JP3217320U - 車椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】意思伝達できない被介護者にも適用可能な車椅子を提供する。
【解決手段】車椅子1は、被介護者が着座するための座面2と、被介護者の背中を支持する背もたれ3と、を備え、座面2には、着座した被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴2aが形成されている。座面2の下の貫通穴2aに対応する位置に設けられ、所定の重さ以上の物体が載置されたか否かを検知する重量センサと、重量センサに所定の重さ以上の物体が載置された場合、その旨を報知する報知装置と、をさらに備える。
【選択図】図1
【解決手段】車椅子1は、被介護者が着座するための座面2と、被介護者の背中を支持する背もたれ3と、を備え、座面2には、着座した被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴2aが形成されている。座面2の下の貫通穴2aに対応する位置に設けられ、所定の重さ以上の物体が載置されたか否かを検知する重量センサと、重量センサに所定の重さ以上の物体が載置された場合、その旨を報知する報知装置と、をさらに備える。
【選択図】図1
Description
本考案は、車椅子に関し、特に、意思伝達できない被介護者にも適用可能な車椅子に関する。
被介護者の中には、発声等により意思伝達できない被介護者も存在する。そのような被介護者が車椅子での移動中に用便をした場合、その旨を介護者に伝えることができないため、自身で排泄物を処理できずに、長時間不快感にさらされるおそれがある。
本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、意思伝達できない被介護者にも適用可能な車椅子を実現することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本考案に係る車椅子は、被介護者が着座するための座面と、被介護者の背中を支持する背もたれと、を備えた車椅子において、前記座面には、着座した被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴が形成されていることを特徴とする。
本考案に係る車椅子は、前記座面の下の前記貫通穴に対応する位置に設けられ、所定の重さ以上の物体が載置されたか否かを検知する重量センサと、前記重量センサに前記所定の重さ以上の物体が載置された場合、その旨を報知する報知装置と、をさらに備えることが好ましい。
本考案に係る車椅子は、前記重量センサを地面から所定の高さに支持する下方支持部材をさらに備え、前記背もたれは、前記座面との境界に沿って伸びる軸の周りに、前記下方支持部材と独立して、前記被介護者の後方に回転可能であり、前記座面は、前記背もたれの回転に伴って、前記下方支持部材に対して持ち上がることが好ましい。
本考案に係る車椅子では、前記背もたれを支持する背面支持フレームには、前記背もたれが後方に回転した場合に地面に接触しないように背面支持フレームを支持する後方支持部材が取り付けられていることが好ましい。
本考案に係る車椅子では、前記背面支持フレームには、前記被介護者の頭部を支持するヘッドレストが取り付けられていることが好ましい。
本考案に係る車椅子は、採尿カテーテルを収納する袋をさらに備えることが好ましい。
本考案に係る車椅子では、被介護者が用便をした場合、便が座面の貫通穴を介して座面の下方に落下する。そのため、便が被介護者の肌に付着せず、被介護者は長時間不快感にさらされることはない。よって、意思伝達できない被介護者にも適用可能な車椅子を実現できる。
本考案の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車椅子1の斜め前方からの斜視図であり、図2は、車椅子1の斜め後方からの斜視図である。本実施形態では、被介護者が着座したときの被介護者の正面方向を前方とする。
車椅子1は、被介護者が着座するための座面2と、被介護者の背中を支持する背もたれ3とを備える。座面2は、被介護者の両側に前後方向に延びる側方支持フレーム11の間に張架されている。背もたれは、被介護者の両側に略上下方向に延びる背面支持フレーム12の間に張架されている。座面2には、着座した被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴2aが形成されている。被介護者は、座面2に着座する場合、排便部位に穴が形成された下着を着用するか、本考案者が考案した介護用のおむつ(実用新案登録第3184520号)を着用する。
図3は、車椅子1の部分拡大斜視図である。同図に示すように、座面2の下方には、容器4が設けられている。図4は、車椅子1の部分拡大断面図である。同図に示すように、容器4の内部には、シート状の重量センサ5が敷設されている。
重量センサ5は、貫通穴2aに対応する位置に設けられ、所定の重さ(例えば50g)以上の物体が載置されたか否かを検知する。容器4の下方には、マイコン6が設けられている。マイコン6は、配線7を介して重量センサ5に接続されており、他の配線を介して報知装置(図示省略)に接続されている。マイコン6は、重量センサ5および報知装置を制御するコンピュータであり、重量センサ5に所定の重さ以上の物体が載置された場合、報知装置がその旨を報知するように制御する。例えば、報知装置がLEDランプである場合、LEDランプを点灯させる。重量センサ5を収容した容器4およびマイコン6は、下方支持部材8によって地面から所定の高さに支持されている。下方支持部材8は、図1に示すように、補助車輪21によって滑らかに走行することができる。
以上の構成により、被介護者が用便をした場合、便が座面2の貫通穴2aを介して座面2の下方に落下する。そのため、便が被介護者の肌に付着せず、被介護者は長時間不快感にさらされることはない。さらに、図4に示す重量センサ5上に用便が載置されることにより、報知装置がその旨を報知する。これにより、介護者は被介護者が用便をしたことに気づくことができ、早急に用便処理を行うことができる。
なお、被介護者が上記の介護用のおむつを着用している場合、おむつの拡張部分を貫通穴2aを介して容器4に収容させる。あるいは、図5に示すように、使い捨てのシート9を容器4の内面に被覆させてもよい。これにより、座面2、容器4および重量センサ5への汚れの付着を防止することができる。
さらに、本実施形態に係る車椅子1は、被介護者の車椅子1からの移送や用便処理を容易にするための機構を備えている。具体的には、図1および図2に示す背もたれ3が、座面2との境界に沿って伸びる軸13の周りに、下方支持部材8と独立して、被介護者の後方に回転可能となっている。軸13は、側方支持フレーム11と背面支持フレーム12との2つの接続部間を繋ぐものであり、軸受14に接続されている。軸受14は、主輪22の軸受23の上方に設けられている。一方、下方支持部材8は、図2に示すように、軸受23を繋ぐ軸24に接続されている。
図6の矢印に示すように、介護者が取手15を後方に引くことにより、背もたれ3が軸13の周り(図6では右回り)に回転する。背もたれ3の回転に伴って、座面2も背もたれ3との角度を保ちながら回転する。これにより、図7に示すように、背もたれ3は地面に対して略水平になり、座面2は下方支持部材8に対して持ち上がる。これにより、座面2に覆われていた容器4の上方空間が開放されるため、介護者は、座面2の下方から容器4を取り出すことなく、容器4内の用便等を容易に取り出すことができる。
また、背面支持フレーム12には、背もたれ3が後方に回転した場合に地面に接触しないように背面支持フレーム12を支持する後方支持部材16が取り付けられている。図2に示すように、後方支持部材16は、接続部17を介して背面支持フレーム12に回動自在に取り付けられており、背面支持フレーム12の地面に対する角度に関わらず、常に下向きにぶら下がっている。そのため、背もたれ3が後方に回転しても、後方支持部材16は地面に対して垂直に指向し続ける。そして、図7に示すように、背もたれ3が地面に対して略水平になった時点で、後方支持部材16の先端が地面に当接する。これにより、背面支持フレーム12が地面に接触することが防止され、被介護者の胴体が略水平の状態で静止させることができる。このとき、被介護者の下半身は胴体よりも高くなり、介護者が抱きかかえ易い体勢となるため、介護者は、被介護者を車椅子1からベッド等に容易に移送することができる。
さらに、図1および図2に示すように、背面支持フレーム12には、被介護者の頭部を支持するヘッドレスト18が取り付けられている。これにより、図7に示すように、背もたれ3が後方に倒されて略水平となった状態において、被介護者の頭部が支持されるため、頭部が下向きに反り返ることを防止できる。
また、図1に示すように、車椅子1は袋19をさらに備えている。袋19は、図8に示すように、採尿カテーテル20を収納することができる。袋19を設ける位置は特に限定されないが、本実施形態では、座面2の前方の前方支持フレーム10に袋19が取り付けられている。
1 車椅子
2 座面
2a 貫通穴
3 背もたれ
4 容器
5 重量センサ
6 マイコン
7 配線
8 下方支持部材
9 シート
10 前方支持フレーム
11 側方支持フレーム
12 背面支持フレーム
13 軸
14 軸受
15 取手
16 後方支持部材
17 接続部
18 ヘッドレスト
19 袋
20 採尿カテーテル
21 補助車輪
22 主輪
23 軸受
2 座面
2a 貫通穴
3 背もたれ
4 容器
5 重量センサ
6 マイコン
7 配線
8 下方支持部材
9 シート
10 前方支持フレーム
11 側方支持フレーム
12 背面支持フレーム
13 軸
14 軸受
15 取手
16 後方支持部材
17 接続部
18 ヘッドレスト
19 袋
20 採尿カテーテル
21 補助車輪
22 主輪
23 軸受
Claims (6)
- 被介護者が着座するための座面と、
被介護者の背中を支持する背もたれと、
を備えた車椅子において、
前記座面には、着座した被介護者の排便部位に対応する位置に貫通穴が形成されていることを特徴とする車椅子。 - 前記座面の下の前記貫通穴に対応する位置に設けられ、所定の重さ以上の物体が載置されたか否かを検知する重量センサと、
前記重量センサに前記所定の重さ以上の物体が載置された場合、その旨を報知する報知装置と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。 - 前記重量センサを地面から所定の高さに支持する下方支持部材をさらに備え、
前記背もたれは、前記座面との境界に沿って伸びる軸の周りに、前記下方支持部材と独立して、前記被介護者の後方に回転可能であり、
前記座面は、前記背もたれの回転に伴って、前記下方支持部材に対して持ち上がることを特徴とする請求項2に記載の車椅子。 - 前記背もたれを支持する背面支持フレームには、前記背もたれが後方に回転した場合に地面に接触しないように背面支持フレームを支持する後方支持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の車椅子。
- 前記背面支持フレームには、前記被介護者の頭部を支持するヘッドレストが取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の車椅子。
- 採尿カテーテルを収納する袋をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002001U JP3217320U (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002001U JP3217320U (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3217320U true JP3217320U (ja) | 2018-08-02 |
Family
ID=63036585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018002001U Active JP3217320U (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217320U (ja) |
-
2018
- 2018-05-14 JP JP2018002001U patent/JP3217320U/ja active Active
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