JP3217480B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法

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亮治 花田
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
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    • D07B2501/2053Tire cords for wheel rim attachment

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  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嵌合性や生産性を大幅
に低下させることなくビードコアの剛性を向上する空気
入りタイヤの製造方法に関し、特に、高出力乗用車用に
好適な空気入りラジアルタイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤのビードコアの
製造には、スチールワイヤに必要最小限の張力をかけた
状態でビードコアに成形されていた。このため、ビード
コア中のスチールコードには初期張力がかかっていない
ため、ビードコアに対してはスチールコード自身が持っ
ている剛性しか発揮することができなかった。したがっ
て、高出力車用のタイヤのように、ビードコアのリムへ
の締付け力としてより一層高いものが要求される場合に
は、ビードコアを構成するスチールコードの径を太くし
たり、本数を大幅に増やしたりすることによって対応し
ていた。しかし、これらの対応策は生産性を低下させる
だけでなく、ビードコアの体積を増やして剛性をアップ
したものであるので、タイヤの嵌合性を低下させるとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ヤの嵌合性や生産性を大幅に低下させることなくビード
コアの剛性向上を可能にする空気入りタイヤの製造方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような本発明の目的
は、スチールコードに、その破断荷重の5〜20%に相
当する張力を加えた状態で環状のビードコアを成形し、
このビードコアをビード部に使用することにより達成す
ることができる。このようにスチールコードに、その破
断荷重の5〜20%に相当する張力を加えた状態でビー
ドコアを成形することにより、スチールコードに残留応
力を保有させ、ビードコアの剛性を従来の同一構成のビ
ードコアに比べて著しく大きくし、そのリムへの締付け
力を大きくすることができる。このリムへの締付け力の
向上はスチールコードの径や本数を大きくすることなく
達成できるので、嵌合性や生産性を大幅に低下させるこ
とがなく、かつ高剛性でリムへの締付け力が大きいこと
によって、外力を受けたときの振動収束性が向上し、乗
心地性を向上させることができる。
【0005】図1に示すように、一般に空気入りラジア
ルタイヤに使用されるビードコア1は、複数本のスチー
ルコード2を列状に配列させた層Sが複数段Lに重ね合
わせられて四角形の断面形状に成形されている。このビ
ードコア1の構造には、1本巻きビードコアと層ビード
コアとがある。前者は、1本のスチールコード2をビー
ド幅方向に一方の端から他方の端に円環状に連続的に巻
回して層Sを形成し、これを順次繰り返して複数段Lに
成形するものである。後者は複数本のスチールコード2
を並べて予め帯状のテープを作り、このテープを円環状
に複数回巻回し、多段に積み重ねるように成形するもの
である。
【0006】本発明は、上述のごとくビードコアを成形
するに際して、1本巻きビードコアを成形する場合は、
その一本のスチールコードに、その破断荷重の5〜20
%に相当する張力を積極的に加えながら成形する。ま
た、層ビードコアを成形する場合は、テープを構成する
1本当たりのスチールコードに、その破断荷重の5〜2
0%に相当する張力を加えながら成形する。このように
して成形されたビードコアのスチールコードには張力に
対応する残留応力が保持される。
【0007】上述したビードコアの成形において、スチ
ールコードに与える張力が、そのスチールコードの破断
荷重の5%未満では、これらスチールコード自体が有す
る剛性以上にビードコアの剛性を十分に高めることは難
しい。また、スチールコードの破断荷重の20%を越え
ると、実質的にビードコアの成形は難しく、かつ、でき
たとしても残留応力が大きくなり過ぎてビードコアの形
状保持が難しくなる。
【0008】このようにして得られたビードコア1は、
空気入りタイヤとして構成されるとき、図2に示すよう
に左右のビード部5にそれぞれ埋設され、その周りにカ
ーカス層6の端部をタイヤ内側から外側へ折り返すよう
に巻き付けられる。7はトレッド部で、カーカス層6と
の間にベルト層8が配置されている。
【0009】
【実施例】破断荷重Wが140kgのスチールコードを
使用し、表1に示す通り、ビードコアの構成と、そのビ
ードコアの成形時にスチールコードに加えるコード張力
とをそれぞれ異ならせた7種類のビードコアA〜Gを作
製した。
【0010】 (注:ビードコアの構成において、Sは1層当たりのス
チールコードの本数、Lは段数(層数)を表わす。) 7種類のビードコアA〜Gをそれぞれ使用して、いずれ
も同一タイヤサイズ195/60R14で、図2の構造
からなる本発明タイヤ1〜3,比較タイヤ1〜4を製造
した。
【0011】これら7種類のラジアルタイヤについて、
下記方法により乗心地性と嵌合圧を評価した。その結果
は表2に示す通りであった。乗心地性 :供試タイヤを6JJ×14のリムにリム組み
して2.0kg/cm2 の空気圧を注入し、ドラムの周
上1ケ所に直径20mmの半円形状突起を取りつけた直
径2500mmのドラム試験機に取り付け、荷重475
kg,速度30km/hrの条件で走行させるとき、上
記突起を乗り越した時の前後方向の軸力(前後方向衝撃
力)の減衰波形を測定し、その減衰率の大小で評価し
た。評価結果は測定値の逆数を以って比較し、従来タイ
ヤの値を基準(100)とする指数で表示した。この指
数値が大きいほど乗心地性に優れている。嵌合圧測定 :供試タイヤを6JJ×14のリムにリム組
みしてエアーを注入し、タイヤがリムに嵌合した時の空
気圧を測定した。この測定を各タイヤについて5回ずつ
行い、その最高値と最小値を除いた3回の平均値を、そ
のタイヤの嵌合圧として表示した。この数値が小さいほ
ど嵌合性に優れている。
【0012】 表2から、ビードコアB,E及びFをそれぞれ使用した
本発明タイヤ1,2及び3は、ビード構成は同じ5L ×
S であるが、成形時のコード張力が低いビードコア
A,Dを使用した比較タイヤ1,2に比べて衝撃力に対
する振動減衰率が大きいため、乗心地性が向上し、しか
も嵌合性はほとんど変わらないことがわかる。
【0013】また、ビード構成として、1層当たりのス
チールコード本数又は段数を増加し、かつ成形時のコー
ド張力は低いビードコアC,Gを使用した比較タイヤ
3,4はいずれも比較タイヤ1に比べて嵌合圧が著しく
増大し、かつ振動収束による乗心地性も本発明タイヤ
1,2,3ほどには向上していないことがわかる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ビードコアの成形に当
たり、スチールコードに大きな張力を加えた状態で成形
したため、ビードコア内のスチールコードに大きな残留
応力を保有させ、その剛性及びリムへの締付け力を従来
の同一構成のビードコアに比べて著しく大きくする。す
なわち、スチールコードの径や本数を増やすことなくビ
ードコアの剛性を大きくするので嵌合性や生産性を大幅
に低下させることがなく、しかも、リムへの締付け力の
増大により外力を受けた時の振動減衰性が向上するので
乗心地性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用するビードコアの1例を示す断面
図である。
【図2】本発明の1実施例からなる空気入りタイヤの半
断面図である。
【符号の説明】
1 ビードコア 2 スチールコード
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 30/00 - 30/72 B60C 15/00 - 15/06 D07B 1/00 - 1/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールコードに、その破断荷重の5〜
    20%に相当する張力を加えた状態で環状のビードコア
    を成形し、このビードコアをビード部に使用する空気入
    りタイヤの製造方法。
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