JP6999397B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、軽量性、耐リム外れ性、及びタイヤ耐久性に優れた空気入りタイヤに関するものである。
タイヤのビード部は、ホイールのリム上に嵌合した状態を保つ性能である耐リム外れ性が高いことが望まれる。そのため、従来のタイヤのビードコアは、単線であり伸び性の低いスチールワイヤをビード線として用いて構成するのが一般的であった。しかし、近年のタイヤの軽量化の要請に伴い、ビード部にも軽量化が求められている。
また、上記のようなスチールワイヤからなるビード部を有するタイヤは、リムへの装着及びリムからの取り外しの作業(以下では、これらの作業を合わせて「リムへの着脱」という)を繰り返すと、特に内側のワイヤが過度に引き伸ばされ、さらには破断する場合もあるという問題があった。
これらの問題に関し、ビードコアを構成するビード線として、撚線であるコード等の、より伸び性の高い素材を部分的に用いることが提案されている。
例えば、特許文献1には、タイヤ軸方向内側に位置するビード線をスチールワイヤとし、外側のビード線を有機繊維コードとすることが記載されている。
また、特許文献2には、タイヤ軸方向内側のビード線をスチールワイヤとし、外側のビード線を撚線であるスチールコードとすることが記載されている。
さらに、特許文献3には、ビード線として伸縮性の異なる3種の素材を用い、最も伸び難いハードユニットの軸方向及び/又は径方向外側に、ミドルユニット及びソフトユニットを配することが記載されている。
スチールワイヤに代えて上記コードのような伸縮性の高いビード線を採用した場合、リムへの着脱は容易となり、また一般にコードはワイヤよりも軽量であるためタイヤの軽量化にも寄与する。しかしながら、リムへの着脱を容易にすると、通常は耐リム外れ性が低下する。また、上記特許文献1~3のビードコアは、いずれもタイヤ軸方向内側にスチールワイヤ等の伸縮性の低い素材を有しているため、リムへの着脱の繰り返しにより、それらの内側部分が引き伸ばされたり破断したりするという問題は依然として残されている。
また、特許文献4には、耐リム外れ性、リムへの着脱の容易さに加えて耐久性も考慮して、タイヤ径方向の最も内側であって、タイヤ軸方向の最も外側に、伸びがより大きいビードワイヤを少なくとも1本配することが記載されている。
しかしながら、この場合も、軽量性、耐リム外れ性及び耐久性について改善の余地があった。
特開2013-56566号公報 特開2015-160599号公報 特開2015-93592号公報 特開2013-151198号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、軽量性、耐リム外れ性、及びタイヤ耐久性を従来よりも向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の空気入りタイヤは、上記の課題を解決するために、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部にわたって設けられるカーカスと、ビード部に設けられカーカスが折り返されるビードコアとを備えた空気入りタイヤであって、上記ビードコアは、タイヤ周方向と直交する平面で切断した断面において、タイヤ軸方向に2本以上のビード線が並んだ構造を有し、タイヤ軸方向の最も内側のビード線がハイエロンゲーションスチールコード(以下では、「HEスチールコード」と略記する場合がある)であり、タイヤ軸方向の最も外側のビード線がスチールワイヤであり、上記HEスチールコードは、荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が1.0~3.0%の範囲内であるものとする。
上記空気入りタイヤは、HEスチールコードの荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が、スチールワイヤの荷重-伸び曲線の降伏点における伸び率以上であるものとすることができる。
また、上記ビードコアは、タイヤ周方向と直交する平面で切断した断面において、タイヤ径方向にも2本以上のビード線が並んだ構造を有し、タイヤ径方向に並んだビード線が全て互いに同じ種類であるものとすることができる。
なお、本明細書における「ハイエロンゲーションスチールコード」とは、複数本のスチールフィラメントを撚り合わせて形成された高い伸び性を有するコードであり、荷重-伸び曲線が、低歪領域で傾きが小さく(すなわち低弾性率を示し)、高歪領域で傾きが大きく(すなわち高弾性率を示し)、両領域間に変曲点を有するものである。
本発明の空気入りタイヤは、変曲点における伸び率が所定の範囲内であるHEスチールコードをタイヤ軸方向内側に有し、外側にスチールワイヤを有するビードコアを備えることにより、軽量性、耐リム外れ性、及びタイヤ耐久性が従来よりも向上したものとなる。
HEスチールコードの荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が、スチールワイヤの荷重-伸び曲線の降伏点における伸び率以上である場合、タイヤ耐久性をより確実に向上させることができる。
また、ビードコアのタイヤ径方向に同種のビード線が並んでいる場合、グロメット方式で容易に生産できるため、安価で量産することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの半断面図である。 本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのビードコアの構成を示す模式拡大断面図である。 HEスチールコード、スチールワイヤ及び一般的なスチールコードの荷重-伸び曲線を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1に示す実施形態の空気入りタイヤTは、乗用車用空気入りラジアルタイヤであって、左右一対のビード部1及びサイドウォール部2と、左右のサイドウォール部2の径方向外方端部同士を連結するように両サイドウォール部間に設けられたトレッド部3とを備えて構成されており、一対のビード部間にまたがって延びるカーカス4が設けられている。
カーカス4は、トレッド部3からサイドウォール部2をへて、ビード部1に埋設された環状のビードコア5にて両端部が係止された少なくとも1枚のカーカスプライからなる。カーカスプライは、有機繊維コード等からなるカーカスコードをタイヤ周方向に対して実質的に直角に配列してなる。
トレッド部3におけるカーカス4の外周側(即ち、タイヤ径方向外側)には、カーカス4とトレッドゴム部7との間に、ベルト6が配されている。ベルト6は、カーカス4のクラウン部の外周に重ねて設けられており、1枚又は複数枚のベルトプライ、通常は少なくとも2枚のベルトプライで構成することができ、本実施形態では、カーカス側の第1ベルトプライ6Aと、トレッドゴム部側の第2ベルトプライ6Bとの2枚のベルトプライで構成されている。ベルトプライ6A,6Bは、スチールコードをタイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、15~35度)で傾斜させ、かつタイヤ幅方向に所定の間隔にて配列させてなるものである。各ベルトプライ6A,6Bのスチールコードはコーティングゴムで被覆されており、上記2枚のベルトプライ6A,6Bのスチールコードが互いに交差するように配設されている。
ベルト6の外周側(即ち、タイヤ径方向外側)には、ベルト6とトレッドゴム部7との間に、ベルト補強層8が設けられている。ベルト補強層8は、ベルト補強プライによりベルト6をその全幅で覆うキャッププライであり、タイヤ周方向に実質的に平行に配列したコードからなる。
図2は、上記空気入りタイヤTのビードコア5を、タイヤ周方向と直交する平面で切断した模式拡大断面図である。図2において、符号9はHEスチールコードを示し、符号10はスチールワイヤを示し、符号11~14はビード線列を示し、矢印aはタイヤ軸方向内側を示し、矢印bはタイヤ軸方向外側を示し、矢印cはタイヤ径方向内側を示し、矢印dはタイヤ径方向外側を示す。
ビードコア5は、撚線であるHEスチールコード9がタイヤ径方向(矢印c,dの方向)にそれぞれ5本並んだ2列のビード線列11,12と、単線であるスチールワイヤ10がタイヤ径方向にそれぞれ5本並んだ2列のビード線列13,14からなり、HEスチールコードからなるビード線列11,12が、スチールワイヤからなるビード線列13,14よりもタイヤ軸方向内側(矢印aの指す向き)にある。
ハイエロンゲーション(HE)スチールコード9は、図3に示したように、荷重-伸び曲線において低歪領域と高歪領域との間に変曲点を有し、本発明ではこの変曲点における伸び率が1.0~3.0%の範囲内であるものとし、1.5~3.0%の範囲内であることが好ましい。また、HEスチールコード9の荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率は、スチールワイヤ10の荷重-伸び曲線の降伏点における伸び率以上であることが好ましく、この伸び率よりも大きいことがより好ましい。
HEスチールコードの具体的な構造や製法は限定されないが、複数本のスチールフィラメントを一般的なスチールコードよりも小さなピッチで緩く撚り合わせて、これらのフィラメントを互いに動き易くすることにより形成することができ、そのフィラメントの太さ、撚り合わせる本数や撚りピッチ等を適宜調整することにより、荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率を所望の範囲内とすることができる。
HEスチールコード9とスチールワイヤ10は、直径が同程度であることが好ましく、特に限定されないが0.5~3mm程度である。
直径が同程度の場合、HEスチールコードはスチールワイヤよりも軽量であるため、これを用いることによりタイヤの軽量化が図れる。
そして荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が上記所定の範囲内であるHEスチールコードをタイヤ軸方向内側に有し、タイヤ軸方向外側にスチールワイヤを有することにより、適度な伸び性を示すHEスチールコードと伸び性の低いスチールワイヤの双方の長所が活かされ、タイヤの耐リム外れ性及び耐久性を共に向上させつつ、リムへの着脱も容易にすることができる。詳細には、タイヤをリムから取り外す場合、タイヤ周上の一箇所においてビード部をリムからタイヤ軸方向内側に落とし込んでから、タイヤ全周でビード部をリムから取り外す。そのため、ビードコアは、リムからの取り外し時にタイヤ軸方向内側部分がより大きく引き伸ばされる。この軸方向内側部分に伸び率の高いHEスチールコードを設けたことにより、タイヤをリムから取り外しやすくすることができる。また、HEスチールコードの伸縮性により、リムへの着脱を繰り返しても、ビードコアの破壊を抑えることができ、耐久性を向上することができる。一方で、ビード部はリム組み状態においてそのタイヤ軸方向外側面がリムフランジと嵌合して固定される。かかるリムフランジに近いビードコアのタイヤ軸方向外側部分に、伸びにくいスチールワイヤが設けられているので、リムからの外れを防止することができる。そのため、リムへの着脱を繰り返しても、耐久性を確保することができ、また耐リム外れ性にも優れる。
HEスチールコードの荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率がスチールワイヤの荷重-伸び曲線の降伏点における伸び率以上である場合は、スチールワイヤが弾性限界に達するまでの範囲内においてHEスチールコードの低弾性での伸びが確保されるので、スチールワイヤよりも先にスチールコードが伸び易く、タイヤの耐久性をより確実に向上させることができる。
上記実施形態では、ビードコア5が5本のHEスチールコード9からなるビード線列2列と5本のスチールワイヤ10からなるビード線列2列から構成された例を示したが、各ビード線列を構成するビード線の数及び種類、並びにビード線列の数はこれに限定されない。
すなわち、タイヤ軸方向の最も内側のビード線列にHEスチールコードが少なくとも1本含まれていることが本発明の要件であり、例えば、図2に示した4列のビード線列11,12,13,14のうちビード線列11のみがHEスチールコードからなっていてもよく、ビード線列11~13の3列がHEスチールコードからなっていてもよい。
また、各ビード線列を構成する全てのビード線がそれぞれ同じ種類である必要もなく、本発明の目的とする効果が得られる限り、例えば、最も内側のビード線列(図2では符号11)にHEスチールコード以外のビード線(例えばスチールワイヤや一般的なスチールコード)が混在していてもよく、最も外側のビード線列(図2では符号14)にスチールワイヤ以外のビード線が混在していてもよい。
但し、一のビード線列を構成する全てのビード線がそれぞれ同じ種類である場合、タイヤ軸方向に配置する複数のビード線で予め帯状体を形成した後に、この帯状体をタイヤの周方向に巻き付けることにより積層してビードコアを形成するグロメット方式での製造が可能となるため、生産性向上に寄与する。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
下記表1に示す構造を有するビードコアを作製した。いずれのビードコアも、図2に示したように、タイヤ径方向に5本のビード線が並んだビード線列がタイヤ軸方向に4列並んだ構造を有し、実施例1~3はタイヤ軸方向内側にHEスチールコードからなるビード線列をそれぞれ1~3列有し、比較例1,2はタイヤ軸方向内側に通常のスチールコードからなるビード線列を2列有し、各実施例・比較例とも、それ以外のビード線列はスチールワイヤにより構成されている。
より具体的には、例えば実施例2のものは、上記実施形態で図2に基づいて説明した通り、タイヤ軸方向内側に各5本のHEスチールコードからなるビード線列を2列有し、それに隣接して軸方向外側に各5本のスチールワイヤからなるビード線列を2列有する。
用いたスチールワイヤ及びコードの直径は、JIS G-3510に準拠し、所定の厚み計により測定した。
スチールコードの変曲点及びスチールワイヤの降伏点における伸び率(%)は、JIS G-3510に準拠し、引張り試験機を用いて引張り試験をそれぞれ行って得られた荷重-伸び曲線から求めた。すなわち「変曲点における伸び率」は、JIS G-3510に準拠して引張り試験を行い、そこから得られた荷重-伸び曲線において、20~40Nの低弾性率算出時の接線と、300~400Nの高弾性率算出時接線の交点を求め、その交点における伸びとした。また、「降伏点における伸び率」は、JIS G-3510に準拠して引張り試験を行い、そこから得られた荷重-伸び曲線において伸びの増加に対して引張強さが一旦わずかに下降する点を降伏点として、その点における伸びとした。
得られたビードコアを用いて、タイヤサイズが195/65R15のラジアルタイヤを常法に従い加硫成形した。各タイヤについて、ビードコア以外の構成は、全て共通の構成とした。
ベルトプライにおけるスチールコードは、2+1x0.27構造とし、打ち込み本数を18束/25.4mmとした。ベルトプライにおけるスチールコードの角度は、タイヤ周方向に対して+25°/-25°とした。ベルト補強プライには、ナイロン66コード(940dtex/2)を28本/25mm使用した。カーカスプライはPETのコード1670dtex/2を打ち込み本数23本/25mmで1プライとした。
得られた各タイヤにつき、質量を測定して、従来例を100として質量係数を指数表示した。また、リムへの着脱を100回行った後に、以下の方法により耐リム外れ性及びタイヤ耐久性を評価した。結果を表1に示す。
耐リム外れ性:JIS D4230に準拠して測定し、得られたビードアンシーティング値を従来例のタイヤを100として指数表示した。この指数が大きいほど耐リム外れ性が優れていることを示す。
タイヤ耐久性:FMVSS109(UTQG)に準拠し、表面が平滑な鋼製の直径1700mmの回転ドラムを有するドラム試験機により、次のようにして測定した。試験タイヤを内圧220kPaで、JIS規定の標準リムに組み付け、荷重は、JATMA規定の最大荷重の88%とした。80km/hの速度で慣らし走行させた後、一旦放冷し、再度空気圧を調整した後に、本走行を行った。本走行は、120km/hから開始し、以降、30分間経過毎に速度を8km/hずつ増加させつつ、故障が発生するまで走行させた。故障発生までの本走行の総走行距離を、従来例のタイヤを100として指数表示する。数字が大きいほど耐久性に優れることを示す。
Figure 0006999397000001
表1に示した通り、荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が所定の範囲内であるHEスチールコードをタイヤ軸方向内側に有するビードコアを備えた実施例1~3のタイヤは、スチールワイヤのみからなるビードコアを備えた従来例のタイヤより軽量性に優れ、耐リム外れ性及び耐久性も大きく向上していた。
これに対し、実施例2のHEスチールコードに代えて変曲点における伸び率が規定した範囲外であるスチールコードを有するビードコアを備えた比較例1及び比較例2のタイヤは、耐リム外れ性が従来例より劣り、耐久性は従来例と同程度であり、実施例と比較すると大きく劣っていた。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車、ライトトラック、バス等の各種車両に用いることができる。
T……タイヤ
1……ビード部
2……サイドウォール部
3……トレッド部
4……カーカス
5……ビードコア
6……ベルト
6A…第1ベルトプライ
6B…第2ベルトプライ
7……トレッドゴム部
8……ベルト補強層
9……ハイエロンゲーション(HE)スチールコード
10……スチールワイヤ
11~14……ビード線列

Claims (3)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部にわたって設けられるカーカスと、
    前記ビード部に設けられ、前記カーカスが折り返されるビードコアを備えた空気入りタイヤであって、
    前記ビードコアは、タイヤ周方向と直交する平面で切断した断面において、タイヤ軸方向に2本以上のビード線が並んだ構造を有し、タイヤ軸方向の最も内側のビード線がハイエロンゲーションスチールコードであり、タイヤ軸方向の最も外側のビード線がスチールワイヤであり、
    前記ハイエロンゲーションスチールコードは、荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が1.0~3.0%の範囲内である、空気入りタイヤ。
  2. 前記ハイエロンゲーションスチールコードの荷重-伸び曲線の変曲点における伸び率が、スチールワイヤの荷重-伸び曲線の降伏点における伸び率以上であることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ビードコアは、タイヤ周方向と直交する平面で切断した断面において、タイヤ径方向にも2本以上のビード線が並んだ構造を有し、タイヤ径方向に並んだビード線が全て互いに同じ種類であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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