棚板を土間に引き出して引出しを構成し,収納スペースを有効に確保することができる。また,引出しを利用する時には,天板は引っ込めて床下スペースに収納しておけば,天板が邪魔になることはなく,靴や下駄の履物や小物の出し入れがし易くなり,極めて有効に機能させることができる。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,玄関床が高く施工されて玄関床と土間との段差が高く形成されていても,天板を引き出してそれを式台として利用できるので,土間と玄関床との上がり下りする場合には,式台が1段目となり,上がり框が2段目になって1段の段差を低く構成することができ,上がり下りが容易になると共に,上がり下りに対して安全性に配慮した構造に構成することができる。また,式台を構成する天板は,完全に引き出した状態では,観音扉のガイド溝と側部板のガイド溝との段差があってガイド棒の段部が側部板の前端面に当接すると共に,ガイド棒が両ガイド溝に跨がって嵌合しているので,天板の前後方向の移動が阻止され,観音扉の開放状態が保持されるので,式台への上がり下りにおいて安全性に富んだものとなる。従って,天板は,枠体から観音扉への途中までの引き出しではなく,完全に引き出した状態で式台として使用することが,天板を静止状態に維持できるので,安全性に富んで好ましいものとなる。
以下,図面を参照して,この発明による観音開き引出し付き式台の構造の一実施例について説明する。この観音開き引出し付き式台の構造は,概して,玄関に設置された横木から成る上がり框1及び玄関床と床下ベース2との間に存在するスペース即ち空間部3において,床下ベース2に設置された枠体5,枠体5に開閉自在に取り付けられた観音扉7,及び枠体5に出入自在に設けられ且つ床下ベース2と玄関土間2Aとの間を自在に移動できる式台を構成する天板8と引出しを構成する棚板6とから構成されている。この観音開き引出し付き式台の構造は,1つのキットに構成されているので,新築の玄関,又はリホームの玄関に熟練を要することなく,容易に迅速に設置することができ,しかも,玄関床下やその土間を有効に機能させることができるものである。
この発明は,主として,玄関に設置された横木から成る上がり框1及び玄関床と床下ベース2との間に存在する空間部3において床下ベース2に設置された枠体5,枠体5に開閉自在に取り付けられた観音扉7,枠体5に摺動自在に取り付けられた引出しを構成する棚板6,及び枠体6と観音扉7との上面32,33に摺動自在に載置された踏み板を構成する天板8を有する。具体的には,枠体5は,側面を構成する一対の側部板9を有し,観音扉7は,それぞれの側部板9の前端部31にヒンジ14によって開閉自在に取り付けられている。天板8は,観音扉7の開放状態で,観音扉7の上面33に引き出されて式台を構成するものである。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,枠体5の側部板9と観音扉7との上面32,33には,観音扉7の完全な開放状態(=90°開放)で,互いに直線状に連通状態になるガイド溝17,18が形成されている。更に,観音扉7に形成したガイド溝18は,側部板9に形成したガイド溝17より深く形成されている。また,天板8の下面34には,ガイド溝17,18に摺動自在に嵌入するガイド棒22が設けられている。更に,天板8に設けたガイド棒22は,前方側が高く且つ後方側が低くなって途中に段部13が形成されている。ガイド棒22に設けた段部13は,天板8が完全に引き出された状態で,枠体5を構成する側部板9の前端面23に当接して係止して天板8の前後方向の移動を阻止するように位置設定されている。天板8を引き出した状態で,天板8の前後方向の移動を阻止する手段は,上記のように,ガイド溝17,18の深さの差異とガイド棒22の高さの差異とによって達成する構造に限定されるものでなく,例えば,観音扉7に形成したガイド溝18に凹部(図示せず)を形成し,ガイド棒22にダボ(図示せず)を設け,凹部とダボとの嵌合によって天板8の移動を阻止したり,或いは,観音扉7の上面33に凹部(図示せず)を形成し,天板8の裏面にダボ(図示せず)を設け,凹部とダボとを嵌合させることによって天板8の移動を阻止させることができる。天板8を引き出した状態で,天板8の前後方向の移動を防止することによって,天板8を式台即ち踏み台として使用する場合に,天板8のぐらつきを防止でき,怪我等の事故を防止することができ,信頼性に富んだ安全性を確保できることになる。
この観音開き引出し付き式台の構造について,天板8は,観音扉7の開放状態でガイド棒22がガイド溝17,18に沿って引き出されて観音扉7が支持体になって式台を構成するようになっており,天板8を引き出した状態で,ガイド棒22が観音扉7に形成したガイド溝18と枠体5の側部板9に形成したガイド溝17とに跨がっているので,天板8そのものが安定して載置された状態になり,また,観音扉7が不要に移動して閉鎖することがなく,安全である。従って,天板8は,ガイド棒22がガイド溝17,18に沿って移動することによって,整然とスムーズに床下の空間部3から天板8を引き出すことができる。また,観音扉7を開放して天板8を枠体5から完全に引き出した状態で,ガイド棒22の段部13が側部板9の前端面23に当接して天板8が静止状態になる。従って,天板8は,完全に引き出した状態では静止状態を維持でき,しかも,所定の位置に確実に強固に設置でき,天板8の前後方向の移動がなく,左右方向のぐらつき等がなく,人の天板8への上がり下りにおいて式台として安全性に富んだものになる。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,側部板9と観音扉7との内側には,観音扉7の完全な開放状態(=90°開放)で互いに直線状に連通状態になる支持ガイド溝15,16が形成されており,棚板6は,観音扉7の開放状態で支持ガイド溝15,16に沿って引き出されて観音扉7が支持体になって引出しの収納部27を構成するものである。従って,棚板6は,その両側部が支持ガイド溝15,16に沿って移動することによって,整然とスムーズに床下の空間部3からき引き出すことができ,しかも所定の位置に確実に強固に設置でき,棚板6のぐらつき等がなく,靴,下駄等の履物や小物等を収納する引出しとして安定しており,有用性に富んだ収容部27を構成することができる。
また,この観音開き引出し付き式台の構造では,枠体5は,側部板9の後端面35に両端をそれぞれ固定した後部板10,側部板9の前部の上面32に両端をそれぞれ固定した上部板11,及び側部板9の前部と後部との下面36とに両端をそれぞれ固定した一対の下部板12から構成されている。従って,枠体5は,構造上,安定した高強度の基礎体を構成することができ,天板8及び棚板6の出し入れをスムーズに行うことができる。
また,観音扉7の前後部の下面19には,土間2Aを走行するボールキャスター20がそれぞれ取り付けられ,観音扉7は枠体5の側部板9を中心に開閉自在に容易に軽く作動できるものである。ボールキャスター20は,式台としての荷重を支えることができる十分な強度を持つものが取り付けられている。また,観音扉7には,観音扉7を開閉するための把手凹部25が設けられており,観音扉7の開閉作業を確実に容易に行うことができる。また,天板8には,引き出し収納のための把手凹部24が設けられているので,天板8を式台として使用するため引き出したり,式台が不要な場合に床下空間部3に天板8を収納することが確実に容易に行うことができる。
また,この観音扉式引出し付き式台の構造は,枠体5における下部板12の両端部には,側部板9に貫通して固定されるアンカー21(図13)がそれぞれ取り付けられ,アンカー21によって枠体5を床下ベース2に据え付け固定している。アンカー21は,例えば,床下ベース2に埋め込まれる部分にステム部にはワッシャ29が嵌合し,ねじ部30が下部板12に,場合によっては側部板9まで螺入して床下ベース2に設置固定されている。アンカー21は,枠体5を床下ベース2に固定できるものであれば,図示のものに限定されるものではないことは勿論である。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,観音扉7の開放状態で,天板8をガイド溝17,18に沿って引出した状態では,天板8に設けたガイド棒22は,枠体5の側部板9と観音扉7とのガイド溝17,18に跨がって位置しており,観音扉7の開放状態を安定して保持するものである。また,天板8の床下空間部3に収納した状態では,ガイド棒22は,枠体5の側部板9に形成されたガイド溝17に位置していることは勿論である。
また,この観音開き引出し付き式台の構造は,棚板6には両側面と前面との上面に縁板26が設けられ,収納部27を形成している。従って,棚板6を床下空間部3から引き出したり収納する場合には,棚板6に取り付けた縁板26に手をかけて引出し収納作業をすれば,確実に容易に行うことができることは勿論である。
この観音開き引出し付き式台の構造は,いずれか一方の観音扉7の端面には,観音扉7の閉鎖状態で両観音扉7の境界部を隠蔽する飾り板28が設けられている。従って,飾り板28は,観音扉7を閉鎖した時には観音扉7間の境界部を隠し,綺麗にみせることができ,また,観音扉7を開放した状態で,棚板6とを引き出した場合には,棚板6の前方への抜け出しを防止するストッパとして機能するものである。また,天板8の引出し位置は,観音扉7の上面33に形成したガイド溝18に埋栓等のストッパ37を埋め込んで固定すれば,ストッパ37によって規制することができ,天板8即ち式台の適正な位置を設定することができる。
この発明による観音開き引出し付き式台の構造は,例えば,玄関の上がり框と玄関床との空間部に収納できる式台及び収納引出しとして使用して好ましいものである。
この発明による観音開き引出し付き式台の構造の一実施例を示す正面図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造を示す平面図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造を示す背面図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造を示す側面図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造を示す底面図である。 図2の観音開き引出し付き式台の構造において観音扉を開放した状態を示す平面図である。 図5の観音開き引出し付き式台の構造において観音扉を開放した状態を示す底面図である。 図4の観音開き引出し付き式台の構造において観音扉を開放した状態を示す側面図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造を正面側から見た斜視図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造において,観音扉を僅かに開放した状態を正面側から見た斜視図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造において,観音扉を完全に開放して棚板を途中まで引き出した状態を側面側から見た斜視図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造において,観音扉を完全に開放して棚板を完全に引き出した状態を正面側から見た斜視図である。 図1の観音開き引出し付き式台の構造において使用されているアンカーの一例を示す説明図である。
符号の説明
1 上がり框
2 床下ベース
2A 土間
3 空間部
5 枠体
6 棚板
7 観音扉
8 天板
9 側部板
10 後部板
11 上部板
12 下部板
13 段部
14 ヒンジ
15,16 支持ガイド溝
17,18 ガイド溝
19,34 下面
20 ボールキャスター
21 アンカー
22 ガイド棒
23 前端面
24,25 把手凹部
26 縁板
27 収納部
28 飾り板
31 前端部
32,33 上面
35 後端面
36 下面
37 ストッパ

Claims (11)

  1. 玄関に設置された横木から成る上がり框及び玄関床と床下ベースとの間に存在する空間部において前記床下ベースに設置された枠体,前記枠体の前面に取り付けられた観音扉,前記枠体に摺動自在に取り付けられた引出しを構成する棚板,及び前記枠体と前記観音扉との上面において摺動自在に載置された踏み板を構成する天板を有し,
    前記枠体は両側面を構成する一対の側部板を有し,前記観音扉はそれぞれの前記側部板の前端部にヒンジによって開閉自在に取り付けられ,
    前記天板は前記観音扉の開放状態で前記観音扉の前記上面に引き出されて前記観音扉が支持体になって式台が構成されることから成る観音開き引出し付き式台の構造。
  2. 前記側部板と前記観音扉との前記上面には前記観音扉の開放状態で互いに直線状に連通状態になるガイド溝が形成されており,前記天板の下面には前記ガイド溝に摺動自在に嵌入するガイド棒が設けられ,前記天板は前記観音扉の開放状態で前記ガイド棒が前記ガイド溝に沿って引き出されて前記式台を構成することから成る請求項1に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  3. 前記観音扉に形成した前記ガイド溝は前記側部板に形成した前記ガイド溝より深く形成され,前記天板に設けた前記ガイド棒は前方側が高く且つ後方側が低くなって途中に段部が形成され,前記観音扉を開放して前記天板を完全に引き出した状態で,前記ガイド棒の前記段部が前記側部板の前端面に当接して前記天板が静止状態になることから成る請求項2に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  4. 前記側部板と前記観音扉との内側には前記観音扉の開放状態で互いに直線状に連通状態になる支持ガイド溝が形成されており,前記棚板は前記観音扉の開放状態で前記支持ガイド溝に沿って引き出されて前記観音扉が支持体になって前記引出しの収納部になることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  5. 前記枠体は,前記側部板の後端面に両端をそれぞれ固定した後部板,前記側部板の前部上面に両端をそれぞれ固定した上部板,及び前記側部板の前部下面と後部下面とに両端をそれぞれ固定した一対の下部板から構成されていることから成る請求項1〜4のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  6. 前記観音扉の前後部の下面には,前記土間を走行するボールキャスターがそれぞれ取り付けられ,前記観音扉は前記枠体の前記側部板を中心に開閉自在に作動できることから成る請求項1〜5のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  7. 前記枠体における下部板の両端部には,アンカーがそれぞれ取り付けられ,前記アンカーによって前記枠体を前記床下ベースに据え付け固定していることから成る請求項1〜6のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  8. 前記観音扉には前記観音扉を開閉するための把手凹部が設けられ,前記天板には引出し収納のための把手凹部が設けられていることから成る請求項1〜7のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  9. 前記観音扉の開放状態で前記天板を前記ガイド溝に沿って引出した状態では,前記天板に設けた前記ガイド棒は前記枠体の前記側部板と前記観音扉との前記ガイド溝に跨がっており,前記観音扉の開放状態を安定して保持することから成る請求項1〜8のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  10. 前記棚板には両側面と前面との上面に縁板が設けられ,前記収納部を形成していることから成る請求項1〜9のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
  11. いずれか一方の前記観音扉の端面には前記観音扉の閉鎖状態での両前記観音扉の境界部を隠蔽する飾り板が設けられており,前記飾り板は前記天板と前記棚板との前方への抜け出しを防止するストッパとして機能することから成る請求項1〜10のいずれか1項に記載の観音開き引出し付き式台の構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3217635U (ja) * 2018-06-07 2018-08-23 直居鉄工株式会社 キャビネット及び引出

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